JP2011213214A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料フィルタのメンテナンス作業を容易に行うことができる自動二輪車を提供することを課題とする。
【解決手段】収納ボックス35は、車両下方に延出する延出部34を有し、この延出部24に燃料フィルタ52を収納するフィルタ収納部65と、このフィルタ収納部65の開口66に開閉自在に設けられ開くと収納ボックス35から燃料フィルタ52をメンテナンスすることができるメンテナンスリッド67とを備える。
【効果】燃料フィルタをメンテナンスする際は、シートと収納ボックス内のメンテナンスリッドを開けてメンテナンスするので、従来技術のように燃料フィルタをメンテナンスする際に収納ボックスを取り外さずに済み、燃料フィルタのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動二輪車の改良、詳しくは、自動二輪車に備える燃料フィルタの配置の改良に関するものである。
従来の自動二輪車として、燃料タンクの燃料をエンジンの燃焼室へ供給する燃料供給経路の途中に燃料フィルタを備えたものが知られている(例えば、特許文献1(図1、図2)参照。)。
特許文献1の図1に示されるように、自動二輪車(1)(括弧付き数字は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ。)では、燃料タンク(24)の燃料を燃料供給経路の途中の燃料フィルタ(28)で浄化し、この浄化された燃料をエンジン(12)へ供給する。
しかし、燃料フィルタ(28)は収納ボックス(23)の下方に配置されているので、燃料フィルタ(28)のメンテナンスの際は、収納ボックス(23)を取り外さなければならず、燃料フィルタ(28)のメンテナンス作業が煩雑であった。そこで、燃料フィルタのメンテナンス作業を容易に行うことができる自動二輪車が求められている。
特開2008−163875公報
本発明は、燃料フィルタのメンテナンス作業を容易に行うことができる自動二輪車を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、上部が開口している収納ボックスと、この収納ボックスの上方に設けられ前記収納ボックスの開口を開閉するシートと、燃料タンクの燃料をエンジンへ供給する燃料供給経路と、この燃料供給経路の途中に配置される燃料フィルタと、を備える自動二輪車において、前記収納ボックスは、この収納ボックスに一体形成され前記燃料フィルタを収納するフィルタ収納部と、このフィルタ収納部の開口を開閉するメンテナンスリッドと、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、フィルタ収納部は、燃料タンクとエンジンとの間に設けられることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、収納ボックスは、フィルタ収納部の隣にバッテリを収納するバッテリ収納部を備え、メンテナンスリッドでバッテリ収納部の開口をも開閉することができるようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明では、燃料タンクは、エンジンよりも車両前方に設けられ、エンジンは、燃料タンクの車両後方で車体フレームに上下方向へ揺動自在に支持され、収納ボックスは、燃料タンクとエンジンとの間に入り込むように車両下方に延出し、この下方に延出した下部にフィルタ収納部とバッテリ収納部とを配置することを特徴とする。
請求項5に係る発明では、フィルタ収納部の底面は、バッテリ収納部の底面よりも高くなっていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、フィルタ収納部は、車両前方に設けられている前壁と、車両後方に設けられている後壁とを有し、前壁に燃料供給経路を配管するための前側開口が設けられ、後壁に燃料供給経路を配管するための後側開口が設けられ、フィルタ収納部の底面は、燃料フィルタ収納部の前方に設けられた燃料タンク側が低くなるように傾斜していることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、燃料供給経路に、燃料タンクの燃料をエンジンに供給する燃料供給装置と、燃料タンクの燃料を燃料供給装置へ圧送する燃料ポンプと、が設けられ、燃料供給装置は、燃料フィルタよりも高い位置に配置されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、燃料供給経路に、燃料フィルタと燃料供給装置との間に配置され、燃料ポンプと燃料供給装置との間の燃料圧力が増加して所定圧力に達したときに燃料の一部を燃料タンクへ戻すプレッシャレギュレータが設けられ、このプレッシャレギュレータは、車両前後方向で燃料ポンプと燃料供給装置との間に配置されていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、燃料供給経路の燃料ポンプの上流側にポンプ前フィルタが設けられ、燃料フィルタは、ポンプ前フィルタよりも細かい目に設定されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、収納ボックスは、この収納ボックスに一体形成され燃料フィルタを収納するフィルタ収納部と、このフィルタ収納部の開口を開閉するメンテナンスリッドと、を備える。燃料フィルタをメンテナンスする際は、シートと収納ボックス内のメンテナンスリッドを開けてメンテナンスするので、従来技術のように燃料フィルタをメンテナンスする際に収納ボックスを取り外さずに済み、燃料フィルタのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
さらに、フィルタ収納部の開口を覆うメンテナンスリッドを設けたので、収納ボックス内に収納される他の物品と燃料フィルタの干渉を防止することができる。
請求項2に係る発明では、フィルタ収納部は、燃料タンクとエンジンとの間に設けられる。燃料フィルタは、燃料タンクとエンジンとの間に配置されるので、燃料タンクとエンジンとを結ぶ燃料供給経路が冗長になることなく燃料フィルタを配置することができる。
請求項3に係る発明では、収納ボックスは、フィルタ収納部の隣にバッテリを収納するバッテリ収納部を備え、メンテナンスリッドでバッテリ収納部の開口をも開閉することができるようにした。バッテリのメンテナンスリッドと燃料フィルタのメンテナンスリッドを共用にしたので、部品点数の削減を図ることができる。
さらに、バッテリのメンテナンス時あるいは燃料フィルタのメンテナンス時に他方のメンテナンスも一緒に行うことができるので、バッテリや燃料フィルタのメンテナンス作業を効率的に行うことができる。
請求項4に係る発明では、収納ボックスは、燃料タンクとエンジンとの間に入り込むように車両下方に延出し、この下方に延出した下部にフィルタ収納部とバッテリ収納部とを配置した。重量物であるバッテリを車両の下方に配置したので、車両の低重心化を図ることができる。
さらに、バッテリ収納部及びフィルタ収納部は共に、上下方向へ揺動するエンジンの前方に配置されるので、エンジンの揺動に制約を受けることなく、またエンジンの揺動に制約を与えることなく、バッテリ収納部及びフィルタ収納部を大きく確保することができ、大型の燃料フィルタを用いることができる。
請求項5に係る発明では、フィルタ収納部の底面は、バッテリ収納部の底面よりも高くなっているので、燃料フィルタをメンテナンスする際、収納ボックス内の燃料フィルタに手が届きやすく、メンテナンス作業を行い易い。
請求項6に係る発明では、フィルタ収納部の底面は、燃料フィルタ収納部の前方に設けられた燃料タンク側が低くなるように傾斜しているので、燃料フィルタを取り外す際、燃料フィルタから燃料が一部こぼれるようなことがあっても、燃料タンク側に流すことができる。
請求項7に係る発明では、燃料供給装置は、燃料フィルタよりも高い位置に配置される。燃料供給装置を燃料フィルタよりも高い位置に配置したことで、燃料フィルタと燃料供給装置との間の燃料供給経路は、燃料フィルタから上方に延出することになるので、車両を長期間駐車した場合にも、燃料フィルタ内に溜まっている燃料の重さによって燃料供給装置から燃料が漏れるのを抑制することができる。
請求項8に係る発明では、プレッシャレギュレータは、車両前後方向で燃料ポンプと燃料供給装置との間に配置されているので、燃料ポンプから燃料供給装置との間の燃料供給経路が冗長になるのを防止することができる。
請求項9に係る発明では、燃料フィルタは、ポンプ前フィルタより細かい目に設定されている。燃料フィルタの目の粗さとポンプ前フィルタの目の粗さを異ならせたので、エタノールのようなダストの細かい燃料を使用する場合でも、ポンプ前フィルタで大きなダストを捕集し、燃料フィルタでポンプ前フィルタで捕集しきれなかった細かいダストを捕集することができるため、エタノール等の燃料も使用することができる。
加えて、ポンプ前フィルタで大きなダストが捕集され、燃料フィルタで大きなダストが捕集されなくなるので、燃料フィルタを詰まりにくくすることができ、交換の頻度を少なくすることができる。さらに、ポンプ前フィルタは目が粗いので詰まりにくくすることができ、燃料ポンプの抵抗になることが抑制されて、廉価な燃料ポンプを採用することができる。
本発明に係る自動二輪車の側面図である。 収納ボックス及びメンテナンスリッドの斜視図である。 本発明に係る自動二輪車の平面図である。 自動二輪車の要部の平面図である。 フィルタ収納部の斜視図である。 取付部を説明する図である。 燃料フィルタの断面図である。 プレッシャレギュレータの断面図である。 燃料供給経路のシステム図である。 別実施例に係る自動二輪車の側面図である。 別実施例に係る自動二輪車の要部の平面図である。 別実施例に係るフィルタ収納部の斜視図である。 別実施例に係るフィルタ収納部の側面図である。 別実施例に係る収納ボックス及びメンテナンスリッドの斜視図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、図中の矢印(FRONT)は車両前方を表している。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、自動二輪車10は、ヘッドパイプ11に操舵可能に取付けられるハンドル12と、このハンドル12から立ち上げられ運転者が後方を確認するためのサイドミラー13と、ハンドル12の下端に取付けられるステムパイプ14と、このステムパイプ14の下端に取付けられ左右一対のフロントフォーク15の上端を支持するボトムブリッジ16と、ヘッドパイプ11の前方に配置され車両前方に向かって点灯する前照灯17と、フロントフォーク15に支持され上方がフロントフェンダ18に覆われる前輪19とを備える。
また、ヘッドパイプ11から斜め後下方に向かって左右一対のメインフレーム21R、21L(21Lのみ図示)が延ばされ、このメインフレーム21R、21Lの途中の部分から車両後方へ斜め上方に左右一対のシートレール22R、22L(22Lのみ図示)が延ばされ、メインフレーム21R、21Lの下方でヘッドパイプ11から左右一対のダウンチューブ23R、23L(23Lのみ図示)が斜め後下方に延ばされ、このダウンチューブ23R、23Lの下端から車両後方に向かって左右一対のロアーパイプ24R、24L(24Lのみ図示)が延ばされ、メインフレーム21R、21Lの後端から左右一対のシートレール22R、22L(22Lのみ図示)に向かって左右一対のサブフレーム25R、25L(25Lのみ図示)が車両後方へ斜め上方に延ばされている。
シートレール22R、22Lとサブフレーム25R、25Lからリアフレーム26R、26L(26Lのみ図示)が構成され、メインフレーム21R、21Lの後部から車両後方へ斜め上方にリアフレーム26R、26Lが延びているといえる。
ヘッドパイプ11、メインフレーム21R、21L、ダウンチューブ23R、23L、ロアーパイプ24R、24L、シートレール22R、22L及びサブフレーム25R、25L等から車体フレーム27が構成される。
また、リンク28を介してユニットスイング式エンジン29が上下方向へ揺動可能に車体フレーム27(リアフレーム26R、26L、詳細にはシートレール22R、22L)に支持され、このユニットスイング式エンジン29はユニットスイング式エンジン29の動力を後輪31に伝達する動力伝達機構32を備える。この動力伝達機構32の後端に向かってシートレール22R、22Lの後端から左右一対のリアクッション33R、33Lが延ばされている。
メインフレーム21R、21L及びシートレール22R、22Lに下方に向かって延出する延出部34を有する収納ボックス35が支持され、この収納ボックス35の上部に運転者が着座する前部シート36が配置され、この前部シート36の後ろに同乗者が着座する後部シート37が配置され、この後部シート37の後方にブレーキをかけた際に点灯するテールランプ38が配置され、ダウンチューブ23R、23L及びロアーパイプ24R、24Lに燃料を圧送するための燃料ポンプ41を有する燃料タンク42が支持されている。
燃料タンク42とユニットスイング式エンジン29との間に収納ボックス35が備えられている。詳細には、燃料タンク42とユニットスイング式エンジン29との間に収納ボックス35の延出部34が入り込むようにして配置されている。
また、燃料タンク42の前方にユニットスイング式エンジン29で温められた冷却水を冷却するラジエータ43が配置され、ユニットスイング式エンジン29の上方にユニットスイング式エンジン29に空気を供給するためのエアクリーナ44が配置され、ユニットスイング式エンジン29の下方から車両の右側に配置されたマフラー45に向かって排気ガスを送出するための排気管46が延ばされ、ハンドル12に後輪31の制動を操作するためのブレーキレバー47が取付けられ、車体は想像線で示される車体カバー48で覆われている。
車両中央付近に燃料タンク42の燃料をユニットスイング式エンジン29へ送る燃料供給経路51が設けられ、この燃料供給経路51の途中に燃料フィルタ52が備えられている。
ユニットスイング式エンジン29は、クランクシャフトを収納するクランクケース53と、このクランクケース53から車両前方に向けて突出するシリンダ部54とを有し、クランクケース53の上部55がリンク28を介して車体フレーム27に連結される。
シリンダ部54は、クランクケース53の前部に前方へ突設されたシリンダブロック56と、このシリンダブロック56の前端に設けられるシリンダヘッド57と、このシリンダヘッド57の前端に設けられるヘッドカバー58から構成される。
また、燃料供給経路51に、燃料ポンプ41の上流側でポンプ前フィルタ61が設けられ、燃料フィルタ52はポンプ前フィルタ61よりも細かい目に設定されている。
燃料タンク42は、前部シート36の前方に給油口62を配置しており、給油口62は給油キャップ63で塞がれている。燃料タンク42は、給油口62の位置から後ろ下がりに傾斜しており、この傾斜部64の下部に燃料ポンプ41が設けられている。
次に収納ボックス35及びメンテナンスリッドについて説明する。
図2に示されるように、収納ボックス35は、車両下方に延出する延出部34を有し、この延出部24に燃料フィルタ52を収納するフィルタ収納部65と、このフィルタ収納部65の開口66に開閉自在に設けられ、開くと収納ボックス35から燃料フィルタ52をメンテナンスすることができるメンテナンスリッド67とを備える。
また、収納ボックス35は、フィルタ収納部65の隣にバッテリを収納するバッテリ収納部68を備え、メンテナンスリッド67でバッテリ収納部68の開口69をも開閉することができる。
図3に示されるように、排気管46と燃料フィルタ52とは、車体中心線71を挟んで、車両の左右に振り分けて配置されている。
また、収納ボックス35の延出部34は、燃料タンク42とユニットスイング式エンジン29のシリンダ部54との間にあるため、延出部34の容量を大きくとることができ、フィルタ収納部65の容量も大きくとることができるので、大型の燃料フィルタ52を配置することができる。
次に平面視での燃料フィルタ52の配置について説明する。
図4に示されるように、燃料をユニットスイング式エンジン29へ供給する燃料供給経路51が、燃料タンク42に接続されている。この燃料供給経路51に、燃料タンク42内の燃料を浄化するポンプ前フィルタ(図1、符号61)と、このポンプ前フィルタ61の下流側に配置される燃料ポンプ41と、この燃料ポンプ41の下流側に配置されポンプ前フィルタ61より細かい目に設定されている燃料フィルタ52と、燃料をユニットスイング式エンジン29へ供給する燃料供給装置としてのインジェクタ72とが燃料供給経路51にこの順で配置されている。
また、車両前後方向では、前から燃料タンク42、燃料フィルタ52、インジェクタ72の順に配置されている。
なお、ポンプ前フィルタ61と燃料ポンプ41とは、燃料タンク42内に設けられ、インジェクタ72は吸気管73に取付けられている。
また、燃料供給経路51は、燃料ポンプ41から延ばされ燃料フィルタ52に接続されている第1燃料配管74と、燃料フィルタ52から延ばされプレッシャレギュレータ75の上流側に接続されている第2燃料配管76と、プレッシャレギュレータ75上流側にある分岐部77から延ばされインジェクタ72に接続されている第3燃料配管78とからなる。これにより、燃料タンク42内の燃料がインジェクタ72からユニットスイング式エンジン29側へ供給される。
なお、プレッシャレギュレータ75は、燃料供給経路51における燃料ポンプ41とインジェクタ72との間の燃料圧力が増加して所定圧力に達したときに、燃料の一部をプレッシャレギュレータ75及び燃料タンク42のそれぞれを接続する戻り配管81を介して燃料タンク42へ戻す。
戻り配管81は、ロアーパイプ24Lに設けられた配管クリップ82に保持されている。
また、第3燃料配管78はヘッドカバー58に設けられた配管クリップ83に保持されている。
車体フレーム27は、燃料タンク42とユニットスイング式エンジン29の間に配置され左右一対のロアーパイプ24L、24Rを連結するクロスフレーム84を有する。そして、このクロスフレーム84にプレッシャレギュレータ75がレギュレータクリップ85を介して取付けられており、プレッシャレギュレータ75の長手方向がクロスフレーム84の延出方向に沿うようにして配置されている。
燃料フィルタ52はフィルタ収納部65に収納され、バッテリ86は、バッテリ収納部68に収納されている。
吸気系は、シリンダヘッド57の上部に接続された吸気管73と、この吸気管73に接続されたスロットルボディ87と、このスロットルボディ87にコネクティングチューブ88を介して接続されたエアクリーナ44とからなる。
吸気管73には、インジェクタ72が取付けられ、インジェクタ72によってユニットスイング式エンジン29側へ燃料が供給される。
また、プレッシャレギュレータ75は、燃料フィルタ52とインジェクタ72との間に配置されている。また、図1に示すようにインジェクタ72は燃料フィルタ52よりも高い位置に配置されている。なお、プレッシャレギュレータ75は、第2燃料配管76と第3燃料配管78の間に配置されているともいえる。
次にフィルタ収納部65について説明する。
図5に示されるように、フィルタ収納部65は、車両前方に設けられている前壁65aと、車両後方に設けられている後壁65bとを有している。前壁65aに第1燃料配管74を配管するための前側開口65cが設けられ、後壁65bに第2燃料配管76を配管するための後側開口65dが設けられている。
また、燃料フィルタ52は、フィルタ収納部65に一体的に設けられた取付部89に取付けられている。
次に取付部89について説明する。
図6に示されるように、フィルタ収納部65に一体的に成形された取付部89は、フィルタ収納部65の底面90から立ち上がった2つのブラケット部91と、これらのブラケット部91の先端に設けられた爪部92とからなる。燃料フィルタ52は、ゴムバンド93に保持されており、このゴムバンド93に爪部92を引っ掛けるための2つの貫通穴94が設けられている。
燃料フィルタ52を保持したゴムバンド93を矢印(1)のように移動させ、爪部92を貫通穴94に引っ掛けることで、燃料フィルタ52が取付部89に取付けられる。
次に燃料フィルタ52について説明する。
図7に示すように、燃料フィルタ52は、フィルタケース101と、このフィルタケース101内に収納されたフィルタ組立体102とからなる。
フィルタケース101は、有底筒状のケース本体103と、このケース本体103の開口部を塞ぐケースカバー104とからなる。
ケース本体103は、燃料タンク(図4、符号42)側の燃料配管(図4、符号74)に接続されて燃料を吸入する燃料吸入口105を備え、ケースカバー104は、インジェクタ(図4、符号72)側の燃料配管(図4、符号76)に接続されて燃料を吐出する燃料吐出口106を備える。
フィルタ組立体102は、濾紙からなる円筒状のフィルタ107と、このフィルタ107の両端を支持する枠体108、111とからなり、ケース本体103とケースカバー104との間にフィルタ組立体102が挟まれて固定されている。
燃料は、燃料吸入口105からフィルタケース101内に吸入され、フィルタ107を、その外周面112から内周面113へ流れるように通過するときに濾過され、燃料吐出口106からフィルタケース101外に吐出される。
次にプレッシャレギュレータ75について説明する
図8に示すように、プレッシャレギュレータ75は、樹脂製の第1ケース114及び樹脂製の第2ケース115が接合されたケース116と、このケース116の一端側の底に開けられた通孔117を開閉する球状で鋼製の弁体118と、この弁体118を通孔117を閉じるように付勢する圧縮コイルばね121と、通孔117が開けられた燃料吸入口122と、この燃料吸入口122の途中に形成された燃料吐出口123と、ケース116の他端側の底に開けられた通孔124が開けられた燃料戻し口125と、弁体118の上流側で燃料給入口122と燃料吐出口123の間の分岐部77からなる。
燃料吸入口122は、燃料フィルタ(図4、符号52)に第2燃料配管(図4、符号76)を介して接続され、燃料吐出口123はインジェクタ(図4、符号72)に第3燃料配管(図4、符号78)を介して接続され、燃料戻し口125は燃料タンク(図4、符号42)に戻り配管(図4、符号81)を介して接続されている。
次にシステム図について説明する。
図9に示されるように、燃料ポンプ41により燃料タンク42内の燃料はポンプ前フィルタ61を通って圧送され、第1燃料配管64、燃料フィルタ52、第2燃料配管76、プレッシャレギュレータ75の分岐部77及び第3燃料配管78を経由して、インジェクタ72からユニットスイング式エンジン29側へ供給される。
なお、プレッシャレギュレータ75は、燃料供給経路51における燃料ポンプ41とインジェクタ72との間の燃料圧力が増加して所定圧力に達したときに、燃料の一部をプレッシャレギュレータ75及び燃料タンク42のそれぞれを接続する戻り配管81を介して燃料タンク42へ戻す。
また、例えばエタノールとガソリンの混合燃料を使用しているとき、給油によりその混合割合が変化した場合でも、燃料タンク42から燃料供給装置72までの燃料供給経路51内には、エタノールとガソリンの割合が変化する前の燃料が入っており、車両に搭載されているECU127では既にこの割合が学習済みなので、始動に最適な燃料噴射を行うことができ、ユニットスイング式エンジン29始動を良好に行うことができる。また、ユニットスイング式エンジン29始動後は、混合割合の変化をシリンダ部54の排気ポート内に突出するようにして設けられたOセンサー128等からの信号によりECU127が再学習し、インジェクタ72の燃料噴射量を制御してユニットスイング式エンジン29始動後のエタノールとガソリンの割合に最適な燃料噴射を行う。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。なお、図1に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図10に示されるように、フィルタ収納部65は、バッテリ収納部68よりも高い位置にある。これにより、燃料フィルタ52をメンテナンスする際、収納ボックス35内の燃料フィルタ52に手が届きやすく、メンテナンス作業を行い易い。
次に、本発明の実施例2を平面図に基づいて説明する。なお、図4に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図11に示されるように、プレッシャレギュレータ75は、メインフレーム21Lにレギュレータクリップ85を介して取付けられている。なお、図10に示されるように、車両側面視において、燃料フィルタ52とプレッシャレギュレータ75の高さはほぼ同じ高さになる。
次に、本発明の実施例2を斜視図に基づいて説明する。なお、図5に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図12に示されるように、フィルタ収納部65の底面90は、バッテリ収納部68の底面95よりも高くなっている。
図13に示されるように、フィルタ収納部65の底面90は、フィルタ収納部65の前方に配置されている燃料タンク42側が低くなるように傾斜している。
また、図14に示されるように、収納ボックス35は、車両下方に延出する延出部34を有し、この延出部24に燃料フィルタ52を収納するフィルタ収納部65と、フィルタ収納部65の隣にバッテリ(図12、符号86)を収納するバッテリ収納部68と、このフィルタ収納部65の開口66と、バッテリ収納部68の開口69に開閉自在に設けられ、開くと収納ボックス35から燃料フィルタ52及びバッテリ86をメンテナンスすることができるメンテナンスリッド67とを備える。
以上に述べた内容をまとめて以下に記載する。
上記の図1、図10に示したように、上部が開口している収納ボックス35と、この収納ボックス35の上方に設けられ収納ボックス35の開口を開閉するシート(前部シート)36と、燃料タンク42の燃料をユニットスイング式エンジン29へ供給する燃料供給経路51と、この燃料供給経路51の途中に配置される燃料フィルタ52と、を備える自動二輪車10において、図2に示される収納ボックス35は、この収納ボックス35に一体形成され燃料フィルタ52を収納するフィルタ収納部65と、このフィルタ収納部65の開口66を開閉するメンテナンスリッド67と、を備える。
この構成により、燃料フィルタ52をメンテナンスする際は、シート36と収納ボックス35内のメンテナンスリッド67を開けてメンテナンスするので、従来技術のように燃料フィルタ52をメンテナンスする際に収納ボックス35を取り外さずに済み、燃料フィルタ52のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
さらに、フィルタ収納部65の開口66を覆うメンテナンスリッド67を設けたので、収納ボックス35内に収納される他の物品と燃料フィルタ52の干渉を防止することができる。
上記の図1、図10に示されるように、フィルタ収納部52は、燃料タンク42とユニットスイング式エンジン29との間に設けられる。
この構成により、燃料フィルタ52は、燃料タンク42とユニットスイング式エンジン29との間に配置されるので、図4に示される燃料タンク42とユニットスイング式エンジン29とを結ぶ燃料供給経路51が冗長になることなく燃料フィルタ52を配置することができる。
上記の図2、図14に示されるように、収納ボックス35は、フィルタ収納部65の隣にバッテリを収納するバッテリ収納部68を備え、メンテナンスリッド67でバッテリ収納部68の開口69をも開閉することができるようにした。
この構成により、バッテリ86のメンテナンスリッド67と燃料フィルタ52のメンテナンスリッド67を共用にしたので、部品点数の削減を図ることができる。
さらに、バッテリ86のメンテナンス時あるいは燃料フィルタ52のメンテナンス時に他方のメンテナンスも一緒に行うことができるので、バッテリ86や燃料フィルタ52のメンテナンス作業を効率的に行うことができる。
上記の図1、図10に示されるように、燃料タンク42は、ユニットスイング式エンジン29よりも車両前方に設けられ、ユニットスイング式エンジン29は、燃料タンク42の車両後方で車体フレーム27に上下方向へ揺動自在に支持され、収納ボックス35は、燃料タンク42とユニットスイング式エンジン29との間に入り込むように車両下方に延出し、この下方に延出した下部にフィルタ収納部65とバッテリ収納部68とを配置する。
この構成により、重量物であるバッテリ86を車両の下方に配置したので、車両の低重心化を図ることができる。
さらに、バッテリ収納部68及びフィルタ収納部65は共に、上下方向へ揺動するユニットスイング式エンジン29の前方に配置されるので、ユニットスイング式エンジン29の揺動に制約を受けることなく、またユニットスイング式エンジン29の揺動に制約を与えることなく、バッテリ収納部68及びフィルタ収納部65を大きく確保することができ、大型の燃料フィルタ52を用いることができる。
上記の図12、図13に示されるように、フィルタ収納部65の底面90は、バッテリ収納部68の底面95よりも高くなっている。
この構成により、燃料フィルタ52をメンテナンスする際、収納ボックス35内の燃料フィルタ52に手が届きやすく、メンテナンス作業を行い易い。
上記の図12、図13に示されるように、フィルタ収納部65は、車両前方に設けられている前壁65aと、車両後方に設けられている後壁65bとを有し、前壁65aに燃料供給経路51を配管するための前側開口65cが設けられ、後壁65bに燃料供給経路51を配管するための後側開口65dが設けられ、フィルタ収納部65の底面90は、燃料フィルタ収納部65の前方に設けられた燃料タンク42側が低くなるように傾斜している。
この構成により、フィルタ収納部65の底面90は、燃料タンク42側が低くなるように傾斜しているので、燃料フィルタ52を取り外す際、燃料フィルタ52から燃料が一部こぼれるようなことがあっても、燃料タンク側に流すことができる。
上記の図1、図10に示されるように、燃料供給経路51に、燃料タンク42の燃料をユニットスイング式エンジン29に供給する燃料供給装置72と、燃料タンク42の燃料を燃料供給装置72へ圧送する燃料ポンプ41と、が設けられ、燃料供給装置72は、燃料フィルタ52よりも高い位置に配置される。
この構成により、燃料供給装置72を燃料フィルタ52よりも高い位置に配置したことで、燃料フィルタ52と燃料供給装置72との間の燃料供給経路51は、燃料フィルタ52から上方に延出することになるので、車両を長期間駐車した場合にも、燃料フィルタ52内に溜まっている燃料の重さによって燃料供給装置72から燃料が漏れるのを抑制することができる。
上記の図4、図11に示されるように、燃料供給経路51に、燃料フィルタ52と燃料供給装置72との間に配置され、燃料ポンプ41と燃料供給装置72との間の燃料圧力が増加して所定圧力に達したときに燃料の一部を燃料タンク42へ戻すプレッシャレギュレータ75が設けられ、このプレッシャレギュレータ75は、車両前後方向で燃料ポンプ41と燃料供給装置72との間に配置されている。
この構成により、プレッシャレギュレータ75は、車両前後方向で燃料ポンプ41と燃料供給装置72との間に配置されているので、燃料ポンプ41から燃料供給装置72との間の燃料供給経路51が冗長になるのを防止することができる。
上記の図9に示されるように、燃料供給経路51の燃料ポンプ41の上流側にポンプ前フィルタ61が設けられ、燃料フィルタ52は、ポンプ前フィルタ61よりも細かい目に設定されている。
この構成により、燃料フィルタ52の目の粗さとポンプ前フィルタ61の目の粗さを異ならせたので、エタノールのようなダストの細かい燃料を使用する場合でも、ポンプ前フィルタ61で大きなダストを捕集し、燃料フィルタ52でポンプ前フィルタ61で捕集しきれなかった細かいダストを捕集することができるため、エタノール等の燃料も使用することができる。
加えて、ポンプ前フィルタ61で大きなダストが捕集され、燃料フィルタ52で大きなダストが捕集されなくなるので、燃料フィルタ52を詰まりにくくすることができ、交換の頻度を少なくすることができる。さらに、ポンプ前フィルタ61は目が粗いので詰まりにくくすることができ、燃料ポンプ41の抵抗になることが抑制されて、廉価な燃料ポンプ41を採用することができる。
従って、ポンプ前フィルタ61及び燃料フィルタ52共に交換サイクルを長くすることができ、メンテナンス回数を少なくすることができると共に、ポンプ前フィルタ61及び燃料フィルタ52を通過する燃料流量を良好に維持することができる。
尚、本実施例は、ガソリンを燃料とするエンジンを搭載した自動二輪車10に限らず、燃料フィルタ52で燃料を浄化できればエタノール等バイオ燃料を燃料とするユニットスイング式エンジン29を搭載した自動二輪車10に適用しても差し支えない。
本発明は、自動二輪車の改良、詳しくは、自動二輪車に備える燃料フィルタの配置に好適である。
10…自動二輪車、11…ヘッドパイプ、21L、21R…メインフレーム、27…車体フレーム、29…エンジン、35…収納ボックス、36…前部シート、41…燃料ポンプ、42…燃料タンク、46…排気管、48…車体カバー、51…燃料供給経路、52…燃料フィルタ、54…シリンダ部、61…ポンプ前フィルタ、65…フィルタ収納部、65a…前壁、65b…後壁、65c…前側開口、65d…後側開口、66…フィルタ収納部の開口、67…メンテナンスリッド、68…バッテリ収納部、69…バッテリ収納部の開口、72…燃料供給装置(インジェクタ)、75…プレッシャレギュレータ、90…フィルタ収納部の底面、95…バッテリ収納部の底面。

Claims (9)

  1. 上部が開口している収納ボックス(35)と、この収納ボックス(35)の上方に設けられ前記収納ボックス(35)の開口を開閉するシート(36)と、燃料タンク(42)の燃料をエンジン(29)へ供給する燃料供給経路(51)と、この燃料供給経路(51)の途中に配置される燃料フィルタ(52)と、を備える自動二輪車(10)において、
    前記収納ボックス(35)は、この収納ボックス(35)に一体形成され前記燃料フィルタ(52)を収納するフィルタ収納部(65)と、このフィルタ収納部(65)の開口(66)を開閉するメンテナンスリッド(67)と、を備えることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記フィルタ収納部(65)は、前記燃料タンク(42)と前記エンジン(29)との間に設けられることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記収納ボックス(35)は、前記フィルタ収納部(65)の隣にバッテリ(86)を収納するバッテリ収納部(68)を備え、前記メンテナンスリッド(67)で前記バッテリ収納部(68)の開口(69)をも開閉することができるようにしたことを特徴とする請求項2記載の自動二輪車。
  4. 前記燃料タンク(42)は、前記エンジン(29)よりも車両前方に設けられ、
    前記エンジン(29)は、前記燃料タンク(42)の車両後方で車体フレーム(27)に上下方向へ揺動自在に支持され、
    前記収納ボックス(35)は、前記燃料タンク(42)と前記エンジン(29)との間に入り込むように車両下方に延出し、この下方に延出した下部に前記フィルタ収納部(65)と前記バッテリ収納部(68)とを配置することを特徴とする請求項3記載の自動二輪車。
  5. 前記フィルタ収納部(65)の底面(90)は、前記バッテリ収納部(68)の底面(94)よりも高くなっていることを特徴とする請求項4記載の自動二輪車。
  6. 前記フィルタ収納部(65)は、車両前方に設けられている前壁(65a)と、車両後方に設けられている後壁(65b)とを有し、
    前記前壁(65a)に前記燃料供給経路(51)を配管するための前側開口(65c)が設けられ、前記後壁(65b)に前記燃料供給経路(51)を配管するための後側開口(65d)が設けられ、
    前記フィルタ収納部(65)の底面(90)は、前記フィルタ収納部(65)の前方に設けられた前記燃料タンク(42)側が低くなるように傾斜していることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車。
  7. 前記燃料供給経路(51)に、前記燃料タンク(42)の燃料を前記エンジン(29)に供給する燃料供給装置(72)と、前記燃料タンク(42)の燃料を前記燃料供給装置(72)へ圧送する燃料ポンプ(41)と、が設けられ、
    前記燃料供給装置(72)は、前記燃料フィルタ(52)よりも高い位置に配置されることを特徴とする請求項6記載の自動二輪車。
  8. 前記燃料供給経路(51)に、前記燃料フィルタ(52)と前記燃料供給装置(72)との間に配置され、前記燃料ポンプ(41)と前記燃料供給装置(72)との間の燃料圧力が増加して所定圧力に達したときに燃料の一部を前記燃料タンク(42)へ戻すプレッシャレギュレータ(75)が設けられ、
    このプレッシャレギュレータ(75)は、車両前後方向で前記燃料ポンプ(41)と前記燃料供給装置(75)との間に配置されていることを特徴とする請求項7記載の自動二輪車。
  9. 前記燃料供給経路(51)の前記燃料ポンプ(41)の上流側にポンプ前フィルタ(61)が設けられ、
    前記燃料フィルタ(52)は、前記ポンプ前フィルタ(61)よりも細かい目に設定されていることを特徴とする請求項8記載の自動二輪車。
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