JP2007237901A - 自動車のサイドドア構造 - Google Patents

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【課題】大幅な質量増加やコストアップを招くことなく自動車の側面衝突時における衝突エネルギーを効率良く吸収し得るようにした自動車のサイドドア構造を提供する。
【解決手段】ドアトリム3の裏面にエネルギー吸収部材6を装着すると共に、ドアアウタパネル1の裏面における前記エネルギー吸収部材6と対峙する位置にインパクトビーム7をブラケット10を介して取り付けた自動車のサイドドア構造に関し、前記ブラケット10を前記インパクトビーム7に沿い延在して溝部11を車幅方向外側に向けたトラフ形状を成すものものとし且つその両側部に形成したフランジ部12を前記ドアアウタパネル1の裏面に装着して前記溝部11の裏面で前記インパクトビーム7を支え得るように構成し、前記ブラケット10の溝部11の裏面に前記インパクトビーム7を覆うように更に別のエネルギー吸収部材14を装着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のサイドドア構造に関するものである。
近年においては、自動車の側方からの衝突(側面衝突)に対する乗員の保護を強化する観点から、サイドドアの内部に、側方からの衝突に対する剛性アップのためのインパクトビームや、衝突エネルギーを吸収するためのエネルギー吸収部材を配設する構造が採用されるようになってきている。
図3は従来のサイドドア構造の一例を示すもので、図中1はドアアウタパネル、2はドアインナパネル、3はドアトリム、4はドアガラスを示し、前記ドアトリム3の裏面における乗員5の腰の高さに対応する位置にエネルギー吸収部材6が接着剤を介して装着されており(図4参照)、また、前記ドアアウタパネル1の裏面における前記エネルギー吸収部材6と対峙する位置にはインパクトビーム7がブラケット8を介して装着されている。
尚、この種の自動車のサイドドア構造に関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1や特許文献2等がある。
特開平8−67140号公報 特開2005−138838号公報
しかしながら、斯かる従来の自動車のサイドドア構造においては、衝突時にエネルギー吸収部材6が最初に当たるドアインナパネル2の剛性が低いため、エネルギー吸収部材6が剛性の高いインパクトビーム7に当たって実質的に潰れ始めてからエネルギー吸収効果が得られることになるが、インパクトビーム7が同程度の大きさのブラケット8で支えられていたため、インパクトビーム7自体に十分な剛性があっても、その支持構造が脆弱であるという不具合があり、インパクトビーム7の支持構造の変形具合によっては、該インパクトビーム7からの衝突エネルギーが効率良くエネルギー吸収部材6に吸収されない虞れがあった。
このため、ドアインナパネル2にエネルギー吸収部材6が当った段階から直ちに該エネルギー吸収部材6が潰れ始めるようドアインナパネル2を補強する対策も提案されているが、ドアインナパネル2のような大型部品の板厚を大きくして剛性を高めることは大幅な質量増加やコストアップを招いてしまう結果となり、特にドアインナパネル2のエネルギー吸収部材6が当たる位置にサービスホール2aを塞ぐカバー9が装着されているようなケースでは、もともと剛性が低下しがちな構造となっているために補強に必要なコストが高騰するという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、大幅な質量増加やコストアップを招くことなく自動車の側面衝突時における衝突エネルギーを効率良く吸収し得るようにした自動車のサイドドア構造を提供することを目的とする。
本発明は、ドアトリムの裏面にエネルギー吸収部材を装着すると共に、ドアアウタパネルの裏面における前記エネルギー吸収部材と対峙する位置にインパクトビームをブラケットを介して取り付けた自動車のサイドドア構造であって、前記ブラケットを前記インパクトビームに沿い延在して溝部を車幅方向外側に向けたトラフ形状を成すものとし且つその両側部に形成したフランジ部を前記ドアアウタパネルの裏面に装着して前記溝部の裏面で前記インパクトビームを支え得るように構成し、前記ブラケットの溝部の裏面に前記インパクトビームを覆うように更に別のエネルギー吸収部材を装着したことを特徴とするものである。
而して、このようにすれば、インパクトビームがブラケットによる両持ち支持でドアアウタパネル側から安定して支えられ、しかも、ドアアウタパネルとトラフ形状のブラケットとにより強固なボックス構造が形成されるので、インパクトビームの支持構造の剛性が大幅に向上されて側面衝突時にもインパクトビームがドアアウタパネル側からしっかりと支えられ、衝突エネルギーがインパクトビームから各エネルギー吸収部材へと確実に伝達されて効果的に吸収されることになり、また、ドアトリムとドアインナパネルとの間の限られた空間にしか配置できないエネルギー吸収部材に加え、インパクトビーム側にも別のエネルギー吸収部材を増設しているので、従来よりも衝突エネルギーの吸収容量が増加されることになる。
この結果、ドアインナパネルに対し必要以上の補強を施さなくても済み、別のエネルギー吸収部材やブラケットといった小型部品を新設するだけで自動車の側面衝突時における衝突エネルギーを効率良く吸収することが可能となり、大幅な質量増加やコストアップを回避することが可能となる。
尚、薄板状のドアアウタパネルの裏面にトラフ形状のブラケットを装着して強固なボックス構造が形成されることにより、ドアアウタパネルの面剛性が高められて凹み変形などが起こり難くなるという副次的な効果も得られる。
上記した本発明の自動車のサイドドア構造によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(I)ドアインナパネルに対し必要以上の補強を施さなくても、別のエネルギー吸収部材やブラケットといった小型部品を新設するだけで自動車の側面衝突時における衝突エネルギーをインパクトビームから各エネルギー吸収部材へと確実に伝達して効果的に吸収し且つ従来よりも衝突エネルギーの吸収容量を増加することができるので、大幅な質量増加やコストアップを招くことなく自動車の側面衝突時における衝突エネルギーを効率良く吸収することができる。
(II)薄板状のドアアウタパネルの裏面にトラフ形状のブラケットを装着して強固なボックス構造を形成することによって、ドアアウタパネルの面剛性を高めて凹み変形などが起こり難くすることができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図3及び図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図1に示す如く、本形態例においては、ドアアウタパネル1の裏面に対しインパクトビーム7を取り付けるブラケット10が、前記インパクトビーム7に沿い延在して溝部11を車幅方向外側(図1中の右側)に向けたトラフ形状を成すものとなっており、その両側部に形成したフランジ部12が前記ドアアウタパネル1の裏面に接着剤などを介して装着されている。
また、斯かるブラケット10における前記溝部11の裏面には、前記インパクトビーム7の片面が丁度嵌まるようなビード13が形成されており、該ビード13に対し前記インパクトビーム7の片面が嵌め込まれた状態で溶接されるようになっている。
更に、前記ブラケット10の溝部11の裏面には、インパクトビーム7を覆うように更に別のエネルギー吸収部材14が装着されており、ここに図示している例では、樹脂製のエネルギー吸収部材14を取付金具16を介しナット15にてブラケット10の溝部11の裏面に設けたボルト17へ締結し得るようにしてある。
この際、取付金具16とブラケット10との締結は、インパクトビーム7を挟んだ上下位置で行われるようにしておくことが好ましく、また、ドアトリム3側のエネルギー吸収部材6と、インパクトビーム7側のエネルギー吸収部材14とは、図2に示す如く、側面視で両エネルギー吸収部材6,14が極力重複するような配置としておくことが好ましい。
而して、このように自動車のサイドドア構造を構成すれば、インパクトビーム7がブラケット10による両持ち支持でドアアウタパネル1側から安定して支えられ、しかも、ドアアウタパネル1とトラフ形状のブラケット10とにより強固なボックス構造が形成されるので、インパクトビーム7の支持構造の剛性が大幅に向上されて側面衝突時にもインパクトビーム7がドアアウタパネル1側からしっかりと支えられ、衝突エネルギーがインパクトビーム7から各エネルギー吸収部材14へと確実に伝達されて効果的に吸収されることになり、また、ドアトリムとドアインナパネルとの間の限られた空間にしか配置できないエネルギー吸収部材6に加え、インパクトビーム7側にも別のエネルギー吸収部材14を増設しているので、従来よりも衝突エネルギーの吸収容量が増加されることになる。
この結果、ドアインナパネルに対し必要以上の補強を施さなくても済み、別のエネルギー吸収部材14やブラケット10といった小型部品を新設するだけで自動車の側面衝突時における衝突エネルギーを効率良く吸収することが可能となり、大幅な質量増加やコストアップが未然に回避される。
尚、薄板状のドアアウタパネル1の裏面にトラフ形状のブラケット10を装着して強固なボックス構造が形成されることにより、ドアアウタパネル1の面剛性が高められて凹み変形などが起こり難くなるという副次的な効果も得られる。
従って、上記形態例によれば、ドアインナパネルに対し必要以上の補強を施さなくても、別のエネルギー吸収部材14やブラケット10といった小型部品を新設するだけで自動車の側面衝突時における衝突エネルギーをインパクトビーム7から各エネルギー吸収部材14へと確実に伝達して効果的に吸収し且つ従来よりも衝突エネルギーの吸収容量を増加することができるので、大幅な質量増加やコストアップを招くことなく自動車の側面衝突時における衝突エネルギーを効率良く吸収することができ、また、ドアアウタパネル1の面剛性を高めて凹み変形などが起こり難くすることもできる。
尚、本発明の自動車のサイドドア構造は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例を示す断面図である。 図1のII−II方向の矢視図である。 従来例を示す断面図である。 図3のIV−IV方向の矢視図である。
符号の説明
1 ドアアウタパネル
2 ドアインナパネル
3 ドアトリム
6 エネルギー吸収部材
7 インパクトビーム
10 ブラケット
11 溝部
12 フランジ部
14 エネルギー吸収部材

Claims (1)

  1. ドアトリムの裏面にエネルギー吸収部材を装着すると共に、ドアアウタパネルの裏面における前記エネルギー吸収部材と対峙する位置にインパクトビームをブラケットを介して取り付けた自動車のサイドドア構造であって、前記ブラケットを前記インパクトビームに沿い延在して溝部を車幅方向外側に向けたトラフ形状を成すものとし且つその両側部に形成したフランジ部を前記ドアアウタパネルの裏面に装着して前記溝部の裏面で前記インパクトビームを支え得るように構成し、前記ブラケットの溝部の裏面に前記インパクトビームを覆うように更に別のエネルギー吸収部材を装着したことを特徴とする自動車のサイドドア構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011513136A (ja) * 2008-03-06 2011-04-28 本田技研工業株式会社 乗用車ドア用2点保護パッド
KR101198601B1 (ko) * 2010-05-27 2012-11-07 주식회사 성우하이텍 도어 임팩트 빔용 빔 유닛
US8628113B2 (en) 2011-07-12 2014-01-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Side impact absorbing apparatus for vehicle
JP2017206149A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 トヨタ紡織株式会社 車両用ドア

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