JP2007180788A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者にとって使い勝手の良い画像形成装置の提供。
【解決手段】本体カバーが閉じられている際に、載置部、搬送部、集積部のいずれかに原稿が存在している場合(S220、S230、S240のいずれか一つがYES)、つまり、原稿自動搬送装置に原稿が存在している場合には、制御装置からの指令に基づき、本体カバーが開くことが無いようにロック機構をロックし、本体カバーを閉じた状態に維持する(S250)。なお、原稿自動搬送装置に原稿が存在していない(S220、S230、S240の全てがNO)場合にのみ、制御装置からの指令に基づき、ロック機構を解除する(S270)。
【選択図】図7

Description

本発明は、自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、読取面に配置された原稿に記録された情報を読み取る原稿読取部を有した本体と、読取面を覆うように閉じることができ、本体に開閉自在に支持された本体カバーと、を備えた、いわゆるフラットベッド型の画像形成装置(コピー機やプリンタ等)が知られている。
そして、この種の画像形成装置の本体カバーには、原稿読取部に読み取られる前の原稿を載置する載置部と、原稿読取部に読み取られた後の原稿を集積する集積部と、載置部の原稿を読取面を経由して(即ち、原稿読取部に原稿を読み取らせた後)集積部へと搬送する搬送部とから構成される原稿自動搬送装置(いわゆる、ADF装置)が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようなADF装置(即ち、本体カバー)は、読取面を覆うように閉じた状態で使用され、載置部に載置された原稿を自動で搬送し、その原稿の搬送中に原稿に記録された情報を原稿読取部に読み取らせるものである。
そして、特許文献1に記載された画像形成装置(文献中は原稿読取装置)では、ADF装置を使用した原稿の搬送中(即ち、原稿の読み取り中)に本体カバーが開けられると、原稿の搬送が中断される。さらに、その後、本体カバーが閉じられた際、搬送部に残っている原稿の位置に応じて、搬送部に残っている原稿を再び搬送するか否かが決定される。
特開2003−76246号公報
つまり、従来の画像形成装置では、本体カバーが開けられることにより搬送が中断された原稿が、本体カバーが閉じられた後も、搬送部に残ってしまう場合がある。この場合、搬送部に残っている原稿を取り除かなければ、ADF装置を再び使用することができないため、使用者は、原稿を取り除くための手間が必要であり、使用者の負担が増加するという問題があった。
また、読み取りの途中で本体カバーが開けられ、原稿の搬送が中断された場合、使用者が読み取らせたいと考えている原稿の情報が正確に読み取られていないことがある。この場合、原稿の情報を正確に読み取らせるためには、原稿を再び載置部に配置(即ち、原稿の再セット)しなければならず、この点でも、使用者の負担が増加するという問題もあった。
また、原稿の読み取りを行っている時には、複数枚の原稿が載置部または集積部に配置されていることが多い。このため、原稿の読み取りを行っている時に本体カバーが開けられると、載置部または集積部に配置された原稿が散らばってしまう可能性があるという問題もあった。
つまり、従来の画像形成装置では、本体カバーが開けられ原稿の読み取りが中断される度に、本体カバーが開けられることによって生じる問題(例えば、原稿の除去や原稿の再セット、載置された原稿の散乱等)に対応しなければならず、使用者にとって使い勝手が悪いという問題があった。
そこで本発明は、使用者にとって使い勝手の良い画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の画像形成装置は、読取面に配置された原稿に記録された情報を読み取る読取手段を有する本体と、本体に開閉可能に支持され、閉じた状態では、読取面を覆う本体カバーと、を備えている。
そして、本体カバーに設けられた原稿搬送手段は、載置部に載置された一ないし複数の原稿を、搬送部が読取手段を経由して搬送し、集積部に集積させるものである。
さらに、原稿検知手段は、原稿搬送手段内に原稿が存在することを検知し、保持手段は、原稿検知手段が原稿の存在を検知している間、本体カバーを閉じた状態に保持する。
したがって、このように構成された画像形成装置によれば、原稿搬送手段(即ち、載置部、搬送部、集積部)に原稿が存在している時には、本体カバーを閉じた状態に保つことができ、原稿の搬送(即ち、読取手段による原稿の読み取り)が中断されることを防止することができる。
この結果、搬送部に原稿が残ることや原稿に記録された情報の読み取りの不備が発生することを防止できるため、使用者にとって使い勝手の良い画像形成装置とすることができる。
また、原稿検知手段は、例えば、請求項2に記載された画像形成装置のように、搬送部に原稿が存在しているか否かを検知する搬送部検知手段を備えていても良い。
つまり、読取手段が原稿に記録された情報を読み取る位置は、搬送部が原稿を載置部から集積部へと搬送する経路上であり、この経路にあたる搬送部に原稿検知手段を設けることにより、原稿の読み取りが中断されることを確実に防止することができる。
ここで、図8は、保持手段が本体カバーを閉じた状態に保持している期間の一例を各検知手段が原稿の存在を検知している期間と共に示した説明図である。
この図8に示された期間αは、搬送部検知手段が原稿の存在を検知している期間であり、この期間α中、保持手段が本体カバーを閉じた状態に保持する。この期間αには、原稿に記録された情報を読取手段が読み取っている期間も包括されるため、本発明の画像形成装置によれば、原稿の読み取りが中断されることを確実に防止できる。
さらに、原稿検知手段は、例えば、請求項3に記載された画像形成装置のように、載置部に原稿が存在しているか否かを検知する載置部検知手段や、請求項4に記載された画像形成装置のように、集積部に原稿が存在しているか否かを検知する集積部検知手段を備えていても良い。
このように載置部検知手段を備えた画像形成装置は、載置部検知手段が原稿の存在を検知している間(即ち、図8に示すの期間β)、本体カバーを閉じた状態に保持するため、載置部に原稿が存在している限り、本体カバーが開かれることがない。その結果、本発明の画像形成装置によれば、載置部に載置された原稿が散らばることを防止できる。
また、この期間βは、読取手段が原稿の読み取りを行っている可能性が高いため、本発明の画像形成装置によれば、この期間β中は、本体カバーが閉じた状態に保持されることにより、原稿の読み取りが中断されることを防止できる。
また、集積部検知手段を備えた画像形成装置は、集積部検知手段が原稿の存在を検知している間(即ち、図8に示す期間γ)、本体カバーを閉じた状態に保持するため、集積部に原稿が存在している限り、本体カバーが開かれることがない。その結果、本発明の画像形成装置によれば、集積部に集積された原稿が散らばることを防止できる。
また、この期間γは、読取手段が原稿の読み取りを行っている可能性が高いため、本発明の画像形成装置によれば、この期間γ中は、本体カバーが閉じた状態に保持されることにより、原稿の読み取りが中断されることを防止できる。
そして、原稿検知手段が搬送部検知手段に加えて載置部検知手段と集積部検知手段とを備えた画像形成装置は、載置部検知手段が原稿の存在を検知してから、集積部検知手段が原稿の存在を検知しなくなるまでの期間(図8に示された期間δ)、本体カバーを閉じた状態に保持する。
即ち、搬送部に原稿が存在している場合を含めて、載置部に原稿が載置されてから、集積部に集積された原稿を取り除くまでの間、本体カバーが開かれることがない。その結果、本発明の画像形成装置によれば、原稿の読み取りが中断されることを確実に防止できるうえに、載置部や集積部に配置された原稿が散らばることを防止できる。
なお、原稿検知手段が載置部検知手段と集積部検知手段とを備える場合も、図8に示された期間δの間、本体カバーが閉じた状態に保持されるので、原稿検知手段が搬送部検知手段に加えて載置部検知手段と集積部検知手段とを備える場合と同様の効果が得られる。
なお、請求項5に記載された画像形成装置のように、保持手段が本体カバーを閉じた状態に保持している時に、本体カバーが保持状態であることを報知する報知手段が備えられていることが望ましい。
このように構成された本発明の画像形成装置によれば、この画像形成装置の使用者に、本体カバーが閉じられた状態に保持されていることを認識させることができる。
さらに、請求項6に記載された画像形成装置のように、原稿検知手段が原稿搬送手段に原稿が存在しないことを検知すると、保持手段による本体カバーの保持状態を解除する解除手段が備えられていても良い。
このように構成された本発明の画像形成装置によれば、原稿搬送手段に原稿が存在しない時には、本体カバーを開くことができる。
〈装置全体の構成〉
以下、本発明の実施形態について図面と共に説明する。
図1は、本発明を適用した複合機の外観を示す斜視図であり、図2は、図1に示した複合機の本体カバーを開いた状態を示す斜視図であり、図3は、複合機の上面図である。
なお、本発明の実施形態として例示する複合機1は、イメージスキャナ、プリンタ、コピー、ファクシミリ等の複数の機能を兼ね備えたものである。
複合機1は、印刷される用紙18を給紙する用紙トレー17と、用紙トレー17から供給された用紙18に、原稿19の情報を読み取る等して得られた画像を形成し印刷する本体10と、本体10の上面を完全に覆うように、本体10に開閉可能に支持された本体カバー12と、本体カバー12を閉じた状態にロックするロック機構35(図5参照)と、を備えている。
本体10は、原稿19に記載された情報を読み取る(以下、原稿19を読み取るとする)原稿読取部40(図4参照)と、原稿読取部40で読み取った情報から画像を形成し、用紙18に印刷する画像形成部60(図6参照)と、複合機1の使用者が情報を入力する操作部14と、複合機1の状態等が表示される表示部15と、を備えている。そして、原稿読取部40、画像形成部60等の各部は、本体ケース11内に収納されている。
また、本体ケース11は、原稿読取部40に情報を読み取られる原稿19を配置する読取面11aと、用紙トレー17を装着するための装着部16と、を有している。
そして、読取面11aは、ガラス等の光を透過する素材によって形成された板材であり、本体カバー12と相対する本体ケース11の上面に固定されている。
なお、画像形成部60は、周知の技術であるため、ここでの説明は、省略する。
〈本体カバーの構成〉
次に、本体カバー12及び本体カバー12に設けられた原稿自動搬送装置5について説明する。
図4は、本体カバー12及び原稿読取部40の構成を示した概略断面図である。
本体カバー12は、原稿読取部40に読み取られる前の原稿19を載置する載置部21と、原稿読取部40に読み取られた後の原稿19を集積する集積部31と、載置部21から読取面11aを経由して(即ち、原稿読取部40に原稿19を読み取らせた後)集積部31へと原稿19を搬送する搬送部25と、搬送部25を内部に収納したカバーケース13と、を備えている。
なお、搬送部25が原稿19を搬送する際に経由する読取面11aの位置を原稿自動搬送読取位置3とする。即ち、原稿19は、原稿自動搬送読取位置3において原稿読取部40に読み取られる。
カバーケース13は、クラムシェル形状であり、載置部21と集積部31とを包括するように形成されている。
載置部21には、原稿を載置する載置台22と、載置台22から突出した一対の突出片からなる案内ガイド23とが設けられている(図3参照)。さらに、載置部21には、載置台22に原稿19が載置されている事を検知する載置部検知センサー24が備えられている。
なお、案内ガイド23は、載置台22に載置された原稿19の大きさ(原稿19のサイズ)に応じて、突出片間の幅を調節可能に構成され、原稿19の搬送を補助する周知のものである。
次に、搬送部25は、載置部21に載置された原稿19を一枚ずつ分離して搬送部25へと導く分離ローラ26と、分離ローラ26で分離された原稿19を原稿読取部40に読み取らせるための原稿自動搬送読取位置3に搬送する搬送ローラ27と、読み取りが終了した原稿19を集積部31に排出させる排出ローラ28とを備えている。
また、搬送部25には、原稿19の搬送経路上に原稿19が存在しているか否かを検知する搬送部検知センサー29、30が備えられている。なお、搬送部検知センサー29、30は、一端が回動自在に支持された振り子型のセンサーであり、搬送される原稿19の押圧力により搬送部検知センサー29、30の一部が回動することで、原稿19の存在を検知するものである。
そして、集積部31は、排出ローラ28から排出された原稿19を集積する集積台32と、集積台32に原稿19が集積されている事を検知する集積部検知センサー33とを備えている。
なお、載置部検知センサー24及び集積部検知センサー33は、発光部24a、33aと受光部24b、33bとからなる光センサーである。そして、発光部24a、33aと受光部24b、33bとは、両検知センサー24、33の設置位置において、発光部24a、33aから照射された光を受光部24b、33bが受光する位置かつ、搬送路を搬送される原稿19によって、発光部24a、33aから受光部24b、33bに向かう光が遮られるように搬送路を挟んだ両側に配置されている。
即ち、両検知センサー24、33の設置位置に原稿19が存在していない時には、発光部24a、33aから照射された光が受光部24b、33bで検知されるため、受光部24b、33bからは、信号レベルの大きな受光信号が得られる。また、両検知センサー24、33の設置位置に原稿19が存在している時には、原稿19に遮られ、発光部24a、33aから照射された光が受光部24b、33bで検知されないため、受光部24b、33bからは、信号レベルの小さな受光信号が得られる。
つまり、両検知センサー24、33は、受光部24b、33bから出力される受光信号の信号レベルの違いに基づき、後述する制御装置(図6参照)100が原稿19の有無を認識するように構成されている。
なお、以下では、図4に示すように、載置部21と搬送部25と集積部31とを総称して原稿自動搬送装置5とする。つまり、原稿自動搬送装置5は、載置部21に載置された原稿19を、各ローラ26、27、28を駆動させることにより、原稿自動搬送読取位置3を経由して集積部31へと搬送する。
〈原稿読取部の構成〉
次に、原稿読取部40について説明する。
図4に示すように、原稿読取部40は、原稿19に対して光を照射する光源43と、原稿19によって反射された反射光を集光するミラー及びレンズ等の光学素子群42と、原稿19から情報を読み取るためのイメージセンサー41と、を備えている。つまり、光源43から光が照射され、原稿19によって反射された反射光を光学素子群42によって集光し、集光された反射光をイメージセンサー41によって認識することにより原稿19を読み取るように構成されている。
また、原稿読取部40は、原稿自動搬送読取位置3と対面する位置において、原稿19の読み取りが可能でありかつ、図示しない原稿読取部駆動機構により、読取面11aに沿った本体ケース11の長手方向(図4の左右方向)への移動が可能に構成されている。
つまり、原稿自動搬送装置5を用いて原稿19の読み取りを行う際には、原稿読取部40を、原稿自動搬送読取位置3に対面する位置に保持し、原稿自動搬送装置5によって原稿自動搬送読取位置3を通過するように搬送される原稿19から、その原稿19の全情報を読み取る。
また、読取面11aを覆うように配置された原稿19の読み取りを行う(いわゆる、フラットベット型として使用する)際には、原稿読取部40は、原稿読取部駆動機構によって移動されながら、読取面11aに配置された原稿19の全情報を読み取る。
〈ロック機構に関する説明〉
次に、ロック機構35について説明する。
図5は、ロック機構35の概略構成を示す説明図(図1に示す複合機1の斜視図においてA−A断面に相当する図(つまり、表示部15等が設けられた本体ケース11の面を正面とした場合、右側面から左側面を見た図))である。
図2及び図5に示すように、ロック機構35は、本体カバー12に設けられたL字型フック36と、本体ケース11内に配置された周知のソレノイド38とから構成されている。
まず、本体ケース11には、読取面11aの周縁に当たる位置に開口37が設けられている。
また、L字型フック36は、短い角柱(以下、短辺36a)と短辺36aよりは長い角柱(以下、長辺36bとする)とがそれぞれの一端で直角となるように結合され、「L」字型に形成された部材である。
そして、L字型フック36は、本体カバー12に固定され、しかも、本体カバー12を閉じた際、開口37を通過し本体ケース11内に入り込むことが可能な位置に固定されている。
また、ソレノイド38は、その鉄心38aがL字型フック36と係合する位置(以下、ロック位置とする)と、その係合が解除される位置(以下、解除位置とする)と、の間を移動可能な位置に配置されている。
つまり、ロック機構35は、本体カバー12が閉じられた際に、ソレノイド38の鉄心38aをロック位置(図5では、矢印Aの方向)に移動することによりロック機構35をロックし、解除位置(図5では、矢印Bの方向)に移動することによりロック機構35を解除するように構成されている。
このため、ソレノイド38の鉄心38aがロック位置に存在する場合には、ソレノイド38の鉄心38aがL字型フック36に引っかかり、本体カバー12は、閉じた状態に保持される。
〈電気的構成に関する説明〉
次に、複合機1の電気的構成について説明する。
図6は、複合機1の電気的構成を示すブロック図である。
複合機1には、パーソナルコンピュータ等の外部機器(図示せず)に接続するためのネットワークインターフェース(ネットワークI/F)105と、電話回線(図示せず)に接続するためのファクシミリ通信部106と、画像形成部60等の制御対象との間で情報の伝達をする制御部104と、複合機1の様々な駆動を制御するための処理プログラムを記憶するROM101と、処理結果などを一時的に記憶するRAM102と、ROM101に記憶された処理プログラムを実行するCPU103とを有した制御装置100が備えられている。
そして、制御部104には、原稿読取部40、画像形成部60、操作部14が操作されたことを検知する操作検知部65、表示部15に画像を表示させる表示駆動部70、搬送部25、載置部検知センサー24等のセンサー類からなる検知部50、ロック機構(ソレノイド38)35等が接続されている。
このため、制御部104では、原稿読取部40が読み取った情報の取り込みや操作検知部65からの操作情報の取り込み、検知部50から各センサーの検知結果の取り込み等の情報の取得のみならず、画像形成部60に対する画像形成、印刷のための情報の送信や搬送部25を駆動するための情報の送信、表示駆動部70やロック機構35を駆動させるための信号の送信などが行われている。
なお、搬送部25には、各ローラ26、27、28を駆動するためのモータが備えられており、制御装置100からの指令に基づきモータが駆動され、その駆動を受けて各ローラ26、27、28が回転する。
また、検知部50には、載置部検知センサー24、搬送部検知センサー29、30、集積部検知センサー33の他にも、本体カバー12が閉じられているか否かを検知する周知の開閉検知センサーや、複合機1に備えられた他のセンサーが含まれている。
〈動作制御に関する説明〉
次に、制御装置100が実行し、ロック機構35の開閉を制御するロック処理について図7に示すフローチャートを用いて説明する。
このロック処理は、開閉検知センサーにより本体カバー12が閉じられたことを検知した時に起動され、本体カバー12が閉じられている間は、繰り返し実行されるものである。
ただし、ロック機構(即ち、ソレノイド38の鉄心38a)35は、初期状態では、解除位置に位置している(図5の矢印B方向)。
そして、ロック処理が実行されると、S210では、載置部検知センサー24と集積部検知センサー33と搬送部検知センサー29、30とにそれぞれの設置位置の状態を検知させ、制御装置100は、その設置位置の状態に関する情報を取得する。
続くS220では、S210で取得した搬送部検知センサー29、30の検知結果に基づき、搬送部25内に原稿19が存在しているか否かについて判定し、判定の結果から、搬送部25内に原稿19が存在していないものと判断された場合、S230へと進む。
そして、S230では、S210で取得した載置部検知センサー24の検知結果に基づき、載置部21に原稿19が存在しているか否かについて判定し、判定の結果から、載置部21に原稿19が配置されていないものと判断された場合、S240へと進む。
そのS240では、S210で取得した集積部検知センサー33の検知結果に基づき、集積部31に原稿19が存在しているか否かについて判定する。
そして、集積部31に原稿19が存在しないものと判断された場合、つまり、原稿自動搬送装置5に原稿19が存在していないものと判断された場合にのみ、S270へと進む。
そのS270では、制御装置100からの指令に基づき、ソレノイド38の鉄心38aをロック位置(図5に示す矢印A方向)から解除位置(図5に示す矢印B方向)に移動させる。これにより、本体カバー12は、ロックを解除された状態となり、本体カバー12を開くことが可能となる。そして、その後、S280へと進む。
なお、このS270では、今回のロック処理の実行前にも、原稿自動搬送装置5に原稿19が存在していない場合には、ロックが解除された状態を維持するように制御する。
続く、S280では、制御装置100からの指令に基づき表示駆動部70を駆動させ、表示部15に表示されたロック状態の表示を解除する。つまり、本体カバー12のロックが解除された状態にある時には、ロック状態であることを示した表示が表示されないように制御される。そして、その後、本処理を終了する。
一方、S220、S230、S240での判定の結果、原稿19が存在するものとして判断された場合、つまり、原稿自動搬送装置5に原稿19が存在しているものと判断された場合には、S250へと進む。
そのS250では、制御装置100からの指令に基づき、ソレノイド38の鉄心38aを解除位置(図5に示す矢印B方向)からロック位置(図5に示す矢印A方向)に移動させる。即ち、本体カバー12に設けられた原稿自動搬送装置5内に原稿19が存在している場合には、本体カバー12が開くことが無いようにロック機構35をロックする。これにより、本体カバー12は、読取面11aを覆うように閉じた状態を維持する。そして、その後、S260へと進む。
また、今回のロック処理の実行前に、本処理(S250)が実行され、ソレノイド38の鉄心38aがロック位置に移動されることにより、本体カバー12がロックされた状態にある場合には、その状態を維持する。つまり、S250では本体カバー12が閉じた状態を保つようにロック機構(即ち、ソレノイド)を制御する。
続く、S260では、制御装置100からの指令に基づき表示駆動部70を駆動させ、本体カバー12がロックされた状態であることを表示部15に表示させる。なお、このロック状態を示す表示は、本体カバー12がロック状態にある間、表示され続ける。
そして、その後、本処理を終了する。
〈本実施形態の効果〉
以上説明したように、複合機1は、載置部21、搬送部25、集積部31(即ち、原稿自動搬送装置5)に原稿19が存在している時、即ち、原稿読取部40が原稿19の読み取りを行っている可能性が高い時に、ロック機構35をロックすることにより本体カバー12を閉じた状態に保持する。
したがって、複合機1によれば、本体カバー12が開かれ原稿19の読み取りが中断されることを防止できると共に、本体カバー12が開かれることにより載置部21または集積部31に存在する原稿19が散らばることを防止することができる。
また、複合機1は、本体カバー12がロック状態にあることを表示部15に表示するように構成されている。
したがって、複合機1によれば、複合機1の使用者にロック状態であることを知らせることができ、その結果、ロック状態である本体カバー12が無理やり開けられることにより、ロック機構に過度な負荷が掛かること、ひいては、ロック機構35の故障等を抑制することができる。
〈他の実施形態〉
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、原稿自動搬送装置5内に原稿19が存在していることを検知する各検知センサーとして、搬送部検知センサー29、30、載置部検知センサー24、集積部検知センサー33の全てのセンサーが備えられている必要はない。
つまり、原稿自動搬送装置5を用いた際、原稿読取部40に原稿19が読み取られる位置は、搬送部25内であることから、搬送部25内に原稿19が存在している時には、原稿読取部40が原稿19から情報を読み取っている可能性が高い。このため、搬送部検知センサー29、30が備えられていれば、原稿読取部40が原稿19から情報を読み取っている時に、本体カバー12が開けられないようにすることができる。
なお、搬送部検知センサー29、30のみを備える場合、搬送部検知センサー29、30が原稿19の存在しないことを検知してから一定時間経過(例えば、原稿19が排出ローラ28によって搬送部25から完全に排出される時間)後に、本体カバー12のロック状態を解除するように制御装置100が制御すれば、原稿19の読み取り中に本体カバー12が開けられることを、より確実に防止することができる。
また、複合機は、搬送部検知センサー29、30に加えて載置部検知センサー24を備えたものでよいし、搬送部検知センサー29、30に加えて集積部検知センサー33を備えたものでも良い。
このように構成された複合機によれば、原稿19の読み取り中に本体カバー12が開けられることを防止することができるうえに、本体カバー12が開けられることにより載置部21や集積部31に配置された原稿19が散らばることを防止することができる。
また、原稿読取部40に読み取られる前の原稿19が載置部21に載置されてから、読み取られた後の原稿19が集積部31に集積され、その全ての原稿19が集積部31から取り除かれるまでの期間には、原稿読取部40が原稿19を読み取っている期間も含まれる。このため、本実施形態から搬送部検知センサー29、30のみを取り外したものでも良い。即ち、複合機は、載置部検知センサー24と集積部検知センサー33との二種類の検知センサーを備えたものでも良い。
また、複合機は、載置部検知センサー24または集積部検知センサー33のみを備えるものでも良い。
つまり、載置部21に載置された原稿19は、これから原稿読取部40に原稿19を読み取られるものであり、集積部31に一枚の原稿19が排出された時には、その後、複数枚の原稿19が読み取られる可能性が高い。したがって、載置部21または集積部31に原稿19が載置されている限り本体カバー12が開かれないように構成された複合機によれば、原稿19の読み取りが中断される可能性を低減することができる。
なお、載置部検知センサー24のみを備える場合、載置部検知センサー24が原稿19の存在しないことを検知してから、一定期間(例えば、原稿19の後端が載置部21から集積部31まで搬送される時間)経過後に、本体カバー12のロック状態を解除するように制御装置100が制御すれば、原稿19の読み取り中に本体カバー12が開けられることを、より確実に防止することができる。
なお、載置部検知センサー24、搬送部検知センサー29、30、集積部検知センサー33は、本実施形態に示したよう光センサーや振り子型のセンサーでなくとも良い。つまり、それぞれの設置位置に原稿19が存在しているか否かを検知できるものであればどのようなものでも良い。
具体的には、搬送部25に原稿19が存在している時には、原稿19を搬送するために搬送部25に設けられた各ローラ26、27、28が駆動される。このため、搬送部検知センサー29、30の換わりに、ローラを駆動させるモータの駆動状態を検知することにより、ローラが駆動中であるか否かを認識しても良い。
つまり、ローラが駆動されている時には、搬送部25に原稿19が存在しており、ローラが駆動されていない時には、搬送部25に原稿19が存在していないことを間接的に判断することができる。
なお、ローラの駆動を検知するためには、モータの駆動状態を検知するだけでなく、センサーによって直接的にローラの回転状態を検知しても良い。
また、本実施形態では、ロック機構35は、一箇所にのみ形成したが、一つの複合機に複数箇所のロック機構35を形成しても良い。
なお、本実施形態では、ロック機構としてソレノイド38を用いたが、機械的な機構を用いてL字型フック36を係止させることにより、本体カバー12を閉じた状態に保つものでも良い。
また、図9に示すような二箇所以上の開閉(図9に示す複合機1では、A、Bの二箇所)が可能な本体カバー12を有した複合機1では、その開閉可能な箇所のそれぞれにロック機構を形成しても良い。そのように構成された複合機1によれば、図9に示すような複合機1であっても原稿19の読み取り中に本体カバー12が開かれることがないため、読み取りが中断されることがない。
また、本実施形態では、本体カバー12がロック状態であることを表示部15に表示することで複合機1の使用者に報知したが、制御装置100にスピーカー等を接続し、音声等の警告音によって、複合機1の使用者に本体カバー12がロック状態であることを報知するものでも良い。
複合機の外観構成を示す斜視図である。 本体カバーを開いた状態における複合機の斜視図である。 複合機の上面図である。 原稿自動搬送装置及び原稿読取部の概略構成を示す断面図である。 ロック機構の概略構成を示す説明図である。 複合機の電気的構成を示すブロック図である。 本体カバーをロックするロック処理のフローチャートである。 各検知手段が原稿の存在を検知し始めたときと保持手段が本体カバーを閉じた状態に保持する時間を示した説明図である。 本体カバーの開閉箇所が複数存在するような複合機を示す説明図である。
符号の説明
1…複合機 3…原稿自動搬送読取位置 5…原稿自動搬送装置 10…本体 11…本体ケース 11a…読取面 12…本体カバー 14…操作部 15…表示部 16…装着部 17…用紙トレー 18…用紙 19…原稿 21…載置部 22…載置台 23…案内ガイド 24…載置部検知センサー 24a、33a…発光部 24b、33b…受光部 25…搬送部 26…分離ローラ 27…搬送ローラ 28…排出ローラ 29、30…搬送部検知センサー 31…集積部 32…集積台 33…集積部検知センサー 35・・・ロック機構 36…L字型フック 37…開口 38…ソレノイド 38a…鉄心 40…原稿読取部 41…イメージセンサー 42…光学素子群 43…光源 50…検知部 100…制御装置

Claims (6)

  1. 読取面に配置された原稿に記録された情報を読み取る読取手段を有する本体と、
    前記本体に開閉可能に支持され、閉じた状態では、前記読取面を覆う本体カバーと、
    前記本体カバーに設けられ、一ないし複数の原稿が載置される載置部、前記読取手段で情報を読み取られた一ないし複数の原稿が集積される集積部、前記載置部に載置された前記原稿を、前記読取手段を経由し前記集積部へと搬送する搬送部、を有する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段に原稿が存在することを検知する原稿検知手段と、
    前記原稿検知手段が原稿の存在を検知している間、前記本体カバーを閉じた状態に保持する保持手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記原稿検知手段は、前記搬送部に原稿が存在しているか否かを検知する搬送部検知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記原稿検知手段は、前記載置部に原稿が存在しているか否かを検知する載置部検知手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記原稿検知手段は、前記集積部に原稿が存在しているか否かを検知する集積部検知手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記保持手段が前記本体カバーを閉じた状態に保持している時に、前記本体カバーが保持状態であることを報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記原稿検知手段が前記原稿搬送手段に原稿が存在しないことを検知すると、前記保持手段による前記本体カバーの保持状態を解除する解除手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
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JP2010224241A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置、複写装置およびプログラム
JP2019022161A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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