JP2007134606A - 白色光源 - Google Patents
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Abstract
【課題】LEDを用いた白色光源であって、低色温度領域における高演色性を備え、当該低色温度領域において従来よりも発光効率の高い白色光源を提供すること。
【解決手段】白色光源10は、赤色LED12と、青色LED14と、当該青色LED14の発する青色光で励起されて緑色光を発する緑色蛍光体16とを有し、赤色LED14の発する赤色光と前記青色光と前記緑色光とが混色された光を発する。
【選択図】図1
【解決手段】白色光源10は、赤色LED12と、青色LED14と、当該青色LED14の発する青色光で励起されて緑色光を発する緑色蛍光体16とを有し、赤色LED14の発する赤色光と前記青色光と前記緑色光とが混色された光を発する。
【選択図】図1
Description
本発明は、白色光源に関し、特に、発光ダイオード(以下、「LED」と言う。)を用いた白色光源に関する。
GaN系半導体材料からなる高効率の青色LEDが登場し、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色のLEDが揃ったことから、R・G・B−LEDによる白色光源が実現された。そこで、このR・G・B−LEDによる白色光源を蛍光灯等の一般照明用白色光源の代替光源として利用する研究開発が行われている。ところが、一般照明用白色光源としては、平均演色評価数Raが80以上、望ましくは90以上要求されるところ、前記R・G・B−LEDによる白色光源では高々80に留まっている。加えて、現在、緑色LEDにおいて高い輝度が得られないため、一般照明用白色光源としては、今のところ現実的ではない。
一方、緑色LEDを使用しない白色光源として、青色LEDと青色の補色である黄色の光を発する黄色蛍光体とを組み合わせてなる白色LEDを用いたものが知られている。この白色LEDでは、5000K以上といった色温度の比較的高い領域においては80を超える平均演色評価数Raを得ることができるが、赤色成分が不足しているため、電球色と呼ばれる3000K辺りの色温度の低い領域においては、平均演色評価数Raは高々70に留まっている。
そこで、赤色成分を補って低色温度領域において高演色性を発揮するものとして、青色LEDと赤色蛍光体および緑色蛍光体とを組み合わせてなる白色LEDが知られている(特許文献1、特許文献2)。この白色LEDでは、低色温度領域においても90に近い平均演色評価数Raが得られる。
特表2002−531956号公報
特開2003−133595号公報
しかしながら、青色LEDと赤色蛍光体および緑色蛍光体とを組み合わせてなる白色LEDは、高い演色性を得ることができるものの、色温度が低くなればなるほど発光効率が低下するといった問題が生じている。
本発明は、上記した課題に鑑み、低色温度領域における高演色性を備え、かつ当該低色温度領域において従来よりも発光効率の高い白色光源を提供することを目的とする。
本発明は、上記した課題に鑑み、低色温度領域における高演色性を備え、かつ当該低色温度領域において従来よりも発光効率の高い白色光源を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る白色光源は、赤色LEDと、青色LEDと、当該青色LEDの発する青色光で励起されて緑色光を発する緑色蛍光体とを有し、前記赤色LEDの発する赤色光と前記青色光と前記緑色光とが混色された光を発することを特徴とする。
また、前記緑色蛍光体が540〜570nmの範囲に発光ピーク波長を有することを特徴とする。
また、前記緑色蛍光体が540〜570nmの範囲に発光ピーク波長を有することを特徴とする。
さらに、前記赤色LEDが620〜640nmの範囲に発光ピーク波長を有することを特徴とする。
また、前記青色LEDが455〜470nmの範囲に発光ピーク波長を有することを特徴とする。
また、前記青色LEDが455〜470nmの範囲に発光ピーク波長を有することを特徴とする。
本発明に係る白色光源によれば、青色光、緑色光に加え赤色光が混色された白色光を発するので、低色温度領域において高演色性を呈すると共に、当該赤色光の生成に赤色LEDを用いている関係上、赤色蛍光体を用いた場合に発生するストークス損が生じないので、従来よりも発光効率が高くなる。
以下、本発明の実施の形態に係る白色光源10について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)は白色光源10の平面図であり、図1(b)は図1(a)におけるA・A線断面図であり、図1(c)は図1(a)におけるB・B線断面図である。なお、図1(a)は、後述する封止樹脂28および拡散体30を除いた状態を示している。また、図1を含む全ての図において、各構成部材間の縮尺は統一していない。
図1(a)は白色光源10の平面図であり、図1(b)は図1(a)におけるA・A線断面図であり、図1(c)は図1(a)におけるB・B線断面図である。なお、図1(a)は、後述する封止樹脂28および拡散体30を除いた状態を示している。また、図1を含む全ての図において、各構成部材間の縮尺は統一していない。
図1に示すように、白色光源10は、フリップチップ形態の赤色LED12と、これに近接して設けられた同じくフリップチップ形態の青色LED14とを有する。青色LED14は、当該青色LED14の発する青色光で励起されて緑色光を発する緑色蛍光体16で覆われている。
赤色LED12には、例えば、AlGaInP系のものを用いることができ、青色LED14には、例えば、InGaN系のものを用いることができる。また、緑色蛍光体16の材料には、例えば、ガーネット構造系蛍光材料であるYAG:Ce3+を用いることができる。なお、緑色蛍光体16の材料としては、これに限らず、例えば、シリケート系蛍光材料である(Ba,Sr,Ca)2SiO4:Eu2+やサイアロン系蛍光材料であるCa−Al−Si−O−N:Eu2+を用いることもできる。
赤色LED12には、例えば、AlGaInP系のものを用いることができ、青色LED14には、例えば、InGaN系のものを用いることができる。また、緑色蛍光体16の材料には、例えば、ガーネット構造系蛍光材料であるYAG:Ce3+を用いることができる。なお、緑色蛍光体16の材料としては、これに限らず、例えば、シリケート系蛍光材料である(Ba,Sr,Ca)2SiO4:Eu2+やサイアロン系蛍光材料であるCa−Al−Si−O−N:Eu2+を用いることもできる。
白色光源10は、逆四角錐台状にへこんだ凹部18Aを有し、白色をした樹脂容器18を備えている。樹脂容器18を形成する樹脂材料は、例えば、エポキシ、アクリル、シリコーン、およびユリアの中から選択できる。
凹部18Aの底部には、赤色LED12に給電するための一対のリード20,22が這設されている。リード20,22の各々は、当該底部から延設され凹部18Aの側壁を貫通して樹脂容器18外部露出し、当該露出部分が、樹脂容器18表面に沿って当該樹脂容器18の底面まで屈曲されている。そして、リード20,22の凹部18A底部側端部に赤色LED12がフリップチップ実装されている。すなわち、赤色LED12のp側電極(不図示)とリード20の一部とがバンプ(不図示)を介して接合され、n側電極(不図示)とリード22の一部とがバンプ(不図示)を介して接合されている。
凹部18Aの底部には、赤色LED12に給電するための一対のリード20,22が這設されている。リード20,22の各々は、当該底部から延設され凹部18Aの側壁を貫通して樹脂容器18外部露出し、当該露出部分が、樹脂容器18表面に沿って当該樹脂容器18の底面まで屈曲されている。そして、リード20,22の凹部18A底部側端部に赤色LED12がフリップチップ実装されている。すなわち、赤色LED12のp側電極(不図示)とリード20の一部とがバンプ(不図示)を介して接合され、n側電極(不図示)とリード22の一部とがバンプ(不図示)を介して接合されている。
また、樹脂容器18には、青色LED14に給電するための一対のリード24,26が設けられている。このリード24,26は、上記したリード20,22と同様の構成なので、その詳細な説明については省略する。
樹脂容器18の凹部18Aは、赤色LED12および青色LED14(緑色蛍光体16)を封止する封止樹脂28で充塞されている。封止樹脂28は、透光性を有し、例えばエポキシ樹脂からなる。
樹脂容器18の凹部18Aは、赤色LED12および青色LED14(緑色蛍光体16)を封止する封止樹脂28で充塞されている。封止樹脂28は、透光性を有し、例えばエポキシ樹脂からなる。
また、封止樹脂28の上面には、層状をした拡散体30が設けられている。拡散体30は、例えば、エポキシ樹脂に光を良く反射する金属酸化物の微粒子を混入したものからなる。金属酸化物としては、例えば、アルミナを用いることができる。
上記の構成からなる白色光源10において、リード20,22およびリード24,26を介して、赤色LED12および青色LED14に給電すると、赤色LED12と青色LED14とが近接して配されている関係上、赤色LED12の発する赤色光と前記緑色光と青色LED14から発せられ緑色光に変換されずに緑色蛍光体16をそのまま通過する青色光の3色光が混色されて白色光を発する。この際、樹脂容器18が白色をしていることから、両LED12,14や緑色蛍光体16から発せられた光は、樹脂容器18の凹部18Aの底面や側壁で反射されて効率よく樹脂容器18外へと取り出される。加えて、拡散体30において各色光は散乱するので、ここで良く混色されて良好な白色光が得られる。
上記の構成からなる白色光源10において、リード20,22およびリード24,26を介して、赤色LED12および青色LED14に給電すると、赤色LED12と青色LED14とが近接して配されている関係上、赤色LED12の発する赤色光と前記緑色光と青色LED14から発せられ緑色光に変換されずに緑色蛍光体16をそのまま通過する青色光の3色光が混色されて白色光を発する。この際、樹脂容器18が白色をしていることから、両LED12,14や緑色蛍光体16から発せられた光は、樹脂容器18の凹部18Aの底面や側壁で反射されて効率よく樹脂容器18外へと取り出される。加えて、拡散体30において各色光は散乱するので、ここで良く混色されて良好な白色光が得られる。
本願発明者は、平均演色評価数Raと発光効率(放射の視感度)[lm/W]に関し、実施の形態に係る白色光源10と従来の白色光源100との比較を行った。
比較対象とした従来の白色光源100を図2に示す。図2は、白色光源100の断面図であり、図1(b)に対応する図である。白色光源100は、使用するLEDが青色LED114のみであること、および青色LED114の周囲に配される蛍光体を構成する蛍光体材料が異なる以外は、基本的に白色光源10と同じ構成である。したがって、白色光源100において白色光源10と同様な構成部分については、図2に示す符号の下2桁に白色光源10の対応する構成部分の符号を付してその説明については省略する。
比較対象とした従来の白色光源100を図2に示す。図2は、白色光源100の断面図であり、図1(b)に対応する図である。白色光源100は、使用するLEDが青色LED114のみであること、および青色LED114の周囲に配される蛍光体を構成する蛍光体材料が異なる以外は、基本的に白色光源10と同じ構成である。したがって、白色光源100において白色光源10と同様な構成部分については、図2に示す符号の下2桁に白色光源10の対応する構成部分の符号を付してその説明については省略する。
白色光源100において青色LED114の周囲に配される蛍光体102は、緑色蛍光体材料と赤色蛍光体材料の2種類の蛍光体材料を含む。緑色蛍光体材料として、白色光源10と同様、YAG:Ce3+を用いた。また、赤色蛍光体材料として、ニトリドシリケート系蛍光材料であるSr2Si5N8:Eu2+を用いた。
そして、白色光源10と白色光源100において、色温度[K]と平均演色評価数Raおよび発光効率との関係について調査した。なお、白色光源10において色温度は、発光波長の異なる赤色LED12で白色光源10を構成することによって変化させた。また、白色光源100において色温度は、赤色蛍光体材料における組成比が異なるもので白色光源100を構成することによって(すなわち、使用する赤色蛍光体材料の発光波長を変更することによって)変化させた。青色LED14,114は、465nmに発光ピークを有するものを、緑色蛍光材料は、555nmに発光ピークを有するものを使用した。
そして、白色光源10と白色光源100において、色温度[K]と平均演色評価数Raおよび発光効率との関係について調査した。なお、白色光源10において色温度は、発光波長の異なる赤色LED12で白色光源10を構成することによって変化させた。また、白色光源100において色温度は、赤色蛍光体材料における組成比が異なるもので白色光源100を構成することによって(すなわち、使用する赤色蛍光体材料の発光波長を変更することによって)変化させた。青色LED14,114は、465nmに発光ピークを有するものを、緑色蛍光材料は、555nmに発光ピークを有するものを使用した。
調査結果を図3に示す。図3において、白色光源10は「実施例」と表記し、白色光源100は「従来例」と表記した。また、図3において、実施例を丸印、従来例を角印で区別し、平均演色評価数Raは黒塗りの丸印および角印で表し、発光効率は白抜きの丸印および角印で表した。
図3から分かるように、色温度が5000Kを超える範囲においては、発光効率、平均演色評価数Ra共に、両者の間に差があまりない。ところが、5000K以下の範囲においては、両者の間にはっきりとした差が認められ、色温度が低くなるほどその差が開くことが分かる。
図3から分かるように、色温度が5000Kを超える範囲においては、発光効率、平均演色評価数Ra共に、両者の間に差があまりない。ところが、5000K以下の範囲においては、両者の間にはっきりとした差が認められ、色温度が低くなるほどその差が開くことが分かる。
特に、従来例において、色温度が低くなればなるほど発光効率が低下するのは、主としてストークス損に起因するものと考えられる。すなわち、赤色蛍光体の発光波長と赤色蛍光体を励起する励起波長(青色光の波長)の差がひらけばひらく程、ストークス損が大きくなって発光効率は低下する。本例の場合、励起波長を一定とし、色温度を下げるために、赤色蛍光体の発光波長が大きくしている関係上、色温度が低くなればなるほど、発光波長と励起波長の差が開いて発光効率が低下するからである。また、赤色蛍光体は、青色光以外に緑色光も吸収するため、これによっても発光効率が低下するものと考えられる。
一方、実施例の場合は、赤色成分を出すために赤色LEDを用いている関係上、ストークス損が生じることはなく、また、緑色光を吸収する蛍光体も存在しないので、従来例よりも発光効率が高く、また、色温度が低くなっても発光効率が低下しないのである。
図3から、実施例(白色光源10)は、平均演色評価数Raおよび発光効率において、従来例と差が生じる色温度5000K以下の範囲において有用であるといえる。さらに、実施例(白色光源10)は、従来例との差が一層大きくなる3500K以下において特に有用であるといえる。
図3から、実施例(白色光源10)は、平均演色評価数Raおよび発光効率において、従来例と差が生じる色温度5000K以下の範囲において有用であるといえる。さらに、実施例(白色光源10)は、従来例との差が一層大きくなる3500K以下において特に有用であるといえる。
このように、白色光源10は、低色温度領域において優れた性能を発揮するので、代表的な照明光源である蛍光ランプにおいて、日本工業規格JIS:Z9112で定められている5種類の光源色(昼光色D、昼白色N、白色W、温白色WW、電球色L)の内、最も低い色温度である電球色Lをした蛍光ランプの代替光源として、特に有用であると考えられる。電球色Lの色温度は、上記JIS規格において2600K以上(3150K以下)とされていることから、白色光源10もこの範囲で用いることが考えられる。
以上をまとめると、実施例(白色光源10)は、色温度が2600K以上5000K以下の範囲で用いるのが好ましく、さらには、2600K以上3500K以下の範囲で用いるのが好ましい。
本願発明者は、実施例(白色光源10)において、上記さらに好ましい色温度範囲の略中央値である3000Kおよびその近傍の色温度において、平均演色評価数Raが90以上となる緑色蛍光体のピーク波長範囲、赤色LEDのピーク波長範囲、および青色LEDのピーク波長範囲を調査した。平均演色評価数Raを90以上としたのは、一般照明の分野においてRaは80以上必要とされ、好ましくは90以上とされているからである。
本願発明者は、実施例(白色光源10)において、上記さらに好ましい色温度範囲の略中央値である3000Kおよびその近傍の色温度において、平均演色評価数Raが90以上となる緑色蛍光体のピーク波長範囲、赤色LEDのピーク波長範囲、および青色LEDのピーク波長範囲を調査した。平均演色評価数Raを90以上としたのは、一般照明の分野においてRaは80以上必要とされ、好ましくは90以上とされているからである。
調査結果を図4に示す。図4(a)は、主として緑色蛍光体のピーク波長の調査結果であり、図4(b)は、主として赤色LEDのピーク波長の調査結果であり、図4(c)は、主として青色LEDのピーク波長の調査結果である。
図4(a)の実施例No.1〜5から、緑色蛍光体のピーク波長が540nmを下回るか、570nmを上回るとRaが90を下回ることが予想される。したがって、緑色蛍光体の好ましいピーク波長は、540nm以上570nm以下であるといえる。さらに、この波長範囲は、比視感度曲線がピーク値の95%(0.95)以上となる範囲とも重なることから、発光効率(放射の視感度)の面でも好ましいといえる。また、540nm〜570nmの範囲においても、発光効率の面を考えると、比視感度曲線が最大値となる555nmが最も好ましいといえる。なお、具体例は示さないが、緑色蛍光体を用いていない従来の白色光源と比較して、本実施の形態では、比視感度曲線が最大値、およびその近傍の値をとる発光体(緑色蛍光体)を採用している関係上、発光効率(放射の視感度)が高くなる。
図4(a)の実施例No.1〜5から、緑色蛍光体のピーク波長が540nmを下回るか、570nmを上回るとRaが90を下回ることが予想される。したがって、緑色蛍光体の好ましいピーク波長は、540nm以上570nm以下であるといえる。さらに、この波長範囲は、比視感度曲線がピーク値の95%(0.95)以上となる範囲とも重なることから、発光効率(放射の視感度)の面でも好ましいといえる。また、540nm〜570nmの範囲においても、発光効率の面を考えると、比視感度曲線が最大値となる555nmが最も好ましいといえる。なお、具体例は示さないが、緑色蛍光体を用いていない従来の白色光源と比較して、本実施の形態では、比視感度曲線が最大値、およびその近傍の値をとる発光体(緑色蛍光体)を採用している関係上、発光効率(放射の視感度)が高くなる。
図4(b)から、赤色LEDのピーク波長が625nmを下回るか、640nmを上回るとRaが90を下回ることが予想される。したがって、赤色LEDの好ましいピーク波長は、625nm以上640nm以下であるといえる。
図4(c)から、青色LEDのピーク波長が455nmを下回るか、470nmを上回るとRaが90を下回ることが予想される。したがって、青色LEDの好ましいピーク波長は、455nm以上470nm以下であるといえる。
図4(c)から、青色LEDのピーク波長が455nmを下回るか、470nmを上回るとRaが90を下回ることが予想される。したがって、青色LEDの好ましいピーク波長は、455nm以上470nm以下であるといえる。
ここで、465nmに発光ピークを有する青色LEDと、555nmに発光ピークを有する緑色蛍光体と、625nmに発光ピークを有する赤色LEDとを組み合わせてなる白色光源10(図4の実施例No.3に相当)の発光スペクトルを図5に示す。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下のような形態とすることもできる。
(1)上記実施の形態では、白色光源を構成するLEDとして片面にp側電極とn側電極を有するフリップチップ形態のものを用いたが、LEDの形態はこれに限らない。例えば、一方の面にp側電極が他方の面にn側電極を有し、n側電極を一方のリードに直接ボンディングし、p側電極を他方のリードとボンディングワイヤーを介して電気的に接続するような形態のものでも構わない。
(2)上記実施の形態では、赤色LEDおよび青色LED共に各1個ずつ用いたが、白色光源を構成するLEDの個数は、これに限るものではなく任意である。また、赤色LEDと青色LEDの個数は、同数である必要はなく、その個数比率も任意である。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下のような形態とすることもできる。
(1)上記実施の形態では、白色光源を構成するLEDとして片面にp側電極とn側電極を有するフリップチップ形態のものを用いたが、LEDの形態はこれに限らない。例えば、一方の面にp側電極が他方の面にn側電極を有し、n側電極を一方のリードに直接ボンディングし、p側電極を他方のリードとボンディングワイヤーを介して電気的に接続するような形態のものでも構わない。
(2)上記実施の形態では、赤色LEDおよび青色LED共に各1個ずつ用いたが、白色光源を構成するLEDの個数は、これに限るものではなく任意である。また、赤色LEDと青色LEDの個数は、同数である必要はなく、その個数比率も任意である。
本発明に係る白色光源は、例えば、高演色性、高効率が必要とされる照明分野において好適に利用可能である。
10 白色光源
12 赤色LED
14 青色LED
16 緑色蛍光体
12 赤色LED
14 青色LED
16 緑色蛍光体
Claims (4)
- 赤色LEDと、
青色LEDと、
当該青色LEDの発する青色光で励起されて緑色光を発する緑色蛍光体と、
を有し、
前記赤色LEDの発する赤色光と前記青色光と前記緑色光とが混色された光を発する白色光源。 - 前記緑色蛍光体が540〜570nmの範囲に発光ピーク波長を有することを特徴とする請求項1記載の白色光源。
- 前記赤色LEDが620〜640nmの範囲に発光ピーク波長を有することを特徴とする請求項1または2記載の白色光源。
- 前記青色LEDが455〜470nmの範囲に発光ピーク波長を有することを特徴とする請求項2または3記載の白色光源。
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