JP2007248136A - 熱式ガス流量測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用環境に関係なく発熱抵抗体の支持体への汚損によって生じる出力特性への影響を抑制することができる熱式ガス流量測定装置を実現する。
【解決手段】被測定ガス中に第1の発熱抵抗体21が配置され、この第1の発熱抵抗体21の上流あるいは下流側に配置された測温抵抗体24から流量に関係する信号を出力する。第1の発熱抵抗体21とそれを支持する支持体2との間に第1の発熱抵抗体21とは電気的に絶縁された第2の発熱抵抗体22を配置する。この第2の発熱抵抗体22により第1の発熱抵抗体21から支持体2に伝達される熱量を抑制する。第2の発熱抵抗体22の実用温度範囲若しくは第1の発熱抵抗体21と第2の発熱抵抗体22との間の接続部の温度範囲を水滴が膜沸騰で蒸発消滅する温度以上となるように、第1の発熱抵抗体21と第2発熱抵抗体22の温度を制御回路31により制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発熱抵抗体と測温抵抗体とを用いて、被測定流体の流量を測定する熱式ガス流量測定装置に関する。
発熱抵抗体から被測定流体への熱伝達量から、被測定流体の流量を測定する装置の公知技術としては、特許文献1に記載された技術がある。この特許文献1に記載された流量検出器は、流体の流速を検出する第1発熱体の他に、これを囲繞し支持体部材に支持される第2発熱体と、第1発熱体と第2発熱体との温度差を一定又は0とする定温度差制御回路とを備えている。
特許文献1に記載された技術は、第1発熱抵抗体に接続された電極リード線から支持体側に流出する熱量を第2発熱抵抗体により抑制して、温度ドリフトの発生の抑えるという技術である。
特公平5−16530号公報
ところで、熱式ガス流量装置が、排気雰囲気中で使用される場合においては、排気中に含まれる煤を主体とする不揮発成分が流量装置の発熱抵抗体を支持する支持体に堆積する。発熱抵抗体の支持体は、発熱抵抗体からの伝熱によってある温度レベルに保持されているため、この支持体と被測定ガスとの間の熱伝達が不揮発成分の堆積前に比べて変化することにより出力に悪影響を及ぼす。
このため、支持体への煤堆積を回避するための方策として、被測定ガスの衝突を避けるべく、障害物を支持体の上流側に配設する方法や、あるいは撥水性または撥油性の付着防止コーティングを施すなどの方法が発案されている。
しかしながら、上記種々の方策においては、障害物やコーティング剤の寿命等の2次的な問題が発生し、それをクリアする必要がある。
これに対して、上述した特許文献1に記載された技術は、非常に有効な方策と考られる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、温度ドリフトを抑えるといった趣旨から第1発熱体と第2発熱体の温度差を一定に保つことが要点であり、発熱体そのものの絶対温度のドリフトについては考慮されていない。
つまり、汚損、特に排気環境中の煤による汚損を回避するには、第1発熱体と第2発熱体の温度差を一定に保つことのみでは達成できず、発熱体の絶対温度が非常に重要なファクターであり、通常の吸気計量に要する温度に比べて発熱抵抗体を高温に保つことが必要となる。
本発明の目的は、使用環境に関係なく発熱抵抗体の支持体への汚損によって生じる出力特性への影響を抑制することができる熱式ガス流量測定装置を実現することである。
本発明による熱式ガス流量測定装置は、被測定ガス中に配置される発熱抵抗体と、この発熱抵抗体の上流部あるいは下流部に配置された測温抵抗体とを有し、被測定ガスの流量を測定するものであり、上記発熱抵抗体とこの発熱抵抗体を支持する支持体との間に配置され、上記発熱体から支持体への伝熱を抑制する手段を備える。
また、上記熱式ガス流量測定装置において、伝熱抑制手段は、上記発熱抵抗体を第1の発熱抵抗体としたとき、この第1の発熱抵抗体と、これを支持する支持体との間に上記第1の発熱抵抗体とは電気的に絶縁された第2の発熱抵抗体である。
使用環境に関係なく発熱抵抗体の支持体への汚損によって生じる出力特性への影響を抑制することができる熱式ガス流量測定装置を実現することができる。
また、第2の発熱抵抗体により、第1の発熱抵抗体を支持する支持部への汚損により発生する出力の劣化をなくすることが可能となり、初期の計量精度を長時間確保することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の原理図、図2は本発明の一実施形態である熱式ガス流量測定装置における検出温度の出力回路図、図3は本発明の一実施形態における制御回路図、図4は第1の発熱抵抗体と第2の発熱抵抗体の接続部分における温度変動要因の説明図、図5は本発明の効果を示すグラフである。
また、図6本発明とは異なり、本発明との比較例の原理図、図7は図6の例における発熱抵抗体と支持体との温度分布を示す図である。
まず、本発明の原理を説明するに先立って、本発明の比較例について説明する。
被測定ガスの質量流量を計量する手段の一つとして熱式が挙げられる。この方式は2つの発熱抵抗体を利用したものであり、図6において、一つは被測定ガス温度を検出する測温抵抗体24であり、もう一方はそれに対して高い温度(実用温度:200〜300℃程度)に設定される検出用発熱抵抗体21である。
この測温抵抗体24と検出用発熱抵抗体21との両者間の温度差は、常時一定となるように制御回路38により制御される。現在、自動車用の吸気流量計の大半はこの方式の熱式流量計が用いられている。
一方、吸気あるいは排気のどちらの環境に用いられる流量計においても、汚損による出力特性の劣化については重大な課題である。流量を検出するセンサの構成は一般的に応答性を確保のため、発熱体からそれを支持する支持体への伝熱を抑制する構造を成している。
図7は熱式流量計の検出部の構造を例にとり、発熱抵抗体の加熱時における温度分布を示す。図7において、発熱抵抗体支持体2を含めたセンサの構造に起因して、発熱体21から発熱体支持体2への伝熱は抑制されているため、支持体2の温度は、急激な低下が生じており、このことが汚損を招く要因となっている。
出力劣化の度合いは、使用開始からの経過時間や使用運転条件などの状態により定まらないが、最終的な誤差レベルは初期値に対して5%以上と大きな誤差を招く。
次に、図8を用いて排気環境中を想定した発熱体加熱時における汚損発生の原因について説明する。
特に、排気環境においては、内燃機関から排出された煤(Dry Soot)や灰分(Ash)など微粒子状物質(PM)に含まれる不揮発成分が汚損の対象となる。煤は燃焼室内に吸入された空気と燃焼室内に噴射された燃料の混合、すなわち酸化不足により発生する。したがって、燃焼方式の違いによってPMの排出量は大きく異なることになる。
特に、ディーゼル内燃機関においては、燃料噴射直後に自己着火するため、原理的に燃料と酸素の混合時間が短くPMが発生し易い。図8に示したとおり、流量を計量するセンシング部は、大きくは、発熱抵抗体21とそれを支持する支持体2から構成される。
実用時は、制御回路38により発熱抵抗体21は高温に加熱されており、加熱温度を350℃以上に設定することで発熱抵抗体21への汚損は大幅に低減できる。すなわち、汚損の大小は汚損物質が衝突する物体の温度と相関が強い。この結果から、実環境においては、以下のような現象が繰り返されていると考えられる。
図8の(a)〜(c)に示したように、所定温度の高温に加熱された発熱抵抗体21に排気中に含まれているPM3−1が付着すると(図8の(a))、PM3−1中に含まれている粘着力を持つSOF(可溶性有機成分)、HC(炭化水素)などの揮発成分が発熱抵抗体21の熱によって膜沸騰により蒸発消滅する(図8の(b))。これにより、付着物の粘着力が低下し、発熱抵抗体1上に残った煤を代表とする不揮発成分は、次のPMが到達する前に排気の流れにより表面から脱離し下流へ流される(図8の(c))。次のPM3−2も同様に、発熱抵抗体21への付着し、蒸発して脱離する。実環境においては、上記サイクルが繰り返されている。
図9は発熱抵抗体21の加熱温度とエンジンオイルの蒸発速度との関係を示すグラフである。この図9に示すように、発熱体21の加熱温度が高いほど、エンジンオイルの蒸発速度は速くなる。このことからも容易に推定できるが、温度の低い支持体2は、図8の(a)〜(c)に示すように、PM付着後における揮発成分は緩慢な蒸発、すなわち脱離に繋がる粘着力低下に達するまでの時間が遅延し、次のPMが重なり付着することで堆積が進行する。
次に、吸気環境を想定した場合について説明する。
まず、材料表面の水滴が加熱されて消滅する現象について説明する。現象としては、以下の4つの状態が存在する。
(1)対流:沸騰開始温度以下では対流で加熱されて蒸発する。
(2)核沸騰:伝熱面場のくぼみ、突起などで沸騰する。その他の部分では対流。
(3)遷移沸騰:核沸騰から膜沸騰への遷移領域。
(4)膜沸騰:伝熱面全面が蒸気で覆われる。
核沸騰(遷移沸騰)の温度条件では、伝熱面は部分的に沸騰している箇所と、沸騰していない箇所が存在する。沸騰していない箇所では、水滴と伝熱面が接触している。膜沸騰の温度条件では、伝熱面は全面が蒸気で覆われているため、熱伝達は核沸騰に比べて小さい。すなわち、蒸気膜内の熱伝導による膜を隔てた静かな安定な沸騰形態である。
本発明を吸気環境で使用することを想定すると、例えば、内燃機関におけるエアークリーナを通過した塩などを含んだ水滴は、発熱抵抗体21に接触する。発熱抵抗体21に接触した液体は、発熱抵抗体21表面から加熱の程度により、上述のように対流、核沸騰、遷移沸騰、膜沸騰状態で消滅する。
このように、発熱抵抗体21の温度が膜沸騰で蒸発消滅する温度又はそれ以上の温度である場合、発熱抵抗体21の表面が撥水性又は撥油性である場合と同等以上に、水は発熱抵抗体21に水膜として付着しない。また、水滴が発熱抵抗体21の凹部に停留しても、発熱抵抗体21の表面と水滴との間は完全に蒸気で隔てられているため、水滴中の塩は発熱抵抗体21の表面に堆積固着することなく塊状に析出する。
この塊状の塩は、発熱抵抗体21の表面から浮いた状態で析出しているため、吸入空気の流れがあれば吹き飛ばされる。膜沸騰現象による撥水性または撥油性の効果は、表面温度のみに依存するため、長期使用後も同様の効果が得られる。
図10は、高温面上に、3%NaClの水滴10μl滴下したときの水滴が消滅するまでの寿命と表面温度との関係を示すグラフである。図10に示すように、液滴は、表面温度が高くなるに従い対流、核沸騰、遷移沸騰で蒸発消滅し、300℃以上で膜沸騰により蒸発消滅する。
このように、汚損の現象は、吸気、排気共に同様の理屈により、その度合いが左右される。また、汚損回避対象となる物体の設定温度は、排気環境に比べて対象が水である吸気環境の方が低温にて対応可能である。
次に、本発明について、説明する。
図1は、本発明の実施形態である熱式流量計の概略原理構成図である。
この図1に示した本発明と、図6に示した例との相違点は、検出用発熱抵抗体(第1の発熱抵抗体)21とそれを支持する支持体2の間に第2の発熱抵抗体22を新設したことである。第2発熱抵抗体22の役割は、流量検出用の発熱抵抗体21から支持体2への伝熱量Δqを常時一定に保つことである。
図2は、本発明の実施形態における第1の発熱抵抗体21と、測温抵抗体24とを有するブリッジ回路から検出温度を出力する出力回路図である。図2において、発熱抵抗体21は、流量検出抵抗23と直列に接続され、測温抵抗体224は、固定抵抗25、26と直列に接続される。発熱抵抗体21及び流量検出抵抗23と、測温抵抗体24及び固定抵抗25、26とは、互いに並列に接続され、ホイートストンブリッジ回路を形成している。
そして、発熱抵抗体21と流量検出抵抗23との接続点は、オペアンプOP1の非反転入力端子に接続される。また、固定抵抗25と26との接続点はオペアンプOP1の反転入力端子に接続される。
オペアンプOP1の出力端子は、トランジスタTR1のベースに接続され、このトランジスタTR1のエミッタは、発熱抵抗体21と測温抵抗体24との接続点に接続される。トランジスタTR1のエミッタは電源VBに接続されている。
また、オペアンプOP1の非反転入力端子は、オペアンプOP3の非反転入力端子に接続される。補償回路32は、抵抗34、37を介して接地され、抵抗34と37との接続点が抵抗36を介してオペアンプOP3の反転入力端子に接続される。オペアンプOP3の反転入力端子は抵抗35を介してオペアンプOP3の出力端子に接続され、このオペアンプOP3の出力信号が流量検出信号Voutとなる。
ここで、熱式流量計の出力の原理について説明する。
発熱抵抗体21の全発熱量Phは以下の式(1)で表される。
Ph=Ih・Rh=(A+B√(Q))ΔTh −−−(1)
ただし、上記式(1)において、ΔThは発熱抵抗体21の温度とガス温度との差、A、Bは、熱的定数、Qは発熱抵抗体21に流れるガスの質量流量、Ihは発熱抵抗体21の加熱電流、Rhは発熱抵抗体21の抵抗値である。
上記式(1)において、熱的定数であるAは発熱抵抗体21から支持体2へ漏れた熱伝導分(熱漏れ)である。また、Bは被測定ガスによる熱伝達分である。さらに、図2に示した流量に変換される電圧Vs(発熱抵抗体21と流量検出抵抗23との接続点における電圧)は、上記式(1)から次式(2)のように示すことができる。
Vs=R1・Ih=R1・√(1/Rh(A+B√(Q))ΔTh) −−−(2)
ただし、R1は流量検出抵抗23の抵抗値っである。上記式(2)から分かるように、汚損によって変化し得る定数は、先に示した熱的定数のAとBである。
被測定ガスの質量流量Qを除いたその他の定数は変化があってはならない定数である。
したがって、汚損による出力への悪影響をなくするためには、熱的定数であるAとBの変化を抑えることで抑制することができる。発熱抵抗体21から支持体2へ漏れた熱伝導分A、すなわち、伝熱量Δqを一定に保つには、次式(3)のフーリエの法則から、発熱抵抗体21と支持体2との間の温度差を保つことが重要であることが分かる。
Δq=λ・C・(ΔT/Δx)・Δt −−−(3)
ただし、上記(3)式において、λは熱伝達率、Cは熱の流れに垂直な断面積、ΔTは移動距離間の温度差、Δxは熱の移動距離、Δtは伝熱が行なわれる時間である。
ここで、第2の発熱抵抗体22を検出用の発熱抵抗体21と支持体2との間に設けることで、2つの発熱抵抗体21、22間の伝熱量を一定に保持し、支持体2上の状態変化、すなわち汚損による影響を抑制することが可能になる。
次に、本発明の実施形態における制御回路31について図3を参照して説明する。
図3において、基本流量検出回路101は、図2に示した回路と同等であるので、説明は省略する。
サブヒータ温度制御回路102は、第2発熱抵抗体22(抵抗値Rh2)と、これに直列に接続された固定抵抗27(抵抗値R6)と、温度補償抵抗28(抵抗値Rc2)と、これに直列に接続された固定抵抗29(抵抗値R4)及び固定抵抗30(抵抗値R5)とを有し、第2の発熱手抵抗体及び固定抵抗27と、温度補償抵抗28及び固定抵抗29、30とが並列に接続されたホイートストンブリッジ回路を備える。また、サブヒータ温度制御回路102は、ホイートストンブリッジ回路を構成する2つの直列回路の中間点c、dの電位を入力とする演算増幅器(オペアンプ)OP2と、演算増幅器OP2の出力に応じて、上記ホイートストンブリッジ回路に供給する電流量を制御するパワートランジスタTR2を備えている。
流量検出回路100は、その基本流量検出回路101のホイートストンブリッジ回路に、パワートランジスタTR1を介して電源VBからの電流(電圧V1)を供給するようになっている。基本流量検出回路101のホイートストンブリッジ回路は、電源VBからの電流供給により、そのブリッジ中間点a、bでそれぞれ電圧V2、V3となるが、演算増幅器OP1とパワートランジスタTR1との作用によって、ブリッジ中間点a、bでの電圧V2、V3が等しくなるように第1の発熱抵抗体21に流れる電流を調整している。
第1の発熱抵抗体21は、温度上昇によりその抵抗値Rh1を増加させるものであり、この抵抗値Rh1は、第1の発熱抵抗体21の温度Th1に比例する。そして、温度Th1は、測定する流体の温度Tgより所定の温度ΔTh1だけ高くなるように、温度Th1=Tg+ΔTh1に設定されている。
ここで、ΔTh1は、第1の発熱抵抗体21の温度Th1が被測定流体中のダストに含まれる揮発成分の沸騰温度よりも高くなるように設定される。すなわち、第1発熱抵抗体21の抵抗値Rh1は、次式(4)で表わされる。
Rh1=Rh10(1+αTh1) −−−(4)
ただし、上記式(4)において、Rh10は、温度0℃における第1の発熱抵抗体21の抵抗値、αは温度係数である。
次に、上記の如く構成された本発明の実施形態における熱式流量装置の流量検出回路100の機能について説明する。
基本流量検出回路(熱線駆動回路)101の第1の発熱抵抗体21を通過する流体の流量が増えると、第1の発熱抵抗体21から熱が奪われ、第1の発熱抵抗体21の温度Th1は低下し、ブリッジ回路の中間点aにおける電圧V2の値が上昇する。すると、演算増幅器OP1の出力が上がり、パワートランジスタTR1が第1の発熱抵抗体21に供給する電流Ih1を増加させ、第1の発熱抵抗体21の温度Th1が所定の値に戻るように作用する。
ブリッジ回路の中間点aの電圧V2と被測定流体の質量流量Qとの間には上述した式(2)の関係があるので、式(2)により流量Qが求められる。
次に、サブヒータ温度制御回路102の動作について説明する。
サブヒータ温度制御回路102のホイートストンブリッジ回路に、パワートランジスタTR2を介して電源VBからの電流(電圧V4)を供給するようになっている。
サブヒータ温度制御回路102のホイートストンブリッジ回路は、電源VBからトランジスタTR2を介して電流が供給されることにより、そのブリッジ回路の中間点c、dでそれぞれ電圧V5、V6となる。演算増幅器OP2とパワートランジスタTR2との作用によって、ブリッジ回路の中間点c、dでの電圧V5、V6が等しくなるように発熱抵抗体22に流れる電流を調整している。
第2発熱抵抗体22は、温度上昇によりその抵抗値Rh2を増加させるものであり、この抵抗値Rh2は、第2の発熱抵抗体22の温度Th2に比例しており、温度Th2は、測定する流体の温度Tgより所定の温度ΔTh2だけ高くなるように、温度Th2=Tg+ΔTh2に設定されている。
ここで、ΔTh2は、基本流量検出回路101の第1の発熱抵抗体21の温度設定値ΔTh1に比べて大きく設定されている。例えば、ΔTh1=100℃に対し、ΔTh2=150℃である。すなわち、本回路構成においては、第2の発熱抵抗体22の温度Th2は、第1の発熱抵抗体21の温度Th1に対して常に高い温度に設定される。
本発明の実施形態において、重要になるのは、検出用の第1の発熱抵抗体21と第2の発熱抵抗体22との間の領域への汚損を回避できる状態を形成することである。この領域への汚損が発生すると、被測定ガスによる熱伝達分Bが変化するためである。
図4に示すように、第1の発熱抵抗体21と第2の発熱抵抗体22と領域(図4では接続部と表示)の温度は、上記(3)式から、上記領域の材質、距離、あるいは断面積によって変動する。しかしながら、2つの発熱抵抗体21、22の温度を汚損回避に必要な温度以上に設定すると共に、2つの発熱抵抗体21、22の互いの距離を近づけることで上記領域の温度も汚損回避に必要な温度以上に保持(図4中の破線から実線)することが可能であり、被測定ガスによる熱伝達も初期状態を保持することができる。
ここで、汚損回避温度とは、先に説明したように、例えば吸気環境においては300℃以上、排気環境においては350℃以上である。また、発熱抵抗体21、22の温度については、温度の大小の関係は上記要件を満足していればどちらであっても特に問題はない。互いに同一温度の場合も同様に問題はない。
ここで、第2の発熱抵抗体22の温度範囲が、第1の発熱抵抗体21の表面に接触した水滴が膜沸騰で蒸発消滅する温度以上となるように制御することもできる。
また、第1の発熱抵抗体21と第2の発熱抵抗体22との間の領域の温度範囲が、この領域の表面に接触した水滴が膜沸騰で蒸発消滅する温度以上となるように第1の発熱抵抗体21の温度と第2の発熱抵抗体22の温度を設定することも可能である。
また、第1の発熱抵抗体21と、測温抵抗体24と、第2の発熱抵抗体22との相互間の伝熱量が、被測定ガスの温度変化に関わらず一定となるように、第1の発熱抵抗体21と、第2の発熱抵抗体22の温度を制御することも可能である。
さらに、被測定ガスの温度変化に関わらず、第1の発熱抵抗体21と、測温抵抗体24との相互間の伝熱量が一定となり、かつ、第2の発熱抵抗体22の温度が一定となるようにを制御することもできる。
次に、本発明の効果に関する実験結果について、図5を用いて説明する。
図5に示すグラフは、横軸に被測定ガスの質量流量を示し、縦軸に出力誤差を示す。図5中□で表記した従来技術の構造においては、軽度の汚損によって出力誤差幅で約7%の誤差が生じることが分かる。さらに汚損の度合いを増すと、図中黒塗りの四角(汚損重度)のとおり、一段と大きな誤差を招く。
一方で、第2の発熱抵抗体22を有する本発明の構成においては、汚損状態が従来の汚損軽度とほぼ同等の状態において出力誤差2%以下と、従来技術に比べて出力誤差を大幅に低減できることが分かる。本試験結果には、測定系によって発生する誤差も含まれていることを考慮すると、本発明は初期特性を再現していると言える。図5に示した試験結果から、本発明の効果については実証できたと考える。
次に、本発明を実現するセンサの具体的な構成例を示す。
図11と図12は、本発明によるセンサの具体的構成例を示す図である。
図11は、第1のセンサ構成を示し、図11の(a)が外観図、図11の(b)が概略断面図である。
図11において、検出用発熱抵抗体(第1の発熱抵抗体)21において、基体であるアルミナパイプ5とそれを支持する支持体6(2)とが、耐熱性の高い材料、例えば耐熱ガラス等により接合されている。アルミナパイプ5の中空部分の両端に2つの支持体6の端部が挿入され、アルミナパイプ5の中空部分における2つの支持体6の端部が互いに対向する部分には例えば、耐熱ガラスが充満されている。
アルミナパイプ5上には第1の発熱抵抗体となるPt線(巻線)7が螺旋上に形成されており、その上に絶縁保護用のガラス膜8が形成されている。そして、Pt線7の端部13は支持体6に接続されている。
さらに、アルミナパイプ5の両端には、第2の発熱抵抗体22用の基体となるアルミナパイプ9をガラス膜8を介して配置し、その上に第2の巻線10、さらにその上からガラス膜8が形成されている。また、第2の巻線10の端部11はアルミナパイプ9のさらに両端に配置した第2の巻線10の支持部12に溶接にて固定されている。特に、巻線7に関しては、第2の巻線10と重複する領域については、巻線間隔を広げて巻いている。
次に、図12に示した第2のセンサ構成を説明する。図12の(a)が外観図、図12の(b)が概略断面図である。第2のセンサ構成においては、図11に示したアルミナパイプ5と9とを一体化した構成である。
具体的には、アルミナパイプ5と9とを一体化したアルミナパイプ14の中心軸上に形成された貫通孔15は、第2巻線10の支持体12の挿入孔として利用し、検出用巻線7の支持体6はその脇に形成された貫通孔16に挿入した構成としている。
この場合、両端に形成された第2巻線10は、間に位置する検出用巻線7と接触しないことを前提として、検出用巻線7を飛び越した形で、互いに接続されて巻線を形成する。また、センサ全体がガラス膜8で覆われている。
汚損の進行による発生する問題は上述したような出力誤差要因の他に、以下に説明するようなものがある。
従来技術においては、熱式ガス流量装置の使用開始から一定時間経過すると、図13の(a)に示したように、温度の低い支持体に煤17が堆積を始める。さらに時間が経過し汚損が進行すると、特に排気に含まれるPM揮発成分は非常に粘着力が強いため、やがて、図13の(b)に示すように、検出領域の両端を覆うように堆積する場合がある。
このような状況になると、煤の堆積により乱流が発生し、検出領域、すなわち発熱抵抗体21上を流れる被測定ガスの流れが、使用開始直後の状態とは異なる状態に変化する。したがって、被測定ガスと支持体間で起こり得る放熱の関係も、使用開始直後の状態とは異なる状態に変化するため、出力誤差となって現れる。
これに対して、図14に示すように、第1の発熱抵抗体21と支持体との間に断熱手段である第2の発熱抵抗体22を配置した本発明のセンサ構造であれば、第2の発熱抵抗体22が存在することで、汚損によって生じる検出領域におけるガス流れの乱れは緩和される。
この場合は、第2の発熱抵抗体22へのガス流れの変化は避けられないが、第1の発熱抵抗体21と第2の発熱抵抗体22とは電気的に絶縁されているため、出力へは全く影響を及ぼさない。
本発明の原理図である。 本発明の一実施形態における検出温度の出力回路図である。 本発明の一実施形態における制御回路図である。 第1の発熱抵抗体と第2の発熱抵抗体の接続部分における温度変動要因の説明図である。 本発明の効果を示すグラフである。 本発明とは異なる、比較例の原理図である。 図6の例における発熱抵抗体と支持体との温度分布を示す図である。 発熱体加熱時における汚損発生の原因説明図である。 発熱抵抗体の加熱温度とエンジンオイルの蒸発速度との関係を示すグラフである。 高温面上に滴下された水滴が消滅するまでの寿命と表面温度との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態におけるセンサ構造の一例を示す図である。 本発明の一実施形態におけるセンサ構造の他の例を示す図である。 汚損進行時に起こり得る出力誤差要因の説明図である。 本発明における汚損進行時の出力誤差要因抑制効果の説明図である。
符号の説明
2 支持体
3 汚損物質
4 被測定ガスの流れ
5、9、14 アルミナパイプ
6 検出用発熱抵抗体の支持体
7 流量検出用巻線(第1の発熱抵抗体)
8 絶縁ガラス
10 第2の巻線(第2発熱抵抗体)
11 第2発熱抵抗体端部
12 第2発熱体の支持体
13 検出用発熱抵抗体端部
15 第2発熱体の支持体用挿入孔
16 検出用発熱抵抗体の支持体用挿入孔
17 煤
21 検出用発熱抵抗体(第1の発熱抵抗体)
22 第2の発熱抵抗体
23 流量検出用抵抗
24、28 温度補償抵抗
25、26 固定抵抗
27、29、30 固定抵抗
31 制御回路
32 補償回路
34〜37 抵抗
100 流量検出回路
101 基本流量検出回路
102 サブヒータ温度制御回路
OP1、OP2 演算増幅器
TR1、TR2 トランジスタ

Claims (10)

  1. 被測定ガス中に配置される発熱抵抗体と、この発熱抵抗体の上流部あるいは下流部に配置された測温抵抗体とを有し、被測定ガスの流量を測定する熱式ガス流量測定装置において、
    上記発熱抵抗体とこの発熱抵抗体を支持する支持体との間に配置され、上記発熱体から支持体への伝熱を抑制する手段を備えることを特徴とする熱式ガス流量測定装置。
  2. 請求項1記載の熱式ガス流量測定装置において、上記伝熱抑制手段は、上記発熱抵抗体を第1の発熱抵抗体としたとき、この第1の発熱抵抗体と、これを支持する支持体との間に上記第1の発熱抵抗体とは電気的に絶縁された第2の発熱抵抗体であることを特徴とする熱式ガス流量測定装置。
  3. 請求項2記載の熱式ガス流量測定装置において、上記第2の発熱抵抗体の温度範囲が、第1の発熱抵抗体の表面に接触した水滴が膜沸騰で蒸発消滅する温度以上となるように設定されていることを特徴とする熱式ガス流量測定装置。
  4. 請求項2記載の熱式ガス流量測定装置において、上記第1の発熱抵抗体と第2の発熱抵抗体との間の領域の温度範囲が、上記領域の表面に接触した水滴が膜沸騰で蒸発消滅する温度以上となるように第1の発熱抵抗体の温度と第2の発熱抵抗体の温度が設定されていることを特徴とする熱式ガス流量測定装置。
  5. 請求項2記載の熱式ガス流量測定装置において、上記第1の発熱抵抗体と、上記測温抵抗体と、上記第2の発熱抵抗体相互間の伝熱量が、被測定ガスの温度変化に関わらず一定となるように、上記第1の発熱抵抗体と、上記第2の発熱抵抗体の温度を制御することを特徴とする熱式ガス流量測定装置。
  6. 請求項2記載の熱式ガス流量測定装置において、被測定ガスの温度変化に関わらず、上記第1の発熱抵抗体と、上記測温抵抗体との相互間の伝熱量が一定となり、かつ、上記第2の発熱抵抗体の温度が一定となるようにを制御することを特徴とする熱式ガス流量測定装置。
  7. 請求項2記載の熱式ガス流量測定装置において、上記第1の発熱抵抗体は、第1の測定温抵抗体と互いに並列に接続されて第1のブリッジ回路を形成し、上記第2の発熱抵抗体は、第2の測定温抵抗体と互いに並列に接続されて第2のブリッジ回路を形成し、上記第1の発熱抵抗体を第1の一定温度となるように制御すると共に、上記第2の発熱抵抗体を第2の一定温度となるように制御する制御手段を備えることを特徴とする熱式ガス流量測定装置。
  8. 請求項2記載の熱式ガス流量測定装置において、上記第1の発熱抵抗体は第1の円筒状部材の中央表面部に配置され、上記第2の発熱抵抗体は上記第1の円筒状部材の両端表面部に配置された第2の円筒状部材の表面上に配置され、上記第1の発熱抵抗体の支持体は、上記円筒状部材の中空部の両端付近に接続されていることを特徴とする熱式ガス流量測定装置。
  9. 請求項2記載の熱式ガス流量測定装置において、上記第1の発熱抵抗体は円筒状部材の中央表面部に配置され、上記第2の発熱抵抗体は上記円筒状部材の両端表面部に配置され、上記第1の発熱抵抗体の支持体は、上記円筒状部材の両端付近に接続されていることを特徴とする熱式ガス流量測定装置。
  10. 請求項8又は9のうちのいずれか一項記載の熱式ガス流量測定装置において、上記第1の発熱抵抗体及び上記第2の発熱抵抗体は、ガラス膜により絶縁保護されていることを特徴とする熱式ガス流量測定装置。
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