JP4692265B2 - 印刷指示装置、印刷装置、印刷システム、及びプログラム - Google Patents

印刷指示装置、印刷装置、印刷システム、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子文書の媒体への印刷指示を行う印刷指示装置等に関し、より詳しくは、電子文書の画像と少なくとも位置情報の画像との重畳画像の印刷を指示する印刷指示装置等に関する。
近年、細かなドットが印刷された特殊な用紙に文字や絵を描き、ユーザがこの用紙上に書いた文字等のデータをパソコンや携帯電話等に転送し、この内容の保存や、メール送信を可能とする技術が注目されている。この技術では、この特殊な用紙に例えば0.3mm程度の間隔にて小さなドットが印刷され、これが例えば所定の大きさのグリッドごとに、全て異なるパターンを描くように構成されている。これを、例えばデジタルカメラを内蔵した専用のペンを用いて読み込むことで、この特殊な用紙上に書かれた文字等の位置を特定することができ、このような文字等を電子情報として利用することが可能となる。
ここで、公報記載の従来技術として、かかる特殊な用紙上に定形フォームを印刷し、この定形フォーム内の項目を指定することで、その項目に関する詳細情報を参照できるようにするものが存在する(例えば、特許文献1参照)。具体的には、用紙上の座標情報と項目情報とを関連付けるテーブルと、項目情報とその詳細情報とを関連付けるテーブルとを設け、ユーザが読取装置で読み取った座標に対応する項目の詳細情報をユーザ端末に送信するというものである。
一方で、かかる特殊な用紙を用いずに、紙から所定の電子情報へのアクセスを可能とする技術も存在する(例えば、特許文献2参照)。具体的には、電子文書から参照情報を抽出する際、各参照情報がどの領域に設定されたものであるかの情報も取得しておき、電子文書の画像のその領域部分に参照情報等を埋め込んだ画像を印刷するというものである。尚、この技術においては、参照情報そのものを埋め込むのではなく、参照情報ごとの固有の識別子を埋め込んでおき、参照情報と識別子を関連付けたデータベースを保持する構成も提案されている。
特開2004−102707号公報(第6−8頁、第2、5−7図) 特開2004−248245号公報(第6−8頁、第2−7図)
このように、紙から所定の電子情報へのアクセスを可能とする手法については、従来から様々な提案がなされてきた。
しかしながら、特許文献1では、用紙上の座標情報と定形フォームの項目情報とを予め対応付けて管理しておく必要があり、オンデマンドで参照情報付きの電子文書を印刷し、印刷物から参照情報を辿って所望の情報又は機能にアクセスすることができないという問題点があった。
また、特許文献2は、そもそも用紙上に座標を示す画像を印刷していないので、用紙上の任意の領域に書いた手書き文字を電子化して保存する等の処理を行えるものではない。
即ち、従来、オンデマンドで電子文書を印刷した媒体について、手書き文字の電子化の可能性を維持しつつ、参照情報を辿って所望の情報又は機能にアクセスできるようにする技術は存在しなかった。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的は、オンデマンドで電子文書を印刷した媒体について、手書き文字の電子化の可能性を維持しつつ、参照情報を辿って所望の情報又は機能にアクセスできるようにすることにある。
かかる目的のもと、本発明では、電子文書の画像と少なくとも媒体内の位置情報を示すコード画像とを重畳して印刷し、その際、媒体内の位置情報に基づいて電子文書における参照情報を得るための管理情報(参照情報テーブル)を登録するようにした。即ち、本発明の印刷指示装置は、媒体に印刷すべき電子文書を取得する文書取得手段と、媒体内の位置情報を取得する位置情報取得手段と、電子文書の画像と位置情報の画像との重畳画像の印刷を印刷機構に指示する指示手段と、電子文書から所定の情報又は機能への参照情報を取得する参照情報取得手段と、位置情報に基づいて参照情報を得ることを可能にするための管理情報を登録する登録手段とを備えている。
ここで、登録手段は、例えば、参照情報と、電子文書内の参照情報の存在位置又は付加位置に対応する媒体内の位置情報との対応情報を、管理情報として登録することができる。
また、本発明の印刷指示装置は、電子文書又は媒体の識別情報を取得する識別情報取得手段を更に備え、登録手段は、識別情報及び位置情報に基づいて参照情報を得ることを可能にするための管理情報を登録するものであってもよい。
ここで、登録手段は、例えば、参照情報と、識別情報と、電子文書内の参照情報の存在位置又は付加位置に対応する媒体内の位置情報との対応情報を、管理情報として登録することができる。
更に、本発明は、電子文書の画像と少なくとも媒体内の位置情報を示すコード画像とを重畳して印刷し、その際、媒体内の位置情報に基づいて電子文書における参照情報を得るための管理情報(参照情報テーブル)を登録する印刷装置として捉えることもできる。その場合、本発明の印刷装置は、媒体に印刷すべき電子文書の文書画像を取得する文書画像取得手段と、媒体内の位置情報を示すコード画像を取得するコード画像取得手段と、文書画像とコード画像との重畳画像を印刷する印刷手段と、電子文書から所定の情報又は機能への参照情報を取得する参照情報取得手段と、位置情報に基づいて参照情報を得ることを可能にするための管理情報を登録する登録手段とを備えている。
更にまた、本発明は、このような印刷の方法として捉えることもできる。その場合、本発明の印刷方法は、媒体に印刷すべき電子文書を取得するステップと、媒体内の位置情報を取得するステップと、電子文書から所定の情報又は機能への参照情報を取得するステップと、位置情報に基づいて参照情報を得ることを可能にするための管理情報を登録するステップと、電子文書の画像と位置情報の画像との重畳画像を印刷するステップとを含んでいる。
一方、本発明は、コンピュータに所定の手順を実行させるプログラムとして捉えることもできる。その場合、本発明のプログラムは、コンピュータに、媒体に印刷すべき電子文書を取得する手順と、媒体内の位置情報を取得する手順と、電子文書から所定の情報又は機能への参照情報を取得する手順と、位置情報に基づいて参照情報を得ることを可能にするための管理情報を登録する手順と、電子文書の画像と位置情報の画像との重畳画像の印刷を印刷機構に対して指示する手順とを実現させるためのものである。
本発明によれば、オンデマンドで電子文書を印刷した媒体について、手書き文字の電子化の可能性を維持しつつ、参照情報を辿って所望の情報又は機能にアクセスすることが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用されるシステムの構成の一例を示したものである。このシステムは、少なくとも、電子文書の印刷を指示する端末装置100と、電子文書を蓄積する文書リポジトリ200と、電子文書の画像とコード画像との重畳画像を印刷する画像形成装置400とがネットワーク900に接続されることにより構成されている。また、このシステムは、画像形成装置400にて出力される印刷物500と、印刷物500に文字又は図形を記録し、その文字又は図形の軌跡を読み取るペンデバイス600とを含む。更に、ネットワーク900には、ペンデバイス600から受信した軌跡と、文書リポジトリ200から取得した電子文書とを重ね合わせて表示する端末装置700も接続されている。
以下、本システムの動作の概略を説明する。
まず、端末装置100は、文書リポジトリ200から印刷対象の電子文書を取得する(A)。そして、画像形成装置400に対し、この電子文書の印刷を指示する(B)。このとき、端末装置100は、印刷に関するパラメータである印刷属性を指定する。この印刷属性には、通常の印刷と同様、用紙サイズ、向き、両面印刷等が含まれる。また、コード画像に関し、コード画像を印刷すべき領域の指定等が含まれてもよい。
この電子文書の印刷指示を受けると、画像形成装置400は、電子文書の画像にコード画像を重畳した画像を紙等の媒体に印刷し、印刷物500を出力する(C)。この場合、コード画像は、識別情報に対応する識別コードと、位置情報に対応する位置コードとを画像化したものである。或いは、その他の情報である付加情報を含めて画像化したものであってもよい。尚、電子文書の画像とコード画像とを重畳する処理は、端末装置100で行ってもよいし、画像形成装置400で行ってもよい。
ここで、識別情報としては、個々の媒体を一意に識別する情報を採用することができる。例えば、画像形成装置400の識別番号と画像形成装置400における媒体の印刷の一連番号又は印刷の日時とを組み合わせて得られる情報であってもよいし、所定のサーバにて重複がないように一元管理されている情報であってもよい。或いは、個々の媒体を一意に識別する情報ではなく、媒体に印刷された電子文書を一意に識別する情報を、識別情報として採用してもよい。
また、位置情報とは、個々の媒体上の座標位置(X座標、Y座標)を特定するための情報である。例えば、媒体の左上点を原点とし、媒体の右方向にX軸をとり、下方向にY軸をとることにより設定した座標系で、座標を表すことが考えられる。
更に、付加情報としては、印刷指示を行ったユーザの識別情報や、コピー禁止であるかどうかの情報等がある。
また、画像形成装置400は、コード画像を、赤外光の吸収率が一定の基準以上である不可視のトナーを用いて不可視画像として形成する。一方、電子文書の文書画像は、赤外光の吸収率が一定の基準以下である可視のトナーを用いて可視画像として形成することが好ましい。尚、コード画像の形成に用いるトナーと文書画像の形成に用いるトナーとで、赤外光の吸収率に差を設けたのは、赤外光を照射してコード画像を読み取る際の読取り精度を確保するためである。尚、本明細書では、赤外光照射によるコード画像の読取りを前提として説明するが、紫外光によりコード画像を読み取るものであってもよい。
その後、ユーザが、ペンデバイス600を用いて印刷物500に文字又は図形を筆記したとする(D)。これにより、ペンデバイス600は、印刷物500に対し赤外光を照射し、その反射光を検出することでコード画像を入力する。そして、コード画像から情報を取得又は生成し、有線通信又は無線通信を介して、その情報を端末装置700に送信する(E)。尚、ここで送信される情報には、例えば、印刷物500の識別情報や、印刷物500に対して筆記された文字又は図形の位置情報がある。或いは、位置情報は、一定の時間における文字又は図形の位置情報を連結させた軌跡情報として送信するようにしてもよい。
その後、端末装置700は、ペンデバイス600から受信した識別情報に基づいて、印刷物500に印刷された文書画像の元となる電子文書を文書リポジトリ200から取得する(F)。そして、文書リポジトリ200から取得した電子文書と、ペンデバイス600から取得した情報とを重ね合わせて表示する。
ところで、ペンデバイス600から受信した識別情報が、個々の媒体を一意に識別する情報である場合、この識別情報に基づいて電子文書を取得できるようにするためには、識別情報と電子文書との対応関係を管理しておく必要がある。図1では、この対応関係をどこで管理するかについては明示しなかったが、端末装置700からアクセス可能であれば、どこで管理するようにしてもよい。例えば、文書リポジトリ200であってもよいし、画像形成装置400であってもよい。尚、ペンデバイス600から受信した識別情報が、媒体に印刷された電子文書を一意に識別する情報である場合は、このような対応関係を参照することなく、電子文書を取得することができる。
また、ペンデバイス600から軌跡情報を受信した場合、この軌跡情報は、印刷物500上での筆記位置に対応する電子文書上の位置に重ね合わせて表示される。これは、ペンデバイス600で読み取ったコード画像に筆記位置の情報が含まれるので、その情報から電子文書の表示イメージにおける対応する位置が特定できるからである。
以上、本実施の形態が適用されるシステムについて述べてきたが、このような構成はあくまで一例に過ぎない。例えば、電子文書の画像とコード画像とを重畳する処理を、端末装置100から画像形成装置400への印刷指示を中継するサーバコンピュータ等で行うようにしてもよい。また、文書リポジトリ200は、端末装置100内にあってもよい。更に、端末装置100と端末装置700とは、同一の端末装置であってもよい。
尚、本明細書では、「電子文書」の文言を用いるが、これは、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、その他の印刷可能な電子データも含めて「電子文書」としている。
ところで、本実施の形態では、電子文書における参照情報と、その参照情報が印刷される媒体の識別情報及び位置情報との対応を保持するようにしている。ここで、参照情報としては、特定の情報へリンクするための情報や、特定のアプリケーションプログラム(機能)を呼び出すための情報が例示される。尚、参照情報としては、次の2つの形式のものが考えられる。1つは、例えば、電子文書上にURL(Uniform Resource Locator)が直接記述されている場合のように、電子文書上に現れている(存在している)参照情報である。また、もう1つは、例えば、電子文書上にはボタンが配置されておりそのボタンを押下すると所定のURLへアクセスできる場合のように、電子文書上には現れていないがその裏で動作可能なように電子文書に付加されている参照情報である。
そして、このように、参照情報と媒体の識別情報及び位置情報との対応を保持しておくことにより、ペンデバイス600で媒体上の特定の位置を指定し、その位置に対応する参照情報を辿って所望の情報又は機能へアクセスすることが可能となる。即ち、図1では、端末装置700のディスプレイに電子文書とペンデバイス600による軌跡が重ね合わせて表示されているが、本実施の形態のように参照情報を管理しておけば、参照情報を辿って取得されたWebページや、参照情報を辿って実行されたアプリケーションプログラムの処理結果等を端末装置700のディスプレイに表示することも可能となる。
そのために、本実施の形態では、端末装置100が、電子文書の文書画像と媒体の識別情報及び媒体内の位置情報を示すコード画像との重畳画像の印刷を指示する際に、参照情報とその参照情報が印刷される媒体の識別情報及び位置情報との対応関係を作成するようにしている。
以下、この端末装置100の構成及び動作について説明する。
図2は、端末装置100の機能構成を示した図である。
図示するように、端末装置100は、印刷指示受付部11と、文書PDL生成部12と、コード画像生成部13と、参照情報取得部14と、登録部15と、出力用PDL生成部16とを備えている。
印刷指示受付部11は、ユーザからの印刷指示を受け付け、文書リポジトリ200(図1参照)から端末装置100のメモリ内に読み込んである電子文書を取得し、文書PDL生成部12に受け渡すと共に、媒体の識別情報(以下、「媒体ID」という)を取得し、媒体内の位置情報を取得する。また同時に、コード画像生成部13に対しコード画像の生成を指示するコード画像生成指示を出力し、参照情報取得部14に対し参照情報の取得を指示する参照情報取得指示を出力する。尚、この印刷指示受付部11は、電子文書を取得する文書取得手段と、識別情報を取得する識別情報取得手段と、位置情報を取得する位置情報取得手段とを含むものとして把握することができる。
文書PDL生成部12は、印刷指示受付部11から渡された電子文書を、画像形成装置400が画像形成を行うためのコマンド列からなるPDL(Page Description Language)ファイルである文書PDLファイルに変換する。
コード画像生成部13は、印刷指示受付部11からコード画像生成指示があると、後で詳述するフォーマットのコード画像を生成し、色を指定して出力用PDL生成部16に出力する。
参照情報取得部14は、印刷指示受付部11から参照情報取得指示があると、同時に渡された電子文書又はその付加情報を解析し、参照情報を取得する。ここで、参照情報とは、例えば、特定の情報へリンクするための情報や、特定のアプリケーションプログラム(機能)を呼び出すための情報である。また、その際、参照情報取得部14は、電子文書において参照情報が存在する領域又は参照情報が付加された領域の位置情報も取得する。ここでは、かかる領域が通常矩形であることから、その矩形領域の左上点の座標と右下点の座標で表し、これを矩形情報と呼ぶことにする。
登録部15は、参照情報取得部14が取得した参照情報を、媒体ID及び矩形情報と対応付けた管理情報としての参照情報テーブルを図示しない記憶装置に登録する。ここで、記憶装置は、どこに設けられていてもよいが、例えば、文書リポジトリ200等、ネットワークに接続された各装置等から共通にアクセス可能なコンピュータに設けるのが望ましい。
出力用PDL生成部16は、文書PDL生成部12から渡された文書PDLファイル内に、コード画像生成部13から渡されたコード画像及び色指定の情報をPDLコマンドとして設定した出力用PDL(電子文書にコード画像を重畳するコマンドを付加したもの)を生成し、画像形成装置400に出力する。尚、出力用PDL生成部16は、電子文書の画像とコード画像とを重畳した画像の印刷を画像形成装置400に指示するという観点から、指示手段として把握することもできる。
尚、これらの機能は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、端末装置100の図示しないCPUが、印刷指示受付部11、文書PDL生成部12、コード画像生成部13、参照情報取得部14、登録部15、出力用PDL生成部16の各機能を実現するプログラムを、例えばハードディスク等の外部記憶装置からメインメモリに読み込んで、端末装置100内にこれらの各機能を実現する。
次に、端末装置100の動作について説明する。
まず、図3に、電子文書の作成、編集、印刷等を行うアプリケーションプログラムの表示画面190を示す。
この表示画面190において、メニューバー191から「ファイル」を選択すると、図示するようなプルダウンメニュー192が表示される。このプルダウンメニュー192に表示された項目のうち、「印刷(P)」は、参照情報を埋め込まずに通常の印刷を行うための選択項目である。一方、「参照情報付き印刷(R)」は、参照情報を埋め込んで印刷を行うための選択項目である。
従って、本実施の形態では、「参照情報付き印刷(R)」が選択された場合の動作を説明する。即ち、以下で、「印刷指示」というときは、「参照情報付き印刷(R)」を選択することによる印刷指示を指す。尚、ここでは、電子文書はそのままの大きさで媒体の全面に印刷され、電子文書の特定の位置情報で表される部分の画像は、媒体内の同じ位置情報で表される位置に印刷されるものとする。
次に、印刷指示受付部11の動作について説明する。
図4は、印刷指示受付部11の動作の流れを示したフローチャートである。
まず、印刷指示受付部11は、印刷指示があるかどうかを監視する(ステップ111)。即ち、印刷指示がなければ、ステップ111を繰り返し、印刷指示があれば、印刷属性を取得する(ステップ112)。印刷属性には、用紙サイズ、向き、両面印刷等が含まれる。また、印刷指示には、印刷対象の電子文書を特定するための情報も含まれている。
次に、印刷指示受付部11は、電子文書が印刷される媒体を一意に識別する媒体IDを取得する(ステップ113)。尚、媒体IDは、所定のサーバコンピュータから発行してもらうことにより取得することができる。
また、用紙サイズや向きの情報に基づいて、媒体内の位置情報を生成し、媒体IDとこの位置情報と色指定とをコード画像生成部13に伝えてコード画像の生成を指示する(ステップ114)。ここで、色指定とは、コード画像をどの色で印刷するかを指定する情報である。画像形成装置400がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)、不可視(I)の5つの現像器を有していれば、不可視(I)でコード画像を印刷すべき旨の情報である。一方、画像形成装置400がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの現像器しか有しておらず、これらのいずれかの色が不可視(I)に置き換えられていれば、その置き換えられた色の指定である。これにより、コード画像は、不可視(I)で印刷されることになる。
その後、印刷指示受付部11は、電子文書をメモリから取り出し(ステップ115)、参照情報取得部14に電子文書を渡して参照情報の取得を指示する(ステップ116)。
そして、最後に、文書PDL生成部12に対し電子文書を渡して文書PDLへの変換を指示する(ステップ117)。
次いで、コード画像生成部13の動作について説明する。
図5は、コード画像生成部13の動作の流れを示したフローチャートである。
まず、コード画像生成部13は、印刷指示受付部11からコード画像生成指示があるかどうかを監視する(ステップ131)。即ち、コード画像生成指示がなければ、ステップ131を繰り返し、コード画像生成指示があれば、識別コードを生成する(ステップ132)。
具体的には、電子文書が印刷される紙等の媒体の識別情報を所定の符号化方式により符号化する。この符号化には、例えば、既知の誤り訂正符号であるRS(リードソロモン)符号やBCH符号を用いることができる。また、誤り検出符号として、位置情報のCRC(Cyclic Redundancy Check)やチェックサム値を計算し、それを冗長ビットとして付加することもできる。
そして、この符号化された識別情報を、コード情報として埋め込む形式に変換する。例えば、第三者による解読が困難になるように、符号化された識別情報における各ビットの配置を、疑似乱数等により入れ替えたり暗号化したりすることができる。また、識別コードが2次元配置される場合は、ビット値をコードの配置と同様に2次元配置しておく。
次に、コード画像生成部13は、位置コードを生成する(ステップ133)。
具体的には、電子文書が印刷される媒体のサイズに応じた位置情報を所定の符号化方式により符号化する。この符号化には、識別情報の符号化に使用したのと同様の方式を使用することができる。また、位置情報は、疑似雑音系列の一種であるM系列を利用して表すこともできる。ここで、M系列は、k段の線形シフトレジスタで生成できる最大周期の系列であり、その周期は2−1である。また、M系列中の任意の位置から取り出した連続するkビットの部分系列がM系列中に1度しか現われないという性質を持っている。この性質により、連続したkビットの部分系列ごとに位置情報を対応させておけば、部分系列を検出することで位置情報を特定することができる。
そして、この符号化された位置情報を、コード情報として埋め込む形式に変換する。例えば、第三者による解読が困難になるように、符号化された位置情報における各ビットの配置を、疑似乱数等により入れ替えたり暗号化したりすることができる。また、位置コードが2次元配置される場合は、ビット値をコードの配置と同様に2次元配置しておく。
その後、コード画像生成部13は、ステップ132で生成された識別コード及びステップ133で生成された位置コードを2次元に配置する(ステップ134)。このとき、識別コードは、位置によらず同じコードが配置されるが、位置コードは、位置により異なるコードが配置される。
また、識別コード及び位置コードの各ビットに後述のパターン画像を割り当てることにより、コード画像を生成する(ステップ135)。
ところで、コード画像は、この時点では2値の画像であるが、コード画像生成部13は、このコード画像に対し色指定を行う(ステップ136)。即ち、コード画像生成指示には色指定の情報も含まれているので、これを用いて色指定を行う。
そして、最後に、コード画像生成部13は、色指定がなされたコード画像を出力用PDL生成部16に出力する(ステップ137)。
次に、コード画像生成部13で生成され、印刷されるコード画像について説明する。
図6(a)〜(c)は、上述したコード画像を説明するための図である。図6(a)は、不可視画像として形成される2次元コード配列を模式的に示している。また、図6(b)は、図6(a)における2次元コード配列の1単位である2次元コードを拡大して示した図である。更に、図6(c)は、バックスラッシュ「\」とスラッシュ「/」のパターン画像を説明するための図である。
本実施の形態において、図6(a)〜(c)に示すコード画像は、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が例えば7%以下であり、近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が例えば30%以上の不可視トナーによって形成される。また、この不可視トナーは、画像の機械読取りのために必要な近赤外光吸収能力を高めるために、平均分散径は100nm〜600nmの範囲のものが採用される。ここで、「可視」及び「不可視」は、目視により認識できるかどうかとは関係しない。印刷された媒体に形成された画像が可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性の有無により認識できるかどうかで「可視」と「不可視」とを区別している。また、可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性が若干あるが、人間の目で認識し難いものも「不可視」に含める。
また、このコード画像は、赤外光照射による機械読取りと復号化処理とが長期に亘って安定して可能で、且つ、情報が高密度に記録できる不可視画像で形成される。更に、画像を出力する媒体表面の可視画像が設けられた領域とは関係なく、任意の領域に設けることが可能な不可視画像であることが好ましい。更に、例えば、目視した際に光沢差によって認識できる不可視画像であることが更に好ましい。また、例えば、印刷される媒体の大きさに合わせて媒体面(紙面)の全面に不可視画像が形成される。但し、「全面」とは、用紙の四隅を全て含む意味ではない。電子写真方式等の装置では、通常、紙面の周囲は印刷できない範囲である場合が多いことから、かかる範囲には不可視画像を印刷する必要はない。
図6(b)に示す2次元コードは、媒体上の座標位置を示す位置コードが格納される領域と、媒体等を一意に特定するための識別コードが格納される領域とを含んでいる。また、同期コードが格納される領域も含んでいる。そして、図6(a)に示すように、この2次元コードが媒体面に複数、格子状に配置される。即ち、媒体面に、図6(b)に示すような2次元コードが複数個、配置され、その各々が、位置コード、識別コード、及び同期コードを備えている。そして、複数の位置コードの領域には、それぞれ配置される場所により異なる位置情報が格納されている。一方、複数の識別コードの領域には、配置される場所によらず同じ識別情報が格納されている。
図6(b)において、位置コードは、6ビット×6ビットの矩形領域内に配置されている。各ビット値は、回転角度が異なる複数の微小ラインビットマップで形成され、図6(c)に示されるパターン画像(パターン0とパターン1)で、ビット値0とビット値1を表現している。より具体的には、相互に異なる傾きを有するバックスラッシュ「\」及びスラッシュ「/」を用いてビット値0とビット値1とを表現している。パターン画像は600dpiで8×8画素の大きさで構成されており、左上がりの斜線のパターン画像(パターン0)がビット値0を、右上がりの斜線のパターン画像(パターン1)がビット値1を表現する。従って、1つのパターン画像で1ビットの情報(0又は1)を表現できる。このような2種類の傾きからなる微小ラインビットマップを用いることで、可視画像に与えるノイズが極めて小さく、且つ、大量の情報を高密度にデジタル化して埋め込むことが可能な2次元コードを提供することが可能となる。
即ち、図6(b)に示した位置コード領域には合計36ビットの位置情報が格納されている。この36ビットのうち、18ビットをX座標の符号化に、18ビットをY座標の符号化に使用することができる。各18ビットを全て位置の符号化に使用すると、218通り(約26万通り)の位置を符号化できる。各パターン画像が図6(c)に示したように8画素×8画素(600dpi)で構成されている場合には、600dpiの1ドットは0.0423mmであることから、図6(b)の2次元コード(同期コードを含む)の大きさは、縦横共に3mm程度(8画素×9ビット×0.0423mm)となる。3mm間隔で26万通りの位置を符号化した場合、約786mの長さを符号化できる。このように18ビット全てを位置の符号化に使用してもよいし、或いは、パターン画像の検出誤りが発生するような場合には、誤り検出や誤り訂正のための冗長ビットを含めてもよい。
また、識別コードは、2ビット×8ビット及び6ビット×2ビットの矩形領域に配置されており、合計28ビットの識別情報を格納できる。識別情報として28ビットを使用した場合は、228通り(約2億7千万通り)の識別情報を表現できる。識別コードも位置コードと同様に、28ビットの中に誤り検出や誤り訂正のための冗長ビットを含めることができる。
尚、図6(c)に示す例では、2つのパターン画像は互いに角度が90度異なるが、角度差を45度とすれば4種類のパターン画像を構成できる。このように構成した場合は、1つのパターン画像で2ビットの情報(0〜3)を表現できる。即ち、パターン画像の角度種類を増やすことで、表現できるビット数を増加することができる。
また、図6(c)に示す例では、パターン画像を使用してビット値の符号化を説明しているが、パターン画像以外を採用してもよい。例えば、ドットのON/OFFや、ドットの位置を基準位置からずらす方向により符号化することも可能である。
次いで、参照情報取得部14の動作について説明する。
図7は、参照情報取得部14の動作の流れを示したフローチャートである。
まず、参照情報取得部14は、印刷指示受付部11から参照情報取得指示があるかどうかを監視する(ステップ141)。即ち、参照情報取得指示がなければ、ステップ141を繰り返し、参照情報取得指示があれば、印刷指示受付部11から渡された電子文書の各ページに対し、以下の処理を行う。尚、参照情報取得指示には、印刷指示受付部11にて取得された媒体IDも含まれるものとする。
即ち、参照情報取得部14は、着目するページを読み込み(ステップ142)、そのページについて参照情報を検索し(ステップ143)、参照情報があったかどうかを判定する(ステップ144)。その結果、参照情報があれば、参照情報が存在する領域又は付加された領域について矩形情報を生成し(ステップ145)、媒体IDと矩形情報と参照情報との対応をメモリに蓄積する(ステップ146)。このとき、参照情報取得部14は、印刷指示受付部11が位置情報を取得する際に用いた座標系を用いて、矩形情報を生成する。
このように、参照情報を検索して、参照情報があったなら、媒体IDと矩形情報と参照情報とを対応付けて蓄積する処理を、そのページに参照情報がなくなるまで続け、参照情報がなくなれば、他のページがあるかどうかを判定する(ステップ147)。
ここで、他のページがあれば、ステップ142〜146の処理を繰り返すが、他のページがなければ、登録部15に対し、メモリに蓄積された媒体IDと矩形情報と参照情報との対応を出力する(ステップ148)。
これに応じて、登録部15は、この媒体IDと矩形情報と参照情報とを対応付けた参照情報テーブルを図示しない記憶装置に登録する。
図8は、ここで登録される参照情報テーブルの内容の一例を示す図である。
ここで、矩形情報は、上述したように、矩形領域の左上点の座標と右下点の座標で表している。例えば、媒体ID「00000001」から取得された1つ目の参照情報の存在位置(付加位置)は、左上点の座標が(x11,y11)で、右下点の座標が(x12,y12)の矩形領域であることが分かる。
尚、参照情報としては、所定の機能を実行するための参照情報もあるが、ここでは、所定の情報にアクセスするための参照情報のみを想定している。
その後、登録部15は、出力用PDL生成部16に対し、参照情報の登録を完了した旨を伝える。
これにより、出力用PDL生成部16は、文書PDL生成部12から送られた文書PDLに対し、コード画像生成部13から送られたコード画像及び色指定の情報を用いてコード画像重畳のためのPDLコマンドを挿入することにより、出力用PDLを生成する。
そして、この出力用PDLを画像形成装置400に送信することで、画像形成装置400では、不可視トナーでコード画像が印刷されることとなる。
最後に、出力用PDLに基づいて画像形成を行う画像形成装置400について説明する。
図9は、画像形成装置400の構成の一例を示した図であり、所謂タンデム型の機構を示している。尚、この画像形成装置400は、本来、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの現像器を有する画像形成装置において、黒(K)を不可視(I)に交換したものである。
この画像形成装置400は、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像プロセス系410、記録用紙(シート、媒体)を搬送するシート搬送系430、画像形成装置400全体を制御する画像出力制御部441、例えばパーソナルコンピュータやスキャナユニット445等に接続され、受信したPDLデータを解釈して画像データに変換する機能や、画像データに対して所定の画像処理を施す機能を持つ画像処理系であるIPS(Image Processing System)442を備えている。本構成例では、プリント処理を行う機能とスキャン系処理を行う機能を併せ持ったものをIPSと表現しているが、それぞれ別モジュールとして実現してもよい。尚、図9は、画像形成装置400をユーザが操作する側(手前側)から見た図である。
画像プロセス系410は、水平方向に一定の間隔を置いて並列的に配置される、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、不可視(I)の4つの画像形成ユニット411Y,411M,411C,411I、この画像形成ユニット411Y,411M,411C,411Iの感光体ドラム412に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト421上に多重転写させる転写ユニット420を備えている。また、転写ユニット420によって二次転写された記録用紙上の画像を、熱及び圧力を用いて記録用紙に定着させる定着器429を備えている。更に、画像形成ユニット411Y,411M,411C,411Iに対して各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ419Y,419M,419C,419Iが設けられている。
本実施の形態において、各画像形成ユニット411(411Y,411M,411C,411I)は、矢印A方向に回転する感光体ドラム412の周囲に、これらの感光体ドラム412を帯電させる帯電器413、感光体ドラム412上に静電潜像を書き込むレーザ露光器414、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム412上の静電潜像をトナーにより現像する現像器415、感光体ドラム412上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト421に転写する一次転写ロール416、感光体ドラム412上の残留トナーを除去するドラムクリーナ417等の電子写真用デバイスが順次配設されている。これらの画像形成ユニット411は、中間転写ベルト421の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、不可視(I)の順に配置されている。
転写ユニット420は、中間転写ベルト421を駆動するドライブロール422、中間転写ベルト421に一定のテンションを付与するテンションロール423、重畳された各色のトナー像を記録用紙に二次転写するためのバックアップロール424、中間転写ベルト421上に存在する残留トナー等を除去するベルトクリーナ425を備えている。中間転写ベルト421は、このドライブロール422とテンションロール423及びバックアップロール424との間に一定のテンションで掛け回されており、定速性に優れた専用の駆動モータ(図示せず)によって回転駆動されるドライブロール422により、矢印B方向に所定の速度で循環駆動される。この中間転写ベルト421は、例えば、チャージアップを起こさないベルト素材(ゴム又は樹脂)にて抵抗調整されたものが使用されている。
シート搬送系430は、画像が記録される記録用紙(シート、媒体)を積載して供給する給紙トレイ431、給紙トレイ431から記録用紙を取り上げて供給するナジャーロール432、ナジャーロール432から供給された記録用紙を1枚ずつ分離して搬送するフィードロール433、フィードロール433により1枚ずつに分離された記録用紙を画像転写部に向けて搬送する搬送路434を備えている。また、搬送路434を介して搬送された記録用紙に対し、二次転写位置に向けてタイミングを合わせて搬送するレジストロール435、二次転写位置に設けられバックアップロール424に圧接して記録用紙上に画像を二次転写する二次転写ロール436、定着器429によってトナー画像が定着された記録用紙を機外に排出する排出ロール437、排出ロール437によって排出された記録用紙を積載する排出トレイ438を備えている。
また、スキャナユニット445は、図示しないCCDイメージセンサ等によってプラテンガラスに載置された原稿の画像、又は、プラテンガラス上を搬送される原稿の画像を読み取る。ここで、本実施の形態における画像形成装置400では、その上部側にスキャナユニット445を配設することにより、省スペース化を図っている。尚、排出トレイ438とスキャナユニット445との間には所定の隙間が形成されており、排出トレイ438に排出された画像形成後の記録用紙を容易に取り出せるようになっている。
次に、この画像形成装置400の作像プロセスについて説明する。
まず、図2の出力用PDL生成部16で生成された出力用PDLが、IPS442に入力される。IPS442は、入力されたPDLに対し、PDLのコマンドを解釈して出力用画像を生成する等の所定の画像処理を施す。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、不可視(I)の4色の色材階調データに変換され、各画像形成ユニット411Y,411M,411C,411Iのレーザ露光器414に出力される。
各画像形成ユニット411Y,411M,411C,411Iでは、感光体ドラム412が帯電器413によって所定の電位に帯電される。また、各画像形成ユニット411Y,411M,411C,411Iのレーザ露光器414では、IPS442より入力された色材階調データに応じて、画像形成ユニット411Y,411M,411C,411Iの感光体ドラム412にレーザ光を照射している。画像形成ユニット411Y,411M,411C,411Iの感光体ドラム412では、帯電された表面が露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット411Y,411M,411C,411Iの現像器415にて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、不可視(I)の各色のトナー像として現像される。
画像形成ユニット411Y,411M,411C,411Iの各感光体ドラム412上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト421上に多重転写される。このとき、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像を形成する画像形成ユニット411Y,411M,411Cは、中間転写ベルト421の移動方向の最上流側に設けられているため、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像を中間転写ベルト421に対して最初に一次転写する。また、不可視のトナー像を形成する画像形成ユニット411Iは、中間転写ベルト421の移動方向の最下流側に設けられているため、不可視のトナー像を中間転写ベルト421に対して最後に一次転写する。そして、転写後の画像形成ユニット411Y,411M,411C,411Iの感光体ドラム412は、ドラムクリーナ417によってクリーニングされる。
一方、シート搬送系430では、画像形成のタイミングに合わせてナジャーロール432が回転し、給紙トレイ431から所定サイズの記録用紙が供給される。フィードロール433により1枚ずつ分離された記録用紙は、搬送路434を経てレジストロール435に搬送され、一旦、停止される。その後、トナー像が形成された中間転写ベルト421の移動タイミングに合わせてレジストロール435が回転し、記録用紙は、バックアップロール424及び二次転写ロール436によって形成される二次転写位置に搬送される。二次転写位置にて下方から上方に向けて搬送される記録用紙には、圧接力及び所定の電界を用いて、4色が多重されているトナー像が副走査方向に順次、転写される。そして、各色のトナー像が転写された記録用紙は、定着器429によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、排出ロール437によって上部に設けられた排出トレイ438に排出される。一方、二次転写後の中間転写ベルト421は、ベルトクリーナ425によってクリーニングされ、次のプロセスに備える。
尚、本実施の形態では、媒体IDと媒体内の位置情報(電子文書上の位置情報と同じ)と参照情報とを対応付けた参照情報テーブルを記憶しておき、媒体の特定の位置を指定したときに参照情報を辿って所望の情報又は機能にアクセスできるようにしたが、参照情報テーブルに登録する情報は、これらの情報には限定されない。
例えば、媒体IDの代わりに、文書を一意に識別する文書IDやページを一意に識別するページIDを用いてもよい。そして、媒体内の位置情報に代えて、前者の場合においては文書内の位置情報を、後者の場合においてはページ内の位置情報を用いてもよい。但し、このような情報の対応を参照情報テーブルに保持する場合は、媒体に印刷するコード画像に含める媒体ID及び媒体内の位置情報を、文書ID及び電子文書内の位置情報(ページID及びページ内の位置情報)に変換する変換テーブルも併せて生成する必要がある。このような構成にすれば、媒体上の任意の位置が指定された場合に、変換テーブルを参照してその位置に対応する電子文書上の位置を特定し、参照情報テーブルを参照してその電子文書上の位置に対応する参照情報を取得することができる。尚、このような変換テーブルを用いる方法を採用すれば、本実施の形態で考慮しなかった拡大/縮小印刷や、N−up印刷にも対応することができる。
また、本実施の形態では、媒体ID及び媒体内の位置情報に対し、電子文書から抽出した参照情報をそのまま対応付けるようにしたが、これもこのような形態には限られない。即ち、電子文書を媒体に印刷するごとに、電子文書における参照情報を辿ってアクセス可能な情報又は機能のコピーを作成し、媒体ID及び媒体内の位置情報に対しては、今回作成したコピーへの参照情報を対応付けることも考えられる。このようにすれば、参照情報を辿った情報又は機能へのアクセスを印刷媒体ごとに制御するようなことも可能となる。
更に、本実施の形態では、媒体の識別情報と媒体内の位置情報と参照情報とを対応付けた参照情報テーブルを生成するようにしたが、識別情報については、なくても構わない。即ち、媒体どうしの区別なく、ある特定のエリアを指定すると所定の情報又は機能にアクセスできるような媒体を作成する際にも、本発明を適用することが可能である。
更にまた、本実施の形態では、印刷指示装置としての端末装置100が参照情報テーブルを登録する構成を採用したが、印刷装置としての画像形成装置400が参照情報テーブルの登録する構成を採用しても構わない。その場合、図2に示した機能ブロック図は、画像形成装置400におけるIPS442の機能ブロック図を意味することとなる。そして、印刷指示受付部11は、端末装置100からPDLデータを印刷指示として受け付け、PDLデータを解釈して電子文書の画像を取得する。即ち、印刷指示受付部11におけるこの機能は、文書画像取得手段として捉えることができる。
以上述べたように、本実施の形態では、電子文書の画像と少なくとも媒体内の位置情報を示すコード画像とを重畳して印刷し、その際、媒体内の位置情報に基づいて電子文書における参照情報を得るための参照情報テーブルを登録するようにした。これにより、電子文書における参照情報を、電子文書を印刷した媒体(印刷文書)からでも辿ることができるようにし、かつ、ペンデバイス等で印刷文書に対して追記した軌跡を電子情報として保存することができるようになった。
本発明の実施の形態が適用されるシステムの全体構成を示した図である。 本発明の実施の形態における端末装置の機能構成を示した図である。 本発明の実施の形態における電子文書の表示画面の例を示した図である。 本発明の実施の形態の端末装置における印刷指示受付部の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態の端末装置におけるコード画像生成部の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態において媒体上に印刷されるコード画像を説明するための図である。 本発明の実施の形態の端末装置における参照情報取得部の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態の端末装置により登録される参照情報テーブルの内容の一例を示した図である。 本発明の実施の形態の端末装置における画像形成装置の構成例を示した図である。
符号の説明
100,700…端末装置、200…文書リポジトリ、400…画像形成装置、500…印刷物、600…ペンデバイス

Claims (9)

  1. 媒体に印刷すべき電子文書を取得する文書取得手段と、
    前記媒体内の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記電子文書の画像と前記位置情報の画像との重畳画像の印刷を印刷機構に指示する指示手段と、
    前記電子文書を解析し、当該電子文書に特定の情報へリンクするための情報又は特定の機能を呼び出すための情報である参照情報があるかどうかを判定し、当該電子文書に当該参照情報があると判定されれば、当該電子文書から当該参照情報を取得すると共に当該電子文書内の当該参照情報の存在位置を特定する参照情報取得手段と、
    前記参照情報の存在位置に対応する前記位置情報に基づいて当該参照情報を得ることを可能にするための管理情報を登録する登録手段と
    を備えたことを特徴とする印刷指示装置。
  2. 前記指示手段は、前記位置情報の画像の印刷を、特定の波長の光を吸収する不可視トナーを用いて行うよう指示することを特徴とする請求項1記載の印刷指示装置。
  3. 前記参照情報取得手段は、前記電子文書の付加情報から前記参照情報を取得することを特徴とする請求項1記載の印刷指示装置。
  4. 前記登録手段は、前記参照情報と、前記電子文書内の当該参照情報の存在位置に対応する前記媒体内の位置情報との対応情報を、前記管理情報として登録することを特徴とする請求項1記載の印刷指示装置。
  5. 前記電子文書又は前記媒体の識別情報を取得する識別情報取得手段を更に備え、
    前記登録手段は、前記識別情報と、前記参照情報の存在位置に対応する前記位置情報に基づいて当該参照情報を得ることを可能にするための前記管理情報を登録することを特徴とする請求項1記載の印刷指示装置。
  6. 前記登録手段は、前記参照情報と、前記識別情報と、前記電子文書内の当該参照情報の存在位置に対応する前記媒体内の位置情報との対応情報を、前記管理情報として登録することを特徴とする請求項5記載の印刷指示装置。
  7. 媒体に印刷すべき電子文書の文書画像を取得する文書画像取得手段と、
    前記媒体内の位置情報を示すコード画像を取得するコード画像取得手段と、
    前記文書画像と前記コード画像との重畳画像を印刷する印刷手段と、
    前記電子文書を解析し、当該電子文書に特定の情報へリンクするための情報又は特定の機能を呼び出すための情報である参照情報があるかどうかを判定し、当該電子文書に当該参照情報があると判定されれば、当該電子文書から当該参照情報を取得すると共に当該電子文書内の当該参照情報の存在位置を特定する参照情報取得手段と、
    前記参照情報の存在位置に対応する前記位置情報に基づいて当該参照情報を得ることを可能にするための管理情報を登録する登録手段と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  8. 画像の印刷を指示する印刷指示装置と、情報を登録する登録装置と、画像を印刷する印刷装置とを含む印刷システムであって、
    前記印刷指示装置は、
    媒体に印刷すべき電子文書を取得する文書取得手段と、
    前記媒体内の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記電子文書を解析し、当該電子文書に特定の情報へリンクするための情報又は特定の機能を呼び出すための情報である参照情報があるかどうかを判定し、当該電子文書に当該参照情報があると判定されれば、当該電子文書から当該参照情報を取得すると共に当該電子文書内の当該参照情報の存在位置を特定する参照情報取得手段
    を備え、
    前記登録装置は、
    前記参照情報の存在位置に対応する前記位置情報に基づいて当該参照情報を得ることを可能にするための管理情報を登録する登録手段
    を備え、
    前記印刷装置は、
    前記電子文書の画像と前記位置情報の画像との重畳画像を印刷する印刷手段
    を備えたことを特徴とする印刷システム
  9. コンピュータに、
    媒体に印刷すべき電子文書を取得する手順と、
    前記媒体内の位置情報を取得する手順と、
    前記電子文書を解析し、当該電子文書に特定の情報へリンクするための情報又は特定の機能を呼び出すための情報である参照情報があるかどうかを判定し、当該電子文書に当該参照情報があると判定されれば、当該電子文書から当該参照情報を取得すると共に当該電子文書内の当該参照情報の存在位置を特定する手順と、
    前記参照情報の存在位置に対応する前記位置情報に基づいて当該参照情報を得ることを可能にするための管理情報を登録する手順と、
    前記電子文書の画像と前記位置情報の画像との重畳画像の印刷を印刷機構に対して指示する手順と
    を実行させるためのプログラム。
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