JP2007165755A - 配線基板およびその製造方法 - Google Patents

配線基板およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007165755A
JP2007165755A JP2005363014A JP2005363014A JP2007165755A JP 2007165755 A JP2007165755 A JP 2007165755A JP 2005363014 A JP2005363014 A JP 2005363014A JP 2005363014 A JP2005363014 A JP 2005363014A JP 2007165755 A JP2007165755 A JP 2007165755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric layer
wiring
signal wiring
wiring board
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005363014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007165755A5 (ja
Inventor
Shinichiro Kaneko
信一郎 金子
Koji Nakajima
晃治 中島
Takumi Naruse
巧 成瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005363014A priority Critical patent/JP2007165755A/ja
Publication of JP2007165755A publication Critical patent/JP2007165755A/ja
Publication of JP2007165755A5 publication Critical patent/JP2007165755A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

【課題】部品ランド幅と信号配線幅が異なる、または、配線幅が異なる信号配線が混在する配線基板において、インピーダンス不整合を生じない配線基板とその製造方法を提供し、高密度な信号配線と安定した信号品質の薄型配線基板を実現する。
【解決手段】細い幅の信号配線9と広い幅の信号配線7が混在して誘電体層5Aの表面に形成されている配線基板において、広い幅の信号配線7の下に、誘電体層5Aとは誘電率の異なる誘電体層8を配置することにより、広い幅の信号配線7の特性インピーダンスを上げて、細い幅の信号線幅の信号配線9の特性インピーダンスに整合させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ランドや信号配線等の導体パターンと誘電体層と導体層で構成される層構造を持つ配線基板において、良好な信号配線の伝送品質を得ることができる配線基板およびその製造方法に関する。
マイクロ波帯やミリ波帯のような高周波帯を使用した回路では、回路素子自身の入出力インピーダンスと信号配線の特性インピーダンスを整合することが伝送損失を少なくするために重要である。近年、高速無線LAN(Local Area Network)のように通信帯域が広くチャネル数を多く取りたい通信の研究開発が盛んに行われている。このような高周波帯を使用する回路では、マイクロ波帯に対応した高周波用配線基板や、伝送線路用基板が用いられる。これらの回路には、回路素子の高周波特性が求められるとともに、回路素子とそのランド間や、ひとつの回路素子のランドから他の回路素子のランドとの間の信号配線での高周波特性が求められることが多くなってきている。
無線回路と、コントローラとしてのデジタル回路を搭載する高速無線LANのような通信規格では、たとえば図19に示すような多層基板が用いられることがある。図19は従来の配線基板の一例を示す平面図である。この多層の回路基板32上には概略であるが、回路素子33、34、36、39、アンテナ38、ランド40、信号配線35、37、41、42が書かれている。また図20は図19におけるH方向から見た図である。これは導体層43〜46が4層、誘電体層47〜49が3層の多層基板である。図20に示すように基板表面に回路素子等が載っていて導体層44、45はGND(接地)層や電源層になっている。基板表面の信号配線35、37、41、42と導体層45は誘電体層47を挟んでいわゆるマイクロストリップラインの構成になっている。ランドや信号配線の特性インピーダンスは、ある誘電率と誘電損失を持った誘電体層の厚みに対して、面積や線幅を調整することでコントロールできる。
回路素子の入出力インピーダンスはたとえば50Ωというようにあらかじめ決められている。回路素子はその端子に専用のランド(適正ランド)が決められていて、このランドから信号配線を引き出し他の回路素子等に接続している。適正ランドは大部分が、回路素子を適正に半田実装できるという観点からその大きさが決められており、基板構成によっては誘電体層の厚みがいろいろであるため、回路素子の入出力インピーダンスとは不整合を起こすことがある。また、ランドから信号配線が引き出され他の回路素子と接続されるのであるが、信号配線幅は直下の誘電体層の材料特性や厚みに対して所望の特性インピーダンスを取るように決める場合がほとんどであり、ランド幅と信号配線幅は異なることがある。またデジタル回路と無線回路(アナログ回路)が混在するような配線基板においては、なるべく高密度化をはかりつつ信号品質を安定に保とうとするため、デジタル回路の配線幅と無線回路の配線幅が異なり、デジタル回路の配線幅の方が細くなっていることが多い。またベアチップ実装されたLSI(Large Scale Integration)等の回路素子の端子(BGA(Ball Grid Array)など)から信号配線を引き出す際には、端子間ピッチが狭いため信号配線幅も狭くならざるを得ないので、他の回路素子と接続する際に信号配線幅が異なることが多い。このように同じ誘電体層上にあるランドや信号配線の幅が変わるポイントがあるとそこで特性インピーダンスが変化して不整合が発生し、信号の伝送品質の劣化につながることがある。
図19において、信号配線37で決められている配線幅は、回路素子39のランド40に接続されるが、ランド40では幅が変わっている。また回路素子34の端子間が狭いため、回路素子39から回路素子34に接続する信号配線41と信号配線42は配線幅が異なっている。また回路素子33、34、39がマルチポートデバイスであるような場合、ポート(端子)幅が狭くなることがあり、回路素子の入出力端子がそのランドに対してインピーダンス不整合を起こしたりする。
これらインピーダンス不整合を生じることがあると、その箇所で信号の反射が大きくなって伝送品質が低下するという問題がある。
(特許文献1)の従来の技術では、LSIの端子から引き出された信号配線の配線幅を細くし、かつ特性インピーダンスを整合させる内容が開示されている。これによればLSIの端子間の細い信号配線下部の対向する地導体層に、めっき法により凸部を設けて誘電体層の厚みを薄くして細い信号配線の特性インピーダンスを50Ωに調整する内容が開示されている。この方法によれば、配線幅の異なる信号配線ごとに最適な誘電体層の厚みを設定でき、低コストで容易に伝送品質を保つことができる。
地導体層に凸部を設けることにより、凸部直上の誘電体層の厚みを薄くして、信号配線の特性インピーダンスをコントロールする方法であり、信号配線幅が細く特性インピーダンスが高いところを下げる場合に対応できるものである。
特開2001−53507号公報
一般的に基板を作成するときは、基板構成の制約条件がまずあって、それから誘電体層の厚みが決まる場合がほとんどである。中にはなるべく配線幅を広くして、配線ばらつきに対して信号品質を安定させたい箇所と、配線幅が細くていい箇所とが同一層上に混在している場合がある。このように信号品質を確保するために配線幅を広くしたいが、基板構成の制約があり限界があるときには、誘電体層の誘電率が小さい材料を選ぶしかない。そうすると細い配線の特性インピーダンスが大きくなってしまったり材料コストがアップしたりする。このような場合に配線幅が細い配線と広い配線のどちらの特性インピーダンスとも略一致させるには、誘電体層の材料特性が単一であるため限界がある。
本発明は、基板構成に制約があっても、誘電体層上に形成されるランドや信号配線によって、また、信号配線の線幅が異なることによって生じる特性インピーダンスの不整合を解消し、配線基板全体にわたって特性インピーダンスを略一致させることができる配線基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、配線基板の基体である第一の誘電体層と、第一の誘電体層の表面に形成される導体パターンと、第一の誘電体層の裏面に形成されるGNDパターンとを有する配線基板であって、導体パターンとGNDパターンとの間の第一の誘電体層中に、第一の誘電体層とは誘電率の異なる第二の誘電体層を設けるか、または、導体パターンと第一の誘電体層との間に少なくとも一つの第二の誘電体層を設けたことを主要な特徴とする。
本発明の配線基板は、第一の誘電体層上に形成されるランドや信号配線によって、また、信号配線の線幅が異なることによって生じる特性インピーダンスの不整合を、第二の誘電体層を設けることによって解消し、配線基板全体にわたって特性インピーダンスを略一致させることができるという利点がある。
本発明は、誘電体層上に形成されるランドや信号配線によって、また、信号配線の線幅が異なることによって生じる特性インピーダンスの不整合を解消し、配線基板全体にわたって特性インピーダンスを略一致させるという目的を、配線基板の基体である第一の誘電体層と、第一の誘電体層の表面に形成される導体パターンと、第一の誘電体層の裏面に形成されるGNDパターンとを有する配線基板であって、導体パターンとGNDパターンとの間の第一の誘電体層中に、第一の誘電体層とは誘電率の異なる第二の誘電体層を設けるか、または、導体パターンと第一の誘電体層との間に少なくとも一つの第二の誘電体層を設けることにより実現した。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、配線基板の基体である第一の誘電体層と、第一の誘電体層の表面に形成される導体パターンと、第一の誘電体層の裏面に形成されるGNDパターンとを有する配線基板であって、導体パターンとGNDパターンとの間の第一の誘電体層中に、第一の誘電体層とは誘電率の異なる第二の誘電体層を設けたことを特徴とする。
この第1の発明においては、たとえば特性インピーダンスが高い箇所とそれに比べて相対的に低い箇所があるとき、特性インピーダンスが低い箇所の導体パターンと導体パターン下のGNDパターンとの間に、第一の誘電体層よりも誘電率の小さな第二の誘電体層を配置することによって、特性インピーダンスを高くすることができる。または、特性インピーダンスが高い箇所の導体パターンと導体パターン下のGNDパターンとの間に、第一の誘電体層よりも誘電率の大きな第二の誘電体層を配置することによって、特性インピーダンスを高くすることができる。
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、配線基板の基体である第一の誘電体層と、第一の誘電体層の表面に形成される導体パターンと、第一の誘電体層の裏面に形成されるGNDパターンとを有する配線基板であって、導体パターンと第一の誘電体層との間に少なくとも一つの第二の誘電体層を設けたことを特徴とする。
この第2の発明においては、たとえば特性インピーダンスが高い箇所とそれに比べて相対的に低い箇所があるとき、特性インピーダンスが低い箇所の導体パターンと導体パターン直下の第一の誘電体層との間に、別の第二の誘電体層を配置することによって、特性インピーダンスを高くすることができる。このとき新たに配置する第二の誘電体層の誘電率が、第一の誘電体層の誘電率よりも小さければより薄い層厚みで、特性インピーダンスを高くすることができるので効率的である。
上記課題を解決するためになされた第3の発明は、第1または第2の発明の配線基板であって、導体パターンが部品のランドであることを特徴とする。
この第3の発明においては、たとえば部品の出力インピーダンスに対して部品ランドの特性インピーダンスが低い場合は、部品ランド直下の第一の誘電体層の誘電率に対して低い値を持つ別の第二の誘電体層を、部品ランドと部品ランド下の導体層との間に配置することによって、部品の出力インピーダンスに合わせることができる。または、部品ランドとランド直下の第一の誘電体層との間に、別の第二の誘電体層を配置することによって、部品の出力インピーダンスに合わせることができる。このとき新たに配置する第二の誘電体層の誘電率が、第一の誘電体層の誘電率よりも小さければより少ない層厚みで、特性インピーダンスを高くすることができるので効率的である。
また部品の出力インピーダンスに対して部品ランドの特性インピーダンスが高い場合は、部品ランド直下の第一の誘電体層の誘電率に対して高い値を持つ別の第二の誘電体層を、部品ランドと部品ランド下の導体層との間に配置することによって、部品の出力インピーダンスに合わせることができる。
上記課題を解決するためになされた第4の発明は、第1または第2の発明の配線基板であって、導体パターンが、線幅の異なる箇所がある信号配線であることを特徴とする。
この第4の発明においては、たとえば線幅が広い信号配線とそれに比べて相対的に線幅が狭い信号配線が連続している場合、線幅が広い信号配線直下の第一の誘電体層の誘電率に対して低い値を持つ別の第二の誘電体層を、信号配線と信号配線下の導体層との間に配置することによって、線幅の狭い信号配線の特性インピーダンスに合わせることができる。または、線幅が広い信号配線と信号配線直下の第一の誘電体層との間に、別の第二の誘電体層を配置することによって、線幅が狭い信号配線の特性インピーダンスに合わせることができる。このとき新たに配置する第二の誘電体層の誘電率が、第一の誘電体層の誘電率よりも小さければより少ない層厚みで、特性インピーダンスを高くすることができるので効率的である。
または線幅が狭い信号配線直下の第一の誘電体層の誘電率に対して高い値を持つ別の第二の誘電体層を、信号配線と信号配線下の導体層との間に配置することによって、線幅の広い信号配線の特性インピーダンスに合わせることができる。
上記課題を解決するためになされた第5の発明は、第1または第2の発明の配線基板であって、導体パターンが部品のランドと信号配線を含むことを特徴とする。
この第5の発明においては、たとえば部品ランドより引き出される信号配線に対して、信号配線幅が広くて特性インピーダンスが低い場合は、信号配線直下の第一の誘電体層の誘電率に対して同程度かまたは低い値を持つ別の第二の誘電体層を、信号配線と信号配線下の導体層との間に配置することで信号配線の特性インピーダンスをより高く調整できる。または線幅が広い信号配線と信号配線直下の第一の誘電体層との間に、別の第二の誘電体層を配置することによって、部品ランドの特性インピーダンスに合わせることができる。このとき新たに配置する第二の誘電体層の誘電率が、第一の誘電体層の誘電率よりも小さければより少ない層厚みで、特性インピーダンスを高くすることができるので効率的である。
また部品ランドに対して、信号配線幅が狭くて特性インピーダンスが高い場合は、部品ランド直下の第一の誘電体層の誘電率に対して同程度かまたは低い値を持つ別の第二の誘電体層を、部品ランドと部品ランド下の導体層との間に配置することで部品ランドの特性インピーダンスをより高く調整できる。
または部品ランドと部品ランド直下の第一の誘電体層との間に、別の第二の誘電体層を配置することによって、信号配線の特性インピーダンスに合わせることができる。このとき新たに配置する第二の誘電体層の誘電率が、第一の誘電体層の誘電率よりも小さければより少ない層厚みで、特性インピーダンスを高くすることができるので効率的である。
上記課題を解決するためになされた第6の発明は、第1または第2の発明の配線基板であって、導体パターンが部品のランドや線幅の異なる信号配線を含み、部品のランドや線幅の異なる信号配線の特性インピーダンスを略一致させたことを特徴とする。
この第6の発明においては、部品ランド幅とこれから引き出される信号配線の線幅が異なる場合や、信号配線の線幅が途中で変わったりする場合を含んだ配線基板に対して、ランドや信号配線の導体パターンと導体パターン下のGNDパターンとの間に第一の誘電体層とは誘電率の異なる複数の第二の誘電体層を設けることにより、選択的にインピーダンスの調整が可能になる。またはランドや信号配線の導体パターンと、第一の誘電体層との間に少なくとも一つの第二の誘電体層を設けることにより、選択的にインピーダンスの調整が可能になる。したがって、部品のランドや線幅の異なる信号配線を含んでいる導体パターンと導体パターン直下の第一の誘電体層と、誘電体層直下のGNDパターンでなる配線基板において、インピーダンスが異なる箇所に対して選択的にインピーダンスを調整することにより、特性インピーダンスを略一致させることができる。
上記課題を解決するためになされた第7の発明は、第1または第2の発明の配線基板であって、導体パターンが部品のランドや線幅の異なる信号配線を含んでいて、部品のランドや線幅の異なる信号配線のうち、特性インピーダンスが低い側に対して、導体パターン直下の第一の誘電体層よりも低誘電率特性を持つ第二の誘電体層を設けて、ランドや線幅の異なる信号配線の特性インピーダンスを略一致させることを特徴とする。
この第7の発明においては、部品ランド幅とこれから引き出される信号配線の線幅が異なる場合や、信号配線の線幅が途中で変わったりする場合を含んだ配線基板に対して、たとえば部品ランドより引き出される信号配線に対して、信号配線幅が広くて特性インピーダンスが低い場合は、信号配線直下の第一の誘電体層の誘電率に対して低い値を持つ別の第二の誘電体層を、信号配線と信号配線下の導体層との間に配置することで信号配線の特性インピーダンスを部品ランドの特性インピーダンスに合わせることができる。または線幅が広い信号配線と信号配線直下の第一の誘電体層との間に、第一の誘電体層の誘電率よりも誘電率が小さい別の第二の誘電体層を配置することによって、部品ランドの特性インピーダンスに合わせることができる。
また部品ランドに対して、信号配線幅が狭くて特性インピーダンスが高い場合は、部品ランド直下の第一の誘電体層の誘電率に対して低い値を持つ別の第二の誘電体層を、部品ランドと部品ランド下の導体層との間に配置することで信号配線の特性インピーダンスに合わせることができる。
または部品ランドと部品ランド直下の第一の誘電体層との間に、第一の誘電体層の誘電率よりも誘電率が小さい別の第二の誘電体層を配置することによって、信号配線の特性インピーダンスに合わせることができる。
このようにして部品のランドや線幅の異なる信号配線のうち、特性インピーダンスが低い側に対して、導体パターン直下の第一の誘電体層よりも低誘電率特性を持つ第二の誘電体層を設けることにより、ランドや線幅の異なる信号配線の特性インピーダンスを略一致させることが可能になる。
上記課題を解決するためになされた第8の発明は、第1の発明における配線基板であって、テープ状の基板材料を、第二の誘電体層として用いたことを特徴とする。
この第8の発明においては、導体パターンと導体パターン下のGNDパターンとの間に第一の誘電体層とは誘電率の異なる複数のテープ状の基板材料を設けることにより、選択的にかつ容易に誘電率の異なる第二の誘電体層を配置することができ、特性インピーダンスを調整することができる。
上記課題を解決するためになされた第9の発明は、第2の発明の配線基板であって、テープ状の基板材料を、少なくとも一つの第二の誘電体層として用いたことを特徴とする。
この第9の発明においては、導体パターンと導体パターン直下の第一の誘電体層との間にテープ状の基板材料からなる少なくとも一つの第二の誘電体層を設けることにより、選択的にかつ容易に誘電率の異なる第二の誘電体層を配置することができ、特性インピーダンスを調整することができる。
上記課題を解決するためになされた第10の発明は、片側銅箔付き基板の導体層上に、片側に接着剤の付いたテープ状基板材料を貼り付け、その上に他の片側銅箔付き基板の誘電体層が貼り合わせ面になるように配置し、熱処理して接着することを特徴とする配線基板の製造方法である。
この第10の発明においては、片側に接着剤の付いたテープ状基板材料を用いることにより、片側銅箔付き基板の導体層上の所望エリアに容易に貼り付けることができ、その後片側銅箔付き基板の第二の誘電体層が貼り合わせ面になるように配置し、熱処理して接着することにより、異なる誘電体層を部分的に含むことが可能な配線基板を製造することができる。
上記課題を解決するためになされた第11の発明は、片側銅箔付き基板の第一の誘電体層上に、片側に接着剤の付いたテープ状基板材料を貼り付け、その上に他の片側銅箔付き基板の第二の誘電体層が貼り合わせ面になるように配置し、熱処理して接着することを特徴とする。
この第11の発明においては、片側に接着剤の付いたテープ状基板材料を用いることにより、片側銅箔付き基板の第一の誘電体層上の所望エリアに容易に貼り付けることができ、その後片側銅箔付き基板の第二の誘電体層が貼り合わせ面になるように配置し、熱処理して接着することにより、異なる誘電体層を部分的に含むことが可能な配線基板を製造することができる。
上記課題を解決するためになされた第12の発明は、両側銅箔付き基板の片側銅箔面にフォトリソグラフィー処理を行って信号配線を形成し、パンチングまたはレーザまたは超音波により形状加工または穴あけした片側接着剤付きのテープ状基板を、信号配線にかかるように貼り付け、テープ状基板上にめっき等で信号配線を形成することを特徴とする。
この第12の発明においては、片側接着剤付きのテープ状基板は、パンチングまたはレーザまたは超音波による形状加工または穴あけ加工が容易であり、また信号配線上の所望エリアに容易に貼り付けることができる。この片側接着剤付きのテープ状基板を信号配線にかかるように貼り付け、さらにめっき等を用いてスルーホールや信号配線を形成する。以上により部分的に誘電体層の厚みが異なる配線基板を製造することができる。
上記課題を解決するためになされた第13に記載の本発明の配線基板製造方法は、両側銅箔付き基板の片側銅箔面にフォトリソグラフィー処理を行って信号配線を形成し、パンチングまたはレーザまたは超音波により形状加工または穴あけして、フォトリソグラフィー処理、めっき等を行ってスルーホール、信号配線を形成した、片側接着剤付きのテープ状基板を、両側銅箔付き基板の信号配線と片側接着剤付きのテープ状基板のスルーホールとが接合するように両基板を貼り付けることを特徴とする。
この第13の発明においては、片側接着剤付きのテープ状基板は、パンチングまたはレーザまたは超音波による形状加工または穴あけ加工が容易であり、またフォトリソグラフィー処理を施し、めっき等によりスルーホールや信号配線を形成した後に、貼り付ける配線基板の所望エリアに容易に貼り付けることができる。この片側接着剤付きのテープ状基板を信号配線にかかるように貼り付ける。以上により部分的に誘電体層の厚みが異なる配線基板を製造することができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図1および図2に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る部品ランド部分の配線基板の平面図、図2は図1におけるA−A断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態1の配線基板は、基板を構成する主体である誘電体層5Aと、その上に形成されるランド2と、誘電体層5Aの裏面に電源パターンやGNDパターンとして形成される導体層6と、導体層6を覆う誘電体層5Bとを備えている。ランド2上には、回路素子1が、その電極3と半田接合等により誘電体層5A上に実装されている。また、ランド2およびその周辺エリアと導体層6の間の誘電体層5A中に、誘電体層5A,5Bよりも誘電率の小さな誘電体層4が配置されている。
本実施の形態1は、回路素子1の出力インピーダンスが、例えば50Ωであり、ランド2の特性インピーダンスが50Ωよりも小さな場合に、インピーダンスを調整する配線基板の例である。このインピーダンス調整のため、図1,図2に示すように、ランド2と導体層6の間の誘電体層5A中には、誘電体層5A,5Bよりも誘電率の小さな誘電体層4を配置する。
こうすることによって、ランド2の特性インピーダンスを大きくすることができる。たとえば、特性インピーダンス値を50Ωに合わせるのに、誘電体層5(5A,5B)の材質として一般的な、FR−4のガラスエポキシよりも誘電率が小さな、例えばテフロン(登録商標)(登録商標)を選び、ランド2の特性インピーダンスが50Ωになるように誘電体層4の厚みを設定する。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図3および図4に基づいて説明する。
図3は本実施の形態2に係る信号配線部分の配線基板の平面図、図4は図3におけるB−B断面図である。
図3および図4に示すように、本実施の形態2の配線基板は、基板を構成する主体である誘電体層5Aと、その上に形成される信号配線7および信号配線9と、誘電体層5Aの裏面に電源パターンやGNDパターンとして形成される導体層6と、導体層6を覆う誘電体層5Bとを備えている。また、信号配線7およびその周辺エリアと導体層6の間の誘電体層5A中に、誘電体層5A,5Bよりも誘電率の小さな誘電体層8が配置されている。
本実施の形態2は、基板構成が決まっていて信号配線9の特性インピーダンスが、例えば50Ω位であるが、信号配線7の特性インピーダンスが50Ωよりも小さい場合に、インピーダンスを調整する配線基板の例である。このインピーダンス調整のため、図3,図4に示すように、信号配線7およびその周辺エリアの、信号配線7と導体層6の間に誘電体層5よりも誘電率の小さな誘電体層8を配置する。
こうすることによって、信号配線9の特性インピーダンスを大きくすることができる。たとえば、特性インピーダンス値を50Ωに合わせるのに、誘電体層5(5A,5B)の材質として一般的なFR−4のガラスエポキシよりも誘電率の小さな、例えばテフロン(登録商標)とし、信号配線7の特性インピーダンスが50Ωになるように誘電体層8の厚みを設定する。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図5および図6に基づいて説明する。
図5は本実施の形態3に係る信号配線部分の配線基板の平面図、図6は図5におけるC−C断面図である。
図5および図6に示すように、本実施の形態3の配線基板は、基板を構成する主体である誘電体層5Aと、その上に形成される信号配線7および信号配線9と、誘電体層5Aの裏面に電源パターンやGNDパターンとして形成される導体層6と、導体層6を覆う誘電体層5Bとを備えている。また、信号配線9およびその周辺エリアと導体層6の間の誘電体層5A中に、誘電体層5A,5Bよりも誘電率の大きな誘電体層50が配置されている。
本実施の形態3は、基板構成が決まっていて、信号配線7の特性インピーダンスは例えば50Ω位であるが、信号配線9の特性インピーダンスが50Ωよりも大きい場合に、インピーダンスを調整する配線基板の例である。このインピーダンス調整のため、図5,図6に示すように、信号配線9およびその周辺エリアの、信号配線9と導体層6の間に誘電体層5よりも誘電率の大きな誘電体層50を配置する。
こうすることによって信号配線9の特性インピーダンスを小さくすることができる。たとえば特性インピーダンス値を50Ωにあわせるのに、誘電体層5の材質として一般的なガラスエポキシ基板よりも誘電率の大きな材料の中でセラミック材料の中からたとえばアルミナを選び、信号配線9の特性インピーダンスが50Ωになるように、アルミナの厚みを設定すればよい。また、たとえばこのアルミナ材料をシート状に形状加工したものを用いることにより、容易に所望のエリアに配置できる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4について、図7および図8に基づいて説明する。
図7は本実施の形態4に係る信号配線部分の配線基板の平面図、図8は図7におけるD−D断面図である。
図7および図8に示すように、本実施の形態4の配線基板は、基板を構成する主体である誘電体層5と、その上に局所的に形成される信号配線16と、誘電体層5の上の所要部に、一部信号配線16と重なるように形成される誘電体層13と、この誘電体層13上に形成されるランド11および信号配線14と、誘電体層5の裏面に電源パターンやGNDパターンとして形成される導体層6とを備えている。ランド11上には、回路素子10が、その電極12と半田接合等により実装されている。また、誘電体層5上の信号配線16と誘電体層13上の信号配線14とは、スルーホール15を介して電気的に接続されている。
本実施の形態4は、基板構成が決まっていて信号配線16の特性インピーダンスは例えば50Ω位であるが、回路素子10のランド11やそのランドから引き出した信号配線14の特性インピーダンスが50Ωよりも小さい場合に、インピーダンスを調整する配線基板の例である。このインピーダンス調整のため、図7,図8に示すように、回路素子10、ランド11、信号配線14およびその周辺エリアの、信号配線14と誘電体層5の間に誘電体層13を配置する。
こうすることによってランド11と信号配線14の特性インピーダンスを大きくすることができる。誘電体層13が誘電体層5と材料特性が同一であれば、その厚みを調整することにより特性インピーダンスを50Ωにすることができる。また誘電体層13の誘電率が誘電体層5の誘電率よりも小さい材料を用いる場合、たとえば誘電体層5の材質として一般的なガラスエポキシよりも誘電率の小さな材料の中でテフロン(登録商標)を選んだ場合は、誘電体層5と同一な材料特性をもつ場合の誘電体層13よりも小さな厚みで50Ωになるように調整できる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5について、図9および図10に基づいて説明する。
図9は本実施の形態5に係る信号配線部分の配線基板の平面図、図10は図9におけるE−E断面図である。
図9および図10に示すように、本実施の形態5の配線基板は、基板を構成する主体である誘電体層5と、その上に局所的に形成される信号配線19と、誘電体層5の上の所要部に、一部信号配線19と重なるように形成される誘電体層18と、この誘電体層18上に形成される信号配線17と、誘電体層5の裏面に電源パターンやGNDパターンとして形成される導体層6とを備えている。誘電体層5上の信号配線19と誘電体層18上の信号配線17とは、スルーホール20を介して電気的に接続されている。
本実施の形態5は、基板構成が決まっていて信号配線19の特性インピーダンスはたとえば50Ω位であるが、信号配線17の特性インピーダンスが50Ωよりも大きい場合に、インピーダンスを調整する配線基板の例である。このインピーダンス調整のため、図9、10に示すように、信号配線17およびその周辺エリアの、信号配線17と誘電体層5の間に誘電体層18を配置する。
こうすることによって信号配線17の特性インピーダンスを小さくすることができる。誘電体層18が誘電体層5と材料特性が同一であれば、その厚みを調整することにより特性インピーダンスを50Ωにすることができる。また誘電体層18の誘電率が誘電体層5の誘電率よりも小さい材料を用いる場合、たとえばガラスエポキシよりも誘電率の大きな材料の中でテフロン(登録商標)を選んだ場合は、誘電体層5と同一な材料特性をもつ場合の誘電体層18よりも小さな厚みで50Ωになるように調整できる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6について、図11および図12に基づいて説明する。
図11は本実施の形態6に係る信号配線部分の配線基板の平面図、図12は図11におけるF−F断面図である。
図11および図12に示すように、本実施の形態6の配線基板は、基板を構成する主体である誘電体層5と、その上に局所的に形成される信号配線17と、誘電体層5の上の所要部に、一部信号配線17と重なるように形成される誘電体層51と、この誘電体層51上に形成される信号配線19と、誘電体層5の裏面に電源パターンやGNDパターンとして形成される導体層6とを備えている。誘電体層5上の信号配線17と誘電体層51上の信号配線19とは、スルーホール20を介して電気的に接続されている。
本実施の形態6は、基板構成が決まっていて信号配線17の特性インピーダンスは50Ω位であるが、信号配線19の特性インピーダンスが50Ωよりも小さい場合に、インピーダンスを調整する配線基板の例である。このインピーダンス調整のため、図11、12に示すように、信号配線19およびその周辺エリアの、信号配線19と誘電体層5の間に誘電体層5よりも誘電率の大きな材料特性を持つ誘電体層51を配置する。
こうすることによって信号配線19の特性インピーダンスを大きくすることができる。たとえば特性インピーダンス値を50Ωにあわせるのにガラスエポキシよりも誘電率の大きな材料の中でセラミック材料の中からたとえばアルミナを選び、信号配線17の特性インピーダンスが50Ωになるようにアルミナの厚みを設定すればよい。また、たとえばこのアルミナ材料をシート状に形状加工したものを用いることにより、容易に所望のエリアに配置できる。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7について、図13および図14に基づいて説明する。
図13は本実施の形態7に係る信号配線部分の配線基板の平面図、図14は図13におけるG−G断面図である。
図13および図14に示すように、本実施の形態7の配線基板は、基板を構成する主体である誘電体層5と、その上に局所的に形成される信号配線19と、誘電体層5および信号配線19の上に形成される誘電体層18と、この誘電体層18上の所定部に形成される信号配線17と、誘電体層5の裏面に電源パターンやGNDパターンとして形成される導体層6とを備えている。誘電体層5上の信号配線19と誘電体層18上の信号配線17とは、スルーホール20を介して電気的に接続されている。本実施の形態では、誘電体層18は基板を構成している誘電体層5と材料特性が同一であり、誘電率εが4.25(2.4GHzのとき)である。
本実施の形態7は、基板構成が決まっていて信号配線19の特性インピーダンスは50Ω位であるが、信号配線17の特性インピーダンスが50Ωよりも小さい場合に、インピーダンスを調整する配線基板の例である。このインピーダンス調整のため、図13、14に示すように、信号配線17およびその周辺エリアの、信号配線17と誘電体層5の間に誘電体層18を配置する。
こうすることによって信号配線17の特性インピーダンスを大きくすることができる。各部寸法および材料特性はアジレントテクノロジー株式会社の回路シミュレータ(システム名称「ADS(Advanced Design System)」)を用いてシミュレーションを行い入出力端からみた信号配線の特性インピーダンスが50Ωである結果が得られている。
(実施の形態8)
本発明の実施の形態8として、前記の実施の形態2および実施の形態3における本発明の実施の形態8に係る配線基板の製造方法を示す工程図を図15に示す。図15において、工程10は一般的なFR−4のガラスエポキシ基板で片側銅箔つきの基板を示す。工程20でこの基板の導体層6上にテープ状基板28を形成する。この基板28はテープ状であり所望の箇所に容易に貼り付けることができる。工程30においてテープ状基板28の上に片側銅箔付きの基板を導体層6と誘電体層22が接着対向面になるように配置し熱処理して接着する。さらに工程40において最上層の銅箔にフォトリソグラフィー処理を行い、信号配線21を形成して、本発明の配線基板を形成する。
(実施の形態9)
本発明の実施の形態9に係る配線基板の製造方法を示す工程図を図16に示す。図16において、工程10は一般的なFR−4のガラスエポキシ基板で片側銅箔つきの基板を示す。工程20でこの基板の誘電体層5上にテープ状基板28を形成する。この基板はテープ状であり所望の箇所に容易に貼り付けることができる。工程30においてテープ状基板の上に片側銅箔付きの基板を誘電体層5と誘電体層22が対向接着面になるように配置し熱処理して接着する。さらに工程40において最上層の銅箔にフォトリソグラフィー処理を行い、信号配線21を形成して、本発明の配線基板を形成できる。
(実施の形態10)
本発明の実施の形態10として、前記の実施の形態5における本発明の実施の形態10に係る配線基板の製造方法を示す工程図を図17に示す。図17において、工程10は、一般的なFR−4のガラスエポキシ基板で両側銅箔つきの基板を示す。工程20で、この基板の導体層6にフォトリソグラフィー処理を行って、信号配線23を形成する。工程30で、信号配線23にかかるようにテープ状基板28を貼り付ける。この基板はテープ状であり所望の箇所に容易に貼り付けることができる。テープ状基板28は誘電体層24、接着剤25、スルーホール26からなる。工程40において、テープ状基板28上に信号配線27を形成して、実施の形態5(図10参照)の配線基板を得る。
図18は、テープ状基板28の製造方法の工程図を示すものである。図18において、テープ状基板28は、工程10のように誘電体層29とその裏面に付着された接着剤30とからなっている。このままでも容易に所望の箇所に貼り付けることができる。工程20において、カッター等を用いて外形をカットし、パンチング、レーザ、超音波、等を用いてスルーホール31をあける。この基板はテープ状なので工程20のような加工が容易に可能である。工程20までの状態で、図17の工程30に示すように用いることができるが、それ以外にもたとえば図18の工程30に示すように、フォトリソグラフィー処理等によりスルーホールめっき形成、信号配線形成まで行ってから図17の最終工程40に用いることも可能である。
本発明は、基板構成に制約があっても、またいろいろな線幅があっても、ランドや信号配線の特性インピーダンスを容易に略一致させることができ、インピーダンス不整合をおこさないので、信号反射がなく伝送品質が低下せずに良好な伝送が可能となる配線基板およびその製造方法として、マイクロ波帯やミリ波帯のような高周波帯を使用した回路等に、好適に利用することができる。
本発明の実施の形態1に係る部品ランド部分の配線基板の平面図 図1におけるA−A断面図 本発明の実施の形態2に係る信号配線部分の配線基板の平面図 図3におけるB−B断面図 本発明の実施の形態3に係る信号配線部分の配線基板の平面図 図5におけるC−C断面図 本発明の実施の形態4に係る信号配線部分の配線基板の平面図 図7におけるD−D断面図 本発明の実施の形態5に係る信号配線部分の配線基板の平面図 図9におけるE−E断面図 本発明の実施の形態6に係る信号配線部分の配線基板の平面図 図11におけるF−F断面図 本発明の実施の形態7に係る信号配線部分の配線基板の平面図 図13におけるG−G断面図 本発明の実施の形態8に係る配線基板の製造方法を示す工程図 本発明の実施の形態9に係る配線基板の製造方法を示す工程図 本発明の実施の形態10に係る配線基板の製造方法を示す工程図 本発明の実施の形態に係るテープ状基板の製造方法を示す工程図 従来の配線基板の一例を示す平面図 図19におけるH方向から見た図
符号の説明
1,10 回路素子
2,11 ランド
3,12 電極
5(5A,5B) 誘電体層(第一の誘電体層)
4,8,13,18,22,24,29,50,51 誘電体層
6 導体層
7,9,14,16,17,19,21,23,27 信号配線
15,20,26,31 スルーホール
25,30 接着剤
28 テープ状基板
ε 誘電率

Claims (13)

  1. 配線基板の基体である第一の誘電体層と、前記第一の誘電体層の表面に形成される導体パターンと、前記第一の誘電体層の裏面に形成されるGNDパターンとを有する配線基板であって、前記導体パターンと前記GNDパターンとの間の前記第一の誘電体層中に、前記第一の誘電体層とは誘電率の異なる第二の誘電体層を設けたことを特徴とする配線基板。
  2. 配線基板の基体である第一の誘電体層と、前記第一の誘電体層の表面に形成される導体パターンと、前記第一の誘電体層の裏面に形成されるGNDパターンとを有する配線基板であって、前記導体パターンと前記第一の誘電体層との間に少なくとも一つの第二の誘電体層を設けたことを特徴とする配線基板。
  3. 前記導体パターンが部品のランドであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線基板。
  4. 前記導体パターンが、線幅の異なる箇所がある信号配線であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線基板。
  5. 前記導体パターンが部品のランドと信号配線を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線基板。
  6. 前記導体パターンが部品のランドや線幅の異なる信号配線を含み、前記部品のランドや線幅の異なる信号配線の特性インピーダンスを略一致させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線基板。
  7. 前記導体パターンが部品のランドや線幅の異なる信号配線を含み、前記部品のランドや線幅の異なる信号配線のうち、特性インピーダンスが低い側に対して、前記第一の誘電体層よりも低誘電率特性を持つ第二の誘電体層を設けて、前記ランドや線幅の異なる信号配線の特性インピーダンスを略一致させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線基板。
  8. テープ状の基板材料を、前記第二の誘電体層として用いたことを特徴とする請求項1記載の配線基板。
  9. テープ状の基板材料を、前記少なくとも一つの第二の誘電体層として用いたことを特徴とする請求項2記載の配線基板。
  10. 片側銅箔付き基板の導体層上に、片側に接着剤の付いたテープ状基板材料を貼り付け、その上に他の片側銅箔付き基板の誘電体層が貼り合わせ面になるように配置し、熱処理して接着することを特徴とする配線基板の製造方法。
  11. 片側銅箔付き基板の第一の誘電体層上に、片側に接着剤の付いたテープ状基板材料を貼り付け、その上に他の片側銅箔付き基板の第二の誘電体層が貼り合わせ面になるように配置し、熱処理して接着することを特徴とする配線基板の製造方法。
  12. 両側銅箔付き基板の片側銅箔面にフォトリソグラフィー処理を行って信号配線を形成し、パンチングまたはレーザまたは超音波により形状加工または穴あけした片側接着剤付きのテープ状基板を、前記信号配線にかかるように貼り付け、前記テープ状基板上にめっき等で信号配線を形成することを特徴とする配線基板の製造方法。
  13. 両側銅箔付き基板の片側銅箔面にフォトリソグラフィー処理を行って信号配線を形成し、パンチングまたはレーザまたは超音波により形状加工または穴あけして、フォトリソグラフィー処理、めっき等を行ってスルーホール、信号配線を形成した、片側接着剤付きのテープ状基板を、前記両側銅箔付き基板の信号配線と前記片側接着剤付きのテープ状基板のスルーホールとが接合するように両基板を貼り付けることを特徴とする配線基板の製造方法。
JP2005363014A 2005-12-16 2005-12-16 配線基板およびその製造方法 Pending JP2007165755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005363014A JP2007165755A (ja) 2005-12-16 2005-12-16 配線基板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005363014A JP2007165755A (ja) 2005-12-16 2005-12-16 配線基板およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007165755A true JP2007165755A (ja) 2007-06-28
JP2007165755A5 JP2007165755A5 (ja) 2009-02-05

Family

ID=38248282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005363014A Pending JP2007165755A (ja) 2005-12-16 2005-12-16 配線基板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007165755A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014141656A1 (ja) * 2013-03-15 2014-09-18 パナソニック株式会社 電動機およびこの電動機を備えた電気機器
CN114364142A (zh) * 2021-12-17 2022-04-15 苏州浪潮智能科技有限公司 一种增大表层阻抗的pcb设计方法、装置、pcb板
CN114679854A (zh) * 2022-05-27 2022-06-28 广东科翔电子科技股份有限公司 一种Mini-LED PCB超高密度盲孔填镀方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6249275U (ja) * 1985-09-12 1987-03-26
JPH01218094A (ja) * 1988-02-26 1989-08-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 配線基板
JPH02244786A (ja) * 1989-03-17 1990-09-28 Toshiba Chem Corp プリント回路用複合基板
JPH05283824A (ja) * 1992-04-06 1993-10-29 Hitachi Ltd 回路基板
JPH07147521A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Hitachi Ltd 高周波素子の実装基板
JPH11205013A (ja) * 1998-01-20 1999-07-30 Fujitsu General Ltd インピーダンス整合装置
JPH11330808A (ja) * 1998-05-20 1999-11-30 Fujitsu Ltd 整合回路
JP2003298204A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Fujitsu Ltd 部品の実装構造

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6249275U (ja) * 1985-09-12 1987-03-26
JPH01218094A (ja) * 1988-02-26 1989-08-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 配線基板
JPH02244786A (ja) * 1989-03-17 1990-09-28 Toshiba Chem Corp プリント回路用複合基板
JPH05283824A (ja) * 1992-04-06 1993-10-29 Hitachi Ltd 回路基板
JPH07147521A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Hitachi Ltd 高周波素子の実装基板
JPH11205013A (ja) * 1998-01-20 1999-07-30 Fujitsu General Ltd インピーダンス整合装置
JPH11330808A (ja) * 1998-05-20 1999-11-30 Fujitsu Ltd 整合回路
JP2003298204A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Fujitsu Ltd 部品の実装構造

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014141656A1 (ja) * 2013-03-15 2014-09-18 パナソニック株式会社 電動機およびこの電動機を備えた電気機器
CN105103416A (zh) * 2013-03-15 2015-11-25 松下知识产权经营株式会社 电动机以及具有该电动机的电气设备
EP2975743A4 (en) * 2013-03-15 2016-05-04 Panasonic Ip Man Co Ltd ELECTRIC MOTOR AND ELECTRICAL DEVICE EQUIPPED WITH THE ELECTRIC MOTOR
JPWO2014141656A1 (ja) * 2013-03-15 2017-02-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動機およびこの電動機を備えた電気機器
US9929617B2 (en) 2013-03-15 2018-03-27 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electric motor and electrical device equipped with electric motor
CN114364142A (zh) * 2021-12-17 2022-04-15 苏州浪潮智能科技有限公司 一种增大表层阻抗的pcb设计方法、装置、pcb板
CN114364142B (zh) * 2021-12-17 2023-08-11 苏州浪潮智能科技有限公司 一种增大表层阻抗的pcb设计方法、装置、pcb板
CN114679854A (zh) * 2022-05-27 2022-06-28 广东科翔电子科技股份有限公司 一种Mini-LED PCB超高密度盲孔填镀方法
CN114679854B (zh) * 2022-05-27 2022-08-12 广东科翔电子科技股份有限公司 一种Mini-LED PCB超高密度盲孔填镀方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180205155A1 (en) Antenna-integrated type communication module and manufacturing method for the same
JP3455498B2 (ja) プリント基板および情報処理装置
US20050146390A1 (en) Multi-layer substrate having impedance-matching hole
CN110402615B (zh) 高频传输用印刷线路板
JP2006074014A (ja) 多層プリント基板、及びマイクロストリップラインのインピーダンス管理方法
JPH1154921A (ja) 多層配線基板
US9301386B2 (en) Printed circuit board and method of manufacturing the same
US6377141B1 (en) Distributed constant filter, method of manufacturing same, and distributed constant filter circuit module
US20040150487A1 (en) Semi-suspended coplanar waveguide on a printed circuit board
JP2004140308A (ja) スリット法を用いた高速信号用プリント配線基板
JP2008263263A (ja) アンテナ素子及び半導体装置
JP2007165755A (ja) 配線基板およびその製造方法
JP3347607B2 (ja) 積層型導波管線路
JP2006049645A (ja) 配線基板
JP2001203300A (ja) 配線用基板と半導体装置および配線用基板の製造方法
JP2006211620A (ja) フィルタ及びデュプレクサ
JP3008939B1 (ja) 高周波回路基板
US20200083594A1 (en) Antenna assembly
JP2008270363A (ja) 高周波パッケージ
JP4018999B2 (ja) 配線基板
JP2001102747A (ja) 多層基板とその製造方法および該多層基板への同軸コネクタ取り付け構造
JP2000068716A (ja) 多層伝送線路
JP2004265970A (ja) 配線基板
TWI692279B (zh) 複合電路板及其製造方法
WO2016149269A1 (en) Comprehensive layout strategy for flip chipping integrated circuits

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081211

A621 Written request for application examination

Effective date: 20081211

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110222

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110301

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110628

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02