JP2007036299A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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浩巳 稲川
Nobuo Machida
信夫 町田
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Abstract

【課題】 ソース抵抗を低減する。
【解決手段】 FETを含む半導体装置の製造方法であって、主面上に第1導電型を有する第1半導体層が形成された半導体基板を準備し、第1半導体層上にゲート絶縁膜を形成し、ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成し、第1半導体層内に第2導電型を有するベース領域を形成し、第1半導体層の表面付近のベース領域内に第1導電型を有するソース領域を形成し、ゲート電極及びソース領域上に層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜及び第1半導体層内にコンタクトホールを形成し、ソース領域の側壁を露出させ、層間絶縁膜の側壁をエッチングすることで前記コンタクトホールを拡大し、ソース領域の上面を露出させ、ソース領域の側面及び上面、ベース領域と接触し、かつ電気的に接続されるように、コンタクトホール内及び層間絶縁膜上にソース配線を形成し、半導体基板の裏面にドレイン電極を形成する。
【選択図】 図26

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、トレンチゲート構造の半導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
電力増幅回路、電源回路、コンバータ或は電源保護回路等にはパワートランジスタが用いられているが、これらのパワートランジスタには大電力を扱うために高耐圧化及び大電流化が要求される。
MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)
の場合には、大電流化を達成する方法として、チャネル幅を増大させることによって容易に達成できる。そして、このようなチャネル幅の増大を行なうことによってチップ面積が増大するのを回避するために、例えばメッシュゲート構造が用いられている。
メッシュゲート構造では、ゲートが平面的に格子状に配置されており、このため単位チップ面積当りのチャネル幅を大きくすることができる。メッシュゲート構造のFETについてはオーム社刊「半導体ハンドブック」第429頁乃至第430頁に記載されている。
従来、このようなパワーFETには、工程が簡単でありゲート絶縁膜となる酸化膜の形成が容易なことからプレーナ構造のものが用いられてきた。
しかしながら、FETではゲート長によってチャネル長が決まるために、プレーナ構造のFETでは、ゲートを細くした場合にはチャネル長が短くなり短チャネル効果が生じる、或はゲートが同時に配線の機能をもっているために、ゲートを細くした場合には許容電流が減少してしまう等の問題があり、微細化には限界がある。このため、更にセルの集積度を向上させることが可能であり、加えてオン抵抗を低減させることができる等の理由からトレンチゲート構造のFETが考えられた。
トレンチゲート構造とは、半導体基板主面に延設した溝に絶縁膜を介してゲートとなる導体層を設け、前記主面の深層部をドレイン領域とし、前記主面の表層部をソース領域とし、前記ドレイン領域及びソース領域間の半導体層をチャネル形成領域とするものである。
トレンチゲート構造のMISFETについて、本出願人は、ソース領域或いはチャネル形成領域の不純物による、ゲート絶縁膜の劣化或いはしきい値電圧の変動を防止するために、トレンチゲート形成後にソース領域或いはチャネル形成領域の不純物導入を行なう技術を開発し、この技術は特願平9−232425号として出願されている。
素子の微細化が進展することにより、ソース領域もよりシャロー化が進められる。シャロー化が進むことによって、ソース領域が薄くなり、この薄いソース領域に対して、トレンチゲートを正確に位置させることが困難となって来る。トレンチゲートの誤差によって、トレンチゲートがソース領域から外れてしまうソースオフセットが発生した場合には、このソースオフセットによってFETとして機能しなくなってしまう。
本発明の課題は、このような問題を解決し、ソースオフセットの発生を防止することが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
半導体基板主面に延設した溝にゲートとなる導体層を設けるトレンチゲート構造のFETを有する半導体装置について、前記トレンチゲート導体層の上面が、前記半導体基板主面と同等若しくはそれよりも高く形成されている。
半導体基板主面に延設した溝にゲートとなる導体層を設けるトレンチゲート構造のFETを有する半導体装置について、前記トレンチゲート導体層の上面が、略平坦或いは凸状に形成されており、このトレンチゲート導体層の上面が、前記半導体基板主面と同等若しくはそれよりも高く形成されている。
半導体基板主面に延設した溝にゲートとなる導体層を設けるトレンチゲート構造のFETを有する半導体装置について、前記トレンチゲート導体層の上面が、前記半導体基板主面と同等若しくはそれよりも高く形成されており、前記トレンチゲートの終端部に電界緩和部を設けられている。
半導体基板主面に延設した溝にゲートとなる導体層を設けるトレンチゲート構造のFETを有する半導体装置の製造方法について、前記半導体基板主面にトレンチゲートの形成される溝を形成する工程と、前記溝内にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記溝内にトレンチゲートを形成する工程と、増速酸化現象によって、トレンチゲート上は半導体基板主面上よりも厚い膜厚を有するように、熱酸化で、半導体基板主面に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜をエッチングによって除去し、前記厚く形成されたトレンチゲート上の絶縁膜を残した状態で、半導体基板主面を露出させる工程と、前記絶縁膜に対して前記半導体基板を選択的に除去するエッチングを行なうことにより、絶縁膜によって覆われたトレンチゲートの上面が半導体基板主面と同等若しくはそれよりも高く形成する工程とを有する。
半導体基板主面に延設した溝にゲートとなる導体層を設けるトレンチゲート構造のFETを有する半導体装置の製造方法について、前記半導体基板主面にトレンチゲートの形成される溝を形成する工程と、前記溝内にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記溝内にトレンチゲートを形成する工程と、増速酸化現象によって、トレンチゲート上は半導体基板主面上よりも厚い膜厚を有するように、熱酸化で、半導体基板主面に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜をエッチングによって除去し、前記厚く形成されたトレンチゲート上の絶縁膜を残した状態で、半導体基板主面を露出させる工程と、前記絶縁膜に対して前記半導体基板を選択的に除去するエッチングを行なうことにより、絶縁膜によって覆われたトレンチゲートの上面が半導体基板主面と同等若しくはそれよりも高く形成する工程と、前記選択的エッチング後に、半導体基板主面から不純物を導入してチャネル形成領域及びソース領域を形成する工程とを有する。
半導体基板主面に延設した溝にゲートとなる導体層を設けるトレンチゲート構造のFETを有する半導体装置の製造方法について、前記半導体基板主面にトレンチゲートの形成される溝を形成する工程と、前記溝内にゲート絶縁膜を形成する工程と、半導体基板主面全面にトレンチゲートの導電膜となる多結晶珪素膜を形成する工程と、前記多結晶珪素膜に多段酸化を併用したエッチング除去を行ない、前記溝内に、その上面が略平坦或いは凸状に形成されたトレンチゲートを形成する工程と、増速酸化現象によって、トレンチゲート上は半導体基板主面上よりも厚い膜厚を有するように、熱酸化で、半導体基板主面に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜をエッチングによって除去し、前記厚く形成されたトレンチゲート上の絶縁膜を残した状態で、半導体基板主面を露出させる工程と、前記絶縁膜に対して前記半導体基板を選択的に除去するエッチングを行なうことにより、絶縁膜によって覆われたトレンチゲートの上面が半導体基板主面と同等若しくはそれよりも高く形成する工程と、前記選択的エッチング後に、半導体基板主面から不純物を導入してチャネル形成領域及びソース領域を形成する工程とを有する。
半導体基板主面に延設した溝にゲートとなる導体層を設けるトレンチゲート構造のFETを有する半導体装置の製造方法について、前記トレンチゲートの終端部に電界緩和部を設ける工程と、前記半導体基板主面にトレンチゲートの形成される溝を形成する工程と、前記溝内にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記溝内にトレンチゲートを形成する工程と、増速酸化現象によって、トレンチゲート上は半導体基板主面上よりも厚い膜厚を有するように、熱酸化で、半導体基板主面に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜をエッチングによって除去し、前記厚く形成されたトレンチゲート上の絶縁膜を残した状態で、半導体基板主面を露出させる工程と、前記絶縁膜に対して前記半導体基板を選択的に除去するエッチングを行なうことにより、絶縁膜によって覆われたトレンチゲートの上面が半導体基板主面と同等若しくはそれよりも高く形成する工程と、前記選択的エッチング後に、半導体基板主面から不純物を導入してチャネル形成領域及びソース領域を形成する工程とを有する。
半導体装置の製造方法において、半導体基板主面にトレンチゲートの形成される溝を形成する工程と、前記溝内にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記溝内にトレンチゲートを形成する工程と、増速酸化現象によって、トレンチゲート上は半導体基板主面上よりも厚い膜厚を有するように、熱酸化で、半導体基板主面に絶縁膜を形成する工程と、前記トレンチゲート上の絶縁膜に、マスク膜を形成する工程と、前記マスク膜を用いて、前記絶縁膜を等方性エッチングにより除去し、前記厚く形成されたトレンチゲート上の絶縁膜を残した状態で、半導体基板主面を露出させる工程と、前記絶縁膜に対して前記半導体基板を選択的に除去するエッチングを行なうことにより、絶縁膜によって覆われたトレンチゲートの上面が半導体基板主面と同等若しくはそれよりも高く形成する工程とを有する。
半導体装置の製造方法において、(1)第1導電型の不純物を含む半導体基体主面に第1導電型の不純物を含む半導体層を形成する工程と、(2)前記半導体層主面の選択された領域にフィールド絶縁膜を形成する工程と、(3)前記半導体層に溝を形成する工程と、(4)前記溝内表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、(5)前記ゲート絶縁膜が形成された溝内にゲート層を埋め込む工程と、(6)前記半導体層の主面が前記ゲート絶縁膜に接するゲート層の端部よりも低くなるように、前記半導体層の主面をエッチングする工程と、しかる後、(7)前記半導体層内に第2導電型の不純物を導入し、前記半導体層内に前記溝の底部よりも浅く、かつ前記ゲート絶縁膜に接する第1半導体領域を形成する工程と、(8)前記第1半導体領域内に第1導電型の不純物を導入し、前記第1半導体領域内に該第1半導体領域よりも浅く、かつ前記ゲート絶縁膜に接する第2半導体領域を形成する工程とからなる。
半導体集積回路装置の製造方法であって、半導体基板の主面上に形成された絶縁膜と、前記半導体基板とをエッチングして、前記半導体基板内に達する接続孔を形成する工程と、前記半導体基板に対して前記絶縁膜を選択的に後退させて、前記半導体基板の主面を露出させるように前記接続孔を拡げる工程と、前記接続孔内に、導電膜を形成する工程とを有する。
半導体集積回路装置であって、半導体基板の主面上に形成された絶縁膜に、前記半導体基板内に達する接続孔が形成され、前記接続孔は、前記半導体基板の主面を露出させる部分と、前記半導体基板内に達する部分とを有し、前記接続孔内に導電膜が形成され、前記導電膜は、前記半導体基板の主面を露出させる部分と、前記半導体基板内に達する部分とで前記半導体基板に電気的に接続される。
上述した手段によれば、トレンチゲート導体層の上面を、前記半導体基板主面と同等若しくはそれよりも高く形成することにより、ソースオフセットを防止することが可能となる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)本発明によれば、トレンチゲート導体層の上面を、前記半導体基板主面と同等若しくはそれよりも高く形成することによってソースオフセットを防止することができるという効果がある。
(2)本発明によれば、上記効果(1)により、ソースのシャロー化を進めることができるという効果がある。
(3)本発明によれば、上記効果(2)により、セルの微細化を進めることができるという効果がある。
フィールド絶縁膜
以下、本発明の実施の形態を説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態の半導体装置となるトレンチゲート構造のパワーMISFETを示す平面図であり、図2は、図1中a部を拡大して示す要部平面図であり、図3は、図2中のa‐a線に沿った縦断面図である。
本実施の形態のMISFETは、例えば単結晶珪素からなるn+型半導体基体1に、例えばエピタキシャル成長によってエピタキシャル層2を形成した半導体基板に形成される。このMISFETは、半導体基板の外周に沿って矩形環状に設けられ、角部内側に矩形部分を有するフィールド絶縁膜3(図2中にても二重斜線を付す)によって囲まれた領域内に、平面形状が六角形或いは扁平八角形となっているトレンチゲート構造のセルを規則的に複数配置し、各ゲートが平面的に格子状に配置され各セルを並列接続したメッシュゲート構造で構成される。
各セルでは、半導体基体1上に形成されたn−型の第1半導体層2aがドレイン領域となり、第1半導体層2a上に形成されたp型の第2半導体層2bがチャネルの形成されるベース領域となり、第2半導体層2b上に形成されたn+型の第3半導体層2cがソース領域となる縦型FETとなっている。
トレンチゲート4は、半導体基板主面からドレイン領域となるn−型第2半導体層2aに達する溝にゲート絶縁膜5を介して形成される。トレンチゲート4としては、例えば不純物が導入された多結晶珪素を用い、ゲート絶縁膜5としては、例えば、27nm程度の熱酸化膜と、50nm程度の堆積膜とを順次形成した多層膜で構成されている。
後述する図19乃至図21に示すように、本実施の形態のトレンチゲート4の上面4aは、ソース領域となる第3半導体層2cの表面即ち半導体基板主面2dと同等若しくはそれよりも高く形成されており、この構成によって、ソース領域がシャロー化しても、トレンチゲート4がソース領域からはずれるソースオフセットを防止することができる。また、トレンチゲート4の上面は、略平坦或いは凸状に形成されていることが望ましい。
隣接するセルのトレンチゲート4は互いに接続されて、平面的に格子状に配置されるメッシュゲート構造となっており、外周のセルの各トレンチゲート4は半導体チップの外周部近傍にて、例えば多結晶珪素を用いたゲート配線6と接続されている。
ゲート配線6は、層間絶縁膜7を介して上層に形成され、例えばシリコンを含有させたアルミニウムを用いたゲートガードリング8(図2中では破線にて部分的に示す)と電気的に接続されている。ゲートガードリング8は、フィールド絶縁膜3の矩形部分に設けられた矩形形状のゲート電極9(図2中では破線にて部分的に示す)と一体に形成され、ゲート電極9にゲート4の接続領域(図1中破線にて示す)が設けられている。
ソースとなる第3半導体層2cには、半導体基板主面上に層間絶縁膜7を介して上層に形成され、例えばシリコンを含有させたアルミニウムを用いたソース配線10(図2中では破線にて部分的に示す)が電気的に接続されている。ソース配線10は、ソース配線10にソースとなる第3半導体層2cの接続領域(図1中破線にて示す)が設けられている。このソース配線10は、ソースとなる第3半導体層2cの他に、ベース電位を一定とするために、第2半導体層2bに設けられたp+型のコンタクト層11にも電気的に接続されている。
また、図3,図22に示すように、ゲートとソースとの間には、バックトゥバック構成の保護ダイオード12が設けられており、保護ダイオード12はn+型半導体領域12aとp型半導体領域12bとが交互に同心環状に形成されており、両端のn+型半導体領域12aに夫々ゲート電極9及びソース配線10が電気的に接続されている。この保護ダイオード12は、図27の回路図に示すように、ゲート−ソース間に位置しており、ソースからのサージに対し、ゲート絶縁膜の破壊を防止する。
また、フィールド絶縁膜3の外周には半導体基板主面に設けたn+型の半導体領域13aに、例えばシリコンを含有させたアルミニウムを用いた配線13b(図2中では破線にて部分的に示す)を接続したソースガードリング13が設けられており、ソースガードリング13の配線13bも、ソース配線10と同様に、保護ダイオード12のn+型半導体領域12aに接続されている。
なお、ゲート配線6及びゲートガードリング8は、矩形環状に設けられたフィールド絶縁膜3上に設けられ、ゲート電極9及び保護ダイオード12は、フィールド絶縁膜3の角部に設けた矩形部分上に設けられている。
また、矩形環状のフィールド絶縁膜3に沿って、その下部にはp型ウエル14が形成されており、このp型ウエル14にゲート絶縁膜5を介してトレンチゲート4の終端部を接続することによって、フィールド絶縁膜3下に空乏層をなだらかに伸ばして空乏層の不連続を防止することができるので、トレンチゲート4終端部の電界を緩和する電界緩和部としてp型ウエル14が機能する。
半導体基板主面の全面には、ゲートガードリング8,ゲート電極9,ソース配線10,ソースガードリング13を覆い、例えば、テトラエトキシシラン(TEOS)ガスをソースガスの主体とするプラズマCVD法による酸化珪素膜及びポリイミドを用いた保護絶縁膜15が形成され、この保護絶縁膜15に、ゲート電極9及びソース配線10を部分的に露出させる開口を設け、この開口によって露出するゲート電極9及びソース配線10が、ゲート及びソースの接続領域となり、この接続領域にワイヤボンディング等により電気的な接続が行なわれる。
ドレインの接続領域としては、半導体基板裏面の全面に、n+型半導体基板1と導通するドレイン電極16が、例えばニッケル,チタン,ニッケル,銀を積層した積層膜として形成され、このドレイン電極16を例えば導電性の接着材によってリードフレームに接続することによって電気的な接続が行なわれる。
次に、前述した半導体装置の製造方法を図4乃至図26を用いて説明する。
先ず、例えばヒ素(As)が導入された単結晶珪素からなるn+型半導体基体1上に、エピタキシャル成長によって半導体基体1よりも低濃度のn−型のエピタキシャル層2を5μm程度形成する。次に、この半導体基板の主面に40nm程度の酸化珪素膜を、例えば熱酸化法で形成し、この酸化珪素膜上に窒化珪素(SiN)膜のマスクを、半導体基板の外周に沿って矩形環状に形成する。次に、角部内側に矩形部分を有するフィールド絶縁膜3を、熱酸化により、窒化珪素膜に対して自己整合的に形成する。この後、このフィールド絶縁膜3の内周に沿って、例えばボロン(B)のイオン打込みを行ない、導入した不純物を拡散させて、電界緩和部となるp型のウエル14を形成する。この状態を図4に示す。なお、p型のウエル14の不純物濃度は、例えば第2半導体層2bと等しい又はそれより低く構成される。
次に、半導体基板主面に酸化珪素膜を形成し、この酸化珪素膜に、各ゲートが平面的に格子状に配置されたメッシュゲート構造のトレンチゲートの形成される部分の半導体基板主面を露出させる開口を設けるパターニングを、フィールド絶縁膜3によって囲まれたセル形成領域内に行ない、この酸化珪素膜をマスクとして、ドライエッチングによって、半導体基板主面に例えば深さ1.6μm程度の溝を形成する。
この溝は、例えばドライエッチングを行なって溝をほった後に、図14に示すように、前記マスクとなる酸化珪素膜をウエットエッチングによって除去し、ケミカルドライエッチングを行ない、底面縁部の角部をなくすことで形成される。この後、27nm程度の熱酸化膜に50nm程度のCVD(Chemical Vapor Diposition)による酸化珪素膜を積層したゲート絶縁膜5を形成する。この状態を
図5及び図15に示す。
次に、前記溝内を含む半導体基板主面全面にトレンチゲート4の導電膜となる多結晶珪素膜4´をCVDにより形成する。この多結晶珪素膜4´には抵抗値を低減する不純物(例えばリン)がその堆積中又は堆積後に導入される。不純物濃度は1E18/cm乃至1E21/cm程度と高くする。このように、n−型エピタキシャル層2(半導体基板主面)の不純物濃度よりも高くする。これにより、後述する増速酸化現象を効果的に利用することができる。この状態を図6に示す。
続いて、多結晶珪素膜4´を、例えば酸化とエッチングとを数回繰り返す多段酸化を行なうエッチバックにより平坦化した後に、多結晶珪素膜4´をエッチング除去して、前記溝内にトレンチゲート4を形成する。このエッチング処理によって、同時に、フィールド絶縁膜3の矩形環状部分の上に、トレンチゲート4と接続されたゲート配線6及び矩形部分上にゲート電極9下地となる多結晶珪素膜9aを形成する。この状態を図7及び図16に示す。
このトレンチゲート4の形成では、前記平坦化を行なうことにより、トレンチゲート4の上面に凹部が形成されるのを防止する。凹部が形成された場合には、この凹部にて後の工程で絶縁膜の形成が少なく加えてエッチングの進行が早くなるため、トレンチゲート4が露出してしまうことがある。こうしたトレンチゲート4の露出を、前記平坦化によって防止する。なお、こうした平坦化についてはCMP(Chemical Mechanical Polishing)を用いることも可能である。
次に、半導体基板主面上に残存する余分の酸化珪素膜を除去し、半導体基板主面を露出させた後に、半導体基板主面全面及びトレンチゲート4上に例えば酸化珪素膜からなる絶縁膜17を熱酸化により形成する。この際に、トレンチゲート4を構成する多結晶珪素膜の不純物濃度が半導体基板主面の不純物濃度よりも高いので、増速酸化現象によって、絶縁膜17は、トレンチゲート4上の膜厚(L1)は半導体基板主面上の膜厚(L2)よりも厚く形成されることとなる。このように、増速酸化によりトレンチゲート4上に厚い膜厚(L1)の絶縁膜17を形成する際、低濃度のエピタキシャル層2の主面上に絶縁膜17を形成するので、トレンチゲート4上の絶縁膜の膜厚(L1)をエピタキシャル層2の主面上の膜厚(L2)よりも大きくすることができる。この状態を図8及び図17に示す。
次に、絶縁膜17をドライエッチングによって除去し、厚く形成されたトレンチゲート4上の絶縁膜17を残した状態で半導体基板主面を露出させる。この状態を図9及び図18に示す。
次に、半導体基板主面の珪素を酸化珪素に対して選択的に除去するCFガス等によるドライエッチングを行なうことにより、半導体基板主面2aをトレンチゲート4の上面4aに対して下げる。即ち、酸化珪素によって覆われたトレンチゲート4の上面4aが、ソース領域となる第3半導体層2cの表面即ち半導体基板主面と同等若しくはそれよりも高く形成されることになる。この状態を図10及び図19に示す。この後、酸化によりエッチングダメージを除去すると共に前記ゲート絶縁膜5,絶縁膜17を強化する酸化膜17aを形成する。この状態を図20に示す。
次に、酸化珪素からなる絶縁膜12cを形成した後、絶縁膜12cの上に多結晶珪素膜を堆積させ、この多結晶珪素膜にp型の不純物の導入を行ない、フィールド絶縁膜3の矩形部分上にゲート電極9の多結晶珪素膜9aを囲む同心環状にパターニングする。絶縁膜12cは、このパターニングの際、トレンチゲート4及びゲート配線6がパターニングされるのを防ぐエッチングストッパとして作用する。その後、n+型半導体領域12aを例えばイオン注入によって形成し、n+型半導体領域12aとp型半導体領域12bとが交互に同心環状に形成された保護ダイオード12を形成する。この状態を図11及び図22に示す。
次に、エピタキシャル層2の全面にp型不純物(例えばボロン)のイオン打込みを行ない、1100℃程度の1%Oを含む窒素ガス雰囲気中にて約100分程度の拡散処理を行い、チャネル形成領域となるp型の第2半導体層2bを形成する。続いて、n型不純物(例えばヒ素)を選択的にイオン打込みして、950℃程度の1%Oを含む窒素ガス雰囲気中にて約30分程度のアニール処理を行ない、ソース領域となる第3半導体層2cを形成する。そして、これらの不純物導入が行なわれないエピタキシャル層2の深部、具体的には第2半導体層2bと半導体基体1との間に位置するエピタキシャル層2が、ドレイン領域として機能する第1半導体層2aとなる。なお、n+型半導体領域12aは、第1半導体層2aと同じイオン打込みのプロセスで行なうことにより、工程数を低減してもよい。この状態を図12及び図21に示す。
このように、半導体基板を後退させて、半導体基板主面2dをトレンチゲート4の上面4aに対して下げた後、イオン打込みにより、チャネル形成領域となる第2半導体層2bとソース領域とになる第3半導体層2cとを形成しているので、半導体基板2内において深さ方向のプロファイル及び第2半導体層2b,第3半導体層2cの深さを正確に制御できるので、第2半導体層2b,第3半導体層2cを薄くするシャロー化を進めることができる。即ち、第2半導体層2bの深さを正確に制御できるので、チャネル長を正確に制御することができる。
次に、半導体基板主面上の全面に、例えばBPSG膜を500nm程度堆積させ、層間絶縁膜7を形成する。
次に、CHFガスを用いた異方性ドライエッチング処理を施し、層間絶縁膜7に、ソース領域となる第3半導体層2c,ゲート配線6,ソースガードリング半導体領域13a,保護ダイオード12の接続領域を露出させる開口CHを設け、この開口内を含む半導体基板主面上の全面に例えばシリコンを含むアルミニウムからなる導電膜(金属膜)を形成し、この金属膜をパターニングして、ゲートガードリング8,ゲート電極9,ソース配線10,ソースガードリング13を形成する。この状態を図12に示す。
コンタクト層11に関して、従来は、半導体基板主面表面から第2半導体層2bに達するコンタクト層11を形成し、このコンタクト層11及びその周囲の第3半導体層2cにソース配線10を接続していた。これに対して本実施の形態では、先ず、図23に示すように第2半導体層2bに達する開口CHをエッチングによって形成し、図24に示すようにこの開口CHによって露出した第2半導体層2bに直接ボロン等のp型不純物を導入する。この構成によってp型のコンタクト層11が深く形成されるため、アバランシェ耐量が向上する。ソース形成の際にコンタクト層11を覆うマスクが不要となるため、ホトレジスト工程が削減される。一方、IC化により、他の開口CHでコンタクト部にコンタクト層11が不必要な場合には、そのコンタクトを覆う別マスクを用いることにより、容易にソース配線10が電気的に接続される開口CHにのみコンタクト層11を有するデバイスを作成できる。
また、その後、図25に示すように本実施の形態では、前記開口CHからの不純物導入後に、層間絶縁膜7の酸化珪素を半導体基板主面の珪素に対して選択的に除去するエッチングを行ない、開口CHに対して自己整合で第3半導体層2c表面を露出させる。図26に示すようにこの構成によって第3半導体層2cとソース配線10との接触面積が拡大するため、接続抵抗を低減することができる。
次に、例えばソースガスの主体としてテトラエトキシシラン(TEOS)ガスを用いたプラズマCVDによる酸化珪素膜にポリイミドを塗布積層し、半導体基板主面の全面を覆う保護絶縁膜15を形成し、この保護絶縁膜15にゲート電極9及びソース配線10の前記接続領域を露出させる開口を形成し、n+型半導体基体1の裏面に研削処理を施し、この裏面に例えば蒸着によりニッケル,チタン,ニッケル,銀を順次積層したドレイン電極14を形成して、図3に示す状態となる。
なお、本実施の形態では電界緩和部としてp型ウエル14を矩形環状に設けたが、電界緩和部としては、例えばフィールド絶縁膜3に開口を設けて、この開口から不純物を導入して、フィールド絶縁膜下にp型ウエル14が環状に点在する構成としてもよい。この構成ではゲート配線6の形成後に電界緩和部を形成することができる。
(実施の形態2)
図28及び図29に、本願発明の他の実施の形態を示す。
本実施の形態は、半導体基板2のエッチングにより、半導体基板主面2dをトレンチゲート4の上面4aに対して下げる工程が、前記実施の形態とは異なる。他の工程は前記実施の形態と実質的に同様なのでその説明は省略する。
以下、本実施の形態の半導体装置の製造方法を図28及び図29を用いて説明する。
前記実施の形態の図18に示す工程の後、図28に示すように、トレンチゲート4上の絶縁膜17上に、例えばホトレジスト膜30を形成する。
次に、ホトレジスト膜30をマスクにして、等方性エッチングにより、絶縁膜5,17に対して半導体基板2を選択的にエッチングすることで、半導体基板の主面2dをトレンチゲート4の上面4aに対して下げる。この状態を図29に示す。
このように、絶縁膜17上のホトレジスト膜30をマスクにして、半導体基板表面を後退させることにより、増速酸化で形成された弱い絶縁膜17を保護して、Siエッチングガスがトレンチゲート4に進入し、トレンチゲート4がエッチングされるのを防止する。
ホトレジスト膜30を除去した後、絶縁膜17aを形成する前記実施の形態の図20以降の工程と同様の工程により、半導体装置が形成される。
本実施の形態によれば、半導体基板表面を後退させる半導体基板2のエッチングにおいて、弱い絶縁膜17を保護し、トレンチゲート4がエッチングされるのを防止することができるので、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
例えば本発明は、パワーMISFET以外にも、IGBT(Integrated Gate Bipolar Transistor)等にも適用が可能である。
本発明の一実施の形態である半導体装置を示す平面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を示す平面図である。 図2中のa‐a線に沿った部分縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態である保護ダイオードの設けられたMISFETの等価回路図である。 本発明の他の実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。 本発明の他の実施の形態である半導体装置の要部を製造工程毎に示す部分拡大縦断面図である。
符号の説明
1…半導体基体、2…エピタキシャル層、2a…第1半導体層(ドレイン領域)、2b…第2半導体層(チャネル形成領域)、2c…第3半導体層(ソース領域)、3…フィールド絶縁膜、4…トレンチゲート、5…ゲート絶縁膜、6…ゲート配線、7…層間絶縁膜、8…ゲートガードリング、9…ゲート電極、10…ソース配線、11…コンタクト層、12…保護ダイオード、13…ソースガードリング、14…ウエル、15…保護絶縁膜、16…ドレイン電極、17…絶縁膜。

Claims (13)

  1. MISFETを含む半導体装置の製造方法であって、
    (a)主面上に第1導電型を有する第1半導体層が形成された半導体基板を準備する工程と、
    (b)前記第1半導体層上に、前記MISFETのゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (c)前記ゲート絶縁膜上に、前記MISFETのゲート電極を形成する工程と、
    (d)前記第1半導体層内に、前記第1導電型と逆の第2導電型を有する前記MISFETのベース領域を形成する工程と、
    (e)前記第1半導体層の表面付近であって、前記ベース領域内に、前記第1導電型を有する前記MISFETのソース領域を形成する工程と、
    (f)前記ゲート電極及びソース領域上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    (g)前記工程(f)の後、前記層間絶縁膜及び第1半導体層内にコンタクトホールを形成し、前記ソース領域の側壁を露出させる工程と、
    (h)前記工程(g)の後、前記層間絶縁膜の側壁をエッチングすることで前記コンタクトホールを拡大し、前記ソース領域の上面を露出させる工程と、
    (i)前記工程(h)の後、前記ソース領域の側面及び上面、前記ベース領域と接触し、かつ電気的に接続されるように、前記コンタクトホール内及び前記層間絶縁膜上にソース配線を形成する工程と、
    (j)前記半導体基板の裏面にドレイン電極を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、前記工程(h)の後、前記層間絶縁膜内の前記コンタクトホールの幅は、前記第1半導体層内の前記コンタクトホールの幅よりも大きくなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、前記工程(h)において、前記層間絶縁膜は選択性エッチングによってエッチングされることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、前記工程(g)の後、前記ベース領域に前記第2導電型を有する不純物を導入することでソースコンタクト層を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、前記第1半導体層はエピタキシャル成長法によって形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. トレンチゲート型MISFETを含む半導体装置の製造方法であって、
    (a)第1導電型を有する第1半導体層が形成された半導体基板を準備する工程と、
    (b)前記第1半導体層の主面に、前記MISFETのゲート用トレンチを形成する工程と、
    (c)前記ゲート用トレンチの内壁に、前記MISFETのゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (d)前記ゲート絶縁膜上に、前記MISFETのゲート電極を形成する工程と、
    (e)前記第1半導体層内に、前記第1導電型と逆の第2導電型を有する前記MISFETのベース領域を形成する工程と、
    (f)前記第1半導体層の表面付近であって、前記ベース領域内に、前記第1導電型を有する前記MISFETのソース領域を形成する工程と、
    (g)前記ゲート電極及びソース領域上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    (h)前記工程(g)の後、前記層間絶縁膜及び第1半導体層内にコンタクトホールを形成し、前記ソース領域の側壁を露出させる工程と、
    (i)前記工程(h)の後、前記層間絶縁膜の側壁をエッチングすることで前記コンタクトホールを拡大し、前記ソース領域の上面を露出させる工程と、
    (j)前記工程(i)の後、前記ソース領域の側面及び上面、前記ベース領域と接触し、かつ電気的に接続されるように、前記コンタクトホール内及び前記層間絶縁膜上にソース配線を形成する工程と、
    (k)前記半導体基板の裏面にドレイン電極を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6に記載の半導体装置の製造方法であって、前記工程(i)の後、前記層間絶縁膜内の前記コンタクトホールの幅は、前記第1半導体層内の前記コンタクトホールの幅よりも大きくなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. MISFETを含む半導体装置であって、
    (a)第1導電型を有する第1半導体層が形成された半導体基板と、
    (b)前記第1半導体層上に形成された、前記MISFETのゲート絶縁膜と、
    (c)前記ゲート絶縁膜上に形成された、前記MISFETのゲート電極と、
    (d)前記第1半導体層内に形成された、前記第1導電型と逆の第2導電型を有する前記MISFETのベース領域と、
    (e)前記第1半導体層の表面付近であって、前記ベース領域内に形成された、前記第1導電型を有する前記MISFETのソース領域と、
    (f)前記ゲート電極及びソース領域上に形成された層間絶縁膜と、
    (g)前記層間絶縁膜及び第1半導体層内に形成されたコンタクトホールと、
    (h)前記コンタクトホール内及び前記層間絶縁膜上に形成されたソース配線と、
    (i)前記半導体基板の裏面に形成されたドレイン電極と、
    を有し、
    前記コンタクトホールは前記第1半導体層内に形成された第1部分と前記層間絶縁膜内に形成された第2部分からなり、
    前記第2部分の幅は前記第1部分より大きく、
    前記ソース配線は前記ソース領域の側面及び上面、前記ベース領域と接触し、かつ電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項8に記載の半導体装置であって、前記第1半導体層はエピタキシャル成長法によって形成されていることを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項8に記載の半導体装置であって、前記ベース領域内に前記第2導電型を有し、かつ前記ベース領域よりも不純物濃度の高いソースコンタクト層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  11. トレンチゲート型MISFETを含む半導体装置であって、
    (a)第1導電型を有する第1半導体層が形成された半導体基板と、
    (b)前記第1半導体層の主面に形成された前記MISFETのゲート用トレンチと、
    (c)前記ゲート用トレンチの内壁に形成された、前記MISFETのゲート絶縁膜と、
    (d)前記ゲート絶縁膜上に形成された、前記MISFETのゲート電極と、
    (e)前記第1半導体層内に形成された、前記第1導電型と逆の第2導電型を有する前記MISFETのベース領域と、
    (f)前記第1半導体層の表面付近であって、前記ベース領域内に形成された、前記第1導電型を有する前記MISFETのソース領域と、
    (g)前記ゲート電極及びソース領域上に形成された層間絶縁膜と、
    (h)前記層間絶縁膜及び第1半導体層内に形成されたコンタクトホールと、
    (i)前記コンタクトホール内及び前記層間絶縁膜上に形成されたソース配線と、
    (j)前記半導体基板の裏面に形成されたドレイン電極と、
    を有し、
    前記コンタクトホールは前記第1半導体層内に形成された第1部分と前記層間絶縁膜内に形成された第2部分からなり、
    前記第2部分の幅は前記第1部分より大きく、
    前記ソース配線は前記ソース領域の側面及び上面、前記ベース領域と接触し、かつ電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項11に記載の半導体装置であって、前記第1半導体層はエピタキシャル成長法によって形成されていることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項11に記載の半導体装置であって、前記ベース領域内に前記第2導電型を有し、かつ前記ベース領域よりも不純物濃度の高いソースコンタクト層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
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