JP2007118886A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンク内の燃料をより有効に使用する。
【解決手段】燃料タンク13の底面151に設けた燃料ポンプ171と、この燃料ポンプ171を囲む起立壁172とを備えた燃料ポンプ装置48において、燃料タンクの前部の底面151fを、車両後方に向かって斜め下がりに傾斜させ、燃料タンクの後部の底面151rを、車両後方に向かって斜め上がりに傾斜させ、燃料ポンプ171を、燃料タンク13後部の底面151rに設け、起立壁172に、燃料タンク13の前部の底面151fに向けて開口する開口部191を設けた。
【選択図】図8

Description

本発明は、燃料供給装置の改良に関するものである。
従来の燃料供給装置として、燃料タンクの傾斜した底面に取付けた燃料ポンプの周囲を筒状の囲い部で囲んだものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−247071公報
特許文献1の図3には、燃料タンクの底面22aに貫通穴27を開け、この貫通穴27にポンプ取付ブラケット28を取付け、このポンプ取付ブラケット28に燃料ポンプ23を取付けたことが記載されている。
燃料ポンプ23は、ポンプ本体35と、このポンプ本体35の下部に一体的に設けた有底椀状のポンプケース37とを備え、このポンプケース37が上記ポンプ取付ブラケット28に取付けられる。
ポンプ取付ブラケット28は、ポンプ本体35を囲む筒状の囲い部32を一体に形成したものであり、囲い部32の上縁は燃料タンクの底面22aよりも高く形成される。
燃料タンク内の燃料は、ポンプ本体35と囲い部32との空隙45及びポンプ本体35とポンプケース37との空隙45を通ってポンプケース37の底近傍に配置された吸入部40からポンプ本体35内に吸入される。
燃料タンク内の燃料が少なくなった場合に車両が急激な加減速を行っても、燃料が囲い部32内及びポンプケース37内に保持される。
例えば、燃料の液面が囲い部32よりも下になった場合、その燃料は囲い部32の内部に流入しにくくなり、使用できずに残ることがある。
本発明の目的は、燃料タンク内の燃料をより有効に使用することにある。
請求項1に係る発明は、燃料タンクの底面に設けた燃料ポンプと、この燃料ポンプを囲む起立壁とを備えた燃料供給装置において、燃料タンクの前部の底面を、車両後方に向かって斜め下がりに傾斜させ、燃料タンクの後部の底面を、車両後方に向かって斜め上がりに傾斜させ、燃料ポンプを、燃料タンク後部の底面に設け、起立壁に、燃料タンクの前部の底面に向けて開口する第一開口部を設けたことを特徴とする。
作用として、第一開口部が、燃料タンクの前部の底面と後部の底面との間に出来る最も低い位置の近傍に向けることが可能になり、この低い位置に溜まった燃料を第一開口部を通じて燃料ポンプに取り込みやすくなる。例えば、車体が車両前後方向に揺れたときには、燃料が第一開口部から起立壁内に流入しやすい。
請求項2に係る発明は、起立壁の後部斜め側部に、燃料タンクのほぼ底面の高さに開口する第二開口部を設けたことを特徴とする。
作用として、車体が左右に揺れたときに、第二開口部から起立壁内に燃料を取り込みやすい。また、起立壁の後部は壁として残るため、例えば、車体が前上がりに傾斜したとき、あるいは、車両が加速したときでも、燃料を起立壁内に保持しやすい。
請求項1に係る発明では、燃料タンクの前部の底面を、車両後方に向かって斜め下がりに傾斜させ、燃料タンクの後部の底面を、車両後方に向かって斜め上がりに傾斜させ、燃料ポンプを、燃料タンクの後部の底面に設け、起立壁に、燃料タンクの前部の底面に向けて開口する第一開口部を設けたので、第一開口部を、燃料タンクの前部の底面と後部の底面との境部付近、即ち底面の最も低い位置の近傍に向けて開口させることができ、燃料タンク内の燃料を第一開口部を介して燃料ポンプに取込みやすくすることができ、燃料を有効に使用することできる。また、車体が車両前後方向に揺れたとき、特に発進、あるいは、加速したときに、第一開口部を介して燃料を起立壁内に流入しやすくすることができ、この場合も、燃料を有効に使用することができる。
請求項2に係る発明では、起立壁の後部斜め側部に、燃料タンクのほぼ底面の高さに開口する第二開口部を設けたので、車体が左右に振れたとき、例えば、左右に旋回したときに、第二開口部によって燃料を起立壁内部に取込みやすくすることができるとともに、起立壁の後部で起立壁の内側の燃料を保持しやすくすることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る燃料供給装置を備えた自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム17を、前端を構成するヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から後方斜め下方に延ばしたメインフレーム22と、このメインフレーム22の後端部から後方へ延ばした左右一対のシートレール23,24(手前側の符号23のみ示す。)と、メインフレーム22の前端部からほぼ下方そして後方へ延ばした左右一対のダウンフレーム26,27と、メインフレーム22の後部から後方斜め下方そして下方に延ばすことでダウンフレーム26,27の後端部にそれぞれ連結した左右一対のセンタフレーム28,31(手前側の符号28のみ示す。)と、シートレール23,24及びセンタフレーム28,31のそれぞれに渡した左右一対のサブフレーム32,33(手前側の符号32のみ示す。)とから構成し、ヘッドパイプ21にフロントフォーク36を回動自在に取付け、メインフレーム22に燃料タンク13を取付け、センタフレーム28,31に取付けた左右一対のピボットプレート37,38(手前側の符号37のみ示す。)で、エンジン41及び変速機42からなるパワーユニット43を支持するとともにスイングアーム45を上下スイング自在に支持し、シートレール23,24でシート16及び後部両側方に設けた後部側方ガード部材46,47を支持した車両である。
燃料タンク13は、燃料ポンプ装置48を内蔵したものである。
フロントフォーク36は、左右一対のフォーク単体51,52(手前側の符号51のみ示す。)をトップブリッジ53及びこのトップブリッジ53の下方に配置したボトムブリッジ54で連結したものであり、トップブリッジ53にバーハンドル11及びハンドルロック装置56を取付け、これらのトップブリッジ53及びボトムブリッジ54にカウル支持ステー57を取付け、このカウル支持ステー57でフロントカウル12を支持するとともに、メータ58、インナカウル61、ウインカー支持ステー62及びフロント用のナンバープレート63を支持する。
ここで、65はフロントカウル12に取付けたヘッドランプ、66,67(手前側の符号66のみ示す。)はウインカー支持ステー62の左右に取付けた左右一対のフロントウインカー、68はフロントフォーク36の下端に取付けた前輪、71は前輪68の上方を覆うフロントフェンダである。
収納ボックス14は、メインフレーム22とエンジン41のシリンダ部73との間に位置し、メインフレーム22の下部にブラケット74を介して取付けたものであって、開口を備えるケース76及びその開口を塞ぐ蓋(不図示)とからなり、ケース76から後方へ延ばした延長部78で燃料タンク13の下方側方が覆われ、更に、両側方がそれぞれ左カバー81、右カバー(不図示)で覆われる。
シート16は、後部下部に設けた差込み部をシートレール23,24側の係合部に係合させ、前部下部に設けた左右一対の取付け片85,86(手前側の符号85のみ示す。)をシートレール23,24側にボルト止めした部材である。なお、87はシートレール23,24の後部に取付けたグラブレールである。
ヘルメットホルダ18は、後部側方ガード部材46の上部に取付けたものであり、シート16の後部に乗車した乗員の足の邪魔にならないように配置を考慮した施錠可能な部材である。なお、91,92(手前側の符号91のみ示す。)はサブフレーム32,33から後方斜め下方に延ばしたバー部材であり、下端にシート16の後部に着座した乗員のためのステップ93,94(手前側の符号93のみ示す。)をそれぞれ取付けるとともに、フレーム側ステー96を介して後部側方ガード部材46の下部に連結したものである。
エンジン41は、シリンダ部73に設けたシリンダヘッド101に吸気装置102及び排気装置103を取付けたものである。
吸気装置102は、シリンダヘッド101の上部に吸気管105を介して接続したスロットルボディ106と、このスロットルボディ106にコネクティングチューブ107を介して接続したエアクリーナ108とからなり、エアクリーナ108を、シートレール23,24、センタフレーム28,31及びサブフレーム32,33で囲まれる空間に配置したものである。
ここで、111はエアクリーナ108の吸気口、112はバーハンドル11に設けたスロットルグリップ(不図示)からスロットルボディ106へ延ばしたスロットルケーブル、113はバーハンドル11に設けたクラッチレバーからパワーユニット43へ延ばしたクラッチケーブル、114はエアクリーナ108の奥側に配置したバッテリである。
排気装置103は、シリンダヘッド101の下部に取付けた排気管115と、この排気管115の後端に取付けたマフラ116とからなり、マフラ116を奥側のバー部材92及びバー部材92の先端に取付けたマフラステー117を介して支持したものである。
スイングアーム45は、ピボットプレート37,38にピボット軸121を介して取付けた部材であり、後端部に後輪122及び左右一対のリヤクッションユニット123,123(手前側の符号123のみ示す。)のそれぞれの下端を取付けたものである。なお、リヤクッションユニット123の上端は、シートレール23,24にそれぞれ取付けたレール下部ブラケット125,125(手前側の符号125のみ示す。)に取付けられる。126はチェーンカバーである。
ピボットプレート37,38は、パワーユニット43の上部及び後部を支持するためのパワーユニット支持部131〜133を設けた部材である。
ここで、137はスタンド、138はシートレール23,24及びレール下部ブラケット125,125に取付けることで後輪122の上方を覆うリヤフェンダ、141,142(手前側の符号141のみ示す。)はリヤフェンダ138に設けたウインカーステー143に取付けた左右一対のリヤウインカー、144,146はリヤフェンダ138に取付けたリヤカバー及びテールランプである。
図2は本発明に係る燃料タンク及びその周囲を示す断面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、燃料タンク13は、底面150を、車幅方向中央を前後に延びる第1底面151と、この第1側面151の車幅方向外側に設けた第2底面152,152(奥側の符号152のみ示す。)とから構成したものである。
第1底面151は、後下がりに形成した前部底面151fと、この前部底面151fの後端から後上がりに形成した後部底面151rとからなり、前部底面151fは、メインフレーム22の上面22aにほぼ沿って前後に延びる部分であり、後部底面151rは燃料ポンプ装置48を取付けた部分である。
このように前部底面151fは後下がり、後部底面151rは前下がりの面であるから、前部底面151fと後部底面151rとの境部151bは第1底面151のうちの最も低い部分であり、燃料残量が少ないときに燃料が溜まりやすい部分である。
第2底面152,152はメインフレーム22の左右にそれぞれ設けた部分である。
燃料ポンプ装置48の後部底面151rへの取付けは、後部底面151rに開けた開口部(不図示)に下からシール部材を介して燃料ポンプ装置48を挿入し、燃料ポンプ装置48に設けたフランジ部187(詳細は後述する。)に下から枠部材155を当てて押え付け、この枠部材155及び後部底面151rを貫通させた複数の取付ボルト156を後部底面151rの開口部の縁に設けた複数のナット部材157にねじ込んで、後部底面151rに燃料ポンプ装置48を取付ける。
図中の161,162は燃料残量を検知するために燃料ポンプ装置48に備えるフロート及びフロート支持ロッド、163はフィラーキャップ、164,164(奥側の符号161のみ示す。)は燃料タンク13の前部をメインフレーム22に取付ける左右一対の前部取付部、165は燃料タンク13の後部をシートレール23,24(奥側の符号24のみ示す。)側に取付ける後部取付部である。
図3は本発明に係る燃料ポンプ装置の斜視図である。
(a)は燃料ポンプ装置48をほぼ正面から見た図であり、燃料ポンプ装置48は、下部ケース167と、この下部ケース167の上部に取付けた上部ケース168とを備え、上部ケース168のほぼ中央に燃料ポンプ171を配置し、この燃料ポンプ171を囲むように下部ケース167に一体に起立壁172を備える。
起立壁172は、燃料タンク内の燃料の残量が少なくなったときに、燃料を燃料ポンプ171の近傍にとどめて燃料をより有効に使用するために形成した部分である。なお、174は起立壁172の前部に形成した前部切欠きである。
(b)は燃料ポンプ装置48を右斜め後方から見た図であり、起立壁172の後部斜め左部及び後部斜め右部に後部切欠き176,177を形成し、起立壁172を、前部起立壁181と後部起立壁182とに分離させたことを示す。
後部切欠き176,177は、燃料が起立壁172内により入り易くする部分である。
図4は本発明に係る燃料ポンプ装置の平面図であり、前部起立壁181(輪郭を太線で示した部分である。)及び後部起立壁182(輪郭を太線で示した部分である。)は、車両前後方向に延びる中心線185に対して左右対称な部分であり、従って、後部切欠き176,177も中心線185に対して左右対称である。但し、前部切欠き174は、その中心が中心線185に対して左側に寄った部分にある。なお、187は燃料タンクに取付けるために下部ケース167に一体に形成したフランジ部であり、187aはフランジ部187の周壁、複数の187bは円弧状起立部である。
図5は図4の5矢視図であり、燃料ポンプ装置48の前部起立壁181に、前部切欠き174の下方に位置する横長の開口部191を開けたことを示す。
開口部191は、燃料ポンプ装置48の前方から前部起立壁181の内側に、より一層燃料が入りやすくするための部分である。
図6は図4の6矢視図であり、燃料ポンプ装置48は、上部に燃料残量計ユニット195を一体的に備え、下部に燃料を吐出する吐出口196及び燃料ポンプ171(図3(a)参照)に一体的に備える電動モータ(不図示)に通電するためのコネクタ197を備える。
図7は図4の7−7線断面図であり、燃料ポンプ装置48は、下部ケース167と、上部ケース168と、電動モータを備える燃料ポンプ171と、この燃料ポンプ171の下部に設けた燃料吸込み口200に接続管201を介して接続したストレーナ202とからなる。
下部ケース167は、ストレーナ202を収納する凹部205と、燃料を流すために下部筒状部206に開けた下部通路207と、この下部通路207に連通するように吐出口196に開けた吐出通路208とを備える。
上部ケース168は、燃料ポンプ171を収納する上部第1筒状部211と、燃料ポンプ171の燃料吐出口212に連通する上部横通路213と、この上部横通路213に連通するように上部第2筒状部214に開けるとともに下部通路207に接続させた上部縦通路216とを備える。なお、221は上部横通路213の端部開口を塞ぐキャップ、222はキャップ221を上部ケース168に固定するクリップ、224〜226はOリングである。
凹部205の底部205aは、後部切欠き176,177(奥側の符号177のみ示す。)の底部176a,177a(手前側の符号177aのみ示す。)よりも低い位置にあり、これによって、凹部205に溜まった燃料は後部切欠き176,177及び開口部191から流出しにくい。
後部切欠き176,177は、その底部176a,177aを後部底面151rの上面151uとほぼ同じ高さに設けた部分である。
開口部191は、後部底面151rの上面151uよりも高さHだけ高い位置にあり、この高さHを小さくしたことで、燃料残量が少ないときに開口部191から容易に凹部205内に燃料を流入させることができる。
下部ケース167の凹部205に溜まった燃料は、ストレーナ203→燃料ポンプ171→上部横通路213→上部縦通路216→吐出通路208と流れ、図示せぬ燃料配管を通じて燃料噴射弁に供給され、燃料噴射弁でスロットルボディ内、吸気ポート内に噴射され、エンジンの燃焼室に至る。
以上に述べた燃料ポンプ装置48の作用を次に説明する。
図8(a),(b)は本発明に係る燃料ポンプ装置の作用を示す作用図である。
(a)において、燃料230が、例えば、起立壁172よりも低い位置、特に前部起立壁181の前部切欠き174よりも低い位置に溜まった状態でも、燃料230は、矢印Aで示すように、前部起立壁181の開口191から下部ケース167の凹部205へ容易に流入し、また、矢印Bで示すように、後部切欠き176,177(奥側の符号177のみ示す。)からも、凹部205内に容易に流入する。
例えば、車両が加速して残留燃料が後方へ移動する場合には、ほぼ車両前方に開口する開口部191から燃料が、矢印Aのように、より一層凹部205内に流入しやすくなる。このとき、後部起立壁182によって、凹部205内に溜まった燃料は、起立壁172外に流出しにくい。従って、車両が前後に振れても燃料230を凹部205内に保持しやすくすることができ、残った燃料230を有効に使用することができる。
(b)において、例えば、車両が左右に揺れたときには、矢印C又は矢印Dに示しように、後部切欠き176,177から凹部205内に燃料が流入しやすく、このときに、後部切欠き176,177の底部176a,177aよりも凹部205の底部205aが低いことで、凹部205内に溜まった燃料は後部切欠き176,177から流出しにくいから、(a)の場合と同様に、残った燃料230を有効に使用することができる。
以上の図2及び図8(a),(b)に示したように、本発明は第1に、燃料タンク13の底面150に設けた燃料ポンプ171と、この燃料ポンプ171を囲む起立壁172とを備えた燃料供給装置としての燃料ポンプ装置48において、燃料タンク13の前部の底面151fを、車両後方に向かって斜め下がりに傾斜させ、燃料タンク13の後部の底面151rを、車両後方に向かって斜め上がりに傾斜させ、燃料ポンプ171を、燃料タンク13後部の底面151rに設け、起立壁172に、燃料タンク13の前部の底面151fに向けて開口する第一開口部としての開口部191を設けたことを特徴とする。
第一開口部191を、燃料タンク13の前部の底面151fと後部の底面151rとの境部151b付近、即ち第1底面151の最も低い位置の近傍に向けて開口させることができ、燃料タンク13内の燃料230を開口部191を介して燃料ポンプ171に取込みやすくすることができ、燃料230を有効に使用することできる。また、車体が車両前後方向に揺れたとき、特に発進、あるいは、加速したときに、開口部191を介して燃料230を起立壁172内に流入しやすくすることができ、この場合も、燃料230を有効に使用することができる。
本発明は第2に、起立壁172の後部斜め側部に、燃料タンク13のほぼ底面151rの高さに開口する第二開口部としての後部切欠き176,177を設けたことを特徴とする。
車体が左右に振れたとき、例えば、左右に旋回したときに、後部切欠き176,177によって燃料230を起立壁172内部に取込みやすくすることができるとともに、起立壁172の後部、即ち、後部起立壁182で起立壁172の内側の燃料230を保持しやすくすることができ、燃料230を有効に使用することできる。
尚、本実施形態では、図5に示したように、起立壁172の前部に開口部191を設けたが、これに限らず、開口部191を設ける代わりに、前部切欠き174の下端位置を開口部191まで下げたものでもよい。
また、図3(b)に示したように、起立壁172の後部斜め側部に後部切欠き176,177を設けたが、これに限らず、後部切欠き176,177の代わりに、穴状の開口部を設けてもよい。
本発明の燃料供給装置は、二輪車に好適である。
本発明に係る燃料供給装置を備えた自動二輪車の側面図である。 本発明に係る燃料タンク及びその周囲を示す断面図である。 本発明に係る燃料ポンプ装置の斜視図である。 本発明に係る燃料ポンプ装置の平面図である。 図4の5矢視図である。 図4の6矢視図である。 図4の7−7線断面図である。 本発明に係る燃料ポンプ装置の作用を示す作用図である。
符号の説明
13…燃料タンク、48…燃料供給装置(燃料ポンプ装置)、150…底面、151f…燃料タンクの前部の底面(前部底面)、151r…燃料タンクの後部の底面(後部底面)、172…起立壁、176,177…第二開口部(後部切欠き)、191…第一開口部(開口部)。

Claims (2)

  1. 燃料タンクの底面に設けた燃料ポンプと、この燃料ポンプを囲む起立壁とを備えた燃料供給装置において、
    前記燃料タンクの前部の前記底面は、車両後方に向かって斜め下がりに傾斜し、前記燃料タンクの後部の前記底面は、車両後方に向かって斜め上がりに傾斜し、前記燃料ポンプは、前記燃料タンクの後部の前記底面に設けられ、
    前記起立壁は、前記燃料タンク前部の前記底面に向けて開口する第一開口部が設けられることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記起立壁の後部斜め側部に、前記燃料タンクのほぼ底面の高さに開口する第二開口部を設けたことを特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
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