JP2007132360A - ダンパ付きプーリおよびその製造方法 - Google Patents

ダンパ付きプーリおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハブ側とプーリユニット側との間に設けられる弾性体に圧縮力を加える押圧部(当接部)に、砂塵等の異物が侵入するのを防止し得るとともに、少ない組立工程により製造し得るダンパ付きプーリを提供する。
【解決手段】ダンパ付きプーリ10はプーリユニット11とダンパユニット12とを有し、エンジンのクランクシャフトに装着される。プーリユニット11はボス部16、連結部17を有するハブ13と、外側円筒部22、端壁部23、内側円筒部24、連結部25を有するプーリ本体14とを有し、連結部17と連結部25との間には環状弾性体26が設けられている。ダンパユニット12はハブ13と一体に回転すると共に端壁部23の内面にスラストベアリング39を介して当接する当接端部38を有している。ダンパユニット12をプーリユニット11へ圧入嵌合することにより軸方向の圧入量が調整される。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンのクランクシャフトに装着され、クランクシャフトのトルクを無端ベルトを介して各種の補機へ伝達するダンパ付きプーリの技術に関する。
エンジンのクランクシャフトの回転を各種の補機に伝達するためのプーリには、主としてアイドリング回転時のようにエンジン低回転時におけるエンジンのトルク変動によって発生するクランクシャフトの速度変動を遮断するとともに、クランクシャフトの捩り振動を低減する機能を有するダンパ付きプーリがある。このダンパ付きプーリには、特許文献1に記載されるように、クランクシャフトに取り付けられるダンパユニットと、このダンパユニットに組み付けられ無端ベルトが掛け渡されるプーリユニットとを有している。
国際公開第2005/005865号パンフレット(図1)
従来のダンパユニットは、クランクシャフトに装着されるハブと、ハブの外周に第1の弾性体を介して固定される環状質量体とを有し、クランクシャフトの捩り振動を低減する機能を有している。一方、プーリユニットは外周部にプーリ溝が形成された円筒部と、この円筒部の軸方向一端部から中心方向に延出するカバー部とを有するカバー本体を備え、カバー部には第2の弾性体の一端部が固定され、この弾性体の他端部にはアイソレーションリングが固定されている。アイソレーションリングは第2の弾性体の他端部が固定される径方向部と、プーリユニットをダンパユニットに組み付けるときにハブに設けられた円筒部に嵌合する嵌合部を有しており、第2の弾性体はアイソレーションリングを介してダンパユニットとプーリユニットとの間に固定され、エンジン低回転時のクランクシャフトのトルク変動によって発生するクランクシャフトの速度変動を遮断する機能を有している。また、第2の弾性体に軸方向の圧縮力を加えるために、ハブの円筒部に嵌合する嵌合部とカバー部の外面にスラストベアリングを介して圧接する押圧部とを有するプレッシャリングがハブに装着されて、ダンパユニットと一体に回転する構成となっている。
このように、従来のダンパ付きプーリは、プーリユニットをカバー本体とこれに第2の弾性体を介して固定されるアイソレーションリングとにより構成し、ハブに取り付けられたダンパユニットにプーリユニットに装着することにより形成されており、第2の弾性体に圧縮力を加えるためにプレッシャリングをハブに嵌合させてカバー本体の外側から押し付ける必要がある。
このため、従来のダンパ付きプーリにおいては、プレッシャリングの押圧部の周端部とカバー本体との間に、スラストベアリングの厚さ寸法に相当する隙間が生じ、この隙間から砂塵等の異物が侵入すると、この異物がスラストベアリングに付着してスラストベアリングの磨耗を助長し、耐久性が低下する場合がある。
これを防止するために、カバー部の一部をプレッシャリングの押圧部側に膨出させて、上記の隙間を塞ぐ方法や、前記隙間を周方向にわたってリップシールで塞ぐ方法が採用されている。
しかしながら、カバー部の一部をプレッシャリングの押圧部側に膨出させて、上記の隙間を塞ぐ方法を用いても、かかる隙間を完全に塞ぐことは困難であり、また、前記隙間を周方向にわたってリップシールで塞ぐ方法では、リップシールを設けるための工程が必要になるとともに、コストアップを招くことになる。
また、上述のように、ハブに固定されるダンパユニットと、ダンパユニットに組み付けられるプーリユニットと、第2の弾性体に圧縮力を加えるプレッシャリングとにより形成されるダンパ付きプーリを組み立てるには、プーリユニットにプレッシャリングに組み付けた後に、プレッシャリングをダンパユニットに組み付けている。したがって、プーリユニットとプレッシャリングとを組み立てる圧入工程と、プーリユニットが組み付けられたプレッシャリングをダンパユニットに組み付ける圧入工程との2工程の組立工程(圧入工程)が必要となっている。
本発明の目的は、ハブ側とプーリユニット側との間に設けられる弾性体に圧縮力を加える押圧部(当接部)に、砂塵等の異物が侵入するのを防止でき、以って、前記押圧部(当接部)に配設される、スラストベアリングの耐久性低下を防止し得るダンパ付きプーリを提供することにある。
本発明の他の目的は、少ない組立工程により製造し得るダンパ付きプーリを提供することにある。
本発明のダンパ付きプーリは、エンジンのクランクシャフトに装着され、プーリユニットとダンパユニットとを有するダンパ付きプーリであって、前記プーリユニットは、前記クランクシャフトへの装着部、および径方向外方に延出して設けられる連結部を有するハブと、外周面にプーリ溝が形成された外側円筒部、当該外側円筒部の端部から径方向内方に延出する端壁部、および当該端壁部と一体化された連結部を有するプーリ本体と、前記ハブの前記連結部と前記プーリ本体の前記連結部との間に設けられる弾性体とを有し、前記ダンパユニットは、前記ハブと一体に回転して前記クランクシャフトのねじり振動を低減するとともに、前記端壁部の内面にスラストベアリングを介して当接する当接端部を有し、前記ダンパユニットの前記プーリユニット側への軸方向の圧入量が調整可能であることを特徴とする。
本発明のダンパ付きプーリにおいて、前記プーリ本体は、外周面にプーリ溝が形成された外側円筒部、当該外側円筒部の端部から径方向内方に延出する端壁部、当該端壁部の内方端から前記外側円筒部に平行に延出する内側円筒部、および当該内側円筒部の端部から径方向内方に延出する連結部を有することを特徴とする。
本発明のダンパ付きプーリにおいて、前記ハブは、軸方向に延出する第1の嵌合部を有し、前記ダンパユニットは、前記第1の嵌合部に嵌合する第2の嵌合部を有することを特徴とする。
本発明のダンパ付きプーリにおいて、前記ダンパユニットは、環状弾性体と、当該環状弾性体の外周に設けられる環状質量体とを有することを特徴とする。
本発明のダンパ付きプーリにおいて、前記ダンパユニットは、環状ケーシングと、当該環状ケーシングに収容される環状質量体と、前記環状ケーシングと前記環状質量体との間に封入される粘性流体とを有することを特徴とする。
本発明のダンパ付きプーリにおいて、前記スラストベアリングは、摩擦低減機能を有することを特徴とする。
本発明のダンパ付きプーリにおいて、前記ダンパユニットの外周面と前記プーリ本体の前記外側円筒部の内周面との間に、ジャーナルベアリングを有することを特徴とする。
本発明のダンパ付きプーリにおいて、前記ハブの連結部と前記プーリ本体の前記端壁部との間に、前記弾性体の放熱を促進する環状隙間を有することを特徴とする。
本発明のダンパ付きプーリの製造方法は、エンジンのクランクシャフトに装着され、プーリユニットとダンパユニットとを有するダンパ付きプーリの製造方法であって、前記クランクシャフトへの装着部、径方向外方に延出して設けられる連結部、および軸方向に延出する第1の嵌合部を有するハブと、外周面にプーリ溝が形成された外側円筒部、当該外側円筒部の端部から径方向内方に延出する端壁部、および当該端壁部と一体化された連結部を有するプーリ本体と、前記ハブの前記連結部と前記プーリ本体の前記連結部との間に設けられる弾性体とを有するプーリユニットを準備する工程と、前記第1の嵌合部に嵌合する第2の嵌合部、および前記端壁部の内面にスラストベアリングを介して当接する当接端部を有するダンパユニットを準備する工程と、前記第2の嵌合部を前記第1の嵌合部に圧入して前記ダンパユニットおよび前記プーリ本体を介して前記弾性体に軸方向の予圧縮を付与するとともに、前記ハブの端面と前記プーリ溝との軸方向の離間長が所定値となった位置に前記第2の嵌合部を前記第1の嵌合部に嵌合する工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ハブ側とプーリユニット側との間に設けられる弾性体に圧縮力を加える当接端部は、少なくともプーリユニット側の外側円筒面及び端壁部で覆われるため、前記当接端部に砂塵等の異物が侵入するのを防止でき、以って、前記当接端部に配設される、スラストベアリングの耐久性低下を防止することができる。また、前記当接端部をプーリユニット側の外側円筒面、端壁部及び内側円筒部で覆うように構成すれば、砂塵等の異物が侵入するのを防止する点でより好ましい。
本発明によれば、プーリ本体とハブとこれらの間に取り付けられる弾性体とを有するプーリユニットと、ダンパユニットとを圧入嵌合により一体化してダンパ付きプーリを形成するようにしたので、プーリユニットとダンパユニットと組み合わせることにより、ダンパユニットのプーリユニットに対する軸方向の圧入量を調整しつつ組み立てることができる。また、プーリユニットのハブに設けられた第1の嵌合部にダンパユニットに設けられた第2の嵌合部を嵌合させる1度の圧入工程によりダンパ付きプーリを組み立てることができる。
本発明によれば、ハブの連結部とプーリ本体の側壁部との間に、弾性体の放熱を促進する環状間隙を設けたので、弾性体の放熱性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態であるダンパ付きプーリを示す断面図であり、図2は図1に示すダンパ付きプーリの組立工程を示す断面図である。
本発明のダンパ付きプーリ10は、クランクシャフト(不図示)に取り付けられるプーリユニット11と、このプーリユニット11に組み付けられるダンパユニット12とを有している。プーリユニット11は、クランクシャフトに取り付けられるハブ13と、補機に対してクランクシャフトのトルクを伝達するための無端ベルトが掛け渡されるプーリ本体14とを有している。ハブ13はクランクシャフトが貫通する取付孔15が形成された装着部としての円筒形状のボス部16を有し、このボス部16にはその軸方向中央部分に径方向外方に延出して連結部17が設けられており、ハブ13を構成するボス部16の図1における左側端部つまり先端側部は、基端側部よりも大径の第1の嵌合部18となっている。ハブ13は鋳造や板金の転造加工等によって金属材料によりボス部16と連結部17とが一体に形成されている。
プーリ本体14は、外周面に複数のプーリ溝21が形成された外側円筒部22と、この外側円筒部22の端部から径方向内方に延出する端壁部23とを有し、端壁部23の内方端にはここから外側円筒部22に対して平行に延出する内側円筒部24が設けられ、この内側円筒部の端部にはここから径方向内方に延出する連結部25が設けられている。プーリ本体14は、金属材料を用いてプレス加工およびプーリ溝21の切削加工等によって外側円筒部22、端壁部23、内側円筒部24および連結部25が一体に形成されている。
ハブ13の連結部17とプーリ本体14の連結部25の間には、加硫ゴム等の弾性材料により環状に成形されたアイソレータゴムつまり環状弾性体26が設けられ、環状弾性体26の一方の端面は連結部17に加硫接着等により固定され、他方の端面は連結部25に加硫接着等により固定されている。
このように、ハブ13、プーリ本体14および環状弾性体26により形成されるプーリユニット11は、ハブ13とプーリ本体14との間に環状弾性体26が設けられているので、エンジンのトルク変動によって発生するクランクシャフトの速度変動が補機に伝達されるのを主として遮断する機能を有し、環状弾性体26を加硫成形する金型内にハブ13とプーリ本体14とを配置した状態のもとで環状弾性体26を加硫成形することによって製造される。
それぞれの連結部17,25の対向面は、図示するように径方向外方に向けて広がるように傾斜し、それぞれの連結部17,25内に固定される環状弾性体26は内周面の軸方向長さが外周面の軸方向長さよりも短くなっており、断面がテーパ形状となっている。
図1に示すようにプーリ本体14は、ハブ13の連結部17とプーリ本体の連結部25とを軸方向にオーバーラップさせてハブ13の外側に配置され、プーリ本体14の端壁部23とハブ13の連結部17との間には、外部に連通する環状隙間27が設けられているので、この環状隙間27を介して環状弾性体26からの放熱が促進される。
一方、ダンパユニット12は固定部材31を有し、固定部材31はハブ13の先端部側の嵌合部18の外周面に嵌合される嵌合部32と、この嵌合部32の軸方向端部から径方向外方に延出する押圧壁部33と、この押圧壁部33の径方向外方端から端壁部23に向けて軸方向に延出する筒状部34とを有している。
固定部材31をハブ13の嵌合部18に圧入して嵌合固定すると、固定部材31の嵌合部32と筒状部34との間に形成される空間35内にプーリユニット11の内側円筒部24と連結部25と環状弾性体26とが組み込まれることになる。
固定部材31の筒状部34の外側には、加硫ゴム等の弾性材料により環状に成形されたダンパゴムつまり環状弾性体36が配置され、この環状弾性体36の外側には鋳鉄や鋳鋼等の金属製のイナーシャリングつまり環状質量体37が配置されている。
環状弾性体36は環状質量体37の内周面と筒状部34の外周面との間に圧入されており、ダンパユニット12はラバーダンパ構造となり、主としてクランクシャフトの捩り振動を低減する機能を有している。
ダンパユニット12は嵌合部32をハブ13の嵌合部18に圧入して嵌合することによりプーリユニット11にハブ13の部分で取り付けられて組み立てられることになる。
環状質量体37の端壁部23側の端部は、端壁部23の内面に当接する当接端部38となっており、当接端部38と端壁部23の内面との間には樹脂製で、摩擦低減機能を有するスラストベアリング39が装着されている。また、ダンパユニット12を構成する環状質量体37の外周面と外側円筒部22の内周面との間には樹脂製で、摩擦低減機能を有するジャーナルベアリング40が装着されている。
このように、当接端部38とスラストベアリング39をプーリユニット11とダンパユニット12とにより形成される閉塞空間の中に配置することにより、スラストベアリング39に砂塵等の異物が付着するのを防止することができ、スラストベアリング39の耐久性を防止することができる。
また、環状質量体37の端壁部23側の端部は、スラストベアリング39を介してプーリ本体14の端壁部23の内面に当接するため、固定部材31の軸方向の圧入量を調整することにより、ダンパユニット12とプーリ本体14を介して環状弾性体26には軸方向の予圧縮が付与されるとともに、プーリユニット11とダンパユニット12との軸方向の位置が調整され、プーリユニット11の取付部端面16aとプーリ溝21の基準位置との軸方向の離間長Lが調整される。したがって、環状弾性体26に加えられる予圧縮を許容範囲内に保持しつつ、プーリの離間長Lを所定の公差の範囲内に収めることができる。
次に、図2を参照して図1に示すダンパ付きプーリ10の製造方法について説明する。プーリユニット11は、それぞれ金属材料を用いて製造されたハブ13とプーリ本体14とを加硫成形用の金型に配置した状態のもとで金型内に流動状態のゴム材料を注入して環状弾性体26を加硫成形することにより、図2に示すように、予め準備工程において製造される。一方、ダンパユニット12はプレス加工された固定部材31の筒状部34の外側に環状弾性体36を介して環状質量体37を組み付けることにより、図2に示すように、予め準備工程において製造される。
尚、スラストベアリング39は、環状質量体37の当接端部38の端面に形成された段部に装着し、また、ジャーナルベアリング40は、プーリ本体14の外側円筒部22の内周面に装着しておく。
プーリユニット11にダンパユニット12を組み付けるには、図示しない金型等の保持部材にプーリユニット11とダンパユニット12の一方、例えばプーリユニット11をセットした状態のもとで、他方のダンパユニット12をプーリユニット11に配置する。この状態のもとで、図示しない油圧アクチュエータを押圧壁部33に押し付けて作動させ、ハブ13の端面16aとプーリ溝21の基準位置との軸方向の離間長Lが所定値となるように、固定部材31の嵌合部32をハブ13の嵌合部18に圧入して、嵌合部18の外側に嵌合部32を嵌合させる。
これにより、環状弾性体26はダンパユニット12およびプーリ本体14を介して軸方向に予圧縮される。このように、それぞれ予め製造工程において準備されたプーリユニット11とダンパユニット12とを油圧アクチュエータにより1度の圧入工程によりダンパ付きプーリを組み立てることができるので、少ない圧入工程により低コストでダンパ付きプーリを製造することができる。なお、ダンパユニット12をプーリユニット11にセットして油圧アクチュエータによりプーリユニット11を圧入するようにしても良い。
図3は本発明の他の実施の形態であるダンパ付きプーリを示す断面図であり、図4は図3に示すダンパ付きプーリの組立工程を示す断面図である。
図3および図4においては、図1および図2に示されたダンパ付きプーリ10を構成する部材と共通する部材には同一の符号が付されている。図3に示すダンパ付きプーリ10aのプーリユニット11aは、図1および図2に示されたプーリユニット11と同様の構造となっており、ハブ13とプーリ本体14とそれぞれの連結部17,25との間に固定される環状弾性体26とにより形成されている。
一方、ダンパユニット12aの固定部材41は、ハブ13の嵌合部18に嵌合される嵌合部32とこれの端部に一体となって径方向外方に延出する押圧壁部33とを有しており、固定部材41にはケーシング構成部材42が取り付けられている。
ケーシング構成部材42は、固定部材41の押圧壁部33とともに、後述する環状ケーシングを形成するもので、外側円筒部43、当接端壁部44、屈曲壁部45及び内側円筒部46を有して構成されている。
外側円筒部43は、プーリ本体14の外側円筒部22の内周面との間にジャーナルベアリング40を介して嵌合されており、また、当接端壁部44は、外側円筒部43の端部から径方向内方に延出している。
屈曲壁部45は、プーリ本体14の内側円筒部24と連結部25とに隙間を介して対向し、当接端壁部44の径方向内方端から押圧壁部33の方向へ延出しつつ、内径方向へ屈曲している。また、内側円筒部46は、屈曲壁部45の径方向内方端から軸方向に延びて嵌合部32に対向している。
このようなケーシング構成部材42は、プーリ本体14の端壁部23側の先端部分の径方向の幅寸法よりも基端部側の幅寸法が大きい異形の断面形状となっており、基端部側は開口され、この開口部を閉塞するようにケーシング構成部材42は固定部材41の押圧壁部33に固定される。
固定部材41やケーシング構成部材42は、板金の転造加工やプレス加工によって形成されるが、鋳造加工よって形成してもよい。
固定部材41の押圧壁部33と、この押圧壁部33に取り付けられるケーシング構成部材42とにより内部に収容空間47を有する環状ケーシング48が形成され、この収容空間47内には環状質量体37aが組み込まれるとともに環状質量体37aと環状ケーシング48との間には粘性流体49が封入されている。これにより、図3に示すダンパユニット12aは、ビスカスダンパ構造となっており、環状ケーシング48と環状質量体37aとの間に相対回転が発生すると、粘性流体49にせん断力が作用して、主としてクランクシャフトの捩り振動を低減する機能を有している。
環状質量体37aの外面と環状ケーシング48の内面との間に隙間を形成し、環状質量体37aが環状ケーシング48の内面に直接接触するのを防止するために、環状質量体37aの軸方向の両端部内側と環状ケーシング48との間には、軸受51,52が組み込まれている。なお、押圧壁部33には収容空間47内に粘性流体49を充填するための図示しない注入孔が形成され、注入孔を閉塞するために押圧壁部33には図示しないプラグが取り付けられるようになっている。
環状ケーシング48(ケーシング構成部材42)の当接端壁部44と端壁部23の内面との間には樹脂製のスラストベアリング39が摩擦低減部材として装着されている。また、環状ケーシング48(ケーシング構成部材42)の外周面と外側円筒部22の内周面との間には樹脂製のジャーナルベアリング40が装着されている。
このように、当接端壁部44とスラストベアリング39をプーリユニット11aとダンパユニット12aとにより形成される閉塞空間の中に配置することにより、スラストベアリング39に砂塵等の異物が付着するのを防止することができ、スラストベアリング39の耐久性の低下を防止することができる。
また、環状ケーシング48(ケーシング構成部材42)の当接端壁部44は、スラストベアリング39を介してプーリ本体14の端壁部23の内面に当接するため、固定部材41の軸方向の圧入量を調整することにより、ダンパユニット12aとプーリ本体14を介して環状弾性体26には軸方向の予圧縮が付与されるとともに、プーリユニット11aとダンパユニット12aとの軸方向の位置が調整され、プーリユニット11aの取付部端面16aとプーリ溝21の基準位置との軸方向の離間長Lが調整される。したがって、環状弾性体26に加えられる予圧縮を許容範囲内に保持しつつ、プーリの離間長Lを所定の公差の範囲内に収めることができる。
さらに、図3に示すようにプーリ本体14は、ハブ13の連結部17とプーリ本体14の連結部25とを軸方向にオーバーラップさせてハブ13の外側に配置され、プーリ本体14の端壁部23とハブ13の連結部17との間には、外部に連通する環状隙間27が設けられているので、この環状隙間27を介して環状弾性体26からの放熱が促進される。
図3に示すダンパ付きプーリ10aは、図1に示す場合と同様に、予め図4に示すように製造されたプーリユニット11aとダンパユニット12aとを相互に組み付けることにより製造される。
尚、この実施の形態にあっては、スラストベアリング39は、ケーシング構成部材42の当接端壁部44の端面に形成された段部に装着し、また、ジャーナルベアリング40は、プーリ本体14の外側円筒部22の内周面に装着しておく。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、ダンパユニット12の環状質量体37に当接端部38を形成し、この当接端部38とプーリ本体14の端壁部23との間に、スラストベアリング39を配設しているが、環状質量体37の当接端部38と端壁部23との間にはスラストベアリング39を配設せずに両者を非接触とし、固定部材31の筒状部34の端壁部23側に当接端部を形成し、この当接端部と端壁部23との間にスラストベアリング39を配設してもよい。
また、ハブ13には連結部17が一体に設けられているが、ハブ13と連結部17とを別体で形成して組み付け後に一体化してもよい。また、ハブ13には嵌合部18が一体に設けられているが、ハブ13と嵌合部18とを別体で形成して組み付け後に一体化してもよい。
さらに、ハブ13には連結部17が一体に設けられているが、ハブ13の先端部側に嵌合される嵌合部18と連結部17とが一体となった支持部材を、連結部17で予め環状弾性体26を介してプーリ本体14の連結部25に取り付けるようにし、支持部材をハブ13に圧入嵌合することによりプーリユニット11,11aを形成するようにしても良い。また、環状ケーシング48は、図3に示す場合には、嵌合部32および押圧壁部33を有する固定部材41と、これの押圧壁部33に固定されるケーシング構成部材42とにより形成されているが、押圧壁部33とこれに取り付けられるケーシング構成部材42とにより環状ケーシング48を形成し、環状ケーシング48の内側円筒部46を嵌合部32のみからなる固定部材41に嵌合させるようにしても良い。また、嵌合部32とケーシング構成部材42とを一体に形成し、ケーシング構成部材42の開口部に押圧壁部を構成する環状の板材を取り付けるようにしても良い。
さらに、上記の2つの実施の形態にあっては、スラストベアリング39及びジャーナルベアリング40として、摩擦低減機能を有するものを用いたが、スラストベアリング39及びジャーナルベアリング40のいずれか一方、又は、双方を、摩擦を発生させ易い部材を用いれば、上記の摩擦抵抗によって、ダンパユニットに対するプーリユニットの相対回転変位が規制されるため、エンジンの始動からアイドル回転数までの間に存在する共振点ピーク(共振による最大回転変動)を低減することができる。
本発明の一実施の形態であるダンパ付きプーリを示す断面図である。 図1に示すダンパ付きプーリの組立工程を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態であるダンパ付きプーリを示す断面図である。 図3に示すダンパ付きプーリの組立工程を示す断面図である。
符号の説明
10,10a ダンパ付きプーリ
11,11a プーリユニット
12,12a ダンパユニット
13 ハブ
14 プーリ本体
15 取付孔
16 ボス部(装着部)
17 連結部
18 嵌合部(第1の嵌合部)
21 プーリ溝
22 外側円筒部
23 端壁部
24 内側円筒部
25 連結部
26 環状弾性体
31 固定部材
32 嵌合部(第2の嵌合部)
33 押圧壁部
36 環状弾性体
37,37a 環状質量体
39 スラストベアリング
40 ジャーナルベアリング
48 環状ケーシング
49 粘性流体

Claims (9)

  1. エンジンのクランクシャフトに装着され、プーリユニットとダンパユニットとを有するダンパ付きプーリであって、
    前記プーリユニットは、
    前記クランクシャフトへの装着部、および径方向外方に延出して設けられる連結部を有するハブと、
    外周面にプーリ溝が形成された外側円筒部、当該外側円筒部の端部から径方向内方に延出する端壁部、および当該端壁部と一体化された連結部を有するプーリ本体と、
    前記ハブの前記連結部と前記プーリ本体の前記連結部との間に設けられる弾性体とを有し、
    前記ダンパユニットは、
    前記ハブと一体に回転して前記クランクシャフトのねじり振動を低減するとともに、前記端壁部の内面にスラストベアリングを介して当接する当接端部を有し、
    前記ダンパユニットの前記プーリユニット側への軸方向の圧入量が調整可能であることを特徴とするダンパ付きプーリ。
  2. 請求項1記載のダンパ付きプーリにおいて、
    前記プーリ本体は、外周面にプーリ溝が形成された外側円筒部、当該外側円筒部の端部から径方向内方に延出する端壁部、当該端壁部の内方端から前記外側円筒部に平行に延出する内側円筒部、および当該内側円筒部の端部から径方向内方に延出する連結部を有することを特徴とするダンパ付きプーリ。
  3. 請求項1または2記載のダンパ付きプーリにおいて、
    前記ハブは、軸方向に延出する第1の嵌合部を有し、
    前記ダンパユニットは、前記第1の嵌合部に嵌合する第2の嵌合部を有することを特徴とするダンパ付きプーリ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のダンパ付きプーリにおいて、前記ダンパユニットは、環状弾性体と、当該環状弾性体の外周に設けられる環状質量体とを有することを特徴とするダンパ付きプーリ。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のダンパ付きプーリにおいて、前記ダンパユニットは、環状ケーシングと、当該環状ケーシングに収容される環状質量体と、前記環状ケーシングと前記環状質量体との間に封入される粘性流体とを有することを特徴とするダンパ付きプーリ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のダンパ付きプーリにおいて、前記スラストベアリングは、摩擦低減機能を有することを特徴とするダンパ付きプーリ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のダンパ付きプーリにおいて、前記ダンパユニットの外周面と前記プーリ本体の前記外側円筒部の内周面との間に、ジャーナルベアリングを有することを特徴とするダンパ付きプーリ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のダンパ付きプーリにおいて、前記ハブの連結部と前記プーリ本体の前記端壁部との間に、前記弾性体の放熱を促進する環状隙間を有することを特徴とするダンパ付きプーリ。
  9. エンジンのクランクシャフトに装着され、プーリユニットとダンパユニットとを有するダンパ付きプーリの製造方法であって、
    前記クランクシャフトへの装着部、径方向外方に延出して設けられる連結部、および軸方向に延出する第1の嵌合部を有するハブと、外周面にプーリ溝が形成された外側円筒部、当該外側円筒部の端部から径方向内方に延出する端壁部、および当該端部壁と一体化された連結部を有するプーリ本体と、前記ハブの前記連結部と前記プーリ本体の前記連結部との間に設けられる弾性体とを有するプーリユニットを準備する工程と、
    前記第1の嵌合部に嵌合する第2の嵌合部、および前記端壁部の内面にスラストベアリングを介して当接する当接端部を有するダンパユニットを準備する工程と、
    前記第2の嵌合部を前記第1の嵌合部に圧入して前記ダンパユニットおよび前記プーリ本体を介して前記弾性体に軸方向の予圧縮を付与するとともに、前記ハブの端面と前記プーリ溝との軸方向の離間長が所定値となった位置に前記第2の嵌合部を前記第1の嵌合部に嵌合する工程とを有することを特徴とするダンパ付きプーリの製造方法。
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