JP2007187424A - バッチ式焼成炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】 炉床の破損を防止し、被焼成物の焼成炉内への出し入れを簡便に行うことが可能なバッチ式焼成炉を提供すること。
【解決手段】 本発明に係るバッチ式焼成炉は、ベース部材42、炉床60、支柱62,64、一対のガイドレール66,68及び載置板を備える。炉床60は、ベース板42上に配置されると共に、鉛直方向に貫通する複数の孔部60a,60bが形成された繊維系断熱材によって構成されている。支柱62,64は、その基端がベース板42に固定されると共に、炉床60の孔部60a,60bにそれぞれ挿通されている。ガイドレール66,68は、焼成用さや100の搬送方向に延在し、支柱62,64の先端とそれぞれ接続されている。載置板は、被焼成物がさや詰めされた焼成用さやを載置し、ガイドレール66,68の支持面Sによって支持されており、ガイドレール66,68上を移動する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、バッチ式焼成炉に関する。
従来から、炉床部分が昇降する昇降型のバッチ式焼成炉が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−159952号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたバッチ式焼成炉は、炉床部分が強度の比較的低い繊維系断熱材によって構成されていた。そして、このバッチ式焼成炉では、被焼成物が載置される炉床板を保持するための支柱が、比較的脆い材質である繊維系断熱材上に設けられていた。そのため、繊維系断熱材によって構成されるバッチ式焼成炉の炉床が、被焼成物の荷重等によって破損し易いという問題があった。
また、特許文献1に記載されたような昇降型のバッチ式焼成炉では、被焼成物を焼成炉内に出し入れするために炉床部分を昇降させていたため、炉床部分の昇降機構が複雑で大掛りなものとなっており、被焼成品の焼成炉内への出し入れが煩雑であるという問題があった。
本発明は、炉床の破損を防止し、被焼成物の焼成炉内への出し入れを簡便に行うことが可能なバッチ式焼成炉を提供することを目的とする。
本発明に係るバッチ式焼成炉は、被焼成物の焼成を行うためのバッチ式焼成炉であって、ベース部材と、ベース部材の上方に配設されると共に、鉛直方向に貫通する複数の孔部が形成された繊維系断熱材によって構成される炉床と、ベース部材上に基端が接続されると共に炉床の孔部にそれぞれ挿通された複数の支柱と、被焼成物の搬送方向に延在し、複数の支柱の先端にそれぞれ接続された一対のレール部材と、一対のレール部材によって支持され、被焼成物が載置される載置板とを備え、載置板は、一対のレール部材上を移動することを特徴とする。
本発明に係るバッチ式焼成炉では、被焼成物が載置される載置板を支持するための一対のレール部材が、繊維系断熱材によって構成される炉床上でなく、複数の支柱を介してベース部材に設けられている。そのため、載置板や被焼成物の荷重によって炉床が破損することが防止される。また、本発明に係るバッチ式焼成炉では、載置板が一対のレール部材によって支持され、一対のレール部材が被焼成物の搬送方向に延在している。そのため、被焼成物が載置された載置板が一対のレール部材に沿って移動することとなるから、被焼成物の焼成炉内への出し入れを簡便に行うことができる。さらに、複数の支柱の基端がベース部材に接続されていると共に、複数の支柱の先端が各レール部材に接続されている。そのため、一対のレール部材上を載置板が移動する際に、載置板と各レール部材との間に生じる摩擦力によっても支柱が撓まないように拘束され、炉床の破損が防止されるようになる。
また、鉛直方向に貫通し、複数の孔部とは別の複数の孔部が炉床に形成されており、ベース部材上に基端が接続されると共に炉床の別の孔部にそれぞれ挿通された複数の支柱とは別の複数の支柱と、別の複数の支柱の先端に接続され、一対のレール部材と共に載置板を支持する補助部材を更に備え、補助部材が一対のレール部材の間に配置されていることが好ましい。このようにすると、載置板が一対のレール部材に加えて補助部材によっても支持されるため、載置板の変形を防ぐことが可能となる。
また、一対のレール部材に架け渡され、一対のレール部材と共に載置板を支持する複数の回転部材を更に備え、各回転部材が、一対のレール部材においてそれぞれ互いに対応する位置に複数設けられた保持部によって保持されていることが好ましい。このようにすると、載置板が一対のレール部材に加えて回転部材によっても支持されるため、載置板の変形を防ぐことが可能となる。また、回転部材が回転することにより、載置板の移動がより円滑となる。
本発明によれば、炉床の破損を防止し、被焼成物の焼成炉内への出し入れを簡便に行うことが可能なバッチ式焼成炉を提供することができる。
本発明の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1〜図5を参照して、本実施形態に係るバッチ式焼成炉10の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るバッチ式焼成炉の全体の概要を示す斜視図である。図2は、(a)が本実施形態に係るバッチ式焼成炉の側面断面図であり、(b)が本実施形態に係るバッチ式焼成炉の上面断面図である。図3は、(a)が本実施形態に係る焼成チャンバの側面断面図であり、(b)が本実施形態に係る焼成チャンバの上面断面図である。図4は、本実施形態に係る炉床の一部を示す斜視図である。図5は、本実施形態に係る炉床の一部を示す分解斜視図である。
バッチ式焼成炉10は、例えば、焼成用さや100にさや詰めされたセラミック成型体等の被焼成物を焼成するためのものであり、水平搬送(横繰り)式の雰囲気炉となっている。このバッチ式焼成炉10は、搬送部20a,20b、置換室30a,30b及び焼成チャンバ40を備えている。
搬送部20aは、未焼成の被焼成物がさや詰めされた焼成用さや100を置換室30aへと搬出するためのものであり、搬送部20bは、置換室30bから出てきた焼成後の焼成用さや100を後工程へと搬出するためのものである。そのために、搬送部20a,20bは、それぞれ複数のローラ22を有している。搬送部20a,20bでは、この複数のローラ22によって載置板110に載置された焼成用さや100の搬送が行われる。なお、載置板110は、例えばムライト(組成の70%がアルミナ、30%がSiO)等の耐熱性(耐火性)を有する材料で構成されていると好ましい。
置換室30a,30bは、搬送部20aから焼成チャンバ40への焼成用さや100の搬入、及び焼成用チャンバ40から搬送部20bへの焼成用さや100の搬出の中継が行われる部屋である。置換室30a,30bには、シリンダ32aによって上下動する第1シャッタ32及びシリンダ34aによって上下動する第2シャッタ34がそれぞれ設けられている。本実施形態に係るバッチ式焼成炉10では、焼成チャンバ40の内部が大気に曝されないよう、これらの第1シャッタ32及び第2シャッタ34のうち一方のシャッタが開放され、置換室30a,30b及び搬送部20a,20b、又は置換室30a,30b及び焼成チャンバ40が接続されているとき、他方のシャッタが閉鎖されるようになっている。
また、置換室30a,30bには、側面にシリンダ36がそれぞれ設けられている。各シリンダ36は、先端にプッシャ36aが接続されたロッド36bを第2シャッタ34に対して水平方向に直線移動させ、置換室30a内の焼成用さや100を載置板110と共に焼成チャンバ40内に押し入れる。また、各シリンダ36は、被焼成物の焼成中に、閉鎖されている第2シャッタ34を押さえつける。
焼成チャンバ40は、図3に示されるように、主として、ベース板42と、炉体44と、炉床部46とから構成されている。ベース板42は、炉体44及び炉床部46を支える板状体であり、金属製であると好ましい。
炉体44は、側炉壁44a及び上炉壁44bからなり、炉床部46と共に被焼成物を焼成するための焼成空間Vを内部に形成している。炉体44は、バッチ式焼成炉10(焼成チャンバ40)の熱容量を小さくするため、繊維系断熱材(例えば、セラミック製のファイバーボード)で形成することができる。炉体44内には、焼成空間V内を加熱するための複数本の焼成用ヒータ48が設けられている。この焼成用ヒータ48は、直線棒状の電気ヒータとなっており、例えばSiC、二珪化モリブデンで形成されていると好ましい。また、炉体44内には、焼成空間Vにおける温度を計測するための熱電対50が設けられている。
炉床部46は、本実施形態において、焼成用さや100の搬送方向に延びるように、2列設けられている。炉床部46は、図4及び図5に示されるように、炉床60、複数の支柱62,64及び一対のガイドレール66,68によって構成されている。
炉床60は、ベース板42上に配置され、バッチ式焼成炉10の熱容量を小さくするために、略直方体の繊維系断熱材(例えば、セラミック製のファイバーボード)で構成されている。炉床60には、鉛直方向に貫通し、径の大きさが支柱62,64の外径と略等しい孔部60a,60bが複数設けられており、支柱62がそれぞれ挿通されるようになっている。なお、各孔部60aは、炉床60の一方の側において載置板110の搬送方向に沿うように並んで配置されており、各孔部60bは、炉床60の他方の側において載置板110の搬送方向に沿うように並んで配置されている。
各支柱62は、炉床60の各孔部60aにそれぞれ挿通され、各支柱64は、炉床60の各孔部60bにそれぞれ挿通されている。各支柱62,64の基端は、ベース板42に固定されている。一方、各支柱62の先端は、ガイドレール66と接続され、各支柱64の先端は、ガイドレール68と接続されている。なお、各支柱62,64は、アルミナ等のセラミックスで形成されていると好ましい。また、各支柱62,64としては、中空管や中実棒等を適宜用いることができる。
各ガイドレール66,68は、断面略L字状の棒材である。各ガイドレール66,68は、載置板110を支持する支持面Sをそれぞれ有しており、支持面Sから上方に延びるガイド部66a,68aによって載置板110を案内する。各ガイドレール66,68には、支持面Sの反対側に位置する面における所定の位置に凹部66b,68bがそれぞれ複数形成されている。ガイドレール66は、各凹部66bに各支柱62の先端がそれぞれ嵌合されることで、各支柱62と接続されている。また、ガイドレール68は、各凹部68bに各支柱64の先端がそれぞれ嵌合されることで、各支柱64と接続されている。これにより、各ガイドレール66,68は、共に焼成用さや100の搬送方向に延在し且つ互いの間隔が載置板110の幅と略等しくなるように配設されることとなり、載置板110の搬送方向以外への移動を規制している。なお、ガイドレール66,68は、アルミナ等のセラミックス等で形成されていると好ましい。
次に、上述した構成を備えたバッチ式焼成炉10の動作について説明する。
まず、全てのシャッタ32,34が閉鎖された状態で、未焼成の被焼成品がさや詰めされた焼成用さや100を載置板110に載置し、この載置板110に載置された焼成用さや100を搬送路20aに複数セットする。そうすると、置換室30aの第1シャッタ32が開放された後、これらの焼成用さや100が図1及び図2(b)における矢印A方向に搬送されて、焼成用さや100が置換室30aへと送り込まれる。焼成用さや100が所定数置換室30a内に送り込まれると、再び置換室30aの第1シャッタ32が閉鎖される。
続いて、置換室30aの第2シャッタ34が開放され、シリンダ36が動作して、プッシャ36aが焼成用さや100を載置板110と共に焼成チャンバ40内へと押し出す。焼成チャンバ40内に押し出された焼成用さや100は、炉床部46に設けられたガイドレール64a,64bに沿って順次焼成チャンバ40の奥へと搬送される。焼成用さや100が置換室30aから所定数焼成チャンバ40内に押し出されると、再び置換室30aの第2シャッタ34が閉鎖される。
こうして、複数の焼成用さや100が載置板110と共に焼成チャンバ40内に配置されると、焼成用さや100にさや詰めされた被焼成品の焼成が行われる。すなわち、ヒータ48に通電して、焼成空間Vにおける温度を被焼成物の焼成温度となるまで上昇させ、その焼成温度を所定時間保持して被焼成品の焼成が行われた後、焼成チャンバ40の冷却を行う。そして、焼成チャンバ40の冷却が完了すると、上述と同様の手順で搬送路20aにセットされている別の焼成用さや100が置換室30aに複数搬送された後、置換室30a及び置換室30bの第2シャッタ34が共に解放された状態で、これらの焼成前の複数の焼成用さや100がプッシャ36aによって焼成チャンバ40内に押し出される。このとき、焼成チャンバ40内に位置していた焼成後の焼成用さや100は、焼成前の焼成用さや100に押し出されるように置換室30bへと搬送される。
続いて、置換室30a及び置換室30bの第2シャッタ34が共に閉鎖された後、置換室30bの第1シャッタ32が解放され、焼成後の焼成用さや100が搬送部20bによって図1及び図2(b)における矢印B方向に搬送される。
以上のように、本実施形態においては、被焼成物がさや詰めされた焼成用さや100が載置される載置板110が一対のガイドレール66,68によって支持されており、各ガイドレール66,68と接続される複数の支柱62,64が炉床60ではなくベース板42に設けられている。そのため、焼成用さや100及び載置板110の荷重が、各ガイドレール66,68及び支柱62,64を介してベース板42によって受け止められることとなり、繊維系断熱材という比較的脆い材料によって構成されている炉床60に加えられることがない。その結果、焼成用さや100の搬送に伴い、焼成用さや100及び載置板110の荷重によって炉床60が破損することが防止される。このように、本実施形態では、炉床60として繊維系断熱材を用いることが可能となっているから、炉床60の熱容量を小さくすることができ、焼成空間V内において温度差がほとんど生じず、被焼成品に焼成ムラが発生し難くなっている。
また、本実施形態においては、焼成用さや100を載置する載置板110が一対のガイドレール66,68によって支持され、各ガイドレール66,68が焼成用さや100の搬送方向に延在している。そのため、焼成用さや100が各ガイドレール64a,64bに沿って搬送されることとなるから、焼成用さや100の焼成チャンバ40への出し入れを簡便に行うことができることとなる。
また、本実施形態においては、各支柱62,64の先端が各ガイドレール66,68の凹部66b,68bと嵌合し、各支柱62,64の基端がベース部材42と接続されている。そのため、ガイドレール66,68上を載置板110が移動する際に、載置板110と各ガイドレール66,68との間に生じる摩擦力によっても各支柱62,64が撓まないように拘束され、炉床60の破損が防止されるようになる。
次に、図6〜図9に基づいて、上述した実施形態に係るバッチ式焼成炉10の変形例について説明する。以下、異なる点を中心に説明し、共通点については説明を省略ないし簡略化する。
図6及び図7を参照して、第1変形例に係るバッチ式焼成炉10について説明する。図6は、第1変形例に係る炉床の一部を示す斜視図である。図7は、第1変形例に係る炉床の一部を示す分解斜視図である。第1変形例に係る焼成炉10では、炉床部146の構成が、上述した実施形態に係るバッチ式焼成炉10と相違する。
炉床部146は、図6及び図7に示されるように、ベース板42上に配置された炉床160、複数の支柱62,64、複数の支柱162、一対のガイドレール66,68及び補助レール166によって構成されている。
炉床160には、支柱62,64が挿通される孔部160a,160bに加え、鉛直方向に貫通し、径の大きさが支柱162の外径と略等しい孔部160cがそれぞれ複数設けられている。なお、各孔部160は、炉床160の略中央部分において載置板110の搬送方向に沿うように並んで配置されている。
各支柱162は、炉床160の各孔部160cにそれぞれ挿通されている。各支柱162の基端は、ベース板42に固定されている。一方、各支柱162の先端は、補助レール166と接続されている。なお、各支柱162は、アルミナ等のセラミックスで形成されていると好ましい。また、各支柱162としては、中空管や中実棒等を適宜用いることができる。
補助レール166は、断面略四角形状の棒材である。補助レール166には、炉床160と対向する側の面における所定の位置に凹部166bが複数形成されている。補助レール166は、各凹部166bに各支柱162の先端がそれぞれ嵌合されることで、各支柱162と接続されている。補助レール166は、その上面が各ガイドレール66,68における支持面Sと略等しい高さとなるように設けられており、ガイドレール66,68と共に載置板110を支持する。なお、補助レール166は、アルミナ等のセラミックス等で形成されていると好ましい。
このように、第1変形例の炉床部146においては、各支柱162の基端がベース板42と接続され、補助レール166がこれらの支柱162の先端と接続されており、補助レール166の上面とガイドレール66,68の支持面Sとが略等しい高さとなっている。そのため、載置板110がガイドレール66,68の支持面Sに加えて補助レール166の上面によっても支持されるため、載置板110の変形を防ぐことができる。第1変形例のような各ガイドレール66,68及び補助レール166によって載置板110を支持する構成とすると、載置板110よりもガイドレール66,68の方が固く、載置板110が変形しやすいような場合に特に有効となる。
次に、図8及び図9を参照して、第2変形例に係るバッチ式焼成炉10について説明する。図8は、第2変形例に係る炉床の一部を示す斜視図である。図9は、第2変形例に係る炉床の一部を示す分解斜視図である。第2変形例に係る焼成炉10では、炉床部246の構成が、上述した実施形態及び第2変形例に係るバッチ式焼成炉10と相違する。
炉床部246は、図8及び図9に示されるように、ベース板42上に配置された炉床60、複数の支柱62,64、一対のガイドレール266,268及び丸棒270によって構成されている。
各ガイドレール266,268は、断面略L字状の棒材である。各ガイドレール266,268は、載置板110を支持する支持面Sをそれぞれ有しており、支持面Sから上方に延びるガイド部266a,268aによって載置板110を案内する。各ガイドレール266,268には、支持面Sの反対側に位置する面における所定の位置に凹部266b,268bがそれぞれ複数形成されている。ガイドレール266は、各凹部266bに各支柱62の先端がそれぞれ嵌合されることで、各支柱62と接続されている。また、ガイドレール268は、各凹部268bに各支柱64の先端がそれぞれ嵌合されることで、各支柱64と接続されている。これにより、各ガイドレール266,268は、共に焼成用さや100の搬送方向に延在し且つ互いの間隔が載置板110の幅と略等しくなるように配設されることとなり、載置板110の搬送方向以外への移動を規制する。さらに、各ガイドレール266,268には、支持面Sにおいて略半円形に切り欠かれた切欠部266a,268aが互いに対応するように、それぞれ3箇所ずつ形成されている。なお、ガイドレール266,268は、アルミナ等のセラミックス等で形成されていると好ましい。
各丸棒270は、その一端がガイドレール266の切欠部266aと係合し、他端がその切欠部266aに対応するガイドレール268の切欠部268aと係合して、ガイドレール266,268によって回転可能に保持される。ガイドレール266,268に保持された各丸棒270は、その外周面の上部が各ガイドレール266,268における支持面Sと略等しい高さとなるように設けられており、ガイドレール266,268と共に載置板110を支持する。なお、各丸棒270は、アルミナ等のセラミックスで形成されていると好ましい。また、各丸棒270としては、中空管や中実棒等を適宜用いることができる。
このように、第2変形例の炉床部246においては、各丸棒270がガイドレール266,268によって回転可能に保持され、各丸棒270の外周面の上部とガイドレール266,268の支持面Sとが略等しい高さとなっている。そのため、載置板110がガイドレール266,268の支持面Sに加えて各丸棒270によっても支持されるため、載置板110の変形を防ぐことができる。第2変形例のような各ガイドレール266,268及び各丸棒270によって載置板110を支持する構成とすると、載置板110よりもガイドレール66,68の方が固く、載置板110が変形しやすいような場合に特に有効となる。また、載置板110の搬送に伴い各丸棒270が回転するから、焼成用さや100を載置した載置板110の搬送がより円滑となる。
以上、本発明の好適な実施形態及び変形例について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態及び変形例に限定されるものではない。例えば、ベース板42と炉床60,62,160,260との間に隙間を有するものであってもよい。
本実施形態に係るバッチ式焼成炉の全体の概要を示す斜視図である。 (a)は本実施形態に係るバッチ式焼成炉の側面断面図であり、(b)は本実施形態に係るバッチ式焼成炉の上面断面図である。 (a)は本実施形態に係る焼成チャンバの側面断面図であり、(b)は本実施形態に係る焼成チャンバの上面断面図である。 本実施形態に係る炉床の一部を示す斜視図である。 本実施形態に係る炉床の一部を示す分解斜視図である。 第1変形例に係る炉床の一部を示す斜視図である。 第1変形例に係る炉床の一部を示す分解斜視図である。 第2変形例に係る炉床の一部を示す斜視図である。 第2変形例に係る炉床の一部を示す分解斜視図である。
符号の説明
10…バッチ式焼成炉、40…焼成チャンバ、42…ベース板、44…炉体、46.146,246…炉床部、60,160…炉床、62,64,162…支柱、66,68,266,268…ガイドレール、100…焼成用さや、110…載置板、166…補助レール、266a,268a…切欠部、270…丸棒。

Claims (3)

  1. 被焼成物の焼成を行うためのバッチ式焼成炉であって、
    ベース部材と、
    前記ベース部材の上方に配設されると共に、鉛直方向に貫通する複数の孔部が形成された繊維系断熱材によって構成される炉床と、
    前記ベース部材上に基端が接続されると共に前記炉床の前記孔部にそれぞれ挿通された複数の支柱と、
    前記被焼成物の搬送方向に延在し、前記複数の支柱の先端にそれぞれ接続された一対のレール部材と、
    前記一対のレール部材によって支持され、前記被焼成物が載置される載置板とを備え、
    前記載置板は、前記一対のレール部材上を移動することを特徴とするバッチ式焼成炉。
  2. 鉛直方向に貫通し、前記複数の孔部とは別の複数の孔部が前記炉床に形成されており、
    前記ベース部材上に基端が接続されると共に前記炉床の前記別の孔部にそれぞれ挿通された前記複数の支柱とは別の複数の支柱と、
    前記別の複数の支柱の先端に接続され、前記一対のレール部材と共に前記載置板を支持する補助部材とを更に備え、
    前記補助部材が前記一対のレール部材の間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載されたバッチ式焼成炉。
  3. 前記一対のレール部材に架け渡され、前記一対のレール部材と共に前記載置板を支持する複数の回転部材を更に備え、
    前記各回転部材が、前記一対のレール部材においてそれぞれ互いに対応する位置に複数設けられた保持部によって保持されていることを特徴とする請求項1に記載されたバッチ式焼成炉。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101574728B1 (ko) 2015-07-16 2015-12-04 강신복 변형 방지를 위한 열처리로용 가공물 지지대
JP2020011865A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 日本電気硝子株式会社 発熱体の温度調整方法及びガラス物品の製造方法
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