JP2007096017A - トリミング方法、半導体装置、及びトリミング用チップ部品 - Google Patents

トリミング方法、半導体装置、及びトリミング用チップ部品 Download PDF

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Abstract


【課題】 その目的は、その目的は、基板に受動素子を設ける場合でも受動素子の特性の悪化を抑制すると共に、基板に設けた受動素子のトリミングを容易とするトリミング方法、半導体装置、及びトリミング用チップ部品を提供することにある。
【解決手段】 本発明は、基板の能動面に設けられた能動素子と、基板の厚さ方向に貫通する貫通電極12と、基板の能動面とは反対側の面10bに設けられると共に、貫通電極12を介して能動素子と電気的に接続された受動素子28と、を有し、基板をモジュール化した後、受動素子28の電気的特性を測定し、測定した電気的特性に基づいて、受動素子28の配線を切断若しくは接続、又は配線の一部を除去することにより、受動素子28の電気的特性のトリミングを行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、トリミング方法、半導体装置、及びトリミング用チップ部品に関する。
近年、携帯電話等の電子機器の普及が著しい。このような電子機器においては、携帯性の向上や高機能化が強く求められる技術傾向にあることから、電子機器に実装される半導体装置においても、一層の小型、軽量、薄型化が要望されている。さらには、電子機器の小型化に伴い、インダクタ、キャパシタ、及び抵抗など、基板上に実装されるチップ部品の実装面積削減が求められている。
このような傾向、要望に対応するための半導体装置のパッケージ構造(封止構造)として、パッケージの外形寸法を集積回路が形成された半導体基板(半導体チップ)の寸法とほぼ等しくすることができるウエハレベルパッケージ(Chip Size Package)が知られている。
また、特許文献1〜3には、基板の能動面(主面)にインダクタ等の受動素子を形成することにより、半導体装置(電子基板)としての小型化及び高機能化を実現する技術が開示されている。
特開2004−260217号公報 特開2002−164468号公報 特開2002−57292号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に開示の発明では、以下の問題を有していた。
(1)基板の能動面に例えばインダクタを内蔵する場合、インダクタンス値には作製上のばらつきがあり、このインダクタンス値のばらつきを考慮して基板の能動面にインダクタを内蔵する必要があった。また、内蔵したインダクタの電気的特性に基づいてトリミングを行う場合でも、基板をパッケージングする前にトリミングを行わなければならず、パッケージングされた最終段階の半導体装置の電気的特性を確認しながらトリミングを行うことはできなかった。
(2)また、従来のトリミング方法では、基板の能動面に内蔵したインダクタを測定した後にインダクタンス値をトリミングするため、インダクタを人為的に取替える作業が必要となり、コスト及び時間を要するという問題があった。
(3)さらに、基板の能動面に受動素子を内蔵する場合、受動素子が能動素子の近傍に配置されるため、能動素子との電気的なカップリングが起こり、能動素子の特性やこの基板を用いた半導体装置全体の特性が悪化するおそれがあった。具体的には、インダクタ素子から漏れた電流によりトランジスタ等の特性が変動するという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、基板に受動素子を設ける場合でも受動素子の特性の悪化を抑制すると共に、基板に設けた受動素子のトリミングを容易とするトリミング方法、半導体装置、及びトリミング用チップ部品を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、基板に設けられた受動素子をトリミングする方法であって、前記基板の能動面に設けられた能動素子と、前記基板の厚さ方向に貫通する貫通電極と、前記基板の前記能動面とは反対側の面に設けられると共に、前記貫通電極を介して前記能動素子と電気的に接続された受動素子と、を有し、前記基板をモジュール化した後、前記受動素子の電気的特性を測定し、測定した電気的特性に基づいて、前記受動素子の配線を切断若しくは接続、又は配線の一部を除去することにより、前記受動素子の電気的特性のトリミングを行うことを特徴とする。
この方法では、貫通電極を介して基板の能動面とは反対側の裏面に受動素子を形成するため、基板の下方に配置された他の基板に基板の能動面を下向きにしてフリップチップ実装(モジュール化)すると、受動素子が形成された裏面側が上向きとなる。これにより、フリップチップ実装後に受動素子を基板の上向きとした状態で、モジュール(最終段階)としての電気的特性を確認しながら、裏面側の受動素子に対してトリミングすることが可能となる。
また、本発明によれば、基板の裏面に形成された受動素子を切断又は接続することにより、受動素子のトリミングを行う。そのため、インダクタンス値を調整するために異なるインダクタンス値のインダクタを人為的に取替える作業が必要となり、低コスト化及び時間短縮を図ることができる。
また、受動素子を基板の裏面に形成するため、基板の能動面のスペースがあき、その分、他の能動素子等を基板の能動面に形成することができ、モジュールの更なる小型化が可能となる。
さらに、基板の裏面に受動素子を形成するため、基板の能動面に形成される能動素子への電磁気的な影響を抑制することができる。
また本発明のトリミング方法は、前記受動素子を複数形成し、前記複数の受動素子を直列又は並列に接続することも好ましい。
この構成によれば、基板の裏面に直列又は並列に受動素子を複数形成することで、高精度にインダクタンス値を調整することができる。
また本発明のトリミング方法は、前記受動素子の配線の切断若しくは接続、又は配線の一部の除去を、レーザーを用いて行うことも好ましい。
この構成によれば、レーザーにより受動素子の配線の切断若しくは接続、又は配線の一部の除去を行うため、高精度に受動素子の電気的特性をトリミングすることができる。
また本発明のトリミング方法は、前記受動素子はインダクタ、抵抗、及びコンデンサの少なくともいずれかであることが好ましい。
この構成によれば、インダクタンス値、抵抗値、及びキャパシタ値の少なくともいずれかを高精度にトリミングすることができ、装置全体の電気的特性をトリミングすることができる。
本発明の半導体装置は、基板の能動面に設けられた能動素子と、前記基板の厚さ方向に貫通する貫通電極と、前記基板の前記能動面とは反対側の裏面に設けられると共に前記貫通電極を介して前記能動素子と電気的に接続された受動素子と、を備え、前記基板の前記裏面には、前記受動素子が複数設けられ、前記複数の受動素子が直列又は並列に接続されたことを特徴とする。
この構成によれば、上述したように、基板の能動面とは反対側の裏面に受動素子を形成するため、フリップチップ実装後に受動素子を基板の上向きとした状態で、モジュール(最終段階)としての電気的特性を確認しながら裏面側の受動素子に対してトリミングすることが可能となる。
また、受動素子を基板の裏面に形成するため、基板の能動面のスペースがあき、その分、他の能動素子等を基板の能動面に形成することができ、モジュールの更なる小型化が可能となる。
さらに、基板の裏面に受動素子を形成するため、基板の能動面に形成された能動素子への電磁気的な影響を抑制した半導体装置を提供することができる。
本発明のトリミング用チップ部品は、半導体基板と、前記半導体基板の厚み方向に貫通する一対の貫通電極と、前記半導体基板の一方の面に形成されると共に、一端部が一方の前記貫通電極に接続され、他端部が他方の前記貫通電極に接続された受動素子と、
を備えることを特徴とする。
この構成によれば、トリミング専用のチップ部品として種々の電子部品等に実装して用いることができ、汎用性の高いトリミング用チップ部品を提供することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。
図1は半導体装置の概略構成を示す断面図であり、図2は図1に示す半導体装置の能動面を模式的に示す平面図である。また、図3(a)は図1に示す半導体装置の裏面を模式的に示す断面図であり、(b)は半導体装置の裏面に形成されるトリミング用インダクタの拡大平面図である。
なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
半導体装置は、図1に示すように、シリコン基板(基板)10と、シリコン基板10の能動面に形成された接続部20と、シリコン基板20の裏面に形成されたトリミング用インダクタ28とを備えている。
シリコン基板10には、図1に示すように、厚さ方向に貫通する貫通孔11が形成され、この貫通孔11の内部には導電性材料が充填された導電部(貫通導電部)12が形成されている。また、貫通孔11の側壁には絶縁膜13が形成され、導電部12とシリコン基板10とが電気的に絶縁されている。
(半導体装置の能動面)
次に、半導体装置16の能動面10a側について図1,図2を参照して説明する。
本実施形態において、半導体装置16の能動面10aには、例えばトランジスタ,メモリ素子を有する集積回路等の半導体素子(能動素子)が形成されている。
また、半導体装置の能動面10aの接続部20は、シリコン基板10の能動面10a上に設けられた下地層(パッシベーション)21と、下地層21上の複数の所定領域のそれぞれに設けられた第1電極22及び第2電極23と、これら電極22,23が設けられた領域以外の領域に設けられた第1絶縁層24と、この第1絶縁層24上に形成された配線部30とを備えている。この下地層21は、例えば酸化珪素(SiO)、窒化珪素(Si)等の絶縁性材料によって形成されている。また、第1,第2電極22,23の材料としては、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、あるいは、これらを含む合金等が挙げられる。
なお、シリコン基板10には、図2の平面図に示すように、複数の電極が形成されていても構わないが、本実施形態では、第1電極22及び第2電極23のみについて説明する。また、第2電極23は、第1絶縁層24に覆われていても構わない。
そして、これら第1電極22及び第2電極23が上述した集積回路等の半導体素子と電気的に接続されている。
配線部30は、図1及び図2に示すように、第1絶縁層24上に設けられた第1電極22と電気的に接続された第1配線31と、第2電極23の表面に設けられた金属膜32と、この第1配線31及び金属膜32上に設けられた第2絶縁層(応力緩和層)33と、第2絶縁層33上に形成されると共に、第1配線31と電気的に接続された第2配線34と、第2配線34上に形成された第3絶縁層35とを備えている。また、第1配線31の一部が第2絶縁層33から露出してランド部36を形成しており、このランド部36と第2配線34とが電気的に接続されている。さらに、第2配線34上にはバンプ(外部接続端子)37が設けられ、半導体装置16はこのバンプ37を介してプリント配線板等の外部機器Pに電気的に接続されている。また、第3絶縁層35は、第2絶縁層33上及び第2配線34上のバンプ37が形成される領域以外の領域を覆うように設けられている。
また、第1電極22は、第1配線31及び第2配線34を介してバンプ37と電気的に接続されている。また、第2電極23は、シリコン基板10の能動面10a上に設けられた下地層21上に形成されと共に、貫通孔11において一部(裏面側)が露出されている。これにより、この第2電極23は、第2電極23の裏面23aで貫通孔11の内部の導電部12の一端部12aと電気的に接続されている。また、導電部12の他端部12bは、シリコン基板10の裏面10bに設けられた配線42と電気的に接続されている。すなわち、第2電極23はシリコン基板10の裏面10bに設けられる電子素子と電気的に接続可能になっている。
第1,第2配線31,34の材料としては、金(Au)、銅(Cu)、銀(Ag)、チタン(Ti)、タングステン(W)、チタンタングステン(TiW)、窒化チタン(TiN)、ニッケル(Ni)、ニッケルバナジウム(NiV)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、パラジウム(Pd)等が挙げられる。この第1,第2配線31,34としては、上述した材料の単層構造であっても良いし、複数組み合わせて積層構造にしても良い。
また、第1,第2,第3絶縁層24,33,35は、樹脂(合成樹脂)によって形成されている。これら第1,第2,第3絶縁層24,33,35を形成するための形成材料としては、ポリイミド樹脂、シリコーン変性ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン変性エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、BCB(benzocyclobutene)及びPBO(polybenzoxazole)等、絶縁性がある材料であれば良い。
なお、第1絶縁層24は、酸化珪素(SiO)、窒化珪素(Si)等の絶縁性材料によって形成されていても良い。
また、金属膜32の材料は、第1,第2配線31,34と同一の材料であることが好ましい。金属膜32の材料としては、Au、TiW、Cu、Cr、Ni、Ti、W、NiV、Al等の金属を使用することができる。また、金属膜32は、これらの金属を積層して形成することも可能である。なお、金属膜(積層構造の場合、少なくとも1層)32は、電極よりも耐腐食性の高い材料、例えばAu、TiW、Crを用いて形成することが好ましい。これにより、電極の腐食を阻止して、電気的不良の発生を防止することが可能になるからである。
(半導体装置の裏面)
次に、半導体装置16の裏面10b側について図1,3を参照して詳細に説明する。
半導体装置16の裏面10bには、図3(a)に示すように、半導体装置16の図3中左辺及び右辺のそれぞれに沿って複数の貫通電極12が形成されている。各辺に沿って形成される複数の貫通電極12のそれぞれは一定の間隔をあけて配置されている。また、貫通電極12aから裏面10bの中央方向にずれた位置には、貫通電極12aと対となる貫通電極12bが形成されている。この貫通電極12a,12b間には後述するトリミング用インダクタ(受動素子)が形成される。
図1に示す半導体装置16の裏面10bの断面を見ると、半導体装置16の貫通孔11の壁面を含む裏面10b上には下地層14が形成されている。下地層14上には、貫通電極12の表面を露出させるようにして所定の厚みを有する絶縁層44が形成されている。この絶縁層44は絶縁層44上に形成されるインダクタ28のトリミングの際の応力等を緩衝させるための層である。絶縁層44の材料としては、誘電体であるポリイミド樹脂、又はエポキシ樹脂等が用いられる。また、絶縁層44の側面44aはシリコン基板10の裏面10bに対して所定の傾斜角度(0度<θ<90度)で形成されている。これにより、貫通電極12から絶縁層44上にインダクタ28の配線を延在させて形成する際の断線等を防止することができる。
各インダクタ28の中心部、及びインダクタ28,28間には、絶縁層44の厚み方向に貫通するビア21が形成されている。各ビア21には、インダクタ28の配線材料と同じ材料が充填され、ビア21の上部及び下部に形成される配線が電気的に接続される。
次に、本実施形態のトリミング用のインダクタの構造について説明する。
絶縁層44上の貫通電極12a,12b間には、図1及び図3(a),(b)に示すように、インダクタ28a,28b,28cが形成されている。インダクタ28a,28b,28cは、配線を周回させてスパイラル(螺旋)状に形成され、本実施形態ではインダクタ28a,28b,28cが直列に接続されている。このとき、インダクタ28aの配線の一端部は貫通電極12aに電気的に接続されると共に、インダクタ28aの内側方向に周回する配線の他端部(中心部)はビア21oの上面に電気的に接続されている。インダクタ28の配線材料としては、金(Au)、銅(Cu)、銀(Ag)、チタン(Ti)、タングステン(W)、チタンタングステン(TiW)、窒化チタン(TiN)、ニッケル(Ni)、ニッケルバナジウム(NiV)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、パラジウム(Pd)等の単層材料、又はこれらを複数組み合わせた積層構造の材料により形成される。
ビア21o,21a間の絶縁層44と下地層14との層間には、図1,3に示すように、中継配線50aが延設され、ビア21oとインダクタ28a,28b間のビア21aとが中継配線50aを介して電気的に接続されている。これにより、インダクタ28aとインダクタ28bとが直列に電気的に接続される。
同様にして、インダクタ28bとインダクタ28cとが中継配線50bを介して直列に電気的に接続される。このようにして、3個のインダクタ28aとインダクタ28bとインダクタ28cとが直列に電気的に接続される。
また、インダクタ28a,28b間のビア21a、インダクタ28b,28c間のビア21b、及びインダクタ28cの図2(b)中右側のビア21oと、貫通電極12bとの間には、引き廻し配線52(52a,52b,52c)が形成されている。これにより、トリミングの際に引き廻し配線52を切断又は接合することで、貫通電極12a,12b間に接続されるインダクタ28の個数を調整することができるようになっている。
また、インダクタ28の形成方法としては、例えば、周知のスパッタ法、フォトリソグラフィー法及び電解めっき法や、フォトリソグラフィー法及びエッチング法により絶縁層44上にスパイラル状の開口パターンを形成した後、この開口パターンに液滴吐出法(インクジェット法)により導電性の液体を塗布して形成する方法が挙げられる。その他の中継配線50、及び引き廻し配線52もインダクタ28と同様の方法により形成することができる。
(トリミング装置)
次に、上述したトリミング構造を有する半導体装置16をトリミングするトリミング装置について説明する。
図4は、トリミング装置72の機能ブロック図である。
トリミング装置72は、図4に示すように、計測装置60と、制御装置62と、レーザー装置64とを備えている。
計測装置60は、インダクタンス値の電気的特性を測定するための導体からなる一対のプローブを有している。インダクタンス値の測定の際には、一対のプローブを貫通電極12a,12bに当設させて、複数のインダクタ28のインダクタンス値を計測する。
制御装置62は、コンピュータを備えており、一対のプローブと電気的に接続されている。制御装置62は、プローブから供給されたインダクタンス値と、予め設定した設定値と計測値(電気的特性)とを比較し、測定値が許容値の範囲外の場合には、設定値の許容値の範囲内に収まるような補正値を算出する。また、制御装置62にはメモリ(図示省略)が内蔵されており、このメモリには上記補正値に対応した「配線位置」及び「命令」のデータが格納されている。ここで、「配線位置」とは半導体装置16の裏面10bに設定したX軸,Y軸からなる平面上の「配線位置L1〜L5」(図5参照)であり、「命令」とはインダクタ28の「配線位置L1〜L5」の配線及び引き廻し配線52を「接続」するか、又は「切断」するかである。
レーザー装置64は、制御装置62と電気的に接続され、計測装置60から供給された補正値に基づいて半導体装置16のトリミング用のインダクタ28にレーザーLを照射し、インダクタンス値をトリミングする。レーザーLの種類としては、COレーザー、YAGレーザー等の固体レーザー光や、超短パルスレーザーであるフェムト秒レーザーが好適に用いられる。トリミングの際には、インダクタ28の配線の材料、又は配線の切断面の品質等によって、上記レーザー光の種類の中から最適なものを選択することが好ましい。
(トリミング方法)
次に、フリップチップ実装された半導体装置16を上記トリミング装置72を用いてトリミングする方法について図5を参照して説明する。
図5は、半導体装置16の裏面10bに形成されたトリミング用インダクタ28を拡大した図である。なお、図5中に示す破線L1〜L5は、トリミングのためにレーザーLにより切断又は接続する配線の位置を示す。
本実施形態では、例えば3個のインダクタ28が直列接続(インダクタ28a+インダクタ28b+インダクタ28c)された状態におけるインダクタ28のインダクタンス値を基準とする。そのため、予め、引き廻し配線52aの配線位置L1及び引き廻し配線52bの配線位置L2を切断する。インダクタ28の配線の切断は、インダクタ28の形成の際に配線に切断部をパターニングすることにより形成しても良いし、インダクタ28を形成した後にレーザー光等により切断部を形成しても良い。
まず、半導体装置16の能動面10aを下側に向けて、半導体装置16の能動面10aをフレーム(支持部材,図示省略)に対向させてフリップチップ実装する。フリップチップ実装後、半導体装置16の裏面10bを上側に向けた状態で、半導体装置16の裏面10bに形成されたインダクタ28a,28b,28cのインダクタンス値を計測する。インダクタ28の計測は、計測装置60の一対のプローブを貫通電極12a,12b間に当接させて行う。
制御装置62は、計測装置60から供給された計測値(インダクタンス値)を、予め設定されたインダクタ28の設定値(インダクタンス値)と比較する。そして、計測した計測値が予め設定した設定値よりも大きい場合には、インダクタンス値を小さくすることにより、インダクタンス値を設定値に近接させる。つまり、直列接続された3個のインダクタ28を、2個の直列接続されたインダクタ28又は1個のインダクタ28に減らすことによりインダクタンス値を設定値に近接させる。
そこで、制御装置62は、測定値のインダクタンス値と設定値のインダクタンス値との差からインダクタ単位の補正値を算出し、メモリに格納された補正値に対応する「配線位置」及び「命令」を読み出す。例えば、2個のインダクタ28対応したインダクタンス値を減らす場合には、「配線位置」及び「命令」としては「配線位置L1」が「接続」、及び「配線位置L4」が「切断」となる。
次に、制御装置62は、算出した「配線位置」と「命令」とをレーザー装置64に供給する。レーザー装置64は、供給された「配線位置」と「命令」とに基づいて、インダクタ28bの配線位置L4に移動し、レーザーLを照射する。このレーザーLの照射により、インダクタ28bの配線位置L4においてインダクタ28bの配線が切断される。続けて、レーザー装置64は引き廻し配線52aの配線位置L1に移動する。ここでは、引き廻し配線52aの配線位置L1は予め切断されているため、引き廻し配線52aの切断部を電気的に接続する必要がある。
引き廻し配線52aの切断部を接続する方法としては、熱CVD法、光CVD法による接続方法を適用することができる。具体的には、まず、配線材料の原料ガス中に半導体装置16を設置し、引き廻し配線52aの配線位置L1(切断部)にレーザーLを照射する。すると、熱分解や光分解によって、引き廻し配線52aの配線位置L1に膜が堆積し、引き廻し配線52aの配線位置L1の切断部が電気的に接続される。これにより、貫通電極12a,12b間に直列接続された3個のインダクタ28a,28b,28cを、貫通電極12a,12b間に1個のインダクタ28aのみを接続させることができる。
また、引き廻し配線52の切断部を接続する方法としては、他の方法を採用することも可能である。具体的には、切断された引き廻し配線52の切断部に、配線材料となる例えば金コロイドを混入した液体を塗布し、塗布した液体にレーザーLを配線形状に合わせて照射する。これにより、金コロイドが配線に合わせて凝集することで、切断された引き廻し配線の切断部が電気的に接続する。
次に、レーザーLによるトリミング終了後、再度、計測装置60のプローブにより計測を行う。この測定により、インダクタ28の計測値(インダクタンス値)が設定値の許容範囲の場合には、トリミングを終了する。一方、計測値が設定値の許容範囲外の場合には、上述したようなトリミング動作を繰り返し行い、再度、インダクタンス値をトリミングする。
以上の工程を繰り返すことにより、半導体装置16のインダクタンス値をトリミングする。なお、上記実施形態では、3個のインダクタ28を直列に接続した場合について説明したが、インダクタ28の個数は3個のインダクタ28に限定されることはない。また、トリミング用のインダクタ28を貫通電極12a,12b間にのみ形成した例を説明したが、他の複数の貫通電極12,12間にトリミング用のインダクタ28を形成することも可能である。
また、1個のインダクタ28cを減らして2つのインダクタ28a,28bを残す場合には、上述した方法により、図5に示すように、インダクタ28bの配線位置L5を切断し、引き廻し配線52aの配線位置L1の切断部を接続する。これにより、2個のインダクタ28aとインダクタ28bとが直列接続された状態となり、インダクタ単位でのトリミングをすることができる。
本実施形態によれば、貫通電極12を介して半導体装置16の裏面にインダクタ28を形成する。そのため、半導体装置16の下方に配置されたフレーム等の基板に、半導体装置16の能動面10aを下向きにしてフリップチップ実装すると、インダクタ28が形成された裏面10b側が上向きとなる。これにより、フリップチップ実装後に、インダクタ28が形成された裏面10bを上向きとした状態で、モジュール(最終段階)としての電気的特性を確認しながら、裏面10b側のインダクタ28に対してトリミングすることが可能となる。
また、本実施形態によれば、半導体装置16の裏面10bに形成されたインダクタ28を切断又は接続することにより、インダクタ28のトリミングを行う。そのため、インダクタンス値を調整するために異なるインダクタンス値のインダクタ28を人為的に取替える作業が必要となり、低コスト化及び時間短縮を図ることができる。
また、インダクタ28を半導体装置16の裏面10bに形成するため、半導体装置16の能動面10aのスペースがあき、その分、他のインダクタ28等を半導体装置16の能動面10aに形成することができ、モジュールの更なる小型化が可能となる。
さらに、半導体装置16の裏面10bにインダクタ28を形成するため、半導体装置16の能動面10aに形成される半導体素子への電磁気的な影響を抑制することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本実施形態について図1,図3,図6を参照して説明する。
上記実施形態では、半導体装置16の裏面10bに貫通電極12を介してトリミング用のインダクタ28を形成していた。これに対し、本実施形態では、半導体装置16の裏面10bに貫通電極12を介してトリミング用のインダクタに加えて、トリミング用の抵抗を形成する点において異なる。なお、半導体装置16の基本構成、トリミング装置72、及びトリミング方法は、上記第1実施形態と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6は、半導体装置16の概略構成を示す断面図である。
図6に示すように、半導体装置16の裏面10bには、応力緩衝層として機能する絶縁層44が形成され、絶縁層44上には上述したように、スパイラル状のAu等の金属からなる配線27が形成されている。そして、本実施形態において絶縁層44と配線27との間には、配線27と同じスパイラル状のパターンを有する抵抗層26が、配線27に重畳して形成されている。つまり、本実施形態においてインダクタ28は、Auからなる配線27と、チタンタングステンからなる抵抗層26との2層構造から構成されている。抵抗層26は例えばチタンタングステンからなり、配線よりも抵抗値の高い材料が用いられる。なお、抵抗層26の材料は、チタンタングステンに限定されることはなく、配線27の抵抗値よりも高くなるような材料であれば良い。
次に、半導体装置16の抵抗のトリミングを行う方法について説明する。
まず、フリップチップ実装した上記半導体装置16をトリミング装置72に設置する。そして、半導体装置16の裏面10bを上側に向けた状態で、半導体装置16の裏面10bの抵抗値(Q値)を計測する。測定した測定値と、予め設定した設定値とを比較した結果、半導体装置16の抵抗値を大きくする場合には、配線27の一部をフォトリソグラフィー処理、エッチング処理して除去する。このとき、エッチング時間及びエッチング領域等を制御することにより、配線27のエッチング量を調整する。このエッチング処理により、インダクタ28の上層の配線27の一部を切断すると共に、配線27の切断した切断部の下層に形成された抵抗層26を露出させる。
本実施形態によれば、配線27の切断部においては、電流が抵抗層26のみを通過するため、インダクタ28の配線27の切断部における抵抗値を上げることができる。このように、インダクタ28の配線27の切断部のエッチング量、又は切断部を複数形成することにより、半導体装置16のインダクタ28の抵抗値をトリミングすることができる。
[第3の実施の形態]
次に、本実施形態について図1,図3,図7を参照して説明する。
上記実施形態では、半導体装置16の裏面10bに貫通電極12を介してトリミング用の複数のインダクタ28を形成し、パッケージ化後にインダクタ28のトリミングを行っていた。これに対し、本実施形態では、半導体装置16の裏面10bに貫通電極12を介してトリミング用のコンデンサを形成する点において異なる。なお、半導体装置16の基本構成、トリミング装置72、及びトリミング方法は、上記第1実施形態と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7は、半導体装置16の概略構成を示す断面図である。
図7に示すように、下地層14上には、インダクタ28の配線28dに対向して平行板29が形成されている。この平行板29は、インダクタ28の配線28dと同じ銅等の材料から形成される。このように、本実施形態では、インダクタ28の配線28dと、絶縁層44を介して配線28dに対向配置された平行板29とによりコンデンサ46が構成されている。なお、絶縁層44としては、上記実施形態において説明したようにポリイミド樹脂等の誘電体が用いられる。
次に、半導体装置16のコンデンサ46のトリミングを行う方法について説明する。
まず、フリップチップ実装した上記半導体装置16をトリミング装置72に設置する。そして、半導体装置16の裏面10bを上側に向けた状態で、半導体装置16の裏面10bのコンデンサ46を計測する。測定した測定値と、予め設定した設定値とを比較した結果、半導体装置16の静電容量(キャパシタ値)を小さくする場合には、配線27の一部をフォトリソグラフィー処理、エッチング処理する。このとき、エッチング時間及びエッチング領域等を制御することにより、配線27のエッチング量を調整することができる。このエッチング処理により、インダクタ28の配線28aの一部を除去することで配線28aの面積が小さくなり、これに比例してコンデンサ46の静電容量が小さくなる。
本実施形態によれば、インダクタ28の配線28aの面積をトリミングすることにより、コンデンサ46の静電容量(キャパシタ値)を制御することができる。
なお、インダクタ28の配線に対向する平行板29の面積を調整することにより、コンデンサ46の静電容量を制御することも可能である。
[第4の実施の形態]
次に、本実施形態について図1,図8を参照して説明する。
上記実施形態では、トリミングをインダクタ単位で行っていた。これに対し、本実施形態では、インダクタ28を形成する配線の途中に引き廻し配線52を形成し、より細かい単位でトリミングを行う点において異なる。なお、半導体装置16の基本構成は、上記第1実施形態と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8は、半導体装置16の裏面10bに形成されたトリミング用の複数のインダクタ28の拡大模式図である。
図8に示すように、半導体装置16の裏面10bには、複数のインダクタ28が形成されている(一部省略)。各インダクタ28は、配線を周回させてスパイラル(螺旋)状に形成されている。インダクタ28の配線位置L6の直下の絶縁層44には、絶縁層44の厚さ方向に貫通するビア21dが形成されている。絶縁層44と下地層14との間には、ビア21dから貫通電極12bに延在する引き廻し配線52が形成されている。ビア21dにはインダクタ28と同じ材料の金属材料が充填されており、インダクタ28と引き廻し配線52とがビア21dを介して電気的に接続されている。
半導体装置16のインダクタ28のトリミングの際には、インダクタ28の配線位置L7をレーザーL等により切断する。これにより、インダクタ28の周回する配線の途中からインダクタ28の配線を貫通電極12bに接続するため、インダクタ28の周回数を減らすことができる。従って、本実施形態によれば、1個のインダクタ単位よりも小さい単位で、インダクタンス値をトリミングすることができる。なお、インダクタ28の周回する配線の途中に複数のビア21を形成し、それぞれのビア21と貫通電極12bと引き廻し配線52で接続することにより、さらにインダクタンス値の微調整をすることも可能である。
[第5の実施の形態]
次に、本実施形態について図9(a)〜(c)を参照して説明する。
上記実施形態では、半導体装置16にトリミング用の複数のインダクタ28を形成することで、半導体装置16にトリミング用の機能を付加した。これに対し、本実施形態では、半導体装置の機能を有しないトリミング専用のチップ部品である点において異なる。なお、トリミング用チップ部品は、上記実施形態の半導体装置の裏面10bの構成、貫通電極12の構成は同じあるため、説明を省略する。
図9(a)はトリミング用の複数のインダクタ28が形成された半導体ウエハ10を模式的に示す平面図、(b)はトリミング用チップ部品80の概略構成を示す斜視図、(c)は(b)のトリミング用チップ部品80のA−A’線に沿った断面図である。
半導体ウエハ10はシリコン材料からなり、図9(a),(b)に示すように、半導体ウエハ10の一方の面にはダイシング前の複数のトリミング用チップ部品80が形成されている。本実施形態において、半導体ウエハ10の他方の面10bには半導体素子は形成されていない。
トリミング用チップ部品80は、図9(a)に示すように、半導体ウエハ10上のダイシングラインD(破線)に沿って平面視矩形状にダイシングすることにより形成されたものである。また、トリミング用チップ部品80には、厚さ方向に貫通する一対の貫通電極12a,12bが形成されている。
トリミング用チップ部品80の一方の面10aには、トリミング用の複数のインダクタ28(受動素子)が形成されている。インダクタ28は、上記実施形態と同様に、配線を周回させてスパイラル(螺旋)状に形成されたものであり、3個のインダクタ28a,28b,28cが直列接続されている。このインダクタ28aの一端部は貫通電極12aに電気的に接続されると共に、インダクタ28cの他端部(中心部)は中継配線(図示省略)を介して貫通電極12bに電気的に接続されている。なお、中継配線とインダクタの配線とは絶縁層(図示省略)を介して形成されている。
一方、トリミング用チップ部品80の他方の面10bの貫通電極12上には、他の電子部品に実装する際に用いられる電極82が形成されている。電極82は、樹脂等からなるバンプから構成されていても良い。
本実施形態によれば、トリミング用機能を備えた専用のチップ部品であるため、種々の電子部品等に実装して用いることができ、汎用性の高いトリミング機能を有する部品を提供することができる。なお、トリミング用チップ部品に形成する受動素子としては、上記実施形態で説明したように、抵抗、又はコンデンサであっても良い。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上記実施形態の半導体装置16及びトリミング用チップ部品80では、トリミング用の複数のインダクタを直列に接続したが、複数のインダクタを、図10に示すように、並列に接続することも可能である。トリミングは、「配線位置L7」及び/又は「配線位置L8」をレーザーLにより切断することにより、2個のインダクタ28の並列接続、1個の単体のインダクタ28にトリミングすることが可能である。
また、直列接続のインダクタ、並列接続のインダクタ、及び単体のインダクタのいずれかを組み合わせることによって、トリミング用インダクタ28を形成することも可能である。
半導体装置の概略構成を示す断面図である。 半導体装置の能動面側を模式的に示す平面図である。 半導体装置の裏面側を模式的に示す平面図である。 トリミング装置の機能ブロック図である。 図2の破線部に示す直列接続したトリミング用インダクタの平面図である。 第2実施形態に係るトリミング用抵抗の概略構成を示す断面図である。 第3実施形態に係るトリミング用コンデンサの概略構成を示す断面図である。 第4実施形態に係るトリミング用インダクタの概略構成を示す平面図である。 第5実施形態に係るトリミング用チップ部品の概略構成を示す図である。 並列接続したトリミング用インダクタを模式的に示す平面図である。
符号の説明
10…シリコン基板(基板)、 10a…能動面、 10b…裏面、 12…貫通電極、 80…トリミング用チップ部品

Claims (6)

  1. 基板に設けられた受動素子をトリミングする方法であって、
    前記基板の能動面に設けられた能動素子と、前記基板の厚さ方向に貫通する貫通電極と、前記基板の前記能動面とは反対側の裏面に設けられると共に、前記貫通電極を介して前記能動素子と電気的に接続された受動素子と、を有し、
    前記基板をモジュール化した後、前記受動素子の電気的特性を測定し、測定した電気的特性に基づいて、前記受動素子の配線を切断若しくは接続、又は配線の一部を除去することにより、前記受動素子の電気的特性のトリミングを行うことを特徴とするトリミング方法。
  2. 前記受動素子を複数形成し、前記複数の受動素子を直列又は並列に接続することを特徴とする請求項1に記載のトリミング方法。
  3. 前記受動素子の前記配線の切断若しくは接続、又は前記配線の一部の除去を、レーザーを用いて行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトリミング方法。
  4. 前記受動素子はインダクタ、抵抗、及びコンデンサの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のトリミング方法。
  5. 基板の能動面に設けられた能動素子と、前記基板の厚さ方向に貫通する貫通電極と、前記基板の前記能動面とは反対側の裏面に設けられると共に前記貫通電極を介して前記能動素子と電気的に接続された受動素子と、を備え、
    前記基板の前記裏面には、前記受動素子が複数設けられ、前記複数の受動素子が直列又は並列に接続されたことを特徴とする半導体装置。
  6. 半導体基板と、
    前記半導体基板の厚み方向に貫通する一対の貫通電極と、
    前記半導体基板の一方の面に形成されると共に、一端部が一方の前記貫通電極に接続され、他端部が他方の前記貫通電極に接続された受動素子と、
    を備えることを特徴とするトリミング用チップ部品。
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