JP2008155766A - 車両用コンソールボックス構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で利便性に優れた車両用コンソールボックス構造を提供する。
【解決手段】フロアパネル7上に設置されたコンソール台13と、このコンソール台13に取り付けられた収納ボックス15とを備えたコンソール部11が、乗員用シート(3)の側方に設けられた車両用コンソールボックス構造において、上記収納ボックス15の一面に、物品を出し入れするための開口部23を設けるとともに、この開口部23の向きが変化するように上記収納ボックス15をコンソール台13に対し揺動可能に取り付ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、フロアパネル上に配設された乗員用シートの側方に収納用のコンソール部が設けられた車両用コンソールボックス構造に関する。
従来、下記特許文献1に示されるように、フロアパネル上に設置されたコンソール台(ボックス部)と、このコンソール台の後部上縁にヒンジ部材を介して開閉自在に装着され、エアコンユニットやオーディオユニット等の電装機器を操作するためのコントロールユニットが上面に設けられたコンソールリッドとを備えたコンソール部が、フロントシート側方のフロアパネル上に設けられた車両用コンソールボックス構造において、上記コンソール台とコンソールリッドとの間に、上記ヒンジ部材におけるヒンジピンとヒンジブラケットとの係合状態を解除するヒンジ解除機構と、上記ヒンジ部材が解除状態にあるときに上記コンソールリッドをリフト移動させるリンク機構とを設けることにより、上記コンソールリッドを、コンソール台上の定常使用位置と、リヤシートクッション上の後方使用位置との間で変位可能に設置することが行われている。
特開平7−112648号公報
上記特許文献1の構成によれば、ヒンジ解除機構やリンク機構を用いてコンソールリッドを定常使用位置と後方使用位置との間で変位させることにより、このコンソールリッドの上面に設けられたコントロールユニットの操作性を、前席乗員と後席乗員の双方に対して良好に確保できるため、利便性に優れたコンソールボックス構造を提供することができる。しかしながら、上記特許文献1の構成では、コンソールボックスを定常使用位置と後方使用位置との間で変位可能とするために、ヒンジ解除機構やリンク機構のような複数の機構を設ける必要があり、構造の複雑化やコストアップを招くことが避けられないという問題があった。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、構造が簡単で利便性に優れた車両用コンソールボックス構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのものとして、本発明は、乗員用シートの側方に物品収納用のコンソール部が設けられた車両用コンソールボックス構造であって、上記コンソール部は、フロアパネル上に設置されたコンソール台と、このコンソール台に取り付けられた収納ボックスとを備え、上記収納ボックスは、物品を出し入れするための開口部を一面に有するとともに、その開口部の向きが変化するように上記コンソール台に対し揺動可能に取り付けられたことを特徴とするものである(請求項1)。
本発明によれば、収納ボックスをコンソール台に対し揺動変位させることにより、この収納ボックスの開口部の向きを変化させることができるため、車室内の様々な場所から上記収納ボックスにアクセスしてその開口部から物品を出し入れすることができ、収納ボックスの使い勝手を簡単な構成で効果的に向上させることができる。
具体的に、上記収納ボックスは、上記コンソール台に対し車幅方向に延びる支軸を支点に回動可能に取り付けられることが好ましい(請求項2)。
このようにすれば、より簡単な構成で収納ボックスを揺動変位させてその開口部の向きを容易に変化させることができる。
上記乗員用シートの後方に後列の乗員用シートが設けられている場合、上記収納ボックスは、その開口部を上方または前方側に向けた姿勢から後方側に向けた姿勢まで回動変位し得るように構成されることが好ましい(請求項3)。
このようにすれば、車室内の前後に配設された乗員用シートに着座した前席乗員と後席乗員の双方が、上記収納ボックスに容易にアクセスして物品の出し入れを行うことができるため、上記収納ボックスを上記双方の乗員にとって使い易いものにすることができる。
このような構成においては、上記収納ボックスが特定の角度姿勢にあるときにその姿勢を保持する係止部をさらに備えることが好ましい(請求項4)。
このようにすれば、例えば乗員にとって使い易い特定の角度姿勢で上記収納ボックスを保持したままこの収納ボックスに対し物品の出し入れを行うことができるため、その使い勝手をより効果的に向上させることができる。
上記収納ボックスは、側面視で略半円形に形成されるとともに、その形状に対応して上記コンソール台に設けられたボックス収容部内に収容されて支持されることが好ましい(請求項5)。
このようにすれば、上記収納ボックスの角度姿勢にかかわらず、この収納ボックスとボックス収容部との間に大きな隙間が形成されるのを防止でき、デッドスペースの少ない効率的でコンパクトな構造でありながら、比較的大容量の収納空間を上記収納ボックスの内部に確保できるという利点がある。
上記収納ボックスは、上記半円形の弦に対応する部分に開口部を有するとともに、この開口部を開閉可能に覆うリッド部材を有することが好ましい(請求項6)。
このようにすれば、開口部の面積を比較的大きく確保することができ、この開口部を通じた物品の出し入れをより容易に行うことができる。しかも、上記開口部を開閉可能に覆うリッド部材を設けたことで、面積の大きい上記開口部を不必要時に閉止して内部を隠蔽することができるため、車室内の外観等を良好に維持しつつ十分な収納性を確保できるという利点がある。
上記リッド部材は、上記収納ボックスの開口部周縁に沿ってスライド自在に支持されたシャッター部材であることが好ましい(請求項7)。
このようにすれば、上記開口部の開放時にリッド部材が車室内に突出して乗員の邪魔になるような事態を生じることなく、面積の大きい上記開口部を容易に開閉できるという利点がある。
以上説明したように、本発明によれば、構造が簡単で利便性に優れた車両用コンソールボックス構造を提供することができる。
図1および図2は、本発明の実施形態にかかる車両用コンソールボックス構造を備えた車両の車室内状況を示している。この車室内の前部には、運転席シート1および助手席シート2からなる前列の乗員用シート3(以下、前列シート3という)が配設されているとともに、その後方側には、車幅方向に延びる一体のシートクッションを備えたいわゆるベンチシートタイプのシートからなる後列の乗員用シート5(以下、後列シート5という)が配設されている。上記運転席シート1および助手席シート2は、フロアパネル7上に設置されたガイドレール9に沿って車両の前後方向にスライド可能に支持されている。
上記運転席シート1および助手席シート2の間、つまり各シート1,2の車幅方向内方側に位置するフロアパネル7上にはコンソール部11が設けられている。このコンソール部11は、図1〜図3に示すように、上記フロアパネル7の上面に立設されたコンソール台13と、このコンソール台13に取り付けられた収納ボックス15とを備えている。
上記コンソール台13は、合成樹脂等の樹脂製部材からなり、車幅方向に所定の幅をもって前後方向に延びるように設置され、車両の後方側に至るほどその設置高さが高くなるように側面視で後拡がり状に形成されている。このコンソール台13の前方部には、図3に示すように、ドリンク類等の容器を保持するためのカップホルダ16が凹設されている。また、このカップホルダ16の設置部後方は、パーキングブレーキ用のレバーハンドル17の基端部やその周辺機構が収容される部分として構成されており、その上面部に形成された切欠き部18から外部に突出する状態で上記レバーハンドル17が設置されている。そして、このレバーハンドル17の設置部よりもさらに後方にあたるコンソール台13の後端部に、上記収納ボックス15が取付けられている。
上記収納ボックス15は、図3および図4に示すように、小物等の物品を収納するための収納空間が内部に形成されたボックス本体21と、このボックス本体21の上面に形成された開口部23を開閉可能に覆うシャッター部材29とを有している。上記ボックス本体21は、図4に示すように、略半円形に形成された左右一対の側壁板25,25と、これら左右の側壁板25,25の周辺部同士を連結する円弧状に湾曲した底板27とを有しており、上記側壁板25の上辺部に沿って(つまり側面視で半円形の弦に対応する部分に)形成された上記開口部23を通じ、内部の収納空間から物品を出し入れできるようになっている。具体的には、上記開口部23を覆うシャッター部材29をスライド操作して開口部23を開放した状態で、上記物品の出し入れを行えるようになっている。一方、その必要ないときには、上記シャッター部材29で開口部23を閉止することにより、内部の収納空間を隠蔽することが可能である。
上記シャッター部材29は、図5に示すように、車幅方向(紙面に垂直な方向)に延びるように設置された所定の剛性を有する多数のプレート体31と、これらを互いに連結する屈曲可能な可撓体からなる連結部材32とを有しており、上記ボックス本体21における開口部23の側縁部(側壁板25の上辺部の内壁面)に形成された図略のガイド溝に上記プレート体31の左右両端部が嵌合されることにより、上記開口部23周縁に沿ってスライド自在に支持されている。そして、このシャッター部材29は、上記開口部23を覆う閉止状態からこれを開放する開放状態に変位する際に、開口部23の一端側で順次屈曲しながらスライド変位することにより、上記ボックス本体21の底板27に沿って形成されるシャッター収容部28に徐々に収容され、これに応じて上記開口部23が他端側から開放状態となるように構成されている。
図4に示すように、上記コンソール台13の後方部には、上記収納ボックス15の底板27に沿うように円弧状に湾曲した底壁35と、この底壁35の左右両側辺部から上方に突設された左右一対の側壁37,37とに囲まれた空間からなるボックス収容部39が形成されており、このボックス収容部39の内部に上記収納ボックス15が収容されて支持されるようになっている。具体的には、上記収納ボックス15の左右の側壁板25,25(その円形の中心にあたる部分)に挿通孔26,26がそれぞれ設けられるとともに、これに対応して上記コンソール台13の左右の側壁37,37にも挿通孔38,38がそれぞれ設けられ、これら各部材の挿通孔26,38に共通に挿通される支軸19を介して、上記収納ボックス15がコンソール台13に支持されるようになっている。
そして、このようにコンソール台13に支持された収納ボックス15は、車幅方向に延びる上記支軸19を支点として車両の前後方向に回動変位することにより、その開口部23が車両の前方側の斜め上方を向く図6(a)に示される前傾姿勢と、上記開口部23が車両後方側の斜め上方を向く図6(b)に示される後傾姿勢との間で変位可能に構成されている。なお、図6(c)は上記前傾姿勢および後傾姿勢の中間にあたる中立姿勢を示しており、この状態において開口部23は真上に向けられる。
上記ボックス収容部39の底壁35には、下方に凹入した所定幅の凹溝41が、車両の前後方向に延びるように設置されている。一方、上記収納ボックス15の底板27には、上記ボックス収容部39内に収納ボックス15が取り付けられた状態で上記凹溝41内に挿入される突片43が突設されている。そして、このように突片43が凹溝41内に挿入された状態で上記収納ボックス15が前後方向に回動変位する際に、上記突片43が凹溝41の左右の側壁と摺接することにより、上記収納ボックス15が車幅方向等に揺動することが規制されるようになっている。すなわち、上記収納ボックス15が一定の軌道に沿って安定した状態で回動変位するように案内する案内手段が、上記凹溝41と突片43とによって構成されている。
また、上記突片43は、上記のように収納ボックス15の回動変位に伴い凹溝41内で摺動することにより、上記収納ボックス15が図6(a)の前傾姿勢もしくは図6(b)の後傾姿勢に変位した際に、上記凹溝41の前後両端面41a,41bと当接する。そして、このように突片43が凹溝41の端面41a,41bと当接することにより、上記収納ボックス15が上記図6(a)(b)の状態よりもさらに前傾または後傾を強めるように回動変位することが阻止されるようになっている。すなわち、上記収納ボックス15が所定の角度以上に回動変位するのを阻止するストッパ手段が、上記突片43と凹溝41の前後両端面41a,41bとによって構成されている。
図7に示すように、上記凹溝41は、その前後端部および前後方向中心部に設けられた狭小部A,B,C(詳細は後述する)の各部位を除き、溝幅が上記突片43の幅寸法(直径)よりも僅かに大きいか略同一となるように形成されている。このため、当該部において、突片43は、凹溝41の左右の側壁に対して前後方向にスムーズに摺動することが可能である。なお、上記部位(狭小部A,B,C以外の部位)における凹溝41の幅を、その側壁と突片43との間である程度の摺動抵抗が生じるように設定してもよい。このようにすれば、車両走行時の加減速等によって収納ボックス15に外力が加わった場合においても、上記収納ボックス15がむやみに回動変位することが上記摺動抵抗によって防止されるという利点がある。
一方、上記凹溝41の前端部、後端部、および前後方向中心部には、その他の部分よりも溝幅が僅かに狭くなる狭小部A,B,Cが形成されている(図7では溝幅の狭さを誇張して示している)。すなわち、凹溝41は、上記狭小部A,B,Cにおいてその溝幅が上記突片43の幅とほとんど同一か僅かに狭くなるように形成されており、これら狭小部A,B,Cに突片43が侵入した際には、この突片43の周面が当該部A,B,Cの側壁に対し所定の接触圧で圧接するように構成されている。これにより、上記狭小部A,B,Cにおいて突片43の摺動抵抗が相対的に増大することとなり、所定の大きさ以上の外力が加わらない限りこの突片43がその位置で保持されるようになっている。なお、狭小部A,B,Cの溝幅が突片43の幅よりも僅かに狭くなる場合には、突片43の侵入時に上記狭小部A,B,Cはその溝幅を広げるように弾性変形する必要があるが、上述したように、凹溝41が形成される上記コンソール台13の材質が樹脂製であることから、上記のような弾性変形は外力に応じて比較的容易になされる。
そして、上記のように突片43が凹溝41の狭小部A,B,Cに侵入してその摺動抵抗が増大することにより、上記収納ボックス15の回動変位が規制され、これに応じて当該収納ボックス15の姿勢が特定の角度姿勢のまま保持されるようになっている。例えば、突片43が凹溝41後端の狭小部Aに位置する状態において、上記収納ボックス15は、これに対応する角度姿勢、すなわち、開口部23が車両の前方側を向く図6(a)の前傾姿勢のまま保持される。逆に、突片43が凹溝41前端の狭小部Cに位置する状態になると、収納ボックス15は図6(b)の後傾姿勢で保持される。また、突片43が前後方向中心部の狭小部Bに位置する状態では、開口部23が真上を向く図6(c)の中立姿勢で保持される。以上のように、突片43に大きな摺動抵抗を付与することによって上記収納ボックス15を特定の角度姿勢のまま保持する係止部が、上記凹溝41の狭小部A,B,Cによって構成されている。
上記のようにフロアパネル7上に設置されたコンソール台13と、このコンソール台13に取り付けられた収納ボックス15とを備えたコンソール部11が運転席シート1および助手席シート2の側方に設けられた車両用コンソールボックス構造において、上記収納ボックス15の一面に物品を出し入れするための開口部23を設けるとともに、この開口部23の向きが変化するように上記収納ボックス15をコンソール台13に対し揺動(回動)可能に取り付けた上記実施形態の構成によれば、簡単な構成で収納ボックス15の使い勝手を効果的に向上できるという利点がある。
すなわち、上記実施形態では、収納ボックス15を車幅方向に延びる支軸19を支点に回動可能な状態でコンソール台13に取り付けることにより、図6に示したように、収納ボックス15の開口部23の向きが車両の前方側を向いたり後方側を向いたりするように構成したため、車室内の様々な場所から上記収納ボックス15にアクセスしてその開口部23から物品を出し入れすることが可能になり、収納ボックス15の使い勝手を簡単な構成で効果的に向上させることができる。
例えば、上記収納ボックス15を図6(a)に示される前傾姿勢に変位させれば、これに伴い車両の前方側に向けられた開口部23を通じて、車両前方側から収納ボックス15に対し容易に物品を出し入れすることができる。具体的に、前列シート3(運転席シート1または助手席シート2)に着座した前席乗員は、収納ボックス15を上記のような前傾姿勢に変位させることにより、物品の出し入れを容易に行うことができる。
一方、上記とは逆に、収納ボックス15を図6(b)に示される後傾姿勢に変位させた場合には、車両後方側からの物品の出し入れを容易に行うことができる。特に、上記実施形態のように、上記前列シート3の後方側に後列シート5が設けられている場合には、この後列シート5に着座した後席乗員が、上記後傾姿勢にある収納ボックス15に対して物品を容易に出し入れできるため、この後席乗員にとっての収納ボックス15の使い勝手を効果的に向上させることができる。さらには、上記収納ボックス15を図6(c)に示される中立姿勢に変位させれば、後席乗員と前席乗員の双方が収納ボックス15を利用することが可能になる。
そして、以上のように車室内の前後に乗員用シート(前列シート3および後列シート5)が設けられた車両において、収納ボックス15を、その開口部23が車両前方側を向く前傾姿勢と、後方側を向く後傾姿勢との間で変位可能に設け、前席乗員と後席乗員の双方がこの収納ボックス15に容易にアクセスして物品を出し入れできるように構成したため、上記双方の乗員にとっての収納ボックス15の使い勝手を効果的に向上させることができる。しかも、上記収納ボックス15を、コンソール台13に対し支軸19を支点に回動可能に取り付けただけの簡単な構成で、上記開口部23の向きを変化させることができるため、より構造が簡単で利便性に優れた車両用コンソールボックス構造を実現できるという利点がある。
また、上記実施形態のように、収納ボックス15に突設された突片43が摺動自在に挿入される凹溝41を設け、この凹溝41の幅を部分的に狭めて狭小部A,B,C(係止部)を形成することにより、上記収納ボックス15が特定の角度姿勢にあるときにその姿勢が保持されるように構成した場合には、例えば乗員にとって使い易い特定の角度姿勢で上記収納ボックス15を保持したままこの収納ボックス15に対し物品の出し入れを行うことができるため、その使い勝手をより効果的に向上させることができる。
特に、上記実施形態では、収納ボックス15が図6(a)〜(c)に示される前傾姿勢、後傾姿勢、または中立姿勢にあるとき、つまり、開口部23が車両前方側、後方側、または上方側を向く姿勢にあるときに上記収納ボックス15の姿勢が保持されるようになっているため、前席乗員、後席乗員、またはこれら双方の乗員のいずれの乗員が上記収納ボックス15を使用する場合においても、これら使用する乗員に応じた適正な姿勢で上記収納ボックス15を保持できるという利点がある。
また、上記実施形態のように、収納ボックス15を側面視で略半円状に形成するとともに、その形状に対応したボックス収容部39をコンソール台13に設け、このボックス収容部39内に上記収納ボックス15を収容して支持させた場合には、上記収納ボックス15の角度姿勢にかかわらず、この収納ボックス15とコンソール台13との間(つまり収納ボックス15の底板27とボックス収容部39の底壁35との間)に大きな隙間が形成されるのを防止できるため、デッドスペースの少ない効率的でコンパクトな構造でありながら、比較的大容量の収納空間を上記収納ボックス15の内部に確保できるという利点がある。
さらに、上記実施形態では、収納ボックス15の開口部23を、その半円形の弦に対応する部分に設けたため、開口部23の面積を比較的大きく確保することができ、この開口部23を通じた物品の出し入れをより容易に行うことができる。しかも、上記開口部23を開閉可能に覆うシャッター部材29を設けたことで、面積の大きい上記開口部23を不必要時に閉止して内部を隠蔽することができるため、車室内の外観等を良好に維持しつつ十分な収納性を確保できるという利点がある。
なお、上記実施形態では、開口部23を開閉するための部材(リッド部材)として、開口部23の周縁に沿ってスライド自在なシャッター部材29を設けたが、このようなシャッター部材29に代えて、例えばヒンジ等を介して回動可能に枢支されたリッド部材を設けることも可能である。しかしながら、このように回動変位することで開口部23を開閉するリッド部材を設けた場合には、特に開口部23の面積が大きい上記実施形態の構成において、その開放時にリッド部材が車室内に大きく突出して乗員の邪魔になるおそれがある。これに対し、上記実施形態のように、スライド自在なシャッター部材29をリッド部材として設けた場合には、上記のような事態を回避しながら、面積の大きい上記開口部23を容易に開閉できるという利点がある。
また、上記実施形態では、収納ボックス15の突片43が摺動自在に挿入される凹溝41の特定箇所に、溝幅が相対的に小さくなる狭小部A,B,Cを設け、これら狭小部A,B,Cにより、上記突片43の移動を規制して上記収納ボックス15の姿勢を特定の角度姿勢のまま保持する係止部を構成したが、上記凹溝41の深さを部分的に浅くすることによって上記のような係止部を構成することも可能である。
また、上記実施形態では、収納ボックス15を車幅方向に延びる支軸19を支点として前後方向に回動可能に設けることにより、この収納ボックス15の開口部23が車両前方側を向いたり後方側を向いたりするように構成したが、上記開口部23の向きを他の方向に変化させることも可能である。例えば、収納ボックス15を車幅方向に回動変位させることにより、その開口部23が運転席シート1側の側方を向いたり助手席シート2側の側方を向いたりするように構成してもよい。
また、上記開口部23の向きを変化させるための構造は、収納ボックス15をコンソール台13に対し支軸19を支点に回動可能に取り付けた上記のような構造に限らない。例えば、上記支軸19を介した支持構造を省略し、上記コンソール台13におけるボックス収容部39の底壁35上に上記収納ボックス15を直接載置するようにしてもよい。すなわち、このように底壁35上に収納ボックス15を載置した状態で、その底板27を上記ボックス収容部39の底壁35に沿って摺動させながら上記収納ボックス15を揺動変位させるようにしてもよい。このとき、上記収納ボックス15の左右の側壁板25,25から車幅方向外側に突出する突片を設けるとともに、この突片が嵌合されるガイド溝を上記ボックス収容部39の側壁37,37に設ければ、上記収納ボックス15をボックス収容部39内で安定して支持しつつ、その揺動軌跡を一定に維持することができる。
本発明の実施形態にかかる車両用コンソールボックス構造を備えた車両の側面図である。 上記コンソールボックス構造を備えた車両の平面図である。 上記コンソールボックス構造の全体構成を示す斜視図である。 上記コンソールボックス構造の全体構成を示す分解斜視図である。 収納ボックスの側面断面図である。 上記コンソールボックス構造の動作を説明するための図である。 コンソール台の底壁に形成された凹溝の詳細構造を説明するための図である。
符号の説明
3 前列シート(乗員用シート)
5 後列シート(乗員用シート)
7 フロアパネル
11 コンソール部
13 コンソール台
15 収納ボックス
19 支軸
23 開口部
29 シャッター部材(リッド部材)
39 ボックス収容部
A,B,C 凹溝の狭小部(係止部)

Claims (7)

  1. 乗員用シートの側方に物品収納用のコンソール部が設けられた車両用コンソールボックス構造であって、
    上記コンソール部は、フロアパネル上に設置されたコンソール台と、このコンソール台に取り付けられた収納ボックスとを備え、
    上記収納ボックスは、物品を出し入れするための開口部を一面に有するとともに、その開口部の向きが変化するように上記コンソール台に対し揺動可能に取り付けられたことを特徴とする車両用コンソールボックス構造。
  2. 請求項1記載の車両用コンソールボックス構造において、
    上記収納ボックスは、上記コンソール台に対し車幅方向に延びる支軸を支点に回動可能に取り付けられたことを特徴とする車両用コンソールボックス構造。
  3. 請求項2記載の車両用コンソールボックス構造において、
    上記乗員用シートの後方に後列の乗員用シートが設けられ、
    上記収納ボックスは、その開口部を上方または前方側に向けた姿勢から後方側に向けた姿勢まで回動変位し得るように構成されたことを特徴とする車両用コンソールボックス構造。
  4. 請求項2または3記載の車両用コンソールボックス構造において、
    上記収納ボックスが特定の角度姿勢にあるときにその姿勢を保持する係止部を備えたことを特徴とする車両用コンソールボックス構造。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用コンソールボックス構造において、
    上記収納ボックスは、側面視で略半円形に形成されるとともに、その形状に対応して上記コンソール台に設けられたボックス収容部内に収容されて支持されたことを特徴とする車両用コンソールボックス構造。
  6. 請求項5記載の車両用コンソールボックス構造において、
    上記収納ボックスは、上記半円形の弦に対応する部分に開口部を有するとともに、この開口部を開閉可能に覆うリッド部材を有することを特徴とする車両用コンソールボックス構造。
  7. 請求項6記載の車両用コンソールボックス構造において、
    上記リッド部材は、上記収納ボックスの開口部周縁に沿ってスライド自在に支持されたシャッター部材であることを特徴とする車両用コンソールボックス構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012240450A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Toyota Boshoku Corp 収納ボックス
JP2017065325A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 トヨタ紡織株式会社 シャッター構造

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