JP2007051269A - 粘着シート - Google Patents

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Abstract

【課題】空気溜まりやブリスターを防止または除去することができ、かつ粘着シートの外観を損なわない貫通孔を、熱加工によって形成した粘着シートを提供する。
【解決手段】基材11と粘着剤層12とを備え、一方の面から他方の面に貫通する貫通孔2が熱加工によって複数形成されている粘着シート1において、基材11として、窒素雰囲気下、昇温速度20℃/minで昇温した場合に、質量減少が最も大きい時の熱分解ピークの温度が450℃以下のもの、または熱分解ピークの温度と融解ピークの温度との差が250℃以下であるものを使用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気溜まりやブリスターを防止または除去することのできる粘着シートに関するものである。
粘着シートを手作業で被着体に貼付する際に、被着体と粘着面との間に空気溜まりができ、粘着シートの外観を損ねてしまうことがある。このような空気溜まりは、特に粘着シートの面積が大きい場合に発生し易い。
また、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂材料は、加熱により、または加熱によらなくても、ガスを発生することがあるが、このような樹脂材料からなる被着体に粘着シートを貼付した場合には、被着体から発生するガスによって粘着シートにブリスター(ふくれ)が生じることとなる。
上記のような問題を解決するために、特許文献1には、孔径が0.1〜300μmの貫通孔を30〜50,000個/100cmの孔密度で形成した粘着シートが提案されている。かかる粘着シートによれば、粘着面側の空気やガスを貫通孔から粘着シート表面側に抜くことにより、粘着シートの空気溜まりまたはブリスターを防止することが可能である。
国際公開第2004/061031号パンフレット
上記粘着シートにおける貫通孔の形成には、レーザ穴開け加工が利用される場合がある。レーザ穴開け加工の中でも、炭酸ガスレーザ加工は、アブレーション加工とは異なり、いわゆるレーザ熱加工であって、熱による材料の分解過程を経て加工する方法である。この熱加工法によると、基材がオレフィン系の材料からなる場合には、貫通孔の内部径が大きくなることがある。このように貫通孔の内部径が大きくなると、貫通孔の開口部周辺が凹むことにより粘着シートの外観が低下したり、得られた粘着シートを被着体に貼付した後に粘着シートに水やガソリン等の液体が付着した場合に、それらの液体が貫通孔の中に入り込み、貫通孔部分(貫通孔の周辺部)が膨らむこと等によって粘着シートの外観を損ねたりするおそれがある。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、空気溜まりやブリスターを防止または除去することができ、かつ粘着シートの外観を損なわない貫通孔を、熱加工によって形成した粘着シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に本発明は、基材と粘着剤層とを備え、一方の面から他方の面に貫通する貫通孔が熱加工によって複数形成されている粘着シートであって、前記基材は、窒素雰囲気下、昇温速度20℃/minで昇温した場合に、質量減少が最も大きい時の熱分解ピークの温度が450℃以下であることを特徴とする粘着シートを提供する(請求項1)。
第2に本発明は、基材と粘着剤層とを備え、一方の面から他方の面に貫通する貫通孔が熱加工によって複数形成されている粘着シートであって、前記基材は、窒素雰囲気下、昇温速度20℃/minで昇温した場合に、質量減少が最も大きい時の熱分解ピークの温度と、融解ピークの温度との差が250℃以下であることを特徴とする粘着シートを提供する(請求項2)。
第3に本発明は、基材と粘着剤層とを備え、一方の面から他方の面に貫通する貫通孔が熱加工によって複数形成されている粘着シートであって、前記基材は、窒素雰囲気下、昇温速度20℃/minで昇温した場合に、質量減少が最も大きい時の熱分解ピークの温度が450℃以下であり、融解ピークを有するときには、熱分解ピークの温度と融解ピークの温度との差が250℃以下であることを特徴とする粘着シートを提供する(請求項3)。
なお、本明細書において、「シート」にはフィルムの概念、「フィルム」にはシートの概念が含まれるものとする。
上記各条件を満たす基材においては、貫通孔を熱加工により形成したときに、熱ダメージが小さく、貫通孔の内部径が拡大しない。したがって、上記発明(請求項1〜3)によれば、貫通孔の内部径拡大に起因する粘着シートの外観低下が防止される。
上記発明(請求項1〜3)において、前記熱加工はレーザ熱加工であることが好ましい(請求項4)。また、上記発明(請求項4)において、前記レーザ熱加工で使用するレーザは炭酸ガスレーザであることが好ましい(請求項5)。
上記発明(請求項1〜5)において前記基材の表面における前記貫通孔の孔径は、前記粘着剤層の粘着面における前記貫通孔の孔径よりも小さくなっていることが好ましい(請求項6)。このように貫通孔の孔径が変化することにより、基材表面にて貫通孔がより見え難くなり、粘着シートの外観がさらに良いものとなる。
本発明によれば、空気溜まりやブリスターを防止または除去することができ、かつ粘着シートの外観を損なわない貫通孔を、熱加工によって形成した粘着シートが得られる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
〔粘着シート〕
図1は、本発明の一実施形態に係る粘着シートの断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る粘着シート1は、基材11と、粘着剤層12と、剥離材13とを積層してなるものである。ただし、剥離材13は、粘着シート1の使用時に剥離されるものである。
この粘着シート1においては、基材11および粘着剤層12を貫通し、基材表面1Aから粘着面1Bに至る貫通孔2が複数形成されている。粘着シート1の使用時、被着体と粘着剤層12の粘着面1Bとの間の空気や被着体から発生するガスは、この貫通孔2から基材表面1Aの外側に抜けるため、後述するように、空気溜まりやブリスターを防止または除去することができる。
基材11は、窒素雰囲気下、昇温速度20℃/minで昇温した場合に、
(a)質量減少が最も大きい時の熱分解ピークの温度が450℃以下、
(b)質量減少が最も大きい時の熱分解ピークの温度と、融解ピークの温度との差が250℃以下、または
(c)質量減少が最も大きい時の熱分解ピークの温度が450℃以下であり、融解ピークを有するときには、熱分解ピークの温度と融解ピークの温度との差が250℃以下
のいずれかであることが必要である。
基材11が、上記のように熱分解温度が低いこと及び/又は熱分解温度と融解温度との差が小さいことにより、貫通孔2を熱加工、特にレーザ熱加工、さらには炭酸ガスレーザ加工により形成したときに、基材11における熱ダメージが小さく、貫通孔2の内部径が拡大しない。したがって、貫通孔2の内部径拡大に起因する問題、すなわち貫通孔2の開口部周辺が凹むことにより粘着シート1の外観が低下したり、得られた粘着シート1を被着体に貼付した後に粘着シート1に水やガソリン等の液体が付着した場合に、それらの液体が貫通孔2の中に入り込み、貫通孔部分(貫通孔の周辺部)が膨らむこと等によって粘着シート1の外観を損ねたりする問題が起こらない。
なお、「質量減少が最も大きい時の」と規定しているのは、熱分解ピークが複数存在するときに、一番大きい熱分解ピークに対応する温度を特定することを意図したものである(図4〜図10参照)。また、融解ピークが複数存在するときには、最も低温における融解ピークを基準とする。その融解ピークの温度にて融解が最初に始まるからである。
ここで、貫通孔2の内部径拡大とは、基本的には、図2に示すように、貫通孔2の基材11における最大の直径dが、貫通孔2の基材表面1Aにおける直径dよりも大きく、かつ貫通孔2の基材11と粘着剤層12との界面における直径dよりも著しく大きくなっていることをいうが、必ずしもそのような条件にあてはまるものに限定されず、上記問題が生じるように貫通孔2の径が変化したものも含まれるものとする。貫通孔2の内部径が拡大した場合、貫通孔2の直径dに対応して、貫通孔2の開口部周辺が凹む傾向にある(図2参照)。
基材11の上記熱分解ピークの温度は、好ましくは300〜440℃であり、上記熱分解ピークの温度と融解ピークの温度との差は、好ましくは235℃以下である。
基材11の材料としては、公知の材料から上記のような熱分解特性を有するものを選択すればよく、そのような材料としては、例えば、ポリエステル、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、エポキシ化等により変性した各種熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル、アクリル系ポリマー、アクリル・ウレタン共重合体、アクリル・ウレタングラフト共重合体、アクリル樹脂とウレタン樹脂とのブレンド体等のアクリルウレタンなどの樹脂からなるフィルム、発泡フィルム、またはそれらの積層フィルム、合成紙等の樹脂フィルムが挙げられる。一方、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンまたはポリオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる樹脂フィルムは、熱分解温度は高く融解温度は低いため、レーザ光照射時に、材料が熱分解して飛散する前に溶融し、貫通孔の内部径が拡大してしまう。
基材11の材料としては、上記樹脂フィルムの中でも、環境面の観点から、塩素原子を骨格中に含まないポリマーからなる樹脂フィルム、具体的には、ポリエステル、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、エポキシ化等により変性した各種熱可塑性エラストマー、アクリル系ポリマー、アクリル・ウレタン共重合体、アクリル・ウレタングラフト共重合体、アクリル樹脂とウレタン樹脂とのブレンド体等のアクリルウレタンなどからなる樹脂フィルムがより好ましい。
また、基材11の材料としては、上記樹脂フィルムの中でも、引張弾性率(ヤング率)が100〜2500MPaである樹脂フィルム、具体的には、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、エポキシ化等により変性した各種熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル、アクリル系ポリマー、アクリル・ウレタン共重合体、アクリル・ウレタングラフト共重合体、アクリル樹脂とウレタン樹脂とのブレンド体等のアクリルウレタンなどからなる樹脂フィルムのうち、引張弾性率が上記範囲内にあるものが好ましい。引張弾性率が100MPa以上の樹脂フィルムは、取扱いが容易であり、引張弾性率が2500MPa以下の樹脂フィルムは、曲面追従性が高く、表面が曲面となっている被着体に使用するのに好適である。
すなわち、基材11の材料としては、ポリブチレンレテフタレート、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、エポキシ化等により変性した各種熱可塑性エラストマー、アクリル系ポリマー、アクリル・ウレタン共重合体、アクリル・ウレタングラフト共重合体またはアクリル樹脂とウレタン樹脂とのブレンド体等のアクリルウレタンからなる樹脂フィルムが特に好ましい。
なお、上記樹脂フィルムは、無機フィラー、有機フィラー、紫外線吸収剤等の各種添加剤を含んだものであってもよい。また、上記樹脂フィルムは、工程材料を用いてキャスティング法等で形成したものであってもよい。さらに、貫通孔2の形状に悪影響を与えない限り、上記樹脂フィルムの表面には、例えば、印刷、印字、塗料の塗布、転写シートからの転写、蒸着、スパッタリング等の方法による装飾層が形成されていてもよいし、かかる装飾層を形成するための易接着コート、あるいはグロス調整用コート等のコート層が形成されていてもよいし、ハードコート、汚染防止コート、表面粗さおよび鏡面光沢度調整用コート、耐候性を付与するためのコート等のコート層が形成されていてもよい。また、それら装飾層またはコート層は、上記材料の全面に形成されていてもよいし、部分的に形成されていてもよい。
基材11の厚さは、通常は1〜500μm、好ましくは3〜300μm程度であるが、粘着シート1の用途に応じて適宜変更することができる。
粘着剤層12を構成する粘着剤の種類としては、貫通孔2が形成され得るものであれば特に限定されるものではなく、アクリル系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ゴム系、シリコーン系等のいずれであってもよい。また、粘着剤はエマルション型、溶剤型または無溶剤型のいずれでもよく、架橋タイプまたは非架橋タイプのいずれであってもよい。
粘着剤層12の厚さは、通常は1〜300μm、好ましくは5〜100μm程度であるが、粘着シート1の用途に応じて適宜変更することができる。
剥離材13の材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂からなるフィルムまたはそれらの発泡フィルムや、グラシン紙、コート紙、ラミネート紙等の紙に、シリコーン系、フッ素系、長鎖アルキル基含有カルバメート等の剥離剤で剥離処理したものを使用することができる。
剥離材13の厚さは、通常10〜250μm程度であり、好ましくは20〜200μm程度である。また、剥離材13における剥離剤の厚さは、通常0.05〜5μmであり、好ましくは0.1〜3μmである。
上記基材11および粘着剤層12を貫通する貫通孔2は、後述する熱加工により形成される。
貫通孔2の基材11および粘着剤層12における孔径は0.1〜300μmであることが好ましく、特に0.5〜150μmであることが好ましい。貫通孔2の孔径が上記条件を満たすことにより、貫通孔2から空気またはガスが抜け易く、また貫通孔2が基材表面1Aにて肉眼では見え難く、粘着シート1が外観に優れたものとなる。
貫通孔2の孔径は、粘着シート1の厚さ方向に一定であってもよいし、粘着シート1の厚さ方向に変化していてもよいが、貫通孔2の孔径が粘着シート1の厚さ方向に変化する場合は、貫通孔2の孔径は粘着シート裏面1Bから粘着シート表面1Aにかけて漸次小さくなるのが好ましい。このように貫通孔2の孔径が変化することにより、粘着シート表面1Aにて貫通孔2がより目立ち難くなり、粘着シート1の外観がさらに良いものとなる。
貫通孔2の孔密度は、30〜50,000個/100cmであることが好ましく、特に100〜10,000個/100cmであることが好ましい。貫通孔2の孔密度が30個/100cm未満であると、空気またはガスが抜け難くおそれがあり、貫通孔2の孔密度が50,000個/100cmを超えると、粘着シート1の機械的強度が低下するおそれがある。
なお、本実施形態に係る粘着シート1における貫通孔2は、基材11および粘着剤層12のみを貫通するものであるが、剥離材13をも貫通していてもよい。
また、本実施形態に係る粘着シート1は剥離材13を備えたものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、剥離材13はなくてもよい。さらに、本実施形態に係る粘着シート1の大きさ、形状等は特に限定されるものではない。例えば、粘着シート1は、基材11および粘着剤層12のみからなるテープ状のもの(粘着テープ)であって、ロール状に巻き取られて巻取体となり得るものであってもよい。
〔粘着シートの製造〕
上記実施形態に係る粘着シート1の製造方法の一例を図3(a)〜(f)を参照して説明する。
本製造方法においては、最初に図3(a)〜(b)に示すように、剥離材13の剥離処理面に、粘着剤層12を形成する。粘着剤層12を形成するには、粘着剤層12を構成する粘着剤と、所望によりさらに溶媒とを含有する塗布剤を調製し、ロールコーター、ナイフコーター、ロールナイフコーター、エアナイフコーター、ダイコーター、バーコーター、グラビアコーター、カーテンコーター等の塗工機によって剥離材13の剥離処理面に塗布して乾燥させればよい。
次に、図3(c)に示すように、粘着剤層12の表面に基材11を圧着し、基材11と粘着剤層12と剥離材13とからなる積層体とする。そして、図3(d)に示すように、粘着剤層12から剥離材13を剥離した後、図3(e)に示すように、基材11と粘着剤層12とからなる積層体に貫通孔2を形成し、図3(f)に示すように、再度粘着剤層12に剥離材13を貼り付ける。
貫通孔2の形成は熱加工によって行う。熱加工の種類としては、レーザ熱加工、熱針、溶孔等があるが、中でも、エア抜け性の良い微細な貫通孔を所望の孔密度で容易に形成することのできるレーザ熱加工が好ましい。レーザ熱加工に用いるレーザの種類としては、炭酸ガス(CO)レーザ、TEA−COレーザ、YAGレーザ、UV−YAGレーザ、YVOレーザ、YLFレーザ等が挙げられるが、中でも生産効率、コスト等の面から炭酸ガスレーザが好ましい。
なお、レーザ穴開け加工には、一の貫通孔2が形成されるまで一箇所に連続的にレーザ光を照射するバースト加工(バーストモード)と、複数箇所に順次レーザ光を照射して複数の貫通孔2を均等に形成するサイクル加工(サイクルモード)とがあり、前者は熱効率の点で優れており、後者は被加工物に対する熱影響を低減できる点で優れているが、上記レーザ熱加工は、いずれのモードで行ってもよい。
レーザ熱加工を行う場合、粘着剤層12側から粘着剤層12に対して直接レーザ光を照射することが好ましい。このように粘着剤層12側からレーザ熱加工を施すことにより、貫通孔2にテーパがついたとしても、貫通孔2の孔径を粘着剤層12側よりも基材11側の方を小さくすることができる。また、剥離材13を一旦剥離して、粘着剤層12に対して直接レーザ光を照射することにより、粘着剤層12の貫通孔2開口部が剥離材13の熱溶融物によって拡がることがなく、したがって、孔径や孔密度の精度が高く、粘着シート1に悪影響を及ぼすおそれのある水等が入り難い貫通孔2を形成することができる。さらに、粘着剤層12に対するレーザ光照射において、剥離材13を介在させないことにより、レーザ光の照射時間を短縮すること、またはレーザの出力エネルギーを小さくすることができる。レーザの出力エネルギーが小さければ、粘着剤層12および基材11に対する熱影響が小さくなり、レーザ光の熱に起因する溶融物(ドロス)や熱変形部の少ない、形の整った貫通孔2を形成することが可能となる。
基材11として、工程材料を用いてキャスティング法等で形成したものを使用する場合には、その工程材料を基材11の表面に積層した状態でレーザ熱加工を行ってもよい。また、レーザ熱加工を行う前、任意の段階で、基材(工程材料が積層されていない基材)11の表面に剥離可能な保護シートを積層してもよい。保護シートとしては、例えば、公知の樹脂フィルム等からなる基材に再剥離性粘着剤層を積層してなる公知の保護シート等を使用することができる。
レーザ熱加工によって貫通孔2を形成する場合、貫通孔2の開口部周縁には溶融物が付着することがあるが、基材11の表面に工程材料または保護シートが存在することにより、溶融物が付着するのは基材11ではなく工程材料または保護シートとなり、したがって、粘着シート1の外観をより良好に保つことができる。
なお、上記製造方法では、粘着剤層12を剥離材13上に形成し、形成された粘着剤層12と基材11とを貼り合わせたが、本発明はこれに限定されるものではなく、粘着剤層12を基材11上に直接形成してもよい。また、剥離材13を積層した状態でレーザ熱加工を施してもよいし、基材11側からレーザ光を照射してもよい。
〔粘着シートの使用〕
粘着シート1を被着体に貼付する際には、まず、剥離材13を粘着剤層12から剥離する。
次に、露出した粘着剤層12の粘着面1Bを被着体に密着させるようにして、粘着シート1を被着体に押圧する。このとき、被着体と粘着剤層12の粘着面1Bとの間の空気は、粘着シート1に形成された貫通孔2から基材表面1Aの外側に抜けるため、被着体と粘着面1Bとの間に空気が巻き込まれ難く、空気溜まりができることが防止される。仮に空気が巻き込まれて空気溜まりができたとしても、その空気溜まり部または空気溜まり部を含んだ空気溜まり部周辺部を再圧着することにより、空気が貫通孔2から基材表面1Aの外側に抜けて、空気溜まりが消失する。このような空気溜まりの除去は、粘着シート1の貼付から長時間経過した後でも可能である。
また、粘着シート1を被着体に貼付した後に、被着体からガスが発生したとしても、そのガスは粘着シート1に形成された貫通孔2から基材表面1Aの外側に抜けるため、粘着シート1にブリスターが生じることが防止される。
上記粘着シート1においては、貫通孔2の内部径が拡大していないため、貫通孔2の開口部周辺が凹むことによる粘着シート1の外観の低下はなく、また、得られた粘着シート1を被着体に貼付した後に粘着シート1に水やガソリン等の液体が付着した場合であっても、それらの液体が貫通孔2の中に入り込んで、貫通孔部分(貫通孔の周辺部)が膨らむことはなく、したがって粘着シート1の外観は良好に維持される。
以下、実施例等により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例等に限定されるものではない。
〔実施例1〕
上質紙の両面をポリエチレン樹脂でラミネートし、片面をシリコーン系剥離剤で剥離処理した剥離材(リンテック社製,FPM−11,厚さ:175μm)の剥離処理面に、アクリル系溶剤型粘着剤(リンテック社製,PK)の塗布剤を乾燥後の厚さが30μmになるようにナイフコーターによって塗布し、90℃で1分間乾燥させた。このようにして形成した粘着剤層に、基材としてのポリエステル系熱可塑性エラストマーからなる樹脂フィルム(倉敷紡績社製,ES9300BK,厚さ:100μm)を圧着するとともに、その基材の表面に、再剥離性粘着剤層を有する保護シート(スミロン社製,E−2035,厚さ:60μm)を貼付し、4層構造の積層体を得た。
上記積層体から剥離材を剥し、粘着剤層側から積層体に対して炭酸ガスレーザを照射し(松下産業機器社製,YB−HCS03を使用,2ショットバースト加工,周波数:3000Hz,パルス幅:50μsec(1ショット目)/40μsec(2ショット目))、2,500個/100cmの孔密度で貫通孔を形成した。そして、再度粘着剤層に上記剥離材を圧着し、そして基材表面から保護シートを剥がし、これを粘着シートとした。
〔実施例2〕
基材としてアクリル樹脂とウレタン樹脂とのブレンド体からなる樹脂フィルム(日本カーバイド工業社製,B(41)C−M,厚さ:100μm)を使用し、炭酸ガスレーザの2ショット目のパルス幅を20μsecとする以外、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
〔実施例3〕
基材としてポリウレタンからなる樹脂フィルム(セイコー化成社製,FT80−100BK,厚さ:100μm)を使用し、炭酸ガスレーザの2ショット目のパルス幅を20μsecとする以外、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
〔実施例4〕
基材としてポリ塩化ビニルからなる樹脂フィルム(日本カーバイド社製,フジペイント83448M2(30),厚さ:100μm)を使用し、炭酸ガスレーザの2ショット目のパルス幅を50μsecとする以外、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
〔実施例5〕
基材としてアクリル系樹脂層(厚さ:16μm)/スチレン系熱可塑性エラストマー層(厚さ:68μm)/アクリル系樹脂層(厚さ:16μm)からなる2種3層の積層樹脂フィルム(グンゼ社製,VM−52,厚さ:100μm)を使用し、炭酸ガスレーザの2ショット目のパルス幅を50μsec、3ショット目のパルス幅を20μsecとする以外、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
〔実施例6〕
基材としてポリエステルからなる樹脂フィルム(東洋紡績社製,クリスパーG2311,厚さ50μm)を使用し、炭酸ガスレーザの1ショット目のパルス幅を25μsec、2ショット目のパルス幅を20μsecとする以外、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
〔比較例1〕
基材としてポリオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる樹脂フィルム(三菱化学MKV社製,CT−030,厚さ:100μm)を使用し、炭酸ガスレーザのショット数を4(1〜3ショット目のパルス幅:50μsec,4ショット目のパルス幅:40μsec)とする以外、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
なお、基材を上記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる樹脂フィルムとする以外、実施例1と同様にして製造した積層体に対して、実施例1と同一の条件で炭酸ガスレーザを照射したが、貫通孔は形成されなかった。
〔比較例2〕
基材としてポリオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる樹脂フィルム(三菱化学MKV社製,CT−030,厚さ:100μm)を使用し、炭酸ガスレーザのショット数を6(1〜5ショット目のパルス幅:30μsec,6ショット目のパルス幅:20μsec)とする以外、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
なお、基材を上記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる樹脂フィルムとする以外、実施例1と同様にして製造した積層体に対して、実施例1と同一の条件で炭酸ガスレーザを照射したが、貫通孔は形成されなかった。
〔試験例〕
(1)示差熱・熱重量同時測定
実施例および比較例で使用した基材(サンプル重量:10mg)について、下記条件に従い、TG/DTA同時測定(示差熱・熱重量同時測定)を行った。なお、DTA(示差熱分析)はJIS K7121に準拠して、TG(熱重量測定)はJIS K7120に準拠して行った。
・測定装置:島津製作所社製,示差熱・熱重量同時測定装置DTG−60
・雰囲気ガス:N
・Nパージ条件:50ml/min
・昇温速度:20℃/min
上記測定結果を示すグラフを図4〜図10に示す。グラフ中、実線はDTA、点線はTGAを示す。これらのグラフから、融解ピークの温度(T)、熱分解ピークの温度(T)、熱分解ピークの温度と融解ピークの温度との差(T−T)、および40〜500℃における減量率を導き出した。結果を表1に示す。
Figure 2007051269
(2)貫通孔径の測定
実施例および比較例で得られた粘着シートを貫通孔の部分で切断し、走査型電子顕微鏡(日立製作所社製,S−2360N形)を使用して、貫通孔の基材表面の直径、基材における最大直径、基材と粘着剤層との界面の直径および粘着面の直径を測定した。結果を表2に示す。
(3)外観検査
実施例および比較例で得られた粘着シートについて、以下のようにして外観検査を行った。結果を表2に示す。
剥離材を剥した粘着シート(大きさ:30mm×30mm)を白色のメラミン塗装板に貼り、室内蛍光灯の下、肉眼によって、粘着シート表面の外観について検査した。なお、目から粘着シートまでの距離は約30cmとし、粘着シートを見る角度は種々変えた。その結果、貫通孔により外観を損なっていなかったものを○、貫通孔により外観を損なっていたものを×で表す。次いで、メラミン塗装板に貼り24時間放置した粘着シートを、40℃の温水に168時間または常温のガソリンに0.5時間浸漬し、それらから取り出して48時間後の粘着シートの外観が、貫通孔部の膨らみ等によって害されていないか目視で判断した。浸漬前の粘着シートと比較して、貫通孔が目立たなかったものを○、貫通孔が目立つようになったものを×で表す。
Figure 2007051269

*1:基材の樹脂自体がガソリンに対する耐性なし
(4)空気溜まり消失性試験1
実施例および比較例で得られた粘着シートについて、以下のようにして空気溜まり消失性試験を行った。結果を表3に示す。
剥離材を剥した粘着シート(大きさ:50mm×50mm)を、直径15mm程度の空気溜まりが形成されるように、平らなメラミン塗装板に貼付し、その粘着シートをスキージにより圧着し、空気溜まりが除去できるか否かを確認した。その結果、空気溜まりが除去されたものを○、空気溜まりが除去されなかったもの(空気溜まりが小さくても残存したものを含む)を×で表す。
(5)空気溜まり消失性試験2
実施例および比較例で得られた粘着シートについて、以下のようにして空気溜まり消失性試験を行った。結果を表3に示す。
剥離材を剥した粘着シート(大きさ:50mm×50mm)を、直径15mm、最大深さ1mmの部分球面形の窪み(凹部)を有する70mm×70mmのメラミン塗装板に貼付し(窪みと粘着シートとの間には空気溜りが存在する)、その粘着シートをスキージにより圧着し、空気溜まりが除去できるか否かを確認した。その結果、粘着シートがメラミン塗装板の凹部に追従して空気溜まりが除去されたものを○、粘着シートがメラミン塗装板の凹部に追従せずに空気溜まりが除去されなかったもの(空気溜まりが小さくても残存したものを含む)を×で表す。
(6)引張弾性率(ヤング率)の測定
実施例および比較例で得られた粘着シートを、幅15mm、長さ150mmに裁断し、剥離材を剥した後、つかみ間隔100mmで引張強度試験機(オリエンテック社製,テンシロン)に取り付けて、200mm/minで引張り、JIS K7161およびJIS K7127に従って引張弾性率(ヤング率)を算出した。結果を表3に示す。
Figure 2007051269

*2:メラミン塗装板の窪みに対して追従性なし
表1〜3から分かるように、本発明の条件に合致する基材を使用した粘着シート(実施例1〜6)は、エア抜け性に優れるとともに、貫通孔の内部径の拡大がないため、初期段階においても、温水またはガソリン(実施例5を除く)に浸漬した後であっても、良好な外観を呈しており、さらには曲面追従性(実施例6を除く)にも優れていた。
本発明の粘着シートは、一般的に粘着シートに空気溜まりやブリスターが生じやすい場合、例えば粘着シートの面積が大きい場合や、被着体からガスが発生する場合等であって、通常の環境下のみならず、水やガソリン等の液体が付着する環境下でも良好な外観が要求される場合に好ましく用いることができる。
本発明の一実施形態に係る粘着シートの断面図である。 内部径が拡大した貫通孔を示す粘着シートの部分拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る粘着シートの製造方法の一例を示す断面図である。 実施例1の基材に係るTG/DTA同時測定の結果を示すグラフである。 実施例2の基材に係るTG/DTA同時測定の結果を示すグラフである。 実施例3の基材に係るTG/DTA同時測定の結果を示すグラフである。 実施例4の基材に係るTG/DTA同時測定の結果を示すグラフである。 実施例5の基材に係るTG/DTA同時測定の結果を示すグラフである。 実施例6の基材に係るTG/DTA同時測定の結果を示すグラフである。 比較例1,2の基材に係るTG/DTA同時測定の結果を示すグラフである。
符号の説明
1…粘着シート
11…基材
12…粘着剤層
13…剥離材
1A…基材表面
1B…粘着面
2…貫通孔

Claims (6)

  1. 基材と粘着剤層とを備え、一方の面から他方の面に貫通する貫通孔が熱加工によって複数形成されている粘着シートであって、
    前記基材は、窒素雰囲気下、昇温速度20℃/minで昇温した場合に、質量減少が最も大きい時の熱分解ピークの温度が450℃以下である
    ことを特徴とする粘着シート。
  2. 基材と粘着剤層とを備え、一方の面から他方の面に貫通する貫通孔が熱加工によって複数形成されている粘着シートであって、
    前記基材は、窒素雰囲気下、昇温速度20℃/minで昇温した場合に、質量減少が最も大きい時の熱分解ピークの温度と、融解ピークの温度との差が250℃以下である
    ことを特徴とする粘着シート。
  3. 基材と粘着剤層とを備え、一方の面から他方の面に貫通する貫通孔が熱加工によって複数形成されている粘着シートであって、
    前記基材は、窒素雰囲気下、昇温速度20℃/minで昇温した場合に、質量減少が最も大きい時の熱分解ピークの温度が450℃以下であり、融解ピークを有するときには、熱分解ピークの温度と融解ピークの温度との差が250℃以下である
    ことを特徴とする粘着シート。
  4. 前記熱加工がレーザ熱加工であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粘着シート。
  5. 前記レーザ熱加工で使用するレーザが炭酸ガスレーザであることを特徴とする請求項4に記載の粘着シート。
  6. 前記基材の表面における前記貫通孔の孔径は、前記粘着剤層の粘着面における前記貫通孔の孔径よりも小さくなっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の粘着シート。
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