JP2006503887A5 - - Google Patents

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JP2006503887A5
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  1. 式(II):
    Figure 2006503887
    [但し、Mが、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステン又は周期表第III族の遷移元素若しくはランタニド元素を表し、
    1、R2、R4、R5、R7及びR8が、同一でも異なっていても良く、それぞれ水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、C1〜C20アルキル、置換基としてC1〜C10アルキル基を有していても良い3〜8員のシクロアルキル、C6〜C15アリール、アルキル部分に1〜10個の炭素原子を有し、アリール部分に6〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール、アルキル部分に1〜10個の炭素原子を有し、アリール部分に6〜20個の炭素原子を有するアリールアルキル、−OR10、−SR10、−N(R102、−P(R102又は−Si(R103{但し、R10が、同一でも異なっていても良く、それぞれC1〜C10アルキル、C6〜C15アリール、C3〜C10シクロアルキル、アルキルアリール(これらの基は部分的又は完全にヘテロ原子で置換されていても良い)を表す。}を表し、
    3及びR6が、同一でも異なっていても良く、それぞれ水素、−OR11、−SR11、−N(R112又は−P(R112{但し、R11が、同一でも異なっていても良く、それぞれC1〜C10アルキル又はC3〜C10シクロアルキルを表す。}を表し、
    13〜R17が、同一でも異なっていても良く、それぞれ水素、C1〜C20アルキル、置換基としてC1〜C10アルキル基を有していても良い5〜7員のシクロアルキル、C6〜C15アリール又はアリールアルキル(これらの隣接する基が一体化して炭素原子数4〜15個の環式基を形成しても良い)、又は−Si(R183{但し、R18が、同一でも異なっていても良く、それぞれC1〜C10アルキル、C6〜C15アリール又はC3〜C10シクロアルキルを表す。}を表し、そして
    基R16とZが合体して[T(R25)(R26)]m−E−基
    {但し、Tが、同一でも異なっても良く、それぞれケイ素、ゲルマニウム、スズ又は炭素を表し、
    25及びR26が、それぞれ水素、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル又はC6〜C15アリールを表し、
    mが、1、2、3又は4を表し、そして
    Eが、
    Figure 2006503887
    (但し、R19〜R23が、同一でも異なっていても良く、それぞれ水素、C1〜C20アルキル、置換基としてC1〜C10アルキル基を有していても良い5〜7員のシクロアルキル、C6〜C15アリール又はアリールアルキル(これらの隣接する基が一体化して炭素原子数4〜15個の環式基を形成しても良い)、又は−Si(R243(但し、R24が、同一でも異なっていても良く、それぞれC1〜C10アルキル、C6〜C15アリール又はC3〜C10シクロアルキルを表す。)を表す。)
    を表す。}
    を形成する。]
    で表されるラセミ体メタロセンビフェノキシド錯体。
  2. 式(II)のR17及びR23が水素ではない請求項1に記載のラセミ体メタロセンビフェノキシド錯体。
  3. 式(II)のR1及びR8が嵩高い置換基である請求項1又は2に記載のラセミ体メタロセンビフェノキシド錯体。
  4. 式(II)のR3及びR6が、それぞれメトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、tert−ブチルオキシ、シクロプロピルオキシ又はシクロヘキシルオキシである請求項1〜3のいずれか1項に記載のラセミ体メタロセンビフェノキシド錯体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のラセミ体メタロセンビフェノキシド錯体を製造する方法であって、
    下記の連続工程:
    a)式(IVa)及び(IVb):
    Figure 2006503887
    [但し、R13、R14、R15及びR17が、同一でも異なっていても良く、それぞれ水素、C1〜C20アルキル、置換基としてC1〜C10アルキル基を有していても良い5〜7員のシクロアルキル、C6〜C15アリール又はアリールアルキル(これらの隣接する基が一体化して炭素原子数4〜15個の環式基を形成しても良い)、又は−Si(R183{但し、R18が、同一でも異なっていても良く、それぞれC1〜C10アルキル、C6〜C15アリール又はC3〜C10シクロアルキルを表す。}を表し、そして
    19、R20、R21及びR23が、同一でも異なっていても良く、それぞれ水素、C1〜C20アルキル、置換基としてC1〜C10アルキル基を有していても良い5〜7員のシクロアルキル、C6〜C15アリール又はアリールアルキル(これらの隣接する基が一体化して炭素原子数4〜15個の環式基を形成しても良い)、又は−Si(R243{但し、R24が、同一でも異なっていても良く、C1〜C10アルキル、C6〜C15アリール又はC3〜C10シクロアルキルを表す。}を表す。]
    により表される化合物を好適な脱プロトン剤により脱プロトン化する工程、
    b)脱プロトン化された化合物(IVa)及び(IVb)を、下記:
    [T(R25)(R26)]mHal2
    [但し、Halが、F、Cl、Br又はIのハロゲン置換基を表し、
    Tが、同一でも異なっても良く、それぞれケイ素、ゲルマニウム、スズ又は炭素を表し、
    25及びR26が、それぞれ水素、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル又はC6〜C15アリールを表し、そして
    mが、1、2、3又は4を表す。]
    で表される化合物と反応させ、次いで好適な脱プロトン剤により脱プロトン化を繰り返し行って式(IIIa):
    Figure 2006503887
    [但し、M2が、アルカリ金属イオン又はアルカリ土類金属イオンを表し、そして
    pが、M2がアルカリ金属土類イオンの時は1を表し、M2がアルカリ金属イオンの時は2を表し、
    T、R25、R26及びmが前記と同義である。]
    で表される化合物を形成する工程、
    c)式(IIIa)の化合物を、式(I):
    Figure 2006503887
    [但し、Mが、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステン又は周期表第III族の遷移元素若しくはランタニド元素を表し、
    Xが、同一でも異なっていても良く、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、水素、C1〜C10アルキル、C6〜C15アリール、アルキル部分に1〜10個の炭素原子を有し、アリール部分に6〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール、−OR9又は−NR9 2{但し、R9が、同一でも異なっていても良く、それぞれC1〜C10アルキル、C6〜C15アリール、C3〜C10シクロアルキル、アルキルアリールを表す。}を表し、
    nが、1〜4の整数で、且つ(Mの原子価−2)に相当し、
    1、R2、R4、R5、R7及びR8が、同一でも異なっていても良く、それぞれ水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、C1〜C20アルキル、置換基としてC1〜C10アルキル基を有していても良い3〜8員のシクロアルキル、C6〜C15アリール、アルキル部分に1〜10個の炭素原子を有し、アリール部分に6〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール、アルキル部分に1〜10個の炭素原子を有し、アリール部分に6〜20個の炭素原子を有するアリールアルキル、−OR10、−SR10、−N(R102、−P(R102又は−Si(R103{但し、R10が、同一でも異なっていても良く、それぞれC1〜C10アルキル、C6〜C15アリール、C3〜C10シクロアルキル、アルキルアリール(これらの基は部分的又は完全にヘテロ原子で置換されていても良い)を表す。}を表し、そして
    3及びR6が、同一でも異なっていても良く、それぞれ水素、−OR11、−SR11、−N(R112又は−P(R112{但し、R11が、同一でも異なっていても良く、それぞれC1〜C10アルキル又はC3〜C10シクロアルキルを表す。}を表す。]
    で表される遷移金属錯体と反応させ、次いでこうして得られた混合物を−78〜250℃の温度で加熱する工程
    を含むことを特徴とする方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のラセミ体メタロセンビフェノキシド錯体を、オレフィン性不飽和化合物の重合のための触媒又は触媒の成分として、或いは立体選択合成における試薬又は触媒として使用する方法。
JP2004545930A 2002-10-25 2003-10-22 比較的短い時間で異性化を可能にするアンサ−メタロセンビフェノキシドのラセモ選択的製造 Expired - Lifetime JP4571500B2 (ja)

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