JP2007093658A - オーディオ装置及びカラオケ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キー変更による音色変化の度合いを効果的に小さくすることができ、変調感及びダブリ感をユーザに与える度合いを効果的に小さくすることができるオーディオ装置等を提供する。
【解決手段】 音声データを記憶する記憶部121と、音声のキー変更を指示する操作を受け付ける操作部14と、前記記憶された音声データを再生する演奏処理と、音声信号に対して操作部14で受け付けた変更指示に従ったキーに変更するキー変更処理を施す演奏手段21を備え、音声信号をスピーカ3に出力するオーディオ装置1であって、記憶部121は、異なるキーの音声データを複数記憶し、キー変更指示の操作を操作部14で受け付けた場合に、複数の音声データの中から変更指示されたキーに最も近いキーの音声データを選択し、選択した音声データの音声信号にキー変更処理を行うように演奏手段21のキー変更処理を制御する演奏制御手段112を更に備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、演奏音声のキー変更を行うことができるオーディオ装置及びカラオケ装置に関する。
従来、演奏音声のキー変更を行うことができるオーディオ装置は広く知られている(例えば特許文献1を参照)。図5は、キー変更の処理を説明するための図である。キー変更処理では、所定時間間隔毎に演奏音声信号からフレームを切り出す。同図(a)は切り出した1フレーム分のデジタル音声信号を示す図である。
従来のオーディオ装置は、切り出したフレームを所定の長さで分割する処理(分割処理)を行う。同図(a)では点線の位置でフレームが分割される。次に、分割フレーム毎にリサンプリングする処理(リサンプリング処理)を行う。このサンプリング間隔は、高いキーに変更する場合には元の音声信号のサンプリング間隔よりも短い間隔にされ、低いキーに変更する場合には逆に元のサンプリング間隔よりも長い間隔とされる。
同図(b)は、(a)で示す音声信号に対してリサンプリング処理を行った後の音声信号を示す。ここでは、元のサンプリング間隔x1よりも長いx2をサンプリング間隔としてリサンプリングされており、元のキーよりも低いキーに変更する場合が示されている。この様にリサンプリングされた後の音声信号は元の音声信号と長さが変わってしまう。例えば、は長さが同図(b)で示すリサンプリング後の音声信号は、同図(a)で示す元の音声信号に比較して長さが長くなっている。
この様に変化したリサンプリング後の音声信号の長さを元の長さにするために、高いキーに変更する場合には長さが短くなった分だけフレーム中の所定部分の音声信号を繰り返し用いる等の処理をオーディオ装置は行う。また、低いキーに変更する場合には、時間が長くなった分だけ同図(c)で示すように分割フレームを重ね合わせて加算合成する処理(重ね合わせ処理)を行う。このようにして、リサンプリング後の音声信号の長さを元の長さに戻すことができる。
上述の様な、分割処理、リサンプリング処理及び重ね合わせ処理によって、演奏音声のキー変更を行うことができる。
特開2000−172278号公報
従来のオーディオ装置では、リサンプリング処理を行うため、リサンプリング前の音声信号と周波数特性が変わってしまう。例えば、低音方向にキーを変更する場合には、周波数成分のピークが低音域方向に移動してしまう。一方、高音方向にキーを変更する場合には、周波数成分のピークが高音域方向に移動してしまう。このため、音色がリサンプリング前の音色と異なってしまう。
また、従来のオーディオ装置では、重ね合わせ処理を行うため、分割フレームの重ね合わせた部分同士が逆位相になる場合がある。この場合には、分割フレーム同士の加算合成後には、この逆位相部分の音声がなくなる。このことは、リスナに変調感を与えてしまうことになる。これに対して、重ね合わせた部分同士が同位相であるため、加算合成後には同位相部分のレベルが大きくなりすぎる場合がある。この場合には、リスナにダブリ感を感じさせることになってしまう。
上述したような問題は、キー変更の度合いが大きい程顕著になる。キー変更の度合いが大きい程、リサンプリングによる周波数特性の変化度合いが大きくなるとともに、重ね合わせ部分の長さが長くなるからである。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、キー変更による音色変化の度合いを効果的に小さくすることができるとともに、変調感及びダブリ感をユーザに与える度合いを効果的に小さくすることができるオーディオ装置及びカラオケ装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明では以下の手段を採用している。
(1)本発明は、音声データを記憶する記憶部と、音声のキー設定の変更を指示する操作を受け付ける操作部14,1Aから操作信号を入力する操作信号入力手段と、記憶部で記憶された音声データを再生する演奏処理を行うとともに、この再生した音声信号に対して前記操作部で受け付けた変更指示に従ったキーに変更するキー変更処理を施す演奏手段を備え、この音声信号をスピーカに出力するオーディオ装置であって、前記記憶部は、異なるキーの音声データを複数記憶し、キー変更の指示の操作を前記操作部で受け付けた場合に、前記記憶部に記憶される複数の音声データの中から前記変更指示されたキーに最も近いキーの音声データを選択し、選択した音声データの音声信号に対してキー変更処理を行うように前記演奏手段のキー変更処理を制御する演奏制御手段を更に備えた、ことを特徴とする。
上記構成によれば、キー変更の指示の操作が操作部によって受け付けられる。ここで、記憶部には、異なるキーの音声データが複数記憶される。操作部で変更指示を受け付けたキーに最も近いキーの音声データが、演奏制御手段によって記憶部に記憶される複数の音声データの中から選択される。演奏手段では、音声データを再生する演奏処理が行われる。この演奏手段での演奏処理は、記憶部に記憶される複数の音声データ全てに対して行っても、演奏制御手段で選択した音声データのみに対して行ってもよい。
そして、キー変更の指示の操作を操作部で受け付けた場合に、演奏制御手段によって、記憶部に記憶される複数の音声データの中から変更指示されたキーに最も近いキーの音声データが選択される。そして、選択した音声データの音声信号に対してキー変更処理を行うように演奏手段のキー変更処理が制御される。この様に、複数の音声データのうち変更指示されたキーに最も近いキーの音声データが選択され、この音声データの音声信号に対してキー変更の処理が行われる。
このため、単一の音声データの音声信号を常に用いてキー変更を行う構成に比較して、音声信号の元のキーからのキー変更の度合いを小さく抑えることが可能となる。これによって、キー変更による音色変化の度合いを効果的に小さくすることができるとともに、変調感及びダブリ感をユーザに与える度合いを効果的に小さくすることが可能となる。
(2)本発明は、上述したオーディオ装置を適用したカラオケ装置であって、前記記憶部は、前記音声データとしてカラオケ楽曲データを記憶し、複数のカラオケ楽曲データのうち1のデータはこのカラオケ楽曲のオリジナルキーのデータであるとともに、他のデータはオリジナルキーより所定分だけ高い乃至は低いキーの音声データである、ことを特徴とするカラオケ装置である。
上記構成によれば、カラオケ装置において、通常は(キー変更前は)オリジナルキーのカラオケ楽曲データが演奏手段によって演奏処理され、この演奏処理による音声信号がスピーカに入力される。一方、キー変更の指示を受け付けた場合には、変更指示のあったキーに最も近いキーのカラオケ楽曲データが演奏制御手段で選択される。そして、この選択されたカラオケ楽曲データが演奏手段によって再生され、この再生された音声信号対してキー変更処理が行われた後にスピーカに入力される。
本発明によれば、複数の音声データのうち変更指示されたキーに最も近いキーの音声データが選択され、この音声データの音声信号に対してキー変更の処理が行われる。このため、単一の音声データの音声信号を常に用いてキー変更を行う構成に比較して、音声信号の元のキーからのキー変更の度合いを小さく抑えることができる。これによって、キー変更による音色変化の度合いを効果的に小さくすることができるとともに、変調感及びダブリ感をユーザに与える度合いを効果的に小さくすることができる。
以下に図1〜図5を用いて、本発明をカラオケ装置1に適用した一実施形態を説明する。カラオケ装置1は、カラオケ楽カラオケ楽曲データD1を記憶し、このカラオケ楽カラオケ楽曲データD1を用いてカラオケ楽曲の演奏を行うとともに、ユーザからの操作に基づいて演奏曲のキーを変更することができる。
カラオケ楽曲データD1は、MP3(MPEGaudio layer 3)の形式で圧縮されたデジタルオーディオデータであり、複数のトラックから構成されている。この複数のトラックは、キーの異なる3つの楽曲データdが記憶される3つの楽曲トラックと、歌詞データを記憶する歌詞トラックである。
楽曲データdは、例えば1/75secの時間長のフレーム(セクタ)に分割された1曲分のオーディオデータであり、各フレームの先頭にはタイムコードを含むヘッダを含む。3つの楽曲データdは、オリジナルーの楽曲データd(以下、オリジナルキーデータd1と記載する)、オリジナルキーより所定分(3半音分)だけキーの高い楽曲データd(以下、高音キーデータd2と記載する)及びオリジナルキーより所定分(3半音分)だけキーの低い楽曲データd(以下、低音キーデータd3と記載する)である。
そして、本実施形態では、カラオケ装置1は、ユーザのキー変更を指示する操作を受け付けた場合に、上述の楽曲データd1〜d3のうちこの変更指示のあったキーに最も近いキーの楽曲データdを選択する。そして、カラオケ装置1は、選択した楽曲データdを音声信号に変換する演奏処理を行い、この音声信号に対してキー変更のための処理を施す。
これによって、オリジナルキーデータd1を常に用いてキー変更を行うのに比較して、音声信号の元のキーからのキー変更の度合いを小さく抑えることができる。このため、キー変更による音色変化の度合いを効果的に小さくすることができるとともに、変調感及びダブリ感をユーザに与える度合いを効果的に小さくすることができる。
図1は、本発明の実施形態にかかるカラオケ装置1の構成を示すブロック図である。カラオケ装置1は、マイクロフォン2、スピーカ3及びモニタ4が接続されている。また、カラオケ装置1は、装置全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)11と、図略のバスやコネクタを介してこれに接続された各種機器で構成されている。
CPU11には、ハードディスク(以下、「HDD」と記載する)12、RAM(Random Access Memory)13が接続されるとともに、操作部14、赤外線受光部15、演奏処理部21、A/D(analog/digital)コンバータ22、ミキサ23、D/A(digital/analog)コンバータ24及びアンプ25が接続されている。これらの機器によってカラオケ曲の演奏やこの演奏曲のキー変更及び演奏曲への歌唱音声のミキシングが行われる。
HDD12は、カラオケ曲の演奏を行うための演奏プログラム等のプログラムを記憶するとともに、このプログラムの実行に必要なデータを記憶する。HDD12は、曲データ記憶部121及び映像データ記憶部122を機能的に備える。曲データ記憶部121は、カラオケ曲を演奏するためのカラオケ楽曲データD1を記憶する領域である。このカラオケ楽曲データD1には、上述したオリジナルキーデータd1、高音キーデータd2及び低音キーデータd3を含むとともに、歌詞データd4を含む。
歌詞データd4には、歌詞の表示、色換え、消去を示すイベントデータとともに、このイベントデータを処理するタイミングを規定するタイミングデータが含まれている。映像データ記憶部122は、モニタ4に表示するための背景画像の映像データ(背景映像データ)D2などを記憶する領域である。RAM13は、CPU11の作業領域であり、HDD12からプログラムや曲データ及び背景映像データを読み出すエリアが設定されている。
操作部14は、例えば、パネルスイッチ群等からなり、利用者からの操作を受け付けて操作内容を示す操作信号をCPU11(後述の操作入力処理部111)に入力する。また、赤外線受光部15は、本カラオケ装置1の付属のリモートコントローラ(リモコン)1Aの出力した操作内容を示す赤外光を操作信号として受信する。赤外線受光部15は、受信した操作信号をCPU11(後述の操作入力処理部111)に入力する。
上述した操作部14やリモコン1Aを用いての操作には、例えばカラオケ楽曲を識別する曲番号を入力して演奏予約するカラオケ楽曲を選択するための操作や、演奏されるカラオケ楽曲のキー変更の指示を入力するためのキーコン操作等がある。
図2を参照して、操作部14は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなるキー表示部201と、キーアップボタン202及びキーダウンボタン203を備える。上述したキー変更の指示は、キーアップボタン202やキーダウンボタン203を用いて入力される。具体的には、キーアップボタン202をユーザが指等で押下した回数に応じてオリジナルキーから高音方向にキーが変更される。また、キーダウンボタン203をユーザが指等で押下した回数に応じてオリジナルキーから低音方向にキーが変更される。
例えば、キーアップボタン202を1回押下すると「+1」となり、キーダウンボタン203を一回押下すると「−1」となる。「+1」でオリジナルキーより半音分キーが高くなり、「−1」でオリジナルキーよりも半音分キーが低くなる。また、キーアップボタン202及びキーダウンボタン203を同時に押下すると、キー設定はオリジナルキーに復帰される。そして、オリジナルキーからのキーの変更量(例えば、「−1」や「+1」等)はキー表示部201に表示される。
図1に戻って、演奏処理部21は、例えばDSP(Digital Signal Processor)等で実現される。演奏処理部21は、データd1〜d3のうち1の楽曲データdがCPU11(後述の演奏制御部112)から入力される。演奏処理部21は入力した楽曲データdをデコードして音声信号とする処理を行う。
また、演奏処理部21はCPU11(後述の操作入力処理部111)からキーの変更量が通知される。演奏処理部21は、伸長した音声信号に対して通知されたキーの変更量でキーを変更する処理(キー変更処理)を行う。このキー変更処理は、図5で示した分割処理、リサンプリング処理及び重ね合わせ処理等である。これによって、ユーザ所望のキーでカラオケ演奏を行うことができる。
A/Dコンバータ22は、マイクロフォン2によって入力された、歌唱者の歌唱音声信号をデジタル信号に変換しミキサ23に出力する。
ミキサ23は、演奏処理部21からカラオケ楽曲の音声信号を入力するとともに、マイクロフォン2−A/Dコンバータ22を介して歌唱者の歌唱音声信号を入力する。ミキサ23はこれらのカラオケ楽曲の音声信号及び歌唱音声信号に対してエコーなどの効果を付与するとともに、これらの信号を適当なバランスでミキシングする。ミキサ23は、ミキシングしたデジタルの音声信号をD/Aコンバータ24に入力する。ミキサ23が各音声信号に付与する効果およびミキシングのバランスはCPU11によって制御される。 D/Aコンバータ24は、入力したデジタル音声信号をアナログ信号に変換してアンプ25に入力する。アンプ25は、入力した音声信号を増幅してスピーカ3に入力する。これによって、スピーカから歌唱音声が放音されるとともに、ユーザ所望のキーでカラオケ楽曲が放音される。
また、CPU11には、MPEGデコーダ31、合成回路32が接続されており、これらの機器によってモニタ4に歌詞テロップが合成された背景画像が表示される。
MPEGデコーダ31は、入力されたMPEGデータをNTSC(National Television System Committee)の映像信号に変換して合成回路32に入力するものである。例えば、MPEGデコーダ31は、CPU11(後述の背景映像再生処理部114)から入力される、MPEG2形式にエンコードされた背景映像データの信号変換を行う。MPEGデコーダ31は、この変換後の信号を合成回路32に出力する。
合成回路32は、MPEGデコーダ31から出力された背景映像の映像信号に歌詞テロップなどのOSD(On Screen Display)を合成する回路である。モニタ4は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや、LCD(LiquidCrystal Display)等であり、合成回路32から出力された画像を表示する。
CPU11には、更に通信部33が接続されている。通信部33は例えばLAN(Local AreaNetwork)やインターネット等の広域ネットワークを介して通信を行うためのインタフェース回路である。
CPU11は、プログラムの実行によって、操作入力処理部111、演奏制御部112、歌詞シーケンサ113、背景映像再生処理部114及び通信処理部115を機能的に含む。
操作入力処理部111は、操作部14から入力された操作信号に従った処理を実行する。例えば、ユーザが演奏予約曲として選択したカラオケ曲の曲番号を示す操作信号を入力した場合には、この曲番号を演奏制御部112に通知する。そして、キーの変更を示す操作信号を入力した場合には、操作入力処理部111は、変更後のキー設定を演奏制御部112に通知するとともにキーの変更量を演奏処理部21に通知する。この通知を受けた演奏制御部112及び演奏処理部21の動作については、詳しくは後述する。
演奏制御部112は、操作入力処理部111から通知された曲番号に応じたカラオケ楽曲データD1を読み出す。すなわち、演奏制御部112は、演奏開始前に歌詞トラックの歌詞データを読み出してRAM13に格納させる。
演奏制御部112は、楽曲データdをHDD12からフレーム毎に順次読み出して、デコード処理部211に入力する。これとともに、演奏制御部112は、歌詞データD11のタイミングデータに合わせてイベントデータの読み出しを歌詞シーケンサ113に指示する。
ここで、演奏制御部112は、通常(変更後のキー設定が通知されていないとき)は、オリジナルキーデータd1を読み出す。一方、変更後のキー設定が通知されたとき、曲番号の示すカラオケ楽曲データD1に含まれる楽曲データd1〜d3のうち、この変更指示のあったキーに最も近いキーのデータを読み出す。
例えば、キーが「+2」より高く変更された場合には、オリジナルキーデータd1よりも高音キーデータd2の方が変更キーに近くなるため、この高音キーデータd2が読み出される。一方、「−2」より低く変更された場合には、オリジナルキーデータd1よりも低音キーデータd3の方が変更キーに近くなるため、この低音キーデータd3が読み出される。
そして、カラオケ楽曲の演奏開始前に変更後のキー設定の通知がある場合には、演奏開始当初から、演奏制御部112は変更指示されたキーに最も近い楽曲データdを読み出す。一方、曲途中に変更後のキー設定の通知があり演奏処理部21に入力する楽曲データdを換える場合には、演奏制御部112は、現在演奏処理部21で演奏処理を行っているフレームの次のフレームから、楽曲データd1〜d3のうち読み出すデータを変更して演奏処理部21に入力する。
ここで、楽曲データd1〜d3は、並列するフレームのヘッダには同じタイムコードが含まれている。このため、演奏処理部21で処理を行っているフレームの次フレームと同じタイムコードのフレームを読み出すことで、次フレームの演奏位置と同期した演奏位置のフレームを読み出すことができる。これによって、読み出す楽曲データdを変更しても、カラオケ楽曲の演奏の流れに影響を与えることがない。
そして、演奏制御部113は、読み出したデータを演奏処理部21に入力する。演奏処理部21では、上述したように、入力した楽曲データdを音声信号に変換し、変換した音声信号に対して通知された内容でキー変更を行う処理を実行する。ここで、演奏制御部112から入力される楽曲データdは、上述したように、変更指示されたキーに最も近い楽曲データdである。
このため、最も変更指示されたキーに近いキーの楽曲データdの音声信号に対してキー変更処理が実行されることになり、オリジナルキーの楽曲データd1の音声信号を常に用いてキー変更を行うよりもキー変更の度合いを小さく抑えることができる。これによって、キー変更処理による音色変化の度合い及び変調感やダブり感の度合いを小さくすることができる。
歌詞シーケンサ113は、演奏制御部112から歌詞データの読み出しの指示があったときに、カラオケ楽曲データD1における歌詞データd4をRAM13から順次読み出す。歌詞シーケンサ113は、読み出した歌詞データd4に含まれるタイミングデータに合わせてイベントデータを処理することで歌詞パターンを生成し、合成回路32に入力する。
このタイミングデータは、楽曲データd1〜d3に含まれるタイミングデータでカラオケ楽曲の演奏が行われた場合に、この演奏位置に対応した歌詞が表示されるように設定されている。また、演奏後の部分の歌詞が色変えされるようになっている。これによって、歌詞をカラオケ楽曲の演奏に同期させてモニタ4に表示させることができるとともに、この演奏に同期させて歌詞パターンの色変えを行うことができる。
背景映像再生部33は、例えば、演奏制御部112からの指示に応じて、選択されたカラオケ曲に対応した背景映像データD2を順次読み出して、合成回路32に出力する。通信処理部115は、通信部33を用いて通信を行う。具体的には、通信処理部115は、カラオケ楽曲データD1を配信するセンタサーバからカラオケ楽曲データD1のダウンロードを行って、HDD12に記憶させる。
図3は、図2で示す演奏制御部112が実行する楽曲データの変更処理を示すフローチャートである。まず、演奏制御部112は変更後のキー設定が通知されたかどうかを、通知されたと判断するまで所定時間間隔毎に繰り返し判断する(S1)。変更後のキー設定が通知されたと判断した場合には(S1でYES)、演奏制御部112は変更後のキー設定と最も近いキーの楽曲データdがどれかを判断する(S2)。
この後、演奏制御部112は、現在読み出している楽曲データdが変更後のキー設定と最も近いキーの楽曲データdであるかを判断する(S3)。現在読み出している楽曲データdが変更後のキー設定と最も近いキーの楽曲データdではないと判断した場合には(S3でNO)、この後、演奏制御部112は本処理をステップS1に戻す。このため、演奏制御部112は現在読み出している楽曲データdの読み出しを継続することになる。
一方、現在読み出している楽曲データdが変更後のキー設定と最も近いキーの楽曲データdであると判断した場合には(S3でNO)、演奏制御部112は、変更後のキー設定と最も近いキーの楽曲データdへ読み出す楽曲データdを変更する(S4)。この後、演奏制御部112は本処理をステップS1に戻す。
図4は、図2で示す操作入力処理部111が実行するキー変更のための処理を示すフローチャートである。本処理は、上述したカラオケ楽曲の演奏処理と並列に実行される。まず、操作入力処理部111は、キー設定の変更指示が入力されたかを、入力されたと判断するまで所定時間間隔毎に繰り返し判断する(S11)。
キー設定の変更指示が入力されたと判断した場合に(S11でYES)、操作入力処理部111はキー設定の変更指示に従ったキー設定を演奏制御部112に通知する(S12)。この後、演奏制御部112は、キー設定の変更指示に従った現在のキー設定からの変更量を演奏処理部21に設定する(S13)。この後、操作入力処理部111は、本処理をステップS11に戻す。
上述したように、本実施形態では、カラオケ楽曲データD1には、オリジナルキーの楽曲データd1の他に異なるキーの楽曲データd2,d3が記憶されている。ユーザから操作部14でキー変更を指示する操作を受け付けた場合に、この変更指示されたキーに最も近い楽曲データdが選択され、読み出される。そして、この楽曲データdの音声信号に対してキー変更の処理が行われる。このキー変更処理後の音声信号がスピーカ3に入力される。
この様に、変更指示されたキーに最も近い楽曲データdの音声信号に対してキー変更の処理を行うため、オリジナルキーデータd1のみを常に用いてキー変更を行う構成に比較して、元のキーからのキー変更の度合いを小さくすることができる。これによって、キー変更による音色変化の度合いを効果的に小さくすることができるとともに、変調感及びダブリ感をユーザに与える度合いを効果的に小さくすることができる。
本実施形態は、以下の変形例を採用することができる。
(1)本実施形態では、操作部14でキー変更の指示を受け付けたときに、この変更指示されたキーに最も近い楽曲データdが選択されて、この選択された楽曲データdに対して演奏処理部21で演奏処理及びキー変更処理が行われる。本発明はこれに限定されず、例えば、楽曲データd1〜d3全てを同期させて、演奏処理部21で演奏処理が行われてもよい。そして、演奏制御部112が選択した楽曲データdの音声信号に対してのみ演奏処理部21でキー変更処理が施され、ミキサ23に出力される構成であってもよい。この構成でも、本実施形態と同様の効果を奏する。
(2)なお、曲データに含まれる楽曲データdの数は3つに限定されず、2つであってもまた3つより多くてもよい。
(3)なお、本発明はカラオケ装置に適用されるのに限定されない。本発明は、キー変更を行う機能を備えたオーディオ機器であれば適用することができる。
本発明の実施形態にかかるカラオケ装置の構成を示すブロック図である。 操作部及びリモコンのキー変更の指示を入力する部分の外観構成を示す図である。 図2で示す演奏制御部が実行する楽曲データの変更処理を示すフローチャートである。 図2で示す操作入力処理部が実行するキー変更のための処理を示すフローチャートである。 キー変更の処理を説明するための図である。
符号の説明
1−カラオケ装置(オーディオ装置) 1A−リモコン(操作部) 3−スピーカ 14−操作部 21−演奏処理部(演奏手段) 111−操作入力処理部(操作信号入力手段) 112−演奏制御部(演奏制御手段) 113−演奏制御部(演奏制御手段) 121−曲データ記憶部(記憶部) d(d1〜d3)−カラオケ楽曲データ d1−オリジナルキーデータ d2−高音キーデータ d3−低音キーデータ

Claims (2)

  1. 音声データを記憶する記憶部と、音声のキー設定の変更を指示する操作を受け付ける操作部から操作信号を入力する操作信号入力手段と、前記記憶部で記憶された音声データを再生する演奏処理を行うとともに、この再生した音声信号に対して前記操作部で受け付けた変更指示に従ったキーに変更するキー変更処理を施す演奏手段を備え、この音声信号をスピーカに出力するオーディオ装置であって、
    前記記憶部は、異なるキーの音声データを複数記憶し、
    キー変更の指示の操作を前記操作部で受け付けた場合に、前記記憶部に記憶される複数の音声データの中から前記変更指示されたキーに最も近いキーの音声データを選択し、選択した音声データの音声信号に対してキー変更処理を行うように前記演奏手段のキー変更処理を制御する演奏制御手段を更に備えた、
    ことを特徴とするオーディオ装置。
  2. 請求項1に記載のオーディオ装置を適用したカラオケ装置であって、
    前記記憶部は、前記音声データとしてカラオケ楽曲データを記憶し、
    複数のカラオケ楽曲データのうち1のデータはこのカラオケ楽曲のオリジナルキーのデータであるとともに、他のデータはオリジナルキーより所定分だけ高い乃至は低いキーの音声データである、
    ことを特徴とするカラオケ装置。
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