JP2007311570A - 貼替装置および貼替方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エキスパンド状態で第1の支持体に支持された半導体ウエハ等の板状部材を第2の支持体に貼り替える際に、エキスパンド状態から開放された第1の支持体に生じるうねりを効果的に減らすことができ、うねりによる不具合を防止するのに好適な貼替装置と貼替方法を提供する。
【解決手段】熱収縮可能な第1の支持体1にチップ状のウエハWを支持し、エキスパンド状態とした後、前記ウエハWに第2の支持体2を貼り合わせ、その後、第1の支持体1に加熱手段29によって加熱を行い、その熱によって第1の支持体1が収縮を伴いながらエキスパンド状態から開放されるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1の支持体に支持された半導体ウエハ(以下、単に、「ウエハ」と称す)等の板状部材を第2の支持体に貼り替える貼替装置および貼替方法に関する。
この種の貼替装置は、例えば特許文献1に記載されている。同文献の貼替装置は、その図1と図2に示されているように、第1フレーム(3)と第1UVテープ(4)とからなる第1の支持部材に支持された板状部材、具体的にはウエハ(1)を、第2フレーム(8)と第2UVテープ(9)とからなる第2の支持部材に貼り替える装置であり、当該ウエハ(1)は、貼替前に、ダイシング工程でチップ化されたチップの状態で第1の支持部材に支持された状態となっている。
また、特許文献1の貼替装置では、前記のように第1の支持部材に支持されているウエハ(1)のチップ間隔を広げた状態で第2の支持部材への貼り替えを行うため、引き伸ばしリング(7)を用いて第1の支持部材の第1UVテープ(4)を引き伸ばすことにより当該第1の支持部材をエキスパンド状態とし(同文献の図1(d)参照)、これによりチップ間隔を所定量広げた状態で、第2の支持部材の第2UVテープ(9)を当該チップに貼り付けている(同文献の図1(e)参照)。その後、同文献の貼替装置では、前記のような第1の支持部材のエキスパンド状態を開放してから、第1の支持部材の第1UVテープ(4)を剥がし取って(同文献の図2(a)参照)、貼替が完了する。尚、以上の説明においてカッコ内の符号は特許文献1で用いられている符合である。
図12は、特許文献1と同様の方式を採用した貼替装置の要部を示したものである。同図の貼替装置Mでは、エキスパンド部M2において、第1の支持部材1の接着シート1Bを図中二点鎖線で示すように引き伸ばすことにより当該第1の支持部材1をエキスパンド状態とし、これによりウエハWのチップC間隔を所定量広げた状態で、第2の支持部材2の接着シート2Bを当該チップCに貼り付け、その後、前記のような第1の支持部材1のエキスパンド状態を開放してから、第1の支持部材1の接着シート1Bを剥がし取って貼り替えが完了するものとしている。
しかしながら、前述した特許文献1や図12に示した従来の貼替装置にあっては、第1の支持部材1をエキスパンド状態としてチップ間隔を広げるものとしているため、そのエキスパンド状態を開放したときに、それまで引き伸ばされていた第1の接着シート1Bが縮まずに図12に示すようなうねりUを起こした状態になってしまう。このようなうねりUができると、第1の接着シート1Bが第2の支持部材2の接着シート2Bの接着剤面に接着してしまい、不要となった第1の接着シート1Bを剥離するときに第2の接着シート2Bを破ってしまったり、無理矢理剥がすことによってチップCが第2の接着シート2Bから脱落したり、チップCを破損するなどの不具合が発生する。
特許第3064979号公報
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、第1の支持体に支持されたウエハなどの板状部材を第2の支持体に貼り替える際に、エキスパンド状態から開放された第1の支持部材に生じるうねりを効果的に減らすことができ、うねりによる不具合を防止するのに好適な貼替装置と貼替方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の貼替装置は、熱収縮可能な第1の支持体に支持され、チップ化された板状部材を第2の支持体に貼り替える貼替装置において、前記第1の支持体を引き伸ばしてエキスパンド状態とすることにより前記板状部材のチップ間隔を広げるエキスパンド手段と、前記第2の支持体を供給する供給手段と、前記板状部材のチップ間隔を広げた状態で前記第2の支持体を当該板状部材に貼り合わせる貼合手段と、前記第2の支持体の貼り合わせ後、前記第1の支持体を前記板状部材から剥離する剥離手段と、前記第1の支持体を加熱するための加熱手段とを有し、前記第1の支持体が前記加熱手段の熱によって収縮を伴いながらエキスパンド状態から開放されることを特徴とするものである。
前記本発明の貼替装置において、前記加熱手段は、例えば温風送風装置からなるものとしてよい。
前記本発明の貼替装置において採用できる前記温風送風装置は、吹き出る温風が所定方向へ傾くことによって回転し、回転する温風で前記第1の支持体を均等に加熱するものとしてよい。
上記目的を達成するために、本発明の貼替方法は、熱収縮可能な第1の支持体に支持され、チップ化された板状部材を第2の支持体に貼り替える貼替方法において、前記第1の支持体を引き伸ばしてエキスパンド状態とすることにより前記板状部材のチップ間隔を広げ、この状態で第2の支持体を前記板状部材に貼り合わせ、その後、前記第1の支持体が加熱手段の熱によって収縮を伴いながらエキスパンド状態から開放され、次に、前記第1の支持体を前記板状部材から剥離することを特徴とするものである。
前記本発明の貼替方法において、前記加熱手段は、例えば温風送風装置からなるものとしてよい。
前記本発明の貼替方法において採用できる前記温風送風装置は、吹き出る温風が所定方向へ傾くことによって回転し、回転する温風で前記第1の支持体を均等に加熱するものとしてよい。
本発明にあっては、第1の支持体が加熱手段の熱によって収縮を伴いながらエキスパンド状態から開放される構成を採用した。このため、第1の支持体のうねりを効果的に解消することができ、当該うねりが原因で第2の支持体を破ってしまったり、チップの脱落や、破損するといった不具合を解消できるという作用効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態である貼替装置の正面図、図2はその平面図、図3は図1の貼替装置を構成するエキスパンド部の側面拡大図、図4は図1の貼替装置を構成するエキスパンド部の平面拡大図、図5は第1の支持体と第2の支持体の説明図である。
図1の貼替装置Mは、図5(a)(b)のように第1の支持体1に支持されたウエハ(板状部材)W(以下、「第1ウエハ体W1」という)を、同図(c)(d)のように第2の支持体2に貼り替える装置(以下、第2の支持体2に支持されたウエハWを「第2ウエハ体W2」という)であり、貼り替え前の当該ウエハWは、前工程のダイシング工程によりチップ化され、複数のチップCの状態となって第1の支持体1に支持されている。
第1の支持体1は、熱収縮可能な接着シート1Bがその接着剤によりリングフレーム1Aに接着されており、また、第2の支持体2も同様に接着シート2Bがその接着剤によりリングフレーム2Aに接着された構造になっている。
本貼替装置Mは、図1、2に示すように、搬送部M1と、エキスパンド部M2と、第2の支持体供給部M3と、分離部M4と、で構成されている。
搬送部M1は、ウエハカセット載置台43と、多関節ロボット17と、リングフレーム載置台26により構成され、複数の第1ウエハ体W1がウエハカセット3に収納されてウエハカセット載置台43に載置されている。多関節ロボット17は、その自由端側に設けられた吸着アーム17Aによって第1ウエハ体W1を1枚ずつ取り出して、エキスパンド部M2へ搬送するようになっている。
エキスパンド部M2は、前記多関節ロボット17によって搬送された第1ウエハ体W1を受け取るリングフレーム保持部7と、装置フレーム5に取り付けられたエキスパンドテーブル6と、ネジ軸11によって前記リングフレーム保持部7を昇降させる昇降手段8と、加熱手段29によって構成されている。これらの構成要素のうち、リングフレーム保持部7、エキスパンドテーブル6および昇降手段8が、エキスパンド手段4を構成している。
前記リングフレーム保持部7は、図3に示すように、内向きの保持溝9を有し、その保持溝9の内側に第1ウエハ体W1のリングフレーム1Aが挿入されるように構成されており、エキスパンドテーブル6の両側に配置され、昇降手段8が下降することによってウエハWのチップC間隔を広げるようになっている。
前記昇降手段8は、図3に示すように、装置フレーム5を上下方向に貫通するネジ軸11と、装置フレーム5の下面に軸受部13によって回転可能に取り付けられたプーリ12と、出力軸に駆動用プーリ16を有するパルスモータ15と、それらプーリ12、16に掛け回されたエンドレスベルト14とで構成され、ネジ軸11の上端部に前記一対のリングフレーム保持部7が固定されている。これにより、パルスモータ15の回転によってネジ軸11とリングフレーム保持部7とが上下動し、第1ウエハ体W1の接着シート1Bを所定量引き伸ばし、ウエハWのチップC間隔が広げられるようになっている。また、チップC間隔の広がり量を図示しないカメラ等で監視し、チップC間隔が所定量となった時点でリングフレーム保持部7の下降が停止する構成となっている。なお、本実施形態において、接着シート1Bの接着剤(図示省略)は、紫外線硬化型のものとし、チップC間隔を広げる動作が始まる前に、図示しない紫外線照射装置でその接着剤に紫外線が照射され、その粘着力が低下されるようになっている。
前記加熱手段29は、温風送風装置30によって構成され、その温風の吹き出し口30Aがエキスパンドテーブル6の下部周囲に複数設けられている(図4参照)。また、吹き出し口30Aは所定方向に傾けるように構成され、各吹き出し口30Aから吹き出る温風が図4矢印で示すように回転し、この回転する温風で第1ウエハ体W1の接着シート1Bが満遍なく加熱されるようになっている。さらに、本実施形態では、温風の漏れ防止と回転促進により第1の支持体1を効率よく加熱できるようにする等の観点から、環状の隔壁31を設け、この隔壁31でエキスパンド状態の第1ウエハ体W1を囲むように構成した。
前記第2の支持体供給部M3は、図1、2に示すように、前記エキスパンド部M2の上方に一部かぶさるように配置され、搬送テーブル19と、シート貼付手段25と、第2の支持体搬送手段18によって構成されている。
前記搬送テーブル19は、その上面がリングフレーム2Aを吸着保持可能な支持面とされ、レール44上をその下面に取り付けられた図示しないスライダを介して、前記第2の支持体搬送手段18の下部とシート貼付手段25の下部とを往復移動可能に構成されている。そして、本実施形態では、リングフレーム載置台26から前記多関節ロボット17によって、リングフレーム2Aが1枚ずつ搬送テーブル19上に供給され、この状態で搬送テーブル19がシート貼付手段25方向へ移動し、当該シート貼付手段25によってリングフレーム2A上に接着シート2Bが貼付される。
前記シート貼付手段25では、図7に示すように、帯状の剥離シートSに接着シート2Bが仮着された原反Tを用い、この原反Tは、ピールプレート27の方向に搬送され、該ピールプレート27の先端で剥離シートSが急激に折り返される。これにより、剥離シートSから接着シート2Bが繰り出され、この繰り出し動作に連動して搬送テーブル19を移動させることによってリングフレーム2Aに接着シート2Bがプレスローラ28を介して貼り付けられ、第2の支持体2を形成する。
前記第2の支持体搬送手段18は、吸着パッド20と、当該吸着パッド20をZ軸方向へ移動する昇降シリンダ22と、Y軸方向へ移動する単軸ロボット21と、接着シート2BをウエハWへ押圧するプレスシリンダ23によって構成されており、搬送テーブル19上で形成された第2の支持体2を吸着パッド20が吸着保持し、エキスパンドテーブル6上でチップC間隔を広げた状態で待機している第1ウエハ体W1上へ搬送し、プレスシリンダ23の押圧板24によって当該ウエハWの上面に第2の支持体2を貼付するようになっている(図3参照)。
ウエハWの上面に第2の支持体2が貼付された第1ウエハ体W1は、図6に示すように、前記加熱手段29によって接着シート1Bを加熱するのと略同時に前記昇降手段8のリングフレーム保持部7が上昇することによって、第1の支持体1の接着シート1Bはエキスパンド状態から熱収縮を伴いながら開放される。よって、接着シート1Bが第2の支持体2の接着シート2Bに接着してしまうようなことはなくなる。このようにして第2の支持体が貼付された第1ウエハ体W1は、第1の支持体1を分離するために分離部M4へ搬送されることとなる。
分離部M4は、図1、2に示すように、ガイド部材33と、第1、第2ウエハ体、W1、W2を搬送するウエハ体搬送手段45と、分離きっかけ形成手段46と、分離手段47によって構成されている。
ガイド部材33は、前記各リングフレーム保持部7の内向きの保持溝9に連なる溝33Aを有し、装置フレーム48にスタンド49を介して固定されている。
ウエハ体搬送手段45は、上下シリンダ41をX軸方向にスライドさせる単軸ロボット40と、前記上下シリンダ41により上下動する一対の爪42A、42Bとを備えて構成され、その一対の爪42A、42Bの爪間隔は、リングフレーム1A、2Aの外径より少し幅広く設けられている。単軸ロボット40により一対の爪42A、42Bがエキスパンドテーブル6の上方に移動されると、上下シリンダ41が下降し、その爪42Aと爪42Bとの間に、エキスパンド状態から開放され第2の支持体2が貼り付けられた第1ウエハ体W1が入り込む。そして、単軸ロボット40がX軸方向へ移動することにより、第2の支持体2が貼り付けられた第1ウエハ体W1が、前記ガイド部材33に案内されるようにして分離手段47の上方に位置するようになる。
分離きっかけ形成手段46は、図8及び図9のように、回転軸34の先端に剥離用のヘラ35を取り付けたロータリアクチュエータ36によって構成され、図示しない移動手段を介して図8に示す二点鎖線の位置から、実線で示す位置へ移動することにより、ヘラ35が第1の支持体1と第2の支持体2との間に入り込むようになっている。そして、ロータリアクチュエータ36によってヘラ35を接着シート1B方向に回転移動することにより、接着シート1Bの一部をリングフレーム1Aから剥離し、接着シート1Bの一部を分離きっかけ部50として形成する。
分離手段47は、前記分離きっかけ形成手段46によって形成された分離きっかけ部50を把持するチャック37を備えたチャックシリンダ38と、当該チャックシリンダ38をX軸方向へ移動する単軸ロボット39とで構成され、チャック37が分離きっかけ部50を把持した状態で、単軸ロボット39が図8に示す矢印b方向へ移動することにより、第1の支持体1の接着シート1Bはリングフレーム1Aから分離される。
次に、上記の如く構成された貼替装置の全体的な動作について図1、図3、図6、図8を基に簡単に説明する。
本発明の貼替装置Mにおいては、まず、多関節ロボット17がウエハカセット3から第1ウエハ体W1を取り出しエキスパンド部M2へ搬送する。搬送された第1ウエハ体W1は、そのリングフレーム1Aがリングフレーム保持部7の保持溝9に挿入された状態で、エキスパンドテーブル6上に配置セットされる。そして、昇降手段8を介して当該リングフレーム保持部7が図3のように下降することにより、第1の支持体1の接着シート1Bが引き伸ばされてエキスパンド状態になり、図示しないカメラ等によってチップC間隔の広がり量を監視し、そのチップC間隔が所定量となった時点でリングフレーム保持部7の下降が停止される。
その後、第2の支持体供給部M3のシート貼付手段25によってリングフレーム2A上に接着シート2Bが貼付された第2の支持体2が、第2の支持体搬送手段18により、上記の如くチップC間隔の広がったウエハW上に第2の支持体2が供給され、この供給された第2の支持体2がプレスシリンダ23の押圧板24でウエハWに貼り付けられる。
次に、昇降手段8を介してリングフレーム保持部7が図6のように上昇することにより、第1の支持体1のエキスパンド状態が開放される。このとき、温風送風装置30の吹き出し口30Aから温風が吹き出し、第1の支持体1の接着シート1Bはその温風の熱によって収縮を伴いながらエキスパンド状態から開放される。このため、第1の支持体1の接着シート1Bはシート自身の弾性復元力と温風の熱との相乗効果で大きく収縮するため、うねりは生じない。
以上のように第1の支持体1のエキスパンド状態を開放する動作が完了した後、爪42A、42Bが、第2の支持体2が貼り付けられた第1ウエハ体W1を間に挟んだ状態で単軸ロボット40の動作を介して、分離手段47の上方まで搬送する。
その後、図8に示すように、ヘラ35が第1の支持体1と第2の支持体2との間に入り込んでロータリアクチュエータ36の回転軸34が回転することにより、ヘラ35が分離きっかけ部50を形成する。そして、この分離きっかけ部50をチャック37が掴んで単軸ロボット39が移動することにより、第1の支持体1の接着シート1Bが剥がされ、ウエハWは、第2の支持体2に支持され第2ウエハ体W2を形成して貼り替えは完了する。この剥がされた接着シート1Bは廃棄ごみとして図示しない回収手段に回収される。
その後、第2ウエハ体W2と、接着シート1Bが剥がされた第1の支持体1のリングフレーム1Aは、前記爪42A、42Bに挟まれた状態でエキスパンドテーブル6方向へ返送され、多関節ロボット17によって第2ウエハ体W2は、搬送されて来たウエハカセット3の所定の位置に収納され、リングフレーム1Aは、図示しないリングフレーム回収ボックスに収納される。
以上のように、本発明の実施形態を開示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、板状部材としてウエハWを対象としたが、これに替えてガラス、鋼板、または、樹脂板等、その他の板状部材も対象とすることができ、ウエハWはシリコンウエハや化合物ウエハであってもよい。また、板状部材は、円形のものに限らず、多角形状であってもよい。
また、前記実施形態では、加熱手段29として温風送風装置30を採用し、その温風で第1の支持体1を過熱する構成を採用したが、これと一緒に又は別に、遠赤外線その他のエネルギー線で第1の支持体1を加熱するように構成してもよい。
更に、第2の支持体2の接着シート2Bは、接着シート1Bのような熱収縮シートに限定されることはなく、ウエハWを支持できるシートであればよい。
また、本実施形態では、第1の支持体1のリングフレーム1Aと同じ形態のリングフレームを第2の支持体2のリングフレーム2Aとして用いているが、これら2つのリングフレーム1A、2Aの形態は異なるものでもよい。
更に、本実施形態では、温風の吹き出し口30Aを装置フレーム5の上面に取り付けたが、これに限定されることはない。例えば、図10に示すように、リングフレーム保持部7の上下動に追従して前記吹き出し口30Aが上下動する構成を採用してもよい。この構成によると、吹き出し口30Aから第1の支持体1までの間隔が所定距離に保たれるので、更に効率よく第1の支持体を加熱することができる。また、図11に示すようにリングフレーム保持部7の上下動に連動して前記吹き出し口30Aの傾きが変化するように構成することもできる。
本発明の一実施形態である貼替装置の正面図。 図1の貼替装置の平面図。 図1の貼替装置を構成するエキスパンド部の側面拡大図。 図1の貼替装置を構成するエキスパンド部の平面拡大図。 第1の支持体と第2の支持体の説明図。 第1の支持体のエキスパンド状態を開放するときの動作説明図。 シート貼付手段の一例を示した説明図。 分離きっかけ形成手段を示す部分拡大正面図。 図8の分離きっかけ形成手段を矢印a方向から見た平面図。 本発明の他の実施形態の説明図。 本発明の他の実施形態の説明図。 従来の貼替装置の説明図。
符号の説明
1 第1の支持体
2 第2の支持体
4 エキスパンド手段
23 プレスシリンダ(貼合手段)
29 加熱手段
30 温風送風装置
C チップ
M 貼替装置
M3 第2の支持体供給部(供給手段)
M4 分離部(剥離手段)
W ウエハ(板状部材)

Claims (6)

  1. 熱収縮可能な第1の支持体に支持され、チップ化された板状部材を第2の支持体に貼り替える貼替装置において、
    前記第1の支持体を引き伸ばしてエキスパンド状態とすることにより前記板状部材のチップ間隔を広げるエキスパンド手段と、
    前記第2の支持体を供給する供給手段と、
    前記板状部材のチップ間隔を広げた状態で前記第2の支持体を当該板状部材に貼り合わせる貼合手段と、
    前記第2の支持体の貼り合わせ後、前記第1の支持体を剥離する剥離手段と、
    前記第1の支持体を加熱するための加熱手段とを有し、
    前記第1の支持体が前記加熱手段の熱によって収縮を伴いながらエキスパンド状態から開放されること
    を特徴とする貼替装置。
  2. 前記加熱手段は温風送風装置からなることを特徴とする請求項1に記載の貼替装置。
  3. 前記温風送風装置は、吹き出る温風が所定方向へ傾くことによって回転し、回転する温風で前記第1の支持体を均等に加熱することを特徴とする請求項2に記載の貼替装置。
  4. 熱収縮可能な第1の支持体に支持され、チップ化された板状部材を第2の支持体に貼り替える貼替方法において、
    前記第1の支持体を引き伸ばしてエキスパンド状態とすることにより前記板状部材のチップ間隔を広げ、この状態で第2の支持体を前記板状部材に貼り合わせ、その後、前記第1の支持体が加熱手段の熱によって収縮を伴いながらエキスパンド状態から開放され、次に、前記第1の支持体を前記板状部材から剥離すること
    を特徴とするシート貼替方法。
  5. 前記加熱手段は温風送風装置からなることを特徴とする請求項4に記載の貼替方法。
  6. 前記温風送風装置は、吹き出る温風が所定方向へ傾くことによって回転し、回転する温風で前記第1の支持体を均等に加熱することを特徴とする請求項5に記載の貼替方法。
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