JP2007056728A - 車両用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 確実に電気負荷を駆動可能な車両用電源装置を提供する。
【解決手段】 車両用電源装置100は、スタータ30に電源電圧を供給する直流電源Bと、直流電源Bから電源電圧の供給を受け、その受けた電源電圧から負荷駆動電圧を生成して電気負荷40に供給する駆動電圧供給装置10と、アイドルストップECU50とを備える。駆動電圧供給装置10は、電源電圧が所定の範囲である場合に電源電圧を昇圧した昇圧電圧を負荷駆動電圧として供給する昇圧回路と、昇圧回路における昇圧動作が正常に実行可能であるか否かを確認する動作確認部とを含む。アイドルストップECU50は、昇圧動作が正常に実行可能であると判断されたことに応じて、エンジンの再始動の自動制御を実行する。また、昇圧動作が異常と判断されたことに応じて、アイドルストップECU50はアイドルストップ制御を禁止する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両用電源装置に関し、より特定的には、信号待ち等での車両停止時にエンジンを一時的に自動停止させるアイドルストップ車両に搭載される車両用電源装置に関する。
近年、燃料消費量の節減とエミッションの低減とを目的として、信号待ち等の車両停止時にエンジンを一時的に自動停止させるようにしたアイドルストップ車両が実用化されている。この種の車両では、車速・アクセル開度等の所定のアイドル判断情報に基づいて、車両が停止中と推測されるときにエンジンを自動停止させ、その後に運転者の発進意思を表わすエンジン始動条件が成立したときに、スタータによりエンジンを自動始動させて発進に備えている。
ここで、エンジンを始動させるためのスタータは、一般に相当の電力を消費するため、特に停車および発進を頻繁に繰り返す市街地走行などでは、エンジンの始動頻度の増加とともに電源であるバッテリの消耗が甚だしくなる。
そして、バッテリの消耗によって、エンジンのクランキング時においてバッテリ電圧が一時的に大きく低下してしまうと、バッテリを電源として駆動する電気負荷へのバッテリ電圧が低下してしまう。たとえば、車両内の計器類の照明が一時的に暗くなり、車両の品質感を大きく損なうことになる。また、カーオーディオやカーナビゲーションシステムにおいては、内蔵するCPU(Central Processing Unit)がリセットされてしまうことによって、音の途切れ等が発生してしまうという不具合が生じるおそれがある。
このような、電気負荷の種々の不具合を解消するために、たとえば特開2002−38984号公報は、アイドルストップ後のエンジン再始動時にバッテリ電圧が低下したとき、バッテリ電圧の電気負荷への供給を補償する電圧補償手段を備えるアイドルストップ車両を開示する。
これによれば、アイドルストップによってエンジンが自動停止し、その後、エンジンがスタータにより再始動されるとき、バッテリ電圧が設定値以下に低下すると、電圧補償手段が作動してバッテリ電圧の電気負荷への供給を補償する。より詳細には、電圧補償手段は、昇圧回路を含む電圧補償回路と、電圧補償回路を制御する電圧補償コントローラとで構成される。そして、本構成において、電圧補償コントローラは、バッテリ電圧が設定値以下に低下すると、電気負荷に印加される電圧が電気負荷の最低作動電圧を上回るように電圧補償回路を制御する。これにより、電圧補償回路は、入力電圧としてのバッテリ電圧を昇圧し、その昇圧した出力電圧を電気負荷に供給する。
特開2002−38984号公報 特開2004−229477号公報
しかしながら、特許文献1によるアイドルストップ車両においては、電圧補償回路に内包されるスイッチなどの回路素子の故障、あるいは電圧補償コントローラの故障が生じたときには、昇圧動作を正常に行なうことが出来ず、電圧補償回路の出力電圧が一気に低下してしまう。結果として、電圧補償手段が電気負荷を駆動するための負荷駆動電圧の供給を補償できなくなるため、電気負荷の駆動状態が不安定となる。
しかしながら、従来のアイドルストップ車両では、エンジンを再始動させるのに先行して電圧補償手段の故障を診断する手段を有しないため、電圧補償手段の故障については、実際にエンジンを再始動させることによって始めて検出されるのが現状である。
この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、確実に電気負荷を駆動可能な車両用電源装置を提供することである。
この発明によれば、車両用電源装置は、エンジン始動用モータに電源電圧を供給する電源と、電源から電源電圧の供給を受け、その受けた電源電圧から電気負荷を駆動するための負荷駆動電圧を生成し、その生成した負荷駆動電圧を電気負荷に供給する電圧供給回路と、電源電圧が所定の範囲である場合に、電源電圧を昇圧した昇圧電圧を負荷駆動電圧として供給するように電圧供給回路を制御する制御回路と、車両の状態に応じて、エンジンの停止およびエンジン始動用モータによるエンジンの再始動を自動制御するエンジン自動停止制御回路とを備える。制御回路は、電圧供給回路における昇圧動作が正常に実行可能であるか否かを確認する動作確認手段を含む。エンジン自動停止制御回路は、昇圧動作が正常に実行可能であると判断されたことに応じて、エンジンの再始動の自動制御を実行する。
好ましくは、エンジン自動停止制御回路は、昇圧動作が正常に実行できないと判断されたことに応じて、エンジンの停止および再始動の自動制御を禁止する。
上記の車両用電源装置によれば、電圧供給回路の正常が確認されたことに応じてエンジンが自動始動されることから、エンジンを再始動させても電気負荷の駆動が確実に維持することができる。
好ましくは、電圧供給回路は、電源電圧を所定電圧だけ降圧させた負荷駆動電圧を生成する降圧手段を含む。制御回路は、所定電圧を補償するように電圧供給回路に昇圧動作を実行させる。動作確認手段は、電源電圧と負荷駆動電圧との電圧差が所定値以下であることに基づいて、昇圧動作が正常に実行可能であると判断する。
上記の車両用電源装置によれば、昇圧動作が正常に実行可能であるか否かを、内包される昇圧回路に実際の昇圧動作と同じ動作をさせて判断することから、電圧供給回路の正常を正確に確認することができ、車両用電源装置の高信頼化を図ることができる。
好ましくは、降圧手段は、生成される負荷駆動電圧が電気負荷の動作電圧下限値を下回らないように、所定電圧を設定する。
上記の車両用電源装置によれば、電圧供給回路の動作確認の実行中においても、電気負荷を安定して駆動させ続けることができる。
好ましくは、降圧手段は、電源電圧を検出する第1の電圧検出回路と、負荷駆動電圧を検出する第2の電圧検出回路との間に接続され、動作確認手段の指示に応答して、電源電圧を所定電圧だけ降圧させた負荷駆動電圧を生成する。
上記の車両用電源装置によれば、動作確認手段は、昇圧回路に実際の昇圧動作と同じ動作をさせることができる。
好ましくは、降圧手段は、電圧供給回路に内包され、かつ、第1の電圧検出回路側に陽極が接続され、第2の電圧検出回路側に陰極が接続されたダイオード素子を含む。ダイオード素子は、動作確認手段の指示に応答して、電源電圧を順方向電圧だけ降圧させた負荷駆動電圧を生成する。
上記の車両用電源装置によれば、動作確認のための新たな装置の追加を必要としないことから、簡易かつ低コストな装置構成で電圧供給回路の動作確認を行なうことができる。また、ダイオード素子の順方向電圧は電源電圧に対して十分に小さいことから、動作確認手段の実行中においても、電気負荷を安定して駆動することができる。
好ましくは、降圧手段は、電圧供給回路の出力端子と第2の電圧検出回路との間に直列に接続された電界効果型トランジスタを含む。電界効果型トランジスタは、動作確認手段の指示するゲート電位に応答して線形領域で動作する。
上記の車両用電源装置によれば、電界効果型トランジスタを線形領域で動作させることにより、容易に電源電圧を降圧させることができる。
好ましくは、電界効果型トランジスタは、電圧供給回路の出力端子と予め選択された所定の電気負荷との間に直列に接続されたスイッチ素子を構成する。制御回路は、電源電圧が所定の範囲を下回ったことに応じて、スイッチ素子を非導通とし、所定の電気負荷へ負荷駆動電圧の供給を遮断する。
上記の車両用電源装置によれば、アイドルストップ車両の運行を確保するために設けたスイッチング素子を降圧手段として用いることにより、簡易かつ低コストな装置構成で電圧供給回路の動作確認を行なうことができる。
好ましくは、動作確認手段は、エンジンが停止されたことに応じて、電圧供給回路における昇圧動作が正常に実行可能であるか否かを確認する。
好ましくは、動作確認手段は、エンジンの停止条件が成立したことに応じて、電圧供給回路における昇圧動作が正常に実行可能であるか否かを確認する。
好ましくは、動作確認手段は、予め設定された所定の期間おきに、電圧供給回路における昇圧動作が正常に実行可能であるか否かを確認する。
上記の車両用電源装置によれば、アイドルストップ後のエンジンを再始動させるタイミングに先行して、電圧供給装置の動作確認を行なうことができる。
この発明によれば、駆動電圧供給装置の正常が確認されたことに応じてエンジンが自動始動されることから、エンジンを再始動させても電気負荷の駆動が確実に維持することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1における自動車に搭載される車両用電源装置の概略ブロック図である。
図1を参照して、車両用電源装置100は、直流電源Bと、駆動電圧供給装置10と、オルタネータ20と、スタータ30と、電気負荷40と、アイドルストップECU50と、EFI(Electronic Fuel Injection)制御ユニット60と、LED(Light-Emitting Diode)70とを備える。
駆動電圧供給装置10、オルタネータ20、スタータ30およびEFI制御ユニット60は、直流電源Bの電源ライン9に接続される。電気負荷40は、駆動電圧供給装置10に接続される。
直流電源Bは、例えば鉛バッテリからなる。駆動電圧供給装置10は、直流電源Bの電源ライン9から電源電圧VBを受け、その受けた電源電圧VBに基づいて負荷駆動電圧VDLを生成する。そして、その生成した負荷駆動電圧VDLを電気負荷40へ供給する。すなわち、図1において、電源電圧VBが駆動電圧供給装置10の入力電圧VINに相当し、負荷駆動電圧VDLは駆動電圧供給装置10の出力電圧VOUTに相当する。
オルタネータ20は、直流電源Bから電源電圧VBを受け、その受けた電源電圧VBを内蔵されたロータに供給して磁界を発生させる。そして、オルタネータ20は、図示しないエンジンからの動力を受け、その受けた動力によってロータを回転させ、ロータの周囲に設けられたステータに交流電力を誘起する。さらに、オルタネータ20は、内蔵したダイオードによって、誘起した交流電力を整流して直流電力に変換し、その変換した直流電力を直流電源Bへ供給して直流電源Bを充電する。
スタータ30は、直流電源Bから電源電圧VBを受け、その受けた電源電圧VBによって駆動される。そして、スタータ30は、アイドルストップECU50からの制御に従って、エンジンを起動する。
EFI制御ユニット60は、エンジンに対する燃料供給の制御を行なう。
電気負荷40は、共に駆動電圧供給装置10の出力に接続されるオーディオ/ナビゲーション44と、メータ46とを含む。
オーディオ/ナビゲーション44は、駆動電圧供給装置10から負荷駆動電圧VDLを受け、その受けた負荷駆動電圧VDLによって駆動される。これにより、運転者は、音楽を楽しみ、ナビゲーションシステムを実行させることができる。
メータ46は、駆動電圧供給装置10から負荷駆動電圧VDLを受けて駆動される。
アイドルストップECU50は、エンジン停止条件が成立したと判断されると、エンジンの停止を制御するための信号ESTを生成し、その生成した信号ESTをEFI制御ユニット60へ出力する。さらに、アイドルストップECU50は、エンジンが停止したことを示す停止信号STOPを生成し、その生成した停止信号STOPを駆動電圧供給装置10へ出力する。
駆動電圧供給装置10は、アイドルストップECU50から停止信号STOPを受けると、後述する方法に従って、昇圧動作が正常に行なわれているか否かについての動作確認を行なう。このとき、昇圧動作が異常と判断されると、駆動電圧供給装置10は、昇圧動作の異常を運転者に報知するための警告信号WARNを生成し、その生成した警告信号WARNをアイドルストップECU50へ出力する。アイドルストップECU50は、警告信号WARNに応答してLED70を点灯させる。なお、運転者への報知は他の方法によって行なわれても良い。
また、アイドルストップECU50は、エンジン停止後に、エンジンの再始動条件が成立したと判断されると、エンジンの再始動を制御するための信号STARを生成し、その生成した信号STARをスタータ30へ出力する。これにより、スタータ30は、エンジンを再始動する。
なお、アイドルストップ車両のエンジン停止条件は、たとえば、直流電源Bの残容量が所定値以上であること、車両が一定距離を走行したことを示す車速履歴があること、および車両が登坂を走行している場合、その登坂が所定の角度以内の登坂であること、を確認することである。また、アイドルストップ後のエンジンの再始動条件は、たとえば、ブレーキペダルがオフされていること、およびアクセルがオンされていること、を確認することである。ただし、エンジン停止条件およびエンジン再始動条件は、上述した条件に限らず、随時、公知の条件が追加されても良い。
このように、駆動電圧供給装置10は、発電機であるオルタネータ20、および大電力負荷であるスタータ30に電気的に接続された直流電源Bから電源電圧VBを受ける。
図2は、図1における駆動電圧供給装置10の構成を説明するためのブロック図である。
図2を参照して、駆動電圧供給装置10は、昇圧回路110と、スイッチ駆動回路12,14と、電圧検出回路16,18と、制御回路120とを含む。
昇圧回路110は、コンデンサC1,C2と、コイルL1と、MOSトランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。
コンデンサC1は、直流電源Bの電源ライン9と接地ラインとの間に接続される。コイルL1の一方端は電源ライン9に接続され、他方端はMOSトランジスタQ1とMOSトランジスタQ2との中間点、すなわち、MOSトランジスタQ1のドレインとMOSトランジスタQ2のソースとの間に接続される。そして、MOSトランジスタQ1のソースは接地ラインに接続され、MOSトランジスタQ2のコレクタは電源ライン9に接続される。また、各MOSトランジスタQ1,Q2のドレイン−ソース間には、ソース側からドレイン側へ電流を流すダイオードD1,D2が接続される。なお、MOSトランジスタQ1,Q2は、この発明によるスイッチ素子を構成する。スイッチ素子は、MOSトランジスタ以外の電界効果型トランジスタもしくは接合型トランジスタなどで構成しても良い。
昇圧回路110は、直流電源BからコンデンサC1を介して供給された電源電圧VB(入力電圧VINに相当)を昇圧し、その昇圧した出力電圧VOUTを図示しない電気負荷40に供給する。
より具体的には、コンデンサC1は、直流電源Bから供給された電源電圧VBを平滑化し、その平滑化した電源電圧VBを、コイルL1を介してMOSトランジスタQ1とMOSトランジスタQ2との中間点に供給する。
MOSトランジスタQ1,Q2は、ゲートにスイッチ駆動回路12,14がそれぞれ接続される。スイッチ駆動回路12,14は、制御回路120からMOSトランジスタQ1,Q2をスイッチング制御するための信号PWM1,PWM2をそれぞれ受ける。そして、スイッチ駆動回路12,14は、MOSトランジスタQ1,Q2が、信号PWM1,PWM2に従ってそれぞれオン/オフされるように、対応するトランジスタのゲート電位を制御する。これにより、入力電圧VINは、信号PWM1によってMOSトランジスタQ1がオンされた期間に応じて昇圧されてコンデンサC2に供給される。
コンデンサC2は、昇圧された入力電圧VINを平滑化し、その平滑化した入力電圧VINを出力電圧VOUTとして電気負荷40へ供給する。
電圧検出回路16は、駆動電圧供給装置10の入力電圧VIN(昇圧回路110の入力電圧に相当)を検出し、その検出した入力電圧VINを制御回路120へ出力する。電圧検出回路18は、駆動電圧供給装置10の出力電圧VOUT(昇圧回路110の出力電圧に相当)を検出し、その検出した出力電圧VOUTを制御回路120へ出力する。
制御回路120は、電圧検出回路16から入力電圧VINを受け、電圧検出回路18から出力電圧VOUTを受ける。そして、制御回路120は、入力電圧VIN,出力電圧VOUTに基づいて、後述する方法によりMOSトランジスタQ1,Q2をスイッチング制御するための信号PWM1,PWM2を生成してスイッチ駆動回路12,14へそれぞれ出力する。
さらに、制御回路120は、アイドルストップECU50からエンジンが停止したことを示す停止信号STOPを受ける。そして、制御回路120は、停止信号STOPに応答して、後述する方法により昇圧回路110における昇圧動作の正常を確認する。このとき、昇圧動作が異常と判断されると、制御回路120は、警告信号WARNを生成してアイドルストップECU50へ出力する。
図3は、図2における制御回路120の機能ブロック図である。
図3を参照して、制御回路120は、スイッチング制御部122と、動作確認部124とを含む。
スイッチング制御部122は、入力電圧VINおよび出力電圧VOUTに基づいて信号PWM1,PWM2を生成してスイッチ駆動回路12,14へそれぞれ出力する。
より具体的には、スイッチング制御部122は、入力電圧VINとしての電源電圧VBと、負荷駆動電圧VDLを基に予め設定された電圧VIN1,VIN2との大小関係に基づいて、MOSトランジスタQ2のオンデューティD_ON_2を演算する。なお、電圧VIN2は、通常動作時における直流電源Bの電源電圧VB(たとえば12V)程度に設定される。また、電圧VIN1は、電気負荷40の正常動作が保証される負荷駆動電圧VDLの限界値(以下、動作電圧下限値とも称する。たとえば8V)を下回る程度(たとえば6〜7V)に設定される。
たとえば、入力電圧VINが電圧VIN2を上回るときには、スイッチング制御部122は、出力電圧VOUTの目標値、すなわち昇圧回路110の電圧指令値Vdc_comを入力電圧VINと同電圧に設定する。そして、スイッチング制御部122は、入力電圧VINと電圧指令値Vdc_comとに基づいて、MOSトランジスタQ2のオンデューティD_ON_2を式(1)により演算する。
D_ON_2=VIN/Vdc_com・・・(1)
このとき、電圧指令値Vdc_comが入力電圧VINに等しいことから、オンデューティD_ON_2は100%となる。また、MOSトランジスタQ1のオンデューティD_ON_1(=1−D_ON_2)は0%となる。したがって、スイッチング制御部122は、MOSトランジスタQ2をオンし続け、かつMOSトランジスタQ1をオフし続けるための信号PWM1,PWM2を生成し、その生成した信号PWM1,PWM2をスイッチ駆動回路12,14へそれぞれ出力する。これにより、昇圧回路110は、昇圧動作を行なわず、入力電圧VINを略そのまま出力電圧VOUTとして出力する。
一方、入力電圧VINが電圧VIN1から電圧VIN2の範囲内にあるときには、スイッチング制御部122は、電圧指令値Vdc_comを一定電圧Vcに設定する。このときの一定電圧Vcは、通常動作時における直流電源Bの電源電圧VB(たとえば12V)程度に設定される。そして、スイッチング制御部122は、式(1)によりMOSトランジスタQ2のオンデューティD_ON_2を演算し、これとMOSトランジスタQ2のオンデューティD_ON_1との比であるデューティ比を演算する。そして、スイッチング制御部122は、演算されたデューティ比に基づいてMOSトランジスタQ1,Q2をオン/オフするための信号PWM1,PWM2を生成し、その生成した信号PWM1,PWM2をスイッチ駆動回路12,14へそれぞれ出力する。
さらに、スイッチング制御部122は、電圧検出回路18から出力電圧VOUTを受けると、電圧指令値Vdc_comと出力電圧VOUTとの偏差Vdc_com−VOUTを演算し、その演算した偏差Vdc_com−VOUTが零となるようにデューティ比を演算する。このように、スイッチング制御部122は、入力電圧VINと出力電圧VOUTを用いてフィードバック制御を行なう。
また、入力電圧VINが電圧VIN1を下回るときには、スイッチング制御部122は、電圧指令値Vdc_comを入力電圧VINと同電圧に設定する。そして、スイッチング制御部122は、MOSトランジスタQ2をオンし続け、かつMOSトランジスタQ1をオフし続けるための信号PWM1,PWM2を生成し、その生成した信号PWM1,PWM2をスイッチ駆動回路12,14へそれぞれ出力する。これにより、昇圧回路110は、昇圧動作を行なわず、入力電圧VINを略そのまま出力電圧VOUTとして出力する。
図4は、駆動電圧供給装置10の正常動作時の入出力特性を概略的に説明するための図である。
駆動電圧供給装置10は、正常動作時、上述したように、直流電源Bからの電源電圧VBを入力電圧VINとして受け、その受けた入力電圧VINに基づいて負荷駆動電圧VDLを生成し、その生成した負荷駆動電圧VDLを、出力電圧VOUTとして電気負荷40へ供給する。
このとき、入力電圧VINとしての電源電圧VBが、電圧VIN2から電圧VIN1へ低下したときには、昇圧回路110は、その低下した電源電圧VBを昇圧して一定電圧Vcを出力電圧VOUTとして生成する。
すなわち、昇圧回路110は、入力電圧VINとしての電源電圧VBが0Vから電圧VIN1の範囲である場合、および電圧VIN2以上である場合、入力電圧VINをそのまま出力電圧VOUTとして出力し、入力電圧VINが電圧VIN1〜VIN2の範囲である場合、入力電圧VINを昇圧し、その昇圧した出力電圧Vcを出力する。これにより、エンジンの再始動時に電源電圧VBがたとえば12Vから6Vに低下したときであっても、一定電圧Vcに昇圧された出力電圧VOUTが電気負荷40に供給されることから、電気負荷40は、負荷駆動電圧VDLの供給が補償されて駆動し続けることができる。
しかしながら、昇圧回路110、スイッチ駆動回路12,14および電圧検出回路16,18の少なくとも1つが故障したことに起因して昇圧回路110の昇圧動作が正常に行なわれないときには、エンジンを再始動させたことによって電源電圧VBが著しく低下しても、駆動電圧供給装置10は、負荷駆動電圧VDLの供給を補償することができない。したがって、電気負荷40は正常に駆動し続けることが困難となる。
たとえばオーディオ/ナビゲーション44においては、内蔵するCPUがリセットされることによって音の途切れ等が発生する。また、メータ46においては、表示部の照明が一時的に暗くなってしまう。
そこで、このような電気負荷40の不具合を回避する手段として、この発明による車両用電源装置100は、アイドルストップ後のエンジンの再始動させるタイミングに先行して、駆動電圧供給装置10の昇圧動作が正常であることを確認する動作確認手段を具備することを特徴とする。そして、車両用電源装置100は、動作確認手段により昇圧動作の正常が確認されたことに応じて、アイドルストップ制御を継続することとする。これによれば、エンジンを再始動させても電気負荷40の駆動が確実に維持される。
詳細には、図3の制御回路120を参照して、動作確認部124は、エンジンが停止したことに応じてアイドルストップECU50から停止信号STOPを受けると、昇圧動作の動作確認を実行するための信号OPを生成して、その生成した信号OPをスイッチング制御部122へ出力する。
スイッチング制御部122は、動作確認部124からの信号OPを受けると、以下に示す手順に従って昇圧回路110に昇圧動作を実行させる。
具体的には、最初に、スイッチング制御部122は、MOSトランジスタQ1,Q2をオフするための信号PWM1,PWM2を生成して、その生成した信号PWM1,PWM2をスイッチ駆動回路12,14へ出力する。これにより、電源ライン9では、MOSトランジスタQ2がオフされたことに応じて、ダイオードD2に順方向電流が流れることから、入力電圧VINと出力電圧VOUTとの間には、ダイオードD2の順方向電圧Vfに相当する電圧分の降下が生じる。すなわち、ダイオードD2は、この発明による「降圧手段」を構成し、出力電圧VOUTを、入力電圧VINよりもダイオードD2の順方向電圧Vfだけ低い電圧とする。そして、電圧検出回路16,18は、このときの入力電圧VINおよび出力電圧VOUTを検出してスイッチング制御部122へそれぞれ出力する。
なお、ダイオードD2の順方向電圧Vfは通常、0.6V程度であることから、降圧手段による出力電圧VOUTは、12−0.6=11.4V程度となる。この電圧レベルは、上述した電気負荷40の動作電圧下限値(たとえば8V)を十分に上回ることから、電気負荷40の駆動に影響を及ぼすことがない。したがって、この発明によれば、動作確認手段を実行することによっても、電気負荷40を確実に駆動させ続けることができる。
次に、スイッチング制御部122は、電圧検出回路16,18から入力電圧VINおよび出力電圧VOUTを受けると、上述した電圧降下分を補償するための信号PWM1,PWM2を生成する。具体的には、スイッチング制御部122は、電圧指令値Vdc_comを入力電圧VINと同電圧に設定し、その設定した電圧指令値Vdc_com(すなわち、入力電圧VIN)と出力電圧VOUTとの偏差Vdc_com−VOUT(=VIN−VOUT)が零となるようにデューティ比を演算する。そして、スイッチング制御部122は、演算されたデューティ比に基づいて信号PWM1,PWM2を生成し、その生成した信号PWM1,PWM2をスイッチ駆動回路12,14へそれぞれ出力する。
このようにスイッチング制御部122が入力電圧VINと出力電圧VOUTと基づいてフィードバック制御を行なうことにより、昇圧回路10は、MOSトランジスタQ1,Q2がスイッチング制御されて昇圧動作を行なう。このときの入力電圧VINおよび出力電圧VOUTは、電圧検出回路16,18でそれぞれ検出されて動作確認部124へ転送される。
最後に、動作確認部124は、電圧検出回路16,18から入力電圧VINおよび出力電圧VOUTを受けると、両者の電圧差VIN−VOUTに基づいて、昇圧動作が正常に行なわれているか否かを判断する。動作確認部124は、電圧差VIN−VOUTが所定の電圧V_std以下であれば、昇圧動作が正常に行なわれていると判断する。一方、動作確認部124は、電圧差VIN−VOUTが所定の電圧V_stdを上回れば、昇圧動作が異常であると判断する。
なお、所定の電圧V_stdは、ダイオードD2の順方向電圧Vfに相当する電圧降下分が昇圧動作によって補償されたことが判るように、順方向電圧Vfに対して十分低い電圧に設定される。
そして、昇圧動作が異常と判断されると、動作確認部124は、警告信号WARNを生成し、その生成した警告信号WARNをアイドルストップECU50へ出力する。アイドルストップECU50は、警告信号WARNに応答してLED70(図示せず)を点灯させる。さらに、アイドルストップECU50は、以降のアイドルストップ制御を禁止する。
この場合、運転者は、LED70の点灯から駆動電圧供給装置10の故障を知ると、イグニッションキーを再びスタータに通電を行なうエンジンスタート位置にまで操作することによって、手動でエンジンを再始動させる。これ以降の車両の運行においては、信号待ちなどによりエンジン停止条件が成立してもエンジンが停止されないことから、スタータの電力消費による電源電圧VBの低下が生じない。このため、運転者は、異常が生じた車両を修理工場などにそのまま運転して搬送することができる。
以上のように、この発明による動作確認手段は、駆動電圧供給装置10が実際に昇圧動作を行なうのと同一の経路を用いて正常動作の確認を行なうことから、昇圧動作の正常/異常を正確に判断することができる。さらに、動作確認のための新たな装置の追加を必要としないことから、簡易かつ低コストな装置構成で、駆動電圧供給装置10の動作確認を正確に行なうことができる。
また、降圧手段による電圧降下分Vfは、電源電圧VBに対して十分に小さいことから、動作確認のための昇圧動作を行なうことによっても、負荷駆動電圧VDLに大きな変動を生じることがない。結果として、電気負荷40は、動作確認手段の実行中においても、安定した駆動を保つことができる。
図5は、図1における駆動電圧供給装置10で実行される動作確認手段を説明するためのフローチャートである。
図5を参照して、最初に、エンジン停止条件が成立したことに応じてエンジンが停止すると、アイドルストップECU50は、停止信号STOPを生成し、その生成した停止信号STOPを駆動電圧供給装置10内部の制御回路120へ出力する(ステップS01)。
制御回路120の動作確認部124は、アイドルストップECU50から停止信号STOPを受けると、昇圧動作の動作確認を実行するための信号OPを生成して、その生成した信号OPをスイッチング制御部122へ出力する。スイッチング制御部122は、動作確認部124からの信号OPを受けると、MOSトランジスタQ1,Q2をオフするための信号PWM1,PWM2を生成して、その生成した信号PWM1,PWM2をスイッチ駆動回路12,14へ出力する(ステップS02)。これにより、電源ライン9では、入力電圧VINと出力電圧VOUTとの間にダイオードD2の順方向電圧Vfに相当する電圧降下が生じる。
スイッチング制御部122は、電圧検出回路16,18を介して入力電圧VINと出力電圧VOUTとを検出する(ステップS03)。そして、スイッチング制御部122は、入力電圧VINと出力電圧VOUTとに基づいて、電圧降下分が補償されるようにフィードバック制御を行なう。これにより、昇圧回路10は、MOSトランジスタQ1,Q2がスイッチング制御されて昇圧動作を行なう(ステップS04)。
動作確認部124は、電圧検出回路16,18から入力電圧VINおよび出力電圧VOUTを受けると、両者の電圧差VIN−VOUTが所定の電圧V_std以下であるか否かを判定する(ステップS05)。
ステップS05において電圧差VIN−VOUTが所定の電圧V_std以下と判定されると、動作確認部124は、昇圧動作が正常に行なわれていると判断する(ステップS06)。これに応じて、アイドルストップECU50は、駆動電圧供給装置10が負荷駆動電圧VDLの供給を補償できると判断して、アイドルストップ制御を継続する(ステップS07)。したがって、エンジンの再始動は、アイドルストップECU50の制御により自動的に行なわれる(ステップS08)。
一方、ステップS05において、電圧差VIN−VOUTが所定の電圧V_stdを上回ると判定されると、動作確認部124は、昇圧動作が異常と判断して警告信号WARNを生成し、その生成した警告信号WARNをアイドルストップECU50へ出力する。アイドルストップECU50は、警告信号WARNに応答してLED70を点灯させる。さらに、アイドルストップECU50は、以降のアイドルストップ制御を禁止する(ステップS10)。これにより、エンジンの再始動は、運転者のイグニッションキーの操作により実行される(ステップS11)。
なお、本実施の形態では、動作確認部124を、アイドルストップECU50からエンジンが停止したことを示す停止信号STOPが入力されたことに応答して、昇圧動作の動作確認を実行する構成としたが、これに限らず、アイドルストップECU50がエンジン停止条件が成立したことに応じて生成する信号ESTに応答して、昇圧動作の動作確認を実行する構成としても良い。この場合、アイドルストップECU50は、動作確認部124から警告信号WARNを受けると、エンジンの自動停止を行なわないとともに、以降のアイドルストップ制御を禁止する。
[変更例]
以上のように、この発明による車両用電源装置100は、エンジンを再始動させるタイミングに先立って駆動電圧供給装置10の動作確認を行なうことにより、エンジン再始動後においても電気負荷を確実に駆動し続けることを可能とする。
ここで、駆動電圧供給装置10の動作確認を行なうタイミングを、上述したエンジンが停止したタイミングとする以外に、以下の変更例に示すように、予め設定した所定の期間おきとすることによっても、同様の効果を得ることができる。
図6は、この発明の実施の形態1の変更例による車両用電源装置に搭載される制御回路120Aの機能ブロック図である。本変更例による車両用電源装置は、図1の車両用電源装置100に対して、図3の制御回路120を、図6の制御回路120Aに変更したものである。
図6を参照して、制御回路120Aは、スイッチング制御部122と、動作確認部124Aと、タイマ126とを含む。
スイッチング制御部122は、図3におけるスイッチング制御部122と同一であり、入力電圧VINおよび出力電圧VOUTに基づいて信号PWM1,PWM2を生成してスイッチ駆動回路12,14へそれぞれ出力する。
タイマ126は、図示しないECUからの指示に応じて計時動作を開始し、タイマ値が予め設定された所定の期間に達すると、これを指示する信号を動作確認部124Aへ出力するとともに、タイマ値をリセットして再び計時動作を開始する。タイマ126は、一連の動作を繰り返して行ない、所定の期間おきに動作確認部124Aに信号を出力する。
動作確認部124Aは、タイマ126から所定の期間おきに信号を受けると、昇圧動作の動作確認を実行するための信号OPを生成し、その生成した信号OPをスイッチング制御部122へ出力する。
スイッチング制御部122は、動作確認部124Aから信号OPを受けると、上述した手順に従って、入力電圧VINと出力電圧VOUTとの間に電圧降下を生じさせ、昇圧回路110に電圧降下を補償するための昇圧動作を行なわせる。
動作確認部124Aは、このときの入力電圧VINと出力電圧VOUTとの電圧差に基づいて、駆動電圧供給装置10の昇圧動作が正常であるか否かを判断する。そして、動作確認部124Aは、昇圧動作が異常と判断されると、警告信号WARNを生成してアイドルストップECU50へ出力する。アイドルストップECU50は、警告信号WARNに応答して、以降のアイドルストップ制御を禁止する。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、駆動電圧供給装置の正常が確認されたことに応じてエンジンが自動始動されることから、エンジンを再始動させても電気負荷の駆動が確実に維持することができる。
また、昇圧動作の正常/異常を、内包する昇圧回路に実際の昇圧動作と同じ動作をさせて判断することから、駆動電圧供給装置の正常を正確に確認することができ、車両用電源装置の高信頼化を図ることができる。
さらに、駆動電圧供給装置の動作確認の実行中において、負荷駆動電圧は大きな変動がなく、かつ動作電圧下限値よりも十分高い電圧に保たれることから、電気負荷を安定して駆動させ続けることができる。
[実施の形態2]
図7は、この発明の実施の形態2による駆動電圧供給装置10Bの構成を説明するためのブロック図である。
図7を参照して、駆動電圧供給装置10Bは、図2の駆動電圧供給装置10に対して、昇圧回路110の出力ノードN2とオーディオ/ナビゲーション44の負荷駆動電圧の供給ノードN3(以下、単に、供給ノードN3とも称する)の間にMOSトランジスタQ3を配した点、および、MOSトランジスタQ3を介して出力される出力電圧VOUT1を検出するための電圧検出回路18Bを配した点で異なる。したがって、図2と重複する部位についての詳細な説明は繰り返さない。
MOSトランジスタQ3は、昇圧回路110の出力ノードN2と供給ノードN3との間に直列に接続される。MOSトランジスタQ3は、制御回路120Bからの信号Vgをゲートに受け、その受けた信号Vgの電位に応じてオン/オフされる。すなわち、高電位の信号Vgに応じてMOSトランジスタQ3がオンされているときには、昇圧回路110の出力ノードN2と供給ノードN3とは電気的に接続されているため、オーディオ/ナビゲーション44には出力電圧VOUTが供給される。一方、低電位の信号Vgに応じてMOSトランジスタQ3がオフされるときには、昇圧回路110の出力ノードN2と供給ノードN3とが電気的に分離されるため、オーディオ/ナビゲーション44への出力電圧VOUTの供給が遮断される。
このように、MOSトランジスタQ3は、スイッチ素子を構成し、制御回路120Bの制御により、オーディオ/ナビゲーション44に対して出力電圧VOUTを供給/遮断する機能を有する。かかるMOSトランジスタQ3の制御は、以下に述べるように、アイドルストップ車両の運行を確保する観点から行なわれる。
詳細には、電気負荷40は、アイドルストップ車両の運行に必要なものと、必ずしも車両の運行に必要でないものとに区別される。図7の例では、メータ46が前者に相当し、オーディオ/ナビゲーション44が後者に相当する。ここで、駆動電圧供給装置10がこれらの電気負荷40に一律に出力電圧VOUTを供給する構成とすれば、エンジン再始動時のように電源電圧Vbが著しく低下して動作電圧下限値を下回るときにおいて、電気負荷40の全てがリセットされ、車両の運行に影響が生じるおそれが生じる。
そこで、電気負荷40の各々に車両の運行への寄与度を基準とした優先順位を与え、電源電圧VBが低下したときには、優先順位の低い電気負荷に対する出力電圧VOUTの供給を遮断する構成とする。これによれば、アイドルストップ後のエンジン再始動時に電源電圧VBが大きく低下しても、車両の運行が確保される。
さらに、この発明によれば、MOSトランジスタQ3は、駆動電圧供給装置10Bの動作確認を行なうときの「降圧手段」として機能する。
具体的には、MOSトランジスタQ3は、動作確認手段の実行時において、制御回路120Bからの信号OP1をゲートに受ける。そして、MOSトランジスタQ3は、信号OP1の示すゲート電位に応じて、ドレイン−ソース間電圧とともにドレイン電流が増加する線形領域で動作させられる。この線形領域での動作時において、MOSトランジスタQ3は、昇圧回路110の出力ノードN2と供給ノードN3との間に直列に接続され、信号OP1の示すゲート電位で可変となる抵抗で表わすことができる。したがって、供給ノードN3に現われる出力電圧VOUT1は、出力電圧VOUTに対して、ゲート電位と負荷駆動電流とによって一義的に決まる電圧だけ降下させられる。
電圧検出回路18Bは、供給ノードN3に現われる出力電圧VOUT1を検出し、その検出した出力電圧VOUT1を制御回路120Bへ出力する。制御回路120Bは、電圧検出回路16,18Bから入力電圧VINおよび出力電圧VOUT1をそれぞれ受けると、電圧降下分を補償するように昇圧回路110に昇圧動作を実行させる。
図8は、図7における制御回路120Bの機能ブロック図である。
図8を参照して、制御回路120Bは、スイッチング制御部122Bと、動作確認部124Bとを含む。
スイッチング制御部122Bは、入力電圧VINおよび出力電圧VOUTに基づいて、上述した方法に従ってデューディ比を演算し、その演算したデューティ比でMOSトランジスタQ1,Q2をオン/オフするための信号PWM1,PWM2を生成してスイッチ駆動回路12,14へそれぞれ出力する。これにより、昇圧回路110は、入力電圧VINが予め設定された電圧VIN1〜VIN2の範囲である場合、入力電圧VINを一定電圧Vcに昇圧し、その昇圧した出力電圧VOUTを出力する。
また、スイッチング制御部122Bは、入力電圧VINが所定の電圧以下のときには、MOSトランジスタQ3をオフするための信号Vgを生成し、その生成した信号VgをMOSトランジスタQ3のゲートへ出力する。これにより、オーディオ/ナビゲーション44への出力電圧VOUTの供給が遮断される。
動作確認部124Bは、エンジンが停止したことに応じてアイドルストップECU50から停止信号STOPを受けると、昇圧動作の動作確認を実行するための信号OP1を生成して、その生成した信号OP1をMOSトランジスタQ3へ出力する。
MOSトランジスタQ3は、動作確認部124Bからの信号OP1を受けると、以下に示す手順に従って昇圧回路110に昇圧動作を実行させる。
具体的には、最初に、MOSトランジスタQ3は、信号OP1に示されるゲート電位に応じて線形領域で動作し、昇圧回路110の出力ノードN2と供給ノードN3との間に電圧降下を生じさせる。すなわち、MOSトランジスタQ3は、本実施の形態による「降圧手段」を構成し、出力電圧VOUTを、ゲート電位と負荷駆動電流とで決まる電圧分だけ降下させた出力電圧VOUT1を出力する。電圧検出回路12,14Bは、入力電圧VINおよび出力電圧VOUT1を検出してスイッチング制御部122Bへ出力する。
なお、MOSトランジスタQ3の線形領域におけるドレイン−ソース間電圧は十分低いことから、電圧降下によっても、オーディオ/ナビゲーション44の負荷駆動電圧VDLは動作電圧下限値よりも十分に高く、駆動への影響が生じることがない。
次に、スイッチング制御部122Bは、電圧検出回路12,14Bから入力電圧VINおよび出力電圧VOUT1を受けると、出力電圧VOUT1の電圧降下分を補償するための信号PWM1,PWM2を生成する。具体的には、スイッチング制御部122Bは、電圧指令値Vdc_comを入力電圧VINと同電圧に設定し、その設定した電圧指令値Vdc_com(すなわち、入力電圧VIN)と出力電圧VOUT1との偏差Vdc_com−VOUT1(=VIN−VOUT1)が零となるようにデューティ比を演算する。そして、スイッチング制御部122Bは、演算されたデューティ比に基づいて信号PWM1,PWM2を生成し、その生成した信号PWM1,PWM2をスイッチ駆動回路12,14へそれぞれ出力する。
このようにスイッチング制御部122Bが入力電圧VINと出力電圧VOUT1と基づいてフィードバック制御を行なうことにより、昇圧回路10は、MOSトランジスタQ1,Q2がスイッチング制御されて昇圧動作を行なう。このときの入力電圧VINおよび出力電圧VOUT1は、電圧検出回路16,18Bでそれぞれ検出されて動作確認部124Bへ転送される。
最後に、動作確認部124Bは、電圧検出回路16,18Bから入力電圧VINおよび出力電圧VOUT1を受けると、両者の電圧差VIN−VOUT1に基づいて、昇圧動作が正常に行なわれているか否かを判断する。動作確認部124Bは、電圧差VIN−VOUT1が所定の電圧以下のとき、昇圧動作が正常に行なわれていると判断する。一方、動作確認部124Bは、電圧差VIN−VOUT1が所定の電圧V_std1を上回るとき、昇圧動作が異常であると判断する。
なお、所定の電圧V_std1は、MOSトランジスタQ3を線形領域で動作させたときのドレイン−ソース間電圧に相当する電圧降下分が昇圧動作によって補償されたことが判るように、ドレイン−ソース間電圧に対して十分低い電圧に設定される。
そして、昇圧動作が異常と判断されると、動作確認部124Bは、警告信号WARNを生成し、その生成した警告信号WARNをアイドルストップECU50へ出力する。アイドルストップECU50は、先の実施の形態1と同様に、警告信号WARNに応答してLED70(図示せず)を点灯させる。また、アイドルストップECU50は、以降のアイドルストップ制御を禁止する。この場合、エンジンの再始動は、運転者がイグニッションキーを再び操作することにより行なわれる。
図9は、この発明の実施の形態2による駆動電圧供給装置で実行される動作確認手段を説明するためのフローチャートである。
図9を参照して、最初に、アイドルストップECU50が、エンジン停止条件が成立したことに応じてエンジンを自動停止する制御を実行する。そして、エンジンの停止が検出されると(ステップS20)、アイドルストップECU50は、信号STOPを生成し、その生成した信号STOPを動作確認部124Bへ出力する。
次に、動作確認部124Bは、アイドルECU50からの信号STOPを受けると、動作確認手段を実行する。具体的には、動作確認部124Bは、MOSトランジスタQ3を線形領域で動作させるための信号OP1を生成し、その生成した信号OP1をMOSトランジスタQ3のゲートへ出力する(ステップS21)。MOSトランジスタQ3が信号OP1で示されるゲート電位に応じて線形領域で動作することにより、昇圧回路110の出力ノードN2と供給ノードN3との間には、MOSトランジスタQ3のドレイン−ソース間電圧に相当する電圧だけ電圧降下が発生する。入力電圧VINと出力電圧VOUT1とは、電圧検出回路によってそれぞれ検出されて、スイッチング制御部122Bへ転送される(ステップS22)。
スイッチング制御部122Bは、入力電圧VINと出力電圧VOUTとを受けると、これらに基づいて、入力電圧VINに対する出力電圧VOUT1の電圧降下分を補償するようにフィードバック制御を行なう。これにより、昇圧回路10は、MOSトランジスタQ1,Q2がスイッチング制御されて昇圧動作を行なう(ステップS23)。
動作確認部124Bは、電圧検出回路16,18Bから入力電圧VINおよび出力電圧VOUT1を受けると、両者の電圧差VIN−VOUT1が所定の電圧V_std1以下であるか否かを判定する(ステップS24)。
ステップS24において電圧差VIN−VOUT1が所定の電圧V_std1以下と判定されると、動作確認部124Bは、昇圧動作が正常に行なわれていると判断する(ステップS25)。これに応じて、アイドルストップECU50は、駆動電圧供給装置10が負荷駆動電圧VDLの供給を補償できると判断して、アイドルストップ制御を継続する(ステップS26)。したがって、エンジンの再始動は、アイドルストップECU50の制御により自動的に行なわれる(ステップS27)。
一方、ステップS24において、電圧差VIN−VOUT1が所定の電圧V_std1を上回ると判定されると、動作確認部124Bは、昇圧動作が異常と判断して警告信号WARNを生成し、その生成した警告信号WARNをアイドルストップECU50へ出力する。アイドルストップECU50は、警告信号WARNに応答してLED70を点灯させる。さらに、アイドルストップECU50は、以降のアイドルストップ制御を禁止する(ステップS29)。これにより、エンジンの再始動は、運転者のイグニッションキーの操作により実行される(ステップS30)。
なお、本実施の形態では、電圧降下手段を、昇圧回路110の出力ノードN2と供給ノードN3との間に配されたMOSトランジスタQ3で構成したが、これに限らず、MOSトランジスタQ2のソースよりも出力側に配された半導体スイッチ素子で構成することにより同様の効果を得ることができる。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、駆動電圧供給装置の正常が確認されたことに応じてエンジンが自動始動されることから、エンジンを再始動させても電気負荷の駆動が確実に維持することができる。
また、降圧手段として既存のスイッチ素子を用い、かつ実際の昇圧回路を用いて昇圧動作を行なわせることから、動作確認手段としての新たな装置の追加を伴うことなく、簡易かつ低コストの装置構成で、正確に駆動電圧供給装置の正常を確認することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1における自動車に搭載される車両用電源装置の概略ブロック図である。 図1における駆動電圧供給装置の構成を説明するためのブロック図である。 図2における制御回路の機能ブロック図である。 駆動電圧供給装置の正常動作時の入出力特性を概略的に説明するための図である。 図1における駆動電圧供給装置で実行される動作確認手段を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態1の変更例による車両用電源装置に搭載される制御回路の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2による駆動電圧供給装置の構成を説明するためのブロック図である。 図7における制御回路の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2による駆動電圧供給装置で実行される動作確認手段を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
9 電源ライン、10 駆動電圧供給装置、12,14 スイッチ駆動回路、16,18,18B 電圧検出回路、20 オルタネータ、30 スタータ、40 電気負荷、44 オーディオ/ナビゲーション、46 メータ、50 アイドルストップECU、60 EFI、70 LED、100 車両用電源装置、110 昇圧回路、120,120A,120B 制御回路、122,122B スイッチング制御部、124,124A,124B 動作確認部、126 タイマ、B 直流電源、L1 コイル、C1,C2 コンデンサ、Q1〜Q3 MOSトランジスタ、D1,D2 ダイオード。

Claims (11)

  1. エンジン始動用モータに電源電圧を供給する電源と、
    前記電源から前記電源電圧の供給を受け、その受けた電源電圧から電気負荷を駆動するための負荷駆動電圧を生成し、その生成した負荷駆動電圧を前記電気負荷に供給する電圧供給回路と、
    前記電源電圧が所定の範囲である場合に、前記電源電圧を昇圧した昇圧電圧を前記負荷駆動電圧として供給するように前記電圧供給回路を制御する制御回路と、
    車両の状態に応じて、エンジンの停止および前記エンジン始動用モータによる前記エンジンの再始動を自動制御するエンジン自動停止制御回路とを備え、
    前記制御回路は、前記電圧供給回路における昇圧動作が正常に実行可能であるか否かを確認する動作確認手段を含み、
    前記エンジン自動停止制御回路は、前記昇圧動作が正常に実行可能であると判断されたことに応じて、前記エンジンの再始動の自動制御を実行する、車両用電源装置。
  2. 前記エンジン自動停止制御回路は、前記昇圧動作が正常に実行できないと判断されたことに応じて、前記エンジンの停止および再始動の自動制御を禁止する、請求項1に記載の車両用電源装置。
  3. 前記電圧供給回路は、前記電源電圧を所定電圧だけ降圧させた前記負荷駆動電圧を生成する降圧手段を含み、
    前記制御回路は、前記所定電圧を補償するように前記電圧供給回路に昇圧動作を実行させ、
    前記動作確認手段は、前記電源電圧と前記負荷駆動電圧との電圧差が所定値以下であることに基づいて、前記昇圧動作が正常に実行可能であると判断する、請求項2に記載の車両用電源装置。
  4. 前記降圧手段は、生成される前記負荷駆動電圧が前記電気負荷の動作電圧下限値を下回らないように、前記所定電圧を設定する、請求項3に記載の車両用電源装置。
  5. 前記降圧手段は、前記電源電圧を検出する第1の電圧検出回路と、前記負荷駆動電圧を検出する第2の電圧検出回路との間に接続され、前記動作確認手段の指示に応答して、前記電源電圧を前記所定電圧だけ降圧させた前記負荷駆動電圧を生成する、請求項4に記載の車両用電源装置。
  6. 前記降圧手段は、前記電圧供給回路に内包され、かつ、前記第1の電圧検出回路側に陽極が接続され、前記第2の電圧検出回路側に陰極が接続されたダイオード素子を含み、
    前記ダイオード素子は、前記動作確認手段の指示に応答して、前記電源電圧を順方向電圧だけ降圧させた前記負荷駆動電圧を生成する、請求項5に記載の車両用電源装置。
  7. 前記降圧手段は、前記電圧供給回路の出力端子と前記第2の電圧検出回路との間に直列に接続された電界効果型トランジスタを含み、
    前記電界効果型トランジスタは、前記動作確認手段の指示するゲート電位に応答して線形領域で動作する、請求項5に記載の車両用電源装置。
  8. 前記電界効果型トランジスタは、前記電圧供給回路の出力端子と予め選択された所定の電気負荷との間に直列に接続されたスイッチ素子を構成し、
    前記制御回路は、前記電源電圧が前記所定の範囲を下回ったことに応じて、前記スイッチ素子を非導通とし、前記所定の電気負荷へ前記負荷駆動電圧の供給を遮断する、請求項7に記載の車両用電源装置。
  9. 前記動作確認手段は、前記エンジンが停止されたことに応じて、前記電圧供給回路における昇圧動作が正常に実行可能であるか否かを確認する、請求項2に記載の車両用電源装置。
  10. 前記動作確認手段は、前記エンジンの停止条件が成立したことに応じて、前記前記電圧供給回路における昇圧動作が正常に実行可能であるか否かを確認する、請求項2に記載の車両用電源装置。
  11. 前記動作確認手段は、予め設定された所定の期間おきに、前記電圧供給回路における昇圧動作が正常に実行可能であるか否かを確認する、請求項2に記載の車両用電源装置。
JP2005241324A 2005-08-23 2005-08-23 車両用電源装置 Active JP4572774B2 (ja)

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