JP2007069320A - 機能素子およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動子と電極との間のギャップ変位を検出する容量検出型センサ素子等の機能素子において、挟ギャップに対応しつつ、そのギャップのバラツキ発生を抑制し得るようにする。
【解決手段】振動子11を変位可能に支持する振動子支持基板14と、前記振動子11と対向する電極21を有した電極支持基板22との間に、金属薄膜30を介在させ、当該金属薄膜30の圧着接合機能を利用して、前記電極21が前記振動子11と所定間隔を持って対向するように前記振動子支持基板14と前記電極支持基板22とを接合する。
【選択図】図2

Description

本発明は、振動子が電極と所定間隔を持って配されてなる機能素子およびその製造方法に関する。
近年、いわゆるマイクロマシン(超小型電気的・機械的複合体;Micro Electro-Mechanical Systems、以下「MEMS」という)構造を利用した機能素子の一つとして、加速度センサ、圧力センサまたはジャイロセンサ等の容量検出型センサ素子が知られている。容量検出型センサ素子は、変位可能に支持される振動子と、その振動子と対向する電極とを備え、これらの間の静電容量変化を検出するように構成されたものである。かかる構成により、容量検出型センサ素子では、振動子と電極との間の間隔(ギャップ)を精度良く管理することが、安定的な性能を確保し、また検出感度の向上を図る上でも非常に重要となる。
ところで、容量検出型センサ素子は、振動子を変位可能に支持するSi(シリコン)基板と電極を有したガラス基板とが接合されて、これにより電極が振動子と所定間隔を持って対向するように配置されることになるが、そのときの基板間接合が陽極接合法を用いて行われることが一般的である。陽極接合は、Si基板とガラス基板の平滑な面同士を合わせ、300〜400℃程度に加熱し、ガラス基板側に500V程度の負電荷を印加することによって行われる。これにより、ガラスとSiとの間で大きな静電引力が生じて界面で化学結合を起こし、Si基板とガラス基板とが接合に至るのである(例えば、非特許文献1参照)。
江刺正喜、藤田博之、五十嵐伊勢美、杉山進著 「マイクロマシーニングとマイクロメカトロニクス」培風館 1992年 p.41〜47
しかしながら、陽極接合法を用いた接合では、Si基板とガラス基板とが接触して密着する際に、その間に非常に大きな電界分布が生じるが、容量検出型センサ素子では振動子が中空に浮動している状態にあることから、その振動子が大きな電位差によってガラス基板側への引き寄せられてしまい、振動子の貼り付きが起こる可能性がある。このような振動子の貼り付きは、容量検出型センサ素子における検出機能を阻害するものであり回避すべきである。貼り付きを抑制するためには、Si基板とガラス基板間のギャップを広くすることが考えられる。ところが、容量検出型センサ素子における検出感度はギャップ間隔に反比例するため、広いギャップでは検出感度の低下を招いてしまう。
また、Si基板とガラス基板との接合は、陽極接合法の他にも、例えばフリットガラスを用いて行うことも考えられる。この場合、陽極接合のような狭ギャップにおける電解分布が生じないため、振動子のガラス基板側への貼り付きは抑制できる。ところが、フリットガラスの膜厚制御は、10〜20μm程度であり、狭ギャップ制御ができない。つまり、フリットガラスを用いて行う接合では、検出感度低下を招いたり、素子間性能のバラツキを招いたりするおそれがある。
そこで、本発明は、挟ギャップに対応しつつ、そのギャップのバラツキ発生を抑制し、しかも陽極接合時のような振動子の貼り付きをも抑制して、高感度で、かつ、ウエハ面内制御性の良好な機能素子およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出された機能素子である。すなわち、振動子を変位可能に支持する振動子支持基板と、前記振動子と対向する電極を有した電極支持基板とを備え、前記電極が前記振動子と所定間隔を持って対向するように前記振動子支持基板と前記電極支持基板とが接合されてなる機能素子であって、前記振動子支持基板と前記電極支持基板との間に当該振動子支持基板と当該電極支持基板とを接合するための金属薄膜が介在していることを特徴とするものである。
また、本発明は、上記目的を達成するために案出された機能素子の製造方法である。すなわち、振動子を変位可能に支持する振動子支持基板と、前記振動子と対向する電極を有した電極支持基板とを備え、前記電極が前記振動子と所定間隔を持って対向するように前記振動子支持基板と前記電極支持基板とが接合されてなる機能素子の製造方法であって、前記振動子支持基板における前記電極支持基板との接合箇所に金属薄膜を形成するとともに、前記電極支持基板における前記振動子支持基板との接合箇所に金属薄膜を形成し、前記振動子支持基板および前記電極支持基板のそれぞれに形成した金属薄膜同士を突き合わせて圧着接合することを特徴とする。
上記構成の機能素子および上記手順の機能素子の製造方法によれば、振動子を支持する振動子支持基板と、電極を有した電極支持基板との間には、金属薄膜が介在している。すなわち、金属薄膜によって、振動子支持基板と電極支持基板とが接合されている。金属薄膜としては、例えばAu膜またはAuを含む化合物膜若しくは積層膜が考えられる。また金属薄膜による接合としては、例えば圧着接合が考えられる。
このような金属薄膜による接合の場合には、陽極接合の場合のような大きな電界分布が生じることがないため、振動子が変位可能に支持されていても、その振動子の貼り付きを抑制し得るようになる。しかも、金属薄膜による接合を行えば、金属薄膜は耐荷重性や非変形性等に優れていることから、その金属薄膜の膜厚管理を通じて、振動子と電極との間隔を所望間隔とすることが容易となる。
以上のように、本発明に係る機能素子およびその製造方法では、金属薄膜によって振動子支持基板と電極支持基板とを接合し、これにより振動子と電極とが所定間隔を持って対向する機能素子を構成していることから、当該接合時に電位差が生じることがなく、陽極接合時に問題となる振動子の貼り付きを抑制することができ、結果として機能素子製造における歩留りを飛躍的に向上させることができる。また、金属薄膜の膜厚管理を通じて、振動子と電極との間隔を所望間隔とすることが容易となることから、極めて精度の良いギャップ形成が可能となる。すなわち、狭ギャップの形成が可能となり、またギャップのバラツキ発生を抑制可能となるので、感度低下を招いたり素子間性能のバラツキを招いたりすることがない。
つまり、本発明によれば、挟ギャップに対応しつつ、そのギャップのバラツキ発生を抑制し、しかも陽極接合時のような振動子の貼り付きをも抑制して、高感度で、かつ、ウエハ面内制御性の良好な機能素子およびその製造方法を提供することができる。
以下、図面に基づき本発明に係る機能素子およびその製造方法について説明する。
〔機能素子の基本構成の説明〕
先ず、本発明に係る機能素子について、その基本的な概略構成および処理動作を、容量検出型センサ素子の一種である角速度センサ素子に適用した場合を例に挙げて説明する。
図1〜5は、本発明が適用された角速度センサ素子の構成例を示す説明図である。このうち、図1は、概略構成の平面図、図2は図1におけるA−A’間の断面図、図3は図1におけるB−B’間の断面図、図4は図1におけるC−C’間の断面図、図5は要部平面図を示している。
図1〜5に示すように、ここで説明する角速度センサ素子は、変位可能に支持された二つの振動子11を有している。各振動子11は、バネ部12および支柱13を介して、Si基板14上に支持されている。すなわち、各振動子11は、バネ部12および支柱13を介することで、Si基板14の上面に対して浮動可能に支持され、またバネ部12の弾性によりその支持状態が変位し得るようになっている。
なお、バネ部12上には、絶縁体膜15を介してバネ部12と絶縁された電極16a,16b,16cが配されている。このうち、電極16aは、詳しくは後述のように、電磁駆動用の電極として機能する。電極16bは、電磁駆動で一方の振動子11が動作したときに発生する誘導起電力を検出するためのモニタ電極として機能する。また、電極16cは、振動子11を用いて角速度検出を行うために、これらをSi基板14と電気的に接続させる電極として機能する。これらの電極16a,16b,16cは、金メッキ支柱17を通して、引き出し電極18によりフレーム19の外側に引き出されている。
一方、振動子11と所定間隔を持って対向するそれぞれの位置には、振動子11との間の静電容量変化を検出するための電極21が配されている。電極21は、電極支持基板22の片面側に、酸化膜23を介して形成されている。電極支持基板22としては、Si基板を用いることが考えられるが、ガラス基板を用いても構わない。その場合は、酸化膜23は不要である。この電極21も、電極16a,16b,16cと同様に、電極24によりフレーム19の外側に引き出されている。
そして、ここで説明する角速度センサ素子は、振動子11を変位可能に支持するSi基板14と、電極21を有した電極支持基板22とが、Si基板14上の振動子11側に配されたフレーム19の部分で互いに接合されており、これにより電極21が振動子11と所定間隔を持って対向するように配置されるになる。なお、Si基板14上におけるフレーム19と電極支持基板22との間には、詳細を後述するように、Si基板14と電極支持基板22とを接合するための金属薄膜30が介在している。
また、電極支持基板22の上面側には、角速度センサ素子を駆動するための磁石41が配されている。この磁石41は、電極支持基板22の上面側ではなく、Si基板14の下面側に配されていてもよい。
続いて、以上のように構成された角速度センサ素子における動作原理について説明する。
電極16aに対してある周期を持った電流が流れると、その電流の周期性により、別の時点では流れる方向が逆になることもある。したがって、電極16aに電流が流れると、磁石41からの磁界により、ローレンツ力がX方向(バネ部12の弾性方向に沿った方向)に発生する。ローレンツ力Florentzは下記の(1)式で表され、配線方向との直交方向にその力が誘起される。
lorentz=IBL・・・(1)
ここで、Iは電極16aに流れる電流、Bは磁束密度、Lは電極配線の長さである。
ローレンツ力は印加される電流と同じ周期性をもって一方の振動子11に印加されるため、その振動子11は、支柱13を固定点とし、バネ部12が弾性変形する範囲で、振幅運動を繰り返す。そして、他方の振動子11は、支柱13を固定点とし、バネ部12が弾性変形する範囲で、一方の振動子11と180°の位相ずれを持ちながら振幅運動を繰り返す。
このときに、外部からY軸(X方向と直交方向の軸)まわりに角速度が与えられると、振動方向との直交方向にコリオリ力が発生する。コリオリ力Fcoriolisは下記の(2)式で表される。
coriolis=2mvΩ
ここで、mは振動子の質量、vは駆動方向の振動速度、Ωは外部から印加される角速度である。
コリオリ力で発生した変位を大きく取るためには、質量m、駆動角振動数ωx、駆動変位xm(ωxおよびXmは駆動振動速度vの対応パラメータ)を大きく取る必要がある。電磁駆動の場合、静電駆動で必要な櫛歯電極を必要としないため、大きな変位を取ることが可能となる。
コリオリ力が発生すると、振動子11は、Z軸(X軸、Y軸のいずれとも直交する方向の軸)方向に振動する。その際、電極支持基板22が有する電極21と、振動子11との間に、容量の変化が現れることになる。すなわち、一方は電極に近づく方向に振動子が傾き、他方は遠ざかる方向に振動子が傾く、といった具合である。したがって、それぞれにおける容量差分を検出することで、印加される角速度の算出が可能となる。
なお、角速度が印加されたときには、それぞれの電極21と振動子11間に発生する容量変化量が異なるが、並進加速度が印加された際には、発生する容量変化量は異ならないため、差分を取っても容量差が生じない。よって、それぞれにおける容量差分を検出することで、印加される角速度を算出すれば、角速度印加の時に発生する加速度成分を除去することができる。
また、ローレンツ力を発生させた際、電極16bには誘導起電力が発生する。この誘導起電力は、ローレンツ力と同じ周期を持って発生している。したがって、容量変化を読み取る際に、電極21と振動子11間に搬送波を乗せ、容量変化により発生した電流を増幅することにより実際の信号を取り出せば、搬送波は同期検波により除去され、また駆動波に関しても誘導起電力の周期成分で検波できるので、角速度に対応した直流信号を取り出せるようになる。
以上のような基本構成は、角速度センサ素子についての例であるが、他の容量検出型センサ素子である加速度センサ素子や圧力センサ素子等についても略同様の基本構成を適用することは可能である。
〔機能素子の特徴的な構成の説明〕
次に、本発明に係る機能素子の特徴的な構成について、ここでも角速度センサ素子を例に挙げて説明する。
ここで説明する角速度センサ素子は、振動子11を変位可能に支持するSi基板14と、電極21を有した電極支持基板22とが、そのSi基板14上におけるフレーム19の部分にて、互いに接合されて構成されている。この接合の際には、振動子11やバネ部12等が電極支持基板22側に強い静電力で引き寄せられることがなく、かつ、振動子11と電極21との間が所定間隔(所望するギャップ値)となるようにする必要がある。
従来のような陽極接合の場合は、そのギャップ制御性は良好であるが、接合時に印加される電圧により振動子11やバネ部12等が強い静電引力で引き寄せられてしまい、電極支持基板22側に貼り付いて取れなくなる可能性がある。また、振動子11やバネ部12等の一部が電極支持基板22側に貼り付いてしまうことで、本来平行に保持されるべき電極21との間隔が傾いてしまうおそれもある。
このことから、ここで説明する角速度センサ素子では、Si基板14と電極支持基板22とを接合するための金属薄膜30を、そのSi基板14上におけるフレーム19と電極支持基板22との間に介在させている。そして、その金属薄膜30の圧着接合作用を利用して、Si基板14と電極支持基板22との接合を行っているのである。
圧着接合とは、接合物と被接合物のそれぞれに金属薄膜を形成し、各金属薄膜同士を当接させた状態で一定荷重を与え、その接合面における金属原子の拡散を利用して、接合物と被接合物との固着を行う接合手法である。
したがって、金属薄膜30は、圧着接合が可能な金属によって形成されるものとする。具体的には、Au(金)薄膜を用いることが考えられる。また、Auは単膜とは限らず、AuとTi(チタニウム)、AuとCr(クロム)、AuとNi(ニッケル)、AuとCu(銅)、AuとPt(白金)とCr、AuとPtとTi、AuとNiとCr、AuとNiとTi、AuとCuとCr、AuとCuとTi等の積層膜を用いてもよい。さらには、AuとSn(錫)の共晶金属等を用いてもよい。つまり、金属薄膜30としては、例えばAu膜またはAuを含む化合物膜若しくは積層膜を用いることが考えられる。
また、形成膜厚は、50〜1000nmとすることが考えられる。50nm以上とする理由は、50nm未満であると面内均一に成膜することが困難であり、接合強度にむらが生じてしまうおそれがあるためである。また、1000nm以下とする理由は、あまりに膜厚が大きくなると、成膜に時間を要することとなり、材料コストやタクトタイム短縮化等を考えた場合に好ましくないからである。
以上のような構成の角速度センサ素子では、金属薄膜30の圧着接合作用を利用してSi基板14と電極支持基板22とを接合し、これにより振動子11と電極21とが所定間隔を持って対向するようになっている。したがって、接合の際に陽極接合の場合のような大きな電界分布が生じることがないため、振動子11がバネ部12を介して変位可能に支持されていても、その振動子11やバネ部12等が電極支持基板22側に貼り付いてしまうのを抑制し得るようになる。具体的には、振動子11と電極21との間が1μm以下の狭ギャップの場合でも、貼り付きが生じてしまうのを抑制し得る。つまり、接合時に電位差が生じることがなく、陽極接合時に問題となる振動子11やバネ部12等の貼り付きを抑制することができ、結果として角速度センサ素子製造における歩留りを飛躍的に向上させることができる。
しかも、金属薄膜30の圧着接合作用を利用してSi基板14と電極支持基板22とを接合を行えば、金属薄膜30は耐荷重性や非変形性等に優れていることから、その金属薄膜30の膜厚管理を通じて、振動子11と電極21との間隔を所望間隔(所望するギャップ値)とすることが容易となる。
図6は、圧着接合時のウエハ荷重とAu薄膜の圧縮歪み量との関係の具体例を示す説明図である。図例では、4インチウエハに線幅300μmのAu薄膜メッシュを形成し、各Au膜厚におけるウエハ荷重を行った際の圧縮歪み量の評価結果を示している。図例によれば、Au薄膜の膜厚が500nm以下では、接合前後で膜厚変化が1%未満であり、殆ど圧縮歪みがないことがわかる。また、Au薄膜の膜厚が1000nmの場合においても、圧縮歪み量は2%未満であることから、例えば20nm圧縮歪みが生じたとしてもギャップ制御性は十分に保つことができる。
図7は、圧着接合時のウエハ荷重と接合強度の関係の具体例を示す説明図である。図例では、4インチウエハに線幅300μmのAu薄膜メッシュを形成し、Au膜厚200nm/Ti膜厚50nmにおける接合強度の評価結果を示している。なお、強度評価にあたっては、5mm角のチップ状に切り出し、一方の基板(センサ側)を固定して他方の基板(検出側)の引っ張り強度を評価して行っている。図例よれば、圧着接合時の荷重が200kgf以下では強度低下が見られるものの、400kgf以上であれば25MPa以上の十分な接合強度が得られていることがわかる。
このように、金属薄膜30の圧着接合作用を利用した接合を行えば、十分なギャップ制御性と、十分な接合強度とが得られることがわかる。すなわち、金属薄膜30にギャップ制御機能と接合機能を持たせ、これらの機能を利用してSi基板14と電極支持基板22との接合を行うことになる。したがって、金属薄膜30の膜厚管理を通じて、振動子11と電極21との間隔を所定間隔(所望するギャップ値)とすることが容易となり、極めて精度の良いギャップ形成が可能となるのである。具体的には、金属薄膜30の総膜厚が所定間隔(所望するギャップ値)に基づいて特定され、あるいは金属薄膜30の総膜厚から金属薄膜30が特定されていることになる。これにより、狭ギャップの形成が可能となり、またギャップのバラツキ発生を抑制可能となるので、感度低下を招いたり素子間性能のバラツキを招いたりすることがなくなる。
つまり、ここで説明した角速度センサ素子は、金属薄膜30におけるギャップ制御機能および接合機能の両機能を利用することで、挟ギャップに対応しつつ、そのギャップのバラツキ発生を抑制し、しかも陽極接合時のような振動子の貼り付きをも抑制して、良好な感度特性を有した容量検出が可能となる。
〔機能素子の製造方法の説明〕
次に、以上のような構成の機能素子の製造方法を説明する。ここでも、上述した角速度センサ素子を例に挙げて、その製造方法を説明する。
図8〜11は、本発明が適用された角速度センサ素子の製造方法の一具体例を示す説明図である。図例は、図1におけるA−A’間の断面について示している。
先ず、振動子11を変位可能に支持するSi基板14側の製造手順について説明する。
Si基板14側の製造には、図8(a)に示すように、上部Si層10aと下部Si層10bとを二酸化ケイ素(SiO2)からなる絶縁層10cで挟み込んだSOI(Silicon on Insulator)基板を用いる。そして、図8(b)に示すように、そのSOI基板にアライメントマークおよびダイシングラインS1を形成する。これは、電極支持基板22とのアライメントを行う際、および、チップ状への切り出しを行う際の基準マークとなるものである。
アライメントマークおよびダイシングラインの形成後は、図8(c)に示すように、上部Si層10aが所望の膜厚となるように、その全面にエッチングS2を行う。このエッチングS2は、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)または水酸化カリウム(KOH)を用いたウエットエッチでもよいし、化学的、物理的ドライエッチでもよい。また、所望膜厚が予めわかっているならば、その膜厚の基板を用意して、これをエッチング無しで用いてもよい。そして、さらに、図8(d)に示すように、金属接合のためのフレーム19を形成すべく、上部Si層10aに対する選択的な部分エッチングS3を行う。このときのエッチングS3も、ウエットエッチ、ドライエッチのいずれでもよい。このエッチング残膜厚により、振動子11の膜厚およびバネ部12の膜厚が決定されることになる。また、このときのエッチング深さで、振動子11と電極21との間のギャップ、すなわちセンサ感度が決定することになる。エッチング深さは、1μm程度とすることが考えられるが、必要なセンサ感度に合わせて0.2〜10μm程度としてもよい。
その後は、図9(a)に示すように、振動子11上の一部およびバネ部12上に絶縁体膜15および電極16を形成する。絶縁体膜15は、上部Si層10aと電極16との間の絶縁性を保持できるものであればよく、例えばSiO2や窒化ケイ素(SiN)等を用いることが考えられる。電極16は、電子ビーム蒸着により形成することが考えられる。ただし、リフトオフ法により形成してもよく、その場合には配線エッチングをウエットエッチングまたはドライエッチングのどちらで行ってもよい。また、電極16の形成材料としては、Au、PtおよびCrの積層膜を用いることが考えられるが、その他にもAuとTi、AuとCr、AuとNi、AuとCu等の二層金属材料、AuとPtとTi、AuとNiとCr、AuとNiとTi、AuとCuとCr、AuとCuとTi等の三層金属材料を用いてもよい。さらには、AuとSnの共晶金属を用いたり、Tiの代わりにTiNとTiとの積層材料を用いたりすることも考えられる。また、形成手法については、スパッタ法やCVD(Chemical Vapor Deposition)法等を用いてもよい。このようにして形成される電極16が、ローレンツ印加、誘導起電力検出または容量検出のために用いられる電極16a,16b,16cを構成することになる。
ここで、フレーム19上には、図9(b)に示すように、Si基板14と電極支持基板22とを接合するための金属薄膜31を形成する。金属薄膜31は、例えば、電子ビーム蒸着によりAu膜厚200nm/Ti膜厚50nm形成する。ただし、金属薄膜31の膜厚は、50〜1000nmであればどの膜厚でもよい。また、金属薄膜31の形成材料も、例えばAu膜またはAuを含む化合物膜若しくは積層膜を用いることが考えられる。その場合に、形成方法は、スパッタ法やCVD法を用いてもよい。なお、金属薄膜31の形成は、上部Si層10aにおけるフレーム19上に直接行うのではなく、そのフレーム19上にSiO2層やSiN層等を形成した後に行うようにしてもよい。
そして、金属薄膜31の形成後は、図9(c)に示すように、振動子11およびバネ部12を形成するための、反応性イオンエッチングS4を行う。さらには、図9(d)に示すように、SOI基板の裏面側に対しても、反応性イオンエッチングS5を行い、これにより下部Si層10bおよび絶縁層10cの一部を除去する。このとき、支柱13となる上部Si層10aおよび絶縁層10cの一部、並びに、フレーム19となる上部Si層10aおよび絶縁層10cの一部は残して、下部Si層10bと接続させる。これにより、他の部分が中空構造となり、振動子11およびバネ部12が形成される。また、支柱13は、下部Si層10bに固定される。この下部Si層10bの残部が、Si基板14となる。
以上のような手順で、振動子11を変位可能に支持するSi基板14が形成されるのである。
次に、振動子11と対向する電極21を有した電極支持基板22側の製造手順について説明する。
電極支持基板22側の製造にあたっては、図10(a)に示すように、例えばSi基板からなる電極支持基板22を用意し、その電極支持基板22の片面に酸化膜23を形成するとともに、さらに配線電極24を電子ビーム蒸着により形成する。電極支持基板22は、ガラス基板を用いても構わない。その場合は、酸化膜23は不要である。また、配線電極24は、Au膜厚200nm/Ti膜厚50nmで形成することが考えられるが、50〜1000nmであればどの膜厚でも良く、またAuとCr、AuとNi、AuとCu等の二層金属材料、AuとPtとCr、AuとPtとTi、AuとNiとCr、AuとNiとTi、AuとCuとCr、AuとCuとTi等の三層金属材料、AuとSnの共晶金属を用いてもよい。その場合に、形成方法は、スパッタ法やCVD法を用いてもよい。
配線電極24を形成したら、続いて、図10(b)に示すように、電解めっき法または無電解めっき法により、Auの支柱25を形成する。この支柱25は、Si基板14側の電極とのコンタクトを取るためのものである。そのために、支柱25は、Si基板14側の電極に対して、各電極毎に複数本形成する。これにより、接合時に支柱25がバネ状に屈曲し、適度なテンションをもってSi基板14側の電極と接続することができる。スプリングコンタクトや金バンプ等を用いることも考えられるが、上記の構造によれば、電極支持基板22に過度な応力をかけることも無く、また形成方法も極めて簡単である。
その後は、図10(c)に示すように、配線電極24に対して、選択的な部分エッチングS6を行う。このエッチングにより、電極支持基板22側に、電極21、引き出し電極18および金属薄膜32が形成されることになる。
以上のような手順で、振動子11と対向する電極21を有した電極支持基板22が形成されるのである。
次に、以上のような手順で製造されたSi基板14側と電極支持基板22側との接合手順について説明する。
Si基板14と電極支持基板22との接合にあたっては、図11(a)に示すように、Si基板14側に形成されている金属薄膜31と、電極支持基板22側に形成されている金属薄膜32とが、互いに相対する状態で当接させ、その当接状態にて加圧して、金属薄膜31,32同士を圧着接合させる。これにより、Si基板14と電極支持基板22と歯、その間に金属薄膜30(金属薄膜31,32の接合体)が介在した状態で、一体に接合されることになる。また、このときの接合で、Si基板14側の電極16と、電極支持基板22側の支柱25とがコンタクトすることになる。
その後は、図11(b)に示すように、Si基板14と電極支持基板22との接合体を、ダイシングS7によりカットして、それぞれが個別なチップ状に形成する。そして、最後に、図11(c)に示すように、電極支持基板22上に磁石41を形成し、引き出し電極18よりワイヤーを引き出す。これにより、角速度センサ素子が完成することになる。
〔機能素子の他の構成例の説明〕
なお、上述した実施形態では、本発明の好適な実施具体例を説明したが、本発明はその内容に限定されるものではない。ここで、本発明の他の実施具体例について簡単に説明する。
図12および図13は、本発明が適用された角速度センサ素子の他の構成例を示す説明図である。
例えば、上述した実施形態では、Si基板14側にフレーム19を形成して、その部分にて金属薄膜30を介した圧着接合を行う場合について説明したが、本発明は、これとは逆に、図12に示すように、電極支持基板22側に接合用の突起部26を形成した場合であっても、全く同様に適用することが可能である。すなわち、SOI基板をエッチングにより掘り込むのではなく、電極支持基板22をエッチングにより掘り込むようにしてもよい。その場合のエッチングは、SOI基板と同様にして行えばよい。具体的には、1μm程度の深さでエッチングを行うことが考えられるが、必要となる検出感度に合わせて0.2〜10μmの掘り込みを行えばよい。
また、図13に示すように、フレーム19の頂面と酸化膜23が形成された電極支持基板22の下面とが直接当接してSi基板14側と電極支持基板22側とが接合されるように場合であっても、その当接箇所の周辺部分にて、Si基板14側と電極支持基板22側とのそれぞれに金属薄膜30を形成しておき、これによりそれぞれの間に金属薄膜30を介在させておくことで、その金属薄膜30による圧着接合作用を利用した接合を行うことが可能である。
このように、本発明は、本実施形態での説明に対し、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
また、本発明は、角速度センサ素子、加速度センサ素子または圧力センサ素子等といった、振動子と電極間の静電容量変化を検出する構造の容量検出型センサ素子のみならず、他の機能素子(MEMS)であっても、振動子側の基板と電極側の基板とを接合して構成するものであれば、全く同様に適用することが考えられる。
本発明が適用された角速度センサ素子の構成例を示す説明図(その1)であり、概略構成の平面を示す図である。 本発明が適用された角速度センサ素子の構成例を示す説明図(その2)であり、図1におけるA−A’間の断面を示す図である。 本発明が適用された角速度センサ素子の構成例を示す説明図(その3)であり、図1におけるB−B’間の断面を示す図である。 本発明が適用された角速度センサ素子の構成例を示す説明図(その4)であり、図1におけるC−C’間の断面を示す図である。 本発明が適用された角速度センサ素子の構成例を示す説明図(その5)であり、図1における要部平面を示す図である。 圧着接合時のウエハ荷重とAu薄膜の圧縮歪み量との関係の具体例を示す説明図である。 圧着接合時のウエハ荷重と接合強度の関係の具体例を示す説明図である。 本発明が適用された角速度センサ素子の製造方法の一具体例を示す説明図(その1)であり、振動子を変位可能に支持するSi基板側の製造手順を示す図である。 本発明が適用された角速度センサ素子の製造方法の一具体例を示す説明図(その2)であり、振動子を変位可能に支持するSi基板側の製造手順を示す図である。 本発明が適用された角速度センサ素子の製造方法の一具体例を示す説明図(その3)であり、振動子と対向する電極を有した電極支持基板側の製造手順を示す図である。 本発明が適用された角速度センサ素子の製造方法の一具体例を示す説明図(その4)であり、Si基板側と電極支持基板側との接合手順を示す図である。 本発明が適用された角速度センサ素子の他の構成例を示す説明図(その1)である。 本発明が適用された角速度センサ素子の他の構成例を示す説明図(その2)である。
符号の説明
10a…上部Si層、10b…下部Si層、10c…絶縁層、11…振動子、12…バネ部、13…支柱、14…Si基板、15…絶縁体膜、16a,16b,16c…電極、17…金メッキ支柱、18…引き出し電極、19…フレーム、21…電極、22…電極支持基板、23…酸化膜、24…配線電極、25…支柱、26…突起部、30,31,32…金属薄膜、41…磁石

Claims (8)

  1. 振動子を変位可能に支持する振動子支持基板と、前記振動子と対向する電極を有した電極支持基板とを備え、前記電極が前記振動子と所定間隔を持って対向するように前記振動子支持基板と前記電極支持基板とが接合されてなる機能素子であって、
    前記振動子支持基板と前記電極支持基板との間に当該振動子支持基板と当該電極支持基板とを接合するための金属薄膜が介在していることを特徴とする機能素子。
  2. 前記金属薄膜の膜厚が前記所定間隔に基づいて特定され、あるいは前記金属薄膜の膜厚から前記所定間隔が特定されていることを特徴とする請求項1記載の機能素子。
  3. 前記振動子と前記電極間の静電容量変化を検出する構造の容量検出型センサ素子であることを特徴とする請求項2記載の機能素子。
  4. 前記金属薄膜の膜厚が50nm以上1000nm以下であることを特徴とする請求項3記載の機能素子。
  5. 前記所定間隔が10μmより狭いことを特徴とする請求項3記載の機能素子。
  6. 前記金属薄膜は、Au膜、Auを含む化合物膜、または、少なくともAu層を含む積層膜のいずれかであることを特徴とする請求項3記載の機能素子。
  7. 振動子を変位可能に支持する振動子支持基板と、前記振動子と対向する電極を有した電極支持基板とを備え、前記電極が前記振動子と所定間隔を持って対向するように前記振動子支持基板と前記電極支持基板とが接合されてなる機能素子の製造方法であって、
    前記振動子支持基板における前記電極支持基板との接合箇所に金属薄膜を形成するとともに、前記電極支持基板における前記振動子支持基板との接合箇所に金属薄膜を形成し、
    前記振動子支持基板および前記電極支持基板のそれぞれに形成した金属薄膜同士を突き合わせて圧着接合する
    ことを特徴とする機能素子の製造方法。
  8. 前記振動子支持基板および前記電極支持基板に形成する金属薄膜のそれぞれについて、その形成膜厚を前記所定間隔の所望値に基づいて特定する
    ことを特徴とする請求項7記載の機能素子の製造方法。
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