JP2007282537A - アクリルアミドが減少し、かつクロロゲン酸類が増加した焙煎したコーヒー豆の製造方法及びその焙煎したコーヒー豆からなる飲食物 - Google Patents

アクリルアミドが減少し、かつクロロゲン酸類が増加した焙煎したコーヒー豆の製造方法及びその焙煎したコーヒー豆からなる飲食物 Download PDF

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Abstract

【課題】
コーヒー豆以外を使用・添加することなく、焙煎したコーヒー豆中のアクリルアミドの減少した含量及びクロロゲン酸類の増加した含量を有する焙煎したコーヒー豆を提供すること。
【解決手段】
本発明は、1つの様態では、コーヒー豆を過熱水蒸気で焙煎することを特徴とする、アクリルアミドの含量を減少させクロロゲン酸類含量を増加させる焙煎コーヒー豆の製造方法を提供する。別の様態では、アクリルアミドの減少した含量を有しかつクロロゲン酸類の増加した含量を有する焙煎したコーヒー豆、更に別の態様では、アクリルアミドの減少しかつクロロゲン酸類の増加した焙煎したコーヒー豆を使用することを特徴とする、健康訴求コーヒーの用途に供する飲食品。
【選択図】図2

Description

本発明は、コーヒー豆以外の原材料を使用・添加することなく、通常焙煎コーヒー豆よりもアクリルアミドの含量を減少させ及びクロロゲン酸類の含量を増加させた、焙煎コーヒー豆の製造方法に関する。
コーヒーは世界で最も人気のある飲料のひとつであり、コーヒーは何千年もの間楽しまれてきた。2002年4月、スウェーデン国立食品庁(Swedish National Food Administration)及びストックホルム大学(Stockholm University)の研究者は、発癌性化学物質のおそれのあるアクリルアミドが、加熱処理を受ける食品及び飲料の多くの種類に形成されることを発表した。焙煎したコーヒー豆にもアクリルアミドの存在が指摘されている。アクリルアミドは、動物実験においては食品中の他の発癌性物質と同様の発癌能力を有するが、ヒトに対しての発癌リスクは未知である。アクリルアミドについては、限られたヒトのデータしか得られておらず、これらはアクリルアミド摂取による癌の危険性について何の証拠も提供するものではない。しかしながら、アクリルアミドの低減は、世界的規模で求められている実態がある。日本でも厚生労働省から産業界に対して、アクリルアミド生成を抑制する製造条件等の検討を早急に実施するよう要請されている。
一方、クロロゲン酸類は、コーヒー豆中に含まれるポリフェノールの一種であり、生コーヒー豆抽出物由来のクロロゲン酸類を含む食品の摂取による人体への生理学的改善効果として以下の報告がある。約500mg/日の摂取で胃酸分泌抑制による消化性改善効果、400〜1000mg/日の摂取で血糖値上昇抑制効果及び、140〜280mg/日の摂取で血圧上昇抑制効果により有効性が確認されている。
更に、クロロゲン酸類を必須成分として含有するコーヒーノキ種子抽出物を用いた急性毒性試験でLD50は2000mg/kg以上であると判定されており、安全性においても非常に高いことが確認されている。
コーヒー生豆には、種々のクロロゲン酸類が含まれるが、クロロゲン酸類としてモノカフェオイルキナ酸、フェルラキナ酸及びジカフェオイルキナ酸の三種を含有する。ここでモノカフェオイルキナ酸としては、3−カフェオイルキナ酸、4−カフェオイルキナ酸及び5−カフェオイルキナ酸の異性体が存在するが、本明細書において「クロロゲン酸類」と云う場合は、上述の化合物の総称として用いるものとする。
通常焙煎コーヒーにおいてアクリルアミドが含まれることへの懸念を示す人は、凡そ健康や食品に含まれる健康障害に対して疑わしい成分のみならず、栄養機能性成分に対する関心が高く、コーヒー豆中にポリフェノールの一種であるクロロゲン酸類の摂取にも関心を持つことが容易に推測される。このような消費者のニーズにこたえるため、より健康危害へのおそれのない、或いはより機能性のある成分を含む焙煎コーヒー豆を含むコーヒー商品の登場が待ち望まれていた。
コーヒー生豆は、通常250〜400℃の温度範囲の熱風を用いて焙煎される。その焙煎時間や焙煎のスピードが、コーヒーの風味特性のみならずその成分組成においても重大な影響を与える。コーヒー豆中のアクリルアミドは、焙煎の初期段階において顕著に生成され、その後焙煎工程の終了に向かってアクリルアミドの分解が支配的になることが知られている。コーヒー豆の焙煎とアクリルアミド含量の推移の一般的な例を図1に示す。図1より、浅煎りに焙煎したコーヒー豆は、焙煎の進行した豆より多くのアクリルアミドが含まれることになる。しかしながら、アクリルアミドを減少させるための手段として、焙煎をより深煎りにすることは、苦味や焦げ臭の増加といった風味上の変化をもたらす。
一方、クロロゲン酸類は、コーヒー生豆に5〜10%程度ふくまれるが、焙煎と共に著しく減少し、浅煎りに焙煎したコーヒー豆は、深煎りの豆より顕著に多くのクロロゲン酸類が含まれることが知られている。また、同じ焙煎度合いであっても焙煎時間が長いと分解反応により減少する。焙煎コーヒー豆中のクロロゲン酸類を増加させる手段として、より焙煎を浅煎りにし短時間の焙煎を行うことは、不快な酸味や生豆臭の増加といった風味上必ずしも好ましくない作用をもたらす。
焙煎したコーヒー豆のアクリルアミドの量を減らす方法としては、コーヒー生豆をアスパラキナーゼを含むアスパラギン還元酵素で処理する工程を実施し、その後加熱調理或いはコーヒー豆を焙煎する方法も開示されている。しかしながら、これらの方法は、酵素といった原材料をコーヒー豆に添加・処理する工程が必要であり、コーヒー豆以外の原材料がたとえ僅かであれ添加され、原材料コーヒー豆100%でないことに懸念を示す人に受け入れられないことへの問題が残る。
また、過熱水蒸気を用いてコーヒー豆を焙煎する方法において、以下の先行文献があるが、これらにおいてアクリルアミドの低減がなされる記述は見当たらない。また、クロロゲン酸類を強化する方法に関しても見当たらない。
特表昭63−502319 特開2003−346362 特開平8−92−57 特開2004−283062号 特開2006−503592号 特開平1−256347号 特開平5−168410号 特開平6−046755号 特開平6−030754号 特開平10−234345号 食品中のアクリルアミドの健康への影響についての国連食糧農業機関/世界保健機関合同専門家会合報告書(FAO/WHO Consultation on the Health Implications of Acrylamide in Food: Summary Report)、スイスのジュネーブ、2002年6月25〜27日。 斎藤郁夫ら、医学と薬学、47(1):67-74,2002、生コーヒー豆抽出物配合飲料のヒト血圧に及ぼす影響 吉田 充、外6名、"日本で市販されている加工食品中のアクリルアミドの分析"、日本食品科学工学会誌、2002年12月、第49巻、第12号、p.822−825 H. Guenther, "Status of research on acryl amide formation during theroasting of coffee", Acryl amide status report, December 2004, CIAA, pp.38-43 中林敏郎ら、「コーヒーの焙煎の化学と技術」、弘学出版、p.52−54
焙煎したコーヒー製品中に一般的に見出される含量でのアクリルアミドをヒトが消費した結果、どんな健康への影響をもたらすことがあるのかを評価するには慎重かつ十分な研究が必要であるが、アクリルアミドを低減するために、酵素のようなコーヒー豆以外の原材料を添加するという事実に対し消費者が安全性に懸念を表明するが故に、コーヒー豆以外の原材料を使用・添加することなく、通常焙煎コーヒー豆よりもアクリルアミドの含量が減少した焙煎コーヒー豆を提供することが、本発明の目的である。また同時に、焙煎により著しく減少しうるクロロゲン酸類を低減させることなくコーヒー豆を焙煎する方法を提供することもまた、本発明の目的である。
本発明者は、コーヒー豆以外の原材料を使用・添加することなく、通常焙煎法よりも焙煎コーヒー豆のアクリルアミド含量の生成を抑制すべく種々検討したところ、過熱水蒸気を用いて加圧下で焙煎し、加水分解反応を早めることで、アクリルアミドの前駆物質に変化する生成反応を抑制し、水蒸気以外の熱源、例えば一般的な熱風式や直火加熱により得られる同じ焙煎時間・焙煎色に調製した焙煎コーヒー豆と比べ、焙煎コーヒー豆中のアクリルアミドの生成が低減されるということを見出した。更には、驚くべきことに、過熱水蒸気での焙煎を行なうことでクロロゲン酸類の分解反応の抑制にも効果的であることを見出し、本発明を完成させた。
過熱水蒸気を用いる利点は多い。これらの利点には:(a)それが全く毒性のない物質であること;(b)それの持つ熱量でもって、一般に望ましくない副反応を生ずることなくアクリルアミドの含量が低減された焙煎したコーヒー豆が得られること、である。
本明細書で引用されるすべての文献は、その関連部分において本明細書に参考として組み込まれており、いかなる文献の引用も、それが本発明に関連する先行技術であるとの容認として解釈すべきでない。また、本明細書で使用するとき、指示がない限り、パーセンテージ(%)はすべて重量によるものである。
本発明の様態は次の通りである。
1.コーヒー豆を、過熱水蒸気を用いた加圧下で焙煎することを特徴とする、通常焙煎コーヒー豆よりもアクリルアミドの含量が少なく、かつクロロゲン酸の含量の多い焙煎コーヒー豆を製造する方法。
2.過熱水蒸気で焙煎する際の圧力が1.0barG〜20barGであることを特徴とする、上記1に記載の製造方法。
3.前記焙煎コーヒー豆中のアクリルアミドの含量が通常焙煎コーヒー豆を基準として10%〜100%減少しており、かつクロロゲン酸の含量が10%〜100%増加していることを特徴とする、上記1又は2のいずれか一項に記載の製造方法。
4.焙煎色5Lu以下で、焙煎コーヒー豆中のアクリルアミド含量が0〜180μg/kgかつクロロゲン酸類含量が7〜29g/kgである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法で製造した焙煎コーヒー豆。
5.焙煎色5〜10Luで、アクリルアミド含量が0〜220μg/kgかつクロロゲン酸類含量が13〜43g/kgである、上記1〜3のいずれか一項に記載の方法で製造した焙煎コーヒー豆。
6.焙煎色10〜25Luで、焙煎コーヒー豆中のアクリルアミド含量が0〜280μg/kgかつクロロゲン酸類含量が18〜60g/kgである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法で製造した焙煎コーヒー豆。上記1〜3のいずれか一項に記載した製造方法により製造した焙煎コーヒー豆。
7.上記1〜6に記載の焙煎コーヒー豆を含む飲食物。
以下に発明の詳細を説明する。
本発明に使用するコーヒー生豆の種類は、特に制限されるものではなく、アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種等のものが挙げられる。複数の種類をブレンドした豆を用いてもよい。
本発明において「通常焙煎コーヒー豆」とは、従来製法である熱風又は直火加熱方式により、本発明の製造方法と同じ焙煎時間焙煎を行うことにより得た、同じ焙煎色の焙煎コーヒー豆のことを指すものとする。
本発明において、過熱水蒸気で焙煎する際の圧力とは、焙煎すべきコーヒー豆を入れた焙煎室の圧力のことであり、1.0barG〜20barGとすることが好ましい。
本発明におけるコーヒー豆の焙煎色については、後に詳細に述べる。
本発明によれば、コーヒー豆以外の原材料使用・添加することなく、焙煎したコーヒー豆中のアクリルアミドの減少した含量を有する及び又はクロロゲン酸類の増加した含量を有する焙煎したコーヒー豆を消費者に供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
コーヒー豆は密閉された圧力容器の中に取り付けられた回転する焙煎室に投入され流動する。過熱水蒸気は焙煎室内に挿入されたノズルにより流動するコーヒー豆に吹き付けられコーヒー豆を加圧下で焙煎する。コーヒー豆の流動化の方法は、特に制限されるものではないが、均一に焙煎反応が行われるように過熱水蒸気の供給・循環によりコーヒー豆を流動化させても良い。
焙煎室内のコーヒー豆の温度が所定の温度に達したら過熱水蒸気の供給を止め、圧力容器内の蒸気を常圧付近まで拭き取り焙煎を終了させる。大気圧下の容器内に排出後、直ちに冷却水を添加し同時に室温以下の空気を送り込み、流動させながら焙煎したコーヒー豆の温度を急激に50℃以下に低下させる。
過熱水蒸気を用いた6.5〜20barGの加圧下でコーヒー豆を予備焙煎した後に過熱水蒸気を用い1.0barGの加圧のもとで最終焙煎を行なう2段階で実施しても良い。
前記加熱温度は、200〜400℃であるが、過熱水蒸気を焙煎に適する温度にするという観点から、好ましくは250〜320℃、より好ましくは260〜300℃である。焙煎圧力は、加水分解を促進する上で1.0barG以上であることが必要であるが、焙煎コーヒー豆の風味の観点から焙煎圧力は20barG以下が好ましい。焙煎時間は、焙煎度合いによっても変わるが3〜15分の間で行なうことが出来る。
本発明において、焙煎したコーヒー豆中のアクリルアミドの含量、クロロゲン酸類の含量に関して、低減、増加した割合を言う場合、それぞれ、同じオリジンのコーヒー生豆を熱風又は直火加熱による通常焙煎によって、本発明の方法と同じ焙煎時間焙煎し、同じ焙煎色に調製した焙煎コーヒー豆中のアクリルアミドの含量、クロロゲン酸類の含量を対照とする。
ここでいう「焙煎度」とは、内部640nmフィルターを有するDr.LangeのColor Reflectance Meter ModelLK−100(Dr.LangeGmbH,ドイツ、デュッセルドルフ)を用いた、焙煎コーヒー豆の粉砕サンプルの可視光線反射率を用いて、間接的に算出される焙煎色のことである。焙煎色は“Lu”単位で表記され、Luの値が小さいほど焙煎色が暗色であることを表す。
コーヒー豆は、粉砕度700〜800μを得るように、ベンチトップ・コーヒーグラインダー(Modern Process Equipment Co.,イリノイ州、シカゴ)によって粉砕する。次に、粉砕コーヒー・サンプルをDr.Langeの反射率計を備えた、表面を均一にならすためのペトリ皿に緩く注入する。次に、ナイフなどを用いて、サンプル上に平面を得る。次に、ペトリ皿を反射率計の下部に配置される引き出し部に入れ、この機器の測定モードにて、反射率測定値を表示させる。反射率値が低ければ低いほど、焙煎色は暗色になる。
(分析方法)
1.食品中のアクリルアミドを測定する方法
[アクリルアミド測定方法]
前出、非特許文献3記載の実験方法に準じて行った。詳細を以下に記す。
1)内標準物質の合成
RaneyR Copper(Aldrich社製)5gにアクリロニトリル−d3(99.5%,C/D/NIsotope Inc.)水溶液(1g/30ml)を加え、窒素雰囲気下、80℃で3時間攪拌した。反応液を吸引ろ過し、凍結乾燥し、アクリルアミド−d3を無色固体として得た。この一部を昇華精製した純度99%以上の純品を内標準物質として用いた。
2)抽出操作
フードプロセッサーで粉砕した試験試料約50gを容量500mlの共栓三角フラスコに精密に量り採り、アクリルアミド−d3水溶液500μlを添加し、5分間振り混ぜた。水300〜400mlを加え、ポリトロン・ホモジナイザー(PT2100Model DA2120/2;KINEMATICアクリルアミドG)で内容物が均一になるまで1〜3分間破砕した後、粉砕物の一部を容量50mlの遠心管に取り、48000×gで20分間遠心分離した。
上澄み液2mlをプラスチックチューブ1本に分注し、−30℃に凍結後、解凍、再遠心(21700×g、10分間)した。その遠心上澄み液全量をメタノール1ml、水2mlでコンディショニングした固相抽出カートリッジ(ISOLUTEMultimodeTM,500mg,International Sorbent Technology Ltd.)に負荷し、水で溶出を行った。試料負荷後、最初の1mlを捨て、3mlをガスクロマト質量分析(GC−MS)用試料溶液として採取した。
3)GC−MSによる測定
分析用試料溶液3mlを氷浴中で冷却し、臭素化試薬(臭化カリウム 15.2g、臭化水素水0.8ml、臭素水5ml、水60ml)を臭素の色が残るまで加え、氷浴上1時間放置した。1.0mol/Lチオ硫酸ナトリウム水溶液を添加し、過剰の臭素を還元、消失させ、酢酸エチル4.0mlで抽出した。抽出液を硫酸ナトリウム(無水)で脱水し、遠心エバポレーターを用いて30℃で大部分の溶媒を減圧留去した。完全に乾固する前にGC−MS分析用ミクロ試料管へ移し替え、さらに遠心エバポレーターで約5分間減圧遠心して乾固させた。この試料管を4℃に保管し、分析直前に25μlの酢酸エチルで溶解した。
GC−MS分析にはGCMS−QP2010(島津製作所製)を用い、カラムはCP−Sil24CB Lowbleed/MS(0.25mm×30m、Varian)を使用した。試料溶液1μlをスプリットレスモードで注入し、85℃で1分間保持、25℃/分で175℃まで昇温、6分間保持、40℃/分で250℃まで昇温、250℃で7.52分保持という昇温プログラムでGCを行った。キャリアーガスはHe、カラムヘッド圧は100kPa、試料導入部温度は120℃とした。
保持時間8.2分の2,3−ジブロモプロピオンアミドの脱臭素フラグメントイオンピーク(m/z 150,152)を選択的イオン検出法(SIM)で検出し、内標準由来の保持時間8.1分のピーク(m/z 153,155)との面積比から試料中のアクリルアミド含量を算出した。
2.(アクリルアミドの減少%)
アクリルアミドの%減少=[(対照焙煎コーヒー豆中のアクリルアミド含量−過熱水蒸気焙煎コーヒー豆中のアクリルアミド含量)/対照焙煎コーヒー豆中のアクリルアミド含量]×100
3.クロロゲン酸類分析法
焙煎コーヒー豆中のクロロゲン酸類含量を、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)を用いた以下の分析方法で測定した。
1)焙煎豆からクロロゲン酸類の抽出操作
a)メスシリンダーで70%(v/v)メタノール水溶液を必要量調製(100ml以上/検体)する。
b)ドラフト内に冷却管をスタンドなどでウオーターバス上に固定し、水道水を冷却部に流す。
c)三角フラスコに300〜500μm粒度に粉砕した分析試料約1gを精密天秤で測りとり、三角フラスコに全量移す。
d)70%メタノール溶液を約30ml測りとり三角フラスコに移し沸騰石を4〜5粒加える。
e)三角フラスコを凝縮器に取り付け、フラスコの液面が水面より下にくるようウオーターバス内におく。このとき、凝縮器とフラスコを固定クリップで固定する。
f)メタノール溶液が沸騰を始めてから15分間抽出を行い、時間がきたら三角フラスコをウオーターバス内から引き上げ、凝縮液が落下し終わるまで数分静置する。
g)三角フラスコを凝縮器から取り外し液中の微粉試料を底に沈殿させるため数分間静置させる。
h)三角フラスコ内の溶液をピペッターなどで、100mlメスフラスコに移す。この際、特に最初のバッチでは分析試料粒子を移さない様に注意する。
i)e〜hの操作を合計三回繰り返す。但し、メタノール溶液を新しく加えた後に沸騰石を一粒加える。
j)最後の抽出操作後、三角フラスコ内の液はパスツールピペットを用いて出来る限り100mlメスフラスコに移しとる。この際、分析試料の微粉が多少移ってもかまわない。
k)70%メタノール溶液を少量(20〜30ml)用いて、三角フラスコ内の分析試料を二度にわけてリンスし、リンスした液をパスツールピペットで採取し室温下で100mlにメスアップする。
2)HPLC法
ODS−2逆相カラムを用い、溶離液A(0.05M酢酸 3vol%アセトニトリル水溶液)と溶離液B(0.05M酢酸 100vol%アセトニトリル溶液)にてグラジエントをかけて溶出した。標準品とリテンションタイムを比較し同定した。ここで得られたエリア%に対して、クロロゲン酸類について5位のカフェオイルキナ酸を標準物質として、粉砕焙煎コーヒー豆1g当りのクロロゲン酸類量(mg)で表示する。
4.クロロゲン酸類の増加%
クロロゲン酸類の増加%=[(対照焙煎コーヒー豆中のクロロゲン酸類含量−過熱水蒸気焙煎コーヒー豆中のクロロゲン酸類含量)/対照焙煎コーヒー豆中のクロロゲン酸類含量]×100
本発明の方法により焙煎したコーヒー豆をそのままの形態で各種飲料又は食品に添加することができる。また本発明の方法により焙煎したコーヒー豆を一般的な粉砕機、ロールミルなどを用いて粉砕して、焙煎粉砕コーヒー(粗挽き、中粗挽き、中挽き、中細挽き、細挽きなどの種々の形状のものを含む)を得ることができ、焙煎粉砕コーヒーの形で各種飲料または食品に添加することも可能である。焙煎粉砕コーヒーを水、アルコール類などの抽出液を用いて抽出することにより、アクリルアミドの含有量の少ない、かつクロロゲン酸類の含有量の多い、所望の含量の液体コーヒーを得ることができる。次いで得られた液体コーヒーをそのままの状態で、液体コーヒーを濃縮した液体コーヒー濃縮物の状態で、あるいは液体コーヒーを噴霧乾燥、凍結乾燥等の手段により乾燥させて得た粉末コーヒーの状態で、各種飲料や食品に添加することができる。このように本発明の方法により得られるコーヒー豆及びその抽出液を、飲料や食品の風味付け等のために用いることができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
対照焙煎コーヒー豆は、当該技術分野において既知のような従来の熱風加熱・直火加熱方式で調製される。対照焙煎コーヒー豆及び過熱水蒸気焙煎コーヒー豆の両方は、ほぼ同じ焙煎時間で、ほぼ同じ焙煎度に焙煎した。
実施例1:インドネシアEK−1豆(ロバスタ種)を用い、図2に示す焙煎装置で一段圧力焙煎を行った。コーヒー豆投入弁(1)を開きインドネシアEK−1豆1Kgを投入ホッパー(2)から焙煎室(3)に投入した後、圧力6.0barG、温度270℃の過熱水蒸気で6.5分間焙煎を行い0.85Kgの焙煎豆を得た。このときの焙煎色は9.0Luであった。
実施例2:実施例1と同様にして、圧力6.0barG、温度270℃の過熱水蒸気で5.5分間焙煎を行い0.85Kgの焙煎豆を得た。このときの焙煎色は12.0Luであった。
実施例3:実施例1と同様にして、圧力6.0barG、温度270℃の過熱水蒸気で4.5分間焙煎を行い0.86Kgの焙煎豆を得た。このときの焙煎色は18.0Luであった。
実施例4:コロンビアエクセルソ豆(アラビカ種)を用い図2に示す焙煎装置で二段圧力焙煎を行った。コーヒー豆投入弁を開きコロンビアエクセルソ豆1Kgを投入ホッパー(2)から焙煎室(3)に投入した後、圧力8.0barG、温度280℃の過熱水蒸気で2.0分間予備焙煎した後、過熱水蒸気供給弁(4)で過熱水蒸気の供給を止め、圧力放出弁(5)により焙煎室内の圧力を抜き取ったあと、過熱水蒸気供給弁(4)を再び開き、圧力1.0barG、温度250℃の過熱水蒸気で5.0分間最終焙煎を行い0.84Kgの焙煎豆を得た。このときの焙煎度は4.5Luであった。
実施例5:実施例4と同様にして、圧力8.0barG、温度280℃の過熱水蒸気で2.0分間予備焙煎した後、過熱水蒸気供給弁(4)で過熱水蒸気の供給を止め、圧力放出弁(5)により焙煎室内の圧力を抜き取ったあと、過熱水蒸気供給弁(4)を再び開き、圧力1.0barG、温度250℃の過熱水蒸気で4.0分間最終焙煎を行い0.85Kgの焙煎豆を得た。このときの焙煎度は9.5Luであった。
実施例6:実施例4と同様にして、圧力8.0barG、温度280℃の過熱水蒸気で2.0分間予備焙煎した後、過熱水蒸気供給弁(4)で過熱水蒸気の供給を止め、圧力放出弁(5)により焙煎室内の圧力を抜き取ったあと、過熱水蒸気供給弁(4)を再び開き、圧力1.0barG、温度250℃の過熱水蒸気で3.0分間最終焙煎を行い0.85Kgの焙煎豆を得た。このときの焙煎度は12.0Luであった。
<比較例;通常焙煎>
比較例1:
インドネシアEK−1豆(ロバスタ種)を用い、フジロイヤル製のコーヒーロースター(TYPE R−101)を使用し焙煎を行った。
インドネシアEK−1豆1Kgを投入しプロパンの燃焼ガスで6.5分間焙煎を行い焙煎色9.0Luの0.85Kgの焙煎豆を得た。
比較例2:比較例1と同様にして、5.5分間焙煎を行い焙煎色12.0Luの0.85Kgの焙煎豆を得た。
比較例3:比較例1と同様にして、4.5分間焙煎を行い焙煎色18.0Luの0.86Kgの焙煎豆を得た。
比較例4:コロンビアエクセルソ豆(アラビカ種)を用い、フジロイヤル製のコーヒーロースター(TYPE R−101)を使用し焙煎を行った。
コロンビアエクセルソ豆1Kgを投入しプロパンの燃焼ガスで7.0分間焙煎を行い焙煎色4.5Luの0.83Kgの焙煎豆を得た。
比較例5:比較例4と同様にして6.0分間焙煎を行い焙煎色9.5Luの0.85Kgの焙煎豆を得た。
比較例6:比較例4と同様にして5.0分間焙煎を行い焙煎色12.0Luの0.86Kgの焙煎豆を得た。
<比較例;常圧過熱水蒸気焙煎>
比較例7:インドネシアEK−1豆(ロバスタ種)を用い、図2に示す焙煎装置で過熱水蒸気焙煎を行った。
コーヒー豆投入弁(1)を開きインドネシアEK−1豆1Kgを投入ホッパー(2)から焙煎室(3)に投入した後、圧力放出弁(5)を開けまま過熱水蒸気供給弁(4)から温度270℃の過熱水蒸気を供給し5.5分間焙煎した後、過熱水蒸気の供給を止めた。これにより焙煎色9.0Luの0.85Kgの焙煎豆を得た。
比較例8:コロンビアエクセルソ豆(アラビカ種)を用い図2に示す焙煎装置で過熱水蒸気焙煎を行った。コーヒー豆投入弁(1)を開きコロンビアエクセルソ豆1Kgを投入ホッパー(2)から焙煎室(3)に投入した後、圧力放出弁(5)を開けたまま過熱水蒸気供給弁(4)から温度270℃の過熱水蒸気を供給し6.0分間焙煎した後、過熱水蒸気の供給を止めた。これにより焙煎色9.5Luの0.84Kgの焙煎豆を得た。
Figure 2007282537
コーヒー豆の焙煎度とアクリルアミド含量との関係の例を表すグラフである。 過熱水蒸気を用いる焙煎装置の模式図である。

Claims (7)

  1. コーヒー豆を、過熱水蒸気を用いた加圧下で焙煎することを特徴とする、通常焙煎コーヒー豆よりもアクリルアミドの含量が少なく、かつクロロゲン酸類の含量の多い焙煎コーヒー豆を製造する方法。
  2. 過熱水蒸気で焙煎する際の圧力が1.0barG〜20barGであることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記焙煎コーヒー豆中のアクリルアミドの含量が通常焙煎コーヒー豆を基準として10%〜100%減少しており、かつクロロゲン酸類の含量が10%〜100%増加していることを特徴とする、請求項1又は2のいずれか一項に記載の製造方法。
  4. 焙煎色5Lu以下で、焙煎コーヒー豆中のアクリルアミド含量が0〜180μg/kgかつクロロゲン酸類含量が7〜29g/kgである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法で製造した焙煎コーヒー豆。
  5. 焙煎色5〜10Luで、アクリルアミド含量が0〜220μg/kgかつクロロゲン酸類含量が13〜43g/kgである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法で製造した焙煎コーヒー豆。
  6. 焙煎色10〜25Luで、焙煎コーヒー豆中のアクリルアミド含量が0〜280μg/kgかつクロロゲン酸類含量が18〜60g/kgである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法で製造した焙煎コーヒー豆。
  7. 請求項1〜6に記載の焙煎コーヒー豆を含む飲食物。
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