JP2011094517A - 電圧制御装置、及び、アイドリングストップ機能の無効化方法 - Google Patents

電圧制御装置、及び、アイドリングストップ機能の無効化方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011094517A
JP2011094517A JP2009247960A JP2009247960A JP2011094517A JP 2011094517 A JP2011094517 A JP 2011094517A JP 2009247960 A JP2009247960 A JP 2009247960A JP 2009247960 A JP2009247960 A JP 2009247960A JP 2011094517 A JP2011094517 A JP 2011094517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
engine
booster circuit
idling stop
stop function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009247960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5406666B2 (ja
Inventor
Yoshinori Shibachi
義徳 芝地
Yosuke Ida
陽介 井田
Motoki Komiya
基樹 小宮
Ryohei Haga
良平 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2009247960A priority Critical patent/JP5406666B2/ja
Publication of JP2011094517A publication Critical patent/JP2011094517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5406666B2 publication Critical patent/JP5406666B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

【課題】アイドリングストップ機能によるエンジンの始動中に生じる電気負荷の不具合を防止できる技術を提供する。
【解決手段】電圧制御装置においては、ユーザからのエンジンの始動指示からアイドリングストップ機能によりエンジンを初めて停止するまでに昇圧回路が正常であるか否かを確認し、昇圧回路が正常でない場合にアイドリングストップ機能を無効化する(ステップS20)。このためアイドリングストップ機能によるエンジンの始動中に生じる、電気負荷の不具合を確実に防止できる。また、バッテリの電圧が大きく低下するスタータモータの駆動中に昇圧回路の動作確認を行うため(ステップS12)、電気負荷に定格以上の電圧を与えることなく、昇圧回路の動作確認の際に電圧を比較的大きく昇圧できることから、動作確認の判定精度を向上できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、アイドリングストップ機能を有する車両において、車両の電気負荷に供給する電圧を制御する技術に関する。
近年、燃料節減や排ガス削減などを目的とし、信号待ちなどの比較的短時間の車両の停車中において、車両のエンジンを自動で停止/始動するアイドリングストップ機能が実用化されている。アイドリングストップ機能を備えた車両においては、走行状態からブレーキが踏まれて停止状態となるなどの停止条件が成立するとエンジンが自動で停止され、そのエンジン停止中にブレーキがリリースされるなどの始動条件が成立するとエンジンが自動で始動されるようになっている。
一般に、車両においては、エンジンを始動するためのスタータモータと、車両が備える各種の電気負荷(電子制御装置、ナビゲーション装置等)とを動作させるための電力は、同一のバッテリから供給される。エンジンの始動のためにスタータモータが必要とする電力は非常に大きいことから、アイドリングストップ機能によるエンジンの始動の際にはバッテリの電圧が大きく低下する。これにより、車両が備えるスタータモータ以外の各種の電気負荷に供給される電圧も大きく低下するため、電気負荷が動作不能となってリセットされることがある。このようにアイドリングストップ機能によるエンジン始動の際に電気負荷のリセットがなされると、さまざまな不具合が生じるおそれがある。
例えば、車両のメータがリセットされると、車両の停止中にユーザが走行に必要とする情報が得られなくなる可能性がある。また、ナビゲーション装置がリセットされると、再起動に時間がかかり必要なルート案内ができなくなったり、再生中の音楽が途切れてしまいユーザに不快感を与える可能性がある。また、ABS制御装置などのブレーキを扱う電子制御装置は起動のたびにブレーキバルブのチェックを行うため、電子制御装置のリセットが繰り返されるとブレーキバルブの寿命が縮まる可能性がある。
このような電気負荷の不具合を回避するため、アイドルストップ機能によるエンジン始動時に、車両のバッテリから供給される電圧を昇圧して電気負荷に供給する昇圧回路を備える技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この技術を採用すれば、アイドルストップ機能によるエンジン始動時の電気負荷のリセットが回避され、電気負荷の不具合を防止できる。
特開2002−38984号公報 特開2007−56728号公報
ところで、上述した昇圧回路が故障した場合には、昇圧動作を正常に行うことができないため、アイドルストップ機能によるエンジン始動時に電気負荷の不具合が発生する。これに対応するため、アイドルストップ機能によるエンジン停止後に昇圧回路に昇圧動作を行わせて、昇圧回路が正常であるか否かの動作確認を行う技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、この特許文献2に開示された技術においては、アイドルストップ機能によるエンジン停止後に昇圧回路の動作確認を行うため、昇圧回路が異常と判定された場合においても、エンジンの再始動が必要となる。このため、エンジンの再始動時に昇圧回路が正常動作しないことから電気負荷の不具合が発生することになり、エンジン始動時における電気負荷の不具合を完全に回避することはできていない。また、特許文献2の技術においては、昇圧回路が異常と判定された場合にユーザによって再始動をさせるようになっているが、まれに生じる異常の際にこのようなユーザの操作を必要とすると、ユーザの混乱を招く可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、アイドリングストップ機能によるエンジンの始動中に生じる電気負荷の不具合を防止できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、所定の条件が成立したときにエンジンを自動で停止/始動するアイドリングストップ機能を有する車両に搭載され、前記車両の電気負荷に供給する電圧を制御する電圧制御装置であって、前記アイドリングストップ機能による前記エンジンの始動中に、前記車両のバッテリから供給される電圧を昇圧して前記電気負荷に供給する昇圧回路と、ユーザからの前記エンジンの始動指示から前記アイドリングストップ機能により前記エンジンを初めて停止するまでの間に、前記昇圧回路に昇圧動作を行わせて前記昇圧回路が正常であるか否かの動作確認を行う確認手段と、前記昇圧回路が正常でない場合に、前記アイドリングストップ機能を無効化する無効化手段と、を備えている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の電圧制御装置において、前記確認手段は、前記ユーザからの始動指示に応じた前記エンジンを始動するスタータモータの駆動中に、前記昇圧回路の前記動作確認を行う。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の電圧制御装置において、前記スタータモータの駆動中において、前記バッテリの負荷が比較的大きい初期状態から、前記バッテリの負荷が比較的小さい後期状態へ移行したことを判定する移行判定手段、をさらに備え、前記確認手段は、前記スタータモータの駆動中の前記後期状態へ移行後に、前記昇圧回路の前記動作確認を行う。
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の電圧制御装置において、前記確認手段は、前記エンジンの完爆後に、前記昇圧回路の前記動作確認を行う。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の電圧制御装置において、前記確認手段は、発電した電力を前記バッテリに蓄積する発電機が発電していない状態で、前記昇圧回路の前記動作確認を行う。
また、請求項6の発明は、請求項4に記載の電圧制御装置において、前記確認手段は、発電した電力を前記バッテリに蓄積する発電機の発電中に前記昇圧回路の前記動作確認を行う場合に、前記発電機の発電の目標となる指示電圧を前記動作確認を行う前よりも低く前記発電機に指示する。
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の電圧制御装置において、前記確認手段は、前記動作確認における前記昇圧回路の昇圧の目標を、前記動作確認を行う前の指示電圧とする。
また、請求項8の発明は、請求項4に記載の電圧制御装置において、前記確認手段は、発電した電力を前記バッテリに蓄積する発電機が発電している場合は、前記昇圧回路の前記動作確認を行うときに、前記発電機の発電の目標となる指示電圧を前記動作確認を行う前よりも低く前記発電機に指示し、前記発電機が発電していない場合は、前記発電機の非発電状態を維持したまま、前記昇圧回路の前記動作確認を行う。
また、請求項9の発明は、請求項4ないし8のいずれかに記載の電圧制御装置において、前記確認手段はさらに、前記アイドリングストップ機能により前記エンジンが停止及び始動されるごとに、前記動作確認を行う。
また、請求項10の発明は、所定の条件が成立したときにエンジンを自動で停止/始動するアイドリングストップ機能を有する車両において、前記アイドリングストップ機能を無効化する方法であって、前記アイドリングストップ機能による前記エンジンの始動中に前記車両のバッテリから供給される電圧を昇圧して前記車両の電気負荷に供給する昇圧回路に、昇圧動作を行わせて前記昇圧回路が正常であるか否かを確認する確認工程と、前記昇圧回路が正常でない場合に、前記アイドリングストップ機能を無効化する無効化工程と、を備え、前記確認工程は、ユーザからの前記エンジンの始動指示から前記アイドリングストップ機能により前記エンジンを初めて停止するまでに行われる。
請求項1ないし10の発明によれば、ユーザからのエンジンの始動指示からアイドリングストップ機能によりエンジンを初めて停止するまでに昇圧回路が正常であるか否かを確認し、昇圧回路が正常でない場合にアイドリングストップ機能を無効化する。このためアイドリングストップ機能によるエンジンの始動中に生じる、電気負荷の不具合を防止できる。
また、特に請求項2の発明によれば、バッテリの電圧が大きく低下するスタータモータの駆動中に昇圧回路の動作確認を行うため、昇圧回路の動作確認の際に電圧を比較的大きく昇圧できることから、判定精度を向上できる。
また、特に請求項3の発明によれば、バッテリの負荷が比較的小さい後期状態に移行後に昇圧回路の動作確認を行うため、エンジンの始動性能に影響を与えることなく、昇圧回路が正常であるか否かを確認できる。
また、特に請求項4の発明によれば、エンジンの始動性能に影響を与えることなく、昇圧回路が正常であるか否かを確認できる。
また、特に請求項5の発明によれば、発電機が発電していない状態で昇圧回路の動作確認を行うため、昇圧回路の正常を確認する際に電圧を比較的大きく昇圧できることから、判定精度を向上できる。
また、特に請求項6の発明によれば、昇圧回路の動作確認を行うときに指示電圧を基準電圧よりも低く指示するため、昇圧回路の正常を確認する際に電圧を比較的大きく昇圧できることから、判定精度を向上できる。
また、特に請求項7の発明によれば、動作確認を行う場合に出力電圧の変動がないため、電気負荷に影響を与えることなく動作確認を行うことができる。
また、特に請求項8の発明によれば、発電機の発電状況に応じて適切な手法で昇圧回路の動作確認を行うため、発電機の発電状況にかかわらず昇圧回路の動作確認を実行できる。
また、特に請求項9の発明によれば、アイドリングストップ機能によりエンジンが停止及び始動されるごとに動作確認を行うため、昇圧回路の突然の異常を確認できる。
図1は、車両が備える電気系システムの概要を示す図である。 図2は、電圧制御装置の構成を示す図である。 図3は、第1の実施の形態における、動作確認中の入力電圧と出力電圧との関係を示す図である。 図4は、第1の実施の形態における、動作確認に係る処理の流れを示す図である。 図5は、第2の実施の形態における、動作確認中の入力電圧と出力電圧との関係を示す図である。 図6は、第2の実施の形態における、動作確認に係る処理の流れを示す図である。 図7は、第3の実施の形態における、動作確認に係る処理の流れを示す図である。 図8は、第3の実施の形態における、動作確認中の入力電圧と出力電圧との関係を示す図である。 図9は、第3の実施の形態における、動作確認中の入力電圧と出力電圧との関係を示す図である。 図10は、昇圧判定処理の詳細な流れを示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.構成>
図1は、自動車などの車両が備える電気系システム100の概要を示す図である。図に示すように、電気系システム100は、本実施の形態に係る電圧制御装置1とともに、アイドリングストップ装置2、バッテリ3、スタータモータユニット41、オルタネータユニット42、エンジン制御装置43、第1電気負荷44、及び、第2電気負荷45を備えている。
バッテリ3は、例えば鉛蓄電池で構成され、車両に搭載される各種の電気負荷に電力を供給する。図1に示すように、バッテリ3からの電源ライン9に、スタータモータユニット41、オルタネータユニット42、及び、電圧制御装置1が接続されている。また、第1電気負荷44は電圧制御装置1を介してバッテリ3から電力が供給される。一方、第2電気負荷45は電源ライン9に接続され、バッテリ3から直接的に電力が供給される。
スタータモータユニット41は、エンジンを始動するためのスタータモータを備え、バッテリ3から供給される電力でスタータモータを駆動する。スタータモータユニット41は、ユーザにより操作されるスタートスイッチ91がオンとなった場合、及び、外部装置からエンジンの始動を指示する信号を受けた場合に、スタータモータを駆動してエンジンを始動する。ユーザによるスタートスイッチ91のオン操作は、ユーザからのエンジンの始動指示であるといえる。ユーザは、キーの回転あるいはスタートボタンの押下によって、スタートスイッチ91をオンとする。
オルタネータユニット42は、発電機であるオルタネータを備えている。オルタネータは、エンジンから伝達される機械的運動エネルギーを交流の電力へと変換し、さらにダイオードを含む整流器で直流の電力へと整流する。発電した電力は、電源ライン9を介してバッテリ3に蓄積される。オルタネータユニット42は、バッテリ3の電圧を監視しており、バッテリ3の電圧が所定の基準電圧よりも低い場合はオルタネータで発電を行いバッテリ3を充電する。また、オルタネータユニット42は、車両の減速中においても車両の運動エネルギーを利用してオルタネータで発電を行いバッテリ3を充電する(エネルギ回生)。オルタネータが発電する際には発電の目標となる指示電圧が設定され、電源ライン9の電圧が指示電圧となるようにオルタネータが発電を行う。
エンジン制御装置43は、エンジンのスロットル、インジェクタ、及び、点火プラグの動作を制御して、エンジンの駆動制御を行なう。また、エンジン制御装置43は、外部装置からエンジンの停止を指示する信号を受けた場合に、エンジンを停止する。
アイドリングストップ装置2は、車両の信号待ちなどの比較的短時間の車両の停車中において、車両のエンジンを自動で停止/始動するアイドリングストップ機能を有している。アイドリングストップ装置2は、マイクロコンピュータを備えており、このマイクロコンピュータの演算動作によってアイドリングストップ機能が実現される。
アイドリングストップ装置2には、車両に設けられた各種の車載センサ46から車両の走行状態を示す信号が入力される。具体的には、車速センサから車両の速度、シフトセンサからシフトレバーのポジション、アクセルセンサからアクセルの操作内容、ブレーキセンサからブレーキの操作内容がそれぞれ信号として入力される。
これらの走行状態を示す信号に基づいて所定の停止条件が成立した場合は、アイドリングストップ機能によりエンジンが停止される。例えば、「車両の速度が0」、「シフトレバーが”D”」、「アクセルの操作なし」、及び、「ブレーキの操作あり」の各種条件をすべて満足した場合に、停止条件が成立したと判断される。エンジンを停止する際には、アイドリングストップ装置2のマイクロコンピュータが、エンジン制御装置43に対してエンジンの停止を指示する信号を送信する。エンジン制御装置43は、この信号に応答してエンジンを停止する。
また、アイドリングストップ機能によるエンジン停止中に、走行状態を示す信号に基づいて所定の始動条件が成立した場合は、アイドリングストップ機能によりエンジンが自動で始動される。例えば、「シフトレバーが”D”」、「アクセルの操作あり」、及び、「ブレーキの操作なし」の各種条件をすべて満足した場合に、始動条件が成立したと判断される。エンジンを始動する際には、アイドリングストップ装置2のマイクロコンピュータが、スタータモータユニット41に対してエンジンの始動を指示する信号を送信する。スタータモータユニット41は、この信号に応答してスタータモータを駆動してエンジンを始動する。
電圧制御装置1は、電源ライン9を介して供給されるバッテリ3の電圧を昇圧して、第1電気負荷44に供給する。電圧制御装置1は、アイドリングストップ装置2のアイドリングストップ機能によりエンジンが始動される際に、昇圧動作を行って第1電気負荷44を駆動する電圧を生成して、第1電気負荷44に供給する。
エンジンの始動のためにスタータモータが必要とする電力は非常に大きいことから、アイドリングストップ機能によるエンジンの始動の際にはバッテリ3の電圧が大きく低下する。この場合において、第1電気負荷44には、電圧制御装置1により昇圧された電圧が供給される。したがって、第1電気負荷44は、アイドリングストップ機能によるエンジンの始動時にも、バッテリ3の電圧降下の影響を受けずに動作する。一方、第2電気負荷45は、電圧制御装置1を介さずにバッテリ3から直接的に電力が供給されるため、アイドリングストップ機能によるエンジンの始動時にバッテリ3の電圧降下の影響を受けることになる。
このため、第1電気負荷44としては、バッテリ3の電圧が降下してリセットが発生すると不具合が発生する電気負荷が選択される。一方、第2電気負荷45としては、バッテリ3の電圧が降下してリセットが発生しても大きな不具合が発生しない電気負荷が選択される。
第1電気負荷44は、例えば、ナビゲーション装置、オーディオ装置、メータ、EPS(Electric Power Steering)制御装置、ABS(Anti-lock Braking System)制御装置、及び、VSC(Vehicle Stability Control)制御装置などである。ナビゲーション装置やオーディオ装置については、リセットが発生すると、再生中の音楽が途切れてしまいユーザに不快感を与える可能性がある。さらに、ナビゲーション装置においては、リセットが発生すると再起動に時間がかかり、必要なルート案内ができなくなる可能性がある。また、メータについては、リセットが発生すると、車両の停止中にユーザが走行に必要とする情報が得られなくなる可能性がある。また、EPS制御装置においては、リセットが発生すると、車両のステアリングの操作性が悪化する可能性がある。さらに、ABS制御装置やVSC制御装置では、起動時にブレーキバルブのチェックを行うため、リセットが繰り返されるとブレーキバルブの寿命が縮まる可能性がある。
一方、第2電気負荷45は、例えば、パワーウィンドウ装置やドアロック装置などである。これらは、アイドリングストップ機能によるエンジンの始動中に扱われることはまれであり、リセットがかかったとしても大きな不具合は発生しない。
図2は、電圧制御装置1の構成を、電圧制御装置1の周辺の構成とともに示す図である。図2に示すように、電圧制御装置1は、昇圧回路11と、入力電圧検出回路12と、スイッチ駆動回路13と、出力電圧検出回路14と、制御部10とを備えている。
昇圧回路11は、バッテリ3に電源ライン9を介して接続される入力ライン61と、第1電気負荷44に接続される出力ライン62とにそれぞれ接続される。昇圧回路11は、入力ライン61を介して供給されるバッテリ3の電圧を昇圧し、それにより生成した電圧を出力ライン62を介して第1電気負荷44に供給する。
昇圧回路11は、コイル51と、MOSトランジスタ52と、ダイオード53と、コンデンサ54とを備えている。コイル51は、一端が入力ライン61に接続され、他端がダイオード53のアノードに接続されている。ダイオード53のカソードは出力ライン62に接続されている。また、MOSトランジスタ52のドレインはコイル51とダイオード53との相互間に接続され、MOSトランジスタ52のソースは接地されている。さらに、コンデンサ54は、一端がダイオード53のカソードに接続され、他端が接地されている。
また、MOSトランジスタ52のゲートは、スイッチ駆動回路13に接続されている。このスイッチ駆動回路13が、スイッチング素子としてのMOSトランジスタ52をオン/オフすることで入力ライン61の電圧が昇圧され、昇圧された電圧が出力ライン62から出力される。
具体的には、MOSトランジスタ52がオンとなると、入力ライン61からMOSトランジスタ52に向けて電流が流れるため、コイル51に電流が流れてコイル51に磁気の形でエネルギーが蓄積される。この状態で、MOSトランジスタ52をオフとすると、コイル51に蓄積されたエネルギーが電気エネルギーとしてコンデンサ54に流れ、コンデンサ54が充電される。したがって、MOSトランジスタ52のオン/オフを繰り返すことで電圧が昇圧がされることになる。昇圧回路11による昇圧の程度は、MOSトランジスタ52をオン/オフする周波数及びデューティ比により調整できる。
入力電圧検出回路12は、入力ライン61の電圧(以下、「入力電圧」という。)、すなわち、バッテリ3の電圧を検出する。また、出力電圧検出回路12は、出力ライン62の電圧(以下、「出力電圧」という。)、すなわち、第1電気負荷44に供給する電圧を検出する。入力電圧検出回路12及び出力電圧検出回路14が検出した電圧はそれぞれ制御部10に入力される。
制御部10は、CPU、RAM、ROM及びSRAM(Standby RAM)を備えたマイクロコンピュータとして構成される。制御部10の各種機能は、ROMに予め記録されたプログラムに従ってCPUが演算処理を行うことで実現される。SRAMは、バッテリ3から直接的に電力が供給され、バッテリ3が車両から取り外されない限り、記憶した情報を保持するようになっている。
制御部10は、スタータモータユニット41、オルタネータユニット42、エンジン制御部43、及び、アイドリングストップ装置2等と車内通信線で接続され、これら処理部との間で各種信号の送受信が可能となっている。
制御部10は、入力電圧検出回路12及び出力電圧検出回路14のそれぞれから入力される入力電圧及び出力電圧に基づいて、出力電圧が昇圧の目標値となるように昇圧回路11の昇圧動作を制御する。具体的には、制御部10は、MOSトランジスタ52をオン/オフする周波数及びデューティ比を決定し、決定した周波数及びデューティ比でMOSトランジスタ52を駆動するようにスイッチ駆動回路13に信号を出力する。
制御部10は、アイドリングストップ機能によるエンジンの始動時には、昇圧回路11の昇圧動作を制御して、エンジン始動中の出力電圧をエンジンの始動直前の入力電圧に一致させる。制御部10は、アイドリングストップ装置2から入力される信号に基づいて、エンジンの始動のタイミングを把握する。このような制御により、アイドリングストップ機能によるエンジンの始動時にも、第1電気負荷44には安定した電圧が供給され、第1電気負荷44の不具合が防止されることになる。
また、制御部10は、所定のタイミングで昇圧回路11に昇圧動作を行わせて昇圧回路11が正常であるか否かの動作確認を行うようになっている。そして、この動作確認において、昇圧回路11の昇圧動作が正常でないと判断した場合は、アイドリングストップ装置2に信号を送信して、以降、アイドリングストップ機能を無効化するようになっている。
昇圧回路11の昇圧動作が正常でないときには、アイドリングストップ機能によるエンジンの始動時に第1電気負荷44に正しく昇圧された電圧が供給されないことから、第1電気負荷44において不具合が発生する可能性がある。このため、制御部10は、昇圧回路11の昇圧動作が正常でない場合はアイドリングストップ機能を無効化して、第1電気負荷44の不具合を回避する。
また、制御部10は、このような昇圧回路11の動作確認を、ユーザからのエンジンの始動指示から、アイドリングストップ機能によりエンジンを初めて停止するまでの間に少なくとも1回、実行する。このようにエンジンを停止する前に昇圧回路11の動作確認を実行して異常があればアイドリングストップ機能を無効化することで、昇圧回路11が異常であるにもかかわらずアイドリングストップ機能でエンジンを停止するという事態を回避できる。これにより、アイドリングストップ機能によるエンジンの始動そのものが発生しないため、エンジンの始動時の第1電気負荷44の不具合を確実に防止できる。
<1−2.動作確認の動作>
動作確認では、昇圧回路11に実際に昇圧動作させて正常/異常を判定する。バッテリ3の電圧は各種の負荷の影響で変動することから、動作確認において判定精度を確保するためには、バッテリ3の電圧の変動の影響を受けない程度に比較的大きく電圧を昇圧する必要がある。一方で、第1電気負荷44の電圧にはそれぞれ定格があり、この定格を無視して昇圧回路11の昇圧動作を行うと、出力電圧が大きく上昇して第1電気負荷44に定格以上の電圧が与えられ、第1電気負荷44が故障してしまう可能性がある。このため、昇圧回路11の昇圧動作を行っても、出力電圧が第1電気負荷44の定格以上とならないように動作確認を行う必要がある。
本実施の形態の制御部10は、ユーザからの始動指示に応じてのエンジンの始動時(いわゆる、初回始動時)に昇圧回路11の動作確認を行う。すなわち、ユーザによりスタートスイッチ91のオン操作があり、これに応答したスタータモータユニット41によるスタータモータの駆動中に、電圧制御装置1の制御部10において昇圧回路11の動作確認が行われる。スタータモータの駆動中はバッテリ3の電圧が大きく低下するため、昇圧回路11において電圧を比較的大きく昇圧して動作確認を行っても、出力電圧が第1電気負荷44の定格以上となることはない。
図3は、昇圧回路11が正常である場合の動作確認中の入力電圧と出力電圧との関係を示す図である。図中において、実線で示す電圧E1は昇圧前の入力電圧(すなわち、バッテリ3の電圧)、一点鎖線で示す電圧E2は昇圧後の出力電圧(すなわち、第1電気負荷44に供給される電圧)を示している。
また、図中ハッチングで示す部分は、昇圧回路11の昇圧動作による入力電圧E1と出力電圧E2との差を示している。仮に、昇圧回路11に異常が生じていた場合は、正常な昇圧動作がなされず、入力電圧E1と出力電圧E2との差は図に示すものよりも小さくなる。
以降の説明では、負荷がなく、かつ、充電もされていない状態のバッテリ3の電圧を初期電圧Vbattとする。初期電圧Vbattは、例えば12.5Vである。また、エンジンの始動後にオルタネータが発電の目標とする指示電圧を電圧Valtとする。電圧Valtは、例えば14.5Vである。
ユーザからの始動指示があると、スタータモータが駆動されてエンジンの始動が開始される(時点T1)。エンジンの始動の開始直後においては、エンジンを回転させるために比較的大きなトルクが必要となることから、スタータモータに比較的大きな電流が流れる。したがって、バッテリ3の負荷は比較的大きくなり、入力電圧E1は初期電圧Vbattから大きく低下する。この説明では、このようなスタータモータの駆動中におけるバッテリ3の負荷が比較的大きい状態を「初期状態」という。
その後、エンジンの回転数が上昇するにしたがって、エンジンの回転に必要なトルクが低下するため、スタータモータに流れる電流も低下する。これにより、バッテリ3の負荷は比較的小さくなって、入力電圧E1が上昇する(時点T2)。この説明では、このようなスタータモータの駆動中におけるバッテリ3の負荷が比較的小さい状態を「後期状態」という。
その後、エンジンが完爆する(完全に始動する)と、スタータモータが停止される。これとともに、オルタネータの発電が開始されることから、入力電圧E1は、初期電圧Vbattよりも高い電圧Valtまで上昇することになる(時点T3)。
本実施の形態では、このようなエンジンの始動時に昇圧動作を行って、出力電圧E2が目標値まで昇圧されていれば昇圧回路11が正常と判断される。具体的には、出力電圧E2が初期電圧Vbatt以上に上昇すれば、昇圧回路11が正常であると判断される。逆に、出力電圧E2が初期電圧Vbatt未満の場合は、昇圧回路11が異常であると判断される。本実施の形態では、入力電圧E1が大きく低下するエンジンの始動時に昇圧回路11で動作確認を行うため、大きく電圧を昇圧させて動作確認を行うことができ、動作確認の判定精度を向上できる。
図4は、電圧制御装置1の制御部10による動作確認に係る処理の流れを示す図である。まず、ユーザからの始動指示があるか否かが判定される(ステップS11)。具体的には、スタートスイッチ91がオンされたか否かが判定される。ユーザからの始動指示があった場合は、続いて、スタータモータユニット41からの信号により、スタータモータが駆動したか否かが判定される(ステップS12)。
スタータモータの駆動が確認されると、制御部10からスイッチ駆動回路13に信号が送信され、昇圧回路11による昇圧動作が開始される。この際の昇圧回路11による昇圧の目標値は、初期電圧Vbatt、すなわち、スタータモータの駆動前の入力電圧E1とされる(ステップS13)。
以降、図3に示すように、スタータモータの駆動により入力電圧E1は低下するが、昇圧回路11が正常であれば、出力電圧E2は昇圧の目標値である初期電圧Vbatt以上に維持される。一方、昇圧回路11が異常であれば、出力電圧E2は低下することになる。
このため、出力電圧E2が確認され、出力電圧E2が目標値である初期電圧Vbatt以上であれば(ステップS14にてYes)、昇圧回路11が正常と判定される(ステップS15)。そして、エンジンが完爆する(ステップS16にてYes)と、制御部10からスイッチ駆動回路13に信号が送信され、昇圧回路11への昇圧の指示が停止されて(ステップS17)、処理が終了する。この場合、アイドリングストップ機能は有効となる。
エンジンの完爆の判定は、入力電圧E1の上昇、スタータモータの停止、または、エンジンの回転数が所定以上(例えば、500rpm)の回転数となったことなどで行うことができる。スタータモータの停止は、スタータモータユニット41からの信号で判断できる。また、エンジンの回転数は、エンジン制御装置43からの信号で判断できる。
一方、出力電圧E2が目標値である初期電圧Vbatt未満であれば(ステップS14にてNo)、昇圧回路11が異常と判定される(ステップS18)。この場合は、まず、昇圧回路11への昇圧の指示が停止される(ステップS19)。そして、制御部10から、アイドリングストップ装置2に無効化を指示する信号が送信され、処理が終了する。これにより、以降、アイドリングストップ装置2のアイドリングストップ機能が無効化される(ステップS20)。このため、走行状態を示す信号に基づいて所定の停止条件が成立した場合であっても、アイドリングストップ機能によりエンジンが自動的に停止されることはない。これにより、アイドリングストップ機能によるエンジンの再始動そのものが発生しないため、エンジンの再始動時における第1電気負荷44の不具合が防止されることになる。
なお、このように昇圧回路11が異常と判定された場合は、ユーザが視認可能な位置に配置された表示灯を点灯させるなどで、ユーザに昇圧回路11の異常を報知することが望ましい。また、昇圧回路11が異常と判定された場合は、昇圧回路11の異常を示す情報をその時点の時刻とともにSRAM内に記憶させ、事後的に当該情報に基づいて昇圧回路11の異常の発生を確認できるようにすることが望ましい。
以上のように、本実施の形態の電圧制御装置1においては、ユーザからのエンジンの始動指示からアイドリングストップ機能によりエンジンを初めて停止するまでに昇圧回路11が正常であるか否かを確認し、昇圧回路11が正常でない場合にアイドリングストップ機能を無効化する。このためアイドリングストップ機能によるエンジンの始動中に生じる、第1電気負荷44の不具合を確実に防止できる。
また、バッテリ3の電圧が大きく低下するスタータモータの駆動中に昇圧回路11の動作確認を行うため、第1電気負荷44に定格以上の電圧を与えることなく、昇圧回路11の動作確認の際に電圧を比較的大きく昇圧できることから、動作確認の判定精度を向上できる。また、ユーザからのエンジンの始動指示に応じたスタータモータの駆動中においては、一般に、ACC系統の電気負荷へのバッテリ3からの電力の供給が遮断される。このため、ACC系統の電気負荷の状態の影響を受けずに、昇圧回路11の動作確認を行うことができ、より判定精度を向上できる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の電気系システム100や電圧制御装置1の構成は第1の実施の形態と同様である。第1の実施の形態では、スタータモータが駆動している期間の全体にわたって昇圧回路11に昇圧動作を行わせて動作確認を行うようにしていた。前述のように、スタータモータの駆動中においては、バッテリ3の負荷が比較的大きい初期状態と、バッテリ3の負荷が比較的小さい後期状態とがある。初期状態ではバッテリ3の負荷が比較的大きく、このときに昇圧回路11に昇圧動作を行わせると、バッテリ3の負荷がさらに大きくなってバッテリ3の電圧がさらに低下し、スタータモータの駆動に影響を与える可能性がある。すなわち、エンジンの始動性能が悪化する可能性がある。このため、第2の実施の形態では、バッテリ3の負荷が比較的小さい後期状態へ移行後に、昇圧回路11に昇圧動作を行わせて動作確認を行うようにしている。
図5は、第2の実施の形態における、昇圧回路11が正常である場合の動作確認中の入力電圧E1と出力電圧E2との関係を示す図である。
ユーザからの始動指示があり時点T11でスタータモータが駆動されると、バッテリ3の負荷が比較的大きい初期状態となり、入力電圧E1は初期電圧Vbattから大きく低下する。その後、時点T12において、エンジンの回転に必要なトルクが低下して、バッテリ3の負荷が比較的小さい後期状態となる。
そして、この後期状態へ移行が確認された時点T13において、昇圧回路11に昇圧動作を行わせて動作確認がなされる。これにより、時点T13以降に出力電圧E2が上昇する。この出力電圧E2が、目標値まで昇圧されていれば昇圧回路11が正常と判断できることになる。その後、時点T14において、エンジンの完爆が確認されると、昇圧回路11の昇圧動作が停止される。
図6は、第2の実施の形態の電圧制御装置1の制御部10による動作確認に係る処理の流れを示す図である。この処理は、図4に示す第1の実施の形態の処理の流れにおけるステップS12の処理とステップS13の処理との間に、後期状態への移行を確認する処理(ステップS21の処理)を挿入したものに相当する。
すなわち、まず、ユーザからの始動指示があるか否かが判定され(ステップS11)、ユーザからの始動指示があった場合は、スタータモータが駆動したか否かが判定される(ステップS12)。
スタータモータの駆動が確認されると、この時点では昇圧回路11の昇圧動作は開始されず、バッテリ3の負荷が比較的小さい後期状態に移行に移行したか否かが判定される(ステップS21)。
この後期状態への移行の判定は、入力電圧E1の所定電圧以上への上昇、スタータモータの電流の所定値以下への低下、または、エンジンの回転数が所定以上(例えば、100rpm)の回転数となったことなどで行うことができる。スタータモータの電流は、スタータモータユニット41からの信号で判断できる。また、エンジンの回転数は、エンジン制御装置43からの信号で判断できる。
後期状態への移行が確認された場合は、制御部10からスイッチ駆動回路13に信号が送信され、昇圧回路11による昇圧動作が開始される。この際の昇圧回路11による昇圧の目標値は、エンジンの始動後のオルタネータへの指示電圧である電圧Valtとされる。これは、エンジン始動後における出力電圧E2の変動を少なくするためである。なお、昇圧の目標値を、初期電圧Vbattとしてもよい(ステップS13)。
続いて、出力電圧E2が確認される。出力電圧E2が目標値である電圧Valt以上であれば(ステップS14にてYes)、昇圧回路11が正常と判定される(ステップS15)。そして、エンジンが完爆する(ステップS16にてYes)と昇圧の指示が停止されて(ステップS17)、処理が終了する。
一方、出力電圧E2が目標値である電圧Valt未満であれば(ステップS14にてNo)、昇圧回路11が異常と判定される(ステップS18)。そして、昇圧の指示が停止されるとともに(ステップS19)、アイドリングストップ機能が無効化されて(ステップS20)、処理が終了する。
以上のように、第2の実施の形態のの電圧制御装置1においては、バッテリ3の負荷が比較的小さい後期状態に移行後に昇圧回路11の動作確認を行うため、エンジンの始動性能に影響を与えることなく、昇圧回路11が正常であるか否かを確認することができる。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態の電気系システム100や電圧制御装置1の構成は第1の実施の形態と同様である。上記第1及び第2の実施の形態では、ユーザからのエンジンの始動指示に応じたスタータモータの駆動中に動作確認を行うようにしていた。これに対して、第3の実施の形態では、エンジンの完爆後に昇圧回路11の動作確認を繰り返し行うようになっている。
図7は、第3の実施の形態の電圧制御装置1の制御部10による動作確認に係る処理の流れを示す図である。
まず、ユーザからの始動指示に応じて始動されたエンジンの完爆が確認される(ステップS31)。エンジンの完爆の判定は、入力電圧E1の上昇、スタータモータの停止、または、エンジンの回転数が所定以上(例えば、500rpm)の回転数となったことなどで判断される。
エンジンの完爆が確認されると、まず、制御部10における内部フラグである完了フラグがOFFとされる(ステップS32)。完了フラグは、昇圧回路11の動作確認が完了しているか否かを示すものであり、完了フラグ=ONで動作確認の完了を示し、完了フラグ=OFFで動作確認の未完了を示す。
続いて、完了フラグ=OFFであるか否かが判定され(ステップS33)、完了フラグ=OFFであれば、さらに、昇圧回路11の動作確認を行うための実行条件を満足しているか否かが判定される(ステップS34)。例えば、「エンジンの完爆あるいは前回の動作確認から所定時間が経過」、「バッテリ3の電圧(入力電圧E1)が正常範囲」、「オルタネータが正常」などの各種条件をすべて満足した場合に、実行条件を満足したと判断される。このとき、実行条件を満足していない場合は(ステップS34にてNo)、処理はステップS37へ進む。
実行条件を満足していた場合は(ステップS34にてYes)、昇圧判定処理が行われる(ステップS35)。この昇圧判定処理において、昇圧回路11が正常であるか否かの動作確認がなされるが、詳細は後述する。昇圧判定処理が完了すると完了フラグがONとされ(ステップS36)、処理はステップS37へ進む。
ステップS37においては、アイドリングストップ機能によりエンジンが始動及び停止されたかが判断される。この判断は、アイドリングストップ装置2からの信号に基づいてなされる。そして、アイドリングストップ機能によりエンジンが始動及び停止された場合は、完了フラグがOFFとされ(ステップS38)、処理はステップS33に戻る。一方、アイドリングストップ機能によりエンジンが始動及び停止されていない場合は、そのまま処理はステップS33に戻る。
ステップS33では、再び、完了フラグ=OFFであるか否かが判定される(ステップS33)。そして、前述のように、完了フラグがOFFである場合に、実行条件を満足しているときには、昇圧判定処理(すなわち、昇圧回路11の動作確認)がなされることになる。一方、完了フラグがONである場合は、そのまま処理はステップS37へ進む。
このように完了フラグがOFFの場合にのみ昇圧回路11の動作確認がなされる。そして、ユーザの始動指示によるエンジンの始動直後と、アイドリングストップ機能によりエンジンが始動及び停止された場合とにおいて、完了フラグはOFFとされる。このため、アイドリングストップ機能によりエンジンが始動及び停止されるごとに、動作確認がなされることになる。このように、ユーザの始動指示によるエンジンの始動直後とともに、アイドリングストップ機能によりエンジンが停止及び始動されるごとに動作確認を行うことで、昇圧回路11が突然故障した場合においても昇圧回路11の異常を的確に確認することができる。このため、第1電気負荷44の不具合を生じさせること無く、第1電気負荷44を安定して動作させることができる。
昇圧判定処理(ステップS35)では、昇圧回路11の動作確認の手法として2つの手法が選択的に用いられ、オルタネータが発電しているか否かに応じて2つの手法のいずれかが採用される。
図8は、オルタネータが発電していない場合に採用される動作確認の手法(以下、「第1確認手法」という。)における、昇圧回路11が正常である場合の入力電圧E1と出力電圧E2との関係を示す図である。
オルタネータが発電していない場合は、バッテリ3の電圧、すなわち、入力電圧E1はおよそ初期電圧Vbattとなる。なお、実際には、車両の走行中には各種の電気負荷が動作するためバッテリ3の電圧は変動するが、説明の便宜上、図中では入力電圧E1は初期電圧Vbattで一定であるとしている。
通常、オルタネータが発電している場合は、入力電圧E1はオルタネータへの指示電圧である電圧Valtまで上昇する。この場合、出力電圧E2も電圧Valtまで上昇することから、出力電圧E2を電圧Valtまで上昇させたとしても、第1電気負荷44に定格以上の電圧が与えられることはない。
したがって、第1確認手法では、オルタネータが発電していない状態で、昇圧回路11で電圧Valtを目標値とした昇圧動作を行い、およそ初期電圧Vbattとなっている入力電圧E1から、電圧Valtの出力電圧E2を生成する。そして、出力電圧E2が目標値である電圧Valt以上に昇圧された状態が所定時間(例えば、1秒)以上継続すれば、昇圧回路11が正常と判断される。図中では、時点T21で、昇圧回路11の昇圧を開始している。その後、出力電圧E2が電圧Valt以上の状態が1秒以上継続すると正常と判断され、時点T22で昇圧動作が停止される。
この第1確認手法では、オルタネータが発電していない状態で昇圧回路11の動作確認を行うため、昇圧回路11の正常を確認する際に電圧を比較的大きく昇圧できることから、判定精度を向上できる。
一方、図9は、オルタネータが発電している場合に採用される動作確認の手法(以下、「第2確認手法」という。)における、昇圧回路11が正常である場合の入力電圧E1と出力電圧E2との関係を示す図である。
オルタネータが発電している場合は、指示電圧として電圧Valtが指定されることから、入力電圧E1はおよそ電圧Valtとなる。この状態で、確認動作として昇圧回路11に昇圧動作を行わせたとすると、第1電気負荷44に定格以上の電圧が与えられてしまう可能性がある。
このため、第2確認手法では、オルタネータが発電している状態で、昇圧回路11で電圧Valt(すなわち、動作確認を行う前のオルタネータの指示電圧)を目標値とした昇圧動作を開始すると同時に、オルタネータの発電の目標となる指示電圧を動作確認前の電圧Valtよりも低い電圧Valt2とするように指示する。このようにすることで、動作確認中には入力電圧E1が電圧Valtよりも低い電圧Valt2まで低下する。これにより、第1電気負荷44に定格以上の電圧を与えることなく、実質的に昇圧回路11に昇圧動作を行わせることができる。
そして、出力電圧E2が目標値である電圧Valt以上に昇圧された状態が所定時間(本実施の形態では例えば1秒)以上継続すれば、昇圧回路11が正常と判断される。図中では、時点T31で、昇圧回路11の昇圧を開始しつつオルタネータの指示電圧の低下を指示しているため、入力電圧E1が電圧Valt2まで低下する。その後、出力電圧E2が電圧Valt以上の状態が所定時間(本実施の形態では例えば1秒)以上継続すると正常と判断され、時点T32で昇圧動作が停止されるとともに、オルタネータの指示電圧が戻され、入力電圧E1が電圧Valtまで上昇することになる。
この第2確認手法では、動作確認における昇圧回路11の昇圧の目標値を、動作確認を行う前の指示電圧Valtとするため、昇圧回路11が正常であれば動作確認を行う場合に出力電圧E2の変動をなくすことができる。このため、第1電気負荷44に影響を与えることなく動作確認を行うことができる。
図10は、昇圧判定処理(ステップS35)の詳細な流れを示す図である。まず、オルタネータが発電中であるか否かが判定される(ステップS41)。例えば、入力電圧E1(すなわち、バッテリ3の電圧)が所定値(例えば、13.0V)以上であれば、オルタネータが発電中であると判断される。また、オルタネータユニット42からの信号により、オルタネータが発電中であるか否かを判断してもよい。
オルタネータが発電していない場合は(ステップS41にてNo)、第1確認手法による昇圧回路11の動作確認がなされる。
具体的には、制御部10からスイッチ駆動回路13に信号が送信され、電圧Valtを目標値として昇圧回路11による昇圧動作が開始される(ステップS42)。これとともに、制御部10からオルタネータユニット42に発電の禁止を指示する信号が送信され(ステップS43)、オルタネータの発電が禁止される。これにより、昇圧回路11の動作確認中に突然オルタネータが発電することが防止され、オルタネータの非発電状態を維持したまま、昇圧回路11の動作確認を行うことができる。
次に、出力電圧E2が確認され、出力電圧E2が目標値である電圧Valt以上となり(ステップS46にてYes)、その状態が1秒以上継続した場合は(ステップS47にてYes)、昇圧回路11が正常と判断される(ステップS48)。そして、昇圧回路11への昇圧の指示が停止されるとともに(ステップS49)、オルタネータに発電の許可を指示する信号が送信されて、オルタネータが通常の動作状態に戻ることになる(ステップS54)。なお、出力電圧E2が電圧Valt以上の状態が1秒未満で終了した場合は(ステップS47にてNo)、判定不能として、そのまま処理はステップS54に進むことになる。
また、出力電圧E2が確認され、出力電圧E2が目標値である電圧Valt未満であり(ステップS46にてNo)、その状態が1秒以上継続した場合は(ステップS50にてYes)、昇圧回路11が異常と判断される(ステップS51)。そして、昇圧回路11への昇圧の指示が停止されるとともに(ステップS52)、制御部10から、アイドリングストップ装置2に無効化を指示する信号が送信され、アイドリングストップ機能が無効化される(ステップS53)。さらに、オルタネータに発電の許可を指示する信号が送信されて、オルタネータが通常の動作状態に戻ることになる(ステップS54)。なお、出力電圧E2が電圧Valt未満の状態が1秒未満で終了した場合は(ステップS50にてNo)、判定不能として、そのまま処理はステップS54に進むことになる。
一方、オルタネータが発電していた場合は(ステップS41にてYes)、第2確認手法による昇圧回路11の動作確認がなされる。
具体的には、制御部10からスイッチ駆動回路13に信号が送信され、動作確認を行う前のオルタネータの指示電圧Valtを目標値として昇圧回路11による昇圧動作が開始される(ステップS44)。これとともに、制御部10からオルタネータユニット42に指示電圧を低く指示する信号が送信され、動作確認を行う前の指示電圧Valtよりも低い電圧Valt2に指示電圧が設定される(ステップS45)。これにより、入力電圧E1が電圧Valt2に低下することになる。
次に、出力電圧E2が確認され、出力電圧E2が目標値である電圧Valt以上となり(ステップS46にてYes)、その状態が1秒以上継続した場合は(ステップS47にてYes)、昇圧回路11が正常と判断される(ステップS48)。そして、昇圧回路11への昇圧の指示が停止されるとともに(ステップS49)、オルタネータに指示電圧を電圧Valtに戻す信号が送信されて、オルタネータが通常の動作状態に戻ることになる(ステップS54)。なお、出力電圧E2が電圧Valt以上の状態が1秒未満で終了した場合は(ステップS47にてNo)、判定不能として、そのまま処理はステップS54に進むことになる。
また、出力電圧E2が確認され、出力電圧E2が目標値である電圧Valt未満であり(ステップS46にてNo)、その状態が1秒以上継続した場合は(ステップS50にてYes)、昇圧回路11が異常と判断される(ステップS51)。そして、昇圧回路11への昇圧の指示が停止されるとともに(ステップS52)、制御部10から、アイドリングストップ装置2に無効化を指示する信号が送信され、アイドリングストップ機能が無効化される(ステップS53)。さらに、オルタネータに指示電圧を電圧Valtに戻す信号が送信されて、オルタネータが通常の動作状態に戻ることになる(ステップS54)。なお、出力電圧E2が電圧Valt未満の状態が1秒未満で終了した場合は(ステップS50にてNo)、判定不能として、そのまま処理はステップS54に進むことになる。
以上のように、第3の実施の形態では、エンジンの完爆後に昇圧回路11の動作確認を行うため、エンジンの始動性能に影響を与えることなく、昇圧回路11が正常であるか否かを確認できる。
また、昇圧回路11の動作確認の手法として第1確認手法と第2確認手法とがあり、オルタネータが発電しているか否かに応じていずれかの手法が採用される。具体的には、オルタネータが発電していない場合は第1確認手法が採用され、オルタネータが発電している場合は第2確認手法が採用される。このように、オルタネータの発電状況に応じて適切な手法で昇圧回路の動作確認を行うため、オルタネータの発電状況にかかわらず昇圧回路11の動作確認を実行することができる。
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態で説明した形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記実施の形態では、電圧制御装置1とアイドリングストップ装置2とは別の構成としていたが、同一筐体内に収容して一体化し、一つのECU(Electronic Control Unit)として構成してもよい。この場合、電圧制御装置1の制御部10とアイドリングストップ装置2のマイクロコンピュータとを、一つのマイクロコンピュータで実現してもよい。これによれば、コストを削減することができる。
また、第3の実施の形態では、昇圧回路11の動作確認の手法として第1確認手法と第2確認手法とが選択的に用いられていたが、いずれか一方のみを採用する構成としてもよい。なお、車両の減速時にオルタネータでエネルギ回生するタイプの車両において第2確認手法を採用すれば、車両の減速時におけるエネルギ回生の発電中に動作確認をすることができるため、アイドリングストップの直前に確実に昇圧回路11の動作確認を実行することができる。
また、上記実施の形態では、出力電圧E2が昇圧の目標値以上であるか否かによって昇圧回路11が正常か否かを判定していた。これに対して、出力電圧E2と、昇圧の目標値との差が所定値未満であるか否かで昇圧回路11が正常か否かを判定してもよい。
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。
1 電圧制御装置
2 アイドリングストップ装置
3 バッテリ
10 制御部
11 昇圧回路
13 スイッチ駆動回路
44 第1電気負荷
91 スタートスイッチ

Claims (10)

  1. 所定の条件が成立したときにエンジンを自動で停止/始動するアイドリングストップ機能を有する車両に搭載され、前記車両の電気負荷に供給する電圧を制御する電圧制御装置であって、
    前記アイドリングストップ機能による前記エンジンの始動中に、前記車両のバッテリから供給される電圧を昇圧して前記電気負荷に供給する昇圧回路と、
    ユーザからの前記エンジンの始動指示から前記アイドリングストップ機能により前記エンジンを初めて停止するまでの間に、前記昇圧回路に昇圧動作を行わせて前記昇圧回路が正常であるか否かの動作確認を行う確認手段と、
    前記昇圧回路が正常でない場合に、前記アイドリングストップ機能を無効化する無効化手段と、
    を備えることを特徴とする電圧制御装置。
  2. 請求項1に記載の電圧制御装置において、
    前記確認手段は、前記ユーザからの始動指示に応じた前記エンジンを始動するスタータモータの駆動中に、前記昇圧回路の前記動作確認を行うことを特徴とする電圧制御装置。
  3. 請求項2に記載の電圧制御装置において、
    前記スタータモータの駆動中において、前記バッテリの負荷が比較的大きい初期状態から、前記バッテリの負荷が比較的小さい後期状態へ移行したことを判定する移行判定手段、
    をさらに備え、
    前記確認手段は、前記スタータモータの駆動中の前記後期状態へ移行後に、前記昇圧回路の前記動作確認を行うことを特徴とする電圧制御装置。
  4. 請求項1に記載の電圧制御装置において、
    前記確認手段は、前記エンジンの完爆後に、前記昇圧回路の前記動作確認を行うことを特徴とする電圧制御装置。
  5. 請求項4に記載の電圧制御装置において、
    前記確認手段は、発電した電力を前記バッテリに蓄積する発電機が発電していない状態で、前記昇圧回路の前記動作確認を行うことを特徴とする電圧制御装置。
  6. 請求項4に記載の電圧制御装置において、
    前記確認手段は、発電した電力を前記バッテリに蓄積する発電機の発電中に前記昇圧回路の前記動作確認を行う場合に、前記発電機の発電の目標となる指示電圧を前記動作確認を行う前よりも低く前記発電機に指示することを特徴とする電圧制御装置。
  7. 請求項6に記載の電圧制御装置において、
    前記確認手段は、前記動作確認における前記昇圧回路の昇圧の目標を、前記動作確認を行う前の指示電圧とすることを特徴とする電圧制御装置。
  8. 請求項4に記載の電圧制御装置において、
    前記確認手段は、
    発電した電力を前記バッテリに蓄積する発電機が発電している場合は、前記昇圧回路の前記動作確認を行うときに、前記発電機の発電の目標となる指示電圧を前記動作確認を行う前よりも低く前記発電機に指示し、
    前記発電機が発電していない場合は、前記発電機の非発電状態を維持したまま、前記昇圧回路の前記動作確認を行うことを特徴とする電圧制御装置。
  9. 請求項4ないし8のいずれかに記載の電圧制御装置において、
    前記確認手段はさらに、前記アイドリングストップ機能により前記エンジンが停止及び始動されるごとに、前記動作確認を行うことを特徴とする電圧制御装置。
  10. 所定の条件が成立したときにエンジンを自動で停止/始動するアイドリングストップ機能を有する車両において、前記アイドリングストップ機能を無効化する方法であって、
    前記アイドリングストップ機能による前記エンジンの始動中に前記車両のバッテリから供給される電圧を昇圧して前記車両の電気負荷に供給する昇圧回路に、昇圧動作を行わせて前記昇圧回路が正常であるか否かを確認する確認工程と、
    前記昇圧回路が正常でない場合に、前記アイドリングストップ機能を無効化する無効化工程と、
    を備え、
    前記確認工程は、ユーザからの前記エンジンの始動指示から前記アイドリングストップ機能により前記エンジンを初めて停止するまでに行われることを特徴とするアイドリングストップ機能の無効化方法。
JP2009247960A 2009-10-28 2009-10-28 電圧制御装置、及び、アイドリングストップ機能の無効化方法 Active JP5406666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009247960A JP5406666B2 (ja) 2009-10-28 2009-10-28 電圧制御装置、及び、アイドリングストップ機能の無効化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009247960A JP5406666B2 (ja) 2009-10-28 2009-10-28 電圧制御装置、及び、アイドリングストップ機能の無効化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011094517A true JP2011094517A (ja) 2011-05-12
JP5406666B2 JP5406666B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=44111709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009247960A Active JP5406666B2 (ja) 2009-10-28 2009-10-28 電圧制御装置、及び、アイドリングストップ機能の無効化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5406666B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013008293A1 (ja) * 2011-07-11 2013-01-17 本田技研工業株式会社 バッテリ制御システム
DE102013206312A1 (de) 2012-04-25 2013-10-31 Denso Corporation Elektronisches In-Vehicle-Steuersystem
JP5620002B2 (ja) * 2011-07-11 2014-11-05 本田技研工業株式会社 バッテリ制御システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005229756A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Toyota Motor Corp 電圧発生装置、自動車、電圧発生装置の制御方法、自動車の制御方法、制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2007056728A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Toyota Motor Corp 車両用電源装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005229756A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Toyota Motor Corp 電圧発生装置、自動車、電圧発生装置の制御方法、自動車の制御方法、制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2007056728A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Toyota Motor Corp 車両用電源装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013008293A1 (ja) * 2011-07-11 2013-01-17 本田技研工業株式会社 バッテリ制御システム
JP5620002B2 (ja) * 2011-07-11 2014-11-05 本田技研工業株式会社 バッテリ制御システム
JPWO2013008293A1 (ja) * 2011-07-11 2015-02-23 本田技研工業株式会社 バッテリ制御システム
DE102013206312A1 (de) 2012-04-25 2013-10-31 Denso Corporation Elektronisches In-Vehicle-Steuersystem
JP2013227903A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Denso Corp 車載電子制御装置
DE102013206312B4 (de) 2012-04-25 2021-07-29 Denso Corporation Elektronisches In-Vehicle-Steuersystem

Also Published As

Publication number Publication date
JP5406666B2 (ja) 2014-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5084864B2 (ja) アイドルストップ車の電力制御装置
JP2003254208A (ja) 車両の電源制御装置
US8655574B2 (en) Idling stop device, engine start system, and engine start method
WO2008035503A1 (fr) Dispositif et procédé de commande d'une source de courant électrique pour véhicule hybride
US20180156144A1 (en) Vehicle power storage system and method of controlling the vehicle power storage system
WO2011037081A1 (ja) アイドリングストップ装置およびアイドリングストップ機能の無効化方法
WO2011114979A1 (ja) アイドリングストップ装置およびアイドリングストップ制御方法
JP2007046508A (ja) アイドルストップ制御装置およびアイドルストップ制御方法
JP5406666B2 (ja) 電圧制御装置、及び、アイドリングストップ機能の無効化方法
JP2007152983A (ja) 車両用電源制御装置
JP2004106621A (ja) エンジンの自動停止・自動再始動装置
JP2011173512A (ja) アイドリングストップ装置、及び、電力制御方法
JP5343953B2 (ja) 電圧供給装置の故障検出装置
JP4378224B2 (ja) 電源装置
JP2012013044A (ja) バッテリ制御システム
JP3931813B2 (ja) 車両用電源制御装置
JP4239949B2 (ja) ハイブリッド制御システム
JP4720784B2 (ja) エンジン始動制御装置
EP2878793A2 (en) Engine control apparatus and engine control method
JP2004150354A (ja) 内燃機関の運転制御装置
JP6255628B2 (ja) 車両用電源電圧制御システム
JP2017133388A (ja) 制御装置
JP2017024462A (ja) 電源装置および電源装置の制御方法
JP6682383B2 (ja) 車両用制御装置
JP2007255254A (ja) エンジン始動システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5406666

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250