JP2007040065A - Pc中空床版橋へのアンカー定着工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】中空床版の重量を大幅に増加させずに中空床版へのアンカーの取付けを容易に行うことのできる中空床版へのアンカー定着工法を提供する。
【解決手段】アンカーボルト30を中空床版10の下面側から中空部12に突出する状態に挿入し、また袋挿入用孔28を通じてアルミ風船22を収縮状態で中空部12に挿入した後、アルミ風船22を膨張させて中空部12に隔壁部20を形成して、隔壁部20で区画された区画空間12Aに定着材32を注入及び硬化させ、アンカーボルト30を中空床版10に定着固定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は既設のPC中空床版橋の中空床版にアンカーを後施工にて定着固定する工法に関する。
従来、橋長の比較的短い橋として、桁重量軽減のために内部が中空のPC(プレストレストコンクリート)中空床版(以下単に中空床版とする)を用いたPC中空床版橋が広く採用されている。
図9はその一例を示したもので、図中200はPC中空床版橋を、202は橋台,橋脚等の下部構造体を、204は上部構造体としての橋桁を構成する中空床版を表している。
中空床版204は、ボイド管206(通常はスチール管)を埋め込んで成形され、そのボイド管206により内部が中空構造とされている。
尚図中208は中空部を、210,212はそれぞれボイド管206の上側の被りコンクリート,アスファルト舗装面をそれぞれ表している。
ところで既設橋の場合、建設当時の耐震基準が十分でない場合があり、このような場合十分な耐震性を持たせるためにその補強を行うことが検討されている。
その補強の手段として、図10に示すような落橋防止装置を取り付けたり、或いは図11に示すような弾性支承装置を取り付けて免震化するといったことが考えられている。
ここで図10(A)に示す落橋防止装置216は、橋桁214と橋台,橋脚等の下部構造体202とのそれぞれに取付具218,220を取付固定して、そこにチェーン(ケーブルであっても良い)222の各端部を接続し、橋桁214と下部構造体202とをチェーン222で連結するようになしたものである。
一方図10(B)に示す落橋防止装置224は、橋台,橋脚等の下部構造体(ここでは橋脚)202にストッパブロック226を後施工で設ける一方、橋桁214側に落橋防止ブロック228を取り付け、この落橋防止ブロック228をストッパブロック226に当てることによって落橋防止するようになしたものである。
他方、図11(A)は弾性支承装置を取り付ける場合の例で、ここでは下部構造体202の側面に略L字状の取付具230を取付固定して、その取付具230と橋桁214との間に弾性支承装置232を介装して、この弾性支承装置232の上端部を橋桁214に固定し、また下端部を取付具230を介して下部構造体202に固定するようになしている。
この弾性支承装置232は、専ら橋桁214に対して働く水平方向荷重を弾性支持するもので、地震等の際に橋桁214に大きな水平方向荷重が働いて橋桁214が同方向に相対変位したとき、ゴム支承体の剪断弾性変形に基づいて震動エネルギーを吸収し、震動減衰して橋桁の落下を防止する。
図11(B)はこの種弾性支承装置の一例として、下記特許文献1に開示されたものを示している。
この弾性支承装置232は、内部補強板236とゴム層238とを上下に交互に積層したゴム支承体240を有しており、その下部が下部構造体202に、また上部が橋桁214に固定されてそれらの間に介装される。
この弾性支承装置232は橋桁214の鉛直荷重を受けておらず、橋桁214に大きな水平方向荷重が作用して橋桁214が同方向に変位したときに、ゴム層238の剪断弾性変形によって変位を吸収する。
尚、図中242はゴム支承体240の上端部に備えられたフランジプレートを、244はフランジプレート242を橋桁214に固定するためのプレートを表している。
この種水平方向の荷重を受ける弾性支承装置としては、他にも様々なものが知られている。
尚、ここでは弾性支承装置232を主として水平方向荷重を弾性支持するものとして説明したが、橋桁214の鉛直荷重の支持と水平方向荷重とをともに1つの弾性支承装置で弾性支持する形態のもの、或いは主として鉛直荷重を弾性支持する形態のものもあり、このような弾性支承装置を下部構造体202と橋桁214との間に介装して補強を図るといったことも可能である。
ところで既設橋が鋼製の橋である場合、橋桁の骨格を成す鋼製の型鋼の下フランジに孔開けを施すなどして、上記の取付具218の固定や弾性支承装置232の上部の固定を比較的容易に行うことができる。
これに対してコンクリート橋の場合にはそのような施工を行うことができず、そこで上記の落橋防止装置216,224や弾性支承装置232を既設橋に設置する場合、アンカー246(図12参照)を橋桁214に設け、そのアンカー246に対して図10の取付具218や落橋防止ブロック228、或いは弾性支承装置232の上部を固定することとなる。
従って既設のコンクリート橋にこれらの落橋防止装置216,224や弾性支承装置232を後施工で設置する場合には、橋桁214にそのようなアンカー246を設けることが必要である。
ところがPC中空床版橋の場合、橋桁214を構成する中空床版204が内部中空構造であるため、如何にしてアンカー246を中空床版204に設けるかが大きな問題となる。
かかる中空床版204の場合、通常は図12に示しているように中空部208と208との間の部位において中空床版204に下面側から上向きに削孔して、そこにアンカー246の上部を挿入し、これをモルタル等の定着材にて定着固定することとなる。
しかしながらこの中空床版204の場合、中空部208の位置そのものが設計図の位置とずれている場合があり、更には中空部208と208との間の部位にはPC橋の生命線であるPCケーブルが通っているため、図12中矢印で示す部位への削孔が極めて困難となる問題がある。
また例え削孔ができたとしても、その削孔へのアンカー246の定着固定が困難である問題がある。
そこで中空部208の位置する部位において、中空床版204に下面から中空部208まで貫通するアンカー挿入用孔を削孔して、そこにアンカー246を中空部208に突出する状態に挿入し、そして中空部208にモルタル等の定着材を流動状態で注入してその後硬化させ、これによりアンカー246を埋込状態(上部を埋込状態)に定着固定するといったことが考えられる。
このようにすれば、PCケーブルの存在や位置を特に気にすることなくアンカー挿入用孔の位置をある程度ラフに定めることができるとともに、中空床版204における中空部208の下部のコンクリート厚さは略150〜200mm程度のものであるため容易に削孔を行うことができ、更にまた中空部206に定着材を注入してアンカー246の定着を行うことができるため、定着材の下方への落下の心配もなく、アンカー246の定着施工を容易に行うことができ、しかも定着強度として十分な強度を確保することが可能となる。
しかしながらこの中空床版204における中空部208は、元々軽量化のために設けられているものであり、従って中空部208全体にモルタル等の定着材を注入し充填してしまうと、中空床版204の重量が大幅に増加してしまい、そしてこのことが橋の耐久性や耐震性に悪影響を及ぼすといった問題が生ずる。
特開2005−155211号公報
本発明はこのような事情を背景とし、中空床版へのアンカーの取付けを容易に行うことができるとともに、これに伴って中空床版の重量が大幅に増加してしまうといった問題を生じない中空床版へのアンカー定着工法を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、既設のPC中空床版橋の中空床版にアンカーを後施工にて定着固定する工法であって、(イ)該アンカーを該中空床版の下面側から該中空床版の中空部まで貫通するアンカー挿入用孔を通じて該中空部に突き出す状態に挿入する工程と、(ロ)該中空部まで貫通する袋挿入用孔を通じて袋体を収縮状態で該中空部に挿入した後、該袋体を膨張させて該中空部に隔壁部を形成する工程と、(ハ)該隔壁部にて区画された中空部に流動状態の定着材を注入して、前記アンカーの前記中空部への突出部分を該定着材に埋込状態とする工程と、(ニ)その後において該定着材を硬化させ、前記アンカーを前記中空床版に定着固定する工程と、を含んでいることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記袋体の内部に発泡ポリウレタンの反応液剤を注入し、内部で発泡反応させて該袋体を膨張させるとともに、生成した発泡ポリウレタンを該袋体の内部に充填することを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記袋体が非弾性且つ可撓性の、予め最終膨張形状の定まった非透液性の袋体であることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、中空部まで貫通する袋挿入用孔を通じて袋体を収縮状態で中空部に挿入した後、その袋体を膨張させて中空部に隔壁部を形成し、そして隔壁部にて区画された中空部に流動状態の定着材を注入し且つこれを硬化させて、アンカーの中空部への突出部分をその定着材にて定着固定するもので、本発明によれば、中空部全体に流動状態の定着材を注入して硬化させる必要はなく、必要とする範囲に亘って部分的に中空部に定着材を注入してこれを硬化させることができる。
しかも中空部を区画するための隔壁部の形成は、単に袋体を収縮状態で中空部に挿入した後、これを膨張させることで簡単に行うことができる。
本発明によれば、必要最小限の範囲に亘って部分的に中空部に定着材を注入及び硬化させることが可能であり、従って中空部に多量のモルタル等の定着材が注入されて中空床版の重量が大幅に重くなり、このことによって中空床版橋の耐久性や耐震性が悪化するといった問題を特に生じない。
また必要な定着材の量が少量で済むため、その定着材に要するコストを可及的に安価となし、また短い工期で施工を完了することができる。
尚、本発明では中空部の隔壁部にて区画された部分全体を定着材で埋めるようになすこともできるし、また場合によってアンカーの突出高さに対応した深さまで中空部に定着材を注入し、中空部の上部を空洞のままとしておくことも可能である。
ここで定着材としては充填がしやすく定着強度の強いモルタルを好適に用いることができるが、コンクリートや樹脂、その他の材質のものを定着材として用いることも可能である。
ただしアンカーを十分な強度で定着し固定できるように40N/mmの圧縮強度をもつコンクリートと同等以上の力学特性を有するものを用いることが必要である。
本発明は、中空部と中空部との間の部位において中空床版に削孔し、そこにアンカーを挿入して定着材で定着固定するといったものではなく、中空部の位置する部位で削孔を行ってアンカーを中空部に突き出す状態に挿入し、そして中空部に注入した定着材でアンカーを定着固定するものであることから、前述した各種の利点、即ちPCケーブルの存在や位置を特に気にすることなく、アンカー挿入用孔の位置をある程度ラフに定めることができるとともに、中空床版における中空部の下部の比較的薄いコンクリート層に対して容易に削孔を行うことができ、更にまた中空部に定着材を注入してアンカーの定着を行うことができるため、定着材の下方への落下の心配もなく、アンカーの定着施工を容易に行うことができ、しかも定着強度として十分な強度を確保することができるといった利点を併せ有する。
本発明においては、袋体の内部に発泡ポリウレタンの反応液剤を注入し、内部で発泡反応させて袋体を膨張させるとともに、生成した発泡ポリウレタンを袋体の内部に充填することによって、上記の隔壁部を形成するようになすことができる(請求項2)。
このようにすれば、膨張圧によって袋体を中空部の内面に強く固定状態とすることができ、この膨張した袋体にて形成された隔壁部で区画された中空部への定着材の注入時に、袋体が中空部に沿って位置ずれしたり、移動してしまうのを良好に防止することができる。
また発泡ポリウレタンは発泡後において一定の形状を保持しているため、中空部の内面に対する袋体の強固な固定状態を維持することができる。
本発明においては、請求項3に従い袋体として非弾性且つ可撓性の、予め最終膨張形状の定まった非透液性の袋体を用いることができる。
このような袋体を用いた場合、袋体の内部における反応液剤の発泡反応により袋体全体を均一に良好に膨張させることができ、例えばゴム風船のような弾性の袋体を用いた場合のように部分的な過大な圧力の作用によって袋体の破裂をもたらすといった問題を回避することができ、上記隔壁部を袋体にて良好に形成することができる。
この場合においてその袋体としてアルミ風船を好適に用いることができる。
またこのアルミ風船は、上記の最終膨張形状が扁平な円盤形状をなしているものを用いることができる。
本発明においては、上記アンカーを落橋防止装置の取付用として用いることができ、或いは弾性支承装置の取付用として用いることができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて以下に詳しく説明する。
図1において10は中空床版で、内部に中空部12を有するボイド管(ここではスチール管)14が埋め込んであり、このボイド管14の埋込みによって中空床版10が内部中空構造とされている。
同図において16は被りコンクリート、18はアスファルト舗装面である。
尚ボイド管14は内径がφ650mmである。
図1は施工完了状態を表しており、図中20は中空部12を区画する隔壁部で、図4に示すアルミ風船(袋体)22の内部に発泡ポリウレタン24を充填して構成してある。
ここでは隔壁部20の形成によって、中空部12がその末端(図中左端)から距離L(ここではL=500mm)までの範囲に亘って区画されている。図中12Aはその区画空間を表わしている。
本実施形態において、隔壁部20はアルミ風船22の内部に発泡ポリウレタンの反応液剤を注入し、内部で発泡反応させて袋体を膨張させるとともに、袋体の内部に生成した発泡ポリウレタン24を充填することによって形成している。
図1(A)において、23はアンカー挿入用孔で、25は定着材(ここではモルタルを用いる)の注入用孔、28はアルミ風船22を挿入するための袋挿入用孔である。
ここで袋挿入用孔28は、アルミ風船22の内部に上記の反応液剤を注入するための注入用孔も兼ねている。
26は区画空間12A内に定着材が十分に注入されたか否かを確認するための確認用孔で、これらアンカー挿入用孔23,注入用孔25,袋挿入用孔28及び確認用孔26は、図2(I)に示すようにそれぞれ何れも中空床版10の下面から中空部12まで上向きに貫通する形態で設けられている。
尚アンカー挿入用孔23の直径はここではφ75mm程度であり、また他の各孔、即ち注入用孔25,袋挿入用孔28及び確認用孔26の直径はそれぞれφ50mm程度である。
図1において、30はアンカー挿入用孔22から挿入された異形棒鋼から成るアンカーボルト(アンカー)である。
アンカーボルト30は、中空部12内部に突出する状態に挿入されており、そして中空部12内に突出した部分が区画空間12A内に充填された定着材としてのモルタル32内に埋り込んで、かかるモルタル32にて定着固定されている。
ここでアンカーボルト30は全長Lが700mmのもので、中空床版10の下面から下方への突出長Lが200mmである。
またその上端の位置は、中空部12の中心よりも僅かに上に位置している。
図1において、34は流動状態のモルタルの注入管、36は発泡ポリウレタンの反応液剤の注入管、38は確認用のパイプである。
ただしこれら注入管34,36及びパイプ38は、後述するように施工後に中空床版10の下面から下向きに突き出した部分が切除され、残りの部分が中空床版10内部に埋込状態で残されている。
次に本実施形態の工法を以下に手順を追って具体的に説明する。
本実施形態では、先ず図2(I)に示しているように削孔機にて中空床版10の下面から中空部12まで貫通するアンカー挿入用孔23、注入用孔25,袋挿入用孔28及び確認用孔26を削孔する。
次に図2(II)に示しているように、袋挿入用孔28を通じて中空部12に袋体としてのアルミ風船22を収縮状態で挿入する。
図4はこのアルミ風船22を自由状態で膨張完了させた状態を表している。
このアルミ風船22としては、例えばマイクロホイルの商品名で市販されているものを用いることができる。
このアルミ風船22は、全面に亘ってアルミ薄膜を有するもので非弾性で可撓性のみを有している。
また最終膨張形状は予め扁平な円盤形状に定められている。
因みにこの実施形態の場合、アルミ風船22として最大膨張時の直径Dがφ750mm、厚みtが300mmとなるものが用いられている。
このアルミ風船22は小さく収縮させることができ、従って上記袋挿入用孔28からも容易にこれを中空部12に挿入することができる。
本実施形態では、注入管36にアルミ風船22を事前にセットしておき、そしてセットしたものを中空部12に挿入したところで、別々のタンクに収容してある発泡ポリウレタンの反応液剤としてのA液とB液(図2(II)参照)とを、図示しない注入機から注入管36を通じてアルミ風船22内部に注入し、発泡反応させる。
そして生成した発泡ポリウレタン24にてアルミ風船22を最大限まで膨張させると同時に、その内部に発泡ポリウレタン24を充填する。ここにおいて上記隔壁部20が形成される(図3(III))。尚このときの発泡ポリウレタン24の充填量は、この例では約5.4kgである。
尚、袋挿入用孔28はアルミ風船22及び注入管36の挿入後にコーキング材を用いてコーキング処理しておく。コーキング材としてはウレタン系コーキング材を用いることができる。
この実施形態では、上記A液(主剤液)としてポリオールを、またB液(硬化剤液)としてイソシアネートを用いている。
ここでアルミ風船22の充填用として用いられている発泡ポリウレタンは、発泡倍率が約30倍、発泡後の密度が0.08〜0.13t/m程度の低密度のもので、A液とB液とを混合状態で注入後15秒程度(20℃)で発泡反応開始し、1分半程度で反応が終了する。
以上のように本実施形態では、袋体として、自由状態での最終膨張形状が予め扁平な円盤形状に定まった、弾力性を有しない可撓性のみを備えたアルミ風船22を用いている。
これにより内部に発泡ポリウレタン24を充填して良好にこれを膨張させることができる。
例えば袋体としてゴム風船を用いたとき、その内部に発泡ポリウレタンの反応液剤を注入して発泡反応させると、その反応液剤ないし発泡後の発泡ポリウレタンに対するゴム風船の接触部分がそれらに密着してくっ付いた状態となり、そのくっ付いた部分については以後膨張しなくなってしまう。
そのため反応液剤ないし発泡ポリウレタンに未だ接触していない部分(未接触部分)だけがその後膨張せざるを得ず、その結果として未接触部分に過大な圧力が作用して同部分が破裂を起してしまう。
或いはそのような破裂に到らないにしても、未接触部分だけが局部的に大きく膨らんだ状態となって、ゴム風船全体の膨張形状がいびつな形状となってしまい、中空部12の横断面全体を良好に閉鎖することが難しくなってしまう。
これに対して図4に示すアルミ風船22の場合、それ自体弾力性を有していないために、反応液剤ないし発泡ポリウレタンへの未接触部分が部分的に過大に膨らむといった現象は生じず、アルミ風船22全体が予め定まった最終形状に膨張しながら、その内部に発泡ポリウレタン24が万遍なく良好に充填される。
またアルミ風船22は、反応液剤が発泡反応する際の熱に対しても強く、その熱によって一部が破裂を起してしまうといった問題も生じない。
その結果としてアルミ風船22は反応液剤の発泡反応、即ち発泡ポリウレタン24の生成に伴って、その全体が均一且つ良好に最終の予め定まった形状に膨張することができ、以って中空部12をその横断面全面に亘って良好にこれを閉鎖し隔壁形成することができる。
次にこのようにして隔壁部20を形成したら、続いて図3(III)に示しているようにアンカーボルト30、注入管34、確認用のパイプ38を、それぞれアンカー挿入用孔23,注入用孔25,確認用孔26を通じて中空部12内部、詳しくは隔壁部20の内側の区画空間12A内に且つそれぞれが区画空間12A内に突出する状態に挿入する。
尚、アンカーボルト30にはナット40を螺合して、このナット40を中空床版10の下面に当接させ、これによってアンカーボルト30を正しく垂直状態に中空部12内、即ち区画空間12A内に突出させる。
また確認用のパイプ38は、その上端の開口が中空部12の天端近くに位置するように、区画空間12A内に深く挿入しておく。
またアンカー挿入用孔23,注入用孔25及び確認用孔26は、それぞれアンカーボルト30,注入管34,パイプ38を挿入した状態で、それぞれコーキング材にてコーキング処理しておく。
この状態で注入管34から中空部12、詳しくは隔壁部20にて区画された区画空間12Aに定着材としての流動状態のモルタル32を注入し、空間12A内にモルタル32を充填する。
このとき、区画空間12A内に注入された流動状態のモルタル32は、その充填深さがパイプ38の上端以上になると、その一部がパイプ38の上端開口を通じて外部に漏れ出るため、このことによって区画空間12A内に流動状態のモルタル32が十分に充填されたことを確認することができる。
尚、ここではモルタルの充填容積は0.17mとなる。
以上のようにして流動状態のモルタル32を区画空間12Aに充填した後、続いてこれを硬化させる。
そしてモルタル32の硬化によってアンカーボルト30が、詳しくは区画空間12A内に突き出した部分が硬化後のモルタル32に埋り込んだ状態となって、かかるアンカーボルト30がモルタル32にて中空床版10に定着固定される(図3(IV))。
その後、図3(V)に示しているように注入管34,36及び確認用のパイプ38の、中空床版10の下面から突き出した部分を切除する。尚注入管34,36及びパイプ38を切断した後、注入用孔25,袋挿入用孔28,確認用孔26を止水モルタルで補修しておく。
以上のようにしてアンカーボルト30を中空床版10に定着固定することができる。
尚、アンカーボルト30に螺合した上記のナット40は、モルタル32による定着後にアンカーボルト30から外しておく。
次に図5は本発明の他の実施形態を示している。
この実施形態は、モルタル用の注入管34に代えて、ポリウレタン用の注入管42を注入用孔25に挿入し、その注入管42から定着材としてのポリウレタン44の反応液剤、即ちポリオールからなる主剤液のA液と、イソシアネートからなるB液の混合液を注入し、区画空間12A内で反応させて区画空間12Aをポリウレタン44で充填し、これを定着材としてアンカーボルト30を定着固定するようになした例である。
但し定着材としてのポリウレタン44はアンカーボルト30を固定保持するためのもので、40N/mmの圧縮強度をもつコンクリートと同等以上の力学特性を有する。
尚定着材となるポリウレタン44の充填量は、ここでは約209kgとなる。
この定着材としてのポリウレタン44は非発泡性で硬質のものである。
尚他の点については基本的に図1〜図4の実施形態と同様である。
以上のように定着材としてポリウレタン44或いはその他の樹脂を用いた場合、短時間でこれを硬化させることができ所要の施工時間を短縮化することができる。
また定着材による中空床版10の重量増加を可及的に少なく抑えることができる。
本実施形態によれば、必要最小限の範囲に亘って部分的に中空部12に定着材を注入及び硬化させることができ、定着材の注入及び硬化により中空床版10の重量が大幅に重くなって、橋の耐久性や耐震性に悪影響が及ぶといった問題を生じない。
また必要な定着材の量が少量で済むためコストを安価となし、また短い工期で施工を完了することができる。
また本実施形態では中空部12の位置する部位で削孔を行ってアンカーボルト30を中空部12に挿入し且つ定着固定するものであることから、PCケーブルの存在や位置を特に気にすることなく削孔の位置をある程度ラフに定めることができるとともに、中空部12の下部のコンクリート厚さは比較的薄いものであるため容易に削孔を行うことができる。
更にまた中空部12に定着材を注入してアンカーボルト30の定着を行うため、定着材の下方への落下の心配もなく、アンカーボルト32の定着施工を容易に行うことができ、しかも定着強度として十分な強度を確保することができる。
図6はアンカーボルト30の適用例を示したもので、この例は、アンカーボルト30にて図10(A)の落橋防止装置216の取付具218を橋桁としての中空床版10に固定し、そしてこの取付具218と図示を省略する橋台,橋脚等の下部構造体側の取付具とをチェーン222で連結するようになした例である。
即ちこの例は、アンカーボルト30にて落橋防止装置216を後施工で取り付ける場合の例である。
一方図7の例は、アンカーボルト30にて図10(B)に示す落橋防止ブロック228を中空床版10に固定して、落橋防止装置224を後施工で設ける場合の例を示している。
図8は他の適用例を示したもので、この例は主として水平方向荷重を受け、自身の水平方向の剪断弾性変形に基づいて震動エネルギーを吸収し、減衰を行う図11(B)の弾性支承装置232をアンカーボルト30にて中空床版10に固定する場合の例である。
この図8に示す弾性支承装置232は、本出願人の出願に係る特許文献1に開示のもので、内部補強板236とゴム層238とを上下方向に積層し且つ加硫接着にて一体化した形態のゴム支承体240を有している。
ここでゴム支承体240は、プレート244及びアンカーボルト30とそこに螺合されたナット56とで中空床版10に固定される。
尚242はフランジプレートで、60はこのフランジプレート242に対して上下及び図8中左右方向(橋軸方向)に所定の間隙を介して対向した係合ブロックである。
ゴム支承体240は中空床版10、即ち橋桁の鉛直荷重を支持しておらず、水平方向に大きな荷重が働いたときにその水平方向荷重により水平方向に剪断弾性変形し、水平方向変位を減衰する。
ただしかかる弾性支承装置として、鉛直荷重をも併せて支持する弾性支承装置或いは場合によって鉛直荷重だけを弾性支持する弾性支承装置を用いることも可能である。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能である。
本発明の実施形態のアンカー定着工法を施工完了状態で示す図である。 同実施形態の定着工法の要部工程の説明図である。 図2に続く要部工程の説明図である。 同実施形態で用いるアルミ風船を示す図である。 本発明の他の実施形態のアンカー定着工法の要部工程の説明図である。 定着固定したアンカーの適用例を示す図である。 図6とは異なる適用例を示した図である。 図6及び図7とは異なる適用例を示す図である。 中空床版橋及び中空床版を示す図である。 落橋防止装置の一例を示す図である。 弾性支承装置の一例を示す図である。 本発明のアンカー定着工法に対する比較例を説明する比較例図である。
符号の説明
10 中空床版
12 中空部
12A 区画空間
20 隔壁部
22 アルミ風船(袋体)
23 アンカー挿入用孔
24 発泡ポリウレタン
28 袋挿入用孔
30 アンカーボルト
32 モルタル

Claims (3)

  1. 既設のPC中空床版橋の中空床版にアンカーを後施工にて定着固定する工法であって
    (イ)該アンカーを該中空床版の下面側から該中空床版の中空部まで貫通するアンカー挿入用孔を通じて該中空部に突き出す状態に挿入する工程と
    (ロ)該中空部まで貫通する袋挿入用孔を通じて袋体を収縮状態で該中空部に挿入した後、該袋体を膨張させて該中空部に隔壁部を形成する工程と
    (ハ)該隔壁部にて区画された中空部に流動状態の定着材を注入して、前記アンカーの前記中空部への突出部分を該定着材に埋込状態とする工程と
    (ニ)その後において該定着材を硬化させ、前記アンカーを前記中空床版に定着固定する工程と
    を含んでいることを特徴とするPC中空床版橋へのアンカー定着工法。
  2. 請求項1において、前記袋体の内部に発泡ポリウレタンの反応液剤を注入し、内部で発泡反応させて該袋体を膨張させるとともに、生成した発泡ポリウレタンを該袋体の内部に充填することを特徴とするPC中空床版橋へのアンカー定着工法。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記袋体が非弾性且つ可撓性の、予め最終膨張形状の定まった非透液性の袋体であることを特徴とするPC中空床版橋へのアンカー定着工法。
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