JP2006518155A - 周波数分割多重方法とそのための装置 - Google Patents

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Abstract

無線送信機受信機装置は、送信機と受信機を装備している。送信機はチャネルインターバルに亘って周波数が変化する電磁搬送波を発生すると共に、そのチャネルインターバル中に情報信号によって前記搬送波を変調し、前記搬送波が前記チャネルインターバル中に周波数と前記情報信号の双方に関連して変調される。受信機は、周波数と前記情報信号の双方に関連して変調された搬送波を受信すると共に、チャネルインターバルに亘って周波数が変化する検波信号を発生し、更に、前記搬送波と前記検波信号を混合して情報信号を再生する。

Description

関連出願へのクロスレフェレンス
本出願は、2003年2月14日に提出された米国仮出願第60/447,633号と2003年2月17日に提出された米国仮出願第60/448,039号と2003年2月21日に提出された米国仮出願第60/448,772号と2003年2月28日に提出された米国仮出願第60/450,846号と2003年3月5日に提出された米国仮出願第60/452,512号と2003年3月10日に提出された米国仮出願第60/453,643号の利益を享受する。それらのうちのそれぞれの開示事項全体がここにあらゆる目的のために引用されて組み入れられる。
本発明は、周波数分割多重方法とそのための装置に関する。
いくつかのデジタル変調技術において、入力データストリームDiの一群の連続データビットが1シンボルによって表される。異なるデータビットの組み合わせは異なるシンボルによって表される。例えば、該一群の連続データビットが3ビットで構成されている場合、8つの可能な組み合わせが存在し、したがって8つの異なったシンボルが存在する。8つのシンボルを採用した、1つの普及しているタイプのデジタル変調は、8レベルの位相偏移キーイング(8−PSK)であり、そこでは8つの異なるシンボルが帯域表現における等角的に離間した8つの位相変位値を発生する。
この複素帯域表現において、各シンボルは従来ダブレット(I,Q)で表されていた。このシンボルのI成分とQ成分は直交変調器のそれぞれのポートに加えられるが、この変調器は搬送波を受信してI成分とQ成分の各値に応じて周波数変調及び/又は位相変調及び/又は振幅変調された信号を出力する。
直交周波数分割多重方式(OFDM)はデジタル変調技術であるが、その変調技術においては入力データストリームがいくつかのサブストリームに分解され、各サブストリームが一連のシンボルによって表され、そして、いくつか(数千まで)の一連のシンボルが一定周波数の各搬送波を変調するために使用されている。変調された各搬送波は総和されて伝送信号を生成し、それは受信機アンテナへの送信のために送信機アンテナに供給される。搬送波の数に等しくそれらの各搬送波に波長を合わせた各受信機は、それぞれ前記一連のシンボルを受信してそれらを検波する。そして、各一連のシンボルは、対応するサブデータストリームを再生するために使用され、そして、そのサブデータストリームは、HDTV信号であることもある元のデータストリームを再現するために結合される。各搬送波はそれらが直交するように十分に周波数的に離れている。言い換えれば、各受信機はそれ自身の搬送波のみを理解する。
本発明の第1の側面に関連して、「チャネルインターバルに亘って周波数が変化する電磁搬送波を発生する手段と、前記チャネルインターバル中に情報信号で前記搬送波を変調する手段とからなる無線送信機であって、前記搬送波が前記チャネルインターバル中に周波数と前記情報信号の双方に関連して変調されることを特徴とする無線送信機」が提供される。
本発明の第2の側面に関連して、「チャネルインターバル中に周波数と情報信号の双方に関連して変調された搬送波を受信する無線受信機であって、チャネルインターバルに亘って周波数が変化する検波信号を発生する第1の手段と、前記搬送波と前記検波信号を混合して前記情報信号を再生する検波器手段とからなることを特徴とする無線受信機」が提供される。
本発明の第3の側面に関連して、「入力データワードを受信して、搬送波のシステマティックな変調と前記データワードに関連した前記搬送波の変調を反映するデジタルシーケンスを発生する手段を具備する無線送信機」が提供される。
本発明の第4の側面に関連して、「入力データワードを受信してベースバンド信号のシステマティックな変調と前記データワードに関連した前記ベースバンド信号の変調を反映するデジタルシーケンスを発生する手段と、システマティックな変調と前記データワードに関連した変調の双方を行われた帯域信号を発生するようなサンプリング変換レートで前記デジタルシーケンスをアナログ形式に変換するデジタル−アナログ変換器とからなる無線送信機」が提供される。
本発明の第5の側面に関連して、「入力データワードを受信して搬送波の周波数変調と前記データワードに関連した変調を反映するデジタルシーケンスを発生する手段と、前記デジタルシーケンスをアナログ形式に変換するデジタル−アナログ変換器とからなる無線送信機」が提供される。
本発明の第6の側面に関連して、「周波数とデータワードの情報内容の双方に関連して変調された搬送波を受信する無線受信機であって、周波数について検波信号の変調を反映するデジタルシーケンスを発生する第1の手段と、前記デジタルシーケンスをアナログ形式に変換して検波信号を提供するデジタル−アナログ変換器と、前記検波信号と前記搬送波を混合して前記デジタルワードの情報内容を再生する検波手段とからなる無線受信機」が提供される。
本発明の第7の側面に関連して、「送信機受信機装置のために識別コードを発生する方法であって、p個のコードチップ(ボトムコード)の第1の擬似ランダムシーケンスをq個のコードチップ(ミドルコード)の第2の擬似ランダムシーケンスの各チップにより順次積算してp*q個のコードチップシーケンスであってp個のコードチップシーケンスがq個のコードチップシーケンスにおいて論理ハイ値の発生毎に一度再生されるものを発生する工程と、前記p*q個のコードチップシーケンスをr個のコードチップ(トップコード)の第3の擬似ランダムシーケンスの各チップにより積算してp*q*r個のコードチップシーケンスであってr個のコードチップシーケンスがr個のコードチップシーケンスにおいて論理ハイ値の発生毎に一度再生されるものを発生する工程とからなる方法」が提供される。
本発明の第8の側面に関連して、「シンボルのメニューとして表されたデジタルデータを送信する無線送信機であって、位相及び周波数のうちの少なくとも1つによって各シンボルが特徴付けられているものであり、各シンボルのデジタル表示を記憶する参照テーブルと、デジタルデータの一群の数字に関連して前記参照テーブルをアドレスするアドレス手段と、選択されたシンボルをアナログ形式に変換するデジタル−アナログ変換器を具備する無線送信機」が提供される。
本発明の第9の側面に関連して、「チャネルインターバルに亘って周波数が変化する電磁搬送波を発生する送信機であって、前記チャネルインターバル中に情報信号で前記搬送波を変調する手段を有し、前記搬送波が前記チャネルインターバル中に周波数と前記情報信号の双方に関連して変調されるものと、チャネルインターバル中に周波数と情報信号の双方に関連して変調された搬送波を受信する受信機であって、チャネルインターバルに亘って周波数が変化する検波信号を発生する第1の手段と、前記搬送波と前記検波信号を混合して前記情報信号を再生する検波器手段とからなる受信機を具備する無線送信機受信機装置」が提供される。
図面のいくつかにおいて、同じ参照番号は同じ若しくは均等の構成部分を示している。
図1に関連して、マスタクロック発振機4は10ns間隔でマスタクロックエッジを発生し、カウンタ6はそのクロックエッジを受信して320ns間隔で制御信号エッジを発生する。発振器4とカウンタ6は、各マスタクロックエッジに続く期間をそれぞれが10nsである32個のスロットに分割する。階段状波発生器8は、各マスタクロックエッジに応じて一定値Vstep分だけ増加し、そして、各制御信号エッジに応じて当初の電圧レベルV1にリセットされる電圧Vを有する出力信号を発生する。階段状波発生器の階段状波出力信号は、電圧制御発振器(VCO)10の制御入力に加えられる。階段状波信号の各ステップに関して、VCO10は一定の周波数のウェーブセグメント若しくはウェーブレットを発生し、そして、このウェーブセグメントの周波数はVCO10の出力信号の電圧と、更に、したがって直前のマスタクロックエッジに関連したウェーブセグメントによって占有されるタイムスロットに依存している。VCO10の出力信号は、反復的な階段状波信号に関連して0.1GHzのステップで3.2GHzと6.4GHzの間の周波数において階段状に伸びる。この発振器の出力信号は、復素変調器12の搬送波入力に加えられる。一般に、期間t=0からt=2MT(Tは各ステップの継続時間であり、2Mはステップ数である)の間、t=iTからt=(i+1)T(i=−M…M−1)のタイムスロットにおいてのVCO10の出力信号は次の式によって記述される。
1 VOSC=COS2πωi
ここで、ωi=ω0+iωstepである。図示の実施の形態の場合、2πω0=3.2GHzであり、2πωstep=0.1GHzである。周波数ω0…ωM-1のそれぞれは、送信機受信機装置の通信チャネルである。したがって、各タイムスロットは周波数掃引インターバル中のチャネルインターバルである。
データソース14は二値入力データストリームDinをシリアルインパラレルアウトレジスタ16に供給するが、そのレジスタ16は3連続ビットの各グループを用いてシンボル参照テーブル18にアドレスする。3連続ビットの値に依拠して、シンボル参照テーブルは8つのダブレット(I,Q)のうちの1つを選択し、選択されたダブレットのI成分とQ成分をそれぞれ復素変調器12の同相入力と直交入力に供給する。入力データストリームDinのビットレートは、階段状波形の各ステップの間において1つのダブレットが発生されるようなものである。復素変調器の出力信号は、VCO10の出力周波数における信号であり、VCO10の出力信号に対する位相偏移の8つの等角分散値(0も含む)のうちの1つを有する。VCOの出力信号の周波数は階段状波発生器8の出力信号に応じて段階式に変動するので、復素変調器の出力信号の周波数も同様に段階式に変動する。
図2は、復素変調器の出力信号の波形を略式に図示しているが、なお、図2は3.2GHzと6.4GHzの間のスロープ上の各周波数において中心を有する32個の変調エンベロープを示している。図2の場合、各エンベロープは8つの可能な位相偏移値のうちの1つを示している。
再び図1に言及すると、復素変調器の出力信号は、増幅器を介して、送信機アンテナ20に供給され、対応する信号が誘導により受信機アンテナに発生されて直交混合器24に供給される。スレーブ発振器26とカウンタ28と階段状波発生器30は、送信機のマスタ発振器4とカウンタ6と階段状波発生器8と同じ方法で協働し、階段状信号を発生してVCO32の制御入力に加えられる。このようにして、VCO32の出力信号は、0.1GHzのステップで3.2GHzと6.4GHzの間の周波数において階段状に変動する。その操作が以下に詳述される、タイミング再生回路34はスレーブ発振器26とカウンタ28を時々リセットし、それらがマスタ発振器4とカウンタ6に同期するようにする。
タイミング再生回路34は、また、タイミング信号をデータ再生回路36に供給し、そのデータ再生回路はそれらの信号を用いてシンボルを再生し、入力データストリームDinに整合する出力データストリームDoutを発生する。
個々のウェーブセグメントが周波数において離れており時間的にも重複しないので、それらは直交していて入力データストリームから出力データストリームへのビット変換時に曖昧さが存在しない。更に、各ウェーブセグメントが320ns期間のうちの各マスタクロックエッジに続くたった10nsだけを占有するので、いずれかのウェーブセグメントの周波数における平均電力レベルは低い。
本発明の好適な実施例においては、搬送波周波数は図1と図2に関連して説明したような階段状に変化することはないが、周波数掃引インターバルの間に線型に周波数増減する。周波数掃引インターバルは、マルチチャネルインターバルに分割され、各チャネルインターバルにおいて搬送波の位相は送信されるべきシンボルに対応した選択値に設定される。チャネルインターバルの数が2Mであり、k番目のシンボルがm番目のチャネルインターバルにおいて送信され、そして、各シンボルがN個のサンプリングから合成される場合、変調された搬送波の理想的な又はプロトタイプの波形は2つのインターリーブされたシーケンスであるIシンボル(Isymbol)(n,m,k)とQシンボル(Qsymbol)(n,m,k)によって表すことができる。
Figure 2006518155
ここで、Ak,mとBk,mは、チャネルm内のシンボルkの振幅変調であり、Aφk,mとBφk,mは、チャネルm内のシンボルkの位相変調であり、AWnとBWnはシンボル窓関数であり、Nはサンプリング内のシンボルの長さであり、nはシンボルのサンプリングインデックスであり、Mはシステムの直交サンプリングレートでの単一サイドバンドチャネルの数であり、mはそのシステムのチャネルインデックスである(−M≦m<M)。
本発明の好適な実施例においては、振幅変調は存在せず、位相変調は8レベルの位相偏移キーイングであり、Mは16であり、各シンボルは32個のIサンプリング値と32個のQサンプリング値によって表される。
1つの周波数掃引インターバルにおける2M個のチャネルのそれぞれは、K個の位相偏移値のうちの1つを有することができ、各ウェーブセグメントはN個のサンプリング値によって構成される。
図3に図示された変調に関連して、図1に関連して説明されたような発振器とカウンタとからなることもあるか、又は、適切なタイミング信号を発生するための機能的に均等な手段からなることもあるタイミング発生器40が、320nsの間隔で鋸歯状波発生器44をトリガし、続いて、鋸歯状波発生器の出力信号の電圧が320nsの期間中ずっと当初の値V1から線型に増加し、そして、その後、瞬時に当初の値V1に戻る。鋸歯状波発生器44の出力信号はVCO10の制御入力に加えられるが、それは鋸歯状波発生器44の連続するトリガとトリガの間の各320nsのインターバルに亘って3.2GHzから6.5GHzの周波数において線型に増加する出力信号を発生する。例えば3.2GHzから3.3GHzである32個の周波数インターバルのそれぞれは、図3に示された送信機受信機装置の通信チャネルである。時間的にも周波数的にも制限されている、個々のチャネルは周波数掃引インターバル内のそれぞれのチャネルインターバル又はタイムスロットに限られている。
図1の場合と同様に、シンボル参照テーブルはIとQの値を出力し、それらは復素変調器12に供給され、そして、その復素変調器がIとQの値によって表されたシンボルに関連して位相変調された出力信号を提供する。しかし、図1の場合とは異なり、搬送波周波数は階段状よりもむしろ線型に増加する。
アナログ−デジタル変換器(ADC)46I,46Qは、直交混合器24のアナログ出力信号U,Vを受信し、その信号をデジタル形式に変換する。タイミング再生回路34はアンテナ信号からタイミング情報を引き出しタイミング発生器48の動作を制御して鋸歯状波発生器52を鋸歯状波発生器44に同期させる。データ再生器50は、IとQの値を再生するために、信号U,Vを復調して、ダブレット(I,Q)によって表されたシンボルを逆マップし、更に、3データビットの対応するシーケンスを出力する。復素変調器12と直交混合器24の図3に示されたアナログ実施例は機能的ではあるが、変調と復号がデジタル領域で行われることは好適である。なぜならば、デジタル回路部品のほうが電力制限を行うことができ、より簡単に実施例を提供うることが可能だからである。図4に図示された送信機と受信機は、それぞれ、単独のCMOSチップに実装されることが可能である。
図4の場合、タイミング発生器は、3.2GHzの周波数Fclkを有するサンプリング変換クロック信号を発生すると共に、レジスタ16にデータビットをクロックするパルスと10nsの間隔でインクリメントされる5ビットの信号も発生する。図4は、形式(チャネル、データ)を有するアドレスによってアドレス可能なシンボルマッピングテーブル54を図示している。アドレスのチャネル部分はタイミング発生器40によって提供されるが、データ部分は入力データストリームDin内の3つの連続するデータビット群によって提供される。それぞれのアドレス可能な位置において、テーブル54はワードIdigitalとワードQdigitalを保存する。位置(チャネル_m、データ_k)に保存されたワードIdigitalとQdigitalは、シンボルkにマッピングすると共にシリアライザー58I,58Qによって32個の2ビットワードのシーケンスにそれぞれ変換されるデータビットに応じてチャネルインターバルmの初めにおいてそれぞれ並行ビット式に読み出される。各シリアライザーは、チャネルインターバルm中において均一な間隔で24個の2ビットワードの適切なシーケンスを出力する。このデジタルワードのシーケンスは、各DAC62に加えられ、DACはサンプリング変換クロック信号の制御の下でそのデジタルワードをアナログ形式に変換する。それぞれの2ビットワードは、3つの正当な値のうちの1つを有する。その値に基づいて、DACによって受信されたそれぞれの2ビットワードは、正電圧(+1)又は負電圧(−1)若しくは全くパルスがない(0)に変換される。DAC62Qの変換時間は、DAC62Iに比べてクロック周期の半分だけ遅延されており、したがって、2つのDACの出力パルスシーケンスは互いに時間的にずれている。2つのDACの変換時点が交互にくるので、直交するDACは6.4GHzの組み合わせた有効サンプリング変換レートを有する。2つの互いにずれたパルスシーケンスIanalogとQanalogが出力加算器によって結合されて送信機アンテナに加えられるが、それは復元フィルタとしても利用され適切に変調された搬送波信号を送信する。
明らかに、各DAC62の出力信号のスペクトラムが上と下にFclk/2の奇数倍に中心をおくサイドバンドを有している。例えば、もしチャネルインターバル中に各DACに加えられたパルスシーケンスの基本周波数成分がそのチャネルインターバルの間に1.6GHzから1.5GHzに線型に減少した場合、3Fclk/2の周波数(4.8GHz)に中心をおく下方のサイドバンドは3.2GHzから3.3GHzに線型に増加する。加算器の出力信号の位相が2つのパルスシーケンスの基本周波数成分の各位相に依存している。したがって、変換レートを一定に保ちながらそのDACに加えられたパルスシーケンスの周波数成分を調節することによって、4.8GHzに中心をおく2つのサイドバンドは搬送波周波数における3.2GHzから6.5GHzへの所望の線型増加を提供する。
例えば、この直交変調器が上記のように8レベルの位相偏移キーイングを実装している場合、同相部分によってシンボルインターバル中に出力加算器に供給された信号の基本成分は、図5に示す若干掃引されたサイン曲線66のようであるかも知れない。直交部分によって出力加算器に供給された信号の基本成分は、加算器の出力信号がDAC62Iの出力信号に関連して所望の位相を有するサイン曲線であるような、サイン曲線66に関して同相であるサイン曲線である。
受信機において、タイミング発生器48は送信機のタイミング発生器40と同期されており、更に、テーブル52をアドレスして各タイムスロット中に一対のワードIcとQcを出力させる。ワードIcとQcは、kに依存している項を含んでいないことを除いて、テーブル54に保存されたワードに対応している。送信機の場合のように、これらの並行ビットワードはシリアライザーによって2ビットのワードのシーケンスに変換され、そして、その2ビットワードは直交DACによってパルスシーケンスに変換される。2つのパルスシーケンスは復元され、そして、その結果掃引された正弦関数のアナログ信号が受信機アンテナ信号と混合されて信号UanalogとVanalogを発生するが、それらの信号はデジタル形式に変換されてタイミング再生機能と復調及び逆マップ機能を実現するDSPエンジン70に供給される。このDSPエンジンは、信号UanalogとVanalogを復調しI値とQ値を再生してそのシンボルを逆マップしてデータビットDinに整合する、対応するデータビットDoutを出力する。DSPエンジンは、また、制御信号をタイミング発生器48に供給して、送信機のタイミング発生器40との同期を保持する。
図4の場合のDAC62に供給された信号は2ビットワードで構成されているが、他の実装例においてDAC62に供給されたワードが2ビットを越えるビットを有するか又は1ビットのみを有するようにすることが必要であるか又は望ましいことは明らかである。
1つの周波数掃引インターバル中に生じた32個のタイムスロットのそれぞれに対して、掃引された正弦関数の搬送波の8つの可能な位相偏移値が存在する。よって、送信機アンテナに供給されたウェーブセグメントは、8*32すなわち256個の異なる波形を想定できる。
図6に関連して、タイミング発生器40は傾斜信号の周波数掃引インターバルの各チャネルインターバル毎に5ビットのカウンタ74をインクリメントし、そのカウンタの5ビットの出力とレジスタ16の3ビットの出力が256個のアドレス可能な位置のそれぞれにおいて64個の三進法値を表すデータセットを保存している参照テーブルにアドレスするために使用される。その64個の三進法値は、それぞれが各々+1と0と−1に相当する3つの正当な値を有する2ビットワードとして保存されうる。選択されたアドレス可能な位置におけるデータセットは、参照テーブルから読み出されてシリアライザーに加えられ、そのシリアラーザーはそのデータセットによって表された64個の三進法値(−1と0と−1)のシーケンスに対応する64個の電圧パルス(−Vvと0vと+Vv)のシーケンスを出力する。そのシリアライザーはその電圧パルスを増幅器に供給し、それが送信機アンテナ20をドライブする。このように、1つの周波数掃引インターバル中において連続するチャネルインターバルに対応するカウンタの32個の可能な出力値のそれぞれに対して、参照テーブルはそれぞれがチャネルインターバル中のウェーブセグメントにおいて可能な8個の波形に相当する8個のデータセットを保存し、これらのデータセットのうちの1つがレジスタ16によって提供された3ビットのデータ値に基づいて選択される。送信機アンテナは、シリアライザーによって提供された電圧パルスのシーケンスによって表された、掃引された正弦波形を再構築する。チャネルインターバルはすべて同じ期間であり、各チャネルインターバル内のウェーブセグメントは同数(64個)のサンプルによって表されるがパルスのパターンは周波数範囲と波形の位相偏移に依存してそのウェーブセグメントが適切な波形を有するように選択される。
受信機において、タイミング発生器78は、タイミング発生器40に同期して5ビットのカウンタをインクリメントし、そのカウンタの5ビットの出力がそれぞれ32個のアドレス可能な位置において32個の三進法値の2つのグループを表すデータセットを保存している参照テーブルにアドレスするために使用される。送信機の動作と同様の仕方で、選択されたアドレス可能な位置におけるデータセットは、参照テーブル82から読み出され、32個の三進法値の2つのグループがそれぞれ各シリアライザーに加えられる。各シリアラーザーは受信する三進法値のシーケンスに対応する32個の電圧パルス(−Vvと0vと+Vv)のシーケンスを出力する。それらのシリアライザーによって供給された電圧パルスは再構築されて直交混合器に供給される。2つの電圧パルスシーケンスに由来する波形は、90度まで位相的にずれた、若干掃引されたサイン波形である。DSPエンジン86はタイミング発生器とカウンタを制御して、参照テーブル82のアドレッシングが参照テーブル54のアドレッシングと同期するようにする。32個のデータセットが参照テーブル85から連続的に読み出されたとき、結果生じた連鎖的なウェーブセグメントは所望の入力信号を直交混合器に提供する。
2つの参照テーブルを採用して、そのそれぞれがアドレス可能の位置のそれぞれにおいて32個の2ビットワードを保存すると共に異なるやり方で所望の有効なサンプリング変換レートを得るために、1つの電圧パルスのシーケンスを他のシーケンスに対してサンプリング期間の半分まで遅延することが可能であることは明らかである。
このように、図3の場合には、送信機が周波数変調された搬送波を受信して入力信号に由来するシンボルに関連してその搬送波を位相的に変調するが、一方、図4の場合には、入力デジタルデータが所望の周波数と位相変調を有するベースバンド信号の時間と共に発展することを表すデータワードを派生するために使用され、そして、適正な変換レートで作動するDACを用いて所望の周波数と位相変調を有する帯域信号がそのデータワードをアナログ形式に変換することによって生成されることも明らかである。このデータワードは所望に応じて参照テーブルを使用することによるか、又は、デジタル計算によって得ることができる。図6の装置は、所望のウェーブセグメントのデジタル表現をシンボルと周波数掃引インターバルにおけるチャネルインターバルの位置から直接得ることで、周波数と位相情報の組み合わせを更にアップストリーム側にシフトする。
図6は、送信に適切な帯域信号を発生する直接的な方法を図示している。このことは送信信号を発生するための、更なる周波数変換又は帯域変換方式に対するベースバンドを排除するものではない。
これまで説明してきた実施の形態は、連続するウェーブセグメントが受信機アンテナで受信されている間の各インターバルが時間的に重複していないことを前提に設計されたものである。したがって、例えば、図1に示す受信機は、階段状信号発生器がVCO30の周波数を増加して3.3GHzにおける信号エネルギーを検出する前に、3.2GHzにおいてすべての信号エネルギーを受信ことができる。しかし、映像データのための短距離インドア用送受信機のような本発明の代表的な実施例においては、送信機アンテナと受信機アンテナの間には複数の伝搬路が存在しており、マルチパス遅延が結果として同時に飛んでいるマルチチャネル(それぞれが個別のシンボルを有する)となり、第1のチャネルにおけるウェーブセグメントのエネルギーが第2のチャネルにおけるウェーブセグメントのエネルギーと同時に受信することができるようにする。マルチパス環境下において、受信機は、第1のチャネルの信号エネルギー検出を最大にするために、最も短い遅延を有してパスの受信インターバルの初めから最も遅い遅延を有してそのパスの受信インターバルの最後まで第1のチャネル上に存在すべきである。受信機は、したがって、複数のヘロダイン及び復調受信機セクションを装備しなければならない。1つの方法は、2M個の個別のヘテロダイン及び復調受信機セクションを用いることである。しかしながら、このことは非効率的であり、連続的かつ周期的に活動する(2M個よりも少ない)複数の受信機セクションを用いることが好適である。図7は、受信機アンテナ22が5個の受信機セクションに接続された実施例を図示している。
図7に示された各受信機セクションは図3に示された実施の形態に基づくものである。よって、各受信機セクションはVCO30によりドライブされる直交混合器24を有する。ADC46の両出力信号は復調及び逆マップ回路50に供給される。共通のタイミング再生及びVCO制御回路90は、それぞれ5つの受信機セクションの復調及び逆マップ回路の動作を制御するタイミング信号を発生すると共に、それぞれ5つのVCOの動作を制御する5つの階段状信号も発生する。これらの階段状信号の波形は、受信機セクション1のVCOがチャネル0−5のタイムスロットにおいてチャネル0を復調するために適切な周波数で動作し、次いで、チャネル6の周波数に切り替えてチャネル6−11のタイムスロットにおいてはその周波数のままであるようなものである。同様に、受信機セクション2のVCOはチャネル1−6のタイムスロットにおいてチャネル1を復調するための周波数に調整され、次いで、チャネル7の周波数に切り替える。一般的に、P個の受信機セクションが存在する場合、各受信機セクションは時間的に(P−1)個のタイムスロットに相当する分だけ時間的に重複する。所定の周波数掃引インターバルにおいてチャネルmのエネルギーを検出するために選択された受信機セクションは、チャネルmの初めからチャネルm+(P−1)の終わりまでチャネルmに調整されたままである。このように、受信機はマルチパスエネルギーを検出することが可能である。デジタル信号処理技術の使用は復調及び逆マップ回路がマルチパスエネルギーから位相情報を再生し、信号対雑音比を向上することを可能にする。
図7は、5つの受信機セクションを有する装置を図示している。しかし、本発明の実際の実施の形態おいては5個以上の受信機セクション若しくはそれ以下の受信機セクションであることもある。
図7は、5つの受信機セクションそれぞれに対して個別の復調及び逆マップ回路を示している。しかし、復調及び逆マップ機能は単独のDSPエンジンによっても実行されうる。
図8は、P個(少なくとも3つ)のアナログ受信機セクションが連続的かつ周期的に活動状態になる実施例を略式に示している。このP個のアナログ受信機セクションは同一であり、p番目(p=1…p)のセクションの第1の混合器がpの値に依存する周波数で混合信号を受信する。図9は、たった1つのアナログ受信機セクションを必要とする実施例であって、タイムスロットに依存する周波数で信号との混合がデジタル領域において遂行されるものを示している。
上記のラジオ送受信機は、データがいくつかのデバイス間で送受信されるピコネット(piconet)を実現するためにも使用される。あるピコネットの空間領域が他のピコネットの空間領域と重複することもあるので、1つのピコネットの受信機がそれ自身のピコネットの送信機によって送信されたデータを特定することができるべきであると共に、別のピコネットの送信機によって送信されたデータを無視すべきであるようにする必要がある。更に、受信機が、高度の信頼性を有してそれがそれ自身のピコネットの送信機によって送信されたものであるとして特定するデータを受信することを可能にすべきであるようにする必要がある。更に、ピコネットがいくつかの送信機を装備することもあるので、同じピコネット内の複数の送信機によって送信されたデータとデータの混信を避ける必要もある。
これらの目的を完遂するために、各送信機はパケットでデータを送信すると共に、ピコネット内のすべての送信機が送信するパケットに付けるためにそれらの送信機によって使用される固有の識別コード(IDコード)が各ピコネットに付与される。このIDコードは、受信機がそのメンバーであるピコネット内の送信機によって送信されるパケットのみを検出することを可能にする。更に、各ピコネットは、タイムスロットをピコネット内の異なる送信機に割り当てる仲裁子(アルビトレータ(arbitrator))を有する。
図10に関連して、各パケットはID(又はsync)コードと均等化(EQUALIZATION)シーケンスとヘッダ(HEADER)とペイロード(PAYLOAD)とからなる。均等化シーケンスは、マルチパス環境を測定してタイミングの微調整をするために推測的なシンボルシーケンスを受信機に提供する。ヘッダは、パケット長やペイロードの性質や送信機の指定や目的の受信機の指定などのデータを含む。上記のように、IDコードは送信機を有するピコネットに固有のものである。
図11に示す送信機は、図6に示した構造に基づくものである。(図示しない)制御器は送信機によって実行される動作シーケンスを制御して送信されるべき各データ(ヘッダとペイロード)パケットに対して送信機はまずIDコードをアセンブルして送信し、次いでデータを送信する。そのデータはIDコードに対して正確に定義された時間で送信開始される。
送信機は、ピコネット用のIDコードを発生する疑似ランダム数(PN)発生器110を有する。参照テーブル54は、可能な様々なデータビットシーケンスに対応するシンボルだけでなく、3つのコード(ここではボトムコード(bottom)とミドルコード(middle)とトップコード(top)と称する)も保存している。便宜的にすべて3つのコードはここでは2値コードと称するが、ボトムコードとミドルコードは3値コードでもよい。PN発生器は、以下に詳述する、ボトムコードにミドルコードを乗算する第1の乗算器118とボトムコードとミドルコードの積にトップコードを乗算する第2の乗算器122を有する。トップコードがミドルコードに拡張し、ミドルコードがボトムコードに拡張することは明らかである。第2の乗算器122の出力はピコネットのIDコードであり、それはシリアライザー58に供給される。本発明の実施例においては、ボトムコードは31個の2値チップを有し、ミドルコードは64個の2値チップを有し、更に、トップコードは16個の2値チップを有する。他の技術を用いるよりもむしろ3つの短いコードを乗算することによってIDコードを形成することは、行われなければならない加算操作数に関して好適である。
ピコネットの送信機と受信機のそれぞれは、同じトップコードとミドルコードとボトムコードを保存しており、したがって、それぞれは同じIDコードを発生する。トップコードとミドルコードとボトムコードが2進数で構成されているけれども、算術処理のために、論理ハイと論理ローの値は、それぞれ1と0よりもむしろ+1と−1に変換され、例えば、論理ローに乗算された論理ローが論理ローになるのではなく論理ハイとなるようにする。このように、各コードは対極にあるコードであり、シリアライザー58によって提供される対応する電圧パルスは+Vvと−Vvである。
本発明の好適な実施の形態において、ボトムコードはピコネットにとって固有であり、ミドルコードもピコネットにとって固有である。トップコードはピコネットに固有のものである必要はなく、実際、同じトップコードがすべてのピコネットに利用されうる。好適には、異なるピコネットのボトムコードは直交する(それぞれピコネットに割り振られた別々のコードが低い共通点を有することを意味する)と共に、異なるピコネットのミドルコードも直交する。
タイミング発生器40は、PN発生器110を制御してシンボル参照テーブルがパケットのデータ(ヘッダとペイロード)を提供する直前にIDコードをシリアライザー58に供給する。
送信されるべき各パケットに対して、31個のボトムコードチップがレートRbottomで第1の乗算器118の第1の入力に供給され、そして、ミドルコードビットがRbottom*64に相当するレートRmiddleで乗算器118の第2の入力に供給される。それぞれの1/Rbottomの期間において、第1の乗算器はボトムコードの1つのチップにミドルコードの64個のチップのそれぞれを乗算し、そして、64個の中間的なチップシーケンスをレートRbottomで第2の乗算器122の第1の入力に供給する。このようにして、第1の乗算器は、31*64個の中間的なチップシーケンスを提供する。ボトムコードチップが+1であるか又は−1であるかに応じて、64個の中間的なチップの31個のシーケンスのそれぞれがミドルコードに整合するか又はその逆となる。31*64個の中間的なチップシーケンスは、ここではより低位のコードと称される。
16個のトップコードチップが参照テーブルから並列に読み出されて第2の乗算器122に供給される。それぞれの1/Rmiddleの期間において、第2の乗算器はより低位のコードの1つのチップをトップコードの16個のチップのそれぞれで乗算し、そして、16個のIDコードチップを並列にシリアライザーに供給する。より低位のコードチップが+1であるか又は−1であるに応じて、16個のIDコードチップの31*64グループのそれぞれがトップコードに整合するか又はその逆となる。シリアライザーは、16個のIDコードチップの(31*64)グループをシリアル形式に変換しIDコードを形成する31,744個(31*64*16)のチップシーケンスをレートRmiddle*16で提供する。
IDコードID1とID2によって定義されている2つのピコネットを考えてみる。各IDコードがチャネルであると考えることも可能である。2つのピコネットが同じトップチャネルを共有していると考えられたとしても、それらは異なるサブチャネルを有する。
トップコードID1=トップコードID1
ミドルコードID1≠ミドルコードID2
ボトムコードID1≠ボトムコードID2
トップコードとミドルコードとボトムコードの自己相関はすべて1に等しく、すべての相互相関が1/30に等しいものと想定する。ID1の自己相関が1に等しく、また、ID2の自己相関も1に等しい。ID1とID2の相互相関はトップコードの相互相関とミドルコードの相互相関とボトムコードの相互相関の積に等しい、すなわち、1*1/30*1/30である。このように、ピコネットID間の隔たりにはほとんど60dBが存在する。
受信機においては、ボトムコードとミドルコードの積を再生するためにIDコードは受信機のトップコードと相関関係がある。この技術を用いるには、トップコードそれ自体はむしろ低度の自己相関性すなわち自己相関関数がワイドなピークを有するようなシャープさを有するべきであるが、しかし、IDコードの自己相関ピークはトップコードの長さに等しい。
低度の自己相関性を有する基準に合致したある既知の一連のコードは、いわゆるウォルシュ(Walsh)コードであり、それは低自己相関性と低相互相関性を有する。
シリアライザー58は、IDコードを受信して対応する電圧パルスシーケンス(論理ハイに対しては+Vであり、論理ローに対しては−Vである)を出力する。そのシリアライザーはその電圧パルスを増幅器130に供給するが、その増幅器は送信機アンテナ20をドライブする。その送信機アンテナは、シリアライザー58によって提供された電圧パルスシーケンスの波形とほぼ同じである波形を復元する。受信機アンテナ22は対応するIDコード信号をトップコード相関器148と低位コード相関器152からなる相関器144に提供する。
少しの間、受信機アンテナ22によって提供されたIDコード信号が正確にシリアライザー58の出力に整合しているものとする。トップコード相関器148は、そして、シリアライザー58によって提供された電圧パルスシーケンスに正確に整合する電圧パルスシーケンスを受信する。そのトップコード相関器は、ピコネットのローカルに発生されたトップコードを形成する16個の2値チップシーケンスと受信機アンテナ22で受信したIDコード信号の16個の連続する電圧パルスの連続グループを比較して、該シーケンスを通じて一度に一パルス分前進する。トップコード相関器148が16個の連続パルスグループとトップコードの間で整合を検出した場合、それはローカルに発生されたトップコードが1/Rmiddle内において時間的にIDコードのトップコードの正の繰り返しのうちの1つと整合されることを示唆する。そして、相関器は16パルスづつ電圧パルスシーケンスを前進すると共に、ローカルに発生されたトップコードと16個の連続電圧パルスの各グループの相関が、低位コードの対応するチップが+1であるの場合に最大値を有し、そして、低位コードの対応するチップが−1であるの場合に最小値を有する。このように、トップコード相関器148の出力信号は低位コードである。
もちろん、相関器144によって受信された信号の波形がシリアライザー58によって提供された電圧パルスシーケンスの波形と正確に整合するものではないが、しかし、両波形の相違は整合を決定するときに起こりそうなエラーに影響を及ぼすも、このエラーは容認可能な程度に小さなままである。
図11に再び言及して、トップコードとの相関関係は、IDコードの16個のチップに対応する期間、すなわち、1/Rmiddle内にトップコード相関器148によって受信されたIDコード信号にトップコードの16個のコードチップを対極的な電圧パルスシーケンスに変換することによって発生された信号を乗算して、1/Rmiddleの期間中積信号を積分することにより、アナログ領域で達成される。好適には、トップコード相関器は、アンテナから直接的に受信すると共に1−15チップ期間のそれぞれの分だけ遅延したものとして、トップコードパルスシーケンスを同時にIDコード信号で乗算する16個の位相を有する。それとは別に、16個以下の位相も用いられることがあり、最良の相関関係を提供する遅延を決めるためにある可変量だけ遅延したIDコードも用いられることがある。いずれの場合においても、(図示しない)制御器が最良の相関関係を提供する遅延を選択し、トップコード相関器はトップコードと選択された量だけ遅延されたIDコード信号の相関を低位コード相関器152に供給する。
トップコード相関器の出力信号は、低位コード相関器152に加えられるが、低位コード相関器は低位コード信号をローカルに発生したミドルコードとボトムコードに相関する。トップコード相関器によって提供された信号においてトップコード整合のシーケンスがミドルコードと明確に相関していることと、更に、ミドルコード整合のシーケンスがボトムコードと明確に相関していることを低位コード相関器がわかった場合には、低位コード相関器は複素混合器24を稼働し、タイミング発生器48を始動する出力信号を提供するが、それは上記のようなやり方でDSPエンジン64に関連して動作し、パケットのデータ部分内のシンボルを検出し、復調し、そして、逆マッピングする。
トップコード相関器のタイミング分解能がミドルコードの周期、すなわち、1/(Rmiddle)に等しいことは明らかである。したがって、タイミング発生器は受信機の動作に十分な精度を有してタイミング合わせをすることができ、データパケットからデータを引き出す。
受信信号チップとトップコードの間の整合を特定することは、整合の検出の確実性と整合のタイミング精度の間の妥協を含んでいる。相互相関関数が時間領域で狭いピークを有する場合、トップコードに対する受信したIDコードチップシーケンスのタイミングは高精度で決定することができるが、整合が検出されない比較的に高い危険性が存在する。反対に、相互相関関数が相当数のサンプリングに亘って矩形である場合、整合が検出されない危険性はほとんど存在しないが、受信したIDコードチップシーケンスのタイミングを高精度で計算することは不可能である。
トップコードがWalshコードである場合、トップコードのIDコードとの相互相関関数は3角形の突出部を有する。したがって、トップコードのIDコードとの相関は遙かに高精度で潜在的にIDコードのタイミングを引き出すことができる。反対に、ある実施例においては、相関器がIDコードにおけるトップコードの発生を検出することができず、したがって、整合に復帰しない高度の蓋然性がむしろ存在している。ある実施例において、相関器が高度の蓋然性を有して整合を検出すべきであることが望ましいが、しかし、相関器が高精度でIDコードシーケンスのタイミングを示す必要はない。
図13に関連して、本発明の好適な実施の形態においては、PN発生器110がコードAとコードBと称する2つのトップコードを発生する。トップコードAが、
A=[−1 −1 +1 +1 −1 −1 +1 +1 +1 +1 −1 −1 +1 +1 −1 −1]であり、トップコードBが、
B=[−1 +1 −1 +1 +1 −1 +1 −1 +1 −1 +1 −1 −1 +1 −1 +1]であるとする。
トップコードAの自己相関関数は図13Aに示されており、トップコードBの自己相関関数は図13Bに示されている。図11の場合のように、乗算器118は、31*64個の中間コードチップのシーケンスからなる低位コードをレートRmiddleで乗算器122の第1の入力に提供する。各期間1/Rmiddleの間、トップコードAの16個のチップとトップコードBの16個のチップは並列的に読み出され、コードAの各チップとコードBの対応するチップの平均値がトップコードCを組み合わせた3値(+1,0,−1)として乗算器12の第2の入力に供給される。送信機は、IDコードのボトム*ミドル*Cを表すアナログ信号を送信する。
ここでコードB*を定義する。コードB*はトップコードシーケンスの長さの半分だけ遅延したコードB(コードBは[−1 +1 −1 +1 +1 −1 +1 −1 +1 −1 +1 −1 −1 +1 −1 +1]である)に等しい。
コードB*は、[+1 −1 +1 −1 −1 +1 −1 +1 −1 +1 −1 +1 +1 −1 +1 −1]である。
上記に定義されたコードAとコードBの場合、コードB*の自己相関関数の最大値は、コードAの自己相関関数の最小値とされる。
コードAのIDコードに対する相互相関関数の絶対値とコードB*のIDコードに対する相互相関関数の絶対値の和が直角の突出を有することが見られる。図13C参照。したがって、コードAのIDコードに対する相互相関関数の絶対値とコードB*のIDコードに対する相互相関関数の絶対値の和は一定であって、コードAと一方でコードB*他方でIDコードの間での特定のタイミング関係の達成に依存するものではない。
図12に言及すると、アナログのアンテナ信号はコードAとコードB*をそれぞれ乗算するチャネルAとチャネルBを有する相関器170に供給される。アナログの積信号がレートRmiddleでデジタル形式に変換され、結果のデジタル積信号がDSPエンジン174に供給されてミドルコードとボトムコードでその積信号を相関する。その結果の信号は、IDコードとそれぞれコードAとコードB*の相関と共に変動する波形を有する。それらの信号の絶対値が計算されて、それらの絶対値の和が閾値レベルを越える場合、相関器170は上記のように複素混合器24を稼働してタイミング発生器48を始動する。したがって、相関器170がコードAとコードB*に対してアナログのアンテナ信号のタイミングを調整することなく、荒い調整や中間的な調整や微調整を達成することは明らかである。タイミング再生回路は、荒い(1/Rmiddle)タイミング分解能を提供する。タイミング微調整は均等化シーケンスと推測コードのローカルに発生されたレプリカとの比較によって達成される。
受信機においてコードAに対してコードB*を遅延する代わりに、送信機においてむしろコードAに対してコードBを前進することが可能であることが明らかである。更に、図11がトップコードとIDコード信号の間の相対的な遅延がIDコード信号を遅延させることによって行われることを示しているが、その代わりにトップコード信号を遅延することも可能である。更に、相関性を最大にするために、トップコード相関器の少数の位相を用いて繰り返し遅延を調整することも可能である。
好適には、トップコードはWalshコードである。図12の実施の形態の場合には、コードAとコードBの周波数範囲がずれており不当に重複するものではないように2つのコードが好適に選択され、したがって、両コードは広い周波数範囲を提供する。
好適な装置においては、複素混合器24が相関器170のトップ混合器と時間的に共有される。同様に、A/D変換器と他のアナログ回路部品はタイミング再生とシンボル再生の2つの機能の間で共有されること可能である。なぜならば、パケット同期とデータインターバルが重複するものではなくそれらの間に切り替えとセットリングのためのガードインターバルを有するからである。
本発明の好適な実施の形態は、マルチパス遅延に対して長い繰り返しインターバル(同一チャネルにおける送信と送信の間のインターバル)を提供するが、それはシンボル相互の干渉を排除するか又はそれを減少するものである。近接したシンボルーシンボル周波数空間は、デジタル信号処理エンジンにおける複数の受信機の位相の同時処理を容易にする。しかし、低マルチパスエネルギーが存在した見通しのできる場合、近接したシンボルーシンボル周波数空間は重要ではなく、連続する周波数チャネルは鋸歯上で隣接する必要はなく周波数領域で離間しておいてもよい。この場合、送信機受信機の双方は、決められた計画に関連して周波数領域においてホップすることができる。図6に関連して説明された実施例は、特に、そのような方式に適用可能である。なぜならば、搬送波周波数が掃引VCOの操作の代わりに参照テーブルの内容に基づいて合成されているからである。
本発明が上記の特定の実施の形態に限定されるものではないことは明らかであり、特許請求の範囲に記載された発明の範囲を逸脱することなく、各種の変更をなすことが可能であることも明らかである。例えば、本発明の上記の実施の形態のそれぞれにおいては搬送波周波数が掃引周波数インターバル中においてチャネル毎に増加したが、各チャネルが直交することのみが必要であり、したがって、搬送波周波数が掃引周波数インターバル中においてチャネル毎に減少するような他の何らかの方法で搬送波周波数がチャネル毎に変化することも可能である。更に、上記は単独の階段状又は鋸歯状波形についてのみ説明したが、インターリーブされるべき2又はそれ以上の階段状又は鋸歯状波形も、それらがチャネル同士の直交性を失わないように十分間隔をあけているものであることを条件に、可能である。また、複数の鋸歯波形がタンデム(1つものの直後に他のものが続くようにすること)に配置されることもでき、電力ピークレベルを増やすことなく電力出力を増加するようにして同じ情報を送信することもできる。この場合、第1の鋸歯の連続するチャネルが連続的にシンボルS1,S2,S3,S4などを送信し、そして、第1の鋸歯に対して1シンボルインターバル分だけ遅延されている第2の鋸歯の連続するチャネルが連続的に、例えば、シンボルS1,S2’,S3,S4’(’は補完を示す)を送信する。傾斜部の傾斜に基づくこの送信機エネルギーの時間的な拡張も、ある管轄における政府規制を満たすために、送信機の瞬間的な帯域幅を増やす。本発明は、8レベルの位相偏移キーイングに関連して説明されてきたが、その動作原理が他の変調技術にも適用できることは明らかである。文脈上他のものが示されていない限り、請求項において言及された構成要素の数量例は、1の例又はそれ以上の例に対する言及であり、少なくとも陳述された構成要素の数を必要とするものではあるが、特許請求の範囲から陳述されたその構成要素の例以上数を有する構造や方法を排除することを意図するものではない。
上述したように、本発明は、周波数分割多重方法とそのための装置を用いたデジタル変調技術などに利用される。
本発明の理解を容易にするために、そして、同一物をどのようにして実現するのかを示すために、例示目的で、添付の図面に言及する。
本発明の実施の形態の第一の送信機受信機装置の略式ブロック図である。 時間の関数としての周波数の変化を表すグラフである。 本発明の第二の実施の形態を表す略式ブロック図である。 本発明の更なる実施の形態を表す略式ブロック図である。 本発明の更なる実施の形態を表す略式ブロック図である。 本発明の更なる実施の形態を表す略式ブロック図である。 本発明の更なる実施の形態を表す略式ブロック図である。 マルチパス信号エネルギーを再生するための技術を略式に図示している。 マルチパス信号エネルギーを再生するための技術を略式に図示している。 本発明の実施の形態の送信機装置を用いて送信されるデータパケットのフォーマットの略図である。 本発明の更なる実施の形態を表す略式ブロック図である。 本発明の更なる実施の形態を表す略式ブロック図である。 図12の実施の形態の動作を理解するために役立つグラフである。

Claims (32)

  1. チャネルインターバルに亘って周波数が変化する電磁搬送波を発生する手段と、前記チャネルインターバル中に情報信号で前記搬送波を変調する手段とからなる無線送信機であって、前記搬送波が前記チャネルインターバル中に周波数と前記情報信号の双方に関連して変調されることを特徴とする無線送信機。
  2. 前記搬送波を変調する手段が位相偏移キーイングによって搬送波を変調する手段を具備することを特徴とする前記請求項1に記載の無線送信機。
  3. 前記電磁搬送波を発生する手段が、繰り返し鋸歯状波信号を発生する鋸歯状波信号発生器と、該鋸歯状波信号発生器の出力信号に応じて搬送波を発生する電圧制御発振器を具備することを特徴とする前記請求項1に記載の無線送信機。
  4. 前記搬送波を変調する手段が情報信号として2値データストリームを受信して、該2値データストリームを連続する2進数の連続するグループに分ける手段と、該連続する2進数の各グループに応じてシンボルを発生する手段を具備することを特徴とする前記請求項1に記載の無線送信機。
  5. 前記搬送波を変調する手段が更に直交変調器を具備しており、更に、前記シンボルが同相成分と直角位相成分を有することを特徴とする前記請求項4に記載の無線送信機。
  6. 前記搬送波を変調する手段が前記搬送波の位相変調を反映するデジタルシーケンスを発生する手段を具備することを特徴とする前記請求項1に記載の無線送信機。
  7. チャネルインターバル中に周波数と情報信号の双方に関連して変調された搬送波を受信する無線受信機であって、チャネルインターバルに亘って周波数が変化する検波信号を発生する第1の手段と、前記搬送波と前記検波信号を混合して前記情報信号を再生する検波器手段とからなることを特徴とする無線受信機。
  8. 前記第1の手段が鋸歯状波発生器と電圧制御発振器を具備し、前記検波器手段が前記搬送波を前記検波信号と該検波信号の位相偏移されたレプリカに混合する直交混合器を具備することを特徴とする前記請求項7に記載の無線受信機。
  9. 入力データワードを受信して、搬送波のシステマティックな変調と前記データワードに関連した前記搬送波の変調を反映するデジタルシーケンスを発生する手段を具備する無線送信機。
  10. 前記入力データワードを受信する手段が複数のアドレス可能な位置を有するシンボル参照テーブルを具備し、前期各位置がシンボルセグメントと周波数セグメントを有するアドレスによってアドレス可能であることを特徴とする前記請求項9に記載の無線送信機。
  11. 前記搬送波のシステマティックな変調が周波数変調であり、前記データワードに関連した変調が位相変調であることを特徴とする前記請求項9に記載の無線送信機。
  12. 入力データワードを受信してベースバンド信号のシステマティックな変調と前記データワードに関連した前記ベースバンド信号の変調を反映するデジタルシーケンスを発生する手段と、システマティックな変調と前記データワードに関連した変調の双方を行われた帯域信号を発生するようなサンプリング変換レートで前記デジタルシーケンスをアナログ形式に変換するデジタル−アナログ変換器とからなる無線送信機。
  13. 入力データワードを受信して搬送波の周波数変調と前記データワードに関連した変調を反映するデジタルシーケンスを発生する手段と、前記デジタルシーケンスをアナログ形式に変換するデジタル−アナログ変換器とからなる無線送信機。
  14. 周波数とデータワードの情報内容の双方に関連して変調された搬送波を受信する無線受信機であって、周波数について検波信号の変調を反映するデジタルシーケンスを発生する第1の手段と、前記デジタルシーケンスをアナログ形式に変換して検波信号を提供するデジタル−アナログ変換器と、前記検波信号と前記搬送波を混合して前記デジタルワードの情報内容を再生する検波手段とからなる無線受信機。
  15. 前記検波手段が位相変調を検波すると共に、該位相変調に関連してシンボルを出力してシンボルを逆マップし、前記デジタルワードを構成するデジタルビットのシーケンスを提供することを特徴とする前記請求項14に記載の無線受信機。
  16. 送信機受信機装置のために識別コードを発生する方法であって、p個のコードチップ(ボトムコード)の第1の擬似ランダムシーケンスをq個のコードチップ(ミドルコード)の第2の擬似ランダムシーケンスの各チップにより順次積算してp*q個のコードチップシーケンスであってp個のコードチップシーケンスがq個のコードチップシーケンスにおいて論理ハイ値の発生毎に一度再生されるものを発生する工程と、前記p*q個のコードチップシーケンスをr個のコードチップ(トップコード)の第3の擬似ランダムシーケンスの各チップにより積算してp*q*r個のコードチップシーケンスであってr個のコードチップシーケンスがr個のコードチップシーケンスにおいて論理ハイ値の発生毎に一度再生されるものを発生する工程とからなる方法。
  17. 各コードチップが、論理ハイ及び論理ロー(2値と3値の双方をカバーする)からなる群から選択された値を有すると共に、前記方法が論理ハイと論理ハイの積が論理ハイであり、論理ローと論理ローの積が論理ハイであるようなルールに関連してコードチップを積算する工程を具備していることを特徴とする前記請求項16に記載の方法。
  18. コードチップの第1と第2のシーケンスのうちの少なくとも1つが3値チップのシーケンスであることを特徴とする前記請求項16に記載の方法。
  19. コードチップの第1と第2のシーケンスのうちの少なくとも1つがゴールド(Gold)、カサミ(Kasami)、m−シーケンスコードに関連した値を有することを特徴とする前記請求項16に記載の方法。
  20. コードチップの第3のシーケンスが2値チップのシーケンスであることを特徴とする前記請求項16に記載の方法。
  21. 論理ハイに論理ハイを加えた和が3値ハイであり、論理ローに論理ローを加えた和が3値ローであり、論理ハイに論理ローを加えた和が3値ゼロであるようなルールに関連して、チップ毎に、r二値コードチップの第一のシーケンスにr二値コードチップの第二のシーケンスを加えることによってrコードチップシーケンスを発生する工程を具備することを特徴とする前記請求項16に記載の方法。
  22. 2値コードチップ(コードA)の第一のシーケンスの自動相関係数がu成分の遅延時において最大値を有し、2値コードチップ(コードB)の第二のシーケンスの自動相関係数がv成分の遅延時において最小値を有し、更に、前記方法が、識別コード信号に対しての前記第一と第二のシーケンスの受信機における相関の間に時間差が存在するようにして受信機における識別コードチップのシーケンスを表す識別コード信号を前記第一のシーケンスと第二のシーケンスに相関付ける工程を具備していることを特徴とする前記請求項21に記載の方法。
  23. 前記時間差が(u成分−v成分)であることを特徴とする前記請求項22に記載の方法。
  24. 前記識別コード信号と前記第一のシーケンスの相関の絶対値と前記識別コード信号と前記第二のシーケンスの相関の絶対値の和を構成する工程を具備していることを特徴とする前記請求項22に記載の方法。
  25. r個の2値コードチップの第一のシーケンスとr個の2値コードチップの第二のシーケンスが、それぞれウォルシュ(Walsh)コードに関連した値を有することを特徴とする前記請求項21に記載の方法。
  26. 送信機からp*q*r個のコードチップシーケンスを送信して、受信機において、送信されたp*q*r個の識別コードチップシーケンスを表す信号をr個のコードチップシーケンスに相関付けし、それによって、p*q個のコードチップシーケンスを再生することを特徴とする前記請求項16に記載の方法。
  27. 前記コードチップの第3の擬似ランダムシーケンスが、ウォルシュ(Walsh)コードに関連した値を有する2値コードチップシーケンスであることを特徴とする前記請求項16に記載の方法。
  28. シンボルのメニューとして表されたデジタルデータを送信する無線送信機であって、位相及び周波数のうちの少なくとも1つによって各シンボルが特徴付けられているものであり、各シンボルのデジタル表示を記憶する参照テーブルと、デジタルデータの一群の数字に関連して前記参照テーブルをアドレスするアドレス手段と、選択されたシンボルをアナログ形式に変換するデジタル−アナログ変換器を具備する無線送信機。
  29. 各シンボルが位相によって特徴付けられており、前記参照テーブルが複数の周波数において各シンボルのデジタル表示を保存しており、前記アドレス手段がデジタルデータの一群の数字に関連して、そして、予め選択された周波数に関連して前記参照テーブルにアドレスすることを特徴とする前記請求項28に記載の方法。
  30. 前記アドレス手段が予め選択された周波数シーケンスに関連して前記参照テーブルにアドレスすることを特徴とする前記請求項29に記載の方法。
  31. 前記アドレス手段が循環的に繰り返される周波数シーケンスに関連して前記参照テーブルにアドレスすることを特徴とする前記請求項30に記載の方法。
  32. チャネルインターバルに亘って周波数が変化する電磁搬送波を発生する送信機であって、前記チャネルインターバル中に情報信号で前記搬送波を変調する手段を有し、前記搬送波が前記チャネルインターバル中に周波数と前記情報信号の双方に関連して変調されるものと、
    チャネルインターバル中に周波数と情報信号の双方に関連して変調された搬送波を受信する受信機であって、チャネルインターバルに亘って周波数が変化する検波信号を発生する第1の手段と、前記搬送波と前記検波信号を混合して前記情報信号を再生する検波器手段とからなる受信機を具備する無線送信機受信機装置。
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