JP2007171299A - レンズ鏡胴 - Google Patents

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Abstract

【課題】防振レンズを駆動するVCM(ボイスコイルモータ)の推力を上げるためにVCMを大型化した場合であってもフォーカスレンズを駆動するためのVCMのスペースを利用して防振レンズのVCMを配置することによってレンズ鏡胴の大型化を防止又は低減することができるレンズ鏡胴を提供する。
【解決手段】レンズ鏡胴10において、防振レンズ28を駆動するためのVCM72とフォーカスレンズ32を駆動するためのVCM104が配置されている。それらのVCM72、104は、光軸O方向被写体側からみて重ならない位置に配置されており、光軸O横方向からみて光軸O方に関しては一部が重なり合う位置に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明はレンズ鏡胴に係り、特に像振れ補正用の防振レンズ及びそのアクチュエータを備えたレンズ鏡胴に関する。
民生用のビデオカメラ等において像振れ補正装置を搭載したものが使用される。像振れ補正装置には、光学式と電子式とが知られており、近年では光学式が多くの製品に採用されている。光学式の場合、例えば、撮影光学系内に光軸と直交する面内で上下左右に移動可能な防振レンズが配置されており、カメラに生じた振動に応じてその防振レンズがアクチュエータで上下左右に移動することによって像振れが補正されるようになっている。
特許文献1にはこのような像振れ補正装置を搭載したビデオカメラが開示されている。これによれば、防振レンズは磁気アクチュエータによって駆動されるようになっており、磁気アクチュエータは、防振レンズの保持枠に取り付けられ、光軸と平行な方向を軸として巻回された偏平型のコイルと、そのコイルの位置にコイルの軸に平行な方向(光軸と平行方向)の磁界を生成する磁気回路から構成されている。コイルに電流を流すことによって、コイルにより発生した磁界と磁気回路の磁界との作用で保持枠に光軸と直交する方向の推力が加わり、防振レンズが光軸と直交方向に移動する。
一方、特許文献1のような磁気アクチュエータでは防振レンズが比較的大きい場合に推力が不足し、振動に対する防振レンズの像振れ補正動作に関する応答が遅れるという欠点がある。そこで、類似の磁気アクチュエータとしてボイスコイルモータ(VCM)を使用すると好適である。VCMで防振レンズを駆動する場合には、例えば、光軸と直交する方向を軸として巻回されたコイルが防振レンズの保持枠に取り付けられ、そのコイルの位置にコイルの軸と直交する方向(光軸と平行方向)の磁界が磁気回路によって生成される。磁気回路は、マグネット(永久磁石)とコ字状に形成されたヨークとから構成されており、ヨークの内側の対向する面の一方に永久磁石が固着される。これにより、ヨークの他方の面と永久磁石との間の空隙部に磁界が形成される。そして。その空隙部に保持枠のコイルの一部が挿入配置される。コイルに電流を流すと磁界と電流との作用(フレミングの左手の法則)によって保持枠に光軸と直交する方向の推力が加わり、防振レンズが移動する。
特開2000−227614号公報
しかしながら、防振レンズを駆動するためのアクチュエータとしてVCMを用いた場合であっても推力を上げるためにはVCMが大型化する。そのため、レンズ鏡胴の全長が長くなることによってレンズ鏡胴が大型化し、カメラを小型化する場合の弊害となる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、像振れ補正用の防振レンズを駆動するためのVCMの推力を上げることによるレンズ鏡胴の大型化を防止又は低減することができるレンズ鏡胴を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のレンズ鏡胴は、鏡胴本体内において光軸に直交する方向に移動可能に支持された像振れ補正用の防振レンズと、前記鏡胴本体内において前記光軸方向に移動可能に支持されたフォーカス調整用のフォーカスレンズと、前記光軸に直交する第1の方向に前記防振レンズを移動させるための推力を発生させる第1のボイスコイルモータと、前記光軸に直交する方向であって、前記第1の方向に直交する第2の方向に前記防振レンズを移動させるための推力を発生させる第2のボイスコイルモータと、前記フォーカスレンズを前記光軸方向に移動させるための推力を発生させる第3のボイスコイルモータと、を備えたレンズ鏡胴であって、前記第1乃至第3のボイスコイルモータが前記光軸方向からみて重ならないように前記光軸の周りに配置されると共に、前記第1及び第2のボイスコイルモータの一部又は全体が前記光軸横方向からみて前記第3のボイスコイルモータと重なるように配置されたことを特徴としている。
本発明によれば、防振レンズを駆動するためのボイスコイルモータ(VCM)が大型化しても、フォーカスレンズを駆動するためのVCMの配置スペースを利用することができるため、防振レンズのVCMの推力を上げるためにそのVCMが大型化してもレンズ鏡胴の全長が長くなるという不具合を回避することができ、レンズ鏡胴の大型化を防止又は低減することができる。
請求項2に記載のレンズ鏡胴は、請求項1に記載のレンズ鏡胴において、前記第1及び第2のボイスコイルモータは、それぞれコ字状に形成された2つのヨークが隣接して配置された磁気回路を備えたことを特徴としている。本発明によれば、磁気回路の構成するヨークを2つ隣接配置してVCMの推力を上げるようにした態様を示し、このような場合にVCMは大型化するが、請求項1のようにフォーカスレンズのVCMの配置スペースを利用することによってレンズ鏡胴の大型化を防止又は低減することができる。
請求項3に記載のレンズ鏡胴は、請求項1、又は、2に記載の発明において、前記第1及び第2のボイスコイルモータは、前記光軸方向からみて前記光軸を中心として直交する方向に配置されたことを特徴としている。本発明は、防振レンズの2つのVCMの配置態様を示している。
請求項4に記載のレンズ鏡胴は、請求項1、2、又は、3に記載の発明において、前記第3のボイスコイルモータは、2つのボイスコイルモータから構成されることを特徴としている。本発明は、フォーカスレンズを駆動するためのVCMの一態様を示している。
請求項5に記載のレンズ鏡胴は、請求項1、2、3、又は、4に記載の発明において、前記第3のボイスコイルモータを構成する2つのボイスコイルモータは、それぞれ前記光軸方向からみて前記光軸を中心として前記第1及び第2のボイスコイルモータと対称の位置に配置されること特徴としている。本発明は、フォーカスレンズを駆動する2つのVCMの配置態様を示しており、これによれば、防振レンズの2つのVCMとフォーカスレンズの2つのVCMが光軸方向からみて光軸の周りに略等間隔で配置されることになる。
請求項6に記載のレンズ鏡胴は、請求項1、2、3、4、又は、5に記載のレンズ鏡胴において、前記防振レンズは、前記フォーカスレンズの前方に配置されたことを特徴としている。本発明は、例えばリアフォーカス式の撮影レンズを構成するレンズ鏡胴において、フォーカスレンズより前方(対物側)に防振レンズが配置されるような態様を示している。
本発明に係るレンズ鏡胴によれば、防振レンズを駆動するためのVCMの大型化によるレンズ鏡胴の大型化を防止又は低減することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るレンズ鏡胴を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明が適用された例えば民生用の高級ビデオカメラ、テレビ放送用のENGカメラ、監視用カメラ等に使用されるリアフォーカス式で可変焦点距離の撮影レンズにおけるレンズ鏡胴を示した側面断面図である。尚、同図では、レンズ固定式のカメラに使用されるレンズ鏡胴を示しており、レンズ鏡胴10の後端部には、レンズ交換式のカメラにおいてカメラ本体に搭載される色分解プリズム等の光学ブロックが一体的に取り付けられている。
同図においてレンズ鏡胴10の固定筒(鏡胴本体)は、筒状に形成されて順に連結される前部固定筒14、中部固定筒16、後部固定筒18によって構成されており、それらの固定筒14、16、18によってレンズ鏡胴10を構成する各部材が支持されるようになっている。
レンズ鏡胴10の光軸O上には、被写体の像を結像する光学系として対物側から順に、固定レンズ(群)20、ズーム(変倍)レンズ(群)22、絞り24、固定レンズ(群)26、防振レンズ(群)28、固定レンズ(群)30、フォーカスレンズ(群)32、固定レンズ(群)34等が配置されている。
ズームレンズ22は、光学系のズーム倍率(焦点距離)を変更するもので、保持枠40に保持された状態で光軸方向に移動可能に中部固定筒16の内部に配置されている。ズームレンズ22の保持枠40にはフランジ部42が形成されており、そのフランジ部42を介して移動筒44に連結されている。中部固定筒16の内周部には中間筒46が固定され、その中間筒46の内周部に回転筒48が回動可能に保持されており、移動筒44は、回転筒48の内周部に保持されている。
また、中間筒46の内周面には光軸方向の直進溝46Aが形成されると共に、回転筒48にはカム溝(カム形状の孔)48Aが形成されており、移動筒44に固定されたカムピン50が、回転筒48のカム溝48Aを挿通して中間筒46の直進溝46Aに係合されている。これによって移動筒44は、回転が規制された状態で光軸O方向に直進移動すると共に、カムピン50がカム溝48Aに係合する位置に保持される。回転筒48が回動すると、回転筒48のカム溝48Aと中間筒46の直進溝46Aとの交差位置がカム形状に応じた位置に変化し、その交差位置へのカムピン50の移動によって移動筒44が光軸O方向に進退移動する。
一方、中部固定筒16の外周部には、ズームリング52が回動可能に配置されており、そのズームリング52の内周面の径方向内向きに棒状の連結軸54が取り付けられている。この連結軸54は、中部固定筒16及び中間筒46に形成された周方向の長孔を挿通して回転筒48に連結されている。これにより、ズームリング52を回動操作すると、それに連動して回転筒48が回動する。回転筒48が回動すると、上述のように移動筒44が進退移動し、移動筒44と連動してズームレンズ22が光軸方向に移動する。従って、ズームリング52の回動操作によりズーム倍率が変更されるようになっている。
絞り24は、地板60とカム板62との間に配置された絞り羽根64によって開閉動作可能に構成されている。中部固定筒16と後部固定筒18の間にはアイリスリング66が回動可能に配設され、そのアイリスリング66と、カム板62との間が連結軸68により連結されている。これにより、アイリスリング66の回動操作により、絞り24が開閉動作するようになっている。
防振レンズ28は、レンズ鏡胴10に生じた振動による像振れを補正(防止)するために配置されており、所定の支持機構により光軸に直交する面内で上下方向及び左右方向に移動可能に支持されている。防振レンズ28は保持枠70に保持されており、その保持枠70の下側には、防振レンズ28を上下方向に駆動するためのボイスコイルモータ(以下、VCMと記す)72が連結されている。
図2は、防振レンズ28を光軸O方向被写体側からみたときの概略正面図を示しており、防振レンズ28の保持枠70の下側にVCM72が配置されている。このVCM72によって防振レンズ28が上下方向に変位すると、その変位に対応して撮影レンズにより最終的に結像される像の結像位置も上下方向に変位する。これによって、レンズ鏡胴10が上下方向に振動した際に、その振動による像振れを打ち消すように防振レンズ28を上下方向に変位させることによって、上下方向の像振れが防止されるようになっている。同様に防振レンズ28の保持枠70には、図2に示すように正面側(光軸方向被写体側)からみて右側にVCM72と同一構造のVCM74が保持枠70に連結されて配置されている。防振レンズ28が左右方向に振動した際に、その振動による像振れを打ち消すように、そのVCM74によって防振レンズ28を左右方向に変位させることによって左右方向の像振れが防止されるようになっている。
ここで、VCM72の構造について説明すると、図3に示すようにVCM72は、コイル枠80に巻回されたコイル82が磁気回路84内に配置されることによって構成されている。コイル枠80は空洞部80Cが形成されたコイル巻回部80Aと連結部80Bとから形成されており、コイル巻回部80Aには外周部にコイル82が巻回され、空芯のコイルがコイル枠80に配置されるようになっている。
一方、磁気回路84は、2つのコ字状に形成された2つのヨーク86、88を備えており、それらの2つのヨーク86、88が隣接して配置され後部固定筒18内に設置されている。各ヨーク86、88の平行に形成された平行部86A、86B、88A、88Bのうち、平行部86Aと平行部88Aの内側面にそれぞれ板状のマグネット(永久磁石)90、92が固着されている。
これによって各ヨーク86、88の内側の空隙部86C、88Cに磁界が生成される。例えば、ヨーク86の空隙部86Cに露出したマグネット90の露出面側がS極となっており、このとき、マグネット90の露出面に対向する平行部86Bの内側の面がN極となり、ヨーク86の空隙部86Cにおいて、平行部86Bの内側の面からマグネット90の露出面への向きの磁界が生成される。
同様に、ヨーク88の空隙部88Cに露出したマグネット92の露出面側がS極となっており、マグネット92の露出面に対向する平行部88Bの内側の面がN極となり、ヨーク88の空隙部88Cにおいて、平行部88Bの内側の面からマクネット92の露出面への向きの磁界が生成される。
コイル枠80のコイル巻回部80Aは、その空洞部80Cに各ヨーク86、88の平行部86B、88Bが嵌入するようにして各ヨーク86、88の空隙部86C、88Cに挿入され、コイル巻回部80Aに巻回されたコイル82が各空隙部86C、88Cに生成された磁界内に配置される。
これによってコイル82に電流を流すと、その電流と磁界との作用(フレミングの左手の法則)によりコイル82に上下方向の推力が生じ、コイル枠80が上下方向に移動する。尚、コイル枠80の移動の向きはコイル82に流れる電流の向きによって変化する。
以上の如く構成されたVCM72において、上記コイル枠80の連結部80Bには、貫通した長孔130が形成されており、図1、図2に示すように防振レンズ28の保持枠70に固着されたピン132がその長孔130に嵌入される。これによってコイル枠80に対して保持枠70が左右方向に移動可能に連結される。一方、後部固定筒18にはガイド軸136、136が上下方向に突設されており、そのガイド軸136、136がコイル枠80の両側面に突設された突部134、134、134の貫通孔に摺動可能に挿通される。これにより、コイル枠80がガイド軸136、136に沿って上下方向に移動可能に支持される。VCM72によりコイル枠80が上下方向に移動すると、これに連動して防振レンズ28が上下方向に移動するようになっている。
防振レンズ28を左右方向に駆動するVCM74もVCM72と向きが異なるだけで構造は完全に一致しているため説明は省略する。尚、VCM74によって左右方向に防振レンズ28が駆動される場合、保持枠70のピン132がコイル枠80(連結部80B)の長孔130を左右方向に移動することによって防振レンズ28が左右方向に移動する。
フォーカスレンズ32は、光学系の焦点位置を変更するもので光軸方向に移動可能に支持されている。また、フォーカスレンズ32は、機械的に駆動されるのではなくVCMの動力によって電動のみで駆動されるようになっている。図4は、光軸O方向被写体側からフォーカスレンズ32をみたときの概略正面図である。同図に示すようにフォーカスレンズ32の保持枠100が、後部固定筒18内に設置された光軸O方向のガイド棒102、103に係合しており、それらのガイド棒102、103に案内されてフォーカスレンズ32が光軸O方向に進退移動するようになっている。フォーカスレンズ32の駆動は、2つのVCM104、106により行われ、VCM104、106を制御することによりフォーカスレンズ32の位置が制御されるようになっている。
VCM104は、保持枠100の外周を囲むように巻回された空芯のコイル110と、磁気回路112から構成されている。磁気回路112は、図3に示したVCM72における磁気回路84の一つのヨーク(例えばヨーク86)と略同様の構造を有しており、図1及び図4に示すようにコ字状に形成されたヨーク114の2つの平行部のうち一方の平行部の内側に板状のマグネット116が固着され、他方の平行部とマグネット116の間の空隙部に磁界が生成されるようになっている。このヨーク114の空隙部に保持枠100に固定されたコイル110の上辺部分が挿入されてコイル110がヨーク114内に(磁気回路112によって)生成された磁界の中に配置される。尚、ヨーク114の前面には磁路をショートするためのショート部材118が固着されている。また、図4に示すVCM106もVCM104と向きが異なるだけで同一構造の磁気回路120を備えており、その磁気回路120においてヨーク122の空隙部に上記コイル110の左辺部分が挿入されてコイル110がこの磁気回路120で生成された磁界の中に配置される。
これにより、コイル110に電流を流すと、その電流と、磁気回路112及び磁気回路120における磁界との作用によりコイル110に光軸O方向の推力が生じ、保持枠100を介してフォーカスレンズ32が光軸O方向に進退移動するようになっている。
尚、詳細は省略するが、図1に示すようにレンズ鏡胴10の先端部にはフォーカスリング130が設けられており、マニュアルフォーカスの際には、そのフォーカスリング130の回転位置が図示しないポテンショメータ等の位置センサにより検出され、検出されたフォーカスリング130の回転位置に対応した位置にフォーカスレンズ32がVCM104、106によって移動するようになっている。また、オートフォーカスの際には、図示しない制御部におけるオートフォーカス制御に従ってフォーカスレンズ32がVCM104、106によって合焦位置に移動するようになっている。
以上の如く構成されたレンズ鏡胴10において、防振レンズ28を駆動するためのVCM72、74と、フォーカスレンズ32を駆動するためのVCM104、106は、光軸O方向被写体側からみて図5のように配置される。この図からも分かるようにレンズ鏡胴10内において、光軸Oの周りに防振レンズ28のVCM72、74とフォーカスレンズ32のVCM104、106が重ならないように配置されている。即ち、光軸Oを中心としてVCM72、74、104、106が、反時計周りに略90度となる角度ごとに順に配置されている。そのため、図1に示すように光軸Oを横方向からみたときに防振レンズ28のVCM72、74と、フォーカスレンズ32のVCM104、106とが光軸O方向に関して重なり合う位置(オーバーラップした位置)に配置することが可能となる。このようにVCM72、74、104、106を光軸O方向に関して重なり合うように配置することによって、フォーカスレンズ32のVCM104、106を配置するスペースを有効利用して防振レンズ28のVCM72、74を鏡胴内に配置することができ、防振レンズ28の推力を上げるためにVCM72、74が大型化したとしても、レンズ鏡胴10全体の大型化を防止又は軽減することができる。尚、図1では、フォーカスレンズ32のVCM104(106)と防振レンズ28のVCM72(74)が光軸O方向に一部が重なるように配置されているが、重なりの程度はVCMの大きさやフォーカスレンズ32と防振レンズ28との間隔に応じて適宜変更することができる。例えば、フォーカスレンズ32のVCM104(106)と防振レンズ28のVCM72(74)のいずれか一方(光軸O方向の長さが短い方)のVCM全体を光軸O方向に関して他方のVCMの設置範囲内で重なるように設置することも可能である。
以上、上記実施の形態では、フォーカスレンズ32は2つのVCM104、106によって光軸方向に駆動される態様を示したが、1つのVCMによって駆動される場合であっても本発明を適用できる。また、フォーカスレンズ32を駆動するための機構は上記実施の形態の場合に限らない。
また、防振レンズ28を駆動する機構も上記実施の形態の場合に限らず、本発明は2つのVCMによって防振レンズ28が光軸に対して直交する2つ方向に駆動される機構であれば適用できる。
図1は、本発明に係るレンズ鏡胴を示した側面断面図である。 図2は、防振レンズを光軸方向被写体側からみたときの概略正面図である。 図3は、VCMの構造を示した斜視図である。 図4は、フォーカスレンズを光軸方向被写体側からみたときの概略正面図である。 図5は、防振レンズ及びフォーカスレンズのVCMを光軸方向被写体側からみたときの概略正面図である。
符号の説明
10…レンズ鏡胴、14…前部固定筒、16…中部固定筒、18…後部固定筒、22…ズームレンズ、24…絞り、28…防振レンズ、32…フォーカスレンズ、52…ズームリング、66…アイリスリング、70、100…保持枠、72、74、104、106…ボイスコイルモータ(VCM)、80…コイル枠、80A…コイル巻回部、80B…連結部、82、110…コイル、84、112、120…磁気回路、86、88、114、122…ヨーク、90、92、116…マグネット

Claims (6)

  1. 鏡胴本体内において光軸に直交する方向に移動可能に支持された像振れ補正用の防振レンズと、前記鏡胴本体内において前記光軸方向に移動可能に支持されたフォーカス調整用のフォーカスレンズと、前記光軸に直交する第1の方向に前記防振レンズを移動させるための推力を発生させる第1のボイスコイルモータと、前記光軸に直交する方向であって、前記第1の方向に直交する第2の方向に前記防振レンズを移動させるための推力を発生させる第2のボイスコイルモータと、前記フォーカスレンズを前記光軸方向に移動させるための推力を発生させる第3のボイスコイルモータと、を備えたレンズ鏡胴であって、
    前記第1乃至第3のボイスコイルモータが前記光軸方向からみて重ならないように前記光軸の周りに配置されると共に、前記第1及び第2のボイスコイルモータの一部又は全体が前記光軸横方向からみて前記第3のボイスコイルモータと重なるように配置されたことを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 前記第1及び第2のボイスコイルモータは、それぞれコ字状に形成された2つのヨークが隣接して配置された磁気回路を備えたことを特徴とする請求項1のレンズ鏡胴。
  3. 前記第1及び第2のボイスコイルモータは、前記光軸方向からみて前記光軸を中心として直交する方向に配置されたことを特徴とする請求項1、又は、2のレンズ鏡胴。
  4. 前記第3のボイスコイルモータは、2つのボイスコイルモータから構成されることを特徴とする請求項1、2、又は、3のレンズ鏡胴。
  5. 前記第3のボイスコイルモータを構成する2つのボイスコイルモータは、それぞれ前記光軸方向からみて前記光軸を中心として前記第1及び第2のボイスコイルモータと対称の位置に配置されること特徴とする請求項1、2、3、又は、4のレンズ鏡胴。
  6. 前記防振レンズは、前記フォーカスレンズの前方に配置されたことを特徴とする請求項1、2、3、4、又は、5のレンズ鏡胴。
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