JP2007023801A - 内燃機関の燃料圧力制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】目標燃圧P0 の大きさによって、その目標燃圧P0 に向けて実際の燃料圧力を制御するのに必要な高圧燃料ポンプ4の仕事量が変化し、それに応じてフィードフォワード項FFにおける上記意図を有する値としての適切な値も変化する。このことを考慮して、フィードフォワード項FFを算出するに際し、指示値Q及び機関回転速度だけでなく目標燃圧P0 も加味される。このため、目標燃圧P0 の大きさに応じてフィードフォワード項FFにおける上記意図を有する値としての適切な値が変化したとしても、算出されるフィードフォワード項FFを上記適切な値の変化に応じて変化させることができる。
【選択図】 図1
Description
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、内燃機関の燃料噴射弁に繋がる燃料配管に向けて燃料を吐出する高圧燃料ポンプを備え、その高圧燃料ポンプの駆動指令値に含まれるフィードフォワード項を前記燃料噴射弁から噴射される燃料量の指示値及び機関回転速度に基づき算出し、前記駆動指令値に基づく前記高圧燃料ポンプの駆動制御を通じて同ポンプからの燃料吐出量を調整することにより、前記燃料配管内の実際の燃料圧力を前記目標燃圧に制御する内燃機関の燃料圧力制御装置において、前記フィードフォワード項を前記燃料噴射弁から噴射される燃料量の指示値及び前記機関回転速度に加え前記目標燃圧を加味して算出する算出手段を備えた。
図1は、上記内燃機関の燃料供給系全体を示す略図である。同図に示されるように、この燃料供給系には、燃料タンク1から燃料を送り出すフィードポンプ2と、そのフィードポンプ2によって送り出された燃料を加圧して内燃機関の燃料噴射弁3に繋がるデリバリパイプ13に向けて吐出する高圧燃料ポンプ4とが設けられている。
・デリバリパイプ13内の燃料圧力(燃料噴射弁3に供給される燃料の圧力)を検出する燃圧センサ19。
・内燃機関のカムシャフト5の回転に対応して、同シャフト5の回転位置に対応した信号を出力するカムポジションセンサ21。
・内燃機関のスロットルバルブの開度(スロットル開度)を検出するスロットルポジションセンサ23。
電子制御装置18の出力ポートには、燃料噴射弁3や電磁スピル弁14といった各種機器の駆動回路が接続されている。
Q :指示値
KL :負荷率
H :補正係数
Qmax :全負荷噴射量
式(1)で用いられる全負荷噴射量Qmax は、最大機関負荷(全負荷)時に燃料噴射弁3から噴射すべき燃料量の理論値であって、内燃機関に応じて予め定められる固定値である。また、式(1)の負荷率KLは、最大機関負荷に対する現在の負荷割合を示す値であって、内燃機関の1サイクル当たりに燃焼室に吸入される空気の量に基づき算出される。なお、この空気の量は、アクセル踏込量、スロットル開度、及び吸入空気流量といったパラメータ、並びに、機関回転速度に基づき求められる。この負荷率KLと全負荷噴射量Qmax とを乗算した値「KL・Qmax 」は、指示値Qのベース値であって、機関負荷に対応した値ということになる。また、式(1)の補正係数Hは、上記ベース値「KL・Qmax 」に対し各種補正を加えるためのものであり、当該補正のために機関運転状態に応じて増減される。
この図は、高圧燃料ポンプ4のプランジャ8をリフトさせるカム6のカム角の変化に対し、そのプランジャ8のリフト量がどのように変化するかを示すグラフである。同図において、「θ0 」は高圧燃料ポンプ4の圧送行程全体に対応するカム6のカム角度(最大カム角度)を表し、「θ」上記圧送行程中における電磁スピル弁14の閉弁時間の目標値に対応するカム6のカム角度(目標カム角度)を表している。上記ポンプデューティDTは、最大カム角度θ0 に対する目標カム角度θの割合を示すものであり、0〜100%という値の間で変化するものである。
ポンプデューティDTは、フィードフォワード項FF、比例項DTp 、及び積分項DTi に基づき、以下の式(2)を用いて算出される。
DT :ポンプデューティ
FF :フィードフォワード項
DTp :比例項
DTi :積分項
この式(1)で用いられるフィードフォワード項FF、比例項DTp 、及び積分項DTi については、それぞれ次のようにして算出される。
比例項DTp は、燃圧センサ19によって検出されるデリバリパイプ13内の実際の燃料圧力Pを、機関運転状態に基づき算出される目標燃圧P0 に近づけるべく、それら両者の偏差(圧力差)に基づき増減する値である。この比例項DTp の算出として具体的には、燃料圧力P及び目標燃圧P0 等に基づき以下の式(3)を用いて当該比例項DTp の算出が行われる。
DTp :比例項
K2 :係数
P0 :目標燃圧
P :実際の燃料圧力
この式(3)の係数K2は、実際の燃料圧力Pと目標燃圧P0 との圧力差「P0 −P」というパラメータを、ポンプデューティDTに対応するパラメータへと変換するためのものである。
積分項DTi は、上記比例項DTp だけでは除去しきれない実際の燃料圧力Pと目標燃圧P0 との残留偏差をなくすべく、それら燃料圧力Pと目標燃圧P0 との偏差を累積して得られる値である。この積分項DTi の算出として具体的には、前回の積分項DTi 、燃料圧力P及び目標燃圧P0 等に基づき以下の式(4)を用いて積分項DTi の算出が行われる。
DTi :積分項
K2 :係数
P0 :目標燃圧
P :実際の燃料圧力
なお、式(4)の係数K3としては、上述した式(2)の係数K2よりも小さい値が用いられる。
フィードフォワード項FFは、機関過渡運転時等においても実際の燃料圧力Pを速やかに目標燃圧P0 に収束させるべく、燃料噴射弁3から噴射される燃料量に見合った量の燃料を予めデリバリパイプ13に供給することを意図した値である。このフィードフォワード項FFの算出として具体的には、上述した意図のもと、燃料噴射弁から噴射される燃料量の指示値Q等に基づき以下の式(5)を用いてフィードフォワード項FFの算出が行われる。
FF:フィードフォワード項
Q :燃料噴射弁から噴射される燃料量の指示値
K1:係数
なお、式(5)の係数K1は、指示値Qという燃料噴射量に対応するパラメータをポンプデューティDTに対応するパラメータへと変換するためのものであり、機関回転速度に応じて可変設定される。この係数K1を機関回転速度に応じて変化させるのは、内燃機関の回転に基づき動作する高圧燃料ポンプ4の燃料吐出効率が機関回転速度に応じて変化することを考慮し、こうしたの燃料吐出効率の変化等が生じたとしても、フィードフォワード項FFが上述した意図を有する値として適正な値となるようにするためである。
同図の実線は、フィードフォワード項FFを含めずにポンプデューティDTを算出し、そのポンプデューティDTに基づき高圧燃料ポンプ4を駆動制御した場合の目標燃圧P0 に対する実際の燃料圧力Pの推移を示している。この場合、燃料噴射弁3からの燃料噴射に基づきデリバリパイプ13内の燃料が消費され、その分だけ燃料圧力Pが目標燃圧P0 に対し低下した後、それら両者の偏差「P0 −P」が比例項DTp 等に反映される。そして、その比例項DTp での上記偏差「P0 −P」の反映分だけ、高圧燃料ポンプ4の燃料吐出量が多くなり、実際の燃料圧力Pが目標燃圧P0 に向けて近づけられる。
(1)フィードフォワード項FFを算出するに際して、指示値Q及び機関回転速度だけでなく目標燃圧P0 も加味される。このため、目標燃圧P0 の大きさに応じてフィードフォワード項FFにおける上記意図を有する値としての適切な値が変化したとしても、算出されるフィードフォワード項FFを上記適切な値の変化に応じて変化させることができる。より詳しくは、目標燃圧P0 が大になって上記適切な値が大となるときにはフィードフォワード項FFをそれに応じて大きくし、目標燃圧P0 が小になって上記適切な値が小となるときにはフィードフォワード項FFをそれに応じて小さくすることができる。以上により、フィードフォワード項FFは、目標燃圧P0 の大きさの変化から影響を受けることなく、上記意図を有する値として適切な値とされるようになる。そして、このフィードフォワード項FFが含まれるポンプデューティDTに基づき高圧燃料ポンプ4を駆動制御するとき、実際の燃料圧力Pを目標燃圧P0 に速やかに収束させることができる。
・フィードフォワード項FFの算出について、必ずしも式(5)を用い手行う必要はなく、他の手順を用いて行うことも可能である。
・フィードフォワード項FFの算出に用いられる係数K1について、目標燃圧P0 の変化に対する係数K2の推移傾向を、必ずしも図6に示されるような直線的な傾向とする必要はなく、その他の傾向、例えば二次曲線状の傾向をとるようにしてもよい。
Claims (4)
- 内燃機関の燃料噴射弁に繋がる燃料配管に向けて燃料を吐出する高圧燃料ポンプを備え、その高圧燃料ポンプの駆動指令値に含まれるフィードフォワード項を前記燃料噴射弁から噴射される燃料量の指示値及び機関回転速度に基づき算出し、前記駆動指令値に基づく前記高圧燃料ポンプの駆動制御を通じて同ポンプからの燃料吐出量を調整することにより、前記燃料配管内の実際の燃料圧力を目標燃圧に制御する内燃機関の燃料圧力制御装置において、
前記フィードフォワード項を前記燃料噴射弁から噴射される燃料量の指示値及び前記機関回転速度に加え前記目標燃圧を加味して算出する算出手段を備える
ことを特徴とする内燃機関の燃料圧力制御装置。 - 前記算出手段は、前記目標燃圧が大になるほど前記フィードフォワード項を増加させるとともに、前記目標燃圧が小になるほど前記フィードフォワード項を減少させる
請求項1記載の内燃機関の燃料圧力制御装置。 - 前記算出手段は、前記指示値に対し係数を乗算することにより前記フィードフォワード項を算出し、前記係数を機関回転速度及び目標燃圧に応じて可変とするものである
請求項1又は2記載の内燃機関の燃料圧力制御装置。 - 前記算出手段は、前記フィードフォワード項を算出するに際し、前記指示値として機関負荷に応じて求められるベース値に対し各種補正を加えて得られたものを用いる
請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料圧力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005203227A JP2007023801A (ja) | 2005-07-12 | 2005-07-12 | 内燃機関の燃料圧力制御装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005203227A JP2007023801A (ja) | 2005-07-12 | 2005-07-12 | 内燃機関の燃料圧力制御装置 |
Publications (1)
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005203227A Pending JP2007023801A (ja) | 2005-07-12 | 2005-07-12 | 内燃機関の燃料圧力制御装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007023801A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012013019A (ja) * | 2010-07-01 | 2012-01-19 | Hitachi Automotive Systems Ltd | エンジンの制御装置 |
GB2484745A (en) * | 2010-10-18 | 2012-04-25 | Gm Global Tech Operations Inc | A method for feed-forward controlling fuel injection into a cylinder of an internal combustion engine |
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WO2013153663A1 (ja) * | 2012-04-13 | 2013-10-17 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の燃料噴射制御システム |
JP2014240620A (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-25 | 三菱電機株式会社 | 燃料ポンプ用モータの制御装置 |
-
2005
- 2005-07-12 JP JP2005203227A patent/JP2007023801A/ja active Pending
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