JP2007142311A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、トランジスタ特性のばらつきを抑制することができ、また電気特性を向上させることができる半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板100の表面部分において選択的に形成された溝140と、溝140を埋め込むように形成され、酸素のシリコンに対する比率が2以下になるように形成されたシリコン酸化膜170を少なくとも1つ含む複数の膜160、170とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、微細化が進んだ素子分離溝(STI:Shallow Trench Isolation)に埋め込む絶縁膜として、例えばSOG(Spin On Glass)膜などのように、埋め込み時や熱処理時に流動性を有する絶縁膜を利用することが提案されている。
かかる流動性を有する絶縁膜は、ウエットエッチングが行われ易いという性質を有する。このため、素子分離溝に埋め込む絶縁膜としては、SOG膜と当該SOG膜より緻密なHTO(High Temperature Oxide)膜との2層構造、又は高密度プラズマ(HDP:High Density Plasma)CVD法によって形成されるHDP-CVDシリコン酸化膜とSOG膜との2層構造にすることが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
しかし、流動性を有する絶縁膜は、熱処理時に膜の収縮を起こし易く、その際、高い引っ張り応力を発生する性質を有する。従って、かかる流動性を有する絶縁膜を素子分離溝に埋め込み、熱処理を行うと、シリコン基板と絶縁膜との熱膨張率の差に起因する熱応力によって、シリコン基板の降伏応力(シリコン基板に降伏が生じ始める応力)が低下する高温時に、素子分離溝に埋め込まれた絶縁膜が、強い引っ張り応力を発生する。
この場合、素子分離溝に埋め込まれた絶縁膜に結晶欠陥が発生し易くなり、また当該絶縁膜の剥離が生じ易くなるという問題があった。
特開2000−114362号公報 特開2003−31650号公報
本発明は、トランジスタ特性のばらつきを抑制することができ、また電気特性を向上させることができる半導体装置及びその製造方法を提供する。
本発明の一態様による半導体装置の製造方法は、
半導体基板の表面部分のうち、所望の領域を除去することにより、溝を形成するステップと、
前記溝の下部付近を埋め込み、かつ前記溝の上部付近の内部表面を覆うように、第1の膜を形成するステップと、
前記第1の膜によって前記溝の上部付近に形成された空隙を埋め込むように、前記第1の膜上に、成膜時に流動性を有する流動性膜を形成するステップと、
前記流動性膜に対して酸化処理を行うことにより、前記第1の膜よりシリコンの構成比率が高い第2の膜を形成するステップと、
前記第1及び第2の膜にエッチングを行うことにより、所定量除去するステップと
を備える。
また本発明の一態様による半導体装置の製造方法は、
半導体基板の表面部分のうち、所望の領域を除去することにより、溝を形成するステップと、
前記溝を埋め込むように、成膜時に流動性を有する流動性膜を形成するステップと、
前記流動性膜に対して酸化処理を行うことにより、第1の膜を形成するステップと、
前記第1の膜にエッチングを行って、所定量除去することにより、前記溝の上部に空隙を形成するステップと
前記空隙を埋め込むように、前記第1の膜よりシリコンの構成比率が低い第2の膜を形成するステップと、
前記第2の膜にエッチングを行うことにより、所定量除去するステップと
を備える。
また本発明の一態様による半導体装置は、
半導体基板の表面部分において選択的に形成された溝と、
前記溝を埋め込むように形成され、酸素のシリコンに対する比率が2より低くなるように形成されたシリコン酸化膜を少なくとも1つ含む複数の膜と
を備える。
本発明の半導体装置及びその製造方法によれば、トランジスタ特性のばらつきを抑制することができ、また電気特性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(1)第1の実施の形態
図1〜図4に、本発明の第1の実施の形態によるフラッシュメモリのメモリセルトランジスタの製造方法を示す。本実施の形態の場合、半導体基板上にゲート絶縁膜を介して浮遊ゲート電極となるポリシリコン膜を形成した後に、素子分離溝を形成する。そして、この素子分離溝に、高密度プラズマCVD法によってHDP-CVDシリコン酸化膜を埋め込んだ後、さらに、シリコン酸化(SiO)膜よりシリコンの構成比率が高いシリコンリッチ酸化膜を埋め込む。
図1に示すように、半導体基板100上にゲート絶縁膜となるシリコン酸窒化(SiON)膜110を8nm程度形成する。その後、CVD法によって、浮遊ゲート電極となる、リン(P)がドーピングされたポリシリコン膜120を120nm程度形成した後、後に行われるCMP法による研磨のストッパとなるシリコン窒化(SiN)膜130を100nm程度形成する。
CVD法によって、シリコン窒化膜130の全面に、シリコン酸化(SiO)膜(図示せず)を形成する。このシリコン酸化膜上に、フォトレジスト(図示せず)を塗布し、露光及び現像を行うことにより、レジストマスク(図示せず)を形成する。
このレジストマスクをマスクとして、RIEによって、シリコン酸化膜にパターニングを行うことにより、ハードマスクを形成する。その後、アッシャーと硫酸過酸化水素水混合液によるエッチングとによって、レジストマスクを除去する。
このハードマスクをマスクとして、RIEによって、シリコン窒化膜130、ポリシリコン膜120、シリコン熱酸窒化膜110に順次パターニングを行う。さらにハードマスクをマスクとして、半導体基板100にエッチングを行うことにより、半導体基板100の表面からの深さが220nm程度の素子分離溝140を形成する。
フッ酸蒸気によって、ハードマスクを除去した後、熱酸化法によって、素子分離溝140の内部表面にシリコン熱酸化(SiO)膜150を3nm程度形成する。
図2に示すように、高密度プラズマCVD法によって、素子分離溝140の下部付近を埋め込むように、シリコン熱酸化膜150及びシリコン窒化膜130上に、素子分離絶縁膜となるHDP-CVDシリコン酸化(SiO)膜160を100nm程度形成する。なお、この場合、素子分離溝140の上部付近には空隙140Aが形成される。
続いて、この空隙140Aを埋め込むように、HDP-CVDシリコン酸化膜160上に、素子分離絶縁膜となるシリコンリッチ酸化膜170を形成することにより、HDP-CVDシリコン酸化膜160及びシリコンリッチ酸化膜170によって素子分離溝140を完全に埋め込む。
以下、シリコンリッチ酸化膜170の形成方法について具体的に説明する。まず、平均分子量が2000〜6000である過水素化シラザン重合体((SiHNH))を、例えばキシレン(C(CH)やジブチルエーテル((CO)などの溶媒に分散することにより、過水素化シラザン重合体溶液を生成する。
スピンコーティング法によって、HDP-CVDシリコン酸化膜160に形成された空隙140Aを埋め込むように、半導体基板100を回転させながら、過水素化シラザン重合体溶液をHDP-CVDシリコン酸化膜160の表面に塗布することにより、塗布膜170Aを形成する。
このように、液体である過水素化シラザン重合体溶液を塗布することにより、素子分離溝140のアスペクト比が高く、かつ当該素子分離溝140がオーバハング形状(開口部分の幅が底面より小さい形状)であっても、素子分離溝140内部にボイド(未充填部分)やシーム(継ぎ目状の未充填部分)が形成されることがなくなる。
なお、この場合、スピンコーティング法の条件は、例えば半導体基板100の回転速度が1200rpm、回転時間が30秒、過水素化シラザン重合体溶液の滴下量が2cc、塗布膜170Aの狙い膜厚が450nm程度である。
そして、この塗布膜170Aが形成された半導体基板100をホットプレート上に載置した後、温度が150℃の不活性ガス雰囲気中で、塗布膜170Aに対して3分間ベーク(加熱)する熱処理を行う。
これにより、過水素化シラザン重合体溶液中に存在するキシレン(C(CH)やジブチルエーテル((C20)などの溶媒を揮発させ、ポリシラザン(Polysilazane)膜170Bを形成する。なお、この場合、このポリシラザン膜170Bには、溶媒に含まれる炭素(C)や炭化水素が、不純物として数%〜十数%程度残存している。従って、このポリシラザン膜170Bは、残存する溶媒を含む、密度の低いシリコン窒化膜に近い状態にある。
続いて、ポリシラザン膜170Bに対して所定の熱処理を行うことにより、シリコンリッチ酸化膜170を形成する。すなわち、温度が200〜650℃の減圧水蒸気雰囲気中であって、かつシリコン(半導体基板100)の酸化量が0.7〜1.6nm程度になるような条件で、ポリシラザン膜170Bに対して酸化処理を行う。
この場合、図5に示すように、ポリシラザン膜170Bにおける酸素(O)のシリコン(Si)に対する比率は、1.6〜1.9程度に変化する。すなわち、ポリシラザン膜170Bにおける酸素(O)のシリコン(Si)に対する比率は、シリコン酸化(SiO)膜の比率2より低く、当該シリコン酸化(SiO)膜よりシリコンの構成比率が高い。
次に、温度が800〜1000℃の不活性ガス雰囲気中で、ポリシラザン膜170Bに対して熱処理(アニール)を行うことにより、緻密なシリコンリッチ酸化膜170を形成する。従って図6に示すように、素子分離溝140の下部付近には、酸素のシリコンに対する比率が2程度であるHDP-CVDシリコン酸化(SiO)膜160が埋め込まれ、素子分離溝140の上部付近には、酸素のシリコンに対する比率が1.85であるシリコンリッチ酸化膜170が埋め込まれる。
図3に示すように、CMP法によって、シリコン窒化膜130をストッパとして、HDP-CVDシリコン酸化膜160及びシリコンリッチ酸化膜170を研磨してその表面を平坦化することにより、シリコン窒化膜130を露出させ、素子分離溝140内部にのみHDP-CVDシリコン酸化膜160及びシリコンリッチ酸化膜170を残存させる。
RIEによって、素子分離溝140内部に残存するHDP-CVDシリコン酸化膜160及びシリコンリッチ酸化膜170を120nm程度エッチバックすることにより、素子分離絶縁膜を形成する。その後、ホットリン酸を用いてシリコン窒化膜130を除去する。
ところで、図7に示すように、一般に、ポリシラザン膜170Bの応力は、周囲の温度が室温の場合には、酸素のシリコンに対する比率にかかわらず略一定であるが、温度が900℃の場合には、酸素のシリコンに対する比率によっては100MPa以上の差が生じる。
従って、図8に示すように、温度が800〜1000℃の不活性ガス雰囲気中で熱処理を行って、シリコンリッチ酸化膜170を形成した後に、素子分離溝140内部に残存するHDP-CVDシリコン酸化膜160及びシリコンリッチ酸化膜170をエッチバックする際、HDP-CVDシリコン酸化膜160及びシリコンリッチ酸化膜170からなる素子分離絶縁膜の上端角部付近に、凹状の欠陥が発生する欠陥発生密度は、ポリシラザン膜170Bにおける酸素のシリコンに対する比率によって大きく変化する。この図8に示すように、欠陥発生密度は、ポリシラザン膜170Bにおける酸素のシリコンに対する比率が、1.9以下で大きく減少し、1.8以下で略0になる。
図4に示すように、電極間絶縁膜となるONO膜180を形成した後、制御ゲート電極となる、リン(P)がドーピングされたポリシリコン膜190を形成する。そして、リソグラフィ及びRIEによって、ポリシリコン膜190、ONO膜180及びポリシリコン膜120に順次パターニングを行うことにより、ポリシリコン膜120からなる浮遊ゲート電極と、ポリシリコン膜190からなる制御ゲート電極とを形成する。
これ以降、図示しないソース領域及びドレイン領域を形成した後、層間絶縁膜200、210及び220、コンタクトプラグ230及び240並びに配線250及び260などを順次形成することにより、フラッシュメモリのメモリセルトランジスタを製造する。
以上の方法により製造されたメモリセルトランジスタは、図4に示すように、半導体基板100の表面部分において選択的に形成された素子分離溝140を有する。この素子分離溝140内には、シリコン熱酸化膜150を介して当該素子分離溝140の下部付近を埋め込み、かつその上部付近の内部表面を覆うように、HDP-CVDシリコン酸化膜160が形成されている。さらに、このHDP-CVDシリコン酸化膜160によって素子分離溝140の上部付近に形成された空隙140Aを埋め込むように、シリコンリッチ酸化膜170が形成されている。
一方、半導体基板100のうち、素子形成領域上には、シリコン酸窒化膜110からなるゲート絶縁膜を介して、ポリシリコン膜120からなる浮遊ゲート電極が形成され、当該ポリシリコン膜120、HDP-CVDシリコン酸化膜160及びシリコンリッチ酸化膜170上には、ONO膜180を介して、ポリシリコン膜190からなる制御ゲート電極が形成されている。
このように本実施の形態によれば、半導体基板100(シリコン基板)との熱膨張率差が小さいシリコンリッチ酸化膜170を素子分離溝140に埋め込むことにより、当該素子分離溝140に埋め込まれた埋め込み材に起因する応力を抑制することができ、これによりメモリセルトランジスタの閾値電圧が変動することを抑制することが可能となる。
ここで図9に、本実施の形態によって形成されたメモリセルトランジスタの閾値電圧と、比較例として、例えばポリシラザン膜に対して温度が400℃の水蒸気雰囲気中で60分間酸化処理を行うことにより、シリコン酸化(SiO)膜を形成した場合における、メモリセルトランジスタの閾値電圧とを示す。この図9に示すように、本実施の形態によれば、メモリセルトランジスタの閾値電圧が0.07V改善されると共に、当該閾値電圧のばらつきも低減されている。
また本実施の形態によれば、素子分離溝140内部に残存するHDP-CVDシリコン酸化膜160及びシリコンリッチ酸化膜170をエッチバックする際、HDP-CVDシリコン酸化膜160及びシリコンリッチ酸化膜170からなる素子分離絶縁膜の上端角部が陥没し、当該上端角部付近に凹状の欠陥が発生することがなくなる。
ところで、図10に示すように、一般に、シリコンリッチ酸化膜は、ホッピング伝導が起こり易く、シリコン酸化(SiO)膜と比べて、耐圧が低いという性質を有する。しかし、本実施の形態のように、ポリシリコン膜120からなる浮遊ゲート電極が形成されている付近に、耐圧がよいHDP-CVDシリコン酸化膜160を形成すれば、一定の絶縁性を確保して耐圧を向上することができる。
但し、この図10に示すように、シリコンリッチ酸化膜の耐圧は、当該シリコンリッチ酸化膜における酸素のシリコンに対する比率が1.8を下回ると、大きく低下する。従って、耐圧が比較的重視されるフラッシュメモリでは、シリコンリッチ酸化膜における酸素のシリコンに対する比率が1.8以上であることが望ましい。
また、図11に示すように、一般に、シリコンリッチ酸化膜は、酸素のシリコンに対する比率を下げていくと、膜中のトラップ密度が増大し、帯電し易くなるという問題がある。このトラップ密度は、5×1017cm−3以下であれば許容されることができ、これにより、シリコンリッチ酸化膜における酸素のシリコンに対する比率は、1.7以上であることが望ましい。
このようにして本実施の形態によれば、トランジスタ特性のばらつきを抑制することができ、また電気特性を向上させることができる。
なお上述の第1の実施の形態は一例であって、本発明を限定するものではない。例えば、ポリシラザン膜170Bからシリコンリッチ酸化膜170を形成するのではなく、HSQ(Hydrogen Silises Quioxane:水素シルセスオキサン:(HSiO3/2)膜や、凝縮CVD膜からシリコンリッチ酸化膜を形成することも可能であり、要は、成膜時に流動性を有する膜からシリコンリッチ酸化膜を形成すれば良い。
(2)第2の実施の形態
図12〜図15に、本発明の第2の実施の形態によるフラッシュメモリのメモリセルトランジスタの製造方法を示す。本実施の形態の場合、半導体基板上にゲート絶縁膜を介して浮遊ゲート電極となるポリシリコン膜を形成した後に、素子分離溝を形成する。そして、この素子分離溝に、ライナー膜として、一様な膜厚を有するCVDシリコン酸化(SiO)膜を当該素子分離溝の内部表面を覆うように形成した後、シリコン酸化(SiO)膜よりシリコンの構成比率が高いシリコンリッチ酸化膜、及びHDP-CVDシリコン酸化膜を順次埋め込む。なお、第1の実施の形態の図1における工程は、第2の実施の形態と同一であるため、説明を省略する。
図12に示すように、LPCVD法によって、シリコン窒化膜130及びシリコン熱酸化膜150上に、素子分離溝140の内部表面を覆うように、一様な膜厚を有するCVDシリコン酸化膜300を25nm程度形成する。
図13に示すように、素子分離溝140を埋め込むように、CVDシリコン酸化膜300上に、素子分離絶縁膜となるシリコンリッチ酸化膜310を形成する。以下、シリコンリッチ酸化膜310の形成方法について説明するが、第1の実施の形態と同一の部分については説明を省略する。
スピンコーティング法によって、素子分離溝140を埋め込むように、半導体基板100を回転させながら、過水素化シラザン重合体溶液をCVDシリコン酸化膜300の表面に塗布することにより、塗布膜310Aを形成する。
なお、この場合、スピンコーティング法の条件は、例えば半導体基板100の回転速度が700rpm、回転時間が30秒、過水素化シラザン重合体溶液の滴下量が2cc、塗布膜310Aの狙い膜厚が700nm程度である。
そして、この塗布膜310Aが形成された半導体基板100をホットプレート上に載置した後、温度が150℃の不活性ガス雰囲気中で、塗布膜310Aに対して3分間ベーク(加熱)する熱処理を行う。
これにより、過水素化シラザン重合体溶液中に存在するキシレン(C(CH)やジブチルエーテル((CO)などの溶媒を揮発させ、ポリシラザン(Polysilazane)膜310Bを形成する。
続いて、ポリシラザン膜310Bに対して所定の熱処理を行うことにより、シリコンリッチ酸化膜310を形成する。すなわち、温度が300℃の減圧水蒸気雰囲気中であって、かつシリコン(半導体基板100)の酸化量が0.8nm程度になるような条件で、ポリシラザン膜310Bに対して酸化処理を行う。この場合、ポリシラザン膜310Bにおける酸素のシリコンに対する比率は、1.75程度に変化する。
図13に示すように、CMP法によって、シリコン窒化膜130をストッパとして、シリコンリッチ酸化膜310を研磨してその表面を平坦化することにより、シリコン窒化膜130を露出させ、素子分離溝140内部にのみシリコンリッチ酸化膜310を残存させる。
ウエットエッチング又はRIEによって、素子分離溝140内部に残存するシリコンリッチ酸化膜310を170nm程度エッチバックし、その際、CVDシリコン酸化膜300もエッチバックする。なお、この場合、素子分離溝140の上部付近には空隙140Bが形成される。
続いて、この空隙140Bを埋め込むように、全面にHDP-CVDシリコン酸化膜320を500nm程度形成することにより、CVDシリコン酸化膜300、シリコンリッチ酸化膜310及びHDP-CVDシリコン酸化膜320によって素子分離溝140を完全に埋め込む。
この場合、図16に示すように、素子分離溝140の下部付近には、酸素のシリコンに対する比率が1.75であるシリコンリッチ酸化膜310が埋め込まれ、素子分離溝140の上部付近には、酸素のシリコンに対する比率が2程度であるHDP-CVDシリコン酸化(SiO)膜320が埋め込まれる。
図14に示すように、CMP法によって、シリコン窒化膜130をストッパとして、HDP-CVDシリコン酸化膜320を研磨してその表面を平坦化することにより、シリコン窒化膜130を露出させ、素子分離溝140内部にのみHDP-CVDシリコン酸化膜320を残存させる。その後、ホットリン酸を用いてシリコン窒化膜130を除去する。
さらに、RIEによって、HDP-CVDシリコン酸化膜320を120nm程度エッチバックすることにより、素子分離絶縁膜を形成する。
図15に示すように、これ以降、第1の実施の形態と同様の工程を実行することにより、フラッシュメモリのメモリセルトランジスタを製造する。
以上の方法により製造されたメモリセルトランジスタは、図15に示すように、半導体基板100の表面部分において選択的に形成された素子分離溝140を有する。この素子分離溝140内には、シリコン熱酸化膜150を介して当該素子分離溝140の下部付近を覆うように、CVDシリコン酸化膜300が形成され、当該CVDシリコン酸化膜300で覆われた素子分離溝140の下部付近を埋め込むように、シリコンリッチ酸化膜310が形成されている。
さらに、CVDシリコン酸化膜300及びシリコンリッチ酸化膜310によって素子分離溝140の上部付近に形成された空隙140Bを埋め込むように、HDP-CVDシリコン酸化膜320が形成されている。なお、半導体基板100のうち、素子形成領域は、第1の実施の形態と同様に形成されているため、説明を省略する。
このように本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、半導体基板100(シリコン基板)との熱膨張率差が小さいシリコンリッチ酸化膜310を素子分離溝140に埋め込むことにより、当該素子分離溝140に埋め込まれた埋め込み材に起因する応力を抑制することができ、これによりメモリセルトランジスタの閾値電圧が変動することを抑制することが可能となる。
ここで図17に、本実施の形態によって形成されたメモリセルトランジスタの閾値電圧と、比較例として、例えばポリシラザン膜に対して温度が400℃の水蒸気雰囲気中で60分間酸化処理を行うことにより、シリコン酸化(SiO)膜を形成した場合における、メモリセルトランジスタの閾値電圧とを示す。この図17に示すように、本実施の形態によれば、メモリセルトランジスタの閾値電圧が0.03V改善されると共に、当該閾値電圧のばらつきも低減されている。
また、本実施の形態のシリコンリッチ酸化膜310は、エッチバックを行い易くするため、第1の実施の形態のシリコンリッチ酸化膜170より、シリコンの構成比率が高く、従って耐圧が低い。しかし、本実施の形態のように、一様な膜厚のCVDシリコン酸化膜300でシリコンリッチ酸化膜310を包むようにし、かつ最も電圧が印加される、ポリシリコン膜120からなる浮遊ゲート電極が形成されている付近に、耐圧がよいHDP-CVDシリコン酸化膜320を形成すれば、一定の絶縁性を確保して耐圧を向上することができる。
因みに、素子分離溝140の下部付近にシリコンリッチ酸化膜310を埋め込み、素子分離溝140の上部付近にHDP-CVDシリコン酸化膜320を埋め込むことにより、素子分離溝140に埋め込まれた埋め込み材の上部がウエットエッチングに何度も曝される場合でも、当該埋め込み材の後退や、これに伴う素子形成領域の端部に対する電界集中を抑制することができる。
このようにして本実施の形態によれば、トランジスタ特性のばらつきを抑制することができ、また電気特性を向上させることができる。
なお上述の第2の実施の形態は一例であって、本発明を限定するものではない。例えば、ポリシラザン膜310Bからシリコンリッチ酸化膜310を形成するのではなく、HSQ膜や、凝縮CVD膜からシリコンリッチ酸化膜を形成することも可能であり、要は、成膜時に流動性を有する膜からシリコンリッチ酸化膜を形成すれば良い。
ここで、一例として、HSQ膜からシリコンリッチ酸化膜を形成する方法について説明する。まず、平均分子量が4000であるHSQ((HSiO3/2)を、例えばキシレンやシロキサンなどに分散し、得られた溶液をスピンコーティング法によって塗布することにより、塗布膜を形成する。
なお、この場合、スピンコーティング法の条件は、例えば半導体基板100の回転速度が4000rpm、回転時間が30秒、HSQ溶液の滴下量が2cc、塗布膜の狙い膜厚が550nm程度である。
そして、この塗布膜が形成された半導体基板100をホットプレート上に載置した後、温度が100〜350℃の不活性ガス雰囲気中で、塗布膜に対して1分間ベーク(加熱)する熱処理を行うことにより、HSQ溶液中の溶媒を揮発させる。
続いて、250℃の水蒸気雰囲気中で30分間、さらに350℃の水蒸気雰囲気中で30分間加熱し、シリコンの酸化量が0.9nm程度になるような条件で、酸化処理を行うことにより、酸素のシリコンに対する比率が1.76であるシリコンリッチ酸化膜を形成する。
(3)第3の実施の形態
図18〜図20に、本発明の第3の実施の形態によるトランジスタの製造方法を示す。本実施の形態の場合、半導体基板の表面部分に素子分離溝を形成した後、当該素子分離溝に、シリコンリッチ酸化膜及びHDP-CVDシリコン酸化膜を順次埋め込む。因みに、本実施の形態によるトランジスタは、主にロジック素子に適用される。
図18に示すように、半導体基板400上にシリコン酸化(SiO)膜410を2nm程度形成した後、CVD法によって、後に行われるCMP法による研磨のストッパとなるシリコン窒化(SiN)膜420を75nm程度形成する。
CVD法によって、シリコン窒化膜420の全面に、CVDシリコン酸化膜(図示せず)を形成する。このCVDシリコン酸化膜上に、フォトレジスト(図示せず)を塗布し、露光及び現像を行うことにより、レジストマスク(図示せず)を形成する。
このレジストマスクをマスクとして、RIEによって、CVDシリコン酸化膜にパターニングを行うことにより、ハードマスクを形成する。その後、アッシャーと、硫酸過酸化水素水混合液によるエッチングとによって、レジストマスクを除去する。
このハードマスクをマスクとして、RIEによって、シリコン窒化膜420及びシリコン酸化膜410に順次パターニングを行う。さらにハードマスクをマスクとして、半導体基板400にエッチングを行うことにより、半導体基板400の表面からの深さが250nm程度の素子分離溝430を形成する。
フッ酸蒸気によって、ハードマスクを除去した後、ホットリン酸中でシリコン窒化膜420を、図中横方向に15nm程度エッチングする。そして、熱酸化法によって、素子分離溝430の内部表面にシリコン熱酸化膜440を3nm程度形成する。
図19に示すように、この素子分離溝430を埋め込むように、シリコン熱酸化膜440及びシリコン窒化膜420上に、素子分離絶縁膜となるシリコンリッチ酸化膜450を形成する。以下、このシリコンリッチ酸化膜450の形成方法について具体的に説明する。
まず、真空チャンバ中で半導体基板400を0℃に冷却し、シラン及び過酸化水素を導入することにより、シリコン熱酸化膜440及びシリコン窒化膜420上に、高い流動性を有する凝縮CVD膜450Aを形成することにより、素子分離溝430を当該凝縮CVD膜450Aによって埋め込む。
続いて、凝縮CVD膜450Aに対して所定の熱処理を行うことにより、シリコンリッチ酸化膜450を形成する。すなわち、温度が200〜650℃の減圧水蒸気雰囲気中であって、かつシリコン(半導体基板400)の酸化量が0.7〜1.7nm程度になるような条件で、凝縮CVD膜450Aに対して酸化処理を行う。これにより、酸素のシリコンに対する比率が2より低いシリコンリッチ酸化膜450を形成する。
本実施の形態の場合、温度が400℃の減圧水蒸気雰囲気中であって、かつシリコンの酸化量が1.1nm程度になるような条件で、酸化処理を行うことにより、酸素のシリコンに対する比率が1.81のシリコンリッチ酸化膜450を形成する。
この場合、図21に示すように、シリコンリッチ酸化膜450における酸素のシリコンに対する比率を1.9以下にすれば、シリコンリッチ酸化膜450に起因する応力を低減することができる。
図19に戻って、CMP法によって、シリコン窒化膜420をストッパとして、シリコンリッチ酸化膜450を研磨してその表面を平坦化することにより、シリコン窒化膜420を露出させ、素子分離溝430内部にのみシリコンリッチ酸化膜450を残存させる。
ウエットエッチング又はRIEによって、素子分離溝430内部に残存するシリコンリッチ酸化膜450を130nm程度エッチバックする。なお、この場合、素子分離溝430の上部付近には空隙430Aが形成される。
続いて、この空隙430Aを埋め込むように、全面にHDP-CVDシリコン酸化膜460を500nm程度形成することにより、シリコンリッチ酸化膜450及びHDP-CVDシリコン酸化膜460によって素子分離溝430を完全に埋め込む。
この場合、図22に示すように、素子分離溝430の下部付近には、酸素のシリコンに対する比率が1.83であるシリコンリッチ酸化膜450が埋め込まれ、素子分離溝430の上部付近には、酸素のシリコンに対する比率が2程度であるHDP-CVDシリコン酸化膜460が埋め込まれる。
図20に示すように、CMP法によって、シリコン窒化膜420をストッパとして、HDP-CVDシリコン酸化膜460を研磨してその表面を平坦化することにより、シリコン窒化膜420を露出させ、素子分離溝430内部にのみHDP-CVDシリコン酸化膜460を残存させる。その後、ホットリン酸を用いてシリコン窒化膜420を除去する。
さらに、RIEによって、シリコン酸化膜410及びHDP-CVDシリコン酸化膜460にエッチングを行うことにより、素子分離絶縁膜を形成する。
次に、ゲート絶縁膜となるシリコン熱酸窒化膜470、ゲート電極となるポリシリコン膜480を形成し、リソグラフィ及びRIEによって、パターニングを行った後、ソース領域490及びドレイン領域500を形成することにより、トランジスタを形成する。これ以降、層間絶縁膜510〜550、コンタクトプラグ560〜590、配線600〜630を順次形成することにより、多層配線を形成する。
以上の方法により製造されたメモリセルトランジスタは、図20に示すように、半導体基板400の表面部分において選択的に形成された素子分離溝430を有する。この素子分離溝430内には、シリコン熱酸化膜440を介して当該素子分離溝430の下部付近を埋め込むように、シリコンリッチ酸化膜450が形成されている。
さらに、シリコンリッチ酸化膜450によって素子分離溝430の上部付近に形成された空隙430Aを埋め込むように、HDP-CVDシリコン酸化膜460が形成されている。
一方、半導体基板400のうち、素子形成領域上には、シリコン酸酸窒化膜470からなるゲート絶縁膜を介して、ポリシリコン膜480からなるゲート電極が形成され、また半導体基板400の表面部分には、ソース領域490及びドレイン領域500が形成されている。
このように本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、半導体基板100(シリコン基板)との熱膨張率差が小さいシリコンリッチ酸化膜450を素子分離溝430に埋め込むことにより、当該素子分離溝430に埋め込まれた埋め込み材に起因する応力を抑制することができ、これによりトランジスタの閾値電圧が変動することを抑制することが可能となる。
ここで図23に、本実施の形態によって形成されたトランジスタの閾値電圧と、比較例として、例えばポリシラザン膜に対して温度が400℃の水蒸気雰囲気中で60分間酸化処理を行うことにより、シリコン酸化(SiO)膜を形成した場合における、トランジスタの閾値電圧とを示す。この図23に示すように、本実施の形態によれば、トランジスタの閾値電圧のばらつきが、略半分に低減されている。
また、本実施の形態のシリコンリッチ酸化膜450は、エッチバックを行い易くするため、第1の実施の形態のシリコンリッチ酸化膜170より、シリコンの構成比率が高く、従って耐圧が低い。しかし、本実施の形態によるトランジスタは、主にロジック素子に適用され、この場合、一定の絶縁性を確保して耐圧を向上することができる。
因みに、第2の実施の形態と同様に、素子分離溝430の下部付近にシリコンリッチ酸化膜450を埋め込み、素子分離溝430の上部付近にHDP-CVDシリコン酸化膜460を埋め込むことにより、素子分離溝430に埋め込まれた埋め込み材の上部がウエットエッチングに何度も曝される場合でも、当該埋め込み材の後退や、これに伴う素子形成領域の端部に対する電界集中を抑制することができる。
このようにして本実施の形態によれば、トランジスタ特性のばらつきを抑制することができ、また電気特性を向上させることができる。
なお上述の第3の実施の形態は一例であって、本発明を限定するものではない。例えば、凝縮CVD膜450Aからシリコンリッチ酸化膜450を形成するのではなく、ポリシラザン膜やHSQ膜からシリコンリッチ酸化膜を形成することも可能であり、要は、成膜時に流動性を有する膜からシリコンリッチ酸化膜を形成すれば良い。
本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法における工程別素子の断面構造を示す縦断面図である。 同半導体装置の製造方法における工程別素子の断面構造を示す縦断面図である。 同半導体装置の製造方法における工程別素子の断面構造を示す縦断面図である。 同半導体装置の製造方法における工程別素子の断面構造を示す縦断面図である。 シリコンの酸化量と、膜中における酸素のシリコンに対する比率との関係を示す説明図である。 基板深さと、膜中における酸素のシリコンに対する比率との関係を示す説明図である。 膜中における酸素のシリコンに対する比率と、応力との関係を示す説明図である。 膜中における酸素のシリコンに対する比率と、欠陥発生密度との関係を示す説明図である。 第1の実施の形態と比較例との場合における、メモリセルトランジスタの閾値電圧を示す説明図である。 膜中における酸素のシリコンに対する比率と、耐圧との関係を示す説明図である。 膜中における酸素のシリコンに対する比率と、トラップ密度との関係を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態による半導体装置の製造方法における工程別素子の断面構造を示す縦断面図である。 同半導体装置の製造方法における工程別素子の断面構造を示す縦断面図である。 同半導体装置の製造方法における工程別素子の断面構造を示す縦断面図である。 同半導体装置の製造方法における工程別素子の断面構造を示す縦断面図である。 基板深さと、膜中における酸素のシリコンに対する比率との関係を示す説明図である。 第2の実施の形態と比較例との場合における、メモリセルトランジスタの閾値電圧を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態による半導体装置の製造方法における工程別素子の断面構造を示す縦断面図である。 同半導体装置の製造方法における工程別素子の断面構造を示す縦断面図である。 同半導体装置の製造方法における工程別素子の断面構造を示す縦断面図である。 膜中における酸素のシリコンに対する比率と、応力との関係を示す説明図である。 基板深さと、膜中における酸素のシリコンに対する比率との関係を示す説明図である。 第3の実施の形態と比較例との場合における、トランジスタの閾値電圧を示す説明図である。
符号の説明
100、400 半導体基板
120、190、480 ポリシリコン膜
130、420 シリコン窒化膜
140、430 素子分離溝
160、320460 HDP-CVDシリコン酸化膜
170、310、450 シリコンリッチ酸化膜
180 ONO膜
300 CVDシリコン酸化膜

Claims (5)

  1. 半導体基板の表面部分のうち、所望の領域を除去することにより、溝を形成するステップと、
    前記溝の下部付近を埋め込み、かつ前記溝の上部付近の内部表面を覆うように、第1の膜を形成するステップと、
    前記第1の膜によって前記溝の上部付近に形成された空隙を埋め込むように、前記第1の膜上に、成膜時に流動性を有する流動性膜を形成するステップと、
    前記流動性膜に対して酸化処理を行うことにより、前記第1の膜よりシリコンの構成比率が高い第2の膜を形成するステップと、
    前記第1及び第2の膜にエッチングを行うことにより、所定量除去するステップと
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板の表面部分のうち、所望の領域を除去することにより、溝を形成するステップと、
    前記溝を埋め込むように、成膜時に流動性を有する流動性膜を形成するステップと、
    前記流動性膜に対して酸化処理を行うことにより、第1の膜を形成するステップと、
    前記第1の膜にエッチングを行って、所定量除去することにより、前記溝の上部に空隙を形成するステップと
    前記空隙を埋め込むように、前記第1の膜よりシリコンの構成比率が低い第2の膜を形成するステップと、
    前記第2の膜にエッチングを行うことにより、所定量除去するステップと
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 半導体基板の表面部分において選択的に形成された溝と、
    前記溝を埋め込むように形成され、酸素のシリコンに対する比率が2より低くなるように形成されたシリコン酸化膜を少なくとも1つ含む複数の膜と
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  4. 前記シリコン酸化膜は、酸素のシリコンに対する比率が1.7〜1.9になるように形成されていることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記複数の膜は、少なくとも、前記シリコン酸化膜と、前記シリコン酸化膜よりシリコンの構成比率が低い絶縁膜とからなることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
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