JP2007021728A - 画像形成装置およびその制御方法およびネットワークシステム - Google Patents

Abstract

【課題】自由度の高い画像形成を行うことができる画像形成装置およびその制御方法およびネットワークシステムを提供すること目的とする。
【解決手段】印刷機能を備えるとともに、通信手段を介して他の端末装置との間でデータをやりとりする通信機能を備えた画像形成装置において、他の端末装置より最終印刷物の印刷態様をあらわす付加情報、および、印刷画像ファイルを受信すると、前記付加情報に従って、前記印刷画像ファイルの画像を印刷する印刷動作を行うようにした。
【選択図】 図１

Description

本発明は、印刷機能を備えるとともに、通信手段を介して他の端末装置との間でデータをやりとりする通信機能を備えた画像形成装置、および、その制御方法に関する。

従来、画像読取機能、プリンター機能、および、複写機能等の複数の画像処理機能を備えた複合機では、ユーザに便利な機能、例えば、ドキュメントバンク機能や、ユーザプログラム登録機能などを備えている（特許文献１参照）。

ドキュメントバンク機能とは、使い回しの効く画像データ、例えば、地図や来訪客に提示する案内図など、あるいは、複写物に付加する画像データ、例えば、広告文書などを保存しておき、ユーザやシステムが適宜に保存した文書を活用できるようにした機能である。

また、ユーザプログラム登録機能とは、複数の複写モードを組み合わせて特定の作業を行わせるための操作内容や操作情報などを１つの登録キーにプログラムとして登録し、同一プログラムを１キー操作で使えるようにしたものである。
特開２０００−１８４２１３号公報

ところで、このような複合機で、ドキュメントバンク機能を利用する場合、ユーザが操作した内容を反映した状態の画像データが保存される。例えば、２枚の画像を１ページに集約する２ｉｎ１モードを選択して画像読取させた場合、読取画像がそれぞれ５０％に変倍され（縮小され）、変倍後の２つの画像を配置して１ページ分の蓄積画像が形成され、その状態で、ドキュメントバンク機能に登録される。

したがって、このような状態でドキュメントバンク機能に登録された画像は、それ以降は、２枚が１つの画像として取り扱われるため、利用しづらいという不具合を生じるおそれがある。

特に、近年では、複合機がネットワーク環境に接続されて、他の機器、例えば、他の複合機、プリンタ装置、あるいは、サーバ装置から、複合機に蓄積された画像データを取り扱いたいという要求が発生する場合があるが、複合機に画像を蓄積するときのユーザの操作内容に、蓄積される画像データが影響されるので、他の機器で利用する際に画像編集作業が必要となる場合がある。

本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、自由度の高い画像形成を行うことができる画像形成装置およびその制御方法およびネットワークシステムを提供すること目的とする。

本発明は、印刷機能を備えるとともに、通信手段を介して他の端末装置との間でデータをやりとりする通信機能を備えた画像形成装置において、他の端末装置より最終印刷物の印刷態様をあらわす付加情報、および、印刷画像ファイルを受信すると、前記付加情報に従って、前記印刷画像ファイルの画像を印刷する印刷動作を行うようにしたものである。また、前記付加情報は、前記他の端末装置の操作手段により操作入力された操作情報である。また、前記付加情報に基づいて、印刷時のパラメータを作成し、当該パラメータに従って画像を形成するようにしたものである。

また、印刷機能を備えるとともに、通信手段を介して他の端末装置との間でデータをやりとりする通信機能を備えた画像形成装置の制御方法において、他の端末装置より最終印刷物の印刷態様をあらわす付加情報、および、印刷画像ファイルを受信すると、前記付加情報に従って、前記印刷画像ファイルの画像を印刷する印刷動作を行うようにしたものである。また、前記付加情報は、前記他の端末装置の操作手段により操作入力された操作情報である。また、前記付加情報に基づいて、印刷時のパラメータを作成し、当該パラメータに従って画像を形成するようにしたものである。

また、多数の画像ファイルを蓄積する画像ファイル蓄積機能と、ネットワークへ接続し、他の端末との間でデータをやりとりする通信機能を備えたファイルサーバ装置と、ネットワークを介し、前記ファイルサーバ装置へ接続するユーザ操作端末装置と、画像を印刷する印刷機能と、ネットワークへ接続し、他の端末との間でデータをやりとりする通信機能を備えたネットワーク対応印刷装置からなるネットワークシステムにおいて、前記ファイルサーバ装置は、前記ユーザ操作端末装置から印刷指示された１つ以上の画像ファイルの指示情報および印刷態様をあらわす付加情報をまとめた付加情報テーブルからなる印刷ジョブ情報を受信すると、前記ネットワーク対応印刷装置に対し、受信した印刷ジョブ情報に含まれる前記指示情報に対応した１つ以上の画像ファイル、および、前記印刷ジョブ情報を送信し、前記ネットワーク対応印刷装置は、受信した前記付加情報に従って、受信した１つ上の画像ファイルの画像を印刷する印刷動作を行うようにしたものである。

したがって、本発明によれば、画像データと、蓄積操作時にユーザが指定した操作内容をあらわす操作情報とが別々に保存されるので、画像データを再利用する際に非常に便利であるという効果を得る。

以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。

図１は、本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示している。

同図において、このネットワークシステムは、ローカルエリアネットワークＬＡＮに接続されている２台のネットワーク複合機ＦＸａ，ＦＸｂ、および、サーバ装置ＳＭから構成されている。

ネットワーク複合機ＦＸａ，ＦＸｂは、複写機能および他の端末へ印刷ジョブ情報または画像ファイルを転送する機能を備えている。

図２は、ネットワーク複合機ＦＸ（ＦＸａ，ＦＸｂ）の構成の一例を示している。

同図において、システム制御部１は、このネットワーク複合機ＦＸの各部の制御処理、複写制御処理、および、画像転送制御処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ２は、システム制御部１が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部１のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ３は、このネットワーク複合機ＦＸに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路４は、現在時刻情報を出力するものである。

画像読取部５は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、読取制御部６は、画像読取部５の動作を制御するためのものである。また、画像印刷部７は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、印刷制御部８は、画像印刷部７の動作を制御するためのものである。操作表示部９は、この画像形成装置を操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。

画像処理部１０は、画像読取部５により読み取って得た画像データについて、種々の画像処理（例えば、符号化復号化処理、変倍処理、画像特性変換処理など）を適用するためのものであり、磁気ディスク装置１１は、多数の画像データやそれ以外の種々のデータやデータファイルなどを蓄積するためのものである。

ローカルエリアネットワークインターフェース回路１２は、このネットワーク複合機ＦＸをローカルエリアネットワークＬＡＮに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部１３は、ローカルエリアネットワークＬＡＮを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。

これらの、システム制御部１、システムメモリ２、パラメータメモリ３、時計回路４、読取制御部６、印刷制御部８、操作表示部９、画像処理部１０、磁気ディスク装置１１、よび、ローカルエリアネットワーク伝送制御部１３は、内部バス１４に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス１４を介して行われている。

また、磁気ディスク装置１１には、図３（ａ）に示すように、画像ファイルを蓄積するための画像ファイル領域と、印刷ジョブ情報を蓄積するための印刷ジョブ領域が設けられている。なお、磁気ディスク装置１１には、これ以外の適宜な情報記憶領域が設けられる場合がある。

画像ファイル領域には、同図（ｂ）に示すように、複数の画像ファイルが蓄積される。また、それぞれの画像ファイルは、同図（ｃ）に示すように、おのおのの画像ファイルを識別するためのファイルＩＤ、および、画像ファイル本体である画像データから構成される。

また、印刷ジョブ領域には、同図（ｄ）に示すように、複数の印刷ジョブ情報が蓄積される。また、それぞれの印刷ジョブ情報は、同図（ｅ）に示すように、当該印刷ジョブに含まれる１つ以上の画像ファイルのファイルＩＤをまとめてなる印刷ファイルデータテーブルと、複写動作時にユーザが操作した操作情報などからなる付加情報を保存するための付加情報テーブルからなる。

ここで、付加情報としては、編集系情報、画質系情報、および、機器固有情報などがある。

編集系情報としては、複数の画像を１枚の用紙に割り付ける集約モード（２ｉｎ１（２枚の画像を１枚の用紙に割り付ける集約モード）、４ｉｎ１（４枚の画像を１枚の用紙に割り付ける集約モード）など）、用紙の片面のみに画像を形成するか用紙の両面に画像を形成するをあらわす面付けモード（片面／両面）、製本処理の有無、画像の中央部を消去するセンター消去モード、画像の枠部分を消去する枠消去モード、とじしろを考慮して用紙に配置するとじしろモード、用紙に日付を印字する日付印字、用紙にページ番号を印字するページ印字、および、用紙に所定のスタンプを印字するスタンプ印字などがある。

また、画質系情報としては、読取解像度、読取モード（白黒／カラー）、読取元（読取装置の属性（画像形成装置のスキャナ、汎用のスキャナ、デジタルスチルカメラなど）、および、画質モード（文字／写真／特殊）などがある。

また、機器固有情報としては、機種コード、仕向地、および、ロット番号などがある。 以上の構成で、ネットワーク複合機ＦＸａのユーザがネットワーク複合機ＦＸｂへ読み取った画像を転送する場合について説明する。

まず、ユーザが画像読取部５の原稿台（図示略）に原稿をセットすると、システム制御部１は、読取制御部６による画像読取部５の読取動作を開始し、１ページの原稿画像を所定の解像度で読み取り、それによって得た画像データを、画像処理部１０により標準画像モデルの画像データへ変換するとともに、所定の圧縮形式の画像データへ変換し、磁気ディスク装置１１の画像ファイル領域へ蓄積し、この動作を、全ての原稿について繰り返し行う。ここで、標準画像モデルとは、色空間等の画像を形作る条件を、装置固有のものでなく、仮想的なものとして定義したものである。

また、この原稿の読み取り蓄積動作と並行して、ユーザの転送動作の操作が行われる。この操作では、印刷物を形成する際の動作モードの操作、および、転送先のネットワーク複合機ＦＸｂのネットワークアドレスの入力操作などが行われる。

そして、システム制御部１は、このときの読取動作について、印刷ジョブ情報を生成し、このときのユーザの操作内容をあらわす付加情報を、生成した印刷ジョブ情報の付加情報テーブルに格納する。また、このとき読み取って磁気ディスク装置１１に蓄積した１つ以上の画像ファイルのファイルＩＤを、生成した印刷ジョブ情報の印刷ファイルデータテーブルに格納する。

ユーザの操作が終了し、全ての読み取り原稿の画像データが磁気ディスク装置１１に蓄積され、上述した印刷ジョブ情報が完了すると、システム制御部１は、指定されたネットワークアドレスのネットワーク複合機ＦＸｂへ接続し、そのときに形成した印刷ジョブ情報および当該印刷ジョブに含まれる画像ファイルを転送する。

このようにして、印刷ジョブ情報および画像ファイルを受信したネットワーク複合機ＦＸｂは、受信した印刷ジョブ情報に従った印刷態様で、画像ファイルに対応した印刷データを作成し、記録出力する。

図４は、この場合のネットワーク複合機ＦＸａの動作の一例を示している。

ユーザが画像読取部５の原稿台に原稿をセットすると（処理１０１）、システム制御部１は、読取制御部６による画像読取部５の読取動作、および、読み取り画像の蓄積動作を開始する（処理１０２）。

また、この原稿の読み取り蓄積動作と並行して、ユーザの印刷物を形成する際の動作モードの操作が行われる（処理１０３）。これにより、印刷ジョブ情報が形成され、動作モードの操作に対応した付加情報テーブルが形成されて印刷ジョブ情報に格納されるとともに、蓄積された画像ファイルをまとめた印刷ファイルデータテーブルが形成されて印刷ジョブ情報に格納される。

そして、ユーザの操作が終了すると、指定された転送先であるネットワーク複合機ＦＸｂに対して、保存した印刷ジョブ情報および当該印刷ジョブ情報の印刷ファイルデータテーブルに含まれる１つ以上の画像ファイルを転送する（処理１０４）。

図５は、画像の読取・蓄積、および、付加情報の形成処理の概略を示している。

まず、１ページの原稿画像を所定の解像度で読み取り（処理２０１）、それによって得た画像データを、画像処理部１０により標準画像モデルの画像データへ変換するとともに（処理２０２）、所定の圧縮形式の画像データへ変換し、磁気ディスク装置１１の画像ファイル領域へ蓄積する（処理２０３）。

１ページ分の読取・蓄積を終了すると、次の読取原稿があるかどうかを調べ（判断２０４）、判断２０４の結果がＹＥＳになるときには、処理２０１へ戻り、次のページの原稿画像について、読取・蓄積動作を行う。

全ての読取原稿について読取・蓄積動作が終了した場合で、判断２０４の結果がＮＯになるときには、ユーザの複写操作が終了するまで待つ（判断２０５のＮＯループ）。判断２０５の結果がＹＥＳになるときには、このときのユーザの操作内容をあらわす付加情報をまとめた付加情報テーブルを形成する（処理２０６）。

次いで、このときの印刷ジョブについて、印刷ジョブ情報を作成し（処理２０７）、この処理を終了する。

図６は、ネットワーク複合機ＦＸｂが行う画像出力処理の一例を示している。

まず、ネットワーク複合機ＦＸａより、印刷ジョブ情報と画像ファイルを受信すると、それらを磁気ディスク装置１１へ保存する（処理３０１）。

次に、そのときの画像印刷部７の装置状態（例えば、感光体の感光特性、現像材のトナー濃度など）と、標準的な装置状態からの差分パラメータを形成し、印刷制御部８へセットする（処理３０２）。

次いで、印刷ジョブ情報の付加情報テーブルの内容に従って、印刷ファイルデータテーブルに含まれる画像ファイルの印刷データを作成し（処理３０３）、処理３０３で作成した印刷データに対応した印刷物を、印刷制御部８および画像印刷部７により形成して記録出力する（処理３０４）。

このようにして、本実施例では、複写原稿の画像を１ページ毎蓄積するとともに、複写モード等の操作内容を付加情報として印刷ジョブ毎に印刷ジョブ情報として保存し、それらの画像ファイルと印刷ジョブ情報を別のネットワーク複合機（画像形成装置）へ転送しており、そして、画像ファイルと印刷ジョブ情報を受信したネットワーク複合機では、複写物を作成する際、印刷ジョブ情報情報の内容に従って受信した画像ファイルの画像形成するようにしているので、送信元のネットワーク複合機で蓄積した際に指定された印刷ジョブに従った印刷物が、送信先のネットワーク複合機から記録出力され、これにより、蓄積した画像データを有効に活用することができる。

図７は、本発明の他の実施例にかかるネットワークシステムを示している。

同図において、このネットワークシステムは、ローカルエリアネットワークＬＡＮに接続されているパーソナルコンピュータ装置ＰＣ、印刷情報管理サーバ装置ＳＶ、ネットワークプリンタ装置ＮＰ、および、サーバ装置ＳＭから構成されている。

図８は、印刷情報管理サーバ装置ＳＶの構成の一例を示している。

同図において、システム制御部２１は、この印刷情報管理サーバ装置ＳＶの各部の制御処理、および、画像転送制御処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ２２は、システム制御部２１が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部２１のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ２３は、この印刷情報管理サーバ装置ＳＶに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路２４は、現在時刻情報を出力するものである。

操作表示部２５は、この印刷情報管理サーバ装置ＳＶを操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。

画像処理部２６は、各種画像データについて、種々の画像処理（例えば、符号化復号化処理、変倍処理、画像特性変換処理など）を適用するためのものであり、磁気ディスク装置２７は、多数の画像データやそれ以外の種々のデータやデータファイルなどを蓄積するためのものである。

ローカルエリアネットワークインターフェース回路２８は、この印刷情報管理サーバ装置ＳＶをローカルエリアネットワークＬＡＮに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部２９は、ローカルエリアネットワークＬＡＮを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。

これらの、システム制御部２１、システムメモリ２２、パラメータメモリ２３、時計回路２４、操作表示部２５、画像処理部２６、磁気ディスク装置２７、よび、ローカルエリアネットワーク伝送制御部２９は、内部バス３０に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス３０を介して行われている。

図９は、ネットワークプリンタ装置ＮＰの構成の一例を示している。

同図において、システム制御部４１は、このネットワークプリンタ装置ＮＰの各部の制御処理、印刷制御処理、および、画像転送制御処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ４２は、システム制御部４１が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部４１のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ４３は、このネットワークプリンタ装置ＮＰに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路４４は、現在時刻情報を出力するものである。

画像印刷部４５は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、印刷制御部４６は、画像印刷部４５の動作を制御するためのものである。操作表示部４７は、この画像形成装置を操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。

画像処理部４８は、各種画像データについて、種々の画像処理（例えば、符号化復号化処理、変倍処理、画像特性変換処理など）を適用するためのものであり、磁気ディスク装置４９は、多数の画像データやそれ以外の種々のデータやデータファイルなどを蓄積するためのものである。

ローカルエリアネットワークインターフェース回路５０は、このネットワークプリンタ装置ＮＰをローカルエリアネットワークＬＡＮに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部５１は、ローカルエリアネットワークＬＡＮを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。

これらの、システム制御部４１、システムメモリ４２、パラメータメモリ４３、時計回路４４、印刷制御部４６、操作表示部４７、画像処理部４８、磁気ディスク装置４９、よび、ローカルエリアネットワーク伝送制御部５１は、内部バス５２に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス５２を介して行われている。

本実施例では、印刷情報管理サーバ装置ＳＶは、図１の実施例のネットワーク複合機ＦＸａ，ＦＸｂと同様に、磁気ディスク装置２７に画像ファイル領域を備えており、この画像ファイル領域に多数の画像ファイルを蓄積している。

そして、パーソナルコンピュータ装置ＰＣのユーザは、印刷情報管理サーバ装置ＳＶへ接続し、印刷情報管理サーバ装置ＳＶに蓄積している多数の画像ファイルのうち、印刷を所望する画像ファイルを選択するとともに、印刷を行う機器（この場合は、ネットワークプリンタ装置ＮＰ）を指示し、さらに、印刷する際の印刷態様を指定する操作を行う。この操作により、例えば、上述した実施例のネットワーク複合機と同様な付加情報（編集系情報、画質系情報、機器固有情報など）が形成される。

ユーザの操作が終了すると、パーソナルコンピュータ装置ＰＣは、ユーザにより指定された印刷機器をあらわす印刷機器指定情報（例えば、ネットワークアドレスやネットワーク上の識別名など）、ユーザにより選択された１つ以上の画像ファイルを示す印刷ファイルデータテーブル、および、ユーザ操作に基づいて形成した付加情報テーブルからなる印刷ジョブ情報（図３（ａ）〜（ｅ）参照）を作成し、その印刷機器指定情報と印刷ジョブ情報を印刷情報管理サーバ装置ＳＶへ送信する。ここで、このパーソナルコンピュータ装置ＰＣの処理は、例えば、プリンタドライバなどの適宜なソフトウェアにより実行される。

印刷情報管理サーバ装置ＳＶは、受信した印刷機器指定情報と印刷ジョブ情報をいったん蓄積し、印刷機器として指定されたネットワークプリンタ装置ＮＰに対して、蓄積した印刷ジョブ情報および当該印刷ジョブ情報の印刷ファイルデータテーブルに含まれている１つ以上の画像ファイルを転送する。

そして、ネットワークプリンタ装置ＮＰは、受信した印刷ジョブ情報に従って、受信した画像ファイルを印刷するための印刷データを作成し、印刷ジョブ情報で指定された印刷態様の印刷物を記録出力する。

図１０は、パーソナルコンピュータ装置ＰＣの処理の一例を示している。

まず、印刷情報管理サーバ装置ＳＶへ接続する（処理４０１）。そして、ユーザは、ユーザが、印刷機器（この場合は、ネットワークプリンタ装置ＮＰ）を指定し、印刷情報管理サーバ装置ＳＶに蓄積されている１つ以上の画像ファイルを印刷ファイルに指定し、印刷する際の印刷態様を指定する操作を行う（処理４０２）。

これにより、パーソナルコンピュータ装置ＰＣは、ユーザにより選択された１つ以上の画像ファイルを示す印刷ファイルデータテーブル、および、ユーザ操作に基づいて形成した付加情報テーブルからなる印刷ジョブ情報を作成し（処理４０３）、その印刷機器指定情報と印刷ジョブ情報を印刷情報管理サーバ装置ＳＶへ送信する（処理４０４）。

図１１は、この場合の印刷情報管理サーバ装置ＳＶの処理の一例を示している。

まず、印刷機器指定情報、および、印刷ジョブ情報を受信すると（処理５０１）、印刷機器指定情報で指定された機器（この場合は、ネットワークプリンタ装置ＮＰ）へ接続し、印刷ジョブ情報の印刷ファイルデータテーブルに含まれている１つ上の画像ファイルと、印刷ジョブ情報を転送する（処理５０２）。

図１２は、この場合のネットワークプリンタ装置ＮＰの処理の一例を示している。

ネットワークプリンタ装置ＮＰは、印刷情報管理サーバ装置ＳＶから印刷ジョブ情報と画像ファイルを受信すると（処理６０１）、それらの情報を磁気ディスク装置４９へ保存する。

次に、そのときの画像印刷部４５の装置状態（例えば、感光体の感光特性、現像材のトナー濃度など）と、標準的な装置状態からの差分パラメータを形成し、印刷制御部４６へセットする（処理６０２）。

次いで、印刷ジョブ情報の付加情報テーブルの内容に従って、磁気ディスク装置４９に蓄積した印刷ファイルデータテーブルに含まれる画像ファイルの印刷データを作成し（処理６０３）、処理６０３で作成した印刷データに対応した印刷物を、印刷制御部４６および画像印刷部４５により形成して記録出力する（処理６０４）。

本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示したブロック図。 ネットワーク複合機ＦＸ（ＦＸａ，ＦＸｂ）の構成の一例を示したブロック図。 磁気ディスク装置１１の記憶領域の構成の一例を示した概略図。 ネットワーク複合機ＦＸａの動作の一例を示したフローチャート。 画像の読取・蓄積、および、付加情報の形成処理の概略を示したフローチャート。 ネットワーク複合機ＦＸｂが行う画像出力処理の一例を示したフローチャート。 本発明の他の実施例にかかるネットワークシステムを示したブロック図。 印刷情報管理サーバ装置ＳＶの構成の一例を示したブロック図。 ネットワークプリンタ装置ＮＰの構成の一例を示したブロック図。 パーソナルコンピュータ装置ＰＣの処理の一例を示したフローチャート。 印刷情報管理サーバ装置ＳＶの処理の一例を示したフローチャート。 ネットワークプリンタ装置ＮＰの処理の一例を示したフローチャート。

符号の説明

１，２１，４１ システム制御部
２，２２，４２ システムメモリ
３，２３，４３ パラメータメモリ
５ 画像読取部
６ 読取制御部
７，４５ 画像印刷部
８，４６ 印刷制御部
９，２５，４７ 操作表示部
１０，２６，４８ 画像処理部
１１，２７，４９ 磁気ディスク装置
１３，２８，５０ ローカルエリアネットワークインターフェース回路
１４２９，５１ ローカルエリアネットワーク伝送制御部
ＦＸａ，ＦＸｂ ネットワーク複合機
ＳＭ サーバ装置
ＳＶ 印刷情報管理サーバ装置
ＮＰ ネットワークプリンタ装置
ＰＣ パーソナルコンピュータ装置

Claims (7)

1. 印刷機能を備えるとともに、通信手段を介して他の端末装置との間でデータをやりとりする通信機能を備えた画像形成装置において、
   他の端末装置より最終印刷物の印刷態様をあらわす付加情報、および、印刷画像ファイルを受信すると、前記付加情報に従って、前記印刷画像ファイルの画像を印刷する印刷動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
2. 前記付加情報は、前記他の端末装置の操作手段により操作入力された操作情報であることを特徴とする請求項１記載の画像形成装置。
3. 前記付加情報に基づいて、印刷時のパラメータを作成し、当該パラメータに従って画像を形成することを特徴とする請求項２記載の画像形成装置。
4. 印刷機能を備えるとともに、通信手段を介して他の端末装置との間でデータをやりとりする通信機能を備えた画像形成装置の制御方法において、
   他の端末装置より最終印刷物の印刷態様をあらわす付加情報、および、印刷画像ファイルを受信すると、前記付加情報に従って、前記印刷画像ファイルの画像を印刷する印刷動作を行うことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
5. 前記付加情報は、前記他の端末装置の操作手段により操作入力された操作情報であることを特徴とする請求項４記載の画像形成装置の制御方法。
6. 前記付加情報に基づいて、印刷時のパラメータを作成し、当該パラメータに従って画像を形成することを特徴とする請求項５記載の画像形成装置の制御方法。
7. 多数の画像ファイルを蓄積する画像ファイル蓄積機能と、ネットワークへ接続し、他の端末との間でデータをやりとりする通信機能を備えたファイルサーバ装置と、ネットワークを介し、前記ファイルサーバ装置へ接続するユーザ操作端末装置と、画像を印刷する印刷機能と、ネットワークへ接続し、他の端末との間でデータをやりとりする通信機能を備えたネットワーク対応印刷装置からなるネットワークシステムにおいて、
   前記ファイルサーバ装置は、前記ユーザ操作端末装置から印刷指示された１つ以上の画像ファイルの指示情報および印刷態様をあらわす付加情報をまとめた付加情報テーブルからなる印刷ジョブ情報を受信すると、前記ネットワーク対応印刷装置に対し、受信した印刷ジョブ情報に含まれる前記指示情報に対応した１つ以上の画像ファイル、および、前記印刷ジョブ情報を送信し、
   前記ネットワーク対応印刷装置は、受信した前記付加情報に従って、受信した１つ上の画像ファイルの画像を印刷する印刷動作を行うようにしたことを特徴とするネットワークシステム。

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