JP2007001090A - 画像形成装置のデータバックアップシステム、画像形成装置及びデータバックアップ方法 - Google Patents

画像形成装置のデータバックアップシステム、画像形成装置及びデータバックアップ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 バックアップに使用される記憶装置に対する記憶量の増大化を抑制できるとともに、画像形成装置のパフォーマスの低下を回避できる画像形成装置のデータバックアップシステム、及び画像形成装置並びにデータバックアップ方法を提供する。
【解決手段】 画像形成装置20における記憶装置11のデータを、外部の記憶装置に転送してバックアップする画像形成装置のバックアップシステムである。前記画像形成装置20の使用履歴、使用状態、画像形成装置における前記記憶装置11の使用履歴、バックアップ対象データの重要度のうちの少なくともいずれかに基づいて、バックアップ対象データの転送開始タイミングを制御する制御手段1を備えている。
【選択図】 図3

Description

この発明は、例えば画像形成装置の一つであるプリンタを、ネットワークを介して複数台接続したような場合に、各プリンタの記憶装置に記憶されているデータを他のプリンタの記憶装置にバックアップする画像形成装置のデータバックアップシステム、及び画像形成装置並びにデータバックアップ方法に関する。
従来、画像形成装置のバックアップシステムとして、サーバがなくても、記憶装置が故障した際にデータが消失しないように、プリンタのバックアップデータを随時、または定期的にネットワークを介して他のプリンタの記憶装置にバックアップするようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−230617号公報
しかしながら、上記した従来の公知技術のように、データを随時または定期的にバックアップする方式では、バックアップに使用する記憶装置の記憶量が増大し、バックアップ対象データではない本来のデータを保存可能な容量が少なくなってしまうという問題があった。
また、バックアップ動作がプリンタ本来のプリント/コピー動作等と重なった場合には、制御負荷が増大して、画像形成装置のパフォーマンスを低下させてしまうという問題もあった。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、バックアップに使用される記憶装置に対する記憶量の増大化を抑制できるとともに、画像形成装置のパフォーマスの低下を回避できる画像形成装置のデータバックアップシステム、及び画像形成装置並びにデータバックアップ方法の提供を課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)画像形成装置における記憶装置のデータを、外部の記憶装置に転送してバックアップする画像形成装置のデータバックアップシステムであって、前記画像形成装置の使用履歴、使用状態、画像形成装置における前記記憶装置の使用履歴、バックアップ対象データの重要度のうちの少なくともいずれかに基づいて、バックアップ対象データの転送開始タイミングを制御する制御手段を備えていることを特徴する画像形成装置のデータバックアップシステム。
(2)前記画像形成装置の使用履歴の指標は、スキャナ移動回数、印字枚数、給紙カセット抜き差し回数、扉開閉回数のうちの少なくともいずれかである前項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
(3)前記記憶装置がハードディスク装置であり、前記ハードディスク装置の使用履歴の指標は、電源投入時間、電源投入回数、モータ起動時間、モータ起動回数、リードライトエラー回数、シークエラー回数、交代セクタ数、ヘッド退避回数のうちの少なくともいずれかである前項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
(4)前記画像形成装置の使用状態の指標は、マルチ動作中/待機中/省電力モード中などの動作モード、処理中のデータ量の大小のうちの少なくともいずれかである前項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
(5)前記データの重要度は、前記データが保存されている記憶装置の領域に予め割り当てられたボックス毎の重要度である前項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
(6)前記データの重要度は、オペレーションパネルからデータファイル毎に設定変更可能である前項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
(7)前記画像形成装置の記憶装置が複数個存在する場合に、前記バックアップ対象データの転送開始タイミングを、各記憶装置毎に変更設定可能となされている前項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
(8)前記外部の記憶装置は、前記画像形成装置とネットワークを介して接続された他の画像形成装置に備えられている前項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
(9)記憶装置と、前記記憶装置に記憶されたバックアップ対象データを、外部の記憶装置に転送する転送手段と、自装置の使用履歴、使用状態、前記記憶装置の使用履歴、バックアップ対象データの重要度のうちの少なくともいずれかに基づいて、バックアップ対象データの転送開始タイミングを制御する制御手段と、を備えていることを特徴する画像形成装置。
(10)前記自装置の使用履歴の指標は、スキャナ移動回数、印字枚数、給紙カセット抜き差し回数、扉開閉回数のうちの少なくともいずれかである前項9に記載の画像形成装置。
(11)前記記憶装置がハードディスク装置であり、前記ハードディスク装置の使用履歴の指標は、電源投入時間、電源投入回数、モータ起動時間、モータ起動回数、リードライトエラー回数、シークエラー回数、交代セクタ数、ヘッド退避回数のうちの少なくともいずれかである前項9に記載の画像形成装置。
(12)前記自装置の使用状態の指標は、マルチ動作中/待機中/省電力モード中などの動作モード、または処理中のデータ量の大小のうちの少なくともいずれかである前項9に記載の画像形成装置。
(13)前記データの重要度の指標は、前記データが保存されている記憶装置の領域に予め割り当てられたボックス毎の重要度である前項9に記載の画像形成装置。
(14)前記データの重要度は、オペレーションパネルからデータファイル毎に設定変更可能である前項9に記載の画像形成装置。
(15)前記記憶装置が複数個存在する場合に、前記バックアップ対象データの転送開始タイミングを、各記憶装置毎に変更設定可能となされている前項9に記載の画像形成装置。
(16)画像形成装置の記憶装置に記憶されたバックアップ対象データを、外部の記憶装置に転送してバックアップするバックアップ方法であって、画像形成装置の使用履歴、使用状態、前記記憶装置の使用履歴、バックアップ対象データの重要度のうちの少なくともいずれかに基づいて、バックアップ対象データの転送開始タイミングを決定するステップと、決定した転送タイミングで、前記バックアップ対象データを外部の記憶装置に転送するステップと、を含むことを特徴するデータバックアップ方法。
前項(1)に記載の発明によれば、画像形成装置の使用履歴、使用状態、画像形成装置における前記記憶装置の使用履歴、バックアップ対象データの重要度のうちの少なくともいずれかに基づいて、バックアップ対象データの転送開始タイミングを制御する構成であるから、随時あるいは定期的に転送を行う場合に比べて、転送開始タイミングの選択自由度が増大する。従って、例えば、画像形成装置や記憶装置の寿命や信頼性が低下した時期を目安とし、それを転送開始タイミングとすることで、バックアップが必要な場合にのみバックアップを行うことができる。このため、バックアップに使用する記憶装置の記憶量を減少でき、該記憶装置の空き容量が早期に不足したりする不都合を防止できる。
また、画像形成装置本来の動作と重複しない制御負荷の大きくないタイミングでバックアップを開始させることもでき、画像形成装置のフォーマンスを損なうことなくバックアップが可能となる。
また、データの重要度に応じてバックアップのタイミングを制御する場合には、重要なデータについては、前記記憶装置の信頼性が比較的高い段階であっても、バックアップを開始し、重要でないデータについては、信頼性が低くなってきた段階でバックアップを開始するといったこともでき、バックアップに使う記憶装置への記憶量の一層の削減が可能となるとともに、ユーザのニーズに応じたバックアップが可能となる。
前項(2)に記載の発明によれば、前記画像形成装置におけるスキャナ移動回数、印字枚数、給紙カセット抜き差し回数、扉開閉回数のうちの少なくともいずれかの指標に基づいて、前記データの転送開始タイミングを設定することができる。
前項(3)に記載の発明によれば、記憶装置としてのハードディスク装置の電源投入時間、電源投入回数、モータ起動時間、モータ起動回数、リードライトエラー回数、シークエラー回数、交代セクタ数、ヘッド退避回数のうちの少なくともいずれかの指標に基づいて、前記データの転送開始タイミングを設定することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、前記画像形成装置の動作モード、または処理中のデータ量の大小のうちの少なくともいずれかに基づいて、前記データの転送開始タイミングを設定することができる。
前項(5)に記載の発明によれば、前記データが保存されている記憶装置の領域に予め割り当てられたボックス毎の重要度に基づいて、前記データの転送開始タイミングを設定することができる。
前項(6)に記載の発明によれば、サービスマンやユーザが、オペレーションパネルからデータファイル毎にデータ重要度を設定したり、変更することができる。
前項(7)に記載の発明によれば、画像形成装置が複数個の記憶装置を備えている場合でも、各記憶装置毎に設定されたタイミングでバックアップを行うことができる。
前項(8)に記載の発明によれば、ネットワークを介して接続された他の画像形成装置の記憶装置を用いて、バックアップ対象データをバックアップすることができる。
前項(9)に記載の発明によれば、自装置の使用履歴、使用状態、記憶装置の使用履歴、バックアップ対象データの重要度のうちの少なくともいずれかに基づいて、バックアップ対象データの転送開始タイミングを制御するから、随時あるいは定期的に転送を行う場合に比べて、転送開始タイミングの選択自由度を増大できる画像形成装置となし得る。
前項(10)に記載の発明によれば、スキャナ移動回数、印字枚数、給紙カセット抜き差し回数、扉開閉回数のうちの少なくともいずれかの指標に基づいて、前記データの転送開始タイミングを設定することができる。
前項(11)に記載の発明によれば、記憶装置としてのハードディスク装置の電源投入時間、電源投入回数、モータ起動時間、モータ起動回数、リードライトエラー回数、シークエラー回数、交代セクタ数、ヘッド退避回数のうちの少なくともいずれかの指標に基づいて、前記データの転送開始タイミングを設定することができる。
前項(12)に記載の発明によれば、動作モード、または処理中のデータ量の大小のうちの少なくともいずれかに基づいて、前記データの転送開始タイミングを設定することができる。
前項(13)に記載の発明によれば、前記データが保存されている記憶装置の領域に予め割り当てられたボックス毎の重要度に基づいて、前記データの転送開始タイミングを設定することができる。
前項(14)に記載の発明によれば、サービスマンやユーザが、オペレーションパネルからデータファイル毎にデータ重要度を設定したり、変更することができる。
前項(15)に記載の発明によれば、画像形成装置が複数個の記憶装置を備えている場合でも、各記憶装置毎に設定されたタイミングでバックアップを行うことができる。
前項(16)に記載の発明によれば、画像形成装置の使用履歴、使用状態、記憶装置の使用履歴、バックアップ対象データの重要度のうちの少なくともいずれかに基づいて、バックアップ対象データの転送開始タイミングを制御することができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る画像形成装置のバックアップシステムを示す構成図である。
図1において、20は画像形成装置としての多機能複合機であるMFP(Multi Function Peripherals)であり、このMFP20は、LAN等のネットワーク19を介して他の複数のMFP17,18と接続されている。
前記MFP20におけるシステムバス50には、CPU1、オペレ−ションパネル2、スキャナ3、メモリコントローラ4、プリント部7,通信インターフェイス(通信I/Fという)部9、ハードディスクコントローラ10、不揮発性メモリ6が接続されている。
前記オペレーションパネル2は、各種データ入力やモード選択などを行うための入力部(図示せず)や表示部(図示せず)などを有しており、ユーザ等によりハードディスク装置(HDD)11に格納されているデータファイル毎にデータ重要度を設定し、あるいは変更する際の入力操作にも使用される。
前記スキャナ3は、原稿を走査して画像を読み取るものであり、読み取られた画像データは必要な画像処理が施された後、プリント部7に送出され、あるいは外部装置へ送信され、あるいはHDD11に保存等される。
前記メモリコントローラ4にはメインメモリ5が接続され、メモリコントローラ4はこのメインメモリ5を制御する。また、前記ハードディスクコントローラ10には、記憶装置としてのHDD11が接続され、HDDコントローラ10はこのHDDを制御する
前記不揮発性メモリ6には、MFP20の使用履歴情報などが記憶されている。
前記通信I/F部9は、例えばNIC(Network Interface Card) のようなハードウェアと通信プロトコル・ソフトウェアとの組み合わせで構成される。
前記CPU1は、MFP20の全体動作を統括的に制御する。例えば、外部ネットワーク19に接続された外部MFP17,18との間でのデータ授受を、前記通信I/F部9を介して制御したり、MFP20および前記HDD11の使用履歴、使用状態、またはデータの重要度に基づいて、バックアップを要するデータを前記外部MFP17(18)に転送する際の転送開始タイミングを制御したり、各種の判断を行う。
このMFP20は、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能、およびスキャナ機能を有している。即ち、前記スキャナ3からの画像データを取り込み、電子写真方式のプリント部7により記録紙上に印字したり、ネットワーク19を介して接続されたパーソナルコンピュータ(PCという)などの情報端末(図示せず)から送られたアプリケーションデータ形式の印刷対象データを、CPU1、メモリコントローラ4およびメインメモリ5で印刷出力可能な画像データに変換して、プリント部7により記録紙上に印紙する。さらには、前記スキャナ3から取り込んだ画像データを外部のファクシミリ装置に送信したり、所定のアドレスに電子メール等により送信することができるようにもなっている。
また、PCやスキャナ3からの画像データは、HDD11に蓄積し、保存しておくことができる。このHDD11には、区分けされた記憶領域からなるボックスが形成されており、前記画像データは前記所定のボックスに保存される。また、ボックスに保存された画像データは、再プリント出力したり、前記オペレーションパネル2から画像データに付属する情報を確認したり、設定できるようになっている。
図2は、HDD11のボックスに保存されている画像データのリストをオペレーションパネル2の表示部に表示させた状態の画面図である。
この画面から画像データファイルを指定して、画像データの重要度をユーザーが設定したり、変更することができる。画像データの重要度は、画像データと対応してHDD11に保存される。
例えば、BOX番号1のBOXには、データファイル名がTMK00000〜TMK0004の5つのデータファイルが格納されており、そのうちの例えばデータファイル名TMK00000のデータファイルは、データ重要度が4(最重要)、作成日が2004年9月13日、データ量が300KBであることが表示されている。
ところで、前記CPU1は、データバックアップ開始タイミングの制御を行う際に、HDD11に対して、所定の詳細な使用履歴を要求するようになっている。
この使用履歴の把握には、一般に、SMART(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology) 情報と呼ばれているものを用いる。
このSMART情報には、図4のバックアップ判定基準テーブルに示すように、HDD11の電源投入時間、電源投入回数、モータ起動時間、モータ起動回数、リードライトエラー回数、シークエラー回数、交代セクター数、HDD11のヘッド退避回数などがある。ATA(AT Attachment)の規格において、SMART情報について定められている。
MFP20は、本来の機能であるプリント機能、コピー機能およびスキャン機能等の処理を実行するほか、図3に示すバックアップタイミング判定処理に基づいたバックアップタイミングで、HDD11のデータを前記ネットワーク19で接続された他のMFP17もしくはMFP18のHDD11に転送してバックアップさせる。
図3は、バックアップタイミング判定処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS101では、前記CPU1がHDD11からバックアップタイミング判定対象の画像データに付加された「データ重要度」を読み出す。
ついで、ステップS102では、CPU1がHDD11からその使用履歴であるSMRT情報を読み出し、ステップS103では、CPU1がMFP20の使用履歴を不揮発性メモリ6から読み出す。
MFP20の使用履歴の指標としては、例えば、スキャナ移動回数、印字枚数、給紙カセット抜き差し回数、前扉開閉数などがある。これらの動作はMFP20内に大きな振動を与え、この振動はHDD11の寿命に大きな影響を与える。
CPU1は、MFP20の本来の機能(プリント機能、コピー機能、スキャン機能等)を実行する中で、HDD11やMFP20の使用履歴を、前記HDD11や不揮発性メモリ6に蓄積しておく。
ついで、ステップS104では、CPU1が、バックアップタイミング判定対象の画像データに付加されたデータ重要度と、HDD11の使用履歴であるSMART情報と、MFP20の使用履歴とを勘案して、図4に示すバックアップ判定基準テーブルに基いて、図中の値を越えるものがあった場合にバックアップフラグを立てる。
このバックアップ判定基準テーブルでは、MFP20の使用履歴(スキャナ移動回数、印字枚数、給紙カセット抜き差し回数、前扉開閉数)とHDD11の使用履歴(電源投入時間、電源投入回数、モータ起動時間、モータ起動回数、リードライトエラー回数、シークエラー回数、交代セクター数、HDD11のヘッド退避回数)とに大別されている。
そして、それぞれの使用履歴指標が、データ重要度「4」(最重要)、データ重要度「3」(重要度大)、データ重要度「2」(重要度中)、データ重要度「1」(重要度小)の4段階に分けられており、重要度が低くなるほど閾値に達するまでの各使用履歴が長く設定されている。
例えば、スキャナ移動回数については、重要度4のデータの場合は、閾値が0つまり一度もスキャナ移動を行わない場合であってもバックアップフラグが立てられるが、重要度が3、2、1と低下するに従って、閾値は10万回、20万回、40万回と増えている。
表4に示した閾値の設定を行ったのは次の理由による。即ち、重要度が高いデータについては、MFP20やHDD11のダメージが少ない時期からバックアップを開始する設定とすることにより、前記HDD11の不用意な故障等によるデータ消失を未然に防ぐことができる。
また、重要度の低いデータについては、MFP20やHDD11の信頼性が低くなってきた段階でバックアップを開始する設定とすることにより、バックアップに用いられる他のMFPのHDDに対する記憶量の一層の削減を可能としたものである。
図3のフローチャートに戻って、ステップS105では、CPU1がバックアップフラグが立っているか否かを判断し、バックアップフラグが立っていれば(ステップS105でYES)、ステップS106では、図5に示すバックアップタイミングテーブルを参照し、バックアップタイミング判定対象のデータに付加されたデータ重要度(「4」〜「1」)に対応するバックアップタイミングでバックアップするように指示を出す。
バックアップフラグが立っていなければ(ステップS105でNO)、何もすることなく、処理を終了する。
例えば、バックアップタイミング判定対象のデータが重要度3である場合には、図5の表から、待機中にバックアップする設定となっているから、CPU1は、MFP20がコピー/スキャン/プリント等の処理を終え、待機中となったところでバックアップ処理を開始し、バックアップ処理が完了するまで、以後、待機中となるごとにバックアップ処理を継続する。
図5の設定では、前記CPU1による制御動作が多忙な順番を考慮して、バックアップタイミングが設定されている。CPU1が最も多忙な時は、プリント機能/スキャン機能/コピー機能等のうち複数の機能を同時に使用している「マルチ動作中」であり、その次がプリント機能/スキャン機能/コピー機能の「単独動作中」であり、その次が「待機中」、その次が「省エネモード(スリープモード)中」である。
重要度4のデータについては、前記マルチ動作中以外の使用状態のときにバックアップする設定となっている。これは、重要度の高いデータについては、MFP20のパフォーマンスの低下をあまり考慮することなく、迅速にバックアップを行うためである。なお、マルチ動作中の場合には、MFP20のパフォーマンスの低下を防止するため、重要度4の最重要データであってもバックアップは行わない。
重要度3のデータについては、MFP20のパフォーマンスの低下をさらに防止するため、待機中にバックアップを行う。
重要度2のデータについては、MFP20が多忙でない省電力モードの時にバックアップを行うものとなっている。これは、MFP20のパフォーマンスを重要度3のデータの場合よりもさらに低下させないようにするためである。
なお、図5では、最も低い重要度1のデータについては、バックアップしない設定となっている。
このように、上記バックアップシステムでは、MFP20およびHDD11の使用履歴からバックアップ用データの転送タイミングを制御する構成としたから、重要度の低いデータについては、MFP20やHDD11が寿命や信頼性が低下した時期を目安にし、その目安に基づいたタイミングでデータ転送を行えば、バックアップに用いる他のMFP17、18のHDDに対する記憶量が増大するのが最小限に抑えられ、これら他のMFP17、18が行う通常時のデータ保存動作に支障を及ぼすおそれが解消される。しかも、MFP20の使用状態を考慮し、本来の機能に対する制御負荷が大きくない時にバックアップを行うことにより、MFP20のパフォーマンスを損なうことなくバックアップを行うことができる。
また、重要度の高いデータについては、MFP20やHDD11の寿命や信頼性、さらにはMFP20の制御負荷の増大をあまり考慮することなく、バックアップを行うことにより、重要度の高いデータの消失の危険性を低減することができる。
図6は、前記4段階のデータ重要度(「4」〜「1」)毎のバックアップタイミングテーブルの別の実施形態を示すものである。
スキャンされた画像データや外部PCからプリント指示された画像データは、さまざまな画像処理を実行するためメインメモリ5に一時的に保存される。
CPU1は、この画像データをメインメモリ5に一時的に保存させる際に、画像データのデータ量を把握しておく。
図6のバックアップタイミングテーブルでは、重要度の高いデータ(例えば、重要度「4」の最重要データ)については、メモリに保存されたデータ量が多くCPU1が処理に忙しい場合であっても、前記データ量とは無関係に直ちにバックアップ処理を行い(ミラーリング)、重要度3のデータは、処理中の画像データ量が0.5MByte以上5MByte未満という比較的処理に余裕がある使用状態のときにバックアップを行い、重要度2のデータは、処理中の画像データ量が0.5MByte未満というさらに処理に余裕がある使用状態のときにバックアップを行う設定となされている。
また、重要度が最も低い1のデータは、「待機中」または「省電力モード時」にバックアップが行われる設定となっている。
このように、データの重要度とMFP20の使用状態とに基づき、重要度の高いデータについては、MFP20の制御負荷の増大を考慮することなく、バックアップを行うことにより、重要度の高いデータの消失の危険性を低減することができる。一方、重要度の低いデータについては、MFP20の制御負荷が大きくない時にバックアップを行うことにより、MFP20のパフォーマンスを損なうことなくバックアップを行うことができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。
例えば、上記実施形態では、画像データの重要度について、ユーザ等がオペレーションパネル2から画像データファイル毎に設定するようにしたが、HDD11のBOX単位で重要度を設定するようにしてもよい。具体的には、例えばBOX4に保存された画像データは、重要度「4」(最重要)で、BOX1に保存された画像データは、重要度「1」(重要度小)といったように設定することも可能である。
また、画像データの重要度は、外部ネットワーク19を介して接続された外部端末であるPCなどからプリントを指示する場合は、PCのプリンタドライバの画面上から設定するようにしてもよい。
さらに、図4に示すバックアップ判定基準テーブルや図5および図6に示すバックアップタイミングテーブルは、サービスマン等がオペレーションパネル2から設定変更できるようにしてもよい。
また、複数種類のHDD11を選択して取り付けられるようなMFP20においては、HDD11の種類ごとにバックアップ判断基準テーブルやバックアップタイミングテーブルを持つようにし、取り付けられたHDD11に応じて、バックアップ判定基準テーブルやバックアップタイミングテーブルを切り替えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、バックアップに用いられる記憶装置が、ネットワーク19を介して接続された他の画像形成装置17、18に備えられている場合を示したが、バックアップに用いられる記憶装置は画像形成装置に限定されることはなく、パーソナルコンピュータ等の情報機器の記憶装置等であっても良い。
また、上記実施形態では、データの重要度と、MFP20及びHDD11の使用履歴と、MFP20の使用状態とに基づいて、バックアップタイミングを制御するものとしたが、データの重要度、MFP20の使用履歴、HDD11の使用履歴、MFP20の使用状態のうちの少なくとも1つに基づいて、バックアップタイミングを制御する構成であればよい。例えば、データの重要度のみに基づいて、重要度の高いデータは早めに、重要度の低いデータは蓄積後一定時間経過したときにバックアップするものとし、重要度に応じて蓄積後バックアップ開始までの時間を設定しても良い。また、データの重要度とMFP20あるいはHDD11の使用履歴に基づいて制御しても良いし、データの重要度とMFP20の使用状態に基づいて制御しても良い。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置のデータバックアップシステムを示す構成図である。 画像形装置における記憶装置のBOXに蓄積・保存されている画像データのリストを、オペレーションパネルにて表示させた画面図である。 データバックアップタイミング判定処理を示すフローチャートである。 バックアップ判定基準テーブルを示す図である。 バックアップタイミングテーブルを示す図である。 バックアップタイミングテーブルの別の例を示す図である。
符号の説明
1 CPU(制御手段)
2 オペレーションパネル
11 記憶装置(HDD)
20 画像形成装置
17、18 他の画像形成装置
50 ネットワーク

Claims (16)

  1. 画像形成装置における記憶装置のデータを、外部の記憶装置に転送してバックアップする画像形成装置のデータバックアップシステムであって、
    前記画像形成装置の使用履歴、使用状態、画像形成装置における前記記憶装置の使用履歴、バックアップ対象データの重要度のうちの少なくともいずれかに基づいて、バックアップ対象データの転送開始タイミングを制御する制御手段を備えていることを特徴する画像形成装置のデータバックアップシステム。
  2. 前記画像形成装置の使用履歴の指標は、スキャナ移動回数、印字枚数、給紙カセット抜き差し回数、扉開閉回数のうちの少なくともいずれかである請求項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
  3. 前記記憶装置がハードディスク装置であり、
    前記ハードディスク装置の使用履歴の指標は、電源投入時間、電源投入回数、モータ起動時間、モータ起動回数、リードライトエラー回数、シークエラー回数、交代セクタ数、ヘッド退避回数のうちの少なくともいずれかである請求項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
  4. 前記画像形成装置の使用状態の指標は、マルチ動作中/待機中/省電力モード中などの動作モード、または処理中のデータ量の大小のうちの少なくともいずれかである請求項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
  5. 前記データの重要度は、前記データが保存されている記憶装置の領域に予め割り当てられたボックス毎の重要度である請求項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
  6. 前記データの重要度は、オペレーションパネルからデータファイル毎に設定変更可能である請求項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
  7. 前記画像形成装置の記憶装置が複数個存在する場合に、前記バックアップ対象データの転送開始タイミングを、各記憶装置毎に変更設定可能となされている請求項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
  8. 前記外部の記憶装置は、前記画像形成装置とネットワークを介して接続された他の画像形成装置に備えられている請求項1に記載の画像形成装置のデータバックアップシステム。
  9. 記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶されたバックアップ対象データを、外部の記憶装置に転送する転送手段と、
    自装置の使用履歴、使用状態、前記記憶装置の使用履歴、バックアップ対象データの重要度のうちの少なくともいずれかに基づいて、バックアップ対象データの転送開始タイミングを制御する制御手段と、
    を備えていることを特徴する画像形成装置。
  10. 前記自装置の使用履歴の指標は、スキャナ移動回数、印字枚数、給紙カセット抜き差し回数、扉開閉回数のうちの少なくともいずれかである請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記記憶装置がハードディスク装置であり、
    前記ハードディスク装置の使用履歴の指標は、電源投入時間、電源投入回数、モータ起動時間、モータ起動回数、リードライトエラー回数、シークエラー回数、交代セクタ数、ヘッド退避回数のうちの少なくともいずれかである請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 前記自装置の使用状態の指標は、マルチ動作中/待機中/省電力モード中などの動作モード、または処理中のデータ量の大小のうちの少なくともいずれかである請求項9に記載の画像形成装置。
  13. 前記データの重要度は、前記データが保存されている記憶装置の領域に予め割り当てられたボックス毎の重要度である請求項9に記載の画像形成装置。
  14. 前記データの重要度は、オペレーションパネルからデータファイル毎に設定変更可能である請求項9に記載の画像形成装置。
  15. 前記記憶装置が複数個存在する場合に、前記バックアップ対象データの転送開始タイミングを、各記憶装置毎に変更設定可能となされている請求項9に記載の画像形成装置。
  16. 画像形成装置の記憶装置に記憶されたバックアップ対象データを、外部の記憶装置に転送してバックアップするバックアップ方法であって、
    画像形成装置の使用履歴、使用状態、前記記憶装置の使用履歴、バックアップ対象データの重要度のうちの少なくともいずれかに基づいて、バックアップ対象データの転送開始タイミングを決定するステップと、
    決定した転送タイミングで、前記バックアップ対象データを外部の記憶装置に転送するステップと、
    を含むことを特徴するデータバックアップ方法。
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