JP2007303770A - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空気調和装置1は、空調対象空間の上方に配置される。空気調和装置1は、ケース2と、下面パネル8と、フィルタ4と、フィルタ支持部9とを備えている。ケース2は、下面が開放されている。下面パネル8は、ケース2の下面の開放部分の一部を覆う。フィルタ4は、ケース2に収納されている。フィルタ支持部9は、フィルタ2を下面パネル8の上方に所定間隔だけ離間して着脱自在に支持する。
【選択図】図3
Description
<空気調和装置1の基本構成>
本発明の第1実施形態に係る天井設置型の空気調和装置1は、図1〜図6に示されるように、居室等の空調対象空間の上方における天井Cに埋め込んだ状態で配置されている。空気調和装置1は、主として、ケース2と、送風ファン3と、フィルタ4と、熱交換器5と、ドレンパン6と、フラットパネル8と、フィルタ支持部9と、フラットパネル昇降機構10と、可動パネル11と、可動パネル移動機構12とから構成されている。
(1)
第1実施形態の居室の上方の天井Cに配置される天井埋込み型の空気調和装置1は、下面が開放されたケース2と、ケース2の下面の開放部分の一部を覆うフラットパネル8と、ケース2に収納されたフィルタ4と、フィルタ4をフラットパネル8の上方に所定間隔tだけ離間して着脱自在に支持するフィルタ支持部9とを備えているので、フィルタ4をフラットパネル8と共に開けることが可能であり、フィルタ4の交換が容易である。しかも、フィルタ支持部9によってフィルタ4をフラットパネル8の上方に所定間隔tだけ離間させることによって、フィルタ4とフラットパネル8との間に吸気経路Rを十分確保することが可能である。
(2)
第1実施形態の空気調和装置1では、フィルタ支持部9は、フラットパネル8と着脱自在に連結しているので、フラットパネル8をフィルタ支持部9から容易に着脱したり、フラットパネル8を開放することが可能になる。その結果、フィルタ4の清掃および交換をさらに容易に行うことが可能である。また、フラットパネル8の清掃および交換も容易に行うことが可能である。
第1実施形態の空気調和装置1では、フラットパネル8をフィルタ4およびフィルタ支持部9とともに昇降させるフラットパネル昇降機構10をさらに備えているので、フラットパネル8およびフィルタ4を作業員の作業可能な高さまで下降させることによって、フィルタ4の清掃および交換が容易に行うことが可能である。
第1実施形態の空気調和装置1では、通気口である吸込口13および吹出口14が、ケース2におけるフラットパネル8の周囲のうちのフラットパネル8を挟んで対向する2カ所に配置されている(いわゆるダブルフローの配置である)ので、居室内の2方向から空気の吸込みおよび吹出しをそれぞれ行うことが可能になり、ドラフト感(風当たり感)を抑制して居室内全体の冷房または暖房などの空気調和を行うことが可能になる。
(A)
第1実施形態の空気調和装置1では、フラットパネル昇降機構10は、フラットパネル8(およびフラットパネル支持部9ならびにフィルタ4)を鉛直方向に昇降させているのみであるが、本発明はこれに限定されるものではない。第1実施形態の変形例として、図7に示されるように、フラットパネル昇降機構10は、両側のワイヤ15の送り出し量(ストローク)を変えることによって、フラットパネル8を昇降および傾動させるようにしてもよい。この場合、フラットパネル8とともにフィルタ4も自動的に傾けることが可能になり、さらにフィルタの清掃および交換が容易になる。
また、上記変形例(A)のように、フラットパネル8が傾いた姿勢でもフィルタ4を保持するために、第1実施形態の他の変形例として、図8に示されるように、フィルタ支持部9は、フラットパネル8が傾いたときにおけるフィルタ4の落下を防止する落下防止部として一対の断面コの字状のコの字形部分9dを有しているのが好ましい。
また、図8に示される一対の断面コの字状の部材からなる落下防止部9dの場合、フィルタ4を保持した状態から図8の紙面垂直方向にフィルタ4をスライド移動させることにより、フィルタ4の着脱を容易に行うことが可能である。
また、第1実施形態のさらに他の変形例として、図9に示されるように、フラットパネル8およびフィルタ4を下降したとき、あるいは下降および傾動したときに、フィルタ4の着脱を容易に行うことができるように、フィルタ支持部9は、フィルタ4を上から取り外しができる構造を有しているのが好ましい。
また、第1実施形態のさらに他の変形例として、図10に示されるように、フラットパネル8およびフィルタ4を下降したとき、あるいは下降および傾動したときに、フィルタ4の着脱を容易に行うことができるように、フィルタ支持部9は、フィルタ4を下から取り外しができる構造を有しているのが好ましい。
また、図10のフィルタ支持部9の場合、フィルタ4を下から取り外すだけでなく、上記変形例(C)のようにフィルタ4をスライド移動して取り外したり、または、上記変形例(D)のようにフィルタ4を上から取り外すことも可能であるので、フィルタ4の上方取り外し、下方取り外し、スライド取り外しの3つの取外し方法を作業環境等を考慮して適宜選択することが可能である。このため、フィルタ4の取り外し作業をさらに容易に行うことが可能である。
第1実施形態のさらに他の変形例として、図11に示されるように、空気調和装置1から上記の可動パネル11および可動パネル移動機構12を省略しても、フラットパネル昇降機構10によってフラットパネル8およびフィルタ4を作業員の作業可能な高さまで下降させることによって、フィルタ4の清掃および交換が容易に行うことが可能である。
第1実施形態のさらに他の変形例として、吸込口13および吹出口14がケース2の下面を構成するフラットパネル8の周囲全体に配置されている、いわゆるラウンドフローの配置であってもよい。
<空気調和装置21の基本構成>
本発明の第2実施形態に係る天井設置型の空気調和装置21は、図12〜図14に示されるように、可動パネル31をフィルタ24およびフラットパネル28とともに昇降させる点で第1実施形態と異なる構成を有している。以下、空気調和装置21の構成について説明する。
(1)
第2実施形態の天井埋込み型の空気調和装置21は、ケース22の下面とフラットパネル28との間に形成された通気口である吸込口33および吹出口34を開閉する可動パネル31をさらに備えており、フラットパネル昇降機構30は、フラットパネル28を可動パネル31、可動パネル移動機構32、フィルタ24およびフィルタ支持部29とともに昇降させるので、フィルタ24をフラットパネル28および可動パネル31と共に開けることが可能であり、フィルタ24の交換がさらに容易である。しかも、可動パネル31および可動パネル移動機構32も昇降するので、可動パネル31および可動パネル移動機構32のメンテナンスも容易である。
また、第1実施形態の空気調和装置1と同様に、第2実施形態の居室の上方の天井Cに配置される天井埋込み型の空気調和装置21は、下面が開放されたケース22と、ケース22の下面の開放部分の一部を覆うフラットパネル28と、ケース22に収納されたフィルタ24と、フィルタ24をフラットパネル28の上方に所定間隔tだけ離間して着脱自在に支持するフィルタ支持部29とを備えているので、フィルタ24をフラットパネル28と共に開けることが可能であり、フィルタ24の交換が容易である。しかも、フィルタ支持部29によってフィルタ24をフラットパネル28の上方に所定間隔tだけ離間させることによって、フィルタ24とフラットパネル28との間に吸気経路Rを十分確保することが可能である。
第2実施形態の空気調和装置21では、第1実施形態の空気調和装置1と同様に、フィルタ支持部29は、フラットパネル28と着脱自在に連結しているので、フラットパネル28をフィルタ支持部29から容易に着脱したり、フラットパネル28を開放することが可能になる。その結果、フィルタ24の清掃および交換をさらに容易に行うことが可能である。また、フラットパネル28の清掃および交換も容易に行うことが可能である。
第2実施形態の空気調和装置21では、第1実施形態の空気調和装置1と同様に、フラットパネル28をフィルタ24およびフィルタ支持部29とともに昇降させるフラットパネル昇降機構30をさらに備えているので、フラットパネル28およびフィルタ24を作業員の作業可能な高さまで下降させることによって、フィルタ24の清掃および交換が容易に行うことが可能である。
第2実施形態の空気調和装置21では、第1実施形態の空気調和装置1と同様に、通気口である吸込口33および吹出口34が、ケース22におけるフラットパネル28の周囲のうちのフラットパネル28を挟んで対向する2カ所に配置されている(いわゆるダブルフローの配置である)ので、居室内の2方向から空気の吸込みおよび吹出しをそれぞれ行うことが可能になり、ドラフト感(風当たり感)を抑制して居室内全体の冷房または暖房などの空気調和を行うことが可能になる。
(A)
第2実施形態の空気調和装置21では、図14に示されるように、可動パネル31が閉じた状態(図12における第1位置I)でフィルタ24およびフラットパネル28とともに昇降するが、本発明はこれに限定されるものではない。第2実施形態の変形例として、図15に示されるように、フラットパネル昇降機構30は、可動パネル31が開いた後にフラットパネル28を下降させるようにしてもよい。
第2実施形態のさらに他の変形例として、吸込口33および吹出口34がケース22の下面を構成するフラットパネル28の周囲全体に配置されている、いわゆるラウンドフローの配置であってもよい。
第2実施形態の空気調和装置21では、フラットパネル昇降機構30は、フラットパネル28(および可動パネル31、フラットパネル支持部29ならびにフィルタ24)を鉛直方向に昇降させているのみであるが、本発明はこれに限定されるものではない。第2実施形態のさらに他の変形例として、フラットパネル昇降機構30は、両側のワイヤ35の送り出し量(ストローク)を変えることによって、フラットパネル28を昇降および傾動させるようにしてもよい。この場合、フラットパネル28とともにフィルタ24も自動的に傾けることが可能になり、さらにフィルタの清掃および交換が容易になる。
<空気調和装置41の基本構成>
本発明の第3実施形態に係る天井設置型の空気調和装置41は、図16〜図19に示されるように、第1実施形態のフラットパネル昇降機構10の代わりに、フラットパネル48をフィルタ44とともにケース42の下面において下方へ回転させて開閉する回転開閉機構61と、フィルタ44をフラットパネル48から離脱して昇降させるフィルタ昇降機構62とを備えている点で第1実施形態と異なる構成を有している。以下、空気調和装置41の構成について説明する。
(1)
第3実施形態の天井埋込み型の空気調和装置41は、フラットパネル48をケース42下面において下方へ回転させて開閉する回転開閉機構61と、フィルタ44をフラットパネル48から離脱して昇降させるフィルタ昇降機構62とをさらに備えているので、フィルタ44のみを昇降させることが可能であり、フィルタ44の清掃および交換がさらに容易である。
また、第1実施形態の空気調和装置1と同様に、第3実施形態の居室の上方の天井Cに配置される天井埋込み型の空気調和装置41は、下面が開放されたケース42と、ケース42の下面の開放部分の一部を覆うフラットパネル48と、ケース42に収納されたフィルタ44と、フィルタ44をフラットパネル48の上方に所定間隔tだけ離間して着脱自在に支持するフィルタ支持部49とを備えているので、フィルタ44をフラットパネル48と共に開けることが可能であり、フィルタ44の交換が容易である。しかも、フィルタ支持部49によってフィルタ44をフラットパネル48の上方に所定間隔tだけ離間させることによって、フィルタ44とフラットパネル48との間に吸気経路Rを十分確保することが可能である。
第3実施形態の空気調和装置41では、第1実施形態の空気調和装置1と同様に、フィルタ支持部49は、フラットパネル48と着脱自在に連結しているので、フラットパネル48をフィルタ支持部49から容易に着脱したり、フラットパネル48を開放することが可能になる。その結果、フィルタ44の清掃および交換をさらに容易に行うことが可能である。また、フラットパネル48の清掃および交換も容易に行うことが可能である。
第3実施形態の空気調和装置41では、第1実施形態の空気調和装置1と同様に、通気口である吸込口53および吹出口54が、ケース42におけるフラットパネル48の周囲のうちのフラットパネル48を挟んで対向する2カ所に配置されている(いわゆるダブルフローの配置である)ので、居室内の2方向から空気の吸込みおよび吹出しをそれぞれ行うことが可能になり、ドラフト感(風当たり感)を抑制して居室内全体の冷房または暖房などの空気調和を行うことが可能になる。
(A)
第3実施形態の変形例として、吸込口53および吹出口54がケース42の下面を構成するフラットパネル48の周囲全体に配置されている、いわゆるラウンドフローの配置であってもよい。
2、22、42 ケース
3、23、43 送風ファン
4、24、44 フィルタ
8、28、48 フラットパネル
9、29、49 フィルタ支持部
10、30 フラットパネル昇降機構
11、31、51 可動パネル
12、32、52 可動パネル移動機構
13、33、53 吸込口
14、34、54 吹出口
15、35、55 ワイヤ
16、36、56 プーリ
61 回転開閉機構
62 フィルタ昇降機構
Claims (13)
- 空調対象空間の上方に配置される空気調和装置(1、21、41)であって、
下面が開放されたケース(2、22、42)と、
前記ケース(2、22、42)の下面の開放部分の一部を覆う下面パネル(8、28、48)と、
前記ケース(2、22、42)に収納されたフィルタ(4、24、44)と、
前記フィルタ(4、24、44)を前記下面パネル(8、28、48)の上方に所定間隔だけ離間して着脱自在に支持するフィルタ支持部(9、29、49)と
を備えている空気調和装置(1、21、41)。 - 前記フィルタ支持部(9、29、49)は、前記下面パネル(8、28、48)と着脱自在に連結している、
請求項1に記載の空気調和装置(1、21、41)。 - 前記下面パネル(8、28)を前記フィルタ(4、24)および前記フィルタ支持部(9、29)とともに昇降させる下面パネル昇降機構(10、30)をさらに備えている、
請求項1または2に記載の空気調和装置(1、21)。 - 前記ケース(22)の下面と前記下面パネル(28)との間に形成された通気口(33、34)を開閉する可動パネル(31)をさらに備え、
前記下面パネル昇降機構(30)は、前記下面パネル(28)を前記可動パネル(31)、前記フィルタ(24)および前記フィルタ支持部(29)とともに昇降させる、
請求項3に記載の空気調和装置(21)。 - 前記下面パネル昇降機構(30)は、前記可動パネル(31)が開いた後に前記下面パネル(28)を下降させる、
請求項4に記載の空気調和装置(21)。 - 前記下面パネル昇降機構(10、30)は、前記下面パネル(8、28)を昇降および傾動させる、
請求項3から5のいずれかに記載の空気調和装置(1、21)。 - 前記フィルタ支持部(9)は、前記下面パネル(8)が傾いたときにおける前記フィルタ(4)の落下を防止する落下防止部を有している、
請求項6に記載の空気調和装置(1)。 - 前記フィルタ支持部(9)は、前記フィルタ(4)を上から取り外しができる構造を有している、
請求項1から7のいずれかに記載の空気調和装置(1、21)。 - 前記フィルタ支持部(9)は、前記フィルタ(4)を下から取り外しができる構造を有している、
請求項1から8のいずれかに記載の空気調和装置(1)。 - 前記フィルタ支持部(9)は、前記フィルタ(4)をスライドして横から取り外しができる構造を有している、
請求項1から9のいずれかに記載の空気調和装置(1)。 - 前記下面パネル(48)を前記ケース下面において下方へ回転させて開閉する回転開閉機構(61)と、
前記フィルタ(44)を前記下面パネル(48)から離脱して昇降させるフィルタ昇降機構(62)と
をさらに備えている、
請求項1または2に記載の空気調和装置(41)。 - 前記通気口(13、33、53、14、34、54)は、前記ケース(2、22、42)における前記下面パネル(8、28、48)の周囲のうちの前記下面パネル(8、28、48)を挟んで対向する2カ所に配置されている、
請求項1から11のいずれかに記載の空気調和装置(1、21、41)。 - 前記通気口(13、33、53、14、34、54)は、前記ケース(2、22、42)における前記下面パネル(8、28、48)の周囲全体に配置されている、
請求項1から11のいずれかに記載の空気調和装置(1、21、41)。
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