JP2007180912A - 撮影装置、電子機器、撮影方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ぶれの目立たない撮影画像を簡単に得る。
【解決手段】イメージセンサ22から出力された電気信号に基づいて撮影画像の撮影画像データ210を生成する撮影部20を備えたデジタルカメラ10であって、撮影時のぶれ量を検出する角速度検出部50と、前記ぶれ量の検出値に基づいて、前記撮影部20が生成する撮像画像データ210の解像度を、前記撮影画像のぶれが視認され難くなる解像度にする制御部50とを具備する構成とした。
【選択図】図4
【解決手段】イメージセンサ22から出力された電気信号に基づいて撮影画像の撮影画像データ210を生成する撮影部20を備えたデジタルカメラ10であって、撮影時のぶれ量を検出する角速度検出部50と、前記ぶれ量の検出値に基づいて、前記撮影部20が生成する撮像画像データ210の解像度を、前記撮影画像のぶれが視認され難くなる解像度にする制御部50とを具備する構成とした。
【選択図】図4
Description
本発明は、撮影画像に生じたぶれを認識し難い程度に目立たなくするための技術に関する。
従来、撮像した複数の画像データから画像変化を検出する画像変化検出手段を備え、動きのある被写体を撮影する場合に、画面内の被写体の動きを画像変化検出手段で検出し、被写体の動きが変化した時点での画像を記憶することにより、被写体の動きに合わせつつ、ぶれの無い画像撮影を可能にしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−70012号公報
しかしながら、従来の技術にあっては、複数の画像データを格納する必要があるために比較的容量の大きな記憶装置を要し、さらに動き検出回路が必要となるため、コストが増大するといった問題がある、また、動き検出のための複雑な処理を要するために処理時間がかかるといった問題もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ぶれの目立たない撮影画像を簡単に得ることができる撮影装置、電子機器、撮影方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ぶれの目立たない撮影画像を簡単に得ることができる撮影装置、電子機器、撮影方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、撮影素子から出力された電気信号に基づいて撮影画像の画像データを生成する撮影手段を備えた撮影装置であって、撮影時のぶれ量を検出するぶれ量検出手段と、前記ぶれ量の検出値に基づいて、前記撮影手段が生成する画像データの解像度を、前記撮影画像のぶれが視認され難くなる解像度にする制御手段とを具備することを特徴とする撮影装置を提供する。
本発明によれば、画像データの解像度は、ぶれ量の検出値に応じて撮影画像のぶれが視認され難くなる解像度にされるため、ぶれが目立たない画像を得ることができる。
特に本発明によれば、従来のように、複数枚の画像を撮影する必要がなく、また、動き検出処理といった煩雑な処理が不要であるため、簡単かつ簡易な構成により、ぶれが目立たない画像を得ることができる。
本発明によれば、画像データの解像度は、ぶれ量の検出値に応じて撮影画像のぶれが視認され難くなる解像度にされるため、ぶれが目立たない画像を得ることができる。
特に本発明によれば、従来のように、複数枚の画像を撮影する必要がなく、また、動き検出処理といった煩雑な処理が不要であるため、簡単かつ簡易な構成により、ぶれが目立たない画像を得ることができる。
ここで、上記発明において、前記制御手段は、前記ぶれ量が大きいほど、前記画像データの解像度を低くする構成が望ましい。
また、上記発明において、前記制御手段は、前記画像データの画像サイズを変更して前記解像度を変更する構成が望ましい。
この望ましい構成によれば、ぶれ量が大きくなるにしたがって、画像サイズが小さくされて解像度が低くされ、画像データのデータ量が小さくなるため、当該画像データを保存するための記憶容量を大きくする必要がない。
また、上記発明において、前記制御手段は、前記画像データの画像サイズを変更して前記解像度を変更する構成が望ましい。
この望ましい構成によれば、ぶれ量が大きくなるにしたがって、画像サイズが小さくされて解像度が低くされ、画像データのデータ量が小さくなるため、当該画像データを保存するための記憶容量を大きくする必要がない。
また、上記発明において、前記画像データの解像度が低くされた場合に、画像品質を補うためのフィルタ処理を前記画像データに対して施す画像処理手段を更に備える構成が望ましい。
この望ましい構成によれば、画像サイズが小さくされて解像度が低くされた場合であっても、画像処理手段によってフィルタ処理が施されるため、画像品質の劣化を抑制することができる。
なお、上記いずれかの発明に係る撮影装置が設けられた電子機器も本発明に該当する。
この望ましい構成によれば、画像サイズが小さくされて解像度が低くされた場合であっても、画像処理手段によってフィルタ処理が施されるため、画像品質の劣化を抑制することができる。
なお、上記いずれかの発明に係る撮影装置が設けられた電子機器も本発明に該当する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、撮影素子から出力された電気信号に基づいて撮影画像の画像データを生成する撮影手段を備えた撮影装置の撮影方法であって、
撮影時のぶれ量を検出するぶれ量検出手段を設け、前記ぶれ量に基づいて、撮影画像の画像データの解像度を、前記撮影画像に生じたぶれが視認され難くなる解像度にすることを特徴とする撮影方法を提供する。
撮影時のぶれ量を検出するぶれ量検出手段を設け、前記ぶれ量に基づいて、撮影画像の画像データの解像度を、前記撮影画像に生じたぶれが視認され難くなる解像度にすることを特徴とする撮影方法を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、撮影素子から出力された電気信号に基づいて撮影画像の画像データを生成する撮影手段と、撮影時のぶれ量を検出するぶれ量検出手段とを備えた撮影装置を、前記ぶれ量の検出値に基づいて、前記撮影手段が生成する画像データの解像度を、前記撮影画像のぶれが視認され難くなる解像度にする手段として機能させることを特徴とするプログラムを提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、撮影素子から出力された電気信号に基づいて撮影画像の画像データを生成する撮影手段と、撮影時のぶれ量を検出するぶれ量検出手段とを備えた撮影装置を、前記ぶれ量の検出値に基づいて、前記撮影手段が生成する画像データの解像度を、前記撮影画像のぶれが視認され難くなる解像度にする手段として機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
本発明に係る電子機器、撮影方法、プログラムおよび記録媒体によれば、上述した撮影装置と同様に、画像データの解像度は、ぶれ量の検出値に応じて撮影画像のぶれが視認され難くなる解像度にされるため、ぶれが目立たない画像を得ることができる。
本発明に係る電子機器、撮影方法、プログラムおよび記録媒体によれば、上述した撮影装置と同様に、画像データの解像度は、ぶれ量の検出値に応じて撮影画像のぶれが視認され難くなる解像度にされるため、ぶれが目立たない画像を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態に係るデジタルカメラ(撮影装置)10の構成を示すブロック図である。このデジタルカメラ10は、撮影部20、表示部30、操作部40、角速度検出部50、制御部60、外部記録再生部70及びリムーバルメモリ80を備えている。
撮影部20は、光学系21、イメージセンサ22、アナログフロントエンド(AFE)部23、画像処理部24及び圧縮・伸張部25を有している。光学系21は、複数のレンズ21a、絞り21b等で構成され、制御部60の制御の下、いずれかのレンズ21aと絞り21bが駆動されて、被写体をイメージセンサ22の受光面に結像させる。
図1は本実施の形態に係るデジタルカメラ(撮影装置)10の構成を示すブロック図である。このデジタルカメラ10は、撮影部20、表示部30、操作部40、角速度検出部50、制御部60、外部記録再生部70及びリムーバルメモリ80を備えている。
撮影部20は、光学系21、イメージセンサ22、アナログフロントエンド(AFE)部23、画像処理部24及び圧縮・伸張部25を有している。光学系21は、複数のレンズ21a、絞り21b等で構成され、制御部60の制御の下、いずれかのレンズ21aと絞り21bが駆動されて、被写体をイメージセンサ22の受光面に結像させる。
イメージセンサ22は、2次元空間に離散的に配置された光電変換素子とCCD(Charge Coupled Device)等の電荷転送素子とを備えた撮像素子であり、いわゆるCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等が適用されている。イメージセンサ22は、制御部60の制御の下、受光面に結像された被写体像を光電変換して得られる電荷を光電変換素子毎に一定時間蓄積し、光電変換素子毎の受光量に応じた電気信号をAFE部23に出力する。なお、イメージセンサ22の露光量は、絞り21bのF値や光学系21とイメージセンサ22との間に設けられる図示しないメカニカルシャッタの開放時間とで決定され、撮影時の露光量は、制御部60が設定したシャッター速度及び露出時間に基づいて決定される。また、イメージセンサ22の露光時間はイメージセンサ22の電荷蓄積時間自体を電気的に制御することによって調整してもよい。
AFE部23は、イメージセンサ22から出力される電気信号をAD変換器でデジタル信号に量子化して、無加工の原画像データたるRAWデータ200を生成して画像処理部24に出力するAFE(Analog Front End)アナログ信号処理回路である。
画像処理部24は、RAWデータ200に対し、3原色(RGB)の濃淡レベルを持つカラー画像を形成する画像形成処理、ホワイトバランス補正、ガンマ補正等を施して画像データを生成し、圧縮・伸張部25に出力するものである。
圧縮・伸張部25は、制御部60の制御の下、例えばJPEG(Joint Photographic coding Experts Group)等の所定の圧縮・伸張規格に基づいて、画像処理部24から出力された画像データを圧縮して撮像画像データ210を生成して外部記録再生部70に出力し、また、撮像画像データ210を表示部30に表示する場合には、この撮像画像データ210を上記圧縮・伸張規格に基づいて伸張し制御部60に出力するものである。
外部記録再生部70は、制御部60の制御の下、撮像画像データ210をリムーバブルメモリ80に記録する。また、外部記録再生部70は、制御部60の制御の下、リムーバブルメモリ80に記録された撮像画像データ210を読み出して圧縮・伸張部25に出力する。なお、リムーバブルメモリ80は、半導体メモリ、光ディスク、磁気ディスク又はハードディスク等が適用される。
画像処理部24は、RAWデータ200に対し、3原色(RGB)の濃淡レベルを持つカラー画像を形成する画像形成処理、ホワイトバランス補正、ガンマ補正等を施して画像データを生成し、圧縮・伸張部25に出力するものである。
圧縮・伸張部25は、制御部60の制御の下、例えばJPEG(Joint Photographic coding Experts Group)等の所定の圧縮・伸張規格に基づいて、画像処理部24から出力された画像データを圧縮して撮像画像データ210を生成して外部記録再生部70に出力し、また、撮像画像データ210を表示部30に表示する場合には、この撮像画像データ210を上記圧縮・伸張規格に基づいて伸張し制御部60に出力するものである。
外部記録再生部70は、制御部60の制御の下、撮像画像データ210をリムーバブルメモリ80に記録する。また、外部記録再生部70は、制御部60の制御の下、リムーバブルメモリ80に記録された撮像画像データ210を読み出して圧縮・伸張部25に出力する。なお、リムーバブルメモリ80は、半導体メモリ、光ディスク、磁気ディスク又はハードディスク等が適用される。
表示部30は、液晶ディスプレイや液晶駆動部等を備え、制御部60の制御の下、操作メニューや撮影画像等の各種情報を表示する情報出力手段として機能する。このデジタルカメラ10は、動作モードとして、少なくとも、静止画を撮影する撮影モードおよび撮影済みの静止画を再生する再生モードを備え、上記表示部30には、例えば撮影モードの場合、撮影部20により撮影中の撮像画像が表示され、再生モードの場合には、外部記録再生部70によってリムーバルメモリ80から読み出された後、圧縮・伸張部25により伸張された撮影画像データ210の撮影画像が表示される。
操作部40は、撮影者によって操作される複数の操作子を有し、この操作子には、撮影開始を指示入力する押下式のシャッターボタン41aや、動作モードや撮影条件の設定等を行う操作キーが設けられている。なお、シャッターボタン41aの押下操作に伴う手ぶれ発生を防止するために、デジタルカメラ10に音声入力手段および音声認識手段とを設け、シャッターボタン41aの操作に代えて、ユーザが撮影指示を音声により入力可能に構成しても良い。
操作部40は、撮影者によって操作される複数の操作子を有し、この操作子には、撮影開始を指示入力する押下式のシャッターボタン41aや、動作モードや撮影条件の設定等を行う操作キーが設けられている。なお、シャッターボタン41aの押下操作に伴う手ぶれ発生を防止するために、デジタルカメラ10に音声入力手段および音声認識手段とを設け、シャッターボタン41aの操作に代えて、ユーザが撮影指示を音声により入力可能に構成しても良い。
角速度検出部50は、デジタルカメラ10のぶれ量を検出するぶれ量検出手段として機能するものであり、図2に示すように、撮像対象のフレームFLの上下方向(以下、X軸と定義する)の角速度を検出するX軸ジャイロセンサ51と、左右方向(以下、Y軸と定義する)の角速度を検出するY軸ジャイロセンサ52とを有している。この角速度検出部50は、2つのジャイロセンサ51、52によりX軸及びY軸の各角速度に応じた電圧値の角速度検出信号を制御部60に出力する。
制御部60は、デジタルカメラ10の各部を制御するコンピュータとして機能するものであり、図1に示すように、各種プログラムの実行や演算処理をするCPU61と、このCPU61が実行する制御プログラム100や各種データを格納する書換可能なフラッシュROM(以下、単に「ROM」という)62と、上記CPU61の演算結果や各種データを一時的に格納するためのワークエリアとして機能するRAM63とを備えている。
この制御プログラム100は、磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体110に記録して配布したり、通信ネットワーク上の配信サーバからダウンロード可能にすることができる。さらに、パーソナルコンピュータと本デジタルカメラ10とを通信可能にケーブル等で接続し、パーソナルコンピュータで読み取られた記録媒体110の制御プログラム100をデジタルカメラ10に出力することで、ROM62に制御プログラム100を格納することも可能である。
また、フラッシュROM62には、リムーバブルメモリ80に保存される撮影画像データ210の画像サイズDをぶれ量に応じて規定する画像サイズ設定データ250が格納されている。具体的には、図3に示すように、画像サイズ設定データ250には、撮影時に角速度検出部50により検出値たるぶれ量Qと、このぶれ量Qに応じて撮影画像に生じたぶれを視認し難くする画像サイズDとの対応関係とが予め規定されている。本実施の形態では、ぶれ量Qが画像のピクセル数にて示され、また、画像サイズDには最高解像度の一例たる「4M」から最低解像度の一例たる「QVGA」までが用いられており、ぶれ量Qが大きくなるにしたがって、撮影画像データ210の画像サイズD、すなわち、解像度が段階的に低くなるように設定されている。
また、本デジタルカメラ10にあっては、上記撮影モードとして、ユーザが選択した画像サイズDにて撮影画像データ210を生成する通常の撮影モードと、ぶれ量Qに応じて画像サイズDを調整する自動調整撮影モードとが選択可能に設けられている。そして、この自動調整撮影モード選択時には、撮影画像に生じたぶれを視認し難くして目立たなくすべく、上記画像サイズ設定データ250に基づいて撮影画像データ210の画像サイズDがぶれ量Qに応じて決定されることとなり、このときの動作について図4を参照して詳述する。
図4は、自動調整撮影モード時の撮影処理のフローチャートである。
この図に示すように、自動調整撮影モードが選択されている場合、制御部60は、シャッターボタン41aの押下操作(音声操作可能な場合には撮影指示を示す音声入力)を監視して、ユーザによって撮影開始を示す撮影指示がなされたか否かを判断する(ステップS1)。撮影指示がなされていない場合には(ステップS1:No)、制御部60は、引き続きシャッターボタン41aの押下操作を監視し、また、撮影指示がなされた場合には(ステップS1:Yes)、露光を開始して撮影を開始すると共に、角速度検出部50からの角速度検出信号の取り込みを開始する(ステップS2)。そして、制御部60は、所定のシャッタースピード(露光時間)に相当する時間が経過して撮影が終了したか否かを判断し(ステップS3)、撮影が終了していない場合には(ステップS3:No)、撮影を継続すべく処理手順をステップS2に戻す。
この図に示すように、自動調整撮影モードが選択されている場合、制御部60は、シャッターボタン41aの押下操作(音声操作可能な場合には撮影指示を示す音声入力)を監視して、ユーザによって撮影開始を示す撮影指示がなされたか否かを判断する(ステップS1)。撮影指示がなされていない場合には(ステップS1:No)、制御部60は、引き続きシャッターボタン41aの押下操作を監視し、また、撮影指示がなされた場合には(ステップS1:Yes)、露光を開始して撮影を開始すると共に、角速度検出部50からの角速度検出信号の取り込みを開始する(ステップS2)。そして、制御部60は、所定のシャッタースピード(露光時間)に相当する時間が経過して撮影が終了したか否かを判断し(ステップS3)、撮影が終了していない場合には(ステップS3:No)、撮影を継続すべく処理手順をステップS2に戻す。
一方、撮影が終了している場合(ステップS3:Yes)、制御部60は、上記ステップS2にて取得した撮影時の角速度検出信号に基づいてぶれ量Qを算出する(ステップS4)。詳細には、制御部60は、角速度検出信号にて示される撮影時に生じた角速度を、当該角速度の検出に応じて時間積分して角度を算出し、この角度に基づいてぶれ量Qを算出する。
次いで制御部60は、このぶれ量Qに対応する画像サイズDを上記画像サイズ設定データ250に基づいて決定し(ステップS5)、この画像サイズDを圧縮・伸張部25に出力して、当該画像サイズDの撮影画像データ210を生成させて、リムーバブルメモリ80に保存させる(ステップS6)。
次いで制御部60は、このぶれ量Qに対応する画像サイズDを上記画像サイズ設定データ250に基づいて決定し(ステップS5)、この画像サイズDを圧縮・伸張部25に出力して、当該画像サイズDの撮影画像データ210を生成させて、リムーバブルメモリ80に保存させる(ステップS6)。
このように、本実施の形態によれば、撮影時に生じたぶれ量Qにより撮影画像に生じるぶれを視認し難くする画像サイズD、すなわち、解像度にて撮影画像データ210を保存するため、当該撮影画像データ210が表示部30に表示される等した際に、撮影画像に生じたぶれを目立たなくすることができる。
特に、本実施の形態によれば、撮影時のぶれを検出するための角速度検出部50を設け、この検出結果に応じて撮影画像データ210の画像サイズD(解像度)を調整するだけで、ぶれが目立たない画像を得ることが可能であり、従来のように、複数枚の撮影画像を撮る必要がないため、記憶容量の肥大化を招くことがなく、また、動き検出等の複雑な処理をせずとも、ぶれの目立たない撮影画像を得ることができる。
特に、本実施の形態によれば、撮影時のぶれを検出するための角速度検出部50を設け、この検出結果に応じて撮影画像データ210の画像サイズD(解像度)を調整するだけで、ぶれが目立たない画像を得ることが可能であり、従来のように、複数枚の撮影画像を撮る必要がないため、記憶容量の肥大化を招くことがなく、また、動き検出等の複雑な処理をせずとも、ぶれの目立たない撮影画像を得ることができる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施の形態では、自動調整撮影モード時に、撮像画像データ210の画像サイズDとして、画像サイズ設定データ250にて設定されている全ての画像サイズDの中からぶれ量Qに応じて自動で決定する構成とした。しかしながら、例えば、画像サイズDの下限サイズ(最も低解像度のサイズ)または/および上限サイズ(最も高解像度のサイズ)をユーザが予め設定可能な構成とし、ユーザによって設定された画像サイズの範囲内でぶれ量Qに応じた画像サイズDを決定するようにしても良い。
また、例えば、前掲図4に示す撮影処理のステップS5において、ぶれ量Qに応じた画像サイズDを決定した際に、この画像サイズDよりも小さな画像サイズにて保存可能である場合には、「画像サイズD(解像度)以下のサイズで保存できます。どのサイズで保存しますか?」といったように、ぶれを目立たなくできる画像サイズDの候補を提示して、ユーザが選択できるようにしても良い。また、これとは逆に、撮影時のぶれ量Qが非常に小さく、画像サイズDを初期設定値(デフォルト設定値)よりも大きくしてもぶれが目立たない場合には、「画像サイズ(解像度)を上げますか?」といった通知をして、ぶれが目立たない範囲でより大きな画像サイズDをユーザが選択できるようにしても良い。
例えば、上述した実施の形態では、自動調整撮影モード時に、撮像画像データ210の画像サイズDとして、画像サイズ設定データ250にて設定されている全ての画像サイズDの中からぶれ量Qに応じて自動で決定する構成とした。しかしながら、例えば、画像サイズDの下限サイズ(最も低解像度のサイズ)または/および上限サイズ(最も高解像度のサイズ)をユーザが予め設定可能な構成とし、ユーザによって設定された画像サイズの範囲内でぶれ量Qに応じた画像サイズDを決定するようにしても良い。
また、例えば、前掲図4に示す撮影処理のステップS5において、ぶれ量Qに応じた画像サイズDを決定した際に、この画像サイズDよりも小さな画像サイズにて保存可能である場合には、「画像サイズD(解像度)以下のサイズで保存できます。どのサイズで保存しますか?」といったように、ぶれを目立たなくできる画像サイズDの候補を提示して、ユーザが選択できるようにしても良い。また、これとは逆に、撮影時のぶれ量Qが非常に小さく、画像サイズDを初期設定値(デフォルト設定値)よりも大きくしてもぶれが目立たない場合には、「画像サイズ(解像度)を上げますか?」といった通知をして、ぶれが目立たない範囲でより大きな画像サイズDをユーザが選択できるようにしても良い。
また例えば、上述した実施の形態において、画像サイズDが小さくされて解像度が低くなる場合には、画像処理部24が撮像画像データ210に対して、輪郭部分をクリアにするための、いわゆるシャープネスフィルタ処理といった、撮像画像の品質を補うためのフィルタ処理を施すようにしても良い。
上述の実施形態では、撮影装置の一態様としてデジタルカメラ10を例示したが、これに限らず、例えば、デジタルビデオカメラ等の静止撮影機能や動画撮影機能を有する撮影装置にも本発明を適用することが可能である。
さらに、本発明が適用された撮影装置を電子機器に設けて実施することも可能である。このような電子機器としては、例えば、カメラ付き携帯電話機や、銀塩カメラ、カメラ付き或いはカメラを外付け可能なPDAやノート型パソコン等がある。
さらに、本発明が適用された撮影装置を電子機器に設けて実施することも可能である。このような電子機器としては、例えば、カメラ付き携帯電話機や、銀塩カメラ、カメラ付き或いはカメラを外付け可能なPDAやノート型パソコン等がある。
10…デジタルカメラ、20…撮影部、22…イメージセンサ(撮影素子)、24…画像処理部、25…圧縮・伸張部、30…表示部、50…角速度検出部(ぶれ検出手段)、60…制御部(制御手段)、80…リムーバブルメモリ、200…RAWデータ、210…撮影画像データ、250…画像サイズ設定データ、100…制御プログラム、110…記録媒体。
Claims (8)
- 撮影素子から出力された電気信号に基づいて撮影画像の画像データを生成する撮影手段を備えた撮影装置であって、
撮影時のぶれ量を検出するぶれ量検出手段と、
前記ぶれ量の検出値に基づいて、前記撮影手段が生成する画像データの解像度を、前記撮影画像のぶれが視認され難くなる解像度にする制御手段と
を具備することを特徴とする撮影装置。 - 前記制御手段は、前記ぶれ量が大きいほど、前記画像データの解像度を低くすることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
- 前記制御手段は、前記画像データの画像サイズを変更して前記解像度を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。
- 前記画像データの解像度が低くされた場合に、画像品質を補うためのフィルタ処理を前記画像データに対して施す画像処理手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮影装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の撮影装置を備えたことを特徴とする電子機器。
- 撮影素子から出力された電気信号に基づいて撮影画像の画像データを生成する撮影手段を備えた撮影装置の撮影方法であって、
撮影時のぶれ量を検出するぶれ量検出手段を設け、
前記ぶれ量に基づいて、撮影画像の画像データの解像度を、前記撮影画像に生じたぶれが視認され難くなる解像度にすることを特徴とする撮影方法。 - 撮影素子から出力された電気信号に基づいて撮影画像の画像データを生成する撮影手段と、撮影時のぶれ量を検出するぶれ量検出手段とを備えた撮影装置を、
前記ぶれ量の検出値に基づいて、前記撮影手段が生成する画像データの解像度を、前記撮影画像のぶれが視認され難くなる解像度にする手段
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 撮影素子から出力された電気信号に基づいて撮影画像の画像データを生成する撮影手段と、撮影時のぶれ量を検出するぶれ量検出手段とを備えた撮影装置を、
前記ぶれ量の検出値に基づいて、前記撮影手段が生成する画像データの解像度を、前記撮影画像のぶれが視認され難くなる解像度にする手段
として機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005377086A JP2007180912A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 撮影装置、電子機器、撮影方法、プログラムおよび記録媒体 |
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JP (1) | JP2007180912A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015182516A1 (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-03 | 株式会社ニコン | プログラムおよび電子機器 |
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2005
- 2005-12-28 JP JP2005377086A patent/JP2007180912A/ja active Pending
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WO2015182516A1 (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-03 | 株式会社ニコン | プログラムおよび電子機器 |
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