JP2007023820A - 密閉型圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】信号線の圧縮機組立中の接触等による傷や破損を低減でき、また、運転中の振動等による信号線の破損や絶縁不良を低減でき、また、ハウジングの気密性や耐圧性を損なうことなく確実に油面検出部材の取り付けを行うことができ、組立中の不良や運転中の不良発生の低減ができる密閉型圧縮機を提供する。
【解決手段】密閉型の圧縮機1において、油面検出部材10を設け油面を検出すると共に、その検出信号を油面検出部材10とハウジング上部の専用密閉端子11で結んだ信号線12でハウジング外部へ取り出す構成とし、上記信号線12を固定子巻き線の上部と下部のいずれか一方のみかまたは両方共に、固定子巻き線の巻き線の束ね部15、16に束ね糸14で束ね固定して構成されている密閉型圧縮機。
【選択図】図1
【解決手段】密閉型の圧縮機1において、油面検出部材10を設け油面を検出すると共に、その検出信号を油面検出部材10とハウジング上部の専用密閉端子11で結んだ信号線12でハウジング外部へ取り出す構成とし、上記信号線12を固定子巻き線の上部と下部のいずれか一方のみかまたは両方共に、固定子巻き線の巻き線の束ね部15、16に束ね糸14で束ね固定して構成されている密閉型圧縮機。
【選択図】図1
Description
本発明は、冷媒の圧縮を行う圧縮機に関するものである。
従来の密閉型圧縮機は図6に示すように、圧縮機構3と電動機4とを溶接構造のハウジング2に密閉して形成されたものが知られている。この密閉型圧縮機は、冷媒が漏洩せず、水分の侵入等のおそれも無いことから高い信頼性を有し、空調機や冷蔵庫に広く用いられている。
上記密閉型圧縮機では、ハウジング内の電動機に電力を供給する必要がある。このため、耐圧性と気密性に優れたいわゆる密封端子をハウジングに溶接し、この密封端子を介して電動機へ電力を供給している(例えば、特許文献1参照)。
また、上記密閉型圧縮機では、ハウジング内に貯留する冷凍機油を圧縮機構や軸受等に供給して潤滑を行うようにしている。通常、ハウジング内の冷凍機油は、圧縮されたガス冷媒と共に圧縮機から吐出され、冷媒回路を循環して再び圧縮機に戻るため、ハウジングにおける冷凍機油の貯留量は確保されるが、運転状態によっては冷凍機油の貯留量が変動し、過不足となって、性能低下や潤滑不良に至る危険がある。
上述の問題に対し、従来より、油面検出センサ等をハウジング内部に設置し、油面位置を検出、冷凍機油の貯留量を検知して、その信号を信号線を通じて、密閉端子から外部へ取り出すことが知られている。或いは、特許文献2では直接密閉端子にセンサ等を設置、信号線を通さず、外部へ検出信号を取り出すという提案がなされている。
特開平6−159274号公報
特開2001−012351号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ハウジング上部に密封端子を取付け、油面位置の油面検出部材と密封端子を信号線で結び信号を取り出す為、信号線の取り扱いが煩雑であり、絶縁不良といった信頼性確保に問題が発生したり、組立性において問題があった。又、油面位置のハウジング側壁に直接信号取り出し用密閉端子を取り付ける構成では、側壁は円筒状となっており、取付にあたり歪み等による気密不良や組立工程中での接触破損による気密不良を招くおそれがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、圧縮機の構成を簡素に維持しつつハウジング内における油面の位置を確実に検出し、併せて、かかる圧縮機を用いて冷凍装置の信頼性向上を図ることにある。
本発明の講じた手段は、ハウジング内の油面の位置を検出する検出部材を上記圧縮機構の油面検出位置に設置し、その油面検出信号を伝える信号線を、ハウジング上部に設けられた油面検出信号取り出し用密封端子で外部に取り出す様に構成した。また、この信号線を電動機の固定子巻き線の上部と下部の巻き線束ね部のいずれか一方または両方とも巻き線束ね糸で束ね固定するようにした。
上記の解決手段では、電動機4で圧縮機構3を駆動すると、密閉型圧縮機にガス冷媒が
吸入され、圧縮後に吐出される。その間、ハウジング2の底部に溜まる冷凍機油が圧縮機構3や軸受等に供給され、潤滑が行われる。冷凍機油は、圧縮された冷媒ガスと共に密閉型圧縮機から吐出される。従って、密閉型圧縮機の運転中には、ハウジング2内に貯留する冷凍機油の量が変化し、油面9の位置が変動する。
吸入され、圧縮後に吐出される。その間、ハウジング2の底部に溜まる冷凍機油が圧縮機構3や軸受等に供給され、潤滑が行われる。冷凍機油は、圧縮された冷媒ガスと共に密閉型圧縮機から吐出される。従って、密閉型圧縮機の運転中には、ハウジング2内に貯留する冷凍機油の量が変化し、油面9の位置が変動する。
油面検出部材10を圧縮機構3の油面検出の最適位置に取り付けてあり、その信号は信号線12でハウジング2上部の密封端子11と結線され、ハウジング2内における油面9の位置を検出し、検出部10の検出信号を密封端子11を通じてハウジング2の外に取り出される。
また、この信号線12を、電動機の固定子6の巻き線の上部と下部の巻き線束ね部15,16に巻き線束ね糸14で上部のみ、下部のみ、または両方とも束ね固定しており、信号線の圧縮機組立中の接触等による傷や破損を低減できる。また、運転中の振動等による信号線の破損や絶縁不良を低減できる。
上記の解決手段によれば、信号線の圧縮機組立中の接触等による傷や破損を低減でき、また、運転中の振動等による信号線の破損や絶縁不良を低減でき、また、ハウジングの気密性や耐圧性を損なうことなく確実に油面検出部材の取り付けを行うことができ、本来必要な圧縮機構部に対する油面位置が、組立中の不良や運転中の不良発生の低減ができ、密閉型圧縮機の信頼性が向上できる。
本願第1の発明は、電動機4とこれによって駆動される圧縮機構3とがハウジング2内に収納され、ハウジング2内に貯留する冷凍機油17により潤滑される密閉型圧縮機において、ハウジング内の油面9の位置を検出する検出部材10を圧縮機構の油面検出の最適位置に取り付け、その油面の信号を信号線12を通して、電動機上部のハウジングの側面又は上面に設けられた専用密封端子11を通じて外部に取り出す様に構成した。これにより、圧縮機構部3に必要とされる油面を確実に検出でき、且つ、外部の油面制御部へ情報を確実に伝達でき信頼性が向上できる。
本願第2の発明は、第1の発明の密閉型圧縮機において、信号線12を電動機4の固定子巻き線の上部の巻き線束ね部15に巻き線束ね糸14で束ね固定して構成した。これにより、信号線を確実に固定子に固定することができ、信号線の取り扱いが容易になり、従来構造を変更することなく組立製も損なわず、且つ、圧縮機の組立中や空調機等の本体運転中の信号線の破損や絶縁不良も軽減できる。
本願第3の発明は、第1の発明の密閉型圧縮機において、信号線12を電動機4の固定子巻き線の下部の巻き線束ね部16に巻き線束ね糸14で束ね固定して構成した。これにより、信号線を確実に固定子に固定することができ、信号線の取り扱いが容易になり、本願第2の発明同様の効果が得られる。
本願第4の発明は、第1の発明の密閉型圧縮機において、信号線12を電動機4の固定子巻き線の上部と下部の巻き線束ね部15、16に両方とも巻き線束ね糸14で束ね固定して構成した。これにより、信号線を確実に固定子に固定することができ、信号線の取り扱いが容易になり、本願第2、3の発明同様の効果が得られる。
第5の発明は横型密閉圧縮機に第1、2、3、4の発明の油面検出部材10と信号線12を設けたもので、圧縮機構部に必要とされる油面を確実に検出でき、且つ、外部の油面制御部へ情報を確実に伝達でき信頼性が向上できる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて詳細に説明する。
以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における油面検出部材10を圧縮機構3の側壁に設けられている密閉型圧縮機を示す図である。
図1において、圧縮機は、円筒容器状のハウジング2に圧縮機構3と電動機4とを収納して形成され、いわゆる高圧ドーム型に構成されている。ハウジング2の上端部には、圧縮したガス冷媒を送り出す吐出管1が設けられている。
上記圧縮機構3は、いわゆるローリングピストン型に構成され、ハウジング2に固定されている。圧縮機構3には、ガス冷媒を送り込む吸入管20が接続されている。また、圧縮機構3は、駆動軸21によって電動機4と連結され、電動機4によって回転駆動される。
上記電動機4は、圧縮機構3の上方に配置されている。電動機4は、ハウジング2の上端部に溶接された電力用密封端子8と結線されている。この電動機4には、電力用密封端子8を介して電力が供給される。
上記駆動軸21は、図外の遠心ポンプと給油路とを備え、圧縮機構3を貫通して設けられている。遠心ポンプは駆動軸21の下端部に設けられ、駆動軸21の回転に伴ってハウジング2の底に貯留する冷凍機油を汲み上げるように構成されている。一方、給油路は、駆動軸21の内部にその軸方向に沿って形成され、遠心ポンプが汲み上げた冷凍機油を各摺動部分へ供給するよう構成されている。
図1に示すように、圧縮機の圧縮機構3には、油面検出部材10である油面センサ22が設けられている。この油面検出部材10は、ハウジング2の下部であって、ハウジング2内における油面検出の最適位置になるよう、圧縮機構3等にボルト等によって取り付けられている。これにより、確実に油面位置の検出ができ、且つ、従来より電力供給用に使用していた密閉型端子を使用して信号を取り出せ、製造上の品質面の確保や市場での信頼性についての実績もあり、確実に信頼性が確保できる。
さらに、油面検出部材には信号線12が結線され、その信号線を上記ハウジング2の上部シェルに設けられた専用の密閉端子11に結線されている。この密閉端子を通じて、検出された信号は外部に取り出される。このとき、上記密閉端子11は、図1では3本の端子としているが、必要に応じ2本の端子や4本端子等にしてもよい。又、電力供給用密閉端子8は通常3端子であるが、これを、5端子以上として、その追加分を信号取り出し用端子として使用してもよい。これらは、従来より電力供給用や電力供給と内部電動機の温度保護装置の信号取り出し用に使用していた密閉型端子が使用でき、製造上の品質面の確保は出来ており市場での信頼性についての実績もあり、確実に油面位置の検出ができ、圧縮機の信頼性を確保できる。
また、図2は、上記第2の発明を示す図である。すなわち、本発明の第1の発明のように構成した信号線を電動機4の固定子巻き線6の上部と巻き線束ね用縛り糸14に同時に束ね固定したものである。従来より、固定子巻き線を固定子の鋼板に挿入後、その上部の巻き線を束ね縛り糸14で固定するが、このとき、同時に上記信号線12を上部の巻き線を束ねる縛り糸14に同時に固定するものである。これにより、上部信号線が固定子と一体となって固定され、組立時の信号線の扱いが容易になる。
また、図3は本発明の第3の発明を示す。すなわち、本発明の第1の発明のように構成した信号線を電動機4の固定子巻き線6の上部と巻き線束ね用縛り糸14に同時に束ね固定したものである。従来より、固定子巻き線を固定子の鋼板に挿入後、その上部と下部の巻き線を束ね縛り糸14で固定するが、このとき、同時に上記信号線12を下部の巻き線を束ねる縛り糸14に同時に固定するものである。これにより、下部信号線が固定子と一体となって固定され、組立時の信号線の扱いが容易になる。
また、図4は本発明の第4の発明を示す。すなわち、本発明の第1の発明のように構成した信号線の上部と下部を電動機4の固定子巻き線6の上部と下部の巻き線束ね用縛り糸14に同時に束ね固定したものである。これにより、信号線が固定子と一体となって固定され、組立時の信号線の扱いが容易になる。
また、図5は本発明の第5の発明を示す。本発明の第1,2,3,4の発明の油面検出部材と信号線と信号取り出し用密封端子を有する横型密閉型圧縮機である。ハウジング2電動機4固定子6圧縮機構部3油面検出部材10信号線12で構成されており、油面9を検出すると密閉端子11からハウジング2の外部へ信号取り出す構成になっている。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、簡単な構造にしているために製造上も容易にでき、組立中の破損或いは運転中の振動等による破損も低減でき、油面の検出が確実におこなえるので、小型から大型の空調用、冷凍用、或いは給湯用密閉型圧縮機の油面の確認や制御に適用できる。
2 ハウジング
3 圧縮機構
4 電動機
8 電力用密封端子(密封端子)
9 油面
10 油面検出部材
11 密封端子
12 信号線
13 流通路
14 束ね線
15 上部巻き線束ね部
16 下部巻き線束ね部
22 油面センサ
3 圧縮機構
4 電動機
8 電力用密封端子(密封端子)
9 油面
10 油面検出部材
11 密封端子
12 信号線
13 流通路
14 束ね線
15 上部巻き線束ね部
16 下部巻き線束ね部
22 油面センサ
Claims (5)
- 電動機と該電動機で駆動される圧縮機構とがハウジング内に収納され、ハウジング内に貯留する冷凍機油により潤滑される密閉型圧縮機であって、前記ハウジング内の油面位置を検出する検出部材が前記圧縮機構の油面検出の最適位置に取り付けられ、その信号を信号線を通して、前記ハウジングの上部に設けられた油面検出信号取り出し用密封端子で外部に取り出す様に構成された密閉型圧縮機。
- 請求項1記載の密閉型圧縮機において、信号線を電動機の固定子巻き線の上部の巻き線束ね部に束ね糸で束ね固定して構成されている密閉型圧縮機。
- 請求項1記載の密閉型圧縮機において、信号線を電動機の固定子巻き線の下部の巻き線束ね部に束ね糸で束ね固定して構成されている密閉型圧縮機。
- 請求項1記載の密閉型圧縮機において、上記信号線を電動機の固定子巻き線の上部と下部の巻き線束ね部に束ね糸で束ね固定して構成されている密閉型圧縮機。
- 請求項1乃至4記載の油面検出部材と信号線と油面検出信号取り出し用密閉端子を有する横型の密閉型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005204168A JP2007023820A (ja) | 2005-07-13 | 2005-07-13 | 密閉型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005204168A JP2007023820A (ja) | 2005-07-13 | 2005-07-13 | 密閉型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007023820A true JP2007023820A (ja) | 2007-02-01 |
Family
ID=37784937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005204168A Pending JP2007023820A (ja) | 2005-07-13 | 2005-07-13 | 密閉型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007023820A (ja) |
-
2005
- 2005-07-13 JP JP2005204168A patent/JP2007023820A/ja active Pending
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