JPH0357547A - 自動遠心鋳造機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業」二の利用分野 本発明は鋳鉄管等の円筒鋳造物を造管する自動遠心鋳造
機に関する。

従来の技術 従来、円筒鋳造物を鋳造するにあたって「トラフ鋳造」
では、軸心まわりに回転するモールドの内部に注湯台軍
の樋部を挿入し、取鍋装置を傾倒させて樋部の先端から
溶湯をモールドの内部に注湯しなから注湯台車を後退さ
せて溶湯をモールドの全長にわたって供給していた。ま
た、「一端鋳造」では、樋部の傾による勢いで溶湯をモ
ールドの一端から注湯していた。そして、円筒鋳造物の
品質は注湯台車の取鍋に貯留される溶湯の量と取鍋装置
の傾倒速度および注湯台車の後退速度を調節することに
よって制御されていた。

発明が解決しようとする課題 しかし、上記した従来の構成においては、作業者がコン
トロール装置の各スイッチを操作して取鍋装置および注
湯台車を制御していたために、作業者個人の経験や勘に
よって制御量に差が生じ、均一な品質で鋳造できない問
題があった。また、多くのスイッチを操作する必要があ
るために、制御に熟練を要する問題があった。

本発明は上記課題を解決するもので、作業者の経験や勘
に頼ることなく的確にかつ簡単な操作で制御することが
できる自動遠心鋳造機を提供することを目的とする。

課題を解伏するための手段 」二記課題を解決するために本発明は、モールドを軸心
まわりに回転駆動するターニングロール装置と、モール
ドの内部に挿入される樋部を支持して設けられた台座部
と、この台座部上に計量器を介して設けられ、傾倒して
樋部に溶湯を供給する取鍋装置と、ターニングロール装
置と取鍋装置とに電気的に接続されて各装置を制御する
シーケンサー装置と、このシーケンサー装置に信号系路
を介して接続された演算処理装置とを備えた構成とした
ものてある。

作用 上記した構成により、ターニングロール装置でモールド
を軸心まわりに回転駆動する状態において樋部をモール
ドに挿入する。そして、取鍋装置を傾倒させて内部の溶
湯を樋部に供給し、樋部の先端からモールド内に注湯し
て溶湯をモールドの全長にわたって供給する。この間の
操作をシーケンサー装置で制御するとともに、モールド
の回転速度と計量器で得られた溶湯の鋳込み重量と取鍋
装置の傾倒速度とをシーケンサー装置を介して演算処理
装置に送信し、傾倒パターン、回転パターン、重量パタ
ーンを鋳造データとして記憶する。

そして、形状の異なる全てのモールドごとに鋳造データ
を収集してモールドの型式ごとに演算処理装置に蓄積す
る。なお、鋳造データは演算処理装置で修正が可能であ
り、収集された鋳造データに係わらず任意の鋳造データ
を設定して鋳造することも可能である。

そして、鋳造するときには、演算処理装置にモールドの
型式を入力し、型式ごとに蓄積された傾倒パターン、回
転パターン、重量パターンを制御データとしてシーケン
サー装置に指示する。指示されたシーケンサー装置は制
御データに基づいてモールドを所定回転数で回転させる
とともに、計量器で所定量の溶湯を計量し、取鍋装置を
所定速度で顛倒させる。したがって、ターニングロール
装置」二に配置れたモールドの型式を演算処理装置に入
力するだけで、最適の条件の下にモールドに対する注湯
が行われるので操作の簡便化および品質の均一化が図ら
れる。

実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第１
図において、鋳造機であるモールドｌはターニングロー
ル装置２に支持されて水平方向に配置されており、ター
ニングロール装置２の第１駆動モータ３には第１エンコ
ーダ４が設けられている。また、モールド１には温度セ
ンサ５が設けられている。そして、モールド１の開口に
対向して注湯台車装置６が配置されており、注湯台車装
置６は走行台車装置７と樋部８と三角取鍋傾倒装置９と
で形成されている。また、走行台車装置７の第２駆動モ
ータｌ１に連動して第２エンコーダ１２が設けられてお
り、樋部８はモールド１の全長に対応する長さを有して
いる。さらに、三角取鍋傾倒装置９と走行台車装置７と
の間には計量器１３が介装されており、三角取鍋傾倒装
置９には三句取鍋ｌ４を傾倒するための第３駆動モータ
１５と第３エー５ ンコーダＪ６が設けられている。

そして、第１エンコーダ４と温度センサ５と第２エンコ
ーダ１２と計量器】３はシーケンサー装置１７の鋳造デ
ータ収集回路Ｉ８に接続されており、第１駆動モータ３
と第２駆動モータ１１と第３駆動モータ１５はシーケン
サー装置１７の鋳造制御回路ｌ９に接続されている。ま
た、シーケンサー装置■７には演算処理装置としてＣＰ
Ｕ　（中央演算処理装置）２０が接続されている。

以下、上記構成における作用について説明する。

ターニングロール装置２でモールド１を軸心まわりに回
転駆動する状態において走行台車装置７をモールド１に
向けて前逓させ、樋部８をモールド１に挿入する。そし
て、三角取鍋傾倒装置９によって三角取鍋Ｉ４を傾倒さ
せて内部の溶湯を樋部８に供給し、樋部８の先端からモ
ールド１の内部に注湯しながら走行台車装置７を後退さ
せて溶湯をモールドｌの全長にわたって供給する。

なお、「一端鋳造」の場合にはモールド１の一輸から溶
湯を樋部の傾による勢いで注湯する。

一〇一 そして、この間の操作をシーケンサー装置Ｉ７で第１駆
動モータ３、第２駆動モータＩＩ，第３駆動モータ１５
を制御して行うとともに、第１エンコーダ４で検出され
るモールド１の回転速度と、第２エンコーダ１２で検出
される走行台車装置７の走行速度と、計量器Ｉ３で得ら
れた溶湯の鋳込み重量と、第３エンコーダ■６で検出さ
れる三角取鍋傾倒装置９の傾倒速度と温度センサ５で検
出されるモールド１の温度および溶湯の温度をシーケン
サー装置Ｉ７の鋳造データ収集回路１８を介してＣＰＵ
２０に送信し、送信された鋳造データを走行パターン、
傾倒パターン、回転パターン、重量パターンとして記憶
する。そして、形状の異なる全てのモールド１ごとに鋳
造データを収集してモールド１の型式ごとにＣＰＵ２０
に蓄積する。

そして、以前に鋳造データを蓄積したモールド１を用い
て鋳造するときには、ＣＰＵ２０にモールドｌの型式を
入力し、型式ごとに蓄積された走行パターン、傾倒パタ
ーン、回転パターン、重量パターンを制御データとして
シーケンサー装置ｌ７に指示する。指示されたシーケン
サー装置は制御データに基づいてモールドＩを所定回転
数で回転させるとともに、走行台車装置７を所定速度で
走行させ、さらに計量器Ｉ３で所定量の溶湯を計量し、
三角取鍋傾倒装置９を所定速度で傾倒させる。したがっ
て、ターニングロール装置２の上に配置れたモールド１
の型式をＣＰＵ２０に接続されたモニターのグラフィッ
ク画面で自由に設定して入力するだけで、最適の条件の
下にモールド１に対する注場が１−Ｊ゛われるので操作
の簡便化および品質の均一化が図られる。

発明の効果 以」二述べたように本発明によれば、鋳造データをモー
ルドごとに演算処理装置に蓄積することによって、モー
ルドの型式を演算処理装置に入力するだけで最適の条件
の下にモールドに対する注湯を行うことができ、操作の
簡便化および品質の均一化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、モールドを軸心まわりに回転駆動するターニングロ
   ール装置と、モールドの内部に挿入される樋部を支持し
   て設けられた台座部と、この台座部上に計量器を介して
   設けられ、傾倒して樋部に溶湯を供給する取鍋装置と、
   ターニングロール装置と取鍋装置とに電気的に接続され
   て各装置を制御するシーケンサー装置と、このシーケン
   サー装置に信号系路を介して接続された演算処理装置と
   を備えたこと特徴とする自動遠心鋳造機。