JP2007107158A - コールドオフセット印刷用新聞用紙 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】原紙上に顔料と接着剤を主成分とする表面処理剤を塗布、乾燥してなるコールドオフセット印刷用新聞用紙において、吸油量が360〜500mL/100gの填料を0.5〜5.0重量%含む原紙上に、片面当たり塗工量が1.4g/m2以下であり、炭酸カルシウムを全顔料に対して60重量%以上含有する表面処理剤層を設け、坪量が50g/m2以下、動摩擦係数が0.45〜0.65、白色度が54%以上、印刷後不透明祖が90%以上、吸油度が60〜200秒であるコールドオフセット印刷用新聞用紙。
【選択図】なし
Description
(1)原紙上に顔料と接着剤を主成分とする表面処理剤を塗布、乾燥してなるコールドオフセット印刷用紙において、吸油量が360〜500mL/100gの填料を0.5〜5.0重量%含む原紙上に、片面当たり塗工量が1.4g/m2以下であり、炭酸カルシウムを全顔料に対して60重量%以上含有する表面処理剤層を設け、坪量が50g/m2以下、動摩擦係数が0.45〜0.65、白色度が54%以上、印刷後不透明度が90%以上、吸油度が60〜200秒であるコールドオフセット用新聞印刷用紙。
(2)前記填料が0.01〜10μmの範囲の細孔直径の積算容量が2.0〜5.0mL/g、細孔容積50%の中心細孔直径が0.05〜0.20μmの範囲にあり、0.01〜0.1μmの細孔径範囲の積算容量が1.0mL/g以上であり、レーザー法による平均粒子径が15〜40μm以下である(1)記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
(3)前記表面処理剤の顔料100重量部当たりの接着剤量が40〜150重量部である(1)または(2)に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
(4)前記表面処理剤の顔料100重量部当たりの接着剤量が40重量部以上、70重量部未満である(1)または(2)に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
(5)前記顔料が炭酸カルシウムとカオリンを60:40〜90:10の割合で含有する(1)〜(4)のいずれか1項に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
(6)前記カオリンのレーザー法による平均粒子径が2〜8μmである(5)記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
(7)前記炭酸カルシウムが立方体状軽質炭酸カルシウムである(1)〜(6)のいずれか1項に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
(8)前記接着剤が澱粉とラテックスを主成分とし、澱粉100重量部に対するラテックスの比率が10〜100重量部であり、紙表面と水との接触角が水滴下後0.1秒後の値で80°以上である(1)〜(7)のいずれか1項に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
(9)前記ラテックスがコアシエル型のラテックスである(8)に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
後述のようにして得た実施例及び比較例となるコールドオフセット用新聞印刷用紙について、下記の物性を測定し、その結果を表1に示した。
(細孔容量、細孔直径)
水銀ポロシメーター(形式:ポアサイザ9320、マイクロメリティックス社製)を用いて測定した。なお、細孔直径105 Å以下の細孔表面積、細孔容量については、細孔直径が12Å〜105Åの細孔について測定した。
(平均粒子径)
レーザー回折式粒度分布測定装置(形式:SALD-2000、島津製作所製)において、メディアン径を平均粒子径とした。
(吸油量)
JIS K5101の方法により試料5gにJIS K5421規定の煮亜麻仁油をビュレットから滴下し、全体がパテ状の固まりになるまでに使用した煮亜麻仁油量を試料100gあたりの量に換算する。
実施例および比較例で得たコールドオフセット用新聞印刷用紙の表面に動粘性係数を3cStに調整した軽油を、マイクロシリンジを用いて5μL滴下し、表面の光沢がみえなくなるまでの時間を測定した。
(白色度)
本発明における白色度は、分光白色度測色計(スガ試験機社製)を使用してISO 3688に記載の方法で測定した (スガ試験機の分光白色度測色計で測定) 。
(動摩擦係数)
JIS P 8147に準拠した。
表裏−縦縦での測定で、引張速度は200mm/minで測定。
(接触角)
各実施例および比較例で得たオフセット印刷用新聞用紙について、23℃、50%RH雰囲気下で、動的表面接触角測定装置(ダイナミックアブソープションテスタ DAT1100、Fibro社製)を用い、水滴を滴下後0.1秒後の表面接触角を測定した。
JAPAN TAPPI No.45に準拠した。
各実施例および比較例で得たオフセット印刷用新聞用紙から巾2cm長さ20cmの試料ストリップを切り取り、これをサンプル台紙(OK特アートポスト 256g/m2)に貼りつけ、RI印刷試験機(石川島産業機械製)にて、印刷インキ(紙試験 SD50紅B T&K TOKA株式会社製)を0.4cc使用して印刷を行い、印刷面のピッキングの程度を目視評価した。評価は5段階評価で行った。
〈評価基準〉
5:繊維の取られが全くみられず、白抜けが発生しない。
4:ごくわずかに繊維の取られが発生し、白抜け部がわずかに(1〜5個所/36cm2程度)みられる。
3:一部で繊維の取られが発生するが、実用上問題のないレベル。白抜け部は6〜20個所/36cm2程度。
2:全面で繊維の取られがみられ、白抜け部面積率が5%未満。
1:全面で繊維の取られや紙面の剥けがみられ、白抜け部面積率が5%以上。
なお、評価が3未満のものは、実用上問題がある。
上記ドライピック試験と同様にして、各実施例および比較例で得たオフセット印刷用新聞用紙を貼り付けたサンプル台紙を作成し、RI印刷試験機にて、湿らせたガーゼで水を付けたゴムロールで新聞用紙面に水を付けた後、直ちに印刷インキ(T&K TOKA株式会社製)を0.5cc使用して印刷を行い、印刷面のピッキングの程度を目視評価した。評価は次の5段階評価で行った。
〈評価基準〉
5:繊維の取られが全くみられず、白抜けが発生しない。
4:ごくわずかに繊維の取られが発生し、白抜け部がわずかに(1〜5個所程度)みられる。
3:一部で繊維の取られが発生するが、実用上問題のないレベル。
2:全面で繊維の取られがみられ、白抜け部面積率が5%未満。
1:全面で繊維の取られがみられ、白抜け部面積率が5%以上。
なお、評価が3未満のものは、実用上問題がある。
各実施例及び比較例で得た、コールドオフセット用新聞印刷用紙を短冊状に切り、サンプル台紙(OK特アートポスト 256g/m2)に横並びに貼り付けたものを作成する。インキ練り用のゴムロールを4胴目にセットしたRI印刷試験機(石川島産業機械製)にて該当する金属ロールとの間でオフセット輪転機用新聞印刷インキ(NEWS WEBMASTER/プロセス墨G2:サカタインクス株式会社製)を0.5cc練った後、インキ練り用のゴムロールを2胴目に移動し、新たに4胴目に比較的平滑性の高いインキ転写用片面塗工紙を巻いたゴムロールを装着し、2胴目で印刷を行う。4胴目のロールにタッチした時点で一旦回転を止め、そこから一定時間毎に2cmずつ4胴目のロールにインキを転写し、その転写濃度変化を目視評価した。評価は5段階で行った。なお、下記において基準品とは比較例2で得られたオフセット用印刷用紙である。
〈評価基準〉
5:基準品と比較して、印刷終了後のコールドオフセット用新聞印刷用紙の表面を転写した片面塗工紙のインキ濃度が明確に低い
4:基準品と比較して、印刷終了後のコールドオフセット用新聞印刷用紙の表面を転写した片面塗工紙のインキ濃度がやや低い
3:基準品と同等のインキ濃度。
2:基準品と比較して、印刷終了後のコールドオフセット用新聞印刷用紙の表面を転写した片面塗工紙のインキ濃度がやや高い
1:基準品と比較して、印刷終了後のコールドオフセット用新聞印刷用紙の表面を転写した片面塗工紙のインキ濃度が明確に高い
なお、評価が3未満のものは、実用上問題がある。
各実施例及び比較例で得た、コールドオフセット用新聞印刷用紙をタワー型多色新聞印刷輪転機で12万部/時の速度で印刷し、そのコスレによる紙面の汚れ具合を目視で評価し、5段階での順位付けを行った。なお、下記において基準品とは比較例1で得られたオフセット用印刷用紙である。
〈評価基準〉
5:基準品と比較して、印刷物のコスレ汚れの程度が著しく優れている
4:基準品と比較して、印刷物のコスレ汚れの程度がやや優れている
3:基準品と同等のコスレ汚れの程度。
2:基準品と比較して、印刷物のコスレ汚れの程度がやや劣っている
1:基準品と比較して、印刷物のコスレ汚れの程度が著しく劣っている
なお、評価が3未満のものは、実用上問題がある。
各実施例および比較例で得たオフセット印刷用新聞用紙について、非画線部のみのアルミ版とブランケット(DAYインターナショナル製DAYブランケット8891)をセットしたオフセット印刷機(三菱リソピアL−BT3−1100)を用いて、インキをのせずに1〜4胴すべてで水刷りを行い、200部印刷を行った後、水供給を停止し、新聞用紙のブランケットへの貼りつき度合いを目視にて判定した。評価は次の5段階評価で行った。
〈評価基準〉
5:繊維の取られが全く発生しない。
4:ごくわずかに繊維の取られが発生。
3:繊維の取られは発生するが、実用上問題のないレベル。
2:一部で紙層破壊発生。
1:全面で紙層破壊発生。
なお、評価が3未満のものは、実用上問題がある。
針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)26部、脱墨パルプ(DIP)64部の割合で混合して離解し、レファイナーで叩解処理したパルプスラリーに、カチオン化澱粉(P3Y、PIRAAB STARCH Co.Ltd製)を0.5%、中性ロジンサイズ剤(N815、荒川化学株式会社製)を0.8%、填料として吸油量が390mL/100gの水和珪酸(自製品)、これら全てを対絶乾パルプ質量%の割合で添加し、硫酸バンドで抄紙pHを6.5に調整後、得られた紙料をギャップフォーマー抄紙機で抄紙し、米坪41.2g/m2で、吸油量が390mL/100gの水和珪酸を3.0%含有するコールドオフセット用新聞印刷用紙原紙を得た。
針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)26部、脱墨パルプ(DIP)64部の割合で混合して離解し、レファイナーで叩解処理したパルプスラリーに、カチオン化澱粉(P3Y、PIRAAB STARCH Co.Ltd製)を0.5%、中性ロジンサイズ剤(N815、荒川化学株式会社製)を0.8%、填料として吸油量が450mL/100gの水和珪酸(自製品)、これら全てを対絶乾パルプ質量%の割合で添加し、硫酸バンドで抄紙pHを6.5に調整後、得られた紙料をギャップフォーマー抄紙機で抄紙し、米坪41.2g/m2で、吸油量が450mL/100gの水和珪酸を3.0%含有するコールドオフセット用新聞印刷用紙原紙を得た。
針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)26部、脱墨パルプ(DIP)64部の割合で混合して離解し、レファイナーで叩解処理したパルプスラリーに、カチオン化澱粉(P3Y、PIRAAB STARCH Co.Ltd製)を0.5%、中性ロジンサイズ剤(N815、荒川化学株式会社製)を0.8%、填料として吸油量が390mL/100gの水和珪酸(自製品)を7.5%、これら全てを対絶乾パルプ質量%の割合で添加し、硫酸バンドで抄紙pHを6.5に調整後、得られた紙料をギャップフォーマー抄紙機で抄紙し、米坪41.2g/m2で、吸油量が390mL/100gの水和珪酸を4.5%含有するコールドオフセット用新聞印刷用紙原紙を得た。
針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)26部、脱墨パルプ(DIP)64部の割合で混合して離解し、レファイナーで叩解処理したパルプスラリーに、カチオン化澱粉(P3Y、PIRAAB STARCH Co.Ltd製)を0.5%、中性ロジンサイズ剤(N815、荒川化学株式会社製)を0.8%、填料として吸油量が390mL/100gの水和珪酸(自製品)、これら全てを対絶乾パルプ質量%の割合で添加し、硫酸バンドで抄紙pHを6.5に調整後、得られた紙料をギャップフォーマー抄紙機で抄紙し、米坪41.2g/m2で、吸油量が390mL/100gの水和珪酸を0.8%含有するコールドオフセット用新聞印刷用紙原紙を得た。
針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)26部、脱墨パルプ(DIP)64部の割合で混合して離解し、レファイナーで叩解処理したパルプスラリーに、カチオン化澱粉(P3Y、PIRAAB STARCH Co.Ltd製)を0.5%、中性ロジンサイズ剤(N815、荒川化学株式会社製)を0.8%、填料として吸油量が390mL/100gの水和珪酸(自製品)、これら全てを対絶乾パルプ質量%の割合で添加し、硫酸バンドで抄紙pHを6.5に調整後、得られた紙料をギャップフォーマー抄紙機で抄紙し、米坪41.2g/m2で、吸油量が390mL/100gの水和珪酸を1.2%含有するコールドオフセット用新聞印刷用紙原紙を得た。
針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)26部、脱墨パルプ(DIP)64部の割合で混合して離解し、レファイナーで叩解処理したパルプスラリーに、カチオン化澱粉(P3Y、PIRAAB STARCH Co.Ltd製)を0.5%、中性ロジンサイズ剤(N815、荒川化学株式会社製)を0.8%、填料として吸油量が200mL/100gの水和珪酸(商品名:トクシールGU-N、株式会社トクヤマ製)、これら全てを対絶乾パルプ質量%の割合で添加し、硫酸バンドで抄紙pHを6.5に調整後、得られた紙料をギャップフォーマー抄紙機で抄紙し、米坪42.3g/m2で、吸油量が200mL/100gの水和珪酸を3.0%含有するコールドオフセット用新聞印刷用紙原紙を得た。
針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)26部、脱墨パルプ(DIP)64部の割合で混合して離解し、レファイナーで叩解処理したパルプスラリーに、カチオン化澱粉(P3Y、PIRAAB STARCH Co.Ltd製)を0.5%、中性ロジンサイズ剤(N815、荒川化学株式会社製)を0.8%、填料として吸油量が200mL/100gの水和珪酸(商品名:トクシールGU-N、株式会社トクヤマ製)、これら全てを対絶乾パルプ質量%の割合で添加し、硫酸バンドで抄紙pHを6.5に調整後、得られた紙料をギャップフォーマー抄紙機で抄紙し、米坪41.2g/m2で、吸油量が200mL/100gの水和珪酸を3.0%含有するコールドオフセット用新聞印刷用紙原紙を得た。
針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)26部、脱墨パルプ(DIP)64部の割合で混合して離解し、レファイナーで叩解処理したパルプスラリーに、カチオン化澱粉(P3Y、PIRAAB STARCH Co.Ltd製)を0.5%、中性ロジンサイズ剤(N815、荒川化学株式会社製)を0.8%、填料として吸油量が390mL/100gの水和珪酸(自製品)を3.0%、これら全てを対絶乾パルプ質量%の割合で添加し、硫酸バンドで抄紙pHを6.5に調整後、得られた紙料をギャップフォーマー抄紙機で抄紙し、米坪41.2g/m2で、吸油量が390mL/100gの水和珪酸を6.0%含有するコールドオフセット用新聞印刷用紙原紙を得た。
針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)26部、脱墨パルプ(DIP)64部の割合で混合して離解し、レファイナーで叩解処理したパルプスラリーに、カチオン化澱粉(P3Y、PIRAAB STARCH Co.Ltd製)を0.5%、中性ロジンサイズ剤(N815、荒川化学株式会社製)を0.8%、填料として吸油量が80mL/100gの軽質炭酸カルシウム(自製品)、これら全てを対絶乾パルプ質量%の割合で添加し、硫酸バンドで抄紙pHを6.5に調整後、得られた紙料をギャップフォーマー抄紙機で抄紙し、米坪41.2g/m2で、吸油量が80mL/100gの軽質炭酸カルシウムを6.0%含有するコールドオフセット用新聞印刷用紙原紙を得た。
針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)26部、脱墨パルプ(DIP)64部の割合で混合して離解し、レファイナーで叩解処理したパルプスラリーに、カチオン化澱粉(P3Y、PIRAAB STARCH Co.Ltd製)を0.5%、中性ロジンサイズ剤(N815、荒川化学株式会社製)を0.8%、填料として吸油量が390mL/100gの水和珪酸(自製品)、これら全てを対絶乾パルプ質量%の割合で添加し、硫酸バンドで抄紙pHを6.5に調整後、得られた紙料をギャップフォーマー抄紙機で抄紙し、米坪37.2g/m2で、吸油量が390mL/100gの水和珪酸を3.0%含有するコールドオフセット用新聞印刷用紙原紙を得た。
軽質炭酸カルシウム(ブリリアントS15、白石工業株式会社製)70部、カオリン(商品名:ミラグロスJ、シール株式会社製、平均粒子径4.6μm)30部に対し、分散剤(商品名:アロンT−50、東亜合成株式会社製)0.1部を添加し、分散させた60%分散スラリーにスチレン−ブタジエンラテックス(商品名:T−2635R、JSR株式会社製)8.5部、糊化溶解した酸化トウモロコシ澱粉(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ株式会社製)55部、潤滑剤(商品名:SN8004SP、サンノプコ株式会社製)0.23部、耐水化剤(商品名:スミレーズ SPI−102A、住友化学株式会社製)0.15部、蛍光染料(商品名:カヤホールBHT、日本化薬株式会社製)0.5部からなる固形分濃度25%の塗料を調整し、これを上記原紙(A)の両面に、ゲートロールコータを使用して乾燥後の塗工量が片面あたり0.8g/m2となるように塗布、乾燥して実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1の原紙を原紙(B)にした以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1の原紙を原紙(C)にした以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1の原紙を原紙(D)にした以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1の顔料を、軽質炭酸カルシウムを85部、カオリンを15部とした以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1の原紙を原紙(E)とし、軽質炭酸カルシウムを60部、カオリンを40部にした以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1の顔料を、軽質炭酸カルシウム(ブリリアントS15、白石工業株式会社製)を軽質炭酸カルシウム(自製品、平均粒子径0.8μm、吸油度45mL/100g)に変更した以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1の顔料を軽質炭酸カルシウムを80部とし、カオリン(商品名:ミラグロスJ、シール株式会社製、平均粒子径1.1μm)20部に替えて大粒子径カオリン(商品名:Contour1500、イメリス株式会社製、平均粒子径4.6μm)20部とした以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1のスチレン−ブタジエンラテックス(商品名:T−2635R、JSR株式会社製)を21部とし、糊化溶解した酸化トウモロコシ澱粉(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ株式会社製)を43部とした以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1の糊化溶解した酸化トウモロコシ澱粉(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ株式会社製)を65部とし、スチレン−ブタジエンラテックスを使用しなかった以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1のスチレン−ブタジエンラテックス(商品名:T−2635R、JSR株式会社製)を19部とし、糊化溶解した酸化トウモロコシ澱粉(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ株式会社製)を19部とした以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
糊化溶解した酸化トウモロコシ澱粉(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ株式会社製)100部からなる固形分濃度7%の塗料を調整し、これを上記原紙(E)の両面に、ゲートロールコータを使用して乾燥後の塗工量が片面あたり0.25g/m2となるように塗布、乾燥して実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1の原紙を原紙(F)にした以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1の原紙を原紙(G)にした以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1の原紙を原紙(H)にした以外は実施例1と同様にして、実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
軽質炭酸カルシウム(ブリリアントS15、白石工業株式会社製)70部、カオリン(商品名:ミラグロスJ、シール株式会社製、平均粒子径4.6μm)30部に対し、分散剤(商品名:アロンT−50、東亜合成株式会社製)0.1部を添加し、分散させた60%分散スラリーにスチレン−ブタジエンラテックス(商品名:T−2635R、JSR株式会社製)8.5部、糊化溶解した酸化トウモロコシ澱粉(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ株式会社製)55部、潤滑剤(商品名:SN8004SP、サンノプコ株式会社製)0.23部、耐水化剤(商品名:スミレーズ SPI−102A、住友化学株式会社製)0.15部、蛍光染料(商品名:カヤホールBHT、日本化薬株式会社製)0.5部からなる固形分濃度45%の塗料を調整し、これを上記原紙(J)の両面に、ゲートロールコータを使用して乾燥後の塗工量が片面あたり2.8g/m2となるように塗布、乾燥して実量42.8g/m2のコールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
実施例1のカオリン(商品名:ミラグロスJ、シール株式会社製、平均粒子径4.6μm)を100部とし、軽質炭酸カルシウムを使用しなかった以外は実施例1と同様にしてコールドオフセット用新聞印刷用紙を得た。
実施例1の軽質炭酸カルシウム(ブリリアントS15、白石工業株式会社製)を30部、カオリン(商品名:ミラグロスJ、シール株式会社製、平均粒子径4.6μm)を70部とした以外は実施例1と同様にしてコールドオフセット用新聞印刷用紙を得た。
Claims (9)
- 原紙上に、顔料と接着剤を主成分とする表面処理剤を塗布、乾燥してなるコールドオフセット印刷用新聞用紙において、吸油量360〜500mL/100gの填料を0.5〜5.0重量%含む原紙上に、片面当たり塗工量が1.4g/m2以下であり、炭酸カルシウムを全顔料に対して60重量%以上含有する表面処理剤層を設け、坪量が50g/m2以下、動摩擦係数が0.45〜0.65、白色度54%以上、印刷後不透明度90%以上、吸油度60〜200秒であることを特徴とするコールドオフセット印刷用新聞用紙。
- 前記填料が、0.01〜10.0μmの範囲の細孔直径の積算容積が2.0〜5.0mL/g、細孔容積50%の中心細孔直径が0.05〜0.20μmの範囲にあり、0.01〜0.1μmの細孔径範囲の積算容量が1.0mL/g以上であり、レーザー法による平均粒子径が15〜40μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
- 前記表面処理剤の顔料100重量部当たりの接着剤量が40〜150重量部であることを特徴とする請求項1または2に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
- 前記表面処理剤の顔料100重量部当たりの接着剤量が40重量部以上、70重量部未満であることを特徴とする請求項1または2に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
- 前記顔料が炭酸カルシウムとカオリンを60:40〜90:10の割合で含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
- 前記カオリンのレーザー法による平均粒子径が2〜8μmであることを特徴とする請求項5に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
- 前記炭酸カルシウムが立方体状軽質炭酸カルシウムであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
- 前記接着剤が澱粉とラテックスを主成分とし、澱粉100重量部に対するラテックスの比率が10〜100重量部であり、紙表面と水との接触角が水滴下後0.1秒後の値で80°以上である請求項1〜7のいずれか1項に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
- 前記ラテックスがコアシェル型のラテックスであることを特徴とする請求項8に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005301574A JP4940622B2 (ja) | 2005-10-17 | 2005-10-17 | コールドオフセット印刷用新聞用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
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