JP2007262643A - 塗工紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】大判のオフセット印刷機で印刷した時に、印刷胴への貼付きやシワの発生が無く、且つインキ乾燥性が良好で、印刷作業性が改善され、白紙光沢が高い低坪量の塗工紙の提供。
【解決手段】本発明は、原紙の少なくとも片面に、顔料と接着剤を主成分とする塗工層を2層以上設けた塗工紙において、原紙と接する下塗り塗工層中に、全顔料100質量部当り、下記の条件(1)及び(2)を満足する扁平顔料を50質量部以上含有し、かつ前記塗工紙は、そのCD方向のクラーク剛さが14cm以上、その表面の白紙光沢度が45%以上であることを特徴とする塗工紙を提供する:
(1)沈降方式により測定した平均粒子径:0.2〜5.0μm
(2)アスペクト比(長径/厚み):25〜120。
【選択図】なし

Description

本発明は、大判のオフセット印刷機に対応し、印刷時に印刷胴への貼付きやシワの発生が無く、インキ乾燥性が良好で、印刷作業性が改善され、白紙光沢度が高く、80g/m2以下の坪量の塗工紙に関する。
一般に印刷用塗工紙は、原紙の少なくとも片面に顔料と接着剤を主成分とする塗被液を塗布して乾燥することで製造される。印刷用塗工紙は、塗被液の塗工量や塗工紙の仕上げ方法によって、キャストコート紙、アート紙、コート紙、微塗工紙等に分類される。これら塗工紙は、これに多色印刷又は単色印刷を施して、チラシ、パンフレット、ポスター等の商業用印刷物として、あるいは書籍、雑誌等の出版物として広く使用されている。
近年、情報提供によって、顧客からの注目度を高める為に、ダイレクトメールのビジュアル化、カラー化が進んで来ている。ダイレクトメールでは、内容物の重さによって、郵送料金が異なるため、コスト削減の為に、印刷用塗工紙の軽量化・薄物化の要望が強い。また、短納期化の傾向も進んでいる。
印刷用塗工紙の剛さ向上の為には、塗工紙の密度を下げて紙厚を厚くする嵩高化によって、剛さを向上させる技術が提案されている。具体的には、嵩高剤の添加によって原紙そのものを嵩高にする方法(特許文献1〜2参照)、原紙上に塗布された塗工層を熱ソフトカレンダ等によって処理する方法(特許文献3〜5参照)、塗工層に配合する顔料として、中空プラスチックピグメントを使用する方法(特許文献6〜7参照)などが、従来から提案されている。
つまり、嵩高化に関する従来の提案は、印刷用塗工紙の原紙として、比較的嵩高な原紙を採用すると共に、塗被液を原紙上に塗布して得た塗工紙をカレンダ処理するに当たっては、原紙や塗工層に掛かる押圧力をできるだけ少なくすることである。しかし、カレンダ処理時の押圧力を軽減させると、カレンダ処理による塗工層の平滑化向上作用が、その押圧力を軽減させなかった場合に比較して、小さくなることがあり、本発明の所望とする剛さを達成出来ない。また、白紙光沢度やインク乾燥性を両立できる技術は未だに見出されていない。
特開2002−155494号公報 特開2003−171893号公報 特開平06−192996号公報 特開平09−228298号公報 特開平06−294100号公報 特開2002−220795号公報 特開平09−119090号公報
本発明は、上記の問題点を改善することを目的とするものであって、大判のオフセット印刷機で印刷した時に、印刷胴への貼付きやシワの発生が無く、且つインキ乾燥性が良好で、印刷作業性が改善され、白紙光沢が高い低坪量の塗工紙を提供するものである。
本発明者等は、上記の目的を達成する為に、鋭意検討した結果、原紙の少なくとも片面に、顔料と接着剤を主成分とする塗工層を2層以上設けた塗工紙において、原紙と接する下塗り塗工層の顔料成分が、扁平顔料を全顔料100質量部中の50質量部以上含有する塗工層を有し、所定の物性を有する塗工紙が、印刷胴への貼付きやシワの発生が抑えられ、且つインキ乾燥性が良好で、印刷作業性が著しく改善できることを見出した。
即ち、本発明に係る塗工紙は、原紙の少なくとも片面に、顔料と接着剤を主成分とする塗工層を2層以上設け、原紙と接する下塗り塗工層中に、好ましくは該下塗り塗工層中のみに、全顔料100質量部当り、下記の条件(1)及び(2)を満足する扁平顔料を50質量部以上含有し、かつ前記塗工紙は、そのCD方向のクラーク剛さが14cm以上、その表面の白紙光沢度が45%以上であることを特徴とするものである。
(1)沈降方式により測定した平均粒子径:0.2〜5.0μm
(2)アスペクト比(長径/厚み):25〜120
前記扁平顔料は、エンジニアードカオリンであることが好ましい。また前記塗工紙の透気度が7000秒以下であることが好ましい。さらに前記下塗り塗工層の接着剤成分が、下塗り塗工層に含まれる顔料成分100質量部当たり5〜30質量部であることが好ましい。
前記原紙の繊維配向比は1.00〜1.50であることが好ましく、更に塗工紙の表面から測定した繊維配向比が1.00〜1.50であることが好ましい。また、前記塗工紙の坪量は35〜80g/m2であることが好ましい。さらに、前記下塗り塗工層上の上塗り塗工層中に、粒径500nm以下の微細粒子が0.5g/m2以上含有されていることが好ましい。好ましくは、前記下塗り塗工層中に平均粒子径1〜50μmの球状粒子を含有させる。
本発明により得られた塗工紙は、大判のオフセット印刷機で印刷した時に、印刷胴への貼付きやシワの発生が無く、且つインキ乾燥性が速く、印刷作業性が改善され、白紙光沢度が高く、低坪量を有するものが得られ、実用上、有用なものである。
本発明の塗工層に含まれる扁平顔料は、沈降方式による平均粒子径が0.2〜5.0μmで、アスペクト比(長径/厚み)が25〜120の範囲にあることが好ましく、より好ましい平均粒子径は0.2〜4.0μmの範囲にあり、より好ましいアスペクト比は30〜100の範囲にある。平均粒子径が5.0μmより大きく、またはアスペクト比が120より大きくなると、得られる塗工紙のCD剛さは大きくなるが、透気度が高くなり、または白紙光沢度が低くなり、所望とする白紙光沢度や、7000秒以下、好ましくは5000秒以下、より好ましくは4000秒以下の透気度を達成できなくなることがある。一方、平均粒子径が0.2μmより小さく、またはアスペクト比が25より小さくなると、高い白紙光沢度が得られるが、透気度の増加やCD剛さの低下につながることがある。
また、本発明に係る塗工紙の前記下塗り塗工層中、好ましくは該下塗り塗工層中のみに含まれる扁平顔料は、沈降方式による平均粒子径が0.2〜5.0μmで、アスペクト比が25〜120の範囲にあることが好ましく、より好ましい平均粒子径は0.2〜4.0μmの範囲にあり、より好ましいアスペクト比は30〜100の範囲にある。かかる扁平顔料はエンジニアードカオリンであることが好ましい。通常のデラミネートカオリンの薄平板状の程度(扁平性)は、アスペクト比(長径/厚み)を用いて一般的に表記され、アスペクト比が高いほど顔料粒子形状が薄くて、広く、大きい平板状(高扁平性)の顔料形状であることを表している。一般に用いられるデラミネートカオリンのアスペクト比の数値は15〜20程度であるが、本発明で用いる扁平顔料は、上述のとおり、25〜120程度の高扁平性を有しており、さらにアスペクト比が30〜100がより好ましい。
上述の様に高アスペクト比の形状の扁平顔料がCD剛さを高める効果があることについては、まだ十分判っていないが、扁平顔料が積層しながら横へのつながりも発生して剛さが増大すると推定される。
本発明では、扁平顔料を特に下塗り層に配合することが有効であるが、所望の品質を低下させない範囲で上塗り塗工層へも配合することが可能である。
下塗り塗工層の顔料成分として、扁平顔料と併用されるその他の顔料としては、炭酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、デラミネートカオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、サチンホワイト、ニ酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、シリカ、アルミノ珪酸マグネシウム、珪酸カルシウムベントナイト、ゼオライト、セリサイト、スメクタイト等の無機顔料や、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂の密実、中空や貫通孔型樹脂等の有機顔料も用いることが可能で、これらの中から1種あるいは2種以上が適宜選択してもよい。
前記下塗り塗工層の接着剤成分が、下塗り塗工層に含まれる顔料成分100質量部当たり5〜30質量部であることが好ましく、より好ましくは7〜20質量部である。接着剤成分が5質量部より少ないと、塗工層の強度が低く、印刷が出来ないことがある。一方、20質量部より多いと、透気度の急激な増大によるインク乾燥性の低下や、平滑度の低下による塗工紙の白紙光沢度の低下につながることがある。
下塗り塗工層の接着剤成分には、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体などの共役ジエン系重合体ラテックス、アクリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのビニル系重合体ラテックスなどを例示することができる。上記接着剤は、1種又は2種以上が適宜使用可能である。
また水溶性接着剤も併用することができる。水溶性接着剤としては、酸化澱粉、エステル化澱粉、冷水可溶性澱粉などの各種澱粉類、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白などの蛋白質類、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリビニルアルコールやその変性品などが例示できる。
下塗り塗工層中の球状粒子は、平均粒子径1〜50μmであることが好ましい。より好ましくは、下塗り塗工層の厚みより大きい粒子径の球状粒子を用いることができる。また、下塗り塗工層中の球状粒子の配合量は、全顔料成分100質量部当たり1〜40質量部であることが好ましい。ちなみに平均粒子径が1μmより小さい場合、または、その球状粒子の配合量が1質量部より少ない場合は、塗工層表面に凸部が形成されにくく、または凸部の数が少ないために塗工層表面の摩擦係数が高くなり、その結果、紙間の密着性が高まり、印刷機の給紙部で重送が発生することがある。平均粒子径が50μmより大きい場合、またはその球状粒子の配合量が40質量部より多い場合は、紙間の密着性が低下するため給紙部での重送の発生は防止できるが、白紙光沢度が低下する。
本発明で用いられる球状粒子のうち、無機顔料としては、軽質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等が挙げられ、これらの中から1種あるいは2種以上が適宜選択して用いられる。
本発明で用いられる球状粒子のうち、密実型、中空型、貫通孔型である有機顔料としては、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合体系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、ベンゾグアナミン系樹脂等が挙げられ、これらの中から1種あるいは2種以上が適宜選択して用いられる。また、無機顔料および有機顔料を併用して用いても良い。
本発明で用いられる球状粒子は、下塗り層に配合することを特徴とするものであるが、所望の品質を低下させない範囲で上塗り塗工層へも配合することが可能である。
本発明に係る塗工紙の下塗り塗工層は、原紙の片面又は両面に塗工して乾燥することによって形成される。塗工にはロール塗工、エアナイフ塗工、バー塗工、ブレード塗工、スプレー塗工、カーテン塗工、ダイ塗工等が採用可能である。塗工量は、原紙の片面当たり、2〜10g/m2の範囲で選ばれる。また下塗り塗工層の平滑度は、30〜500秒の範囲に調整することが好ましい。
後に詳述する上塗り塗工層を形成するに際し、ブレード塗工を採用する場合には、下塗り塗工層の平滑度が500秒を超えると、上塗り塗工層にストリーク又はスクラッチが発生することがある。しかし、下塗り塗工層の平滑度が500秒未満であれば、ストリーク又はスクラッチの発生を完全に防止することができる。
本発明に係る塗工紙の上塗り塗工層は、平均粒子径が0.01〜3.0μmの範囲、好ましくは0.01〜1.0μmの範囲にある有機顔料、無機顔料を単独、あるいは併用して、顔料100質量部当たり1〜20質量部の接着剤を含有する上塗り塗工層用塗被液を、原紙上に形成されている下塗り塗工層の表面に塗工して乾燥することによって形成される。塗工にはロール塗工、エアナイフ塗工、バー塗工、ブレード塗工、スプレー塗工、カーテン塗工、ダイ塗工等が採用可能である。上塗り塗工層の塗工量は、前述した下塗り塗工層の塗工量より少なく、片面当たり、0.5〜8g/m2の範囲で選ばれる。
上塗り塗工層に含まれる有機顔料、無機顔料の平均粒子径を上記の如く規定する理由は、所望の白紙光沢度と透気度を得るためである。また塗工量も上述の範囲を超えると、透気度が大きくなり、透気性が劣ることがある。一方、塗工量が少ない場合は、目標の光沢度を得ることができないことがある。
上塗り塗工層に用いる無機顔料としては、例えば、炭酸カルシウム、焼成カオリン、エンジニアードカオリン、デラミカオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、サチンホワイト、ニ酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、シリカ、アルミノ珪酸マグネシウム、珪酸カルシウムベントナイト、ゼオライト、セリサイト、スメクタイト等を挙げることができる。また有機顔料としては、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂の密実、中空や貫通孔型樹脂等の有機顔料等を挙げることができる。これらの中から1種あるいは2種以上が適宜選択して用いることが可能である。さらに光沢発現について鋭意検討した結果、粒子径500nm以下のプラスチックピグメントやバインダーピグメント等の微細粒子を配合することが特に好ましいことが判明した。この微細粒子の配合量は、上塗り塗工層の50質量%以上が好ましい。
上塗り塗工層の接着剤成分には、既述した下塗り塗工層の場合と同様、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体などの共役ジエン系重合体ラテックス、アクリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのビニル系重合体ラテックスなどを例示することができる。また水溶性接着剤も併用することができる。水溶性接着剤としては、酸化澱粉、エステル化澱粉、冷水可溶性澱粉などの各種澱粉類、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白などの蛋白質類、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリビニルアルコールやその変性品などが例示できる。これらの1種又は2種以上が、上塗り塗工層の接着剤成分として使用可能である。
下塗り塗工層の形成に使用する塗被液および上塗り塗工層の形成に使用する塗被液には、それぞれ必要に応じて、青系統あるいは紫系統の染料、有色顔料、蛍光染料、増粘剤、保水剤、酸化防止剤、老化防止剤、導電誘導剤、消泡剤、紫外線吸収剤、分散剤、pH調整剤、離型剤、耐水化剤、撥水剤等の各種助剤を適宜配合することができる。
上塗り塗工層を形成するために塗被液を塗工した塗工紙は、仕上げ工程に供せられ、この工程では、例えば、スーパーカレンダ、グロスカレンダ、ソフトカレンダ等が使用可能であるが、なかでも、硬質樹脂ロールを備えたカレンダを採用するのが好ましい。
本発明では、下塗り塗工層及び上塗り塗工層にそれぞれ含まれる顔料成分の平均粒子径を特定するとともに、その下塗り塗工層及び上塗り塗工層を、原紙の片面又は両面に設けているため、カレンダに格別高い押圧力を採用しない限り、当業界で常用されているカレンダ仕上げによって、密度が1.10g/cm3以下である印刷用塗被紙を得ることができる。
本発明に係る塗工紙の剛さが14cm未満では、印刷機や、乾式電子写真方式ではトナー定着時の熱によって用紙が定着部のロールに貼り付きやすくなり、走行不良となることがある。また表面の白紙光沢度が45%未満では、画像部との光沢差が大きく、本願所望の光沢を有する高品位画像が得られないことがある。
本発明に係る塗工紙の水分は、通常3〜10%の範囲に調整される。更に好ましくは4〜8%の範囲である。水分が3〜10%の範囲を達成できない場合は、塗工紙にカールが発生することがあり、安定した印刷が出来ない。
本発明に係る塗工紙の坪量35〜80g/m2、好ましくは45〜75g/m2であり、坪量が35g/m2未満であると、印刷時の湿し水による皺の発生が顕著となる。また、印刷時の湿し水による皺の発生防止について鋭意検討した結果、原紙の繊維配向比を1.00〜1.50であることが好ましく、より好ましくは1.00〜1.40に調整することで、皺発生を防止できることを見出した。具体的な対応としては、抄紙機でのジェット/ワイヤー比やシェイキング条件(特にデュオシェイク(Duo Shake)方式を用いることが好ましい。)等の抄紙条件の調整や、乾燥条件(乾燥時のドロー、乾燥温度等)を調整することが挙げられる。なお原紙の繊維配向比が1.50より大きいと、塗工紙のCD剛さが小さくなり、印刷時の湿し水による皺が発生することがある。また、同様に塗工紙の表面から繊維配向比を測定しても繊維配向比が1.00〜1.50であることが好ましく、より好ましくは1.00〜1.40である。
原紙のパルプについては、製法や種類等について、特に限定するものではなく、KP、SGP、RGP、BCTMP、CTMP等の機械パルプや、脱墨パルプ等の古紙パルプ、あるいはケフナ、竹、藁、麻等のような非木材パルプ、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリノジック繊維等の有機合成繊維、さらにはガラス繊維、セラミック繊維、カーボン繊維等の無機質繊維も使用出来る。またECFパルプやTCFパルプ等の塩素フリーパルプが好ましく用いられる。さらに資源保護の観点から、いわゆる森林認証された認証林、植林木または間伐材チップから得たパルプを使用することが好ましい。
また原紙中には、必要に応じて、填料が配合出来る。この場合の填料としては、特に限定するものではないが、一般に上質紙に用いられる各種の顔料、例えばカオリン、焼成カオリン、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、タルク、酸化亜鉛、アルミナ、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、シリカ、ホワイトカーボン、ベントナイト、ゼオライト、セリサイト、スメクタイト等の鉱物質顔料や、ポリスチレン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂並びにそれらの微小中空粒子等の有機顔料が挙げられる。
なお紙料中にはパルプ繊維や填料の他に、本発明の所望の効果を損なわない範囲で、従来から使用されている各種のアニオン性、ノニオン性、カチオン性あるいは両性の歩留向上剤、濾水性向上剤、紙力増強剤や内添サイズ剤等の各種抄紙用内添助剤が必要に応じて適宜選択して使用することができる。さらに染料、蛍光増白剤、pH調整剤、消泡剤、ピッチコントロール剤、スライムコントロール剤等の抄紙用内添助剤も紙の用途に応じて適宜添加することができる。
抄紙方法については特に限定するものではなく、例えば抄紙pHが4.5付近である酸性抄紙法、炭酸カルシウム等のアルカリ性填料を主成分として含み抄紙pH約6の弱酸性から抄紙pH約9の弱アルカリ性の中性抄紙法等の全ての抄紙方法に適用することができ、抄紙機も長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、丸網抄紙機、ヤンキー抄紙機を適宜使用することができる。得られた原紙の坪量は30〜75g/m2であることが好ましい。
上述の方法によって、得られた塗工紙は、オフセット印刷用紙はもとより、表面の高平滑性や高透気性から、電子写真方式や熱転写方式等のノンインパクトプリンティング方式の画像記録用紙として用いることも出来る。
前記画像記録において、特に、5〜7μm程度のトナー粒子によって画像が形成される電子写真方式では、上述の塗工紙を用いることによって極めて高品位な画像を得ることができる。例えば、ISO−13660ドラフトスタンダード・QEA(Quality Engineering Assosiates,Inc.)に準拠した方法に基づいて、電子写真方式プリンターを用いて画像を形成、評価すると、タイルサイズ40μmにおけるモトルが、10GSV(Grey Scale Value)以下、ラインのラジェドネス(ギザギザ度)が10μm以下、ブラリネス(ぼやけ度)が11μm以下であり、極めて良好な画像を得ることが出来る。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、勿論、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、特に断らない限り、例中の部および%はそれぞれ質量部、および質量%を示す。
実施例1
[下塗り塗被液の調製]
分散剤としてポリアクリル酸ナトリウムを、分散するエンジニアードカオリン100部に対して0.1部添加した水溶液に、扁平顔料としてエンジニアードカオリン(商品名:Contour1500、平均粒子径0.46μm、アスペクト比 59 イメリス社製)100部を添加し、コーレス分散機で分散し、顔料スラリーを調製した。このスラリーに、顔料100部に対して、酸化澱粉(商品名:エースA、王子コーンスターチ社製)4.0部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:2531−H、JSR社製)10部(いずれも固形分換算)、助剤として消泡剤及び染料を添加し、最終的に固形分濃度50%の塗被液を調製した。
[上塗り塗被液の調製]
顔料として、スラリー状のプラスチックピグメント(商品名:POT7099:粒子径 60nm、日本ゼオン製)100部に、酸化澱粉(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ社製)2部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:2531−H、JSR社製)5部(いずれも固形分換算)、さらに、助剤として消泡剤及び染料を添加し、最終的には固形分濃度が40%の塗被液を調製した。
[塗工紙の作製]
インレットからの原料吐出速度/ワイヤー速度の比(以下、J/Wと称す。)の調整によって繊維配向比が1.30、密度が0.75g/cm3である上質原紙(坪量50g/m2)を抄紙した。この原紙の両面に、前記下塗り塗被液を片面当たりの乾燥重量が5g/m2となるようにブレードコーターを使用して塗工し、これを乾燥して下塗り塗工層を設けた。次いで、各下塗り塗工層上に前記上塗り塗被液を片面当たりの乾燥重量が2g/m2となるようにブレードコーターを使用して塗工し、これを乾燥して上塗り塗工層を設けた。このようにして得られた塗工紙を、温度35℃、線圧80KN/mでスーパーカレンダに通紙して、緊度1.00g/cm3の塗工紙を得た。
実施例2
実施例1で使用した原紙の坪量を46g/m2とし、下塗り塗被液の塗工量を7g/m2に変更した以外は、実施例1と同様にして塗工紙を得た。
実施例3
実施例1で使用した原紙の坪量を54g/m2とし、下塗り塗被液の塗工量を3g/m2に変更した以外は、実施例1と同様にして塗工紙を得た。
実施例4
実施例1で使用した原紙の繊維配向比をJ/Wの調整により1.50に変更した以外は、実施例1と同様にして塗工紙を得た。
実施例5
実施例1で使用した上塗りの顔料をカオリン(商品名:カオグロス 0.4μm ヒューバー社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして塗工紙を得た。
実施例6
実施例1で、上塗り塗工層の顔料に、粒子径60nmのプラスチックピグメント(商品名:POT7099:日本ゼオン製)の代わりに、粒子径250nmのバインダーピグメント(商品名:S2577A:JSR製)を使用した以外は実施例1と同様にして塗工紙を得た。
実施例7
上塗り塗工層の塗工量を0.5g/m2にし、原紙の坪量を53g/m2に変更した以外は、実施例1と同様にして塗工紙を得た。
実施例8
実施例1において、原紙の坪量を48g/m2、上塗り塗工層の塗工量を3.0g/m2、下塗りの顔料をエンジニアードカオリン(商品名:Contour Xtreme、平均粒子径0.26μm、アスペクト比 33 イメリス社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして塗工紙を得た。
実施例9
実施例1で使用したエンジニアードカオリン(商品名:Contour1500、平均粒子径0.46μm、アスペクト比 59 イメリス社製)90部と球状粒子(粒子径10μm軽質炭酸カルシウム、米庄石灰工業製)を10部に変更した以外は、実施例1と同様にして塗工紙を得た。
比較例1
実施例1の下塗り塗被液の顔料成分を、デラミカオリン(商品名:CapimNP:平均粒子径0.75μm: アスペクト比 20、イメリス社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして塗工紙を得た。
比較例2
実施例1の下塗り塗被液の顔料成分を、カオリン(商品名:Capim DG:平均粒子径0.6μm:アスペクト比 11、イメリス社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして塗工紙を得た。
比較例3
実施例1の上塗り塗被液の顔料成分を粒子径60nmのプラスチックピグメント(商品名:POT7099)の代わりに、粒子径1μmのプラスチックピグメント(商品名:AE851)に変更した以外は実施例1と同様にして塗工紙を得た。
塗工紙の品質評価
実施例1〜9及び比較例1〜3で得た各塗工紙の品質を、下記の項目で評価した。評価は、特に記載ない限り、23℃、50RH%の環境下で行った。結果を表1〜表3に示す。
[沈降方式による顔料の平均粒子径測定]
米国 マイクロメリテックス社製のセディグラフ5100を使用して、顔料の粒度分布を測定し、50累積質量%に該当する平均粒子径を求めた。なお、測定に供した顔料分散液は、分散剤(ポリアクリル酸ナトリウム)を対顔料0.05%添加して調製した顔料スラリーを、燐酸塩系分散剤(ナンカリン)の0.1%水溶液で、顔料固形分濃度が5%になるように希釈して得た。
[顔料のアスペクト比の測定と形状観察]
電子顕微鏡で15000倍に拡大して、アスペクト比の測定と形状の観察を行った。
[密度]
カレンダ処理後の塗工紙および原紙の緊度は、ISO 534:1988の規定に従って測定した。
[塗工紙の光沢度の測定]
TAPPI試験法:T 480 om−92に準じて、光沢度を入射角と受光角が75度の条件で測定した。測定器:商品名GLOSS METER MODEL GM−26D(村上色彩研究所社製)を用いた。
[塗工紙の透気度の測定]
王研式透気度測定器によって測定した。
[紙のCD剛さの測定]
TAPPI T451に従って、用紙の横手方向(CD)の剛さをクラーク測定器によって測定した。
[繊維配向比の測定]
繊維配向性測定装置として、超音波伝播速度測定装置(装置形式名SST:ソニックシートテスター、野村商事社製)を用いて測定した。
[塗工紙表面の凸部の計測]
電子顕微鏡で100倍に拡大して、塗工層表面の凸部の計測を行ない、1平方mm当たりの個数で換算した。
[塗工紙の印刷]
三菱製平版印刷機(型式:ダイヤ4E4型)により、印刷インキ(商品名:Values−G 墨 Sタイプ、大日本インキ化学工業社製)を用いて、印刷速度:8000枚/時間で印刷した。
[印刷時の走行性を評価]
優:ブランケットへの貼り付き発生0回。実用上問題なく、優れている。
良:ブランケットへの貼り付き発生1〜3回。実用上問題ない。
可:ブランケットへの貼り付き発生4回〜10回。実用上問題ある。
不可:ブランケットへの貼り付き発生11回以上。実用上問題あり、著しく劣っている。
[インキ乾燥性評価]
印刷後 1時間後に印刷面に上質紙をあててインキの転写を下記の評価基準で評価した。
優:インキ転写が観られない。実用上問題なく、優れている。
良:インキ転写がやや観られる。実用上問題ない。
可:インキ転写が頻繁に観られる。実用上問題ある。
不可:インキ転写が著しく観られた。実用上問題あり、著しく劣っている。
[印刷後サンプルの皺発生状態を評価]
優:皺の発生なく、優れている。
良:皺の発生が若干観られるが、実用上問題ない。
可:皺の発生が観られ、実用上問題ある。
不可:皺の発生が著しく観られ、実用上問題あり。
Figure 2007262643
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本発明に係る塗工紙は、大判のオフセット印刷機で印刷した時に、印刷胴への貼付きやシワの発生が無く、且つインキ乾燥性が速く、印刷作業性が改善され、白紙光沢度が高い80g/m2以下の坪量のものであり、実用上、極めて有用なものである。

Claims (9)

  1. 原紙の少なくとも片面に、顔料と接着剤を主成分とする塗工層を2層以上設けた塗工紙において、原紙と接する下塗り塗工層中に、全顔料100質量部当り、下記の条件(1)及び(2)を満足する扁平顔料を50質量部以上含有し、かつ前記塗工紙は、そのCD方向のクラーク剛さが14cm以上、その表面の白紙光沢度が45%以上であることを特徴とする塗工紙:
    (1)沈降方式により測定した平均粒子径:0.2〜5.0μm
    (2)アスペクト比(長径/厚み):25〜120。
  2. 前記扁平顔料が、エンジニアードカオリンである請求項1に記載の塗工紙。
  3. 前記塗工紙の透気度が7000秒以下である請求項1又は2記載の塗工紙。
  4. 前記下塗り塗工層の接着剤成分が、下塗り塗工層に含まれる顔料成分100質量部当たり5〜30質量部である請求項1〜3のいずれか1項記載の塗工紙。
  5. 前記原紙の繊維配向比が1.00〜1.50である請求項1〜4のいずれか1項記載の塗工紙。
  6. 前記塗工紙の表面から測定した繊維配向比が1.00〜1.50である請求項1〜5のいずれか1項記載の塗工紙。
  7. 前記塗工紙の坪量が35〜80g/m2である請求項1〜6のいずれか1項に記載の塗工紙。
  8. 前記下塗り塗工層上の上塗り塗工層中に、粒径500nm以下の微細粒子が0.5g/m2以上含有する請求項1〜7のいずれか1項記載の塗工紙。
  9. 前記下塗り塗工層中に平均粒子径1〜50μmの球状粒子を含有する請求項1〜8のいずれか1項記載の塗工紙。
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