JP2007147805A - ぶれ量検出装置、撮影装置、これらの制御方法、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

ぶれ量検出装置、撮影装置、これらの制御方法、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが容易かつ迅速にぶれを低減可能にしたぶれ量検出装置、このぶれ量検出装置を備えた撮影装置、これらの制御方法、制御プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】手ぶれ量に応じた複数のアドバイス情報を格納し、撮影モード時の手ぶれ量に応じたアドバイス情報を出力してユーザに報知するようにした。この場合、手ぶれ量に応じて、基礎的なアドバイス情報(アドバイス1、2)、中級的なアドバイス情報(アドバイス3、4)及び上級的なアドバイス情報(アドバイス5)を選択的に報知するようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、ぶれ発生時に好適な情報を提供可能なぶれ量検出装置、撮影装置、これらの制御方法、制御プログラム及び記録媒体に関する。
従来より、撮影の際に生じる手ぶれを検知して撮影者に知らせる手ぶれ警告装置が知られている。この種の手ぶれ警告装置には、ぶれを検知した場合に、そのぶれ量やぶれの方向を表示するものがある(例えば、特許文献1〜3)。
特開平5−313241号公報 特開平5−150309号公報 特開昭60−143330号公報
ところで、近年、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話機等の普及を背景に、カメラのユーザには、そのカメラの操作に不慣れな者が多く存在している。特に、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話機には小型軽量のものが多く、かかるカメラで手ぶれのない画像を撮影するのは難しい場合があった。
このため、カメラを使用した場合に手ぶれが生じ、その際に、ぶれ量やぶれの方向が表示されても、不慣れな初心者等にとってはどのように対処すればよいか判らないという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが容易かつ迅速にぶれを低減可能にしたぶれ量検出装置、このぶれ量検出装置を備えた撮影装置、これらの制御方法、制御プログラム及び記録媒体を提供することにある。
上述課題を解決するため、本発明は、ぶれ量検出装置において、ぶれ検出対象の機器のぶれ量を検出するぶれ量検出手段と、このぶれ量検出手段の検出結果からぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力する情報出力手段とを備えることを特徴とする。この発明によれば、ぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力するので、ユーザがこのアドバイス情報に基づいて容易かつ迅速に手ぶれを低減することができる。
上記発明において、前記情報出力手段が、ぶれが有る場合に、そのぶれ量に応じたアドバイス情報を出力することが望ましい。この構成によれば、ぶれ量に応じた適切なアドバイス情報を出力することができる。
また、上記発明において、前記ぶれ量検出手段が、複数の方向のぶれ量を検出し、前記情報出力手段が、ぶれがある場合に、ぶれの方向に応じたアドバイス情報を出力することが望ましい。この構成によれば、ぶれの方向に応じて適切なアドバイス情報を出力することができる。
また、上記発明において、前記情報出力手段が、ぶれの許容量を判定するための許容度判定情報を取得する情報取得手段を有し、前記許容度判定情報に基づいて、前記ぶれの有無を判定するための基準値を変更することが望ましい。この構成によれば、許容度判定情報に基づいてぶれの有無を判定するための基準値を変更するので、許容量を超える手ぶれが有った場合にのみアドバイス情報を出力することができる。
ここで、前記許容度判定情報は、前記ぶれ検出対象の機器が撮影機器の場合、被写体撮影時に設定された露光時間、又は、被写体周辺の明るさ情報であり、前記露光時間が長いほど前記判定基準値を高くし、前記被写体周辺が明るいほど前記判定基準値を低くすることが望ましい。
また、上記発明において、前記アドバイス情報は、前記ぶれ検出対象の機器の持ち方、固定方法、又は、前記機器の推奨設定に関する情報が好ましい。この構成によれば、ユーザが具体的なぶれ対処法を知ることができる。
また、本発明は、撮影装置において、被写体を撮影する撮影手段と、撮影時のぶれ量を検出するぶれ量検出手段と、このぶれ量検出手段の検出結果からぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力する情報出力手段とを備えることを特徴とする。この発明によれば、撮影時にぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力するので、ユーザがこのアドバイス情報に基づいて容易かつ迅速に手ぶれを低減することができ、ぶれの少ない画像を撮影することができる。
また、本発明は、ぶれ量検出装置の制御方法において、ぶれ検出対象の機器のぶれ量を検出し、この検出結果からぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力することを特徴としている。この発明によれば、ぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力するので、ユーザがこのアドバイス情報に基づいて容易かつ迅速に手ぶれを低減することができる。
また、本発明は、撮影装置の制御方法において、撮影時のぶれ量を検出し、この検出結果からぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力することを特徴としている。この発明によれば、撮影時のぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力するので、ユーザがこのアドバイス情報に基づいて容易かつ迅速に手ぶれを低減することができる。
また、本発明は、以上説明したぶれ量検出装置、撮影装置及びこれらの制御方法に適用する他、この発明を実施するための制御プログラムを電気通信回線を介してダウンロード可能にしたり、そのようなプログラムを、磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体といった、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記憶して配布する、といった態様でも実施され得る。
本発明に係るぶれ量検出装置、撮影装置、これらの制御方法、制御プログラム及び記録媒体によれば、ぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力するので、ユーザがこのアドバイス情報に基づいて容易かつ迅速にぶれを低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態に係るデジタルカメラ(撮影装置)10の構成を示すブロック図である。このデジタルカメラ10は、撮影部20、表示部30、操作部40、角速度検出部50、制御部60、外部記録再生部70及びリムーバルメモリ80を備えている。
撮影部20は、光学系21、イメージセンサ22、アナログフロントエンド(AFE)部23、画像処理部24及び圧縮・伸張部25を有している。光学系21は、複数のレンズ21a、絞り21b等で構成され、制御部60の制御の下、いずれかのレンズ21aと絞り21bが駆動されて、被写体をイメージセンサ22の受光面に結像させる。
イメージセンサ22は、2次元空間に離散的に配置された光電変換素子とCCD(Charge Coupled Device)等の電荷転送素子とを備えた撮像素子であり、いわゆるCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等が適用されている。イメージセンサ22は、制御部60の制御の下、受光面に結像された被写体像を光電変換して得られる電荷を光電変換素子毎に一定時間蓄積し、光電変換素子毎の受光量に応じた電気信号を出力する。なお、イメージセンサ22の露光量は、絞り21bのF値や光学系21とイメージセンサ22との間に設けられる図示しないメカニカルシャッタの開放時間とで決定され、撮影時の露光量は、制御部60が設定したシャッター速度及び露出時間に基づいて決定される。また、イメージセンサ22の露光時間はイメージセンサ22の電荷蓄積時間自体を電気的に制御することによって調整してもよい。
AFE部23は、イメージセンサ22から出力される電気信号をAD変換器でデジタル信号に量子化してRAWデータを出力し、画像処理部24は、RAWデータに対し、3原色(RGB)の濃淡レベルを持つカラー画像を形成する画像形成処理、ホワイトバランス補正、ガンマ補正等を施して画像データを出力する。
圧縮・伸張部25は、画像処理部24から出力された画像データを圧縮し、また、圧縮された画像データを伸張するものであり、圧縮した画像データは外部記録再生部70に出力し、外部記録再生部70は、制御部60の制御の下、画像データをリムーバブルメモリ80に記録する。また、外部記録再生部70は、制御部60の制御の下、リムーバブルメモリ80に記録された圧縮画像データを読み出して圧縮・伸張部25に出力する。なお、リムーバブルメモリ80は、半導体メモリ、光ディスク、磁気ディスク又はハードディスク等が適用される。
表示部30は、液晶ディスプレイや液晶駆動部等を備え、制御部60の制御の下、操作メニューや撮影画像等の各種情報を表示する情報出力手段として機能する。このデジタルカメラ10は、動作モードとして、静止画を撮影する撮影モードと、撮影済みの静止画を再生する再生モードとを少なくとも備え、上記表示部30には、例えば撮影モードの場合には、撮影部20により撮影中の画像が表示され、再生モードの場合には、外部記録再生部70によってリムーバブルメモリ80から読み出され圧縮・伸張部25により伸張された画像データの画像が表示される。なお、本実施形態では、撮影モードとして複数の撮影モードを備えている。
この複数の撮影モードには、制御部60が露出時間(シャッター速度)と絞り値を算出して撮影する自動露出モード、露出時間をユーザが入力し絞り値については制御部60が算出するシャッター優先モード、絞り値をユーザが入力し露出時間は制御部60が算出する露出優先モード、露出時間及び絞り値をユーザが入力するプログラムモード等があり、また、各モードは全てセルフタイマーを使用して撮影できるようになっている。
操作部40は、ユーザによって操作される複数の操作子を有し、この操作子には、撮影を指示する押下式のシャッターボタン41aや、動作モードや撮影条件の設定等を行う操作キーがあり、シャッターボタン41aについては、最奧部まで押下された全押し状態と、いわゆる半押しで押下された状態とを検出可能に構成されている。
角速度検出部50は、デジタルカメラ10のぶれ量を検出するぶれ量検出手段として機能するものであり、図2に示すように、撮像対象のフレームFLの上下方向(以下、X軸と定義する)の角速度を検出するX軸ジャイロセンサ51と、左右方向(以下、Y軸と定義する)の角速度を検出するY軸ジャイロセンサ52とを有している。この角速度検出部50は、2つのジャイロセンサ51、52によりX軸及びY軸の各角速度に応じた電圧値の角速度検出信号を制御部60に出力する。
制御部60は、デジタルカメラ10の各部を制御するコンピュータとして機能するものであり、図1に示すように、各種プログラムの実行や演算処理をするCPU61と、このCPU61が実行する制御プログラム100や各種データを格納する書換可能なフラッシュROM(以下、単に「ROM」という)62と、上記CPU61の演算結果や各種データを一時的に格納するためのワークエリアとして機能するRAM63とを備えている。上記ROM(記憶手段)62に格納された制御プログラム100には、各撮影モードに応じた撮影処理を実行するための撮影プログラム、手ぶれ量を検出して手ぶれ量に応じてユーザに各種アドバイス情報を出力するアドバイス提供処理を実行するためのアドバイス提供プログラムが含まれている。
この制御プログラム100は、磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体110に記録して配布したり、通信ネットワーク上の配信サーバからダウンロード可能にすることができる。さらに、パーソナルコンピュータと本デジタルカメラ10とを通信可能にケーブル等で接続し、パーソナルコンピュータで読み取られた記録媒体110の制御プログラム100をデジタルカメラ10に出力することで、ROM62に制御プログラム100を格納することも可能である。
ところで、アドバイス提供プログラムには、手ぶれ警告情報とアドバイス情報とが含まれ、本実施形態では、図3に示すように、手ぶれ警告情報として、手ぶれを通知するテキスト情報が記述され、アドバイス情報として、複数種類のアドバイス情報(アドバイス1〜5)に対応するテキスト情報が記述されている。なお、これら手ぶれ警告情報及びアドバイス情報は、テキスト情報に限らず、画像、音声の情報であってもよく、また、これら情報を組み合わせた情報であってもよい。例えば、アドバイス1に対応する画像として、図4(a)及び(b)に示すように、適切なカメラの持ち方を示す画像を用いることが好ましい。この場合、図4(a)はデジタルカメラ10が横型の場合の画像(アドバイス情報)を示し、図4(b)はデジタルカメラ10が縦型の場合の画像(アドバイス情報)を示している。
次に、アドバイス提供処理の動作を説明する。図5は、このアドバイス提供処理の動作を示すフローチャートである。なお、このアドバイス提供処理は撮影モードでシャッターボタン41aが半押し状態になると開始される処理である。
詳述すると、撮影モードの場合、制御部60は、シャッターボタン41aが押下されて半押し状態に至ると、手ぶれ検出処理を開始する(ステップS1)。具体的には、制御部60は、角速度検出部50から角速度検出信号を取り込み、X軸及びY軸のそれぞれについて手ぶれに相当するぶれ量(以下、「手ぶれ量」という。)を算出し、この処理を継続的に繰り返すことにより手ぶれ量を継続的に検出し、この手ぶれ量をRAM63に順次格納する。
次に、制御部60は、手ぶれ検出用閾値の設定処理を行う(ステップS1)。この手ぶれ検出用閾値は、デジタルカメラ10の手ぶれ量が静止画の撮影を行った場合にその撮影画像の品質への影響を及ぼす程度か否かを判定するための基準値である。本実施形態では、露光時間が長いほど手ぶれにより画像のぼけが生じやすくなることから、手ぶれの許容量を判定するための許容度判定情報として露光時間を採用し、この露光時間が長いほど、手ぶれ検出用閾値を低い値とし、露光時間が短いほど、手ぶれ検出用閾値を高い値に設定している。なお、この露光時間は、撮影モードに応じて制御部60又はユーザが設定した値が適用される。なお、この許容度判定情報は、露光時間以外を適用してもよく、例えば、被写体周辺の明るさ情報を適用してもよい。この場合、被写体周辺が明るいほど手ぶれ検出用閾値を低くすればよい。
続いて、制御部60は、検出した手ぶれ量を予め定めた閾値と比較し、手ぶれ検出用閾値より大きい場合には、手ぶれ有りと判定し(ステップS3:YES)、手ぶれ警告情報(図3参照)を読み出して、手ぶれ警告情報に対応するテキスト情報を表示部30に表示して手ぶれをユーザに報知(警告)する(ステップS4)。
次に、制御部60は、RAM63に格納した手ぶれ量を参照し(ステップS5)、手ぶれ量が予め設定された第1閾値M1以下か否かを判定し(ステップS6)、第1閾値M1以下の場合、アドバイス1に対応するアドバイス情報(図3参照)を読み出し、対応するテキスト情報を表示部30に表示する(ステップS7)。なお、第1閾値M1及び後述する閾値M2〜M4と比較する手ぶれ量は、手ぶれ量の最大値、平均値、若しくは、直前の値のいずれを適用してもよい。
ここで、第1閾値M1は、手ぶれ検出用閾値を僅かに上回る値、つまり、あと少し手ぶれを抑制すれば撮影画像の品質への影響が小さいとされる値に設定される。本構成では、手ぶれ量が第1閾値M1以下の場合は、基礎的なアドバイスであるデジタルカメラ10の持ち方のアドバイス(本例では、「両手でしっかりと本体を持って下さい」)が報知されるので、ユーザは、そのアドバイスに従うことで、手ぶれ量を容易に許容範囲内に抑えることができ、その後、シャッターボタン41aを全押しすればぶれの少ない画像を撮影することができる。
一方、手ぶれ量が第1閾値M1より大きい場合には(ステップS6:NO)、制御部60は、手ぶれ量が予め設定した第2閾値M2(M2>M1)以下か否かを判定する(ステップS8)、そして、第2閾値M2以下の場合(ステップS8:YES)、つまり、手ぶれ量が第1閾値M1より大きく、第2閾値M2以下の場合、制御部60は、アドバイス2に対応するアドバイス情報(図3参照)を読み出し、対応するテキスト情報を表示部30に表示する(ステップS9)。
この場合、アドバイス2には、図3に示すように、アドバイス1のアドバイス情報と共に、デジタルカメラ10の持ち方の他の注意点に関する基礎的なアドバイス情報(本例では、「わきを軽く締め、足を肩幅程度に開いて構える」)が適用されるので、アドバイス2のアドバイス情報をユーザに報知することにより、ユーザはそのアドバイスに従うことで、手ぶれ量を容易に許容範囲内に抑制でき、ぶれの少ない画像を撮影することができる。
また、手ぶれ量が第2閾値M2より大きい場合には(ステップS8:NO)、制御部60は、手ぶれ量が予め設定した第3閾値M3(M3>M2)以下か否かを判定する(ステップS10)。そして、第3閾値M3以下の場合(ステップS10:YES)、つまり、手ぶれ量が第2閾値M2より大きく、第3閾値M3以下の場合、制御部60は、アドバイス3に対応するアドバイス情報(図3参照)を読み出し、対応するテキスト情報を表示部30に表示する(ステップS11)。
この場合、アドバイス3には、図3に示すように、アドバイス2のアドバイス情報と共に、中級的なアドバイス情報(本例では「セルフタイマーを使用して下さい」という推奨設定)が適用される。従って、ユーザがアドバイス3に従い、セルフタイマーを使用することにより、ユーザがシャッターボタン41aを押下する必要がない分、手ぶれ量を抑制することができ、手ぶれ量を許容範囲内に抑えてぶれの少ない画像を撮影することができる。
さらに、手ぶれ量が第3閾値M3より大きい場合には(ステップS10:NO)、制御部60は、手ぶれ量が予め設定した第4閾値M4(M4>M3)以下か否かを判定する(ステップS12)。そして、第4閾値M4以下の場合(ステップS10:YES)、つまり、手ぶれ量が第3閾値M3より大きく、第4閾値M4以下の場合、制御部60は、アドバイス4に対応するアドバイス情報(図3参照)を読み出し、対応するテキスト情報を表示部30に表示する(ステップS13)。
この場合、アドバイス4には、図3に示すように、アドバイス3のアドバイス情報と共に、中級的なアドバイス情報(本例では、「カメラを固定してください。または、三脚を使用して下さい」というカメラの固定方法)が適用される。カメラを三脚等の台に固定し、かつ、セルフタイマーを使用すれば、ユーザはデジタルカメラを持たないのでユーザによる手ぶれは実質的に零となり、ユーザは、このアドバイス3に従うことで、手ぶれ量を許容範囲内に抑えてぶれの少ない画像を撮影することができる。
さらにまた、手ぶれ量が第4閾値M4より大きい場合には(ステップS12:NO)、制御部60は、アドバイス5に対応するアドバイス情報(図3参照)を読み出し、対応するテキスト情報を表示部30に表示する(ステップS14)。
この場合、アドバイス5には、手ぶれ量を最大限に抑制可能な上級的なアドバイス情報が適用され、具体的には、図3に示すように、アドバイス3のアドバイス情報と共に、推奨設定に関する情報であるシャッター速度を速くする(露光時間を短くする)といったアドバイス情報が適用される。
このため、ユーザはアドバイス5に従い、カメラを三脚等に固定し、かつ、必要に応じて撮影モードをシャッター優先モード或いはプログラムモードに変更してシャッター速度を速くすることで、手ぶれ量を大幅に容易に抑制でき、手ぶれ量を許容範囲内に抑えてぶれの少ない画像を撮影することができる。
この場合、制御部60が手ぶれ量を効果的に抑制可能なシャッター速度(例えば焦点距離分の1の値)を算出し、そのシャッター速度についても表示部30に表示させてもよい。
一方、ステップS3の処理で手ぶれ無しと判定した場合(ステップS3:NO)、制御部60は、手ぶれ量が許容範囲内にあり、ぶれの少ない画像を撮影可能な状況にあるため、上記アドバイス情報を提供することなく、このアドバイス提供処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、手ぶれ量に応じた複数のアドバイス情報を格納し、撮影モード時の手ぶれ量に応じた具体的なアドバイス情報を出力してユーザに報知するようにしたので、手ぶれ量に応じた適切なアドバイス情報を報知することができる。
しかも、本構成では、手ぶれ量に応じて、基礎的なアドバイス情報、中級的なアドバイス情報及び上級的なアドバイス情報が選択的に報知されるので、ユーザがカメラ撮影の知識が少ない初心者であっても、中級者や上級者の知識を知ることができる。従って、ユーザがそのアドバイス情報に従って容易かつ迅速に手ぶれを許容範囲内に抑制でき、ぶれの少ない画像を撮影することが可能になる。
また、本構成では、露光時間(許容度判定情報)に基づいて手ぶれ検出用閾値を変更するので、手ぶれが撮影画像の品質への影響を及ぼす程度か否かを正確に判別でき、悪影響を及ぼす手ぶれが有った場合にのみ手ぶれ警告及びアドバイス情報報知を行うことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るデジタルカメラ10は、アドバイス提供処理が異なる点を除いて、第1実施形態に係るデジタルカメラ10と略同一であり、以下、アドバイス提供処理を詳細に説明する。
図6は、第2実施形態に係るアドバイス提供処理の動作を示すフローチャートである。なお、図6において第1実施形態に係るアドバイス提供処理と同一の処理については同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する。
このアドバイス提供処理において、制御部60は、手ぶれをユーザに報知した後(ステップS4)、手ぶれの方向を検出する(ステップS5A)。ここで、本実施形態では、角速度検出部50が、フレームFLの左右方向(Y軸)の角速度と、フレームFLの上下方向(X軸)の角速度とを検出可能なため、左右方向及び上下方向の手ぶれを検出しており、ステップS5Aで検出する手ぶれの方向は、左右方向と上下方向の手ぶれ量を比較し、左右方向又は上下方向のいずれか一方が他方に比して多ければ(例えば2倍以上)、多い方向とし、左右方向と上下方向の手ぶれ量の差が予め定めた範囲内(例えば2倍未満)であれば、左右方向及び上下方向の両方を手ぶれの方向として検出する。
次に、制御部60は、手ぶれの方向が左右方向か否かを判定し(ステップS6A)、左右方向であれば(ステップS6A:YES)、アドバイス1に対応するアドバイス情報を表示部30に表示する(ステップS7A)。この場合のアドバイス情報には、左右方向の手ぶれを抑制する具体的対処法が適用され、これにより、ユーザは、アドバイスに従うことで、左右方向の手ぶれを容易に抑えることができ、ぶれの少ない画像を撮影することができる。
一方、手ぶれの方向が左右方向でない場合(ステップS6A:NO)、制御部60は、手ぶれの方向が上下方向か否かを判定し(ステップS8A)、上下方向であれば(ステップS8A:YES)、アドバイス2に対応するアドバイス情報を表示部30に表示する(ステップS9A)。この場合のアドバイス情報には、上下方向の手ぶれを抑制する具体的対処法が適用され、これにより、ユーザは、上下方向の手ぶれを容易に抑えることができ、ぶれの少ない画像を撮影することができる。
また、手ぶれの方向が上下方向でない場合には(ステップS8A:NO)、つまり、手ぶれの強い方向が上下方向及び左右方向のいずれでもない場合、制御部60は、アドバイス2に対応するアドバイス情報を表示部30に表示する(ステップS10A)。この場合、手ぶれが上下方向及び左右方向のいずれにも生じていると判断できるため、この場合のアドバイス情報には、上下左右の手ぶれを抑制する具体的対処法が適用され、例えば、上記アドバイス1及び2のアドバイス情報が適用される。このため、ユーザは、このアドバイスに従うことにより、上下左右の手ぶれを容易に抑制でき、ぶれの少ない画像を撮影することができる。
以上説明したように、本実施形態では、手ぶれの方向に応じた複数のアドバイス情報を格納し、撮影モード時の手ぶれの方向に応じたアドバイス情報を出力してユーザに報知するようにしたので、手ぶれの方向に応じた適切なアドバイス情報を報知することができる。従って、ユーザがそのアドバイス情報に従えば、効率的に手ぶれ量を低減することができ、ぶれの少ない画像を撮影することができる。
(応用例)
上述した実施の形態では、左右方向(Y軸)及び上下方向(X軸)の手ぶれを検出する場合について例示したが、さらに、奥行き方向(Z軸)の手ぶれを検出し、このZ軸の手ぶれも考慮してアドバイス情報を報知するようにしてもよく、また、上記いずれか1つの方向の手ぶれに基づいてアドバイス情報を報知するようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、推奨設定に関するアドバイス情報を報知する場合、制御部60がデジタルカメラの設定をその推奨設定に自動で変更するようにしてもよい。また、アドバイス情報を通信回線等を介して報知機能を有する外部機器に出力し、この外部機器からアドバイス情報を報知させるようにしてもよい。
上述の実施形態では、デジタルカメラ10に本発明を適用した場合を例示したが、これに限らず、要は、ぶれ量が問題となる機器に広く適用が可能である。例えば、デジタルカメラ以外の静止撮影機能や動画撮影機能を有する撮影機器に適用することが可能であり、具体例を挙げると、カメラ付き携帯電話機、銀塩カメラ、及び、カメラ付き或いはカメラを外付け可能なPDAやノート型パソコン等に適用可能である。さらに、これらの機器内にアドバイス情報を報知する構成(角速度検出部50や制御部60等)が予め内蔵されている場合に限らず、上記構成を備えるぶれ量検出装置を別体で構成し、このぶれ量検出装置によって、ぶれ検出対象の機器のぶれ量を検出してアドバイス情報を報知するようにしてもよい。
第1実施形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 フレームとぶれの軸との関係を説明するための図である。 手ぶれ警告情報とアドバイス情報とを示す図である。 aはデジタルカメラが横型の場合の画像を示し、bはデジタルカメラが縦型の場合の画像を示している。 アドバイス提供処理の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るアドバイス提供処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10…デジタルカメラ(撮影装置)、20…撮影部、30…表示部、40…操作部、50…角速度検出部(ぶれ量検出手段)、60…制御部、70…外部記録再生部、80…リムーバブルメモリ、100…制御プログラム、110…記録媒体。

Claims (11)

  1. ぶれ検出対象の機器のぶれ量を検出するぶれ量検出手段と、
    このぶれ量検出手段の検出結果からぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力する情報出力手段と
    を備えることを特徴とするぶれ量検出装置。
  2. 前記情報出力手段は、ぶれが有る場合に、そのぶれ量に応じたアドバイス情報を出力することを特徴とする請求項1に記載のぶれ量検出装置。
  3. 前記ぶれ量検出手段は、複数の方向のぶれ量を検出し、
    前記情報出力手段は、ぶれがある場合に、ぶれの方向に応じたアドバイス情報を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のぶれ量検出装置。
  4. 前記情報出力手段は、ぶれの許容量を判定するための許容度判定情報を取得する情報取得手段を有し、前記許容度判定情報に基づいて、前記ぶれの有無を判定するための基準値を変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のぶれ量検出装置。
  5. 前記許容度判定情報は、前記ぶれ検出対象の機器が撮影機器の場合、被写体撮影時に設定された露光時間、又は、被写体周辺の明るさ情報であり、前記露光時間が長いほど前記判定基準値を高くし、前記被写体周辺が明るいほど前記判定基準値を低くすることを特徴とする請求項4に記載のぶれ量検出装置。
  6. 前記アドバイス情報は、前記ぶれ検出対象の機器の持ち方、固定方法、又は、前記機器の推奨設定に関する情報であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のぶれ量検出装置。
  7. 被写体を撮影する撮影手段と、
    撮影時のぶれ量を検出するぶれ量検出手段と、
    このぶれ量検出手段の検出結果からぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力する情報出力手段と
    を備えることを特徴とする撮影装置。
  8. ぶれ検出対象の機器のぶれ量を検出し、この検出結果からぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力する
    ことを特徴とするぶれ量検出装置の制御方法。
  9. 撮影時のぶれ量を検出し、この検出結果からぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力する
    ことを特徴とする撮影装置の制御方法。
  10. コンピュータを、
    ぶれ検出対象の機器のぶれ量を検出するぶれ量検出手段と、
    このぶれ量検出手段の検出結果からぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力する情報出力手段として機能させるための制御プログラム。
  11. コンピュータを、
    ぶれ検出対象の機器のぶれ量を検出するぶれ量検出手段と、
    このぶれ量検出手段の検出結果からぶれの有無を判定し、ぶれが有る場合に、ぶれ対処用のアドバイス情報を出力する情報出力手段として機能させるための制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009111503A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Casio Comput Co Ltd 撮像装置及びプログラム
JP2010039423A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Nikon Corp 撮像装置

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