JP2007151085A - 画像データの圧縮方法、展開方法、およびそれらの装置 - Google Patents

画像データの圧縮方法、展開方法、およびそれらの装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007151085A
JP2007151085A JP2006272304A JP2006272304A JP2007151085A JP 2007151085 A JP2007151085 A JP 2007151085A JP 2006272304 A JP2006272304 A JP 2006272304A JP 2006272304 A JP2006272304 A JP 2006272304A JP 2007151085 A JP2007151085 A JP 2007151085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
image data
representative value
line
additional information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006272304A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4844331B2 (ja
Inventor
Toshitsugu Yamamoto
敏嗣 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2006272304A priority Critical patent/JP4844331B2/ja
Priority to US11/589,489 priority patent/US7773821B2/en
Publication of JP2007151085A publication Critical patent/JP2007151085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4844331B2 publication Critical patent/JP4844331B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/41Bandwidth or redundancy reduction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

【課題】展開処理に必要なメモリ容量を低減すること。
【解決手段】ライン方向およびその直角方向である副走査方向にマトリクス状に配列された画素GSを有する画像データFDの圧縮方法であって、画像データFDをライン方向および副走査方向に区画して複数のラインにわたる複数のブロックTLを画定し、各ブロックTLにおける濃度に関する代表値APを求め、濃度に関する情報であって代表値APに代わるべきまたは代表値APに追加すべき情報がある場合に、それを付加情報FJとして、各ブロックTLにおける1つのラインごとまたはブロックのライン数よりも少ない複数のラインごとに求め、代表値APおよび付加情報FJを用いて圧縮データを生成する。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像データの圧縮方法、展開方法、およびそれらの装置、ならびにプリンタに関する。
一般に、コンピュータとプリンタなどから構成されるプリントシステムが用いられている。このようなプリントシステムにおいては、プリントすべき画像データに対して、擬似階調化などの画像処理をコンピュータ側で行い、プリンタ側ではコンピュータから送信される画像データに対して特別な処理を行うことなく、そのまま出力して用紙にプリントするという方式がある。
また、コンピュータからプリンタへの画像データの転送量を低減するために、コンピュータ側においてデータの圧縮が行われる。圧縮方法に関して、画像データを擬似階調化して圧縮する方法などを始めとして、種々の方法が提案されている(特許文献1)。
一般に、画像データを効率的に圧縮し且つ展開するためには、画像の2次元的な関連を利用するのがよい。そのため、画像(画像データ)を主走査方向であるライン方向およびそれと直交する副走査方向に区画(分割)して多数のブロックを画定し、各ブロックごとに当該ブロックに含まれる全部の画素の濃度を1つの代表値で表すことが行われている。その場合に、代表値のみでは表せない部分を付加情報として付加し、代表値と付加情報とをブロック単位で用いてその画像を表現する圧縮方法が種々提案されている。
そのような従来の方法によってブロックごとに圧縮された画像データ(圧縮データ)は、ブロックごとにつまりブロック単位で展開されることとなる。
特開平6−152986
しかし、展開された画像をプリントするためにもまたは表示するためにも、画像データをラインごとに取り出す必要があるので、上に述べた従来の圧縮方法および展開方法では、ブロックの副走査方向のサイズと同じサイズのライン数のメモリが2セット必要であり、展開処理のために必要なメモリ容量が多くなるという問題がある。
すなわち、従来の圧縮データは、代表値と付加情報とがブロック単位で生成されているため、ブロック単位で展開する必要がある。そのため、展開に用いるワークメモリは、ブロックのライン数と同じ数のライン分のメモリを必要とし、且つ、展開した画像データを移し換えるために同じ数のライン分の出力バッファメモリを必要とする。
例えば、ブロックが4ライン分であった場合には、図29に示すように、4ライン分のワークメモリと4ライン分の出力バッファメモリとの合計8ライン分のメモリが必要となる。なお、図29において、各ブロックの画像データは、代表値と付加情報とに基づいて順次展開され、ワークメモリの先頭から順に書き込まれる。ワークメモリの全部に画像データが展開されると、それが出力バッファメモリに転送され、次の先頭のブロックから順次展開されてワークメモリに順に書き込まれる。出力バッファメモリからは、転送された画像データが1ラインずつ順次読み出され、読み出されたデータによって、レーザダイオードの発光強度が制御される。そして、電子写真方式のプリントエンジンにおいて、感光体ドラムなどの表面を強度変調されたレーザ光で走査することにより画像が形成される。
上に述べたように、従来においては、展開処理のために必要なメモリ容量が多いので、展開処理の回路をASIC化して機器に組み込むことを考えた場合に、ASIC化が容易ではない。また、そのようなメモリをASICの外部に設置した場合には、メモリとASICとを接続するためのピンを設置しなければならないのでコスト的に不利になるだけでなく、メモリへの高速のアクセスが難しくなるため全体の処理の高速化が困難となる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、展開処理に必要なメモリ容量を低減することができ、これによってASICなどへのメモリの内蔵を可能として高速且つ低コストの画像展開を行えるようにすることを目的とする。
本発明に係る方法は、ライン方向およびその直角方向である副走査方向にマトリクス状に配列された画素を有する画像データの圧縮方法であって、前記画像データをライン方向および副走査方向に区画して複数のラインにわたる複数のブロックを画定し、前記各ブロックに含まれる画素の濃度に関する代表値を求め、各画素の濃度に関する情報であって前記代表値に代わるべきまたは前記代表値に追加すべき情報がある場合に、それを付加情報として、前記各ブロックにおける1つのラインごとまたは前記ブロックのライン数よりも少ない複数のラインごとに求め、前記代表値および前記付加情報を用いて圧縮データを生成する。
好ましくは、前記代表値は、当該ブロック内の画素の濃度の平均値であり、前記付加情報は、当該ブロック内の各ラインの画素の濃度値と前記平均値との差分である。
また、前記代表値は、当該ブロック内の画像データを関数により表現するためのパラメータであり、前記付加情報は、当該ブロック内の各ラインの画素の濃度値と前記関数で表現される画像データとの差分である。
また、前記画像データは、ディザパターンを用いて擬似階調化された画像データであり、前記代表値は、前記擬似階調化に用いられたディザパターンを用いて特定の濃度値を擬似階調化した場合にそれによって得られる擬似階調画像が前記ブロックの画像データと一致するような、そのような特定の濃度値の中から選ばれる。
また、前記付加情報は、前記各ラインの前記画像データ、または、当該ブロック内の各ラインの画素の濃度値と前記代表値との差分である。
また、前記代表値によって画像データが良好に再現されるかどうかを判断し、良好に再現されないと判断したときに、前記付加情報を追加すべき情報として求める。
また、隣合うブロックの代表値の差を用いて前記圧縮データを生成する。
また、前記代表値は、前記ブロック内の画素を前記画像データの階調数を減じて表現するための複数の階調段階を示すパレットであり、前記付加情報は、前記ブロック内の当該付加情報に係るラインに含まれる各画素がそれぞれ前記パレットに示される前記階調段階のいずれに対応するかを示す情報である。
また、前記代表値は、前記ブロック内の画素を前記画像データの色数を減じて表現するための複数の色を示すパレットであり、前記付加情報は、前記ブロック内の当該付加情報に係るラインに含まれる各画素がそれぞれ前記パレットに示される前記色のいずれに対応するかを示す情報である。
また、1つのブロックと同じライン数のライン群をバンドとして、それぞれのバンドにおいて、各ブロックの代表値が出力され、その後に各ラインの付加情報が出力されて、前記圧縮データが生成される。
また、1つのブロックと同じライン数のライン群をバンドとして、それぞれのバンドにおいて、各ブロックの代表値とともに当該バンドにおける第1ラインの付加情報が出力され、その後に第2ライン以降の各ラインの付加情報が出力されて、前記圧縮データが生成される。
本発明に係る圧縮装置は、前記画像データをライン方向および副走査方向に区画して複数のラインにわたる複数のブロックを画定する手段と、前記各ブロックに含まれる画素の濃度に関する代表値を求める手段と、各画素の濃度に関する情報であって前記代表値に代わるべきまたは前記代表値に追加すべき情報を、それを付加情報として、前記各ブロックにおける1つのラインごとまたは前記ブロックのライン数よりも少ない複数のラインごとに求める手段と、前記代表値および前記付加情報を用いて圧縮データを生成する手段とを有する。
好ましくは、1つのブロックと同じライン数のライン群をバンドとして、それぞれのバンドにおいて、各ブロックの代表値を出力しその後に各ラインの付加情報を出力する手段を有する。
また、それぞれのバンドにおいて、各ブロックの代表値とともに当該バンドにおける第1ラインの付加情報を出力しその後に第2ライン以降の各ラインの付加情報を出力する手段を有する。
本発明に係る展開方法は、ライン方向およびその直角方向である副走査方向にマトリクス状に配列された画素を有する画像データについて、当該画像データを区画することによって画定された各ブロックに含まれる画素の濃度に関する代表値と、当該各ブロックにおける1つまたは複数のラインごとに求められた濃度に関する情報である付加情報とを用いて生成された圧縮データを展開する方法であって、ライン方向に沿って配列されるブロックからなる1バンド分のブロックについての前記代表値を受信する第1ステップと、前記1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインについての前記付加情報を受信する第2のステップと、前記第1ステップおよび前記第2ステップで受信した前記代表値および前記付加情報に基づいて前記1バンド中の当該付加情報に係る1つまたは複数のラインについての画像データを復元し、ラインメモリに記録する第3ステップと、前記ラインメモリに記録された画像データを読み出して出力する第4ステップと、前記1バンド分のブロックに含まれる全てのラインについて、前記第2ステップから前記第4ステップを繰り返す第5ステップと、を有する。
本発明に係る展開装置は、ライン方向に沿って配列されるブロックからなる1バンド分のブロックについての代表値を記録し、当該1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインについての付加情報を記録するためのワークメモリと、復元された1つまたは複数のライン分の画像データを記録するためのラインメモリと、前記1バンド分のブロックについての前記代表値を前記ワークメモリに記録するとともに、ブロック内の画像データの復元が完了するまで当該ブロックについての前記代表値を当該ワークメモリに保持させる手段と、前記1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインごとに当該1つまたは複数のラインについての前記付加情報を前記ワークメモリに順次記録する手段と、前記1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインについて、前記ワークメモリに記録された前記代表値および前記付加情報により復元された画像データを前記ラインメモリのそれぞれのブロックに対応する位置に記録する手段と、前記ラインメモリに記録された画像データを読み出して出力する手段と、を有する。
本発明に係るプリンタは、圧縮データを受信して画像の印刷を行う電子写真方式のプリンタであって、ライン方向およびその直角方向である副走査方向にマトリクス状に配列された画素を有する画像データについて、当該画像データを区画することによって画定された各ブロックに含まれる画素の濃度に関する代表値と、前記各ブロックにおける1つまたは複数のラインごとに求められた濃度に関する情報である付加情報とを用いて生成された圧縮データを受信する手段と、ライン方向に沿って配列されるブロックからなる1バンド分のブロックについての前記代表値を記録し、当該1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインについての前記付加情報を記録するためのワークメモリと、復元された1つまたは複数のライン分の画像データを記録するためのラインメモリと、1バンド分のブロックについての前記代表値を前記ワークメモリに記録するとともに、ブロック内の画像データの復元が完了するまで当該ブロックについての前記代表値を当該ワークメモリに保持させる手段と、前記1バンドのブロックに含まれる1つまたは複数のラインごとに当該1つまたは複数のラインについての前記付加情報を前記ワークメモリに順次記録する手段と、前記1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインについて、前記ワークメモリに記録された前記代表値および前記付加情報により復元された画像データを前記ラインメモリのそれぞれのブロックに対応する位置に記録する手段と、前記ラインメモリに記録された画像データを読み出して出力する手段と、出力された画像データに基づいてレーザ光の発光強度を制御することにより画像を形成する手段と、を有する。
本発明に係る展開装置は、ライン方向およびその直角方向である副走査方向にマトリクス状に配列された画素を有する画像データについて、当該画像データを区画することによって画定された各ブロックに含まれる画素の濃度に関する代表値と、前記各ブロックにおける1つまたは複数のラインごとに求められた濃度に関する情報である付加情報とを用いて生成された圧縮データを展開する装置であって、ライン方向に沿って配列されるブロックからなる1バンド分のブロックについての代表値を記録するためのワークメモリと、復元された1つまたは複数のライン分の画像データを記録するためのラインメモリと、1バンド分のブロックについての前記代表値をワークメモリに記録する手段と、1つまたは複数のラインについて、前記代表値により復元された画像データを前記ラインメモリのそれぞれのブロックに対応する位置に記録し、付加情報のあるブロックについては当該付加情報により復元された画像データを前記ラインメモリの当該ブロックに対応する位置に記録する手段と、前記ラインメモリに記録された画像データを読み出して出力する手段と、を有する。
これによって、圧縮処理はブロック単位で行いながら、展開処理は1つまたはブロックに含まれるライン数よりも少ない複数のライン単位で行うことができる。
本発明によると、展開処理に必要なメモリ容量を低減することができ、これによってASICなどへのメモリの内蔵を可能として高速且つ低コストの画像展開を行うことが可能となる。
〔システム全体の構成〕
図1は本発明に係る画像データの圧縮方法を適用したプリントシステム1の全体構成を示す図、図2はプリントシステム1における画像データの概略の流れを示すフローチャート、図3は圧縮処理の概略の流れを示すフローチャート、図4は展開処理の概略の流れを示すフローチャートである。
なお、以下において、「画像データ」「階調画像データ」「擬似階調画像データ」などについて、「データ」を省略し、「画像」「階調画像」「擬似階調画像」などと記載することがある。
図1において、プリントシステム1は、コンピュータ本体11、ディスプレイ12、プリンタ13、キーボード14、およびマウス15などから構成される。
コンピュータ本体11は、外部から入力された画像データまたは内部で生成した画像データを圧縮してプリンタ13に転送する。画像データFDは、本実施形態ではCMYK各色256階調の階調画像データである。画像データFDは、RGBによって表されるデータであってもよく、また、2値または多値の擬似階調画像データであってもよい。
プリンタ13は、本実施形態では電子写真方式のプリントエンジンを搭載したレーザプリンタである。つまり、レーザダイオードの発するレーザ光をポリゴンミラーなどによって偏向し、感光体ドラムなどの表面を走査して静電潜像を形成する。レーザダイオードのレーザ光は強度変調される。強度変調を行うために、復元された画像データが用いられる。つまり、圧縮データを復元して得られた画像データが、レーザ光による感光体ドラムの走査と同期して、その画像データを記録したバッファメモリから画素順に読み出され、強度データとしてレーザダイオードの駆動回路であるレーザ駆動部に出力される。
図2に示すように、コンピュータ本体11において、対象となる画像データFDについて(#11)、圧縮を行って圧縮データを生成し(#12)、圧縮データをプリンタ13に転送する(#13)。プリンタ13において、圧縮データを展開して用紙などに印刷する(#14)。
ステップ#12の圧縮処理においては、図3に示すように、まず、画像データFDをブロックに区画する(#21)。つまり、画像データFDを、主走査方向であるライン方向および副走査方向に区画し、マトリックス状に配置された多数のブロックを画定する。各ブロックは、副走査方向には複数のラインにわたるサイズを有する。なお、画像データFDをブロックに区画するに当たっては、画像データFDの全体を前もって区画する必要は必ずしもなく、例えば処理を行うブロックについての画像データをその時点で切り出すことでもよい。
そして、各ブロックにおける濃度に関する代表値を求める(#22)。この「代表値」は、各ブロック内の画素の濃度値を代表するパラメータ(領域パラメータ)である。代表値によって、そのブロック内の各画素の濃度値を相当な正確さで再現することができる。
代表値としては、その代表値のみでブロック内の各画素の濃度値を相当な正確さで表現できる真正な代表値(ここでは「真正代表値」という)が存在すれば、その真正代表値を用いることができる。しかし、そのような真正代表値が存在しない場合がある。その場合には、真正代表値が存在しないことを示すパラメータを拡張された代表値(ここでは「拡張代表値」という)に含めて代表値として用いることができる。本明細書において、「真正代表値」と「拡張代表値」とを区別することなく「代表値」と記載することがある。
そして、必要に応じてブロックの各ラインごとに付加情報を求める(#23)。この「付加情報」は、各ブロック内における1ラインごとの各画素の濃度に関する情報であり、代表値に代わるべきまたは代表値に追加すべき情報である。つまり、付加情報はブロック内の1ラインごとに求められる。本実施形態ではブロックが4ライン分のサイズを有しているので、付加情報は最大で4ライン分である。なお、各ブロックのサイズはこれに限られるものではない。
すなわち、1つの代表値は、ブロック全体の画像の再現、つまりブロック内における全てのラインの画像の再現に用いられ、1つの付加情報は、ブロック内の1ライン分の画像の再現に用いられる。言い換えると、代表値は、ブロック内において各ラインの画像の再現に繰り返して用いられるパラメータであり、付加情報は、細部つまりブロック内の1ラインの画像の再現に1回のみ用いられるパラメータである。本実施形態においては、圧縮処理において、画像の再現に繰り返して用いられるパラメータと1回のみ用いられるパラメータとを分離して生成し、それぞれを符号化するのであり、これが特徴である。
なお、代表値が真正代表値でない場合には、通常、ブロックのライン数と同じ個数の付加情報が生成される。その場合の代表値(拡張代表値)は、付加情報が存在する旨を示すことともなる。結局、それぞれのブロックについて、1つの代表値と、最大でライン数と同じ個数の付加情報が生成される。また、ブロックにおいて代表値が求められない場合に、そのブロックをさらに細かく区画して複数の小ブロックとすることがある。この場合には、小ブロックごとに、代表値が求められ、また小ブロック内におけるラインごとの付加情報が求められる。
なお、上の説明において、付加情報はブロックの1ラインごとに求めるように説明したが、1ラインごとではなく、複数ラインごとに求めるようにすることも可能である。例えば、プリンタ13において、複数のレーザダイオードが並列に配置されて複数ライン分のレーザ光を同時に出力するように構成されている場合に、その複数のレーザダイオードによるライン分と同じ数のラインごとに求めるようにしてもよい。
そして、代表値および付加情報を符号化し、圧縮データを生成する(#24)。例えば、符号化の方法としてハフマン法などを用いることができる。
次に、ステップ#14の展開処理について説明する。展開処理のために、ワークメモリおよびバッファメモリを用いる。ワークメモリは、ライン方向に沿って配列された1ライン分(1バンド分)のブロックについて代表値を記録する。バッファメモリは、復元された1ライン分の画像データを記録する。つまり、画像データは、このバッファメモリ上に復元される。なお、前述した圧縮処理において符合化された代表値および付加情報は事前にデコードされる。
図4に示すように、まず、1バンド分のブロックについての代表値をワークメモリに記録する(#31)。なお、「バンド」は、1つのブロックと同じライン数のライン群をいう。つまり、1バンドの領域は、ライン方向上に配列される複数のブロックの全体の領域と等しい。したがって、1バンド分のブロックは、主走査方向について1ライン分のブロックと同じである(図8を参照)。
そして、1つのラインについて、代表値により復元された画像データをバッファメモリのそれぞれのブロックに対応する位置に記録し(書き込み)、付加情報のあるブロックについては当該付加情報により復元された画像データをバッファメモリの当該ブロックに対応する位置に記録する(#32)。
そして、復元されてバッファメモリに記録された(書き込まれた)画像データを、当該バッファメモリの先頭から読み出して出力する(#33)。出力された画像データによって、レーザダイオードの発光強度が制御される。なお、バッファメモリからの読み出しは、復元された画像データを書き込んだ直後から行うことが可能であるので、復元された画像データが1ライン分揃うのを待つことなく読み出せばよい。
そして、1バンド分のブロックに含まれる全てのラインについて、ステップ#32〜33を繰り返す(#34)。ステップ#31〜34を繰り返すことによって、受信した圧縮データの全部を展開して印刷する(#35)。
なお、コンピュータ本体11として、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、その他の種々のコンピュータが用いられ、プリンタ13として、ラスタプリンタ、GDIプリンタ、その他の種々のプリンタが用いられる。
〔圧縮処理および展開処理〕
以下において本実施形態における圧縮処理および展開処理をさらに詳しく説明する。
図5はコンピュータ本体11の機能的な構成を示すブロック図、図6は圧縮データ作成部100の機能的な構成の例を示すブロック図、図7はプリンタ13の機能的な構成を示すブロック図、図8はブロックと代表値および付加情報との関係を示す図、図9はバッファメモリへの展開の様子を説明するための図である。
図5において、コンピュータ本体11は、画像データベース150、ディザパターン記憶部160、擬似階調化部170、および圧縮データ作成部100を備える。
画像データベース150は、多数の画像データFD1、FD2、…FDnを保持する。画像データFD1〜nの全部または一部を「画像データFD」と記載することがある。なお、画像データFDの多くはカラー画像であり、その場合、1つの画像データFDが、C(シアン)、M(マジェンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色256階調の画像データによって構成される。画像データFDは、例えば、スキャナ、デジタルカメラ、その他外部から入力し、またはコンピュータ本体11の内部で編集したり生成することによって得られる。
ディザパターン記憶部160は、複数種類のディザパターンDPを保持する。ディザパターンDPは、C、M、Y、Kの各色について、文字領域用、画像領域用、およびチャート領域用などがそれぞれ設けられている。
擬似階調化部170は、必要に応じて、ディザパターンDPを用いて画像データFDを16階調の擬似階調画像データFDhに変換する。本実施形態では16階調化の擬似階調化を行っているがこれに限られるものではなく、2値化または4値化などの多値化であってもよい。
圧縮データ作成部100は、上に説明したような圧縮処理を行って圧縮データD2を生成する。すなわち、図6に示すように、圧縮データ作成部100には、ブロック分割部101、代表値算出部102、付加情報算出部103、および符号化部104が設けられる。
ブロック分割部101は、擬似階調画像データFDhを複数のブロックに分割する。代表値算出部102は、各ブロックにおける濃度に関する代表値を求める。付加情報算出部103は、各ブロックにおける1ラインごとに付加情報を求める。
符号化部104は、代表値および付加情報などを符号化する。符号化部104には、符号化に必要なデコード表が記憶されている。このデコード表はプリンタ13に予め送信されている。なお、各ブロックTLにおける各画素の濃度値を補間して求めるための補間ルール(後述する)をコンピュータ本体11とプリンタ13との間で定めるような場合についても、この補完ルールに関する情報を必要に応じてプリンタ13に予め送信する。
また、符号化を行う場合、代表値をそのまま符号化してもよいが、これに代えて、隣り合うブロックTL間の代表値の差分情報を求め、求めた差分情報を符号化してもよい。これによって圧縮率を向上させることができる。
図7において、プリンタ13は、ディザパターン記憶部360、データ復元部300、デコード表記憶部370、レーザ駆動部390、およびプリントエンジン400などから構成される。
ディザパターン記憶部360は、コンピュータ本体11のディザパターン記憶部160に記憶されているディザパターンDPと同様のものを保持する。ディザパターンDPは、コンピュータ本体11から予め送信しておいてもよく、同じディザパターンDPを適当なメモリに格納したものを予めプリンタ13に内蔵しておいてもよい。
デコード表記憶部370は、コンピュータ本体11から送信されたデコード表DCを格納する。
データ復元部300は、コンピュータ本体11から圧縮データD2を受信し、受信した圧縮データD2を復元し、元の擬似階調画像データFDhと同じドットパターンを再現する。復元処理のために、ワークメモリ301およびバッファメモリ302が設けられている。復元の際に、必要に応じて、ディザパターンDPまたはデコード表DCなどが参照される。なお、データ復元部300には、圧縮データ作成部100で行われる圧縮処理に対応した復元処理を行うための処理手順やルールが、それを実行するプログラムやハード的な処理回路として設けられている。
レーザ駆動部390は、バッファメモリ302から読み出された画像データに基づいて、レーザダイオードLDを強度変調して発光させる。プリントエンジン400は、上に述べたように電子写真方式によって用紙に印刷を行う。
〔圧縮処理および展開処理の処理内容〕
次に、圧縮データ作成部100およびデータ復元部300の処理内容についてさらに詳しく説明する。
図8において、1ページ分の擬似階調画像データFDhの例が示されており、この擬似階調画像データFDhは、マトリックス状に配置された多数のブロックTLに区画される。なお、ここでは擬似階調画像データFDhから代表値および付加情報を生成するが、後述するように画像データFDから擬似階調化することなく代表値および付加情報を生成するように構成することも可能である。図8に示す例では、擬似階調画像データFDhは、ライン方向に沿って5つのブロックTLに区画されている。ライン上に並ぶ5つのブロックTL1〜5の領域が1つのバンドBDである。1つのブロックTLは、縦4画素、横6画素の領域からなる。つまり、ブロックTLは、副走査方向に4ライン分のサイズを有する。この1つのブロックTLに含まれる画素GSの濃度値の全体が、1つの代表値APで表されるか、または、1つの代表値APとラインごとの付加情報FJで表される。
代表値APの求め方として、種々の手法があるが、ここでは、擬似階調画像データFDhの擬似階調化に用いられたディザパターンを用いて特定の濃度値を擬似階調化した場合にそれによって得られる擬似階調画像がブロックTLの画像データと一致するような、そのような特定の濃度値の中から選んだ値を代表値とする。つまり、この場合には、例えば、そのディザパターンの閾値が擬似階調画像データFDhの濃度値よりも大きい場合の閾値の最小値KとディザパターンDPの閾値が擬似階調画像データFDhの濃度値よりも小さい場合の閾値の最大値Jとの間の値を代表値とすることになる。
また、付加情報FJの求め方としても種々の手法があるが、ここでは、代表値によって当該ブロックTL内の各ラインの画像データが良好に再現されるかどうかを判断し、良好に再現されないと判断したときに、他のデータ、例えば当該ラインの画像データFD自体を付加情報とし、または良好に再現されるように修正するための適当な情報を付加情報とする。
図9において、ある1つのバンドBDについての代表値AP1〜5が入力された場合が示されている。1バンド分の代表値AP1〜5は、この順にワークメモリ301に記録される。ワークメモリ301に記録された代表値AP1〜5は、そのバンドBDについての復元が終了するまでワークメモリ301に保持され、次のバンドBDの代表値APが入力されるとそれに書き換えられる。
ワークメモリ301に記録された代表値APに基づいて、まず、1番目のラインの復元が行われる。最初に、代表値AP1に基づいて1番目のブロックTL1の分が復元され、その復元データD3がバッファメモリ302のブロックTL1に対応する位置に記録される(書き込まれる)。次に、代表値AP2に基づいて2番目のブロックTL2の分が復元され、その復元データD3がバッファメモリ302のブロックTL2に対応する位置に記録される。
次に、代表値AP3に基づいて3番目のブロックTL3の分が復元されようとするが、この例では代表値AP3は拡張代表値であったので、代表値AP3によっては復元することができない。この場合に、ブロックTL3の1番目のラインについての付加情報FJが用いられ、その付加情報FJによって復元され、その復元データD3がバッファメモリ302のブロックTL3に対応する位置に記録される。なお、付加情報FJもまた、ワークメモリ301に記録されている。ただし、付加情報FJに関しては、そのブロックのラインの復元が終了すれば次のものと書き換えられてもよいので、ワークメモリ301には一時的に格納されるだけである。付加情報FJは、そのブロックのラインを復元するときにのみ使用されるので、必ずしも記録されている必要はなく、受信速度と復元速度の関係で十分に復元可能であれば記録しないことも可能である。
代表値AP4に基づいて4番目のブロックTL4の分が復元され、その復元データD3がバッファメモリ302のブロックTL4に対応する位置に記録される。代表値AP5に基づいて5番目のブロックTL5の分が復元されようとするが、この例では代表値AP5によっては復元することができず、ブロックTL5の1番目のラインについての付加情報FJによって復元され、その復元データD3がバッファメモリ302のブロックTL5に対応する位置に記録される。
バッファメモリ302の内容である復元データD3は、バッファメモリ302の先頭のアドレスから順に読み出され、レーザ駆動部390に送られる。
バッファメモリ302から復元データD3が読み出されると、2番目のラインの復元が行われる。2番目のラインの復元において、3番目および5番目のブロックTL3,5については、それぞれのブロックTL3,5の2番目のラインについての付加情報FJによって復元される。
なお、バッファメモリ302への書き込みは復元データD3を読み出した直後から行うことが可能であるので、2番目のラインの復元は、1番目の全ての復元データD3の読み出しを待つことなく行われる。
そして、2番目のラインについても、バッファメモリ302に記録された復元データD3が順に読み出され、レーザ駆動部390に送られる。
このようにして、4番目のラインまで、代表値AP1〜5および付加情報FJに基づく復元データD3の記録と、記録された復元データD3の読み出しとが順次行われる。これによって1バンド分の復元が行われる。1バンド分の復元が行われた後は、途切れることなく、次のバンドBDについて、同様に復元が行われる。
ここで、バッファメモリ302からの復元データD3の読み出しは、プリントエンジン400における画像形成の速度に同期して行われるので、バッファメモリ302からの読み出しが一旦開始されると、全部の画像データFDの形成が終わるまで同じ速度で読み出しを行う必要がある。したがって、バッファメモリ302への復元データD3の記録の速度を、復元データD3の読み出しの速度よりも高速にしておく必要がある。換言すると、復元データD3の読み出しを待って、次のラインの復元データD3の記録を行うような状態の制御が行われる。
このように、1つのバンドBDの復元に際して、代表値AP1〜5は4ライン分について繰り返して4回用いられ、それぞれの付加情報FJは該当するラインについて1回のみ用いられる。
なお、1番目のラインの復元は、全部の代表値AP1〜5をバッファメモリ302に記録した後で行ってもよく、またはそれぞれの代表値AP1〜5をバッファメモリ302に記録しながら同時に行ってもよい。
また、1番目のラインの復元において、付加情報FJによる復元は、当該ブロックTLの代表値APによる復元が行われるべきタイミングで行ってもよく、また、代表値APによる復元が可能なブロックTLの復元が全て終わってから行ってもよい。
なお、このような復元処理のための制御は、上に述べたようにデータ復元部300に設けられた処理回路やプログラムの実行などによって行われる。
〔フローチャートによる説明〕
次に、圧縮処理および展開処理の手順について、図10および図11のフローチャートを参照して説明する。
図10は圧縮処理の例を示すフローチャート、図11は展開処理の例を示すフローチャートである。
図10および図11に示すフローチャートでは、あるブロックTLにおいて真正代表値が求められなかった場合には、そのブロックTLを再区画(再分割)して複数の小ブロックTMとする(図12参照)。ブロックTLのサイズに応じて、例えば、3つの小ブロックTMに再区画する。再区画は、小ブロックTMが横方向(ライン方向)に配列されるように行われる。そうすることによって、小ブロックTMとブロックTLとの縦方向のサイズが同一となり、小ブロックTMについて代表値APを求めたときに、その代表値APをブロックTLの場合と同様にバンドBDの全部のラインにわたって使用することができる。小ブロックTMについても、代表値APと、必要に応じてラインごとの付加情報FJが求められる。
すなわち、図10において、代表値APが求められると(#101)、その代表値APが真正代表値である場合に(#102でイエス)、代表値APが出力される(#103)。真正代表値でない場合には(#102でノー)、ブロックTLを小ブロックTMに再区画し(#104)、1つの小ブロックTMについての代表値APを求める(#105)。求めた代表値APが真正代表値である場合に(#106でイエス)、その代表値APが出力される(#107)。真正代表値でない場合には(#106でノー)、付加情報FJがある旨を示す信号が作成されて出力され(#108)、その小ブロックTMの位置(場所)を示す情報が記録され(#109)、その小ブロックTMについての1番目のラインの付加情報FJが出力される(#110)。これが全ての小ブロックTMについて繰り返される(#111)。なお、ステップ#110における1番目のラインの付加情報FJの出力は、このタイミングで行うことなく、2番目以降のラインと同じタイミングで行うようにしてもよい。
そして、1つのバンドBDについてのブロックTLまたは小ブロックTMの代表値APの出力が終わると(#112でイエス)、それぞれのブロックTLまたは小ブロックTMについて、2番目以降のラインの付加情報FJが出力される(#113)。1バンド分について終了すると(#114でイエス)、次の1つのバンドBDについてステップ#101〜114が繰り返され、全部の画像データについて出力されると終了する(#115)。
図11において、入力された代表値APが真正代表値である場合に(#121でイエス)、代表値APによって復元が可能であることおよび代表値APをワークメモリ301に記録し(#122、123)、代表値APによる1番目のラインの復元を行う(#124)。真正代表値でない場合には(#121でノー)、小ブロックTMについて(#125)、代表値APが真正代表値である場合に(#126でイエス)、代表値APによって小ブロックTMの復元が可能であることおよびその代表値APをワークメモリ301に記録し(#127、128)、代表値APによる小ブロックTMの1番目のラインの復元を行う(#129)。真正代表値でない場合には(#126でノー)、場所の記録に基づいて(#130)、付加情報FJによる小ブロックTMの1番目のラインの復元を行う(#131)。1つのブロックTLについて終わるまで小ブロックTMの処理を繰り返す(#132)。1バンド分について、代表値APおよびその1番目のラインについての処理が終わるまで繰り返す(#133)。
そして、当該バンドBDの2番目以降のラインについて、代表値APが真正代表値であれば代表値APによる1ラインの復元を行い(#134、135)、真正代表値でなければ、場所を特定する情報に基づいて(#136)、付加情報FJによる1ラインの復元を行う(#137)。1ラインの全部について繰り返され(#138)、それが1バンドの全部について繰り返される(#139)。全部の画像データについて復元が行われると終了する(#140)。
このように、あるブロックTLでの代表値APによる表現が十分でないときに、そのブロックTLを再区画してサイズを小さくして代表値APを探すことにより、処理は若干複雑となるがさらに高性能の圧縮を行うことができる。また、この場合の展開処理においても、バンドBDと同じ容量のバッファメモリを用いることなく、小さい容量のバッファメモリ302を用いて画像の展開を行うことができる。
付加情報FJは元の値と比較して分布が大きく偏っているので、符号化によってデータサイズを小さくすることができる。ブロックTLの代表値APと付加情報FJとを分離し、且つ付加情報FJをライン単位で作成したので、展開処理においてライン単位で復元することができ、展開に用いるバッファメモリ302が1ライン分あればよく、メモリ容量を低減することができる。これによって、ASICなどへのメモリの内蔵が容易になり、高速且つ低コストの画像展開が行える。
〔具体例による説明〕
次に、圧縮処理および展開処理の具体的な例について説明する。
図12は擬似階調画像データFDhの例を示す図、図13はディザパターンDPの例を示す図、図14は図12の擬似階調画像データFDhのバンド1についての代表値APを示す図、図15は図12の擬似階調画像データFDhのバンド1についての圧縮データD2を示す図、図16は図15の展開処理において圧縮データD2を記録したワークメモリ301の内容を示す図、図17はライン1について復元された画像データを記録したバッファメモリ302の内容を示す図である。
図12において、擬似階調画像データFDhは、16値の画像データである。したがって、それぞれの画素GSは、十進で0〜15の値を取りうる。擬似階調画像データFDhは、ライン方向に5つに区画され、これによって、縦4画素、横6画素のブロックTLに区画されている。つまり、1つのバンドは4ラインからなる。バンド1において、3番目および4番目のブロックTL3、4は、さらに3つの小ブロックTM1〜3に再区画されている。
この擬似階調画像データFDhを得るために用いられたディザパターンDPは、図13に示されるような、縦20画素、横20画素の大きさのものである。図13(a)には、ディザパターンDP内の各画素のアドレス示される。このディザパターンDPは、その各画素について、図13(b)に示されるような15個の閾値をもっている。入力される値がどの閾値の間にあるかによって出力される値が決定する。
例えば、「A00−00」の画素に入力される値(「A00−00」の位置に対応する画像データFDの画素の濃度値)が「108」であれば、「A00−00」の1番目の閾値である「123」よりも小さいので、出力(擬似階調画像データFDh)は「0」となる。同じ「108」の入力であっても、「A01−00」の画素であれば3番目の閾値である「107」と4番目の閾値である「110」の間であるので出力は「3」となる。また、「A01−01」の画素であれば15番目の閾値である「45」よりも大きいので、出力は「15」となる。このような擬似階調化によって画像データFDは擬似階調画像データFDhに変換される。なお、ディザパターンDPのサイズおよび閾値はこれらに限られるものではなく、また、CMYKなどの色ごとに異なるディザパターンが使用されてもよい。
図14において、それぞれのブロックTLまたは小ブロックTMの代表値APが示されている。1番目および2番目のブロックTL1およびTL2の代表値APはいずれも「108」である。3番目のブロックTL3については、1〜3番目の小ブロックTM1〜3の代表値APが、それぞれ、「112」「115」「116」である。これらの代表値APは、そのブロック内の画素の位置において、上述したディザパターンDPに対してその値を入力すれば、擬似階調画像データFDhが得られる値となっている。
4番目のブロックTL4については、その2番目の小ブロックTM2に代表値APがなく、それぞれのラインにおいて付加情報FJが示されている。この付加情報FJは、各ラインにおける2つの画素GSの値を1バイトのデータとしたときの十進数で示されている。
5番目のブロックTL5については、当該ブロックTL5の画素GSの配列が、4画素分つまり2バイト分、過去に遡った画素GSと同じであるので、「2バイトシフト」と示されている。
また、それぞれの代表値APについて、隣り合うブロックTLまたは小ブロックTMの代表値APとの差分が示されている。差分は、当該代表値APから前の代表値APを差し引くことによって得られる。当該代表値APよりも前の代表値APの方が値が大きい場合には、差の値に「256」を加えて正の値にする。つまり、初期値を「0」とし、初期値と1番目の代表値APとの差分は「108」であり、1番目と2番目の代表値APとの差分は「0」である。2番目のブロックTL2と3番目のブロックTL3の1番目の小ブロックTM1との代表値APの差分は「4」であり、3番目のブロックTL3の1番目と2番目の小ブロックTMの代表値APの差分は「3」である。3番目のブロックTL3の3番目の小ブロックTM3と4番目のブロックTL4の1番目の小ブロックTM1との差分は、差の値「−1」に「256」を加えた「255」である。
図14に示す「P0」「P1」「P2」などは、圧縮データD2として出力される順番を示す。
図15において、1番目のライン分の圧縮データD2がライン1として示されている。ライン1では、まず、1番目のブロックTL1の代表値APの差分である「108」、次に2番目のブロックTL2の代表値APの差分である「0」が出力される。その次に、3番目のブロックTL3が区画(分割)されることを示す分割信号である「256」、区画された各小ブロックTM1〜3について代表値APの有無を示す「<111>」が出力される。代表値APの有無を示す「<111>」は、3ビットのデータであり、それぞれの位置が小ブロックTM1〜3の位置を示し、「1」が代表値有り、「0」が代表値無しを示す。
そして、3番目のブロックTL3の1〜3番目の小ブロックTM1〜3の代表値APの差分である「4」「3」「1」が出力される。次に、4番目のブロックTL4の分割信号である「256」、各小ブロックTMの代表値APの有無を示す「<101>」が出力される。小ブロックTMの代表値APの有無を示す「<101>」によって、2番目の小ブロックTM2には代表値APがないことが示される。したがって、小ブロックTM2については後で付加情報FJに基づいて復元されることとなる。その1番目のラインについて付加情報FJである「0」が、次に出力される。
そして、4番目のブロックTL4の1、3番目の小ブロックTM1、3の代表値APの差分である「141」が出力され、次に、5番目のブロックTL5が過去に遡った画素GSと一致することを示す「260」、そのシフトのバイト数である「2」が出力される。
ここまでのライン1の圧縮データD2によって、バンド1についての全部の代表値AP、およびバンド1のライン1の付加情報FJが表されている。
次に、ライン2では、4番目のブロックTL4の2番目の小ブロックTM2のライン2の付加情報FJが出力され、ライン3、4では、同じ小ブロックTM2のライン3、4の付加情報FJが出力される。
他のバンドについても同様な処理が行われ、且つ符号化が行われ、生成された圧縮データD2がプリンタ13に転送される。
なお、このような圧縮処理を行うための処理回路またはプログラムなどが、圧縮データ作成部100に設けられており、これに対応した手順によって復元処理を行うための処理回路またはプログラムなどがデータ復元部300に設けられている。上に述べた圧縮データD2を受信したプリンタ13は、次のような復元処理を行う。
すなわち、図16において、ワークメモリ301は、それぞれのブロックTL1〜5に対応する圧縮データD2の記録位置が決められており、ライン1の圧縮データD2に基づいてワークメモリ301に記録すべきデータが算出され、それぞれの位置に記録される。1番目のブロックTL1に対応する位置には、図16の一番上に示されるように、ブロックTL1の代表値APである「108」が、再区画における小ブロックTMの個数に等しい3個記録されている。このようにしておくと、再分割の有無によって代表値APの個数が変わることがない。なお、これによって小ブロックTM単位で復元を行うこととするのも可能である。1個のみの代表値APを記録するようにしてもよい。
代表値APの下には、順に、展開方法を示す情報である「<0>」、再分割の有無を示す情報である「<0>」、再分割時の代表値APの有無を示す情報である「<000>」、使用したディザパターンDPを示す情報である「<0>」が記録されている。
なお、展開方法を示す情報は、「0」がディザパターンDPを用いての展開、「1」が過去のデータをコピーすることによる展開を示す。再分割の有無を示す情報は、「0」が再分割無し、「1」が再分割ありを示す。再分割時の代表値APの有無を示す情報は、「0」が代表値無し、「1」が代表値有りを示す。使用したディザパターンを示す情報は、そのディザパターンDPを特定するためのコードである。
したがって、ブロックTL1については、ディザパターンDPを用いての展開、再分割無し、コード「0」のディザパターンDPを用いる、ということになる。
また、2番目のブロックTL2については、ブロックTL2の代表値APである「108」が3個記録され、ディザパターンDPを用いての展開、再分割無し、コード「0」のディザパターンDPを用いる、ということが記録されている。
3番目のブロックTL3については、3つの小ブロックTM1〜3について、それぞれの代表値APが「112」「115」「116」であること、ディザパターンDPを用いての展開、再分割有り、小ブロックTM1〜3のいずれにも代表値APが有り、コード「0」のディザパターンDPを用いる、ということが記録されている。
4番目のブロックTL4については、2つの小ブロックTM1、3について、それぞれの代表値APが「115」「0」であること、中央の小ブロックTM2については付加情報FJで復元するので代表値APとしての値はないこと、ディザパターンDPを用いての展開、再分割有り、2つの小ブロックTM1、3についてのみ代表値APが有り、コード「0」のディザパターンDPを用いる、ということが記録されている。
5番目のブロックTL5については、過去のデータへのシフトのバイト数である「2」、過去のデータをコピーすることによる展開、再分割無し、ということが記録されている。
ワークメモリ301に記録された代表値APなどの圧縮データD2、および各ラインの付加情報FJに基づいて、復元が行われる。
図17に示すように、まず1番目のラインに対して復元が行われる。つまり、1番目のブロックTL1について、代表値「108」を用いてコード「0」のディザパターンDPにより擬似階調化を行って擬似階調画像データFDhの画素の濃度に関する値(画素値)を復元し、その結果の画素値をバッファメモリ302のブロックTL1の位置に記録する。次に、2番目のブロックTL2について、代表値「108」を用いてコード「0」のディザパターンDPにより復元を行い、その結果をバッファメモリ302のブロックTL2の位置に記録する。なお、同じディザパターンDPを用いても復元による出力値(画素値)が異なるのは、使用するディザパターンDPの画素の位置が異なるためである。3番目のブロックTL3については、代表値「112」を用いて復元し、ブロックTL3の1番目の小ブロックTMの位置に記録する。同様に代表値「115」、「116」を用いて復元し、2番目および3番目の小ブロックTMの位置に記録する。
4番目のブロックTL4については、代表値「115」を用いて復元し、1番目の小ブロックTMの位置に記録する。ライン1の付加情報FJである「0」を用いて復元し、2番目の小ブロックTMの位置に記録する。さらに、代表値「0」を用いて復元し、3番目の小ブロックTMの位置に記録する。
5番目のブロックTL5については、2バイト前のデータをコピーして5番目のブロックTL5の位置に記録する。なお、その際に、1回のコピーでは不足するデータがあるので、複数回のコピーを行う。
また、2〜4番目のラインについても同様に、ワークメモリ301に記録された代表値APとライン2〜4の付加情報FJとに基づいて復元が行われる。
〔代表値の求め方の例〕
図18は代表値の求め方の他の例を説明するための図、図19はBTCの符合化法を説明するための図、図20はBTCを適用した場合の代表値APと付加情報FJを示す図、図21はバッファメモリへの展開の様子を説明するための図、図22はブロックTLの濃度値の平均値を代表値とした場合の圧縮処理を説明するための図である。
上述の説明では、擬似階調画像データFDhから代表値APを求めているが、図18では画像データFDとディザパターンDPから代表値を求める。なお、各ブロックTLの画素値は、説明のために、上述の例とは変えている。
図18において、まず、最初のブロックTL1の代表値を決める。ディザパターンDPの閾値が画像データFDの濃度値よりも大きい場合の閾値の最小値K1、および、ディザパターンDPの閾値が画像データFDの濃度値よりも小さい場合の閾値の最大値J1を求める。そして、閾値の最小値Kと最大値Jとの間から代表値APを選定する。つまり、次の(1)式、
J≦AP≦K …(1)
の条件を満たす代表値APを求める。このように、代表値APのとり得る範囲(代表値範囲)は最大値Jから最小値Kの間である。図18には、ブロックTL1の代表値AP1の例が水平な直線APL1で示されている。
2番目のブロックTL2については、最小値K2の方が最大値J2よりも小さいため、上の(1)式を満たす代表値APは存在しない。したがってこの場合は、適当な値を仮に代表値AP2とする。仮に定めた代表値AP2によって得られる擬似階調画像D1Kが、元の画像データFDによる擬似階調画像D1に対して所定の誤差範囲に入っていれば、この代表値AP2を用いる。しかし、若干の画質の低下は生じる可能性がある。誤差範囲に入っていなければ、他のデータ、例えば画像データFDそれ自体を用いる。
3番目のブロックTL3については、上の(1)式を満たす代表値AP3が存在するので、そのような適当な代表値AP3を決める。
なお、図18は、ライン方向についての画像データFDとディザパターンDPの関係を図示したものであるが、各ブロックTLはライン方向と副走査方向の両方に広がりをもつので、副走査方向についても同様の方法が適用されている。
この図18の実施形態においても、擬似階調化として、2値化、3値化、4値化、8値化、16値化など、種々の値の多値化を行うことも可能である。
また、BTC(Block Truncation Coding)の符合化法を本実施形態に適用して代表値を求めることもできる。
BTCでは、階調画像(多階調画像)を所定のブロックTLごとに区画し、ブロックTLの画像を図19(a)に示すように少ない個数の近似色で表される画像に置き換えることによってデータ量を削減する。近似色は、ブロックTL内の各画素をその濃度値に基づいて複数の画素群に分けた場合の、各画素群に含まれる画素の代表色として求められる。具体的な求め方は、特開平4−270473号公報および特開平9−83809号公報に示される通りである。
求められた近似色についての情報は、カラーパレットCPとして記憶される。図19(b)に示すように、このカラーパレットCPには、各近似色に予め割り振られているインデックス番号および各インデックス番号に対応する近似色が示される。すなわち、カラーパレットCPは、ブロックTL内の画素を画像データFDの階調数(または色数)を減じて表現するための複数の階調段階(または色)を示すパレットである。なお、近似色は、例えば、RGBの各濃度値によって表される。カラーパレットCPは、ブロックTLごとに生成される。
図19(c)に示すように、ブロックTLの各画素には、その画素の近似色のインデックス番号が対応付けられる。
カラーパレットCPと各画素に対応付けられたインデックス番号とを用いることによって図19(a)のような近似色で表される画像を得ることができる。
本実施形態の圧縮方法にこのBTCを適用する場合は、ブロックTLのカラーパレットCPをそのブロックTLの代表値APとして用いる。画素の色が例えばRGBによって表されている場合は、代表値APとして図20(a)に示されるようなカラーパレットCPが出力される。図20(a)に示すカラーパレットCPには、各インデックス番号に対応する近似色ごとのRGBの各濃度値が示される。このような代表値APが1つのバンドBDについて出力された後、次にそのバンドBDの付加情報FJが出力される。
付加情報FJとしては、各画素の近似色のインデックス番号を示すデータが出力される。図19(a)に示されるブロックTLの例では、各ラインについて図20(b)に示されるような付加情報FJが出力される。これら代表値および付加情報によって圧縮データD2が生成される。
展開処理に際しては、図21に示すように、まず、一つのバンドBDについての各代表値AP(カラーパレットCP)がワークメモリ301に記録される。そのバンドの初めのブロックTLの1番目のラインの画像は、そのブロックTLのカラーパレットCP1とそのブロックTLについての1番目のラインの付加情報FJとによって近似的に復元される。すなわち、その付加情報FJに示されるインデックス番号の近似色の情報が、ワークメモリに記録されたカラーパレットCP1から取得され、その近似色によって復元される。その復元に係る復元データは、バファメモリ302のそのブロックTLに対応する位置に記録される。
同様にして、次のブロックTLのカラーパレットCP2とそのブロックTLの1番目のラインの付加情報FJとによって1番目のラインの画像が復元される。そのバンドBDの全てのブロックTLについて1番目のラインの復元が終わると、同様にして、2番目以降のラインの復元が行われる。そのバンドBD内の全てのラインについての復元が終わると、次のバンドBDについての復元が行われる。全てのバンドBDについての復元が行われることによって画像データFD全体が近似的に復元される。
以上の例において説明したように、代表値APの求め方として、種々の方法があるが、その他にも次のような方法を採用することができる。
(1) 当該ブロックTL内における特定の画素の濃度値を代表値とする。
(2) 当該ブロックTL内における複数の画素または全部の画素の濃度値の中間値を代表値とする。この場合に、中間値として、平均値、加重平均値、2乗平均値などを用いてもよい。また、特異点を除いた値について平均などを求めてもよい。
(3) 当該ブロックTL内の特定の画素を含むその周辺の画素の濃度値の中間値を代表値とする。
(4) 当該ブロックTL内の画像データを関数により表現するためのパラメータを代表値とする。つまり、例えば、スプライン補間のように元の画像データFDを近似する関数の引数とする。
(5) 一旦求めた代表値について、その代表値によって画像データが良好に再現されるかどうかの判断を行い、良好に再現されると判断された場合にそれを実際の代表値として用いる。例えば、擬似階調画像データFDhについての代表値に対して、次のような手順で再現性の判断を行う。1つのブロックTLを注目ブロックとし、注目ブロックの代表値またはそれと注目ブロックに隣接する1つまたは複数のブロックTLの代表値とに対し、適当な補間ルールを適用し、注目ブロックに含まれる各画素の濃度値を補間により求める。求めた各画素の濃度値に対して、擬似階調化に用いたディザパターンを用いて擬似階調化を行い、これによって得られる擬似階調画像が元の擬似階調画像データFDhに対して所定の誤差範囲で再現されているかどうかを判定する。所定の誤差範囲で再現されている場合に再現性が良好であると判断し、その注目ブロックの代表値を実際の代表値として用いる。なお、この場合に、最初に注目ブロックとしたブロックTLについては、先に代表値の決定された隣接ブロックが存在しないので、その注目ブロックにおける周辺部または端部、特に頂点部に位置する画素の濃度値などを考慮して代表値を決定すればよい。
また、付加情報FJの求め方としても次のような方法を採用することができる。
(1) 当該ブロックTL内の各ライン内の特定の画素の濃度値と代表値との差分を付加情報とする。
(2) 当該ブロックTL内の各ライン内の画素の濃度値の中間値と代表値との差分を付加情報とする。中間値として、平均値、加重平均値、2乗平均値などを用いてもよい。また、特異点を除いた値について平均などを求めてもよい。また、代表値と付加情報とで中間値の算出方法を統一しておけばよい。
(3) 当該ブロックTL内の画像データを関数により表現するためのパラメータを代表値とした場合に、当該ブロックTL内の各ラインの画素の濃度値と関数で表現される画像データとの差分を付加情報とする。
ここで、ブロックTL内の画素の濃度の平均値を代表値とし、その平均値と各画素の濃度との差分(差分値)を付加情報として出力する場合について図22を参照して説明する。
図22(a)には、縦8画素、横8画素のブロックTLが示されており、そのブロックTLの各画素には、その画素の濃度値が示されている。図22(a)の例では、各画素の濃度値の平均は、「53」であり、この値がブロックTLの代表値APとなる。
図22(b)には、その平均値と各画素の濃度値との差分値が示される。よって、ブロックTLの各ラインについて、図22(c)に示されるような付加情報FJが出力される。
この例では、全ての画素についての差分値が付加情報として出力されるのでデータ量をほとんど削減できないように思われる。しかし、実際の画像では、ブロック内の画像の濃度値が均一であることが多いのでブロック内の画像を代表値だけで表せることが多い。よって、データ量の削減が可能となる。
また、以上の例では、付加情報FJを1ラインごとに作成する場合を説明したが、各ブロックTLに含まれるライン数よりも少ない複数のラインごとに作成した場合においても、ブロックTLの全体について付加情報を作成した場合と比較して、展開に用いるバッファメモリ302のメモリ容量を低減することができる。
さらに、代表値APの算出に際しては、その代表値APのみで表現される画像が元の画像に近いかどうかを判別し、所定の近似度が得られない場合にのみ付加情報FJを追加するようにしてもよい。この場合の近似度の判定には、元の画像と代表値の差分の絶対値の平均値とが所定の大きさ以上であるかどうかで判断することができる。
また、圧縮データの出力の順序や展開処理の手順としても、次に説明するような種々の方法を採用することができる。
図23は圧縮データの出力の順序の例を示すフローチャート、図24は圧縮データの出力の順序の他の例を示すフローチャート、図25は代表値出力の手順の例を示すフローチャート、図26は展開処理の手順の例を示すフローチャート、図27は展開処理の手順の他の例を示すフローチャート、図28は復元方法の例を示すフローチャートである。
図23の例においては、代表値APが求められた後の圧縮データの出力の順序は、それぞれのバンドBDにおいて先に各ブロックの代表値APの全部が出力され、その後に各ラインの付加情報FJが出力される。
すなわち、代表値APが求められた後、1つのバンドBDについて、全ての代表値APが出力される(#41、42)。その後で、1番目のラインの付加情報FJが先頭から順に出力され(#43、44)、1番目のラインが終わると2番目のラインの付加情報FJが先頭から順に出力され、1バンド分についての全ての付加情報FJが出力される(#43〜45)。1バンド分について終了すると、次の1つのバンドBDについてステップ#41〜45が繰り返され、同様に代表値APおよび付加情報FJが出力され、全部の画像データFDについて出力されると終了する(#46)。
なお、付加情報FJの算出は、それを出力する直前に行ってもよく、また先にまとめて行ってもよい。
図24の例においては、各ブロックの代表値APとともに当該バンドにおける1番目のラインの付加情報FJが出力され、その後に2番目以降の各ラインの付加情報FJが出力される。
すなわち、代表値APが求められると、その代表値APが出力され(#51)、その代表値APと同じブロックTLの1番目のラインの付加情報FJがある場合にそれが出力される(#52)。これが繰り返され、1バンド分について、代表値APおよびその1番目のラインの付加情報FJが出力される(#53)。
その後で、当該バンドBDについて、2番目以降のラインの付加情報FJが先頭から順に出力される(#54、55)。1バンド分について終了すると(#56でイエス)、次の1つのバンドBDについてステップ#51〜56が繰り返され、全部の画像データについて出力されると終了する(#57)。
図25の例においては、ステップ#41、51の代表値出力では、代表値APの算出が行われ(#61)、当該ブロックTLの濃度を算出した代表値APで表現可能であれば、つまりそれが真正代表値であれば、その代表値APを出力し(#63)、表現可能でなければ、付加情報FJがある旨を示すパラメータを代表値APとして出力する(#64)。
図26の例においては、展開処理では、受信された代表値APの1バンド分をワークメモリ301に書き込む(#71、72)。ワークメモリ301に書き込んだ代表値APによって復元してバッファメモリ302に書き込む(#73)。付加情報FJがある場合にそれによる復元を行ってバッファメモリ302に書き込む(#74)。ステップ#73〜74を1バンド分が終了するまで繰り返し(#75)、画像データの全体が復元されるまでステップ#71〜77を繰り返す。
図27に示す展開処理では、受信された代表値APを順次ワークメモリ301に書き込む(#81)とともに、それによる復元と付加情報FJによる1番目のラインの復元とを行う(#82〜84)。そして、ワークメモリ301に書き込んだ代表値APによって復元してバッファメモリ302に書き込み(#85)、付加情報FJがある場合にそれによる復元を行ってバッファメモリ302に書き込む(#86)。ステップ#85〜87を1バンド分が終了するまで繰り返し(#88)、画像データの全体が復元されるまでステップ#81〜87を繰り返す。
図28において、代表値APによる展開が可能であれば、つまり代表値APが真正代表値である場合には、その代表値APを用いて復元し(#92)、真正代表値でない場合には、付加情報FJを用いて復元する(#93)。
その他、コンピュータ本体11、プリンタ13、およびプリントシステム1の全体または各部の構成、機能、個数、ビット数、処理の内容または順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明に係るプリントシステムの全体構成を示す図である。 プリントシステムにおける画像データの流れを示すフローチャートである。 圧縮処理の概略の流れを示すフローチャートである。 展開処理の概略の流れを示すフローチャートである。 コンピュータ本体の機能的な構成を示すブロック図である。 圧縮データ作成部の機能的な構成の例を示すブロック図である。 プリンタの機能的な構成を示すブロック図である。 ブロックと代表値および付加情報との関係を示す図である。 バッファメモリへの展開の様子を説明するための図である。 圧縮処理のさらに他の例を示すフローチャートである。 展開処理のさらに他の例を示すフローチャートである。 擬似階調画像データの例を示す図である。 ディザパターンの例を示す図である。 バンド1についての代表値を示す図である。 バンド1についての圧縮データを示す図である。 ワークメモリの内容の例を示す図である。 バッファメモリの内容の例を示す図である。 代表値の求め方の例を説明するための図である。 BTCの符合化法を説明するための図である。 BTCを適用した場合の代表値と付加情報を示す図である。 バッファメモリへの展開の様子を説明するための図である。 ブロックの濃度値の平均値を代表値とした場合の圧縮処理を説明するための図である。 圧縮データの出力の順序の例を示すフローチャートである。 圧縮データの出力の順序の他の例を示すフローチャートである。 代表値出力の手順の例を示すフローチャートである。 展開処理の手順の例を示すフローチャートである。 展開処理の手順の他の例を示すフローチャートである。 復元方法の例を示すフローチャートである。 従来の展開処理を説明するための図である。
符号の説明
1 プリントシステム
11 コンピュータ本体
13 プリンタ
100 圧縮データ作成部
101 ブロック分割部(ブロックを画定する手段)
102 代表値算出部(代表値を求める手段)
104 符号化部(圧縮データを生成する手段)
300 データ復元部(代表値を記録する手段、読み出して出力する手段)
301 ワークメモリ
302 バッファメモリ
400 プリントエンジン(画像を形成する手段)
FD 画像データ
FDh 擬似階調画像データ(画像データ)
D2 圧縮データ
DP ディザパターン
TL ブロック
TM 小ブロック
AP 代表値
FJ 付加情報

Claims (18)

  1. ライン方向およびその直角方向である副走査方向にマトリクス状に配列された画素を有する画像データの圧縮方法であって、
    前記画像データをライン方向および副走査方向に区画して複数のラインにわたる複数のブロックを画定し、
    前記各ブロックに含まれる画素の濃度に関する代表値を求め、
    各画素の濃度に関する情報であって前記代表値に代わるべきまたは前記代表値に追加すべき情報がある場合に、それを付加情報として、前記各ブロックにおける1つのラインごとまたは前記ブロックのライン数よりも少ない複数のラインごとに求め、
    前記代表値および前記付加情報を用いて圧縮データを生成する、
    ことを特徴とする画像データの圧縮方法。
  2. 前記代表値は、当該ブロック内の画素の濃度の平均値であり、
    前記付加情報は、当該ブロック内の各ラインの画素の濃度値と前記平均値との差分である、
    請求項1記載の画像データの圧縮方法。
  3. 前記代表値は、当該ブロック内の画像データを関数により表現するためのパラメータであり、
    前記付加情報は、当該ブロック内の各ラインの画素の濃度値と前記関数で表現される画像データとの差分である、
    請求項1記載の画像データの圧縮方法。
  4. 前記画像データは、ディザパターンを用いて擬似階調化された画像データであり、
    前記代表値は、前記擬似階調化に用いられたディザパターンを用いて特定の濃度値を擬似階調化した場合にそれによって得られる擬似階調画像が前記ブロックの画像データと一致するような、そのような特定の濃度値の中から選ばれる、
    請求項1記載の画像データの圧縮方法。
  5. 前記付加情報は、前記各ラインの前記画像データである、
    請求項4記載の画像データの圧縮方法。
  6. 前記代表値によって画像データが良好に再現されるかどうかを判断し、良好に再現されないと判断したときに、前記付加情報を追加すべき情報として求める、
    請求項1記載の画像データの圧縮方法。
  7. 隣合うブロックの代表値の差を用いて前記圧縮データを生成する、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の画像データの圧縮方法。
  8. 前記代表値は、前記ブロック内の画素を前記画像データの階調数を減じて表現するための複数の階調段階を示すパレットであり、
    前記付加情報は、前記ブロック内の当該付加情報に係るラインに含まれる各画素がそれぞれ前記パレットに示される前記階調段階のいずれに対応するかを示す情報である、
    請求項1記載の画像データの圧縮方法。
  9. 前記代表値は、前記ブロック内の画素を前記画像データの色数を減じて表現するための複数の色を示すパレットであり、
    前記付加情報は、前記ブロック内の当該付加情報に係るラインに含まれる各画素がそれぞれ前記パレットに示される前記色のいずれに対応するかを示す情報である、
    請求項1記載の画像データの圧縮方法。
  10. 1つのブロックと同じライン数のライン群をバンドとして、
    それぞれのバンドにおいて、各ブロックの代表値が出力され、その後に各ラインの付加情報が出力されて、前記圧縮データが生成される、
    請求項1ないし9のいずれかに記載の画像データの圧縮方法。
  11. 1つのブロックと同じライン数のライン群をバンドとして、
    それぞれのバンドにおいて、各ブロックの代表値とともに当該バンドにおける第1ラインの付加情報が出力され、その後に第2ライン以降の各ラインの付加情報が出力されて、前記圧縮データが生成される、
    請求項1ないし9のいずれかに記載の画像データの圧縮方法。
  12. ライン方向およびその直角方向である副走査方向にマトリクス状に配列された画素を有する画像データの圧縮装置であって、
    前記画像データをライン方向および副走査方向に区画して複数のラインにわたる複数のブロックを画定する手段と、
    前記各ブロックに含まれる画素の濃度に関する代表値を求める手段と、
    各画素の濃度に関する情報であって前記代表値に代わるべきまたは前記代表値に追加すべき情報を、それを付加情報として、前記各ブロックにおける1つのラインごとまたは前記ブロックのライン数よりも少ない複数のラインごとに求める手段と、
    前記代表値および前記付加情報を用いて圧縮データを生成する手段と、
    を有することを特徴とする画像データの圧縮装置。
  13. 1つのブロックと同じライン数のライン群をバンドとして、それぞれのバンドにおいて、各ブロックの代表値を出力しその後に各ラインの付加情報を出力する手段を有する、
    請求項12記載の画像データの圧縮装置。
  14. 1つのブロックと同じライン数のライン群をバンドとして、それぞれのバンドにおいて、各ブロックの代表値とともに当該バンドにおける第1ラインの付加情報を出力しその後に第2ライン以降の各ラインの付加情報を出力する手段を有する、
    請求項12記載の画像データの圧縮装置。
  15. ライン方向およびその直角方向である副走査方向にマトリクス状に配列された画素を有する画像データについて、当該画像データを区画することによって画定された各ブロックに含まれる画素の濃度に関する代表値と、当該各ブロックにおける1つまたは複数のラインごとに求められた濃度に関する情報である付加情報とを用いて生成された圧縮データを展開する方法であって、
    ライン方向に沿って配列されるブロックからなる1バンド分のブロックについての前記代表値を受信する第1ステップと、
    前記1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインについての前記付加情報を受信する第2のステップと、
    前記第1ステップおよび前記第2ステップで受信した前記代表値および前記付加情報に基づいて前記1バンド中の当該付加情報に係る1つまたは複数のラインについての画像データを復元し、ラインメモリに記録する第3ステップと、
    前記ラインメモリに記録された画像データを読み出して出力する第4ステップと、
    前記1バンド分のブロックに含まれる全てのラインについて、前記第2ステップから前記第4ステップを繰り返す第5ステップと、
    を有することを特徴とする圧縮データの展開方法。
  16. ライン方向およびその直角方向である副走査方向にマトリクス状に配列された画素を有する画像データについて、当該画像データを区画することによって画定された各ブロックに含まれる画素の濃度に関する代表値と、当該各ブロックにおける1つまたは複数のラインごとに求められた濃度に関する情報である付加情報とを用いて生成された圧縮データを展開する装置であって、
    ライン方向に沿って配列されるブロックからなる1バンド分のブロックについての前記代表値を記録し、当該1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインについての前記付加情報を記録するためのワークメモリと、
    復元された1つまたは複数のライン分の画像データを記録するためのラインメモリと、
    前記1バンド分のブロックについての前記代表値を前記ワークメモリに記録するとともに、ブロック内の画像データの復元が完了するまで当該ブロックについての前記代表値を当該ワークメモリに保持させる手段と、
    前記1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインごとに当該1つまたは複数のラインについての前記付加情報を前記ワークメモリに順次記録する手段と、
    前記1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインについて、前記ワークメモリに記録された前記代表値および前記付加情報により復元された画像データを前記ラインメモリのそれぞれのブロックに対応する位置に記録する手段と、
    前記ラインメモリに記録された画像データを読み出して出力する手段と、
    を有することを特徴とする圧縮データの展開装置。
  17. 圧縮データを受信して画像の印刷を行う電子写真方式のプリンタであって、
    ライン方向およびその直角方向である副走査方向にマトリクス状に配列された画素を有する画像データについて、当該画像データを区画することによって画定された各ブロックに含まれる画素の濃度に関する代表値と、前記各ブロックにおける1つまたは複数のラインごとに求められた濃度に関する情報である付加情報とを用いて生成された圧縮データを受信する手段と、
    ライン方向に沿って配列されるブロックからなる1バンド分のブロックについての前記代表値を記録し、当該1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインについての前記付加情報を記録するためのワークメモリと、
    復元された1つまたは複数のライン分の画像データを記録するためのラインメモリと、
    前記1バンド分のブロックについての前記代表値を前記ワークメモリに記録するとともに、ブロック内の画像データの復元が完了するまで当該ブロックについての前記代表値を当該ワークメモリに保持させる手段と、
    前記1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインごとに当該1つまたは複数のラインについての前記付加情報を前記ワークメモリに順次記録する手段と、
    前記1バンド分のブロックに含まれる1つまたは複数のラインについて、前記ワークメモリに記録された前記代表値および前記付加情報により復元された画像データを前記ラインメモリのそれぞれのブロックに対応する位置に記録する手段と、
    前記ラインメモリに記録された画像データを読み出して出力する手段と、
    出力された画像データに基づいてレーザ光の発光強度を制御することにより画像を形成する手段と、
    を有することを特徴とするプリンタ。
  18. ライン方向およびその直角方向である副走査方向にマトリクス状に配列された画素を有する画像データについて、当該画像データを区画することによって画定された各ブロックに含まれる画素の濃度に関する代表値と、前記各ブロックにおける1つまたは複数のラインごとに求められた濃度に関する情報である付加情報とを用いて生成された圧縮データを展開する装置であって、
    ライン方向に沿って配列されるブロックからなる1バンド分のブロックについての代表値を記録するためのワークメモリと、
    復元された1つまたは複数のライン分の画像データを記録するためのラインメモリと、
    1バンド分のブロックについての前記代表値をワークメモリに記録する手段と、
    1つまたは複数のラインについて、前記代表値により復元された画像データを前記ラインメモリのそれぞれのブロックに対応する位置に記録し、付加情報のあるブロックについては当該付加情報により復元された画像データを前記ラインメモリの当該ブロックに対応する位置に記録する手段と、
    前記ラインメモリに記録された画像データを読み出して出力する手段と、
    を有することを特徴とする圧縮データの展開装置。
JP2006272304A 2005-10-31 2006-10-03 画像データの処理方法および装置 Expired - Fee Related JP4844331B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006272304A JP4844331B2 (ja) 2005-10-31 2006-10-03 画像データの処理方法および装置
US11/589,489 US7773821B2 (en) 2005-10-31 2006-10-30 Method and device for compressing and expanding image data

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005315843 2005-10-31
JP2005315843 2005-10-31
JP2006272304A JP4844331B2 (ja) 2005-10-31 2006-10-03 画像データの処理方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007151085A true JP2007151085A (ja) 2007-06-14
JP4844331B2 JP4844331B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=37995886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006272304A Expired - Fee Related JP4844331B2 (ja) 2005-10-31 2006-10-03 画像データの処理方法および装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7773821B2 (ja)
JP (1) JP4844331B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012134807A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置及び画像処理方法
JP2013210702A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Konica Minolta Inc 画像処理装置及び画像形成装置
US10116962B2 (en) 2014-03-14 2018-10-30 Fujitsu Limited Image coding device, image decoding device, image coding method and image decoding method

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4844331B2 (ja) * 2005-10-31 2011-12-28 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像データの処理方法および装置
JP4727457B2 (ja) * 2006-03-08 2011-07-20 富士フイルム株式会社 撮影装置
JP4424404B2 (ja) * 2007-10-04 2010-03-03 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 圧縮方法、伸張方法及び画像処理装置
US8687911B2 (en) * 2009-06-24 2014-04-01 Nokia Corporation Adaptive method for processing digital images, and an image processing device
EP2446420B1 (en) * 2009-06-24 2022-03-23 Nokia Technologies Oy Device and method for processing digital images captured by a binary image sensor
KR101710883B1 (ko) * 2009-11-04 2017-02-28 삼성전자주식회사 필터 정보를 이용한 영상 압축 장치 및 방법과 영상 복원 장치 및 방법
JP5724430B2 (ja) * 2011-02-15 2015-05-27 カシオ計算機株式会社 情報検索装置およびプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02171083A (ja) * 1988-12-23 1990-07-02 Nec Corp 画像信号の符号化方式
JPH06152986A (ja) * 1992-11-10 1994-05-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像圧縮方法及び装置
JPH06164950A (ja) * 1992-11-26 1994-06-10 Mitsubishi Electric Corp 画像符号化方法および画像符号化/復号化方法
JP2003092674A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像処理方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5666971A (en) * 1979-11-05 1981-06-05 Dainippon Screen Mfg Co Ltd Picture data compressing method
JPS6331371A (ja) * 1986-07-25 1988-02-10 Nec Corp 画像信号の符号化装置
JPS6461876A (en) * 1987-09-02 1989-03-08 Canon Kk Picture processor
US5046119A (en) 1990-03-16 1991-09-03 Apple Computer, Inc. Method and apparatus for compressing and decompressing color video data with an anti-aliasing mode
JPH04347969A (ja) * 1991-05-24 1992-12-03 Victor Co Of Japan Ltd 画素密度変換装置
US5696842A (en) * 1991-07-04 1997-12-09 Ricoh Company, Ltd. Image processing system for adaptive coding of color document images
US5528377A (en) * 1994-03-29 1996-06-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Extended density color printing
US6154569A (en) * 1995-03-16 2000-11-28 Kabushiki Kaisha Toshiba System and method for coding and/or decoding image including bit-map of different levels
JP3311549B2 (ja) * 1995-08-22 2002-08-05 シャープ株式会社 画像処理装置の変倍制御装置
JP3302862B2 (ja) 1995-09-20 2002-07-15 株式会社日立製作所 カラー画像信号の圧縮方法、画像符号化復号化装置および画像処理システム
JP3531454B2 (ja) * 1998-01-30 2004-05-31 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP3732702B2 (ja) * 2000-01-31 2006-01-11 株式会社リコー 画像処理装置
JP3733873B2 (ja) * 2001-06-07 2006-01-11 ノーリツ鋼機株式会社 写真画像処理装置、方法及び写真処理装置
JP2007306513A (ja) * 2005-07-13 2007-11-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像データの圧縮方法および装置
JP4844331B2 (ja) * 2005-10-31 2011-12-28 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像データの処理方法および装置
JP2007143082A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像データの圧縮方法および装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02171083A (ja) * 1988-12-23 1990-07-02 Nec Corp 画像信号の符号化方式
JPH06152986A (ja) * 1992-11-10 1994-05-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像圧縮方法及び装置
JPH06164950A (ja) * 1992-11-26 1994-06-10 Mitsubishi Electric Corp 画像符号化方法および画像符号化/復号化方法
JP2003092674A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像処理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012134807A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置及び画像処理方法
JP2013210702A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Konica Minolta Inc 画像処理装置及び画像形成装置
US10116962B2 (en) 2014-03-14 2018-10-30 Fujitsu Limited Image coding device, image decoding device, image coding method and image decoding method

Also Published As

Publication number Publication date
US7773821B2 (en) 2010-08-10
US20070097450A1 (en) 2007-05-03
JP4844331B2 (ja) 2011-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4844331B2 (ja) 画像データの処理方法および装置
US7844120B2 (en) Method and device for compressing image data
JP4261739B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体及び画像処理システム
CN102577345B (zh) 图像处理设备及其处理方法
JPH09181916A (ja) グレースクリーニングのための方法
US7848539B2 (en) Image processing apparatus, control method for the image processing apparatus, and storage medium storing computer program for executing the control method of the image processing apparatus
JP2008271046A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム、および記憶媒体
JP2011193394A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2830690B2 (ja) 画像処理装置
JP5264412B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2001245167A (ja) 電子写真の画像処理装置及びそれを利用した電子写真装置
JP2007306513A (ja) 画像データの圧縮方法および装置
JP2010118760A (ja) 画像処理装置
JP4514168B2 (ja) 画像処理システム及び画像処理方法
JP4412363B2 (ja) 画像処理装置
JP4696738B2 (ja) 画像データの圧縮方法および装置並びに擬似階調画像の復元方法
JP3778265B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP2005210740A (ja) 色変換テーブルの製造装置及び製造方法並びに記録媒体
JP2002237952A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、符号化制御方法及び記憶媒体
JP2001069349A (ja) 画像処理方法、画像処理装置および記録媒体
JP2000350005A (ja) 画像処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP2004228716A (ja) 画像処理システム、画像出力装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JPH11196246A (ja) 画像形成装置
JPH068533A (ja) 画像形成装置
JPH04157878A (ja) 画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees