JP2007023465A - 運動用スパッツ - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば球技等で頻繁に見られる急激な方向転換動作のような場合において、身体を深くかがめた姿勢を支え、方向転換動作を補助する運動用スパッツを提供することを目的とする。
【解決手段】主構成部分がストレッチ素材で形成され、着用者の下半身の表面にほぼ密着した状態で着用され、第1の種類の素材及び第2の種類の素材を含む運動用スパッツであって、前記第1の種類の素材の緊締力は前記第2の種類の素材の緊締力よりも強く、前記第1の種類の素材は、少なくとも左右両方の大殿筋からハムストリングスに至る部位の一部又は全部をそれぞれ覆う領域を含む位置に配置され、前記第2の種類の素材は、臀部中央領域及び前記第1の種類の素材を配置した領域以外の領域に配置されていることを特徴とする運動用スパッツである。
【選択図】図1

Description

本発明は、着用者の下半身の表面にほぼ密着した状態で着用される運動用スパッツ(以下、単にスパッツとも称する。)に関するものであり、例えば球技等で頻繁に見られる急激な方向転換動作のような場合において、身体を深くかがめた状態の姿勢を支え、方向転換動作を補助する運動用スパッツに関するものである。
従来から運動用スパッツは、運動機能性向上、筋肉、関節の保護などを目的とした種々のタイツやスパッツが知られている。
下記特許文献1の下肢部保護衣料は、少なくとも、膝蓋部を越える程度の長さの脚部を持つ下半身部を有する伸縮性生地からなる衣料であって、前記衣料は部分的に緊締力の強い部分を有しており、前記緊締力の強い部分として少なくとも大転子上方から大転子を通り、さらに大腿二頭筋をサポートするために大腿二頭筋と腸脛靭帯との境界近傍上を通って、大腿二頭筋の筋腹を横切らずに大腿二頭筋の筋腹の下方の腱部分近傍を斜め方向に横切って脛骨上端近傍に至る強緊締力部を備えた下肢部保護衣料である。この下肢部保護衣料は野球、ラグビー、サッカー等さまざまなスポーツの競技時の下腿部保護ができ、特に大腿部後面の筋肉であるハムストリングスをサポートすることで筋肉のバランスを保つとともに、膝関節及び股関節全体の保護と動きの援助を行うことを目的としている。
下記特許文献2の運動用スパッツは、主構成部分がストレッチ素材で形成され、着用者の下半身の表面にほぼ密着した状態で着用され、強緊締の素材及び弱緊締の素材を含む運動用スパッツであって、強緊締の素材は、少なくとも両方の大臀筋一部又は全部をそれぞれ覆う位置に配置され、弱緊締の素材は、強緊締の素材を配置した領域以外の領域に配置されている。これにより、走動作のように瞬発力が必要な際、足で地をキックして前へ進むときに大臀筋の収縮を補助し、より強い瞬発力を発揮できる運動用スパッツを実現している。
特許第3012819号公報 特開2005−146450公報
しかし、前記特許文献1の下肢部保護衣料は、大腿部後面の筋肉であるハムストリングスをサポートすることで筋肉のバランスを保つとともに、膝関節及び股関節全体の保護と働きの援助を行うことが主たる機能であり、特許文献2の運動用スパッツは、例えば陸上競技における、特に短距離の走動作のように、足で地をキックして前方向へ進むときの大臀筋の収縮を補助することが主たる機能である。これらは、運動時の腰、関節保護、素材の配置方法による運動支援を目的としているが、例えば球技でよく見られる急激な方向転換動作のような場合において、身体を深くかがめた姿勢を支え、方向転換動作を補助する機能は有していない。
そこで本発明は、前記従来技術の課題を解決し、急激な方向転換動作が頻繁に行われるスポーツにおいて、身体を深くかがめた状態の姿勢を支え、方向転換動作を強化できる運動用スパッツを提供することを目的とする。
本発明の運動用スパッツは、主構成部分がストレッチ素材で形成され、着用者の下半身の表面にほぼ密着した状態で着用され、第1の種類の素材及び第2の種類の素材を含む運動用スパッツであって、前記第1の種類の素材(本願明細書では強緊締素材とも称する。)の緊締力は前記第2の種類の素材(本願明細書では弱緊締素材とも称する。)の緊締力よりも強く、前記第1の種類の素材は、少なくとも左右両方の大殿筋からハムストリングスに至る部位の一部又は全部を覆う領域を含む位置に配置され、前記第2の種類の素材は、臀部中央領域及び前記第1の種類の素材を配置した領域以外の領域に配置されていることを特徴とする運動用スパッツである。
さらに前記第1の種類の素材を、少なくとも左右両方の中臀筋の一部又は全部を覆う領域に配置することも可能である。
また、前記の第1の種類の素材において、大臀筋を覆う領域の周方向の長さをL1、大転子近傍を覆う領域の周方向の長さをL2、ハムストリングスを覆う領域の周方向の長さをL3としたとき、L2<L1<L3であり、かつL2はL1の30%以上70%以下の範囲、L2はL3の10%以上40%以下の範囲であることが好ましい。
また、スパッツ背面のウエスト部から脚ぐり部にいたる、前記の第1の種類の素材と前記の第2の種類の素材との境界を、大臀筋領域ではスパッツ本体部の中央側に凸形状とし、大臀筋下部領域ではスパッツ本体部の脇線側に凸形状とし、ハムストリング領域では大腿部の内股前方部側に凸形状とすることもできる。
前記の強緊締素材を配置する領域は、基本的に左右対称であるが、必要に応じて左右非対称とすることもできる。
本発明は、人体の少なくとも左右両方の大臀筋からハムストリングスに至る部位の一部又は全部をそれぞれ覆う領域に、強緊締素材を密着して配置したことにより、例えば球技でよく見られる急激な方向転換動作のように身体を深くかがめて進行方向を変える場合、強緊締素材が引き伸ばされることによって発生する素材の張力が姿勢を支え、方向転換動作を補助する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。まず本発明の運動用スパッツが補助する運動動作について説明する。球技などで頻繁に見られる急激な方向転換動作は、当初の移動方向への移動動作、一旦減速して方向を転換する動作及び目的とする移動方向への移動動作の3つに大別される。
以上の動作を図4を用いて説明する。図4は進行方向(前方向)Xに向かっての、右方向から左方向への方向転換動作であり、図4(a)はヒト90の当初の移動方向(右方向)への移動動作、図4(b)はヒト90が一旦減速して方向を転換する動作、図4(c)はヒト90が目的とする移動方向(左方向)への移動動作である。
方向を転換する動作時において、踏み込んだ脚(図4では右脚91)側の下半身の各関節は、特に大きなパワーを発揮し、大殿筋等の筋肉が収縮して大きな力を発揮する。この時、股関節は深く屈曲しているため、臀部から大腿後面にいたる領域92の皮膚は大きく引き伸ばされる。
図4(b)に示すように、方向転換時の姿勢を安定させるためには、股関節を伸展させる働きのある大殿筋等が引き伸ばされながら収縮するが、その働きが弱いと姿勢を十分に保持することが出来ず転倒に至ることもある。このため充分な筋力のない場合には、転倒しないように身体を深くかがめることが出来ず、結果的に素早い方向転換動作が出来ない。
これらのことから、臀部から大腿後面にいたる部位に強緊締素材を配置することにより、股関節を深く屈曲したときの皮膚の伸展に追従して伸長した素材の発揮する張力が着用者の姿勢を支え、結果的に方向転換動作が補助される。
次に図6を用いて、人体の下半身の筋肉を説明する。臀部には大臀筋80が存在し、その上方から外側面領域に臀筋82が存在する。さらに大腿後面にはハムストリングス81(ハムストリングス81は大腿二頭筋81a、大腿二頭筋短頭81b、半腱様筋81c、半膜様筋81dを含む筋肉群で構成される。)が存在している。本発明の運動用スパッツは、大臀筋80からハムストリングス81にいたる領域、もしくは大臀筋80及び中臀筋82からハムストリングス81にいたる領域に強緊締素材を配置する。この領域にパワーの強い生地素材を配置することで、前記の動作における筋肉の収縮を効果的に補助できる。
方向を転換する動作時において股関節を屈曲した際、踏み込んだ脚の大臀筋は引き伸ばされながら収縮し、股関節の過度の屈曲による転倒の防止と円滑な方向転換動作を実施するために、股関節の伸展方向に動作の主となる大きな力を発揮する。従って大臀筋部分に強緊締素材を配置することで、強緊締素材の緊締力が大殿筋の収縮を補助し、股関節の過度の屈曲による転倒を防ぐことができるだけでなく、円滑な方向転換動作が可能となる。この場合、前記の効果を得るためには、少なくとも大臀筋の筋腹部分(筋の中央部)を覆う必要があり、また充分な効果を得るためには、大臀筋の全部を覆うように強緊締素材を配置することが好ましい。
また中臀筋は腸骨の外側面に位置し、方向転換動作時において股関節を屈曲した際、股関節外転方向に力を発揮して身体が外側に倒れることを防ぐ働きをする。従って、中臀筋部分に強緊締素材を配置することで、強緊締素材の緊締力が中殿筋の収縮を補助し、踏み込んだ際に体勢が外側に倒れることを防ぐことができる。この場合、前記の効果を得るためには、少なくとも中臀筋の筋腹部分を覆う必要があり、また充分な効果を得るためには、中臀筋の全部を覆うように強緊締素材を配置することが好ましい。前記の方向転換動作において、強緊締素材における大臀筋部分は股関節の伸展を補助し、中臀筋部分は股関節の外転を補助する。
またハムストリングスは、大殿筋とともに股関節を伸展させる筋肉群であり、方向を転換する動作時においても前記大殿筋の働きと同様の働きをする。従って、ハムストリングス部分に強緊締素材を配置することで、大臀筋部分とともに股関節の伸展を補助することができる。この場合、前記の補助を達成するためには、少なくともハムストリングスの筋腹部分(より詳細には、ハムストリングスを構成する大腿二頭筋、半腱様筋、及び半膜様筋のそれぞれの筋腹)を覆う必要があり、また充分な補助効果を得るためには、ハムストリングスの全部を覆うように強緊締素材を配置することが好ましい。本発明では、股関節の過度の屈曲による転倒の防止と円滑な方向転換動作の補助を目的としているので、股関節に対して同様の働きをする大臀筋とハムストリングスを覆う強緊締素材は一連で形成することが好ましい。
図3は後述する実施例の運動用スパッツにおいて左臀部から左大腿後面にいたる部位に配置される強緊締素材Aで構成される部材の展開図である。この部材において、大臀筋を覆う領域の周方向の長さをL1、大転子近傍を覆う領域の周方向の長さをL2、ハムストリングスを覆う領域の周方向の長さをL3としたとき、L2<L1<L3であり、かつL2はL1の30%以上70%以下の範囲とし、L2はL3の10%以上40%以下の範囲であることが好ましい。ここでL1は大臀筋を覆う領域の周方向の長さ(スパッツの脇線側端部から臀部中央側端部までの長さ)の最大値、L2は大転子近傍を覆う領域の周方向の長さ(脇線側端部から大転子近傍の中央側端部までの長さ)の最小値、L3はハムストリングスを覆う領域の周方向の長さ(脇線側端部から大腿部の内股側端部までの長さ)の最大値である。なお、本発明でいう大転子近傍とは、大転子を中心に縦方向に上下5cmずつの範囲の領域のことである。またL2はL1及びL3から等距離の位置に配置することもできる。
L2がL1の70%以上及び/又はL3の40%以上の長さであると、強緊締素材によって覆われる領域が過大となり、方向転換動作以外の動作に支障をきたす。つまり、着用者が方向転換する際に踏み込んだ脚の補助を考えれば、L2の値は大きい方が良いが、前記の範囲を超える場合は、臀部の締め付け領域が必要以上に大きくなるので、例えば走動作において膝を上げにくくなる。しかし、本発明ではL2を前記の範囲内としてL2をL1及びL3に比べて短くすることで、大転子近傍は弱緊締素材でも覆われることになりそのような不具合は発生しない。
また本発明では、大臀筋からハムストリングスに至る縦方向の伸長の補助も目的としているので、L2がL1の30%以下及び/又はL3の10%以下となると、L2部分の領域が細くなりすぎるため、強緊締素材による補助が不充分となってしまう。
従って、前記の範囲内となるようにL1、L2及びL3の長さを設定すれば、膝を上げる動きを妨げることなく、方向転換動作の際に踏み込んだ脚を充分に補助することが可能となる。
図3に示すように、スパッツ背面においてウエスト部から脚ぐり部にいたる、強緊締素材と弱緊締種類の素材との境界は、大臀筋領域ではスパッツの中央側に凸形状となっており、大臀筋下部の大転子近傍領域ではスパッツの脇線側に凸形状となっており、ハムストリング領域では内股前方部側に凸形状になっているので、臀部が伸長した場合でも縫着線が追随して伸長し、引き連れを抑えることができる。
又、臀部中央領域及び強緊締素材を配置した領域以外の領域には、弱緊締素材を配置する。方向転換動作時において、踏み込んだ脚側は体重が乗り、臀部から大腿後面にいたる領域の皮膚は大きく伸長し、運動用スパッツもそれに伴い該当部分が大きく伸長する。この時、左右の大臀筋部分に配置される強緊締素材が左右一連となるように中央で繋がっていると、反対側の脚も強緊締素材によって踏み込んだ脚側に引っ張られ、踏み込んだ脚側に重心が移動してしまい、転倒に至ることが考えられる。しかし、本発明では、左右の大臀筋部分を覆う強緊締素材は臀部中央領域に配置される弱緊締素材によって左右それぞれの部材に分けられるので、踏み込んだ脚側に反対側の脚が引っ張られるようなことはなく、前記のような不具合は起こらない。
本発明の運動用スパッツは、急激な方向転換動作の多い球技スポーツに好適である。
本発明において、「ほぼ密着」の状態を作るには、人体の裸のサイズに対して、周囲方向は50%以上110%以下、さらに好ましくは70%以上95%以下、丈は75%以上100%以下、さらに好ましくは85%以上100%以下として運動用スパッツを形成する。もちろん人体のサイズは個人差があるので、前記の比率は目安である。
本発明において、「主構成部分」とは、運動用スパッツを構成する主要な生地部、すなわち、腰部と少なくとも大腿部を覆う生地をいう。また、強緊締素材は、少なくとも両方の大臀筋からハムストリングスにいたる部位の一部又は全部をそれぞれ覆う領域に配置される。さらに少なくとも中臀筋の一部を覆う領域に配置しても良い。
前記運動用スパッツは膝上、膝下または足首まで覆うように形成されていてもよい。膝下または足首まで覆う場合、それらの領域の生地は必要に応じて強緊締素材、弱緊締素材及び/又は第三の生地素材を任意に配置する。
前記強緊締素材及び弱緊締素材は、縫製によって一体化されていることが好ましい。しかし、緯編物の場合は、後に説明するように一体編成することもできる。
本発明の強緊締素材及び弱緊締素材は、ストレッチ素材であり、素材の5cm幅における4.9N(500gf)加重時の伸長率については、スパッツとした場合の少なくとも縦方向において、第1の種類の素材は5%以上30%未満の範囲、第2の種類の素材は30%以上の範囲であることが好ましい。また、5cm幅における17.7N(1800gf)加重時の伸長率が、第1の種類の素材の値をA、第2の種類の素材の値をBとしたとき、スパッツとした場合の少なくとも縦方向において、Aは30%以上80%未満、Bは80%以上であることが好ましい。
このような各部分のストレッチ特性を出すためには、後に説明するように、例えば弾性糸を編物又は織物の構成糸に用いた場合、一例として次のような手段を取ることができる。
(1)強緊締素材には弱緊締素材に比べて、弾性糸の構成比率を高くする。
(2)強緊締素材には弱緊締素材に比べて、弾性糸の繊度を太くする。
(3)強緊締素材には弱緊締素材に比べて、織物の場合は経糸及び/又は緯糸密度を高くし、編物の場合は編み密度を高くする。
(4)強緊締素材には弱緊締素材に比べて、弾性糸の張力を高くして織物または編物を製造する。
(5)強緊締素材には弱緊締素材に比べて、生地の厚さを厚くして織物または編物を製造する。
本発明のストレッチ素材は、縦方向及び横方向に伸縮する2ウェイストレッチ編物及び2ウェイストレッチ織物から選ばれる少なくとも一つの布帛であることが好ましい。
前記2ウェイストレッチ編物又は織物は、ポリエステル繊維糸と弾性糸とを主成分構成糸とするか、またはナイロン繊維糸と弾性糸とを主成分構成糸としてもよい。別の構成としては、コットン(木綿)と弾性糸とを主成分構成糸としてもよい。ここで、主成分構成糸とは、両成分を合計すると80重量%以上になることをいう。ポリエステル繊維糸を用いた場合は、汗をかいても乾き易い。ナイロン繊維糸を用いた場合は、軟らかなタッチの編物となる。
前記編物又は織物の組織はどのようなものであっても良い。織物としては一般的に良く知られている平織、斜文織、朱子織の3原組織の他、変化織であってもよい。また、編物として一般的に良く知られているラッセル経編機によって編成される編物、トリコット経編機によって編成される編物及びニット緯編み機によって編成される編物等であっても良い。例えば、トリコット経編機によって編成されるハーフ組織の編物やラッセル経編機によって編成されるパワーネット組織の編物等を挙げることができる。ニット緯編物としては、例えば平編(天竺編)、ゴム編、パール編、スムース編(両面編)等どのような組織でも良い。また、ニット緯編み機によって編成される編物は、丸編機又は横編機によって編成される編物であっても良い。なお、緯編ニットの場合は、縫製を必要としないで、弱緊締素材と強緊締素材とを一体化編成することも可能である。例えば、横編の無縫製機(島精機製作所)の“FIRST−X”という装置があり、これを用いて腰部と両脚部を同時に編成し、無縫製ニット製品を製造できる。
さらに、イタリアのサントニ(SANTONI)社のフルコンピュータ制御の“シームレス・ボディ・インナー編み機”と呼ばれる装置で強緊締素材及び弱緊締素材の組み合わせをシームレスで筒状に編成し、下腹部及び脚部とすることも可能である。
前記織物または編物は、ポリウレタン糸等の伸縮性を有する弾性糸を少なくとも一部に使用しているものが好ましい。
前記弾性糸は、ポリウレタン系弾性糸及びポリエステル系弾性糸から選ばれる少なくとも一つであることが好ましい。ストレッチ性が高く、スポーツ衣料に適しているからである。前記弾性糸は、ベアヤーン(裸糸)又は表面にポリエステル繊維もしくはナイロン繊維が被覆されたカバードヤーンのどちらでも良い。
高捲縮仮撚加工を施して伸縮性を持たせたポリエステル、ナイロン等の高捲縮仮撚加工糸を生地の少なくとも一部あるいは全部に使用した生地も可能である。また、単純に前記伸縮性のあるニットを複数枚数重ねて使用することも可能である。更に、前記伸縮性のあるニット生地どうしをラミネート加工して二層にした二層ラミネート生地、伸縮性のあるポリウレタンシートを前記伸縮性のあるニット生地ではさみ込みラミネート加工して三層にした三層ラミネート生地も使用可能である。
次に、生地素材に「強弱」の緊締力を持たせ、強緊締素材および弱緊締素材とする方法としては、ポリウレタン糸、高捲縮仮撚加工糸(以下、伸縮糸とする。)の混率の「大小」でそれぞれ生地素材に「強弱」の緊締力を持たせることができる。混率に変化を与える方法としては、伸縮糸の太さを「太細」と変えることで混率の「大小」を出す方法、伸縮糸の太さは同じで生地中に配する割合を「多少」と変えることで混率の「大小」を出す方法がある。伸縮糸の混率が一定の場合に編密度を「密疎」とかえることでも可能である。さらに、伸縮糸の種類を変えた生地を使用するか、ラミネート加工した生地とラミネート加工していない生地を用いるか、または同一の生地の重ねる枚数を変えることでも生地に「強弱」の緊締力を持たせることが可能である。
強緊締素材および弱緊締素材における「強弱」の緊締力は、一定加重時の生地の伸長率の大小で確認することができる。すなわち、緊締力の強い生地は伸長率が小さく、弱い生地は伸長率が大きい。
本発明において、緊締力とは、伸長に対する素材の抵抗力のことである。
ストレッチ性及び緊締力を表す伸長率の測定方法は、TENSILON万能型引張試験機(UTM−III−200、東洋ボールドウイン社製)を用い、引張強度を20cm/分とし、試料生地の大きさは、巾が5cm、長さが30cm、つかみ間隔が20cmとした。緊締力を測定する際の加重は、4.9N(500gf)、ストレッチ性を測定する際の加重は、17.7N(1800gf)とし、生地素材の経緯方向について測定した。本発明の説明の際に用いる伸張率は、この測定方法による測定結果である。
本発明に係る運動用スパッツでは、前記強緊締素材および弱緊締素材を縫着又は接着によって一体化し、運動用スパッツを形成することもできる。
縫着方法としては、本縫い、環縫い、1本針オーバーロック、2本針オーバーロック、フラットシーマ等の縫目を形成するミシンで縫着する方法があげられるが、縫目の種類は特にこれらに限定されるものではない。ただ、縫目もストレッチ性を有し、着用時に違和感を起こしにくい1本針オーバーロック、2本縫いオーバーロック、フラットシーマを採用するのが望ましい。
接着方法としては、一体化したい二種類の生地(部材)にのりしろを設け、熱によって融解し、冷却後生地に浸透して凝固するポリウレタン、又はシリコン等の樹脂製熱融解性のシームテープをのりしろの生地の間にはさみ、熱プレスすることで生地を接着できる熱圧着法があげられるが、縫着同様のりしろにストレッチ性をもたせ、着用時の違和感をなくすることが望ましい。
本発明の運動用スパッツは、テニス、バドミントン、スカッシュ、ホッケー、サッカー、ラグビーなど様々なスポーツに好適である。
以下、本発明に係る運動用スパッツの実施例について、図1及び図2を用いて説明する。図1(a)は本実施例の運動用スパッツの正面図、図1(b)は同じく背面図である。図2(a)は同じく左側面図、図2(b)はスパッツの右大腿部の内股部分を示す図である(内股部分以外の部分は一点鎖線で示す。)。図3は本実施例において、臀部から大腿後面にいたる部位に配置した強緊締素材の展開図である。本実施例の運動用スパッツ1は、中央前部分1a、大腿前部分1b、鼠蹊部分1c、後中央部分1d、大腿後部分1e及び着用時に使用する腰紐10の各部材で運動用スパッツ1を構成した。前記のそれぞれの部材は左右対称に配置した。本実施例では各部材は相互に縫製により一体化して運動用スパッツ1を形成した。縫製方法は、フラットシーマミシンを用い、針糸にポリエステルスパンライクフィラメント糸、上かがり糸と下かがり糸にウーリーナイロン糸を用いてフラットシーマの縫目で縫着した。なお、実施例の各部材は、一つの部材を複数のパーツで形成することも可能であし、複数の部材を一つのパーツにまとめて形成することも可能である。
前記大腿後部分1eは強緊締素材A(図中では斜線部分で表示)で構成し、着用者の大臀筋及び中臀筋のほぼ全域及びハムストリングスの筋腹を覆う領域に配置した。また大臀筋を覆う領域の周方向の長さをL1、大転子近傍を覆う領域の周方向の長さをL2、ハムストリングスを覆う領域の周方向の長さをL3とした場合、L1:L2:L3の比率は2:1:4となっている。また、スパッツ背面においてウエスト部から脚ぐり部にいたる、強緊締素材と弱緊締の素材との境界は、スパッツの中央側に凸形状となっており、大臀筋下部領域はスパッツの脇線側に凸形状となっており、ハムストリング領域は内股前方部側に凸形状になっている。
強緊締素材Aとしては、繊度が136デシテックス(dtex)のポリエステルフィラメント双糸と、繊度が64デシテックス(dtex)のポリウレタンベアヤーン使いのベア天竺組織で、混率はポリエステル85重量%、ポリウレタン15重量%、丸編機のゲージ数30Gのものを用いた。緊締力を表す4.9N(500gf)加重時の伸長率は経方向で20%、緯方向で25%であった。ストレッチ性を表わす17.7N(1800gf)加重時の伸長率は経方向で60%、緯方向で70%であった。単位面積当たりの重量(目付)は、320g/mであった。
強緊締素材Aを配置した領域以外の中央前部分1a、大腿前部分1b、後中央部分1dは弱緊締素材Bで構成した。弱緊締素材Bとしては、繊度が68デシテックス(dtex)のポリエステルフィラメント糸と、繊度が36デシテックス(dtex)のポリウレタンベアヤーン使いのベア天竺組織で、混率はポリエステル85重量%、ポリウレタン15重量%、丸編機のゲージ数30Gのものを用いた。緊締力を表す4.9N(500gf)加重時の伸長率は経方向で90%、緯方向で70%であった。ストレッチ性を表わす17.7N(1800gf)加重時の伸長率は経方向で190%、緯方向で80%であった。単位面積当たりの重量(目付)は、190g/mであった。鼠蹊部分1cはメッシュ素材で構成した。
本実施例において、「ほぼ密着」の状態を作るため、人体の裸のサイズに対して、周囲方向は80%、丈は90〜95%を目安に作製した。
次に本実施例の効果を検証するため、球技選手5名(サッカー2名、バスケットボール2名、ラグビー1名)に対して次のような実験を実施した。
即ち、左右方向へのステップ動作時における下肢筋電図計測から求めた下肢筋活動量を本発明の実施例品と、比較例品(本実施例と同形状で、全部位を弱緊締素材で作成したスパッツ)、および一般的なトランクス型のパンツを用いて比較した。ここで言うステップ動作とは、右脚で左方向へ、また左脚で右方向へ踏み切る動作を繰り返す動作のことであり、左右の脚が同時に接地することはない。この時のステップ速度は、事前に計測しておいた各被験者の10秒間における最大ステップ速度の70%とし、5名の被験者の平均で103.5回/分であった。また、1歩あたりのステップ幅は全員100cm、計測時間は20秒間とした。
下肢の筋電図は、外側広筋、内側広筋、大腿直筋、ハムストリングス、大臀筋及び中臀筋の活動が導出できるように、それぞれ大腿前面外側、大腿前面内側、大腿前面中央、大腿後面中央、臀部中央及び臀部外側に電極を装着して計測した。
なお、測定は全て右脚について実施し、右脚部が接地している間の筋電図の積分値を筋活動量とした。なお、20秒間の計測の間に約15〜20回分の接地時筋電図が得られるが、これらのデータは各被験者内で加算平均し、各被験者の代表値とした。本実施例の効果があるならば、同じステップ速度で運動しても本実施例着用時の筋活動量は低くなるはずである。
その結果、図5に示すように従来の一般的なトランクス型パンツ着用時の筋活動量を100%として比較した場合、本実施例は大臀筋及びハムストリングスにおいて、比較例品及び従来の一般的なトランクス型パンツのいずれよりも筋活動量が低く、特に臀部では従来の一般的なトランクス型パンツに対して90.0%と筋活動量が低い結果が得られた。なお、図5は5名の被験者の平均値である。
この結果から、本実施例における臀部からハムストリングスに配置した強緊締部がステップ動作を補助していることは明らかである。また、この結果は同一運動強度における筋活動量の比較であるが、本実施例着用時にゲームパンツ着用時と同程度の筋活動を発揮すれば、よりすばやいステップ動作が可能になることが期待できる。
更に、全ての被験者が着用した際に、疲労感も少なく、右から左あるいは左から右へと方向を転換する際、身体を深くかがめたときに大殿筋やハムストリングスの収縮を補助し、よりスムースに素早く方向転換できることが確認できた。着用感もよく好評であった。
前記の実施例では、中央前部分1a、大腿前部分1b、鼠蹊部分1c、後中央部分1d、大腿後部分1e及び着用時に使用する腰紐10の各部材でスパッツを構成したが、前記の各領域に前記の各緊締力の生地素材が配置されていれば、各部材の形状は前記の実施例の形状に限定されるものではない。また、前記の実施例では、運動用スパッツの丈が膝上位置までの丈になっているが、勿論これに限定されるものではなく、本発明の目的が達成される範囲であれば膝下位置、脚首位置等運動用スパッツの丈は任意であってよい。図1及び図2は、着用状態に似せて立体的に表現したものではあるが、着用者の体型等によって、多少の形状の変化をさせても良い。また、本発明の説明では、人体の各部位によってスパッツの各部位、領域等を説明しているが、これはスパッツを着用した際の着用者の各部位に該当する部分を表している。
図1(a)は本実施例の運動用スパッツの正面図、図1(b)は同じく背面図である。 図2(a)は本実施例の運動用スパッツの左側面図、図2(b)はスパッツの内股部分を示す図である。 図3は実施例において、大腿後部分に配置した強緊締素材による部材の展開図である。 図4(a)は運動中のヒトの当初の移動方向(右方向)への移動動作、図4(b)はヒトが一旦減速して方向を転換する動作、図4(c)はヒトが目的とする移動方向(左方向)への移動動作をそれぞれ示す図である。 図5は本発明の実施例品と、比較例品、及び従来のトランクス型パンツによる、サイドステップ時の下肢筋電図計測から求めた下肢筋活動量比較図である。 図6は本発明に関係する骨格及び筋肉郡(右脚後部)を示す図である。
符号の説明
1 運動用スパッツ
1a 中央前部分
1b 大腿前部分
1c 鼠蹊部分
1d 後中央部分
1e 大腿後部分
10 腰紐
80 大臀筋
81 ハムストリングス
81a 大腿二頭筋
81b 大腿二頭筋短頭
81c 半腱様筋
81d 半膜様筋
82 中臀筋
90 ヒト
91 右脚
92 臀部から大腿後面にいたる領域
A 強緊締素材
B 弱緊締素材





Claims (5)

  1. 主構成部分がストレッチ素材で形成され、着用者の下半身の表面にほぼ密着した状態で着用され、第1の種類の素材及び第2の種類の素材を含む運動用スパッツであって、
    前記第1の種類の素材の緊締力は前記第2の種類の素材の緊締力よりも強く、
    前記第1の種類の素材は、少なくとも大殿筋からハムストリングスに至る部位の一部又は全部を覆う領域を含む位置に配置され、
    前記第2の種類の素材は、臀部中央領域及び前記第1の種類の素材を配置した領域以外の領域に配置されていることを特徴とする運動用スパッツ。
  2. 前記第1の種類の素材を、さらに少なくとも中臀筋の一部又は全部を覆う領域を含む位置に配置したことを特徴とする請求項1に記載の運動用スパッツ。
  3. 前記の第1の種類の素材において、大臀筋を覆う領域の周方向の長さをL1、大転子近傍を覆う領域の周方向の長さをL2、ハムストリングスを覆う領域の周方向の長さをL3としたとき、L2<L1<L3であり、かつ
    L2はL1の30%以上70%以下の範囲、L2はL3の10%以上40%以下の範囲であることを特徴とする請求項1又は2に記載の運動用スパッツ。
  4. スパッツ背面のウエスト部から脚ぐり部にいたる、前記の第1の種類の素材と前記の第2の種類の素材との境界を、大臀筋領域ではスパッツ本体部の中央側に凸形状とし、大臀筋下部領域ではスパッツ本体部の脇線側に凸形状とし、ハムストリング領域では大腿部の内股前方部側に凸形状としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の運動用スパッツ。
  5. 前記運動用スパッツが、膝上、膝下、または足首まで覆うように形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の運動用スパッツ。



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