JP2003098420A - 光学素子駆動装置 - Google Patents

光学素子駆動装置

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JP2003098420A
JP2003098420A JP2002218371A JP2002218371A JP2003098420A JP 2003098420 A JP2003098420 A JP 2003098420A JP 2002218371 A JP2002218371 A JP 2002218371A JP 2002218371 A JP2002218371 A JP 2002218371A JP 2003098420 A JP2003098420 A JP 2003098420A
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optical element
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JP2002218371A
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Tsutomu Nakamura
努 中村
Naoki Fujii
尚樹 藤井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電磁アクチュエータにより進退駆動されるよう
な光学素子駆動装置の光学素子の進退位置の検出精度が
高い装置を提供する。 【解決手段】CCDホルダ14と、該CCDホルダ14
を光軸O方向に摺動可能に支持するガイド軸8と、CC
Dホルダ14にヨークを介して固着される磁石16の配
設位置により、発生する推力の中心が光軸Oよりガイド
軸8に近づく方向にずれるように構成されているCCD
駆動用のVCM(ボイスコイルモータ)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学素子駆動装
置、詳しくは、光学素子保持部材を電磁アクチュエータ
により進退駆動する光学素子駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、VCM(ボイスコイルモータ)等
の電磁アクチュエータを駆動源とし、光学素子であるレ
ンズ、または、撮像素子等を進退駆動する光学素子駆動
装置を内蔵するレンズ鏡胴が各種提案されている。例え
ば、特開平4−86714号公報に開示のレンズ鏡胴
は、レンズの駆動を鏡胴内に設けられた固定部と、レン
ズ保持枠の一部である可動部を有し、磁気材料で形成さ
れたヨーク部分と、コイル部とからなるVCMをその駆
動源としている。また、レンズ位置検出用の位置検出セ
ンサも内蔵している。
【0003】また、別の従来例として、撮像素子を光軸
方向に進退せしめることにより合焦を行うレンズ鏡筒も
すでに提案されている。この鏡筒においては、軸に撮像
素子保持枠のスリーブ部を嵌入させ、該保持枠を摺動自
在に保持するものである。また、本レンズ鏡筒の撮像素
子を駆動するための可動側への電気接続としては、フレ
キシブル回路基板(以下、FPCと記載する)を適用し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の光学素子
駆動装置等においては、推力発生源となるマグネットが
光軸を中心としてほぼ上下左右対称にマグネットを配設
しているので、作用点となる駆動推力の中心は、あくま
でレンズ光軸中心にある。しかし、レンズ保持部材はガ
イド軸に嵌入しているスリーブが支点となって駆動され
るために、上記作用点と支点の距離が大きく、支点部で
こじり現象が発生する。
【0005】また、軸とスリーブにガタがある場合、V
CMの推力によって保持部材の可動枠に軸を中心にした
傾きが生じる。この傾きによるfc(ピント調整)方向
のずれ量が光軸中心と位置検出センサ部とで異なり、駆
動特性のヒステリシスの原因となっていた。
【0006】また、従来の撮像素子を光軸方向に進退せ
しめることにより合焦を行うレンズ鏡筒において、軸と
スリーブのガタにより撮像素子保持枠に傾きが生じた場
合、この傾きによって発生する撮像素子の結像面の偏心
は、直接画像の揺れとなって現れてしまう。
【0007】また、上記従来例において、FPCによっ
て撮像素子と電気接続を行う場合、FPCの屈曲によっ
て発生する力によりスムーズな撮像素子の駆動が妨げら
れ、特に、進退方向によってその力の作用する方向が異
なり、進退位置精度を低下させていた。
【0008】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであって、1つの目的は、電磁アクチュエ
ータにより進退駆動されるような光学素子駆動装置の光
学素子の進退位置の検出精度が高い装置を提供すること
である。
【0009】また、本発明の他の目的は、光学素子駆動
装置の撮像素子の結像面の揺れを極力減らすことを可能
とする装置を提供することである。
【0010】また、本発明の更に他の目的は、光学素子
駆動装置の撮像素子の進退時に作用するFPCの屈曲に
よる負荷の変動が少ない構造を有する装置を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の光学素子
駆動装置は、光学素子保持部材と、光学素子保持部材を
光軸方向に摺動可能に支持するガイド部材と、光学素子
保持部材を電磁駆動により摺動させるための電磁アクチ
ュエータと、光学素子のガイド部材に沿った位置を検出
するものであって、発光素子および受光素子が、光学素
子の光軸が傾くことにより光軸中心の位置がガイド部材
に沿った方向にずれた場合にそのずれ量と略同じガイド
部材に沿った方向のずれを生ずる位置に配置されている
位置検出手段と、を具備したことを特徴とする。
【0012】また、本発明の第2の光学素子駆動装置
は、光学素子保持部材と、光学素子保持部材を光軸方向
に摺動可能に支持するガイド部材と、光学素子保持部材
のガイド部材との摺接部を光軸方向に略二等分する位置
に撮像面がくるように光学素子保持部材に保持された撮
像素子と、を具備したことを特徴とする。
【0013】また、本発明の第3の光学素子駆動装置
は、撮像素子保持部材と、撮像素子保持部材を光軸方向
に摺動可能に支持するガイド部材と、撮像素子保持部材
に一端部が支持され、撮像素子保持部材の摺動の向きに
よって撮像素子保持部材にかかる負荷が変動しないよう
光軸と略直交する方向に引き出された後、光軸に向かう
付勢力が発生するよう曲げられて所定箇所が固定鏡枠に
支持された、撮像素子と所定の電気回路との信号の授受
を行うためのフレキシブル回路基板と、を具備したこと
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。
【0015】図1〜図4は、本発明の第1実施形態の撮
像装置に適用されるレンズ鏡筒の分解斜視図である。ま
た、図5は、上記レンズ鏡筒の縦断面図である。
【0016】本実施形態の撮像装置のレンズ鏡筒は、4
群構成のズームレンズ鏡筒であって、ズーミングは、ス
テッパ(ステッピングモータ)を駆動源としてカム環3
を回動することによって各レンズ群保持枠を進退させて
行う。また、フォーカシングは、撮像素子であるCCD
を保持するCCDホルダ14自体を電磁アクチュエータ
であるVCM(ボイスコイルモータ)により進退駆動さ
せることによって行う。
【0017】そして、本レンズ鏡筒は、上記の斜視図,
断面図等に示すように、主に後述する各固定枠を介して
カメラ本体に固着される外固定枠1と、1群レンズ41
を保持し、3つのカムフォロワ22aを介してカム環3
のカム溝3aにより進退自在な、所謂、3本吊り構造を
有するレンズ保持枠の1つである1群枠2と、各保持枠
を駆動するためのカム溝3a,3b,3c,3dが配設
されている回動自在なカム環3と、カム環付勢用の波形
ワッシャ4と、上記外固定枠1に固着される内固定枠5
とを有している。
【0018】更に、上記レンズ鏡筒は、1群枠2以外の
各鏡枠およびCCDホルダ14を進退自在に支持するガ
イド軸7,8と、2群レンズ42を保持し、上記ガイド
軸7,8で支持される進退自在なレンズ保持枠である2
群枠9と、3群レンズ43を保持し、上記ガイド軸7,
8で支持される進退自在なレンズ保持枠である3群枠1
0と、4群レンズ44を保持し、上記ガイド軸7,8で
支持される進退自在なレンズ保持枠である4群枠11
と、CCD駆動用の電磁アクチュエータであるVCMを
構成するヨーク12と、上記ガイド軸7,8、上記ヨー
ク12を支持する後固定枠13と、上記ガイド軸7,8
で摺動自在に支持され、CCD55とLPF54を保持
し、進退位置検出用の発光素子であるLED61が取付
けられ、また、自己を進退駆動するVCMを構成する駆
動コイル14bが巻回されているCCDホルダ14と、
上記LPF54と、上記CCD55と、上記ガイド軸
7,8の軸方向の規制を行う後カバ−15と、上記カム
環の回動駆動用であって、ステッパ51を駆動源とする
カム環駆動部と、上記CCDホルダ14の進退位置を検
出する位置検出手段であって、後固定枠13側に支持さ
れ、前記LED61からの光を受光し、位置を検出する
PSD62とを有している。
【0019】上記外固定枠1と内固定枠5と後固定枠1
3は、以下に説明する各構成部材を組み込んだ状態でそ
れぞれの取り付け穴1aと5a′,5aと13aを介し
ビスにより一体的に固着されるものとする。なお、該固
着時での上記各枠1,13の回転方向の相対位置決め
は、位置決めピン1b,13bを内固定枠5の位置決め
穴5bに嵌入することによって行う。
【0020】そして、上記外固定枠1には、上記1群枠
2が回動が規制された状態で進退自在に挿入されるが、
該回動規制は、外固定枠1の内周部に配設される直進案
内溝1jに1群枠2のピン22に同軸的に設けられたボ
ス23が嵌入して、その回動が規制される。ここで、ボ
ス23の代わりにピン22にローラを支持し、これを直
進案内溝1jに嵌入するようにしてもよい。なお、1群
枠2のズーミング時の進退駆動は、後述するカム環3の
回動によって行われる。
【0021】また、外固定枠1の内周部には、進退方向
に沿って下方に線状の基準案内部となる凸部1d,1e
が、また、上方に線状の凸部1f,1gがそれぞれ設け
られている。更に、上方の中央部の開口1iには、付勢
部材である板バネ21が取り付け部1hにネジ止めされ
ている。上記1群枠2が凸部1d,1e,1f,1gに
対して機構上、または、部品精度上必要とされる嵌合ガ
タのある状態で嵌入されたとしても、該1群枠2が下方
に付勢され、その外周が上記凸部1d,1e側に当接し
た状態になる。ズーミング動作中は、この状態で1群枠
2は進退移動し、また、通常の撮影状態では、必ずこの
当接状態が保持され、1群レンズ41の鏡筒光軸Oに対
する傾きの発生が皆無になる。
【0022】また、1群枠2に上方向の外力が作用した
場合、1群枠2の外周が凸部1f,1gに当接するまで
僅かに動くのみである。
【0023】前記カム環3は、上記1群枠2の内周部に
回動自在に嵌入され、更に、カム環3の内周部に内固定
枠5が嵌入される。但し、上記内固定枠5の外周には波
形ワッシャ4が挿入されており、該波形ワッシャ4はカ
ム環3のフランジ部3hを外固定枠1のフランジ部1c
に当接するように押圧する。この押圧付勢により上記1
群枠2が内外固定枠5,1に対してその光軸方向の位置
決めがなされる。また、上記波形ワッシャ4は、その内
周に設けられた溝4aが内固定枠5の凸部5eに嵌入し
た状態で挿入されるので、その回転は規制される。
【0024】上記カム環3のフランジ部外周に沿ってギ
ヤー部3iが設けられているが、このギヤー部3iには
後述するカム環駆動部の駆動ギヤー34aが固定枠1の
溝1mを通して噛合しており、該駆動部によりカム環3
がワイド位置からテレ位置まで回動される。
【0025】該ワイド位置は、フランジ部に設けられた
遮閉リーフ部3jがその回動軌跡上の上記ワイド位置に
対応した回動位置に配設されているPI(フォトインタ
ラプタ)53により検出される。このワイド位置を基準
として各ズーミング位置の位置出しが行われる。
【0026】カム環3のフランジ部に配設されている突
起状のストッパ3kは、外固定枠1のフランジ部1cに
配設される溝部1kに挿入されており、カム環3のワイ
ド端、または、テレ端の回動ストッパとして作用する。
【0027】カム環3の外周部に設けられている1群枠
用カム溝3aは3ヶ所あり、それぞれに前記1群枠2の
カムフォロワ22aが摺動自在に嵌入する。該1群枠2
は、その回動が規制されており、該カム環3が回動する
と光軸O方向に進退移動することになる。
【0028】更に、カム環3の内周部には2,3,4群
枠用カム溝3b,3c,3dが設けられており、それぞ
れに前記2,3,4群枠9,10,11に固着されてい
るカムフォロワ9c,10c,11cが摺動自在に嵌入
する。該カム環3が回動すると上記各保持枠は、光軸O
方向に進退移動することになる。
【0029】前記カム環駆動部は、ステッパ51を駆動
源とするが、その出力ギヤーの回転は、ギヤー列を介し
て駆動ギヤー34aに伝達され、更に、前記カム環3の
ギヤー部3iに伝達される。
【0030】前記ガイド軸7,8の支持構造としては、
上記内固定枠5に該ガイド軸7,8の前方(被写体側)
の端部を支持する支持穴5f,5gが設けられており、
そこにガイド軸7,8の端部が挿入され、ラジアル方向
が位置決めされ、更に、被写体側方向の光軸方向の規制
がなされる。
【0031】そして、該ガイド軸7,8の略中間部位
は、後固定枠13の軸穴13f,13gによりラジアル
方向の位置決めがなされた状態で支持される。上記軸穴
13fと軸穴13gの光軸方向の配設位置は、後述する
ようにレンズ保持枠やCCDホルダの支持構造上、都合
がよいようにずらして配設し、軸穴13gの方を前方、
即ち、被写体側に位置している。そして、CCDホルダ
14を挿入後、該ガイド軸7,8の後方(CCD側)の
端部は、該後固定枠13に固着される後カバ−15の有
底穴15f,15gにて光軸方向の規制され、押さえら
れている。
【0032】上記ガイド軸7,8は、内固定枠5と後固
定枠13との間で2群枠9,3群枠10,4群枠11を
摺動自在に支持している。即ち、ガイド軸7には2群枠
9の2又部9f,3群枠10,4群枠11の軸穴部10
f,11fが嵌入する。ガイド軸8には2群枠9の軸穴
部9g,3群枠10,4群枠11の2又部10g,11
gが嵌入し、該枠9,10,11が上記内固定枠5の内
部に収納した状態で摺動自在に支持される。
【0033】そして、前述したように2,3,4群枠
9,10,11に固着されているカムフォロワ9c,1
0c,11cを内固定枠5の後述する開口部5c,5d
を貫通してカム環3のカム溝3b,3c,3dに摺動自
在に嵌入させる。そのフォロワ9c,10c,11cの
逃げ、また、上記ガイド軸7,8と2,3,4群枠9,
10,11の軸穴や2又部の逃げのために、上記内固定
枠5には光軸Oに沿って上記開口部5c,5dが設けら
れているまた、該CCDホルダ14は、後固定枠13の
軸穴13f,13gで支持されているガイド軸7,8に
反被写体側、即ち、CCD側から挿入されて摺動自在に
嵌入される。その嵌入状態では、上記駆動コイル14b
は、開口部13hから前方に挿通され、前記ヨーク12
の内周部12bと磁石16とで囲われる部分に位置す
る。その後、後固定枠13の後方に後カバ−15を取り
付け、上記ガイド軸7,8は、該後カバ−15により、
光軸方向の位置規制がなされた状態になる。
【0034】一方、前述したように後固定枠13の被写
体側、即ち、前方側には前述した4群枠11が装着され
ており、ガイド軸7側に4群枠11の光軸方向の長さが
比較的長い軸穴11fを、また、ガイド軸8側に4群枠
11の光軸方向の長さが比較的短い2又部11gをそれ
ぞれ嵌入している。また、後固定枠13の軸穴13f,
13gの配設位置は、前述したようにガイド軸7が挿入
される軸穴13fの方をガイド軸8が挿入される軸穴1
3gよりも光軸方向に沿って後方に位置している。
【0035】上記CCDホルダ14のガイド軸7,8へ
の取り付け状態では、該ホルダ14の光軸方向の長さが
保持精度上比較的短くてもよい二又部14fを軸穴13
fで支持されるガイド軸7側に、また、光軸方向の長さ
が保持精度上比較的長い必要がある軸穴14gを軸穴1
3gで支持されるガイド軸8側にそれぞれ挿通してい
る。
【0036】前記VCMを構成するヨーク12は、磁性
材料で形成され、その取り付け穴12aを通して上記後
固定枠13の被写体側に取り付け穴13c,13dにて
固着される。
【0037】図6のヨーク部まわりの断面図であり、
(A)は光軸と直交する断面図で、(B)はそのC−C
断面図である。本図に示すようにヨーク12は、ヨーク
内周部12bを有し、該内周部12bに対向して上下左
右に4つの磁石16が装着されている。それらの磁石1
6の幅はヨーク内周部12bの1辺の3/5程度の寸法
とするが、特にこの寸法に限らず、種々の条件を満足す
るような適切な寸法を採用してよい。
【0038】上記磁石16のうち上下に配設されるもの
は、CCD55の水平走査方向に沿って取り付けられ、
また、磁石16のうち左右に配設されるものは、CCD
55の垂直走査方向に沿って取り付けられている。更
に、水平方向に配設される磁石16は光軸Oに対して右
寄りに、垂直方向に配設される磁石16は光軸Oに対し
て下方寄りにそれぞれ取り付けられている。また、本実
施形態では、上記4つの磁石16はヨーク12の内周部
12bの光軸Oを通る略対角線Lcに対して対称状態に
配置される。このような磁石16の配設状態は、後述す
るようにホルダ14の軸穴14g部,二又部14f部の
位置に関連して定められる。従って、上記4つの磁石1
6の配置は必ずしも上述の配置に限られるものではな
い。
【0039】前記CCDホルダ14には、図5等に示す
ように後方、即ち、CCD側からLPF(ローパスフィ
ルタ)54とCCD55が装着されている。更に、該C
CDホルダ14のLPF54装着部の外側の筒部外周に
は、LPF54を取り囲むように駆動コイル14bがC
CDホルダ14のボビン部に巻回されている。
【0040】また、上記図6の(A)のヨーク部まわり
の断面図には、CCD側からみたヨーク12とガイド軸
8,7の相対配設位置関係が示される。本図に示すよう
にホルダ14のガイド軸8用嵌入軸穴14g部とガイド
軸7支持用の二又部14f部とは、上記磁石16配設位
置の隙間に位置し、ヨーク12部の光軸Oを通る略対角
線Lc上の右下位置と左上位置にある。従って、ガイド
軸8,7を結ぶ中心線とヨーク内周の対角線Lcとは略
一致することになる。
【0041】CCD55の進退位置検出部(位置検出手
段)を構成する発光素子のLED61と受光素子のPS
D(光位置検出素子)62の配設状態は、図7,8に示
すように、ガイド軸7,8を結ぶ中心線Lcの側方に配
設されるが、詳しくは後で説明する。
【0042】また、上記CCDホルダ14とCCD55
の光軸方向の関係位置としては、図10のCCDホルダ
の倒れ状態を示す作用図と、図11のCCDホルダまわ
りの光軸方向断面図に示すように、CCDホルダ14の
ガイド軸用軸穴14g部のスリーブ14h長さの中心点
14iを通る垂直線上に、略、CCD55の結像面55
aが位置するように配設されている。
【0043】更に、上記図11の断面図に示すように上
記CCD55に一端部が固着されている電気信号接続用
FPC56は、光軸Oと略直交する方向に延出して取り
付けられ、後固定枠13の開口部13iから外部に導出
されて、開口部13iの近傍で固定される。そのとき、
FPC56を撓ませた状態としてCCDホルダ14を、
常時、光軸方向に押圧する押圧力FFを与えておく。
【0044】以上のように構成された本実施形態のレン
ズ鏡筒のうち、特に光学素子駆動装置部について、更
に、その構成、並びに、作用等について詳しく説明す
る。
【0045】まず、CCDホルダ14への推力の作用す
る状態について説明すると、該CCDホルダ14は、上
述のようにガイド軸7,8に進退自在に支持されている
ので、上記VCMを構成する駆動コイル14bに流す電
流により、CCDホルダ14に光軸方向に推力F(図6
の(B)参照)が発生する。その推力Fにより、CCD
ホルダ14、従って、CCD55の進退駆動を行うこと
ができる。
【0046】上記CCDホルダ14に作用する駆動力の
合力となる推力Fの作用する点P1は、磁石16が図6
の(A)にて説明したように光軸Oに対して、右下方向
に片寄って配設される。しかも、対角線Lcに対して線
対称に配設されていることから、上記略対角線Lc上で
あって、光軸Oからガイド軸8用嵌入軸穴14g寄りに
上記作用点P1 が位置することになる。
【0047】ここで、上記VCMの駆動推力Fの作用点
P1 を具体的に求める。従来の一般的な例として、図1
3に示すように、ヨーク内周12a部の周囲に光軸Oを
中心にして1辺長aの磁石16Aを対称に配設する場合
を考えると、4方向の推力は、図中、作用点Q0 (距離
b)に働く。その4つの推力の合力は、光軸Oと一致す
る。その座標を(0,0)とする。そのときの各b点で
作用する推力をf/4とすると、推力の合力はfとな
る。
【0048】一方、上記本実施形態のCDDホルダ14
におけるVCMに作用する推力の合力Fの作用点P1 に
ついて検討してみると、図14の磁石配置図に示すよう
に、各磁石16の幅をヨーク内周12aの幅をaとし
て、a×3/5とすると、4方向の推力は、図中、作用
点Q1 に働き、その距離はb、または、a/5で与えら
れる。
【0049】光軸Oの座標を(0,0)とし、各推力の
合力の中心位置P1 を座標(x,y)として、この点の
基準にして各磁石16と対向するヨークとで発生するモ
ーメントの釣合を考えると、次式が成立する。即ち、x
方向に関して、 (f/4)×(3/5)×((a/3)−x)+(f/
4)×(3/5)×(b−x)+(f/4)×(3/
5)×((a/5)−x)=(f/4)×(3/5)×
(b+x) が成立する。従って、上記xの値は、x=a/10とな
る。
【0050】また、y方向に関して、 (f/4)×(3/5)×(y+b)=(f/4)×
(3/5)×((a/5)−y)+(f/4)×(3/
5)×(b−y)+(f/4)×(3/5)×(a/5
−y) が成立する。従って、上記yの値も同様に、y=a/1
0となる。
【0051】よって、光軸Oからガイド軸8方向への推
力Fの作用点のずれ量OP1 は、寸法a=10mm,b
=6.8mmとして、ずれ量OP1 =1.6mmとな
る。
【0052】このように推力Fが嵌入軸穴14g部寄り
に位置することから、前記図13のように光軸Oに対し
て片寄らない磁石16Aの配設構造に比較して、CCD
ホルダ13の支点となる軸穴14g部に作用する回転モ
ーメントがより小さくなる。このようにCCDホルダ1
4に作用する回転モーメントが小さければ、該ガイド軸
8とホルダ14の軸穴14gとに発生する「こじり」現
象が起きにくくなり、小さい推力でスムーズな進退駆動
が可能となる。
【0053】次に、本実施形態のCCD55の進退位置
検出部(位置検出手段)を構成する発光素子61とPS
D62の配設状態と作用について詳細に説明する。
【0054】図7は、CCDホルダ14と進退位置検出
部の配設状態を示す斜視図であり、図8は、上記CCD
ホルダ14と進退位置検出部まわりをCCD側から見た
図である。本図に示すように、PSD62は、その受光
面62aは、光軸0を通り、ガイド軸7,8の中心を結
ぶ線Lcに直交する線上に位置決めされた状態で後固定
枠13に支持されている。CCDホルダ14には、必ず
しも一体で成形される必要はないが、本実施形態では一
体で形成されているスリット14iが上記PSD62に
対向した位置に設けられており、更に、該スリット14
iの端部にはLED61がCCDホルダ14に支持され
て配設されている。
【0055】上述の実施形態のように位置検出部を配置
することによって、CCDホルダ14が光軸Oに沿って
上記推力Fで進退移動するとき、該CCDホルダ14
は、図9に示すようにガイド軸穴14gの隙間分だけ中
心線Lcに沿って光軸方向に倒れたとしても、その倒れ
によるCCD55の光軸中心の光軸方向移動量D0 は、
PSD62によって同一移動量として検出される。従っ
て、CCDホルダ14の倒れによる移動量を含む光軸中
心の進退移動量そのものをPSD62によって精度よく
検出できる。
【0056】もし、図18に示すように、位置検出部の
PSD62AとLED61AをCCDホルダ14の上部
に配設したとすると、図19の断面図に示すようにCC
Dホルダ14が上記推力Fによりガイド軸用軸穴14g
部のガタ分だけ倒れた場合、CCDの結像面光軸中心5
5aが移動量D0 だけ変動するが、位置検出部のPSD
62Aの位置では、増幅された量D1 の変動があったも
のとして検出され、位置検出精度が低下することにな
る。
【0057】なお、本実施形態の構造では、前述したよ
うにガイド軸を結ぶ中心線Lcに対して磁石16が略対
称に配設され、駆動推力Fが該中心線Lc上に作用する
ことから、CCDホルダ14が該線Lcまわりの方向に
傾くことが少ないと考えられる。従って、CCDホルダ
14の倒れの方向は、中心線Lcに沿って光軸方向に倒
れる可能性が高く、上述のように位置検出部を配置する
ことによって精度の高い検出が行われる。なお、CCD
ホルダ14に駆動推力F以外の力が作用することを考慮
した位置検出部の適正配設位置については、後で変形例
として説明する。
【0058】また、本実施形態のCCDホルダ14にお
いては、図10,11に示すように、ガイド軸8の軸穴
14gのスリーブ部14hの長さ方向の中心14iを通
り、軸心と直交する延長線上にCCD55の結像面中心
55aを位置させている。上記軸穴14gの軸との隙間
をdとして、スリーブ部14hがその隙間分だけ駆動推
力Fによりガタついた場合、CCD55の結像面中心5
5aと撮影レンズ系の光軸Oとのずれ量δ0 は、最大で
値d/2となって、原理上最小となる。この光軸Oとの
ずれ量δ0 は、撮像画面のゆれに大きく影響するもので
あって、本実施形態ではその撮像画面のゆれが抑えられ
ることになる。
【0059】もし、図20の状態図に示すようにCCD
55の結像面中心55aをスリーブ部14hの中心14
iからずれた位置に配設した場合、結像面中心55aと
撮影レンズ系の光軸Oとのずれ量δは、一方向に傾いた
ときは、図20の(C)のずれ量δ2 に示すように小さ
くなるが、他方向に傾いたときは、図20の(B)に示
すように、かなり大きいずれ量δ1 を与え、像揺れが大
きくなってしまう。更に、図20の(D)に示すよう
に、CCD55の結像面中心55aをスリーブ部14h
の中心14iから大きくずらした場合、上記ずれ量δ3
は、更に大きくなってしまう。
【0060】以上の光学素子保持部材の支持構造は、撮
影素子保持部材において、特に有効である。これは、レ
ンズ保持の場合、光軸との傾き量そのものによりコマ収
差の悪影響がでるため、スリーブ部の長さを少しでも長
くしたいという事情があるのに対して、撮影素子保持の
場合は、そのような収差の発生がなく、画面ゆれ対策を
最優先で考えてよいからである。
【0061】また、本実施形態のように、駆動時、保持
部材が光軸に対して傾き易い場合は、更に、有効であ
る。
【0062】また、本実施形態においては、CCD55
に固着されている電気信号接続用FPC56を図11に
示すように光軸と直交する上方向に延出して配設し、更
に、該FPC56を介して、延出方向に沿って押圧力F
FをCCDホルダ14に与えているために、CCDホル
ダ14の軸穴14g部は、図12に示すようにその上面
が一方的にガイド軸8に当接した状態を保つ。従って、
CCD55の光軸方向の進退に伴うホルダ14に与える
力のヒステリシスを少なくすることができる。また、図
12のように軸穴14g部が当接することからCCD5
5の結像面の光軸O方向に対する傾きが生じにくいこと
になる。
【0063】もし、図21に示す従来の接続構造のよう
に、CCD55に固着されている電気信号接続用FPC
56AがU字状に折り返されて装着されて、後カバ−1
5に固着されるような取付構造が取られたならば、CC
Dホルダ14に常にFPC56Aを介して、前方向への
押圧力が作用する。そして、CCDホルダ14の軸穴1
4gは、図22に示すように傾いて保持され、CCD5
5の結像面の光軸Oに対する傾き精度を劣化させること
になってしまう。
【0064】以上の説明したような光学素子駆動装置を
内蔵する本レンズ鏡筒の駆動動作について説明する。
【0065】まず、パワースイッチ(図示せず)がオン
になると、ステッパ51が駆動され、カム環3がリセッ
ト位置であるワイド端位置まで回動し、1,2,3,4
群枠2,9,10,11をそれぞれワイド端位置まで移
動させる。ズーミングを行う場合、上記の状態からステ
ッパ51を駆動し、カム環3を回動し、1,2,3,4
群枠2,9,10,11をそれぞれズーミングに伴って
移動させる。そして、電磁アクチュエータであるVCM
の駆動コイル14bの電流を制御することによって、C
CDホルダ14に支持されたCCD55を上記ズーミン
グ位置に対応した合焦位置であるズームトラッキング位
置まで追従して移動させる。即ち、合焦状態を保つため
にズーミング動作に応じてCCD55が時時刻刻移動す
る。
【0066】また、フォーカシングを行う場合、VCM
によりCCDホルダ14を進退駆動し、CCD55を合
焦位置まで移動させる。
【0067】そして、本実施形態のレンズ鏡筒において
は、VCMの駆動推力Fの作用点をガイド軸8に近づけ
ることによって、該軸8とホルダ14の軸穴14gとに
発生するCCDホルダ14のこじれによる抵抗力を減ら
し、駆動推力Fを有効に作用させることができる。
【0068】また、CCDホルダ14が進退時に僅かに
倒れた状態になったとしても、その倒れた状態を含めた
進退位置を位置検出部で検出可能とし、精度の高いCC
D駆動を可能とする。
【0069】更に、CCDホルダ14のガイド軸用軸穴
14g部ガタつきによるCCD55の結像面の揺れを極
力減らすことができる。
【0070】また、CCD55の進退時に作用するFP
C56の屈曲による負荷の変動が少なく、安定してCC
Dホルダ14がガイド軸8に支持されるように構成し
た。
【0071】次に、本実施形態のレンズ鏡筒に組み込ま
れる前記光学素子駆動装置のVCMにおける駆動推力F
の作用点を前記実施形態のものよりも更にガイド軸8側
に寄せることが可能な第1の変形例について説明する。
【0072】図15は、上記第1の変形例のVCMにお
けるヨーク部まわりの光軸と直交する断面の断面図であ
る。本図に示すようにヨーク内周部12bに対向して下
側,右側に2つの磁石16Bが装着されている。それら
の磁石16の幅はヨーク内周部12b幅と等しい寸法と
する。また、上記2つの磁石16Bはヨーク12の内周
部12bの光軸Oを通る略対角線Lcに対して、必ずし
も対称に配置される必要はないが、本実施形態では対称
状態に配置される。他の構造は前記実施形態のものと同
様とする。
【0073】上述のように構成されたVCMにおいて
は、その駆動推力の作用点P2 は前記実施形態の場合よ
りも更にガイド軸8寄りに位置するので、CCDホルダ
14の進退駆動時のこじりによる摺動抵抗の増大が少な
く、スムーズな進退駆動がなされる。
【0074】次に説明する別のVCMの第2の変形例
は、前記駆動推力の作用点P3 をガイド軸8の中心に位
置させるように、2つの磁石16Cと、該磁石16Cと
は逆方向に着磁された2つの磁石16Dをヨーク12に
配設したものである。
【0075】図16は、上記変形例のVCMにおけるヨ
ーク部まわりの光軸と直交する断面の断面図である。ま
た、図17は、上記図16を対角線Lcに沿った面から
みた推力の作用図である。上記2つの磁石16Cは、前
記第1の変形例で適用した磁石16Bに対して寸法,着
磁方向,取り付け位置共に同一とするが、他の2つの磁
石16Dは、幅寸法が狭く、上述のように着磁方向が上
記磁石16Cのものと逆向きとする。また、その装着位
置も1つは、図16にて上方の左よりに装着され、他の
1つは左側の上寄りに装着される。
【0076】従って、それぞれ磁石16C,16Dによ
って発生する推力F1 ,F2 は、図17に示すように、
ガイド軸8から距離L1 、また、該L1 より長い距離L
2 の点で、しかも、互い違いの方向に作用させる。そし
て、推力F1 と推力F2 によるモーメントがガイド軸8
上で釣り合うように、上記距離L1 とL2 ,推力F1と
F2 が設定される。即ち、F1 ×L1 =F2 ×L2が成
立するように上記距離と推力が設定される。この場合に
CCD14に働く推力Fは、 F=F1 −F2 で示される。
【0077】この変形例によると、VCMに発生する推
力F1 ,F2 により生じる、CCDホルダ14をガイド
軸8まわりに倒そうとするモーメントが0となるので、
CCDホルダ14の軸支持部であるスリーブ14hでの
「こじれ」が発生せず、更に摺動抵抗の少ない状態での
スムーズな進退駆動が可能となる。
【0078】次に、本実施形態の光学系素子駆動装置の
CCD進退位置検出部(位置検出手段)の変形例につい
て説明する。
【0079】前記実施形態においては、VCMの駆動推
力Fのみがガイド軸中心線Lc上に作用し、CCDホル
ダ14が該中心線Lcに沿って光軸方向に倒れるものと
したが、実際には、前記FPC56の屈曲力やCCDホ
ルダ14の軸スリーブ部14hの摩擦力、あるいは、嵌
入ガタ等によって、必ずしも該中心線Lcに沿って倒れ
るとは限定できない。
【0080】そこで、本変形例の進退位置検出部は、上
述のようなCCDホルダ14の倒れ方を考慮し、CCD
55の光軸方向の位置がガイド軸に沿った方向にずれた
場合に、該ずれ量と略同一のずれ量を与えるCCDホル
ダ14上の位置に対向した部分に光位置検出素子である
PSDを配設するものである。この場合、上記PSDの
配設位置は、前記実施形態のように光軸Oを通るが、必
ずしも中心線Lcに直交する延長線上に位置させるとは
限らない。
【0081】この変形例によるとCCD55の光軸中心
の光軸方向移動量は、ホルダ14の倒れによる影響が少
ない状態でPSDによって更に精度よく検出される。
【0082】
【発明の効果】上述のように本発明の光学素子駆動装置
は、電磁アクチュエータにより光学素子を進退駆動する
装置であって、ガイド部材の摺動可能に支持される光学
素子保持部材が摺動抵抗の少ない状態でスムーズに進退
駆動され、電磁アクチュエータの必要推力も少なく抑え
ることが可能なものであり、また、光学素子進退位置検
出手段を適切な位置に配設することにより、光学素子の
正確な進退位置を検出し、精度の高い進退駆動を行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す光学素子駆動装置を
内蔵したレンズ鏡筒の分解斜視図の一部。
【図2】上記図1のレンズ鏡筒の分解斜視図の一部。
【図3】上記図1のレンズ鏡筒の分解斜視図の一部。
【図4】上記図1のレンズ鏡筒の分解斜視図の一部。
【図5】上記図1のレンズ鏡筒の光軸に沿った縦断面
図。
【図6】上記図1のレンズ鏡筒の光学素子駆動装置のV
CMのヨークまわりの断面図であって、(A)は光軸と
直交する面の断面図であり、(B)は光軸に沿った断面
図である。
【図7】上記図1のレンズ鏡筒の光学素子駆動装置の位
置検出部の斜視図。
【図8】上記図1のレンズ鏡筒の光学素子駆動装置の位
置検出部をCCD側からみた図。
【図9】上記図1のレンズ鏡筒の光学素子駆動装置のC
CDホルダがガタ分だけ倒れたときのCCD変位と位置
検出部PSDの位置検出状態を示す図。
【図10】上記図1のレンズ鏡筒の光学素子駆動装置の
CCDホルダが倒れたときのCCDの結像面の変位を示
す図。
【図11】上記図1のレンズ鏡筒の光学素子駆動装置の
CCDホルダまわりの断面図。
【図12】上記図1のレンズ鏡筒の光学素子駆動装置の
CCDホルダのガイド軸支持部の動作状態を示す断面
図。
【図13】一般の光学素子駆動装置のVCMにおける磁
石のヨークへの装着状態を示す図。
【図14】上記図1のレンズ鏡筒の光学素子駆動装置の
VCMの磁石のヨークへの装着状態を示す図。
【図15】上記図1のレンズ鏡筒の光学素子駆動装置の
VCMの変形例を示す磁石とガイド軸との相対位置関係
を示す図。
【図16】上記図1のレンズ鏡筒の光学素子駆動装置の
VCMの別の変形例を示す磁石とガイド軸との相対位置
関係を示す図。
【図17】上記図16の変形例のVCMの推力の作用状
態を示す図。
【図18】従来の光学素子駆動装置における位置検出部
の光軸方向からの矢視図。
【図19】上記図18の光学素子駆動装置でのCCDホ
ルダがガタ分だけ倒れたときのCCDの変位量と位置検
出部の検出量の差を示す図。
【図20】従来の光学素子駆動装置でのCCDホルダが
ガタ分だけ倒れたときのCCD撮像面揺れ状態を
(A),(B),(C),(D)に示す。
【図21】従来の光学素子駆動装置でのCCDホルダの
縦断面図。
【図22】上記光学素子駆動装置のCCDホルダのガタ
分だけ倒れた状態でのガイド軸支持部の状態を示す図。
【符号の説明】
8 …………………ガイド軸(ガイド部材) 12…………………ヨーク(電磁アクチュエータ) 13…………………後固定枠(固定鏡枠) 14…………………CCDホルダ (光学素子保持部材) 16…………………磁石(電磁アクチュエータ) 16B………………磁石(電磁アクチュエータ) 16C………………磁石(電磁アクチュエータ) 55…………………CCD(光学素子) 56…………………FPC(フレキシブル回路基板) 61…………………LED(発光素子,位置検出手段) 62…………………PSD(受光素子,位置検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学素子保持部材と、 光学素子保持部材を光軸方向に摺動可能に支持するガイ
    ド部材と、 光学素子保持部材を電磁駆動により摺動させるための電
    磁アクチュエータと、 光学素子のガイド部材に沿った位置を検出するものであ
    って、発光素子および受光素子が、光学素子の光軸が傾
    くことにより光軸中心の位置がガイド部材に沿った方向
    にずれた場合にそのずれ量と略同じガイド部材に沿った
    方向のずれを生ずる位置に配置されている位置検出手段
    と、 を具備したことを特徴とする光学素子駆動装置。
  2. 【請求項2】光学素子保持部材と、 光学素子保持部材を光軸方向に摺動可能に支持するガイ
    ド部材と、 光学素子保持部材のガイド部材との摺接部を光軸方向に
    略二等分する位置に撮像面がくるように光学素子保持部
    材に保持された撮像素子と、 を具備したことを特徴とする光学素子駆動装置。
  3. 【請求項3】撮像素子保持部材と、 撮像素子保持部材を光軸方向に摺動可能に支持するガイ
    ド部材と、 撮像素子保持部材に一端部が支持され、撮像素子保持部
    材の摺動の向きによって撮像素子保持部材にかかる負荷
    が変動しないよう光軸と略直交する方向に引き出された
    後、光軸に向かう付勢力が発生するよう曲げられて所定
    箇所が固定鏡枠に支持された、撮像素子と所定の電気回
    路との信号の授受を行うためのフレキシブル回路基板
    と、 を具備したことを特徴とする光学素子駆動装置。
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