JP2007091182A - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】構成が簡単でモータ負荷電流の影響や角度情報も考慮にいれたデッドタイム補償を用いることにより、モータ電圧、電流の歪みやトルクリップルが少なく、操舵速度や電流指令値が小さい場合でもデッドタイムの補償のタイミングがずれない電動パワーステアリング装置の制御装置を提供することにある。
【解決手段】ステアリング機構に操舵補助力を与えるモータを駆動するインバータと、操舵トルクに基づいて演算された電流指令値から前記インバータのデッドタイムを補償する補償値を演算するデッドタイム補償部と、前記電流指令値と前記モータのモータ電流との偏差に基づいて電流制御値を演算する電流制御部とを具備したデッドタイム補償機能付きの電動パワーステアリン装置の制御装置において、前記電流指令値、前記モータの角度及び角速度を基に前記デッドタイムの補償タイミングを計算し、前記補償タイミングを基に前記補償値を処理してデッドタイム補償する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車や車両の操舵系にモータによる操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、特にモータ駆動用インバータのデッドタイム補償を改善したデッドタイム補償機能付きの電動パワーステアリング装置の制御装置に関する。
自動車や車両のステアリング装置をモータの回転力で補助力を付勢する電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に補助力を付勢するようになっている。そして、モータが所望のトルクを発生するようにモータに電流を供給するため、モータ駆動回路にインバータなどが用いられている。
ここで、特開平8−142884号公報(特許文献1)等に開示されている電動パワーステアリング装置の基本的な構成を図4に示し、モータ駆動回路20の詳細を図5に示す。図4において、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTが位相補償器2に入力されてトルク指令値TAが算出される。次に、操舵補助指令値演算器3にトルク指令値TAが入力され、車速センサ11で検出された車速Vを加味して操舵補助指令値演算器3で操舵補助指令値Irefが算出される。モータ1の電流iはモータ電流検出回路8で検出されて減算器4Aにフィードバックされ、操舵補助指令値Irefとの誤差が算出される。誤差は比例演算器6及び積分演算器7で比例積分制御される。過渡応答を良くするための微分補償器5には操舵補助指令値Irefが入力され、加算器4Bにて微分補償器5、比例演算器6及び積分演算器7の各出力が加算されて電流制御値Eが算出される。モータ駆動回路20は電流制御値Eに基づき、モータ1に電流を供給する。
モータ駆動回路20は図5に示すように、スイッチング素子であるFET1〜FET4で成るインバータ部と、FET1〜FET4の各ゲートを制御するゲート制御部とで構成されている。インバータ部はFET1及びFET3で成る上下アームと、FET2及びFET4で成る上下アームとが配置され、各上下アームの接続点間にモータ1を接続する構成でHブリッジ回路を形成している。ゲート制御部では電流制御値Eが変換部21に入力され、FET1〜FET4に対するタイミング信号D1〜D4がそれぞれ生成され、ゲート駆動回路22A、23A、22B、23Bへ入力されてFET1〜FET4の駆動が可能なゲート信号が生成される。なお、各FET1〜FET4には、バッテリ12から電圧(Vdc)が供給されている。しかし、変換部21で生成されたタイミング信号D3及びD4が直接ゲート駆動回路22B及び23Bに入力されず、それぞれデッドタイム回路24及び25に入力されるのは次のような理由による。
インバータ部の上下アームFET1及びFET3は交互にオン、オフを繰り返し、同様にFET2及びFET4も交互にオン、オフを繰り返す。しかし、FETは理想スイッチではなく、ゲート信号D1〜D4の指示通りに瞬時にオン、オフせず、ターンオンタイムやターンオフタイムを要する。このため、FET1へのオンの指示とFET3へのオフの指示が同時になされると、FET1及びFET3が同時にオンになって上下アームが短絡する。そこで、FET1とFET3が同時にオンすることのないように、ゲート駆動回路22Aへオフ信号を与えた場合、ゲート駆動回路22Bに直ちにオン信号を与えず、デッドタイム回路24でデッドタイムTdの間をおいてオン信号をゲート駆動回路22Bに与えることにより、FET1とFET3の上下短絡を防止している。FET2とFET4についても同様である。
しかし、このデッドタイムTdの存在は、電動パワーステアリング装置の制御にとってトルク不足やトルクリップルの問題を引起こす原因となるので、この問題について説明する。
先ず、デッドタイムTd、ターンオンタイムTon、ターンオフタイムToffについて図6に関係を示す。ゲート信号Dが基本的なFET1及びFET3に対するオン、オフ信号とする。しかし、実際にはFET1にはゲート信号D1が与えられ、FET2にはゲート信号D2が与えら、デッドタイムTdが確保されている。FET1及びFET2で構成される相電圧をVanとする。ゲート信号D1によるオン信号が与えられても直ちにFET1はオンせず、ターンオンタイムTonの時間を要してターンオンしており、オフ信号を与えても直ちにオフせずターンオフタイムToffの時間を要している。なお、Vdcはインバータの電源電圧である。よって、全遅れ時間Ttotは下記数1のように示される。
(数1)
Ttot=Td+Ton−Toff

ここで、ターンオンタイムTonやターンオフタイムToffは使用するFETやバッテリなどの種類、容量等によって変化し、デッドタイムTdは一般的にターンオンタイムTonやターンオフタイムToffより大きい値である。
デッドタイムTdの電圧に対する影響は、次のようなものである。図6に示すように、理想のゲート信号Dに対して実際のゲート信号D1やD3はデッドタイムTdの影響でゲート信号Dとは異なったものとなる。そのため、歪み電圧ΔVが発生するが、歪み電圧ΔVは、モータ電流の向きが正の場合(電流の向きが電源からモータへ流れる場合)には数2のようになり、モータ電流の向きが負の場合(電流の向きがモータから電源へ流れる場合)には数3のようになる。
(数2)
−ΔV=−(Ttot/Ts)・(Vdc/2)
ただし、TsはインバータをPWM制御した場合のPWM周波数fsの逆数Ts=1
/fsである。

(数3)
ΔV=(Ttot/Ts)・(Vdc/2)

上記数2と数3を1つの式で表わすと、下記数4のようになる。
(数4)
ΔV=−sign(Is)・(Ttot/Ts)・(Vdc/2)
ここで、sign(Is)はモータ電流の極性を表わす。

数4から導かれることは、歪み電圧ΔVは周波数fsが高く、電源電圧Vdcが大きいほどデッドタイムTdの影響が大きく現れることである。
ここでは歪み電圧ΔVに対するデッドタイムTdの影響について説明したが、電流或いはトルクに関しても、デッドタイムTdによる好ましくない影響がある。歪み電流については、電流が正から負へ、或いは負から正へ変化するときに電流が零付近に張り付く現象(零クランピング現象)がデッドタイムTdによって引起こされる。これは負荷(モータ)がインダクタンスのため、デッドタイムTdによる電圧の減少が電流を零に維持しようとする傾向があるためである。
また、トルクに対するデッドタイムTdの影響としてはトルクの出力不足やトルクリップルの増加に現れる。つまり、歪み電流が低次の高調波を発生させ、それがトルクリップルの増加につながる。また、トルクの出力不足は、理想の電流よりデッドタイムTdの影響を受けた現実の電流が小さくなるために発生する。
特開平08−142884号公報 WO 2005/023626 A1 Ben Brahim, "The analysis and compensation of dead−time effects in the three phase PWM inverters"、Proceedings of the IEEE−IECON98、Volume 2,pages 792−792
上述のようなデッドタイムTdの好ましくない影響を防止するために、種々のデッドタイム補償が考えられてきた。その基本的な考えは、数4に示す歪み電圧ΔVを補償することである。よって、数4を補償するためには、下記数5の補正電圧(補償値)Δuによって補正することになる。
(数5)
Δu=sign(Is)・(Ttot/Ts)・(Vdc/2)

ここで、問題となるのは、電流Isの極性sign(Is)を正しく検出できないことである。電流Isの極性を測定するとき、PWM制御のノイズや前述した電流の零クランピング現象が電流Isの極性を正しく測定することを困難にしている。
多くの従来のデッドタイム補償は、例えばベン ブラヒム「3相PWMインバータのデッドタイム補償解析」学会誌IEEE−IECON98、2巻、792頁から797頁(Ben Brahim、The analysis and compensation of dead−time effects in the three phase PWM inverters、Proceedings of the IEEE−IECON98、Volume
2,pages 792−792)(非特許文献1)に開示されている。しかし、非特許文献1に開示されている手法は、方法が複雑で、ハードウェアの追加が必要で、さらにモータ電流などの負荷電流の変化を考慮に入れた対策を施していないものである。そのため、インバータの上下アーム短絡を防止するためのデッドタイム補償がモータ電圧、電流の歪み或いはトルクの出力不足やトルクリップルの増加を招き、従来そのデッドタイム補償の改善策が複雑で、かつハードウェアの追加を招き、またモータ負荷電流の影響を考慮しない不完全なデッドタイム補償であった。
このような問題を解決するものとして、WO 2005/023626 A1(特許文献2)に開示されたものがある。以下、その概要を説明する。
図7は、デッドタイム補償機能付き電動パワーステアリング装置の制御装置の基本構成例を示しており、ステアリングシャフトに発生する操舵トルク信号Trefに基づいて電流指令値算出回路31で電流指令値Irefが演算される。一方、モータ30の電流Imesを電流検出器36で検出し、減算部32にフィードバックして電流指令値Irefとモータ電流Imesとの誤差を算出し、電流制御回路33に入力して電圧指令値uを算出する。そして、インバータ35は電圧指令値uに基づいてPWM制御されるが、かかる基本制御構成にデッドタイム補償回路50が追加されている。デッドタイム補償回路50は電流指令値Irefを入力して補償値Δuを算出し、電流制御回路33の出力である電圧指令値uに加算部34で加算する。加算結果がデッドタイム補償された電圧指令値としてインバータ35に入力される。
次に、デッドタイム補償回路50の例を図8に示して説明すると、電流指令値Irefがリファレンスモデル回路51に入力され、モデル電流Imodが出力される。そして、モデル電流Imodはヒステリシス回路52を経て、極性判定回路53及び補償値量算出回路A内の絶対値回路55に入力される。デッドタイム補償回路50から出力される補償値Δuは、極性と量(以下、「補償値量Δu2」とする。)で構成される。
リファレンスモデル回路51からのモデル電流Imodはヒステリシス回路52に入力され、ヒステリシス特性を有するモデル電流Imodhとして出力され、モデル電流Imodhは極性を求めるための極性判定回路53及び補償値量Δu2を求めるための絶対値回路55に入力される。ヒステリシス回路52を設ける理由は、負荷電流が零点を通過するときに極性が不安定になること(補償値のチャタリング)を防止して、安定した制御を可能にするためである。
ヒステリシス特性を有するモデル電流Imodhは極性判定回路53に入力され、その判定極性sign(Imodh)は、“+1”又は“−1“の形で出力される。リファレンスモデル回路51は電流指令値Irefを入力してモデル電流Imodを算出するが、リファレンスモデル回路51の伝達関数MR(s)は下記数6のようになる。
(数6)
MR(s)=1/(1+Tc・s)
ここで、Tc=1/(2π・fc)であり、fcは電流制御ループのカットオフ周波
数である。

数6の1次遅れ関数は、図7のモータ30を示す関数1/(R+s・L)を電流制御回路33、インバータ35、電流検出器36を基に導いた電流制御ループのモデル関数である。
ここで、電流指令値Irefと実際のモータ電流Imesの関係は図9に示すようになっており、実際のモータ電流Imesはノイズを多く含んでおり、これが零電流付近での極性判定を困難なものにしている。そこで、実際の電流Imesを使用しないで、ノイズの無い電流指令値Irefを基に1次遅れ回路を介してモータ電流Imodを生成すると共に、ヒステリシス回路52でヒステリシスを付与している。ヒステリシス回路52からのモデル電流Imodhは極性判定回路53に入力され、モデル電流Imodhの極性であるsign(Imodh)が算出される。極性sign(Imodh)は数7に示すように(+1)又は(−1)のどちらかの値をとる。実際のモータ電流やインバータ電流を測定して極性を正しく判定することはノイズ等で非常に困難であるが、モデル電流を用いて判定すれば、そのような心配はない。
(数7)
sign(Imodh)=“+1”又は“−1”

また、補償値量Δu2は、補償値量算出回路Aで次のようにして求められる。モデル電流Imodhは絶対値回路55に入力され、その絶対値|Imodh|は変化値算出回路56に入力され、変化値Δu1が算出される。モデル電流Imodhの絶対値|Imodh|を求める理由は、補償値量を算出するので極性を統一する必要があるからである。絶対値|Imodh|は変化値算出回路56に入力され、変化値算出回路56で変化値Δu1が算出される。変化値算出回路56の入出力関係は、下記数8のように表わされる。
(数8)
Δu1=Reg・|(Imodh−Ic)|
ここで、Regは等価抵抗を示し、Imodh>Icである。

上記数8において、Ic>Imodh>0ではΔu1=0である。つまり、モデル電流Imodhが小さい値では、変化値Δu1の補償は実行しない。つまり、数8で示す変化値Δu1はモデル電流Imodhに比例しており、モータ負荷の変動によるモータ電流の変動を考慮した変化値Δu1が、補償値Δuに影響している。
一方、固定値設定回路54には固定値Δu0が設定されているが、固定値Δu0は下記数9の値である。
(数9)
Δu0=(Ttot/Ts)・(Vdc/2)

ここで、全遅れ時間Ttotは前記(1)式に示すようにTtot=Td+Ton−Toffである。デッドタイムTd、ターンオンタイムTon及びターンオフタイムToffは、インバータに使用するスイッチング素子の種類などで決定される値であり、例えばFETの場合、定格電圧や定格電流が大きいほどターンオンタイムTonやターンオフタイムToffが大きくなり、デッドタイムTdも大きくなる。
次に、加算部58で変化値Δu1と固定値Δu0が加算され、補償値量であるΔu2(=Δu0+Δu1)が算出される。
最後に、極性判定回路53からの極性信号sign(Imodh)と、補償値量算出回路Aからの補償値量Δu2=(Δu0+Δu1)とが極性付与回路としての乗算回路57で乗算され、下記数10に従って極性を有する補償値Δuが算出される。
(数10)
Δu=sign(Imodh)・Δu2
=sign(Imodh)・(Δu0+Δu1)

このようにして算出された補償値Δuは、図7で示す電流制御回路3の出力である電圧指令値uに加算部34で加算される。電圧指令値uに対し補償値Δuが加算される意味は、電圧指令値uの示す基本制御に、上下アームの短絡を防止するためのデッドタイムTdによる電圧歪みや電流歪み、トルクリップルを改善させる補償値Δuを加味して制御することである。
ヒステリシス回路52を経た補償値Δuを図示すると、図10のようになる。モデル電流にはノイズが少ないので、実際のモータ電流を用いた場合よりヒステリシス幅を小さくできるので、より正確なデッドタイム補償が可能になる。
しかしながら、モデル電流Imod又はImodhが0[A]付近では、固定値−Δu0から固定値Δu0へ急激に変化する部分がある。sin波駆動のブラシレスモータでは、各相の電流指令値はsin波となる。アシストが小さい場合はsin波の電流指令値の振幅が小さく、デッドタイムの補償値入力のタイミングがずれる場合があり、操舵トルク変動が発生する場合がある。この影響を防ぐため、電流指令値が小さいときにデッドタイムの補償値を小さくしている。しかし、デッドタイムの補償値を小さくすると、ステアリングセンタ付近のアシスト量が不足し、摩擦感を生じる。更に、ステアリング戻り時においても電流指令値が小さくなるため、デッドタイムの補償値が小さくなってモータ電流の歪みが増え、操舵音を悪化させている。
本発明は上述のような事情からなされたものであり、本発明の目的は、構成が簡単でモータ負荷電流の影響や角度情報も考慮にいれたデッドタイム補償を用いることにより、モータ電圧の歪みや電流の歪み、トルクリップルが少なく、しかも操舵速度や電流指令値が小さい場合でもデッドタイムの補償のタイミングがずれない電動パワーステアリング装置の制御装置を提供することにある。
本発明は、ステアリング機構に操舵補助力を与えるモータを駆動するインバータと、操舵トルクに基づいて演算された電流指令値から前記インバータのデッドタイムを補償する補償値を演算するデッドタイム補償部と、前記電流指令値と前記モータのモータ電流との偏差に基づいて電流制御値を演算する電流制御部とを具備したデッドタイム補償機能付きの電動パワーステアリン装置の制御装置に関し、本発明の上記目的は、前記電流指令値、前記モータの角度及び角速度を基に前記デッドタイムの補償タイミングを計算し、前記補償タイミングを基に前記補償値を処理してデッドタイム補償することによって達成される。
また、本発明の上記目的は、前記電流指令値の演算をベクトル演算によって求めることにより、或いは前記電流指令値がd軸成分のd軸電流指令値及びq軸成分のq軸電流指令値であり、前記d軸電流指令値及びq軸電流指令値から電流進みを計算する電流進み計算部と、前記角速度に基づいて進角量を計算する進角計算部とを設け、前記電流進み、進角及び角度を加算して前記補償タイミングを求めることにより、或いは前記補償値と前記補償タイミングを乗算してタイミング補償値とし、前記タイミング補償値を前記電流制御値に加算することにより、より効果的に達成される。
本発明によれば、角度情報を基にデッドタイムの補償を行うようにしているので、アシストが小さい場合でもデッドタイム補償のタイミングがずれにくく、ハンドル戻り時の操舵音の低減を図ることができ、補償不足で電流が立ち上がらないことによる貼り付き感をなくすことができる。
本発明は、電流指令値、角度、角速度から補償タイミングを求めてデッドタイムを補償するため、電流方向の正負が切り替わるタイミングにずれなく補償を行うことができる。
先ず本発明の前提となるモータのベクトル制御について、図1を参照して説明する。
モータ110に取り付けられたロータ位置検出器111はロータ位置(角度)θeを検出し、ロータ位置θe及び角速度(電気角速度)ωeがベクトル制御相指令値算出部100に入力され、3相励磁コイルに対して2相同時に通電しながら、励磁コイルを1相ずつ順次切替える2相励磁方式によって、モータ110を回転駆動させる。
ベクトル制御によるモータ駆動制御装置は、ベクトル制御相指令値算出部100と、ベクトル制御相指令値算出部100からの電流指令値Iaref,Ibref,Icref及びモータ相電流Ia,Ib,Icに基づいて各相電流偏差を求める減算部112−1,112−2,112−3と、減算部112−1〜112−3で求められた各相電流偏差を比例積分制御するPI制御部113と、PI制御された電圧指令値Va,Vb,Vcを入力してPWM制御するPWM制御部114と、PWM制御部114のPWM制御に基づいてモータ110に各相指令電流を供給して回転駆動するインバータ115とで構成されている。
そして、ベクトル制御相指令値算出部100内のd−q軸電流指令値算出部103において、ベクトル制御のd−q軸成分の電流指令値Idref及びIqrefを決定した後、d−q軸成分の電流指令値Idref及びIqrefを各相電流指令値Iaref,Ibref,Icrefに変換すると共に、フィードバック制御部でd−q軸制御ではなく、全て相制御で閉じるような構成となっている。
また、電流制御部Aは、各相電流偏差を求める減算部112−1、112−2、112−3と、各相電流偏差を入力するPI制御部113とで構成されており、インバータ115とモータ110との間に電流検出器116−1、116−2、116−3が配され、電流検出器116−1、116−2、116−3で検出された各モータ相電流Ia、Ib、Icがそれぞれ減算部112−1、112−2、112−3にフィードバックされるフィードバック回路Bが形成されている。
ベクトル制御相指令値算出部100は、ベクトル制御のd−q軸成分の電流指令値Idref及びIqrefを算出するd−q軸電流指令値算出部103と、各相電流指令算出部としての2相/3相変換部104とで構成されている。また、ベクトル制御相指令値算出部100は、レゾルバなどのロータ位置検出器111によって検出されたロータ位置(回転角度)θeと、ロータ位置θeを微分回路117で算出した角速度ωeと、トルクセンサ(図示せず)で検出されたトルクに基づいて決定されたトルク指令値Trefとを入力し、ベクトル制御による相指令値を算出する。
次に、モータ110の駆動制御について説明する。
先ず、ベクトル相指令値算出部100はロータ位置θe及び角速度ωeを入力し、d−q軸電流指令値算出部103において、q軸電流指令値Iqrefをトルク指令値Tref及びトルク係数Ktに基づいて下記数11に従って算出する。(数11) Iqref=Tref/Kt d軸電流指令値Idrefはq軸電流指令値Iqrefの関数となっており、下記数12のように表される。(数12) Idref=f(Iqref) 関数f(Iqref)は、モータ出力要求仕様で決められる。
数11に示されるように、q軸電流指令値Iqrefは、モータ出力は電力に相当するというモータの出力方程式から導かれている。d−q軸電流指令値Idref及びIqrefは2相/3相変換部104で、各相電流指令値Iaref、Ibref、Icrefに変換される。なお、行列式C2は数13及び数14に示すように、モータ110のロータ位置θeによって決定される定数である。
Figure 2007091182
Figure 2007091182
この後のフィードバック制御系はd−q軸制御ではなく、各相制御になっている。つまり、電流検出器116−1,116−2,116−3で検出されたモータ相電流Ia,Ib,Icと、各相電流指令値Iaref,Ibref,Icrefを減算部112−1,112−2,112−3で減算して各偏差を算出する。次に、各相電流偏差をPI制御部113で制御してインバータ115の指令値、即ちPWM制御部114のデューティを表わす電圧値Va,Vb,Vcが算出され、その値に基づいてPWM制御回路114がインバータ115をPWM制御してモータ110を駆動する。
ここにおいて、デッドタイムTdの補償はモータ電流の正負が切り替わるタイミングに補償することで効果があるが、モータが回転している場合には角度信号を読み込んで補償信号(補償値Δut)を出力するまでの遅れが無視できなくなり、補償タイミングが遅れる傾向になる。従って、回転数に応じて進角した角度信号に基づいてデッドタイム補償することが有効である。また、弱め界磁制御時、つまりd軸電流指令値(Idref)が0でない場合は、Idref=0のときに比べ、モータ各相電流指令値(Iaref,Ibref,Icref)の位相が進み、その進み量はd軸電流指令値Idrefとq軸電流指令値Iqrefの大きさに依存する。これによりモータ電流の位相も進むため、電流の正負が切り替わる角度も進み、この進んだ角度に合わせてデッドタイムを補償する必要がある。
図2は本発明の構成例を示しており、上述したデッドタイム補償部50が設けられており、デッドタイム補償部50からの補償値Δuは乗算部201に入力される。d軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefは電流進み計算部202に入力され、電流進みの処理を行ったd軸電流指令値Idrefl及びq軸電流指令値Iqreflが加算部203に入力される。例えばd軸電流指令値Idrefによる角度進み量は、Tanθ=Idref/Iqrefであるので、θ=atan(Idref/Iqref)で計算される。また、ロータ位置(角度)θeは加算部203に入力され、角速度ωeは進角計算部204で進角の計算を行って、進角角速度ωelを加算部203に入力する。進角した角度は、kを係数として、進角した角度=実角度+k・角速度となり、進角計算部204の出力Welは角度である。加算部203での加算結果RSはデッドタイム補償タイミング計算部200に入力され、デッドタイム補償のタイミングが計算される。
デッドタイム補償タイミング計算部200で計算されたデッドタイム補償の補償タイミングRSdは乗算部201に入力され、デッドタイム補償部5からの補償値Δuと乗算され、タイミング補償された補償値ΔutがPI制御部113からの電圧指令値Va,Vb,Vcに加算部205で加算されてデッドタイムの補償が実施される。
図3はデッドタイム補償のタイミングの実例を示しており、デッドタイム補償タイミング計算部200から“1”又は“−1”の補償タイミングRSdが出力され、デッドタイム補償部50からは補償値の方向と補償量が出力され、乗算部201で乗算される。このため、決定された方向とタイミングで補償値Δutが出力される。つまり、電流方向の正負が切り替わるタイミングで補償値Δutが出力され、補償方向は電流の方向になる。
本発明の前提となるベクトル制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例を示すブロック構成図である。 本発明の動作例を示すタイムチャートである。 電動パワーステアリング装置の制御の構成例を示すブロック図である。 インバータのデッドタイムを考慮したゲート回路構成例を示すブロック結線図である。 インバータのスイッチングにおけるデッドタイム、ターンオンタイム、ターンオフタイムの関係を示すタイムチャートである。 デッドタイム補償機能を備えた電動パワーステアリング装置の基本構成例を示すブロック図である。 従来のデッドタイム補償回路の構成例を示すブロック図である。 電流指令値Irefと実際のモータ電流Imesの波形例を示す特性図である。 従来のデッドタイム補償の補償値特性例を示す図である。
符号の説明
1、30、110 モータ
2 位相補償器
3 操舵補助指令値演算器
5 微分補償器
6 比例演算器
7 積分演算器
8 モータ電流検出回路
10 トルクセンサ
11 車速センサ
12 バッテリ
20 モータ駆動回路
21 変換部
22A,22B,23A,23B ゲート駆動回路
24、25 デッドタイム回路
31 電流指令値算出回路
33 電流制御回路
35 インバータ
50 デッドタイム補償部
51 リファレンスモデル回路
52 ヒステリシス回路
53 極性判定回路
54 固定値設定回路
55 絶対値回路
56 変化値算出回路
57 極性付与回路
100 ベクトル制御相指令値算出部
103 d−q軸電流指令値算出部
104 2相/3相変換部
200 デッドタイム補償タイミング計算部
201 乗算部
202 電流進み計算部
203 加算部
204 進角計算部

Claims (4)

  1. ステアリング機構に操舵補助力を与えるモータを駆動するインバータと、操舵トルクに基づいて演算された電流指令値から前記インバータのデッドタイムを補償する補償値を演算するデッドタイム補償部と、前記電流指令値と前記モータのモータ電流との偏差に基づいて電流制御値を演算する電流制御部とを具備したデッドタイム補償機能付きの電動パワーステアリン装置の制御装置において、前記電流指令値、前記モータの角度及び角速度を基に前記デッドタイムの補償タイミングを計算し、前記補償タイミングを基に前記補償値を処理してデッドタイム補償することを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。
  2. 前記電流指令値の演算をベクトル演算によって求めるようになっている請求項1に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  3. 前記電流指令値がd軸成分のd軸電流指令値及びq軸成分のq軸電流指令値であり、前記d軸電流指令値及びq軸電流指令値から電流進みを計算する電流進み計算部と、前記角速度に基づいて進角量を計算する進角計算部とを具備し、前記電流進み、進角及び角度を加算して前記補償タイミングを求めるようになっている請求項2に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  4. 前記補償値と前記補償タイミングを乗算してタイミング補償値とし、前記タイミング補償値を前記電流制御値に加算するようになっている請求項3に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
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