JP2007290470A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシレスモータを備えた電動パワーステアリング装置において、モータ駆動電流を適切に制限する。
【解決手段】第1制限値算出部40は、d軸電流検出値およびq軸電流検出値の2乗和(Id2 +Iq2 )の積算値に基づき第1制限値Im1を求める。第2制限値算出部50は、3相電流の検出値の2乗値Iu2 、Iv2 およびIw2 の積算値のうちの最大値に基づき第2制限値Im2を求める。目標電流算出部21で求めた目標電流値Itは、電流値制限部30において、第1制限値Im1以下かつ第2制限値Im2以下に制限される。2つの制限値を用いてモータ駆動電流を制限することにより、通常の走行状態だけでなく、保舵や急操舵など様々な操舵状態に応じてモータ駆動電流を適切に制限することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブラシレスモータによって車両のステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置に関する。
従来から、運転者がハンドル(ステアリングホイール)に加える操舵トルクに応じて電動モータを駆動することにより車両のステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置が用いられている。電動パワーステアリング装置の電動モータには従来からブラシモータが広く使用されているが、信頼性および耐久性の向上や慣性の低減などの観点から、近年ではブラシレスモータも使用されている。
また、大型車や中型車に搭載される電動パワーステアリング装置では、操舵補助力を発生させる電動モータの駆動電流が非常に大きくなり、これに伴い、モータ駆動電流による発熱が問題となっている。電動パワーステアリング装置に含まれる電子部品を保護するためには、モータ駆動電流による発熱を所定以下に抑制する必要がある。
そこで電動パワーステアリング装置については、従来から、電動モータを実際に流れる電流から発熱量を推測し、推測した発熱量に基づきモータ駆動電流を制限する手法が知られている。例えば、特許文献1には、電動モータを流れる3相電流のレベルを2相に変換した2相電流値の2乗和に基づきコイル温度を推測することが記載されている。特許文献2には、モータ駆動電流の2乗値を積算することが記載されている。特許文献3には、モータ駆動電流と検出温度に応じた係数とに基づき、最大電流値を算出することが記載されている。
特開2003−284375号公報 特開2002−19635号公報 特開2002−362392号公報
しかしながら、ブラシレスモータを備えた電動パワーステアリング装置では、ブラシレスモータのロータの回転位置(角度)に応じて3相電流のレベルを正弦波状に位相を2π/3ずつ遅らせて変動させる制御が行われる。このため、ロータの回転位置によっては、特定の相に電流が集中的に流れ、当該相の発熱量が多くなることがある。
例えば、ブラシレスモータを流れる3相電流をロータの回転位置θに応じて図6に示すように変動させる場合において、ロータがθ=5π/6の位置で停止(あるいは、停止に近いほどゆっくりと回転)したとする。このとき、w相電流Iwの絶対値はほぼ最大電流値Imaxに一致するので、w相の発熱量はw相電流が正弦波状に変動するときよりも多くなる。
このようにブラシレスモータを備えた電動パワーステアリング装置では、ロータの回転速度が遅くなると、各相の発熱量にばらつきが生じる。したがって、相を区別せずにブラシレスモータを流れる電流から推測した発熱量に基づきモータ駆動電流を制限しても、特定の相に電流が集中的に流れ、当該相の発熱量が多くなるために、当該相に含まれる電子部品を適切に保護できないことがある。
それ故に、本発明は、モータ駆動電流を適切に制限できる、ブラシレスモータを備えた電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、モータ駆動電流を制限する機能を有する電動パワーステアリング装置であって、
車両のステアリング機構に与えられる操舵補助力を発生させるブラシレスモータと、
前記ブラシレスモータの駆動に用いられる3相電圧のレベルを求める制御手段と、
前記制御手段で求めたレベルの3相電圧を用いて前記ブラシレスモータを駆動するモータ駆動手段と、
前記ブラシレスモータを流れる3相電流のレベルを検出する電流検出手段とを備え、
前記制御手段は、
前記3相電流のレベルをd軸電流検出値およびq軸電流検出値に変換する電流値変換手段と、
少なくとも操舵トルクを含む入力値に基づき、前記ブラシレスモータを流れる電流の目標値を求める目標電流算出手段と、
前記目標電流算出手段で求めた目標値を所定以下に制限する電流値制限手段と、
前記電流値制限手段で制限された目標値、前記d軸電流検出値および前記q軸電流検出値に基づき、前記3相電圧のレベルを求める電圧値決定手段とを含み、
前記電流値制限手段は、前記目標電流算出手段で求めた目標値を、前記d軸電流検出値および前記q軸電流検出値の2乗和に基づく第1制限値以下で、かつ、前記3相電流のレベルの2乗値に基づく第2制限値以下に制限することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記第1制限値は、前記d軸電流検出値および前記q軸電流検出値の2乗和の積算値に基づき決定されることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、
前記第2制限値は、前記電流検出手段で検出されたu相電流のレベルの2乗値の積算値、前記電流検出手段で検出されたv相電流のレベルの2乗値の積算値、および、前記電流検出手段で検出されたw相電流のレベルの2乗値の積算値のうちの最大値に基づき決定されることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、ブラシレスモータを備えた電動パワーステアリング装置において、d軸電流およびq軸電流の2乗和に基づく第1制限値を用いて、全体的な発熱量を考慮してモータ駆動電流を制限すると共に、3相電流の2乗値に基づく第2制限値を用いて、相ごとの局所的な発熱量を考慮してモータ駆動電流を制限することができる。これら2つの制限値を用いてモータ駆動電流を制限することにより、通常の走行状態だけでなく、保舵や急操舵など様々な操舵状態に応じてモータ駆動電流を適切に制限し、いかなる操舵状態でも装置を発熱から保護することができる。
上記第2の発明によれば、d軸電流およびq軸電流の2乗和の積算値に基づく第1制限値以下にモータ駆動電流を制限することにより、全体的な発熱量が所定以下になるようにモータ駆動電流を制限することができる。
上記第3の発明によれば、3相電流の2乗値の積算値の最大値に基づく第2制限値以下にモータ駆動電流を制限することにより、相ごとの局所的な発熱量が所定以下になるようにモータ駆動電流を制限することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成を、それに関連する車両の構成と共に示す概略図である。図1に示す電動パワーステアリング装置は、ブラシレスモータ1、減速機2、トルクセンサ3、車速センサ4、位置検出センサ5、および、電子制御ユニット(Electronic Control Unit :以下、ECUという)10を備えたコラムアシスト型の電動パワーステアリング装置である。
図1に示すように、ステアリングシャフト102の一端にはハンドル(ステアリングホイール)101が固着されており、ステアリングシャフト102の他端はラックピニオン機構103を介してラック軸104に連結されている。ラック軸104の両端は、タイロッドおよびナックルアームからなる連結部材105を介して車輪106に連結されている。運転者がハンドル101を回転させると、ステアリングシャフト102は回転し、これに伴いラック軸104は往復運動を行う。ラック軸104の往復運動に伴い、車輪106の向きが変わる。
電動パワーステアリング装置は、運転者の負荷を軽減するために、以下に示す操舵補助を行う。トルクセンサ3は、ハンドル101の操作によってステアリングシャフト102に加えられる操舵トルクを検出し、操舵トルクを示す操舵トルク信号Tsを出力する。車速センサ4は、車両の速度(車速)を検出し、車速を示す車速信号Vsを出力する。位置検出センサ5は、ブラシレスモータ1のロータの回転位置(角度)を示す位置信号Psを出力する。位置検出センサ5は、例えばレゾルバで構成される。
ECU10は、車載バッテリ6からイグニションスイッチ7を介して電力の供給を受け、操舵トルク信号Ts、車速信号Vsおよび位置信号Psに基づきブラシレスモータ1を駆動する。ブラシレスモータ1は、ECU10によって駆動されると、操舵補助力を発生させる。減速機2は、ブラシレスモータ1とステアリングシャフト102との間に設けられる。ブラシレスモータ1で発生した操舵補助力は、減速機2を介して、ステアリングシャフト102を回転させるように作用する。
この結果、ステアリングシャフト102は、ハンドル101に加えられる操舵トルクと、ブラシレスモータ1で発生した操舵補助力の両方によって回転する。このように電動パワーステアリング装置は、ブラシレスモータ1で発生した操舵補助力を車両のステアリング機構に与えることにより操舵補助を行う。
図2は、ECU10の詳細な構成を示すブロック図である。ECU10は、位相補償器11、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する)20、3相PWM(Pulse Width Modulation)変調器12、モータ駆動回路13、u相電流検出器14、v相電流検出器15、および、w相電流検出器16を含んでいる。
ECU10には、トルクセンサ3から出力された操舵トルク信号Ts、車速センサ4から出力された車速信号Vs、および、位置検出センサ5から出力された位置信号Psが入力される。位相補償器11は、操舵トルク信号Tsに対して位相補償を施し、位相補償後の操舵トルク信号をマイコン20に対して出力する。
マイコン20は、ブラシレスモータ1の駆動に用いられる3相電圧のレベルを求める制御手段として機能する。より詳細には、マイコン20は、ECU10に内蔵されたメモリ(図示せず)に格納されたプログラムを実行することにより、目標電流算出部21、減算器22、23、d軸電流PI制御部24、q軸電流PI制御部25、d−q/3相交流座標変換部26、符号反転加算器27、3相交流/d−q座標変換部28、正弦波ROMテーブル29、ロータ角度位置検出部17、電流値制限部30、第1制限値算出部40、および、第2制限値算出部50として機能する。マイコン20の機能の詳細については、後述する。
3相PWM変調器12およびモータ駆動回路13は、いずれもハードウェア(回路)で構成されており、マイコン20で求めたレベルの3相電圧を用いてブラシレスモータ1を駆動するモータ駆動手段として機能する。より詳細には、3相PWM変調器12は、マイコン20で求めた3種類の電圧指令値(後述)に応じたデューティ比を有する3種類のPWM信号を生成する。モータ駆動回路13は、例えば電力用MOSトランジスタなどのスイッチング素子を用いて構成されたPWM電圧形インバータである。モータ駆動回路13は、各スイッチング素子を上記3種類のPWM信号によってオンまたはオフに制御することにより、ブラシレスモータ1に印加すべき3相電圧を生成する。
ブラシレスモータ1は、u相、v相およびw相に対応した3種類のコイル(図示せず)を内蔵している。これら3種類のコイルには、モータ駆動回路13で生成された3相電圧がそれぞれ印加される。後述するように、マイコン20は、ブラシレスモータ1のロータの回転位置に応じて3相電圧のレベルを正弦波状に位相を2π/3ずつ遅らせて変動させる制御を行う。これにより、ブラシレスモータ1の各相のコイルには各相の電圧に応じた正弦波状の電流が流れ、ブラシレスモータ1のロータは回転する。これに伴い、ブラシレスモータ1の回転軸には、ブラシレスモータ1を流れる電流の量に応じたトルクTmが発生する。発生したトルクTmは、操舵補助に用いられる。
u相電流検出器14、v相電流検出器15、および、w相電流検出器16は、ブラシレスモータ1を流れる3相電流のレベルを検出する電流検出手段として機能する。より詳細には、u相電流検出器14はブラシレスモータ1を流れるu相電流のレベルを検出し、v相電流検出器15はブラシレスモータ1を流れるv相電流のレベルを検出し、w相電流検出器16はブラシレスモータ1を流れるw相電流のレベルを検出する。以下、各電流検出器で検出された電流のレベルを、u相電流検出値Iu、v相電流検出値Ivおよびw相電流検出値Iwという。
以下、マイコン20の機能の詳細を説明する。ロータ角度位置検出部17は、位置検出センサ5から出力された位置信号Psに基づき、ブラシレスモータ1のロータの回転位置(角度θ)を求める。なお、図3に示すようにブラシレスモータ1に対してu軸、v軸およびw軸を設定し、ブラシレスモータ1のロータ60に対してd軸およびq軸を設定したとき、u軸とd軸のなす角が角度θとなる。
正弦波ROMテーブル29は、0からπ/2までの角度(あるいは、0から2πまでの角度)について正弦値を格納したテーブルである。正弦波ROMテーブル29を用いることにより、ロータ角度位置検出部17で求めた角度θについて、後述する計算式に含まれる正弦値および余弦値(sinθやcos(θ−2π/3)など)を求めることができる。
3相交流/d−q座標変換部28は、3個の電流検出器で検出された3相電流のレベルをd−q座標上の電流検出値に変換する電流値変換手段として機能する。より詳細には、3相交流/d−q座標変換部28は、u相電流検出器14で検出されたu相電流検出値Iuおよびv相電流検出器15で検出されたv相電流検出値Ivに対して次式(1)および(2)に示す演算を行うことにより、d軸電流検出値Idおよびq軸電流検出値Iqを求める。
Id=√2×{Iv×sinθ−Iu×sin(θ−2π/3)} …(1)
Iq=√2×{Iv×cosθ−Iu×cos(θ−2π/3)} …(2)
なお、上式(1)および(2)に含まれる正弦値および余弦値は、正弦波ROMテーブル29から出力されたものである。
目標電流算出部21は、位相補償後の操舵トルク信号(位相補償器11の出力信号)および車速信号Vsに基づき、ブラシレスモータ1に供給すべきq軸電流の値(以下、目標電流値Itという)を求める。より詳細には、目標電流算出部21は、車速をパラメータとして、操舵トルクと目標電流値Itとの対応づけを記憶したテーブル(以下、アシストマップという)を内蔵しており、アシストマップを参照して目標電流値Itを求める。アシストマップを用いることにより、ある強さの操舵トルクが与えられたときに、その強さに応じた適切な強さの操舵補助力を発生させるためにブラシレスモータ1に供給すべきq軸電流の値を求めることができる。
なお、目標電流値Itは符号付きの電流値であり、目標電流値Itの符号は操舵補助の方向を示す。例えば、目標電流値Itが正のときには右方向へ曲がるための操舵補助が行われ、目標電流値Itが負のときには左方向へ曲がるための操舵補助が行われる。
第1制限値算出部40は、後述する方法で、ブラシレスモータ1に供給するq軸電流の制限値(以下、第1制限値Im1という)を求める。第2制限値算出部50は、後述する方法で、ブラシレスモータ1に供給するq軸電流の別の制限値(以下、第2制限値Im2という)を求める。電流値制限部30は、目標電流値Itを第1制限値Im1以下で、かつ、第2制限値Im2以下に制限する。以下、電流値制限部30で2つの制限値以下に制限された目標電流値を、制限目標電流値Irという。
減算器22、23、d軸電流PI制御部24、q軸電流PI制御部25、d−q/3相交流座標変換部26、および、符号反転加算器27は、以下に示すように、制限目標電流値Ir、d軸電流検出値Idおよびq軸電流検出値Iqに基づき、ブラシレスモータ1の駆動に用いられる3相電圧のレベルを求める電圧値決定手段として機能する。
減算器22は、値0とd軸電流検出値Idとの偏差Ed(=−Id)を求める。減算器23は、制限目標電流値Irとq軸電流検出値Iqとの偏差Eq(=Ir−Iq)を求める。d軸電流PI制御部24は、偏差Edについて次式(3)に示す比例積分制御演算を行うことにより、d軸電圧指令値Vdを求める。q軸電流PI制御部25は、偏差Eqについて次式(4)に示す比例積分制御演算を行うことにより、q軸電圧指令値Vqを求める。
Vd=K×{Ed+(1/T)∫Ed・dt} …(3)
Vq=K×{Eq+(1/T)∫Eq・dt} …(4)
ただし、上式(3)および(4)において、Kは比例ゲイン定数であり、Tは積分時間である。
d−q/3相交流座標変換部26および符号反転加算器27は、d軸電圧指令値Vdおよびq軸電圧指令値Vqを3相交流座標上の電圧指令値に変換する。より詳細には、d−q/3相交流座標変換部26は、d軸電流PI制御部24で求めたd軸電圧指令値Vdおよびq軸電流PI制御部25で求めたq軸電圧指令値Vqに対して次式(5)および(6)に示す演算を行うことにより、u相電圧指令値Vuおよびv相電圧指令値Vvを求める。符号反転加算器27は、d−q/3相交流座標変換部26で求めたu相電圧指令値Vuおよびv相電圧指令値Vvに対して次式(7)に示す演算を行うことにより、w相電圧指令値Vwを求める。
Vu=√(2/3)×{Vd×cosθ−Vq×sinθ} …(5)
Vv=√(2/3)×{Vd×cos(θ−2π/3)
−Vq×sin(θ−2π/3)} …(6)
Vw=−Vu−Vv …(7)
なお、上式(5)および(6)に含まれる正弦値および余弦値は、正弦波ROMテーブル29から出力されたものである。
このように減算器22、23、d軸電流PI制御部24、q軸電流PI制御部25、d−q/3相交流座標変換部26、および、符号反転加算器27は、d軸電流検出値Idを値0に、q軸電流検出値Iqを制限目標電流値Irに一致させるフィードバック制御を行う。これにより、制限目標電流値Irに応じた操舵補助力をブラシレスモータ1で発生させることができる。
第1制限値算出部40は、図4に示すように、2乗積算部41d、41q、加算器42、および、第1制限値テーブル43を含んでいる。2乗積算部41dはd軸電流検出値Idの2乗値を所定の時間に亘って積算し、2乗積算部41qはq軸電流検出値Iqの2乗値を同じ時間に亘って積算する。加算器42は、2乗積算部41d、41qで求めた2つの積算値の和を求める。第1制限値テーブル43は、d軸電流およびq軸電流の2乗和の積算値に対応づけて、ブラシレスモータ1に供給するq軸電流の制限値を記憶している。
ブラシレスモータ1およびその周辺回路(例えば、モータ駆動回路13やu相電流検出器14など)における全体的な発熱量は、加算器42の出力(すなわち、(Id2 +Iq2 )の積算値)に基づき推測できる。そこで、第1制限値テーブル43には、(Id2 +Iq2 )の積算値に対応づけて、推測された全体的な発熱量に応じたq軸電流の制限値を記憶させておく。加算器42の出力を用いて第1制限値テーブル43を参照することにより、第1制限値算出部40における第1制限値Im1が決定される。
第2制限値算出部50は、図5に示すように、2乗積算部51u、51v、51w、最大値選択部52、および、第2制限値テーブル53を含んでいる。2乗積算部51uはu相電流検出値Iuの2乗値を所定の時間に亘って積算し、2乗積算部51vはv相電流検出値Ivの2乗値を同じ時間に亘って積算し、2乗積算部51wはw相電流検出値Iwの2乗値を同じ時間に亘って積算する。最大値選択部52は、2乗積算部51u、51v、51wで求めた3個の積算値の最大値を選択して出力する。第2制限値テーブル53は、1相分の電流の2乗値の積算値に対応づけて、ブラシレスモータ1に供給するq軸電流の制限値を記憶している。
ブラシレスモータ1およびその周辺回路における相ごとの局所的な発熱量は、2乗積算部51u、51v、51wの出力(すなわち、Iu2 の積算値、Iv2 の積算値、および、Iw2 の積算値)に基づき推測できる。したがって、相ごとの局所的な発熱量の最大値は、最大値選択部52の出力に基づき推測できる。そこで、第2制限値テーブル53には、1相分の電流の2乗値の積算値に対応づけて、推測された局所的な発熱量に応じたq軸電流の制限値を記憶させておく。最大値選択部52の出力を用いて第2制限値テーブル53を参照することにより、第2制限値算出部50における第2制限値Im2が決定される。
なお、第1制限値算出部40は、第1制限値テーブル43に代えて、d軸電流およびq軸電流の2乗和の積算値に基づき演算処理でq軸電流の制限値を求める第1制限値演算部を含んでいてもよく、第2制限値算出部50は、第2制限値テーブル53に代えて、1相分の電流の2乗値の積算値に基づき演算処理でq軸電流の制限値を求める第2制限値演算部を含んでいてもよい。
このようにして決定された第1制限値Im1および第2制限値Im2は、電流値制限部30において、目標電流値Itを所定以下に制限するときの制限値として用いられる。d軸電流およびq軸電流の2乗和の積算値に基づく第1制限値Im1以下に目標電流値Itを制限することにより、全体的な発熱量が所定以下になるようにモータ駆動電流を制限することができる。また、3相電流の2乗値の積算値の最大値に基づく第2制限値Im2以下に目標電流値Itを制限することにより、相ごとの局所的な発熱量が所定以下になるようにモータ駆動電流を制限することができる。
以上に示すように本実施形態に係る電動パワーステアリング装置によれば、d軸電流およびq軸電流の2乗和に基づく第1制限値Im1を用いて、全体的な発熱量を考慮してモータ駆動電流を制限すると共に、3相電流の2乗値に基づく第2制限値Im2を用いて、相ごとの局所的な発熱量を考慮してモータ駆動電流を制限することができる。これら2つの制限値を用いてモータ駆動電流を制限することにより、通常の走行状態だけでなく、保舵や急操舵など様々な操舵状態に応じてモータ駆動電流を適切に制限し、いかなる操舵状態でも装置を発熱から保護することができる。
なお、以上の説明では、第1制限値Im1は(Id2 +Iq2 )の積算値に基づき決定され、第2制限値Im2はIu2 の積算値、Iv2 の積算値およびIw2 の積算値の最大値に基づき決定されることとしたが、第1制限値Im1を(Id2 +Iq2 )の平均値に基づき決定してもよく、第2制限値Im2をIu2 の平均値、Iv2 の平均値およびIw2 の平均値の最大値に基づき決定してもよい。
また、本発明は、コラムアシスト型の電動パワーステアリング装置だけでなく、ピニオンアシスト型やラックアシスト型の電動パワーステアリング装置にも適用できる。
本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成をそれに関連する車両の構成と共に示す概略図である。 図1に示す電動パワーステアリング装置に含まれるECUの詳細な構成を示すブロック図である。 3相ブラシレスモータにおける3相交流座標とd−q座標とを説明するための模式図である。 図2に示すECUに含まれる第1制限値算出部の詳細な構成を示すブロック図である。 図2に示すECUに含まれる第2制限値算出部の詳細な構成を示すブロック図である。 ブラシレスモータを備えた電動パワーステアリング装置における3相電流を示す波形図である。
符号の説明
1…ブラシレスモータ、2…減速機、3…トルクセンサ、4…車速センサ、5…位置検出センサ、6…車載バッテリ、7…イグニションスイッチ、10…ECU、11…位相補償器、12…3相PWM変調器、13…モータ駆動回路、14…u相電流検出器、15…v相電流検出器、16…w相電流検出器、17…ロータ角度位置検出器、20…マイコン、21…目標電流算出部、22、23…減算器、24…d軸電流PI制御部、25…q軸電流PI制御部、26…d−q/3相交流座標変換部、27…符号反転加算器、28…3相交流/d−q座標変換部、29…正弦波ROMテーブル、30…電流値制限部、40…第1制限値算出部、50…第2制限値算出部

Claims (3)

  1. モータ駆動電流を制限する機能を有する電動パワーステアリング装置であって、
    車両のステアリング機構に与えられる操舵補助力を発生させるブラシレスモータと、
    前記ブラシレスモータの駆動に用いられる3相電圧のレベルを求める制御手段と、
    前記制御手段で求めたレベルの3相電圧を用いて前記ブラシレスモータを駆動するモータ駆動手段と、
    前記ブラシレスモータを流れる3相電流のレベルを検出する電流検出手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記3相電流のレベルをd軸電流検出値およびq軸電流検出値に変換する電流値変換手段と、
    少なくとも操舵トルクを含む入力値に基づき、前記ブラシレスモータを流れる電流の目標値を求める目標電流算出手段と、
    前記目標電流算出手段で求めた目標値を所定以下に制限する電流値制限手段と、
    前記電流値制限手段で制限された目標値、前記d軸電流検出値および前記q軸電流検出値に基づき、前記3相電圧のレベルを求める電圧値決定手段とを含み、
    前記電流値制限手段は、前記目標電流算出手段で求めた目標値を、前記d軸電流検出値および前記q軸電流検出値の2乗和に基づく第1制限値以下で、かつ、前記3相電流のレベルの2乗値に基づく第2制限値以下に制限することを特徴とする、電動パワーステアリング装置。
  2. 前記第1制限値は、前記d軸電流検出値および前記q軸電流検出値の2乗和の積算値に基づき決定されることを特徴とする、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記第2制限値は、前記電流検出手段で検出されたu相電流のレベルの2乗値の積算値、前記電流検出手段で検出されたv相電流のレベルの2乗値の積算値、および、前記電流検出手段で検出されたw相電流のレベルの2乗値の積算値のうちの最大値に基づき決定されることを特徴とする、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
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