JP2007045574A - 記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スタッカ13は、光ディスクがセットされたトレイを搬送する直線的な搬送経路を形成する為の第1のポジションと、記録の行われた用紙をスタックする為の第2のポジションと、をポジション切換手段によって切換可能に設けられる。ポジション切換手段は、スタッカ13の姿勢を規制する第1規制手段51及び第2規制手段52の2つの規制手段を有し、軸65の上下動に伴ってスタッカ13の姿勢を規制する手段が第1規制手段51から第2規制手段52へ、或いは第2規制手段52から第1規制手段51へと移るよう構成され、これによってスタッカ13のポジションを、軸65を上下に変位させるのみで切換可能となる。
【選択図】図12
Description
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
本態様によれば、操作レバーを回動操作することによって前記***作部を上下方向に変位させることができるので、ポジション切換操作の際の操作性がより一層向上する。
1.プリンタの全体構成
2.ポジション切換手段の構成
3.トレイの構成
4.付勢装置及びレリース手段の構成
以下では、図1及び図2を参照しながら、本発明に係る記録装置或いは液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の全体構成について概説する。ここで、図1はプリンタ1の外観斜視図、図2は同側断面図である。尚、以下では、図2の右方向(装置前方側)を用紙搬送経路の「下流側」と言い、左方向(装置後方側)を「上流側」と言うこととする。
ホッパ19は板状体から成り、上部の揺動支点(図示せず)を中心に揺動可能に構成され、揺動することにより、ホッパ19上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラ20に圧接させ、または、給送ローラ20から離間させる。給送ローラ20は側面視略D形の形状を成し、その円弧部分によって圧接した最上位の用紙Pを下流側へ給送する一方で、用紙Pが給送された後の、搬送ローラ29による用紙Pの搬送中においては、搬送負荷を生じさせない様に図示する様にその平坦部が用紙Pと対向する様に制御される。
給送装置2の下流側に設けられた搬送ローラ29は、モータによって回転駆動される搬送駆動ローラ30と、該搬送駆動ローラ30に圧接して従動回転する搬送従動ローラ31とを備えて構成されている。搬送駆動ローラ30は用紙幅方向に延びる金属軸の外周面に耐摩耗性粒子がほぼ均一に分散されて成る付着層を備えて成され、搬送従動ローラ31は外周面がエラストマ等の低摩擦材料によって成され、図3に示すように搬送駆動ローラ30の軸線方向に複数配設されている。
以上がプリンタ1の全体構成である。
続いて、図3乃至図13を参照しながらスタッカ13のポジションを切り換えるポジション切換手段4について詳説する。ここで、図3はプリンタ部10の装置本体の外観斜視図、図4はプリンタ1前部の外観斜視図、図5はスタッカ13及びポジション切換手段4の斜視図、図6は同分解斜視図、図7及び図8は同側面図、図9は軸65及びピニオン歯車66の斜視図、図10はスタッカ13、ポジション切換手段4、カバー体11の斜視図、図11乃至図13はポジション切換手段4の要部側面図である。
また、カバー体11の回動に伴って当該カバー体11がスタッカ13と干渉しても、スタッカ13は自由端が上方に持ち上がる方向には回動可能なように半拘束状態となっているので、カバー体11によってスタッカ13を破損させる虞が無い。
軸65は、上記ガイド穴55に遊挿されることによって上下方向にのみ変位するよう規制状態に設けられ、且つ、その一方側の端部が、操作レバー69に形成された長穴69bに遊挿された状態となっている。従って操作レバー69が回動すると、これに伴って軸65(スタッカ13)がガイド穴55内を上下に変位する。
続いて、被記録媒体或いは被噴射媒体としての光ディスクをセット可能なプレート状体(被搬送媒体)としてのトレイ90の構成について図14および図15を参照しながら説明する。図14はトレイ90の平面図、図15はトレイ90先端の外観斜視図である。
図15に示すように、トレイ90は平面視において長方形の形状を成し、搬送駆動ローラ30と搬送従動ローラ31とによってニップ可能なプレート形状を成すとともに、搬送駆動ローラ30の回転に伴って副走査送り可能となっている。
続いて、図16乃至図25を参照しながら、排紙フレームAssy45を接触ポジションに向けて付勢する付勢装置(捻りばね49)の構成、排紙フレームAssy45を接触ポジションから離間ポジションに変位させるレリース手段5の構成について詳説する。ここで図16は排紙フレームAssy45の取付状態を示す斜視図、図17は排紙フレームAssy45、スタッカ13、ポジション切換手段4の斜視図、図18は同側面図、図19は排紙フレームAssy45を接触ポジションに向けて付勢する捻りばね(付勢装置)49の斜視図、図20は同正面図、図21はレリース部材75の外観斜視図、図22乃至図25は排紙フレームAssy45周辺の搬送経路の側断面図である。
図16及び図17に示すように、「被付勢部材」、「従動ローラ支持フレーム」としての排紙フレームAssy45は、金属板材によって形成された排紙フレーム46と、樹脂材料によって形成されたローラ支持部材47とを備えて構成され、主走査方向(用紙幅方向)に延びる形状を成している。
ローラ支持部材47には、排出従動ローラ42を軸支するホルダ部44が、主走査方向に局在するように一体的に形成されていて、また、後述するレリース部材75を軸支する軸受部47a、47aが一体的に形成されている。
続いて、排紙フレームAssy45を接触ポジションから離間ポジションに変位させるレリース手段5について詳説する。
レリース手段5は、図21乃至図25に示すレリース部材75を備えて構成されている。このレリース部材75は主走査方向に延びる軸体によって成され、その軸端部75a、75aが図16に示すようにローラ支持部材47に形成された軸受部47a、47aにスナップフィット式に嵌合することにより、ローラ支持部材47に回動可能に軸支される。
Claims (7)
- 被記録媒体に記録を行う記録手段および前記記録手段によって記録の行われた被記録媒体を排出する排出手段を備えるとともに、プレート状体を搬送可能な直線状の搬送経路を備えた記録装置であって、
前記直線状の搬送経路を形成する第1のポジションと、当該第1のポジションより下方に位置し、前記排出手段によって排出される被記録媒体をスタック可能な第2のポジションと、をポジション切換手段によって切り換え可能なスタッカを備え、
前記ポジション切換手段が、前記スタッカを側視して前記スタッカの重心位置より前記スタッカの基端側に位置し、前記スタッカのポジション切換操作を行う際に前記スタッカに付与される力の作用点となる***作部と、
前記***作部を上下方向にガイドするガイド手段と、
前記***作部に対して前記スタッカの自由端側に位置し、前記***作部とともに前記スタッカの回動動作を規制することにより前記第1のポジションを保持し、更に前記第1のポジションが解除された後或いは前記第1のポジションに切り換わる前の前記スタッカの姿勢を前記***作部とともに前記スタッカの自由端側が上方向を向く傾斜姿勢に規制する第1規制手段と、
前記***作部に対して前記スタッカの基端側に位置し、前記***作部とともに前記スタッカの回動動作を規制することにより前記第2のポジションを保持し、更に前記第2のポジションに切り換わる前或いは前記第2のポジションが解除された後の前記スタッカの姿勢を前記***作部とともに前記スタッカの自由端側が上方向を向く傾斜姿勢に規制する第2規制手段と、
を備えて構成されたことにより、前記スタッカが前記第1のポジションをとる状態において前記***作部を下方向に変位させると、前記スタッカの姿勢が、前記***作部及び前記第1規制手段によって規制された状態から、前記***作部と前記第2規制手段とによって規制された状態に切り換わり、
前記スタッカが前記第2のポジションをとる状態において前記***作部を上方向に変位させると、前記スタッカの姿勢が、前記***作部及び前記第2規制手段によって規制された状態から、前記***作部と前記第1規制手段とによって規制された状態に切り換わる、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1において、前記第1規制手段は、前記スタッカの側に設けられた第1係合部と、前記スタッカから独立して設けられ、前記第1係合部が当接することで前記スタッカの回動動作を規制する第1規制部と、を備えて構成され、
前記第2規制手段は、前記スタッカの側に設けられた第2係合部と、前記スタッカから独立して設けられ、前記第2係合部が当接することで前記スタッカの回動動作を規制する第2規制部と、を備えて構成され、
前記第1規制部は、前記スタッカの前記第1のポジションを保持する為の第1規制面と、前記第1のポジションが解除された後或いは前記第1のポジションに切り換わる前の前記スタッカの姿勢を規制する第2規制面と、を有し、
前記第2規制部は、前記スタッカの前記第2のポジションを保持する為の第3規制面と、前記第2のポジションに切り換わる前或いは前記第2のポジションが解除された後の前記スタッカの姿勢を規制する第4規制面と、を有し、
前記スタッカの姿勢が前記第1係合部の前記第2規制面への当接によって規制された状態から、前記第2係合部の前記第4規制面への当接によって規制される状態に切り換わる際の前記スタッカの傾斜角度が、切り換わり直前の傾斜角をα1、切り換わり直後の傾斜角をα2とすると、α1>α2の関係を成し、且つ、切り換わり直前において前記第2係合部と前記第4規制面とが対向しているよう、前記第2規制面および前記第4規制面が形成されている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1または2において、前記ポジション切換手段が、前記スタッカの両側に配置されている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項3において、前記***作部が、その両端が前記スタッカの側面から外側に突出するとともに回動自在に設けられる1本の軸によって構成され、
前記ガイド手段が、前記軸の側端近傍に取り付けられるピニオン歯車と、
前記スタッカの変位方向に延びるとともに前記軸の端部が遊挿されるガイド穴及び前記ピニオン歯車と噛合するラックを備えたガイド部材と、を備えて構成されていることを特徴とする記録装置。 - 請求項4において、前記ポジション切換手段が、前記軸のいずれか一方側の端部と係合し、回動することによって前記軸を上下方向に変位させる操作レバーを有している、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項5において、前記スタッカの下方には、回動することによって装置前方側の開口部を開閉可能なカバー体が、前記操作レバーと係合可能に設けられ、
前記スタッカは、前記軸を回動軸としてその自由端側が上方に持ち上がる方向に回動可能となっており、
前記スタッカが前記第1のポジションをとる際に、前記カバー体を閉方向に回動させると、前記カバー体が、前記操作レバーを、前記スタッカを前記第1のポジションから第2のポジションに切り換える方向に回動させるとともに、前記スタッカの自由端と係合し且つ当該自由端を上方に持ち上げて、前記開口部を閉じることを特徴とする記録装置。 - 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段および前記液体噴射手段によって液体噴射の行われた被噴射媒体を排出する排出手段を備えるとともに、プレート状体を搬送可能な直線状の搬送経路を備えた液体噴射装置であって、
前記直線状の搬送経路を形成する第1のポジションと、当該第1のポジションより下方に位置し、前記排出手段によって排出される被噴射媒体をスタック可能な第2のポジションと、をポジション切換手段によって切り換え可能なスタッカを備え、
前記ポジション切換手段が、前記スタッカを側視して前記スタッカの重心位置より前記スタッカの基端側に位置し、前記スタッカのポジション切換操作を行う際に前記スタッカに付与される力の作用点となる***作部と、
前記***作部を上下方向にガイドするガイド手段と、
前記***作部に対して前記スタッカの自由端側に位置し、前記***作部とともに前記スタッカの回動動作を規制することにより前記第1のポジションを保持し、更に前記第1のポジションが解除された後或いは前記第1のポジションに切り換わる前の前記スタッカの姿勢を前記***作部とともに前記スタッカの自由端側が上方向を向く傾斜姿勢に規制する第1規制手段と、
前記***作部に対して前記スタッカの基端側に位置し、前記***作部とともに前記スタッカの回動動作を規制することにより前記第2のポジションを保持し、更に前記第2のポジションに切り換わる前或いは前記第2のポジションが解除された後の前記スタッカの姿勢を前記***作部とともに前記スタッカの自由端側が上方向を向く傾斜姿勢に規制する第2規制手段と、
を備えて構成されたことにより、前記スタッカが前記第1のポジションをとる状態において前記***作部を下方向に変位させると、前記スタッカの姿勢が、前記***作部及び前記第1規制手段によって規制された状態から、前記***作部と前記第2規制手段とによって規制された状態に切り換わり、
前記スタッカが前記第2のポジションをとる状態において前記***作部を上方向に変位させると、前記スタッカの姿勢が、前記***作部及び前記第2規制手段によって規制された状態から、前記***作部と前記第1規制手段とによって規制された状態に切り換わる、
ことを特徴とする液体噴射装置。
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