JP2007075761A - 区分装置および区分処理方法 - Google Patents

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倫行 浜村
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真江 岡田
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琢磨 赤木
Masaya Maeda
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Abstract

【課題】窓付きの配達物がリジェクトされる頻度を低減し、区分処理の効率を向上させることができるようにした区分装置および区分処理方法を提供する。
【解決手段】区分装置は、内部に封入された紙葉類の記載内容が窓を通じて見える窓付き配達物の区分処理を行うことが可能である。行検出部22および単語検出部23は、配達物の窓内の記載内容から文字列の行および単語群を検出する。宛先認識部24は、検出結果に基づいて宛先の認識処理を行う。宛先が認識できた場合、制御部11は、その宛先に対応する所定の区分口へ前記配達物が搬送されるよう制御する。ずれ方向判定部25は、宛先が認識できなかった場合、上記検出結果を用いて、窓から見えなくなっている記載部分のずれ方向を判定する。制御部11は、判定されたずれ方向に対応して設けられている所定の区分口へ配達物が搬送されるよう制御する。
【選択図】図7

Description

本発明は、内部に封入された紙葉類の記載内容が窓を通じて見える窓付き配達物の区分処理を行うことが可能な区分装置および区分処理方法に関する。
郵便物などの配達物の情報を読取り、その読取内容から宛名領域などを認識し、この認識結果に基づいて該当する区分先に配達物を区分する区分機(もしくは区分装置)がよく知られている。区分機において認識結果が得られない配達物は、読取不能としてリジェクトされ、リジェクト用の箱へ送られることとなる。
リジェクトされた配達物は手作業で区分処理しなければならないため、リジェクトされる郵便物が増えれば増えるほど区分処理の効率が悪化する。このため、配達物がリジェクトされる頻度を低減するための手法が種々提案されている。例えば、特許文献1には、宛名等の認識結果が得られない郵便物については、ひとまず区分先を読取不能区分箱にしておき、郵便物が読取不能区分箱に到達するまでに認識結果が得られた場合には、その区分先を排除用集積箱に変更する技術が開示されている。
特開2001−38304号公報
ところで、区分機で扱われる各種の配達物の中には、内部に封入された紙葉類の記載内容がセロファンなどの窓を通じて見える窓付き配達物がある。この種の配達物においては、内部に封入された紙葉類の位置がずれ、宛先に該当する記載の一部が窓から見えなくなっている場合がある。そのような場合、区分機において宛先を認識することができず、リジェクトされてしまう。このようなリジェクトが頻発すると、区分処理の効率が悪化することになる。
このように宛先に該当する記載の一部が窓から見えなくなっている配達物に対しては、上記特許文献1の技術では対処することができない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、窓付きの配達物がリジェクトされる頻度を低減し、区分処理の効率を向上させることができる区分装置および区分処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係わる区分装置は、内部に封入された紙葉類の記載内容が窓を通じて見える窓付き配達物の区分処理を行うことが可能な区分装置であって、前記配達物の窓内の記載内容から文字列の行および単語群を検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に基づいて宛先の認識処理を行う認識手段と、前記認識手段によって宛先が認識できた場合、その宛先に対応する所定の区分口へ前記配達物が搬送されるよう制御する第1の制御手段と、前記認識手段によって宛先が認識できなかった場合、前記検出手段による検出結果を用いて、前記窓から見えなくなっている記載部分のずれ方向を判定する判定手段と、前記判定手段によって判定されたずれ方向に対応して設けられている所定の区分口へ前記配達物が搬送されるよう制御する第2の制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係わる区分処理方法は、内部に封入された紙葉類の記載内容が窓を通じて見える窓付き配達物の区分処理を行う区分処理方法であって、前記配達物の窓内の記載内容から文字列の行および単語群を検出し、前記検出の結果に基づいて宛先の認識処理を行い、前記認識処理において宛先が認識できた場合、その宛先に対応する所定の区分口へ前記配達物が送るよう制御し、前記認識処理において宛先が認識できなかった場合、前記検出の結果を用いて、前記窓から見えなくなっている記載部分のずれ方向を判定し、前記判定されたずれ方向に対応して設けられている所定の区分口へ前記配達物が搬送されるよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、窓付きの配達物がリジェクトされる頻度を低減し、区分処理の効率を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる区分機1を示す外観図であり、図2は区分機1の概略構成を示す図である。この区分機1は、大型の箱型状の区分機本体1aを有している。この区分機1は、郵便物P上の情報を読取り、その読取内容から宛名領域などを認識し、この認識結果に基づいて該当する区分先に郵便物Pを区分するものである。
上記区分機本体1aには、供給部2と、スキャナ部3と、搬送部4と、区分部5と、収納部6とが設けられている。この供給部2からの郵便物Pが搬送路によって搬送されることにより、搬送部4、区分部5を順次介して収納部6に導かれる。
上記供給部2は、郵便物Pを載置する載置台7と、この載置台7から郵便物Pを一通ずつ取り出して搬送路に送る取出し部8とを有している。上記スキャナ部3は、搬送路によって搬送される1通ずつの郵便物P上の全体の画像を光学的に読取って画像情報を生成する。上記搬送部4は、スキャナ部3を通過してきた郵便物Pを区分部5へ搬送する。上記収納部6は、郵便物Pを区分収納する多数の収納ポケット6aを有している。上記区分部5は、搬送部4から送られてくる郵便物Pをスキャナ部3からの画像情報に対する後述する認識結果に基づいて収納ポケット6a、…のいずれかに振り分ける。
上記スキャナ部3は、郵便物P上を光学的に走査して光電変換することによりパターン信号として紙葉類上の情報を読取る読取手段であり、たとえば郵便物P上に光を照射する光源、およびその反射光を受けて電気信号に変換する自己走査形のCCDイメージセンサ等によって構成される。上記スキャナ部3の出力は情報処理部10へ供給される。この情報処理部10は、スキャナ部3と共に、宛名を認識するための宛名認識装置を構成している。
上記区分機1において、上記供給部2、スキャナ部3、搬送部4、区分部5、情報処理部10は、制御部11に接続されている。この制御部11は、区分機1の全体の動作を制御する。たとえば、制御部11は図示しないメモリに記憶されている区分指定テーブルを用いて、上記情報処理部10での認識結果もしくは判定結果に対応する区分指定データを読出し、この読出した区分指定データ(収納ポケット6a、…のアドレス)に対応する収納ポケット6a、…に上記郵便物Pを搬送せしめるものである。
さらに、上記制御部11はドライバ(図示せず)により上記搬送路等の搬送機構部(図示せず)を駆動することにより、搬送系全体の制御を行うようになっている。
図3は、区分機1で区分処理される郵便物Pの一例を示す図である。
本実施形態では、特に、内部に封入された紙葉類の記載内容(宛先)がセロファンなどの窓Wを通じて見える窓付き郵便物が扱われるものとする。また、ここでは、スウェーデンにおける郵便の宛先記載形式に基づいて宛先が記載されている場合を想定している。すなわち、第1行目に受取人の名称または氏名が記載され、第2行目に受取人の住所における通りの名称や番地などが記載され、最終行に郵便番号および都市名がこの順で記載されている場合を想定している。なお、ここではスウェーデンにおける郵便の宛先記載形式に基づく記載例を挙げているが、勿論、日本における郵便の宛先記載形式に基づく宛先が記載されたものも適用可能である。
図3に示される郵便物40の例では、内部に封入された紙葉類に記載された宛先全体が窓Wから見える状態となっている。
図4は、図3に示される郵便物40の内部に封入された紙葉類がずれて宛先の記載の一部が窓Wから見えなくなっている場合の類型を示す図である。
図4(a)に示される郵便物41の例では、内部の紙葉類が下方向にずれているために、宛先の最下行の一部が窓Wから見えない状態となっている。図4(b)に示される郵便物42の例では、内部の紙葉類が上方向にずれているために、宛先の上半分が窓Wから見えない状態となっている。図4(c)に示される郵便物43の例では、内部の紙葉類が左方向にずれているために、宛先の左側が窓Wから見えない状態となっている。図4(d)に示される郵便物44の例では、内部の紙葉類が右方向にずれているために、宛先の右側が窓Wから見えない状態となっている。
図5は、図3および図4に示される郵便物40〜44が該当する区分ポケットへそれぞれ振り分けられる様子を示す図である。なお、図5中の個々の区分ポケットは、前述の収納ポケット6a、…に含まれているものである。
内部の紙葉類に記載された宛先全体が窓Wから見える郵便物40(図3参照)については、窓Wから得られる宛先の認識結果に基づき、宛先に応じた区分ポケット51,52,53…へそれぞれ搬送されることになる。
一方、内部の紙葉類がいずれかの方向にずれているために宛先の一部が見えない郵便物41〜44(図4参照)については、宛先の正確な認識結果を得ることができない。このような場合、本実施形態においては、郵便物41〜44は単純にリジェクトされるのではなく、紙葉類のずれ方向に対応して予め設けられている4種類の区分ポケット61〜64へそれぞれ搬送される。
すなわち、内部の紙葉類が下方向にずれている郵便物41は下窓隠れ区分ポケット61へ送られ、内部の紙葉類が上方向にずれている郵便物42は上窓隠れ区分ポケット62へ送られ、内部の紙葉類が左方向にずれている郵便物43は左窓隠れ区分ポケット63へ送られ、内部の紙葉類が右方向にずれている郵便物44は右窓隠れ区分ポケット64へ送られることとなる。
図6は、図5中の窓隠れ区分ポケット61〜64に収納された郵便物41〜44の内部に封入された紙葉類のずれを解消する方法を説明するための図である。
内部の紙葉類が下方向にずれている郵便物41については、図6(a)のように、その郵便物41を逆さまにした状態で縁を机上面などに対して数回軽く打ち付けることにより、宛先の記載全体が窓Wの中央付近に位置するように内部の紙葉類を移動させる。
内部の紙葉類が上方向にずれている郵便物42については、図6(b)のように、その郵便物42の下側の縁を机上面などに対して数回軽く打ち付けることにより、宛先の記載全体が窓Wの中央付近に位置するように内部の紙葉類を移動させる。
内部の紙葉類が左方向にずれている郵便物43については、図6(c)のように、その郵便物43の右側の縁を下に向けて机上面などに対して数回軽く打ち付けることにより、宛先の記載全体が窓Wの中央付近に位置するように内部の紙葉類を移動させる。
内部の紙葉類が右方向にずれている郵便物44については、図6(d)のように、その郵便物44の左側の縁を下に向けて机上面などに対して数回軽く打ち付けることにより、宛先の記載全体が窓Wの中央付近に位置するように内部の紙葉類を移動させる。
このようにしてずれが解消された郵便物は、再び供給部2(図2)に供給され、適切に区分処理されることとなる。
図7は、図2中に示される情報処理部10の機能構成を示すブロック図である。
上記情報処理部10は、図7に示されるように、画像取込部21、行検出部(検出手段)22、単語検出部(検出手段)23、宛先認識部(認識手段)24、及びずれ方向判定部(判定手段)25を含んでいる。
画像取込部21は、スキャナ部3により読み取られた画像を取り込むものであり、その画像の中から郵便物の窓内の画像を切り出す処理を行うことも可能である。
行検出部22は、画像取込部21により得られた画像の中から、一連の文字群が配列された個々の文字行を検出するものである。
単語検出部23は、行検出部22により検出された各文字行を構成する個々の単語を検出するものである。
宛先認識部24は、住所データベースなどを検索することにより、単語検出部23により検出された単語群で構成される住所などの宛先を認識するものである。宛先が認識できた場合には、その認識結果は制御部11へ送られる。
ずれ方向判定部25は、宛先認識部24により宛先が認識できなかった場合に、単語検出部23での検出結果を用いて、対象の郵便物の窓から見えなくなっている記載部分のずれ方向を判定するものである。その判定結果は制御部11へ送られる。
上記ずれ方向判定部25は、検出された各行の高さのうち、最下行の高さだけが所定値未満であるかどうかを判別し、該当する場合に、窓の下方向に記載部分が隠れているものと判定する機能を備えている。
また、上記ずれ方向判定部25は、検出された各行の高さのうち、最上行の高さだけが所定値未満であるかどうかを判別し、該当する場合に、窓の上方向に記載部分が隠れていると判定する機能を備えている。
また、上記ずれ方向判定部25は、検出された各行の中から都市名の単語を認識して、その単語の左隣に存在する単語を構成する数字の個数が所定値未満であるかどうかを判別し、該当する場合に、窓の左方向に記載部分が隠れていると判定する機能を備えている。
また、上記ずれ方向判定部25は、検出された各行の中から郵便番号の単語を認識して、その郵便番号に対応する都市名を所定のデータベース25aを用いて検索し、検索された都市名と前記郵便番号の単語の右隣に存在する単語との照合を行い、照合が行われた単語の右側部分が欠けているかどうかを判別し、該当する場合に、窓の右方向に記載部分が隠れていると判定する機能を備えている。なお、上記データベース25aは、郵便番号と都市名との対応付けを示す情報テーブルに相当するものであり、郵便番号から都市名を検索するために使用される。
なお、日本における郵便の宛先記載形式に基づく宛先が記載された郵便物を扱う場合は、上記「都市名」の代わりに、「都道府県」、「市区町村」、「町域」の全部もしくはその一部を適用すればよい。
制御部11は、前述したように、情報処理部10での認識結果もしくは判定結果に対応する区分指定データを読出し、この読出した区分指定データに対応する収納ポケットに郵便物を搬送せしめるものである。
図8は、図7中に示される制御部11の機能構成を示すブロック図である。
制御部11は、第1の制御部(制御手段)31および第2の制御部(制御手段)32を有する。
第1の制御部31は、宛先認識部24によって宛先が認識できた場合に、その宛先に対応する所定の区分口(即ち、図5中の区分ポケット51,52,53…のいずれか)へ郵便物が搬送されるよう制御するものである。
第2の制御部32は、宛先認識部24によって宛先が認識できなかった場合に、ずれ方向判定部25によって判定されたずれ方向に対応して予め設けられている所定の区分口(即ち、図5中の区分ポケット61,62,63,64のいずれか)へ郵便物が搬送されるよう制御するものである。
図9は、図7中に示される郵便番号-住所データベース(DB)25aにおける情報テーブルの一例を示す図である。図示の例では、スウェーデンにおける郵便番号と都市名との対応関係が示されており、この情報テーブルを用いることにより郵便番号から都市名を検索できるようになっている。なお、日本における郵便の宛先記載形式に基づく宛先が郵便物に記載されている場合には、例えば図10に示すような情報テーブルが使用される。この情報テーブルの例では、郵便番号と住所(都道府県、市区町村、町域)との対応関係が示されており、この情報テーブルを用いることにより郵便番号から都道府県、市区町村、町域を検索できる。
次に、図11を参照して、情報処理装置10および制御部11による全体の動作を説明する。
情報処理装置10は、スキャナ部3により読み取られた画像の中から文字認識対象の画像を取り込むと(ステップS11)、その画像の中から、文字列で構成された文字行を検出し(ステップS12)、さらに各行を構成する個々の単語を検出する(ステップS13)。
次いで、情報処理装置10は、検出された単語群で構成される住所などの宛先の認識処理を行う(ステップS14)。ここで、宛先を問題なく認識することができた場合、制御部11は、その宛先に対応する所定の区分口(即ち、図5中の区分ポケット51,52,53…のいずれか)へ郵便物が搬送されるよう制御する。一方、宛先を認識することができなかった場合、宛先の記載の一部が郵便物の窓から見えなくなっている可能性があるため、検出された文字行や単語の状態に基づいて当該記載部分のずれ方向を判定するための処理を開始する。
情報処理装置10は、最初に例えば、宛先の記載部分が窓の下側に隠れているかどうかを調べるための下窓隠れ検出処理を行う(ステップS17)。ここで、宛先の記載部分が窓の下側に隠れていることが検出された場合(ステップS18のY)、下窓隠れが有ると判定され(ステップS19)、制御部11によって対象の郵便物が下窓隠れ区分口(即ち、図5中の下窓隠れ区分ポケット61)へ送られるよう区分制御される(ステップS20)。
下窓隠れが検出されなかった場合(ステップS18のN)、情報処理装置10は、次に例えば、宛先の記載部分が窓の上側に隠れているかどうかを調べるための上窓隠れ検出処理を行う(ステップS21)。ここで、宛先の記載部分が窓の上側に隠れていることが検出された場合(ステップS22のY)、上窓隠れが有ると判定され(ステップS23)、制御部11によって対象の郵便物が上窓隠れ区分口(即ち、図5中の上窓隠れ区分ポケット62)へ送られるよう区分制御される(ステップS24)。
上窓隠れが検出されなかった場合(ステップS22のN)、情報処理装置10は、次に例えば、宛先の記載部分が窓の左側に隠れているかどうかを調べるための左窓隠れ検出処理を行う(ステップS25)。ここで、宛先の記載部分が窓の左側に隠れていることが検出された場合(ステップS26のY)、左窓隠れが有ると判定され(ステップS27)、制御部11によって対象の郵便物が左窓隠れ区分口(即ち、図5中の左窓隠れ区分ポケット63)へ送られるよう区分制御される(ステップS28)。
左窓隠れが検出されなかった場合(ステップS26のN)、情報処理装置10は、最後に例えば、宛先の記載部分が窓の右側に隠れているかどうかを調べるための右窓隠れ検出処理を行う(ステップS29)。ここで、宛先の記載部分が窓の右側に隠れていることが検出された場合(ステップS30のY)、右窓隠れが有ると判定され(ステップS31)、制御部11によって対象の郵便物が右窓隠れ区分口(即ち、図5中の右窓隠れ区分ポケット64)へ送られるよう区分制御される(ステップS32)。
右窓隠れが検出されなかった場合(ステップS30のN)、情報処理装置10は、窓隠れは無いと判定し、制御部11によって対象の郵便物が他の区分口(リジェクト用の区分口など)へ送られるよう区分制御される(ステップS33)。
次に、図12を参照して、図11中に示される下窓隠れ検出処理(ステップS17)の詳細な動作を説明する。
情報処理装置10は、宛先の記載を構成する各行の高さの情報を取得し(ステップS41)、各行のうち、最下行の高さだけが所定値未満であるかどうかを調べる(ステップS42)。該当しない場合は、下窓隠れは無いと判定する(ステップS43)。一方、最下行の高さだけが所定値未満である場合は、最下行の記載の一部が窓の下側に隠れているものとみなし、下窓隠れが有ると判定する(ステップS44)。
次に、図13を参照して、図11中に示される上窓隠れ検出処理(ステップS21)の詳細な動作を説明する。
情報処理装置10は、宛先の記載を構成する各行の高さの情報を取得し(ステップS51)、各行のうち、最上行の高さだけが所定値未満であるかどうかを調べる(ステップS52)。該当しない場合は、上窓隠れは無いと判定する(ステップS53)。一方、最上行の高さだけが所定値未満である場合は、最上行の記載の一部が窓の上側に隠れているものとみなし、上窓隠れが有ると判定する(ステップS54)。
次に、図14を参照して、図11中に示される左窓隠れ検出処理(ステップS25)の詳細な動作を説明する。
情報処理装置10は、宛先の記載を構成する各行のうち、例えば一番上の行を処理の対象として(ステップS61)、対象の行から都市名を認識する処理を試行し(ステップS62)、都市名が認識されたかどうかを確認する(ステップS63)。都市名が認識されなかった場合、対象の行が最終行であるかどうかを判別する(ステップS64)。対象の行が最終行であれば、左窓隠れは無いと判定する(ステップS65)。一方、対象の行が最終行でなければ、処理の対象を次の行に切り替え(ステップS66)、ステップS62からの処理を繰り返す。
ステップS63において対象の行から都市名が認識された場合、情報処理装置10は、その単語の左隣の単語(郵便番号に該当)の個数を検出し(ステップS67)、その個数が4個以下(即ち、5個未満)であるか否かを調べる(ステップS68)。4個以下でなければ、郵便番号の記載は欠けていないものとみなし、ステップS64からの処理を繰り返す。一方、4個以下であれば、郵便番号の記載の一部が窓の左側に隠れているものとみなし、左窓隠れが有ると判定する(ステップS69)。
次に、図15を参照して、図11中に示される右窓隠れ検出処理(ステップS29)の詳細な動作を説明する。
情報処理装置10は、宛先の記載を構成する各行のうち、例えば一番上の行を処理の対象として(ステップS71)、対象の行から郵便番号を認識する処理を試行し(ステップS72)、郵便番号が認識されたかどうかを確認する(ステップS73)。郵便番号が認識されなかった場合、対象の行が最終行であるかどうかを判別する(ステップS74)。対象の行が最終行であれば、右窓隠れは無いと判定する(ステップS75)。一方、対象の行が最終行でなければ、処理の対象を次の行に切り替え(ステップS76)、ステップS72からの処理を繰り返す。
ステップS73において対象の行から郵便番号が認識された場合、情報処理装置10は、郵便番号-都市名データベースを参照することにより、認識された郵便番号に基づいて都市名を検索する(ステップS77)。次いで、認識された郵便番号の単語の右隣の単語(都市名に該当する単語。以下、「右隣単語」と称す。)と、検索された都市名との照合処理(マッチング処理)を行い(ステップS78)、右隣単語の右側部分が欠けていないかどうかを判定する(ステップS79)。右隣単語の右側部分が欠けていなければ、ステップS74からの処理を繰り返す。一方、右隣単語の右側部分が欠けていれば、都市名の記載の一部が窓の右側に隠れているものとみなし、右窓隠れが有ると判定する(ステップS80)。
次に、図16を参照して、図15中に示されるマッチング処理(ステップS78)の詳細な動作を説明する。
情報処理装置10は、上記検索された都市名と上記右隣単語とのマッチング処理を実行するにあたり、ひと文字ずつ、例えば左側から順番に検証を行う。このとき、検証の対象となっている文字は左側から数えてm番目であるものとする。
まず、情報処理装置10は、例えば左側から1番目(即ち、m=1)の文字を処理の対象とし(ステップS81)、右隣単語に関して左からm番目の文字が存在するか否かを判定する(ステップS82)。ここで、該当する文字が存在する場合、次に、検索された都市名に関して左からm番目の文字が存在するか否かを判定する(ステップS83)。
ステップS83において、該当する文字が存在しない場合、都市名はm−1個の文字で構成され、右隣単語はそれらの文字の全てを有していることになるため、右隣単語の右側部分は欠けていないもの判定する(ステップS84)。一方、該当する文字が存在する場合、両者間で文字が一致するか否かを判定する(ステップS85)。一致しなければ、右隣単語の右側部分は欠けてはいないが一部が異なっていると判定する(ステップS86)。一方、一致すれば、処理の対象を右に隣接する文字に切り替え(ステップS87)、ステップS82からの処理を繰り返す。
ステップS82において、右隣単語に関して左からm番目の文字が存在しない場合、右隣単語はm−1個の文字で構成されているものとみなし、次に、検索された都市名に関して左からm番目の文字が存在するか否かを判定する(ステップS83)。該当する文字が存在しない場合、都市名もm−1個の文字で構成されており、両者間でm−1個の文字の全てが一致することになるため、右隣単語の右側部分は欠けていないもの判定する(ステップS84)。一方、該当する文字が存在する場合、右隣単語は都市名を構成する全ての文字を有しているとは言えないため、右隣単語の右側部分は欠けているものと判定する(ステップS89)。
以上詳述したように、本実施形態によれば、内部に封入された紙葉類の記載内容が窓を通じて見える窓付き郵便物を区分処理するにあたり、内部に封入された紙葉類の位置がずれ、宛先に該当する記載の一部が窓から見えなくなっている場合であっても、単純にリジェクトするのではなく、ずれ方向を検出し、当該ずれ方向に対応して設けられた専用の窓隠れ区分ポケットに郵便物が搬送されるように制御しているので、リジェクトの頻度を低減することができる。また、ずれ方向に応じて窓隠れ区分ポケットに区分された郵便物は、作業者により簡単にずれを直すことができ、再度、区分機に入れることにより適切に区分されることになるので、区分処理の効率を向上させることができる。なお、上記実施形態では郵便物を扱う場合を説明したが、本発明はこれに限定されず、宅配便などの配達物にも適用することができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係わる区分機を示す外観図。 上記区分機の概略構成を示す図。 上記区分機で区分処理される郵便物の一例を示す図。 図3に示される郵便物の内部に封入された紙葉類がずれて宛先の記載の一部が窓から見えなくなっている場合の類型を示す図。 図3および図4に示される郵便物が該当する区分ポケットへそれぞれ振り分けられる様子を示す図。 図5中の各種の窓隠れ区分ポケットに収納された郵便物の内部に封入された紙葉類のずれを解消する方法を説明するための図。 図2中に示される情報処理部の機能構成を示すブロック図。 図7中に示される制御部の機能構成を示すブロック図。 図7中に示される郵便番号-住所データベース(DB)における情報テーブルの一例を示す図。 日本における郵便の宛先記載形式に基づく宛先が郵便物に記載されている場合に適用される情報テーブルの一例を示す図。 図7中に示される情報処理装置および制御部による全体の動作を示すフローチャート。 図11中に示される下窓隠れ検出処理の詳細な動作を示すフローチャート。 図11中に示される上窓隠れ検出処理の詳細な動作を示すフローチャート。 図11中に示される左窓隠れ検出処理の詳細な動作を示すフローチャート。 図11中に示される右窓隠れ検出処理の詳細な動作を示すフローチャート。 図15中に示されるマッチング処理の詳細な動作を示すフローチャート。
符号の説明
1…区分機、2…供給部、3…スキャナ部、4…搬送部、5…区分部、10…情報処理部、11…制御部、21…画像取込部、22…行検出部、23…単語検出部、24…宛先認識部、25…ずれ方向判定部、31…第1の制御部、32…第2の制御部、40〜44…窓付き郵便物、61…下窓隠れ区分ポケット、62…上窓隠れ区分ポケット、63…左窓隠れ区分ポケット、64…右窓隠れ区分ポケット。

Claims (6)

  1. 内部に封入された紙葉類の記載内容が窓を通じて見える窓付き配達物の区分処理を行うことが可能な区分装置であって、
    前記配達物の窓内の記載内容から文字列の行および単語群を検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果に基づいて宛先の認識処理を行う認識手段と、
    前記認識手段によって宛先が認識できた場合、その宛先に対応する所定の区分口へ前記配達物が搬送されるよう制御する第1の制御手段と、
    前記認識手段によって宛先が認識できなかった場合、前記検出手段による検出結果を用いて、前記窓から見えなくなっている記載部分のずれ方向を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって判定されたずれ方向に対応して設けられている所定の区分口へ前記配達物が搬送されるよう制御する第2の制御手段と、
    を具備することを特徴とする区分装置。
  2. 前記判定手段は、前記検出手段によって検出された各行の高さのうち、最下行の高さだけが所定値未満であるかどうかを判別し、該当する場合に、窓の下方向に記載部分が隠れているものと判定することを特徴とする請求項1記載の区分装置。
  3. 前記判定手段は、前記検出手段によって検出された各行の高さのうち、最上行の高さだけが所定値未満であるかどうかを判別し、該当する場合に、窓の上方向に記載部分が隠れていると判定することを特徴とする請求項1又は2記載の区分装置。
  4. 前記判定手段は、前記検出手段によって検出された各行の中から都市名の単語を認識して、その単語の左隣に存在する単語を構成する数字の個数が所定値未満であるかどうかを判別し、該当する場合に、窓の左方向に記載部分が隠れていると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の区分装置。
  5. 前記判定手段は、前記検出手段によって検出された各行の中から郵便番号の単語を認識して、その郵便番号に対応する都市名を所定のデータベースを用いて検索し、検索された都市名と前記郵便番号の単語の右隣に存在する単語との照合を行い、照合が行われた単語の右側部分が欠けているかどうかを判別し、該当する場合に、窓の右方向に記載部分が隠れていると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の区分装置。
  6. 内部に封入された紙葉類の記載内容が窓を通じて見える窓付き配達物の区分処理を行う区分処理方法であって、
    前記配達物の窓内の記載内容から文字列の行および単語群を検出し、
    前記検出の結果に基づいて宛先の認識処理を行い、
    前記認識処理において宛先が認識できた場合、その宛先に対応する所定の区分口へ前記配達物が送るよう制御し、
    前記認識処理において宛先が認識できなかった場合、前記検出の結果を用いて、前記窓から見えなくなっている記載部分のずれ方向を判定し、
    前記判定されたずれ方向に対応して設けられている所定の区分口へ前記配達物が搬送されるよう制御する、
    ことを特徴とする区分処理方法。
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JP2012084132A (ja) * 2010-09-16 2012-04-26 Toshiba Corp 文字認識装置、文字認識方法および区分装置

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