JP2006500041A - 少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガム - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガムに関する。
本発明によれば、少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガムは、たとえば軟化剤などを加える前に、改善された食感を示す。すべての予測および開示先行技術に反して、生分解性チューインガムポリマーを組み合わせれば、たとえばガムベースにおいてまたは最終ガムにおいて、所望のチューインガム食感特性が実際に得られることが実現された。

Description

本発明は、少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガムに関する。
軟化剤はチューインガムに用いられるエラストマーの食感を調整するために普通に用いられる小分子構造体である。軟化剤を生分解性ポリマーに適用しようとするときには、所望の食感になる前に軟化剤がポリマーを溶かす傾向にあるという問題がある。
本発明の目的は、食感を調節する際に、チューインガム構造全体を溶解することなしに、ある所望の食感のチューインガムを提供することである。
本発明のさらなる目的は、従来のチューインガムと同等の食感を有する完全に生分解性のチューインガムを得ることである。
従来技術によれば、チューインガムのガラス転移温度に重点が置かれてきた。生分解性のチューインガムを取り扱うときは殊更である。
ガラス転移温度Tgはポリマーの性質に顕著な変化が起きる温度として大まかに定義できる。Tgはポリマー構造が、加熱すると「ゴム状」に、冷却すると「ガラス状」に変わる温度である。Tgはいわゆる二次転移、すなわち熱容量の変化は伴うが、潜熱を有しない熱転移と見なせる。
チューインガム業界の従来技術によれば、たとえば国際特許公開WO00/19837および米国特許第5672367号に開示されているようにチューインガムのガラス転移温度が約37℃を下回るようにするために、多大の努力がなされてきた。言い換えると、チューインガムユーザーがチューインガムを咀嚼したり、口の中で事実上暖めたときに、チューインガムの状態がガラス転移温度より低い温度からガラス転移温度より高い温度に変化できるようにすべきである。
一方、チューインガム一般に適用されることであり、たとえば米国特許第5,523,098号に開示されていることであるが、チューインガムのガラス転移温度は通常予測される貯蔵温度、すなわち10℃〜12℃より著しく低くすべきではない。この理由のために、ブロッキングを抑えるために、起こりうる上昇を和らげるための著しい努力がなされてきた。そのような輸送温度および貯蔵温度は費用効率が悪いといわれている。そういった温度は、ある地域への輸送あるいはある地域からの輸送の際には事実上実現不可能な場合もある。したがって、米国特許第5,523,098号には、コールドフローが起きると別々のガムベースのペレットまたはスラブがくっついたり融け合わさったりし、そのため個々のスラブまたはペレットをコンテナまたはカートンから引き離すことができなくなると明記されている。ペレット化した、またはスラブ状に注型したガムベースはガラス転移温度以上の温度で貯蔵あるいは輸送すると型くずれする可能性がある。重力の影響で、これらのスラブまたはペレットは、他のペレットまたはスラブと塊になったり、凝集したりする。
こういった要求は国際特許公開WO00/19837および米国特許第5,672,367号のいずれにも反映されており、その中では比較的ガラス転移温度の高い単一のポリマーを含有する生分解性チューインガムが開示されている。
しかし、従来技術の生分解性チューインガムの欠点は、その生分解性エラストマーのポリマーが本来、従来のエラストマーとは違う挙動をするということにある。従来技術では、これらの性質の違いを、得られるチューインガムのガラス転移温度を望ましい性質が得られるはずの約37℃より低い温度に厳密に保つことに焦点を当てて対処してきた。
しかし、上に記載したようなチューインガムの欠点は、最終的に得られる食感が従来のチューインガムとは異なるかもしれないということである。
本発明の一目的は、従来のチューインガムと同等の食感を持った生分解性チューインガムを得ることである。
本発明の一目的は、通常のまたは少なくとも実質的に従来のチューインガムの流通条件で実際に運送、配布でき、かつ一方ではチューインガムにしたときに許容される食感となる生分解性チューインガムを提供することである。
本発明は、少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガムに関する。
本発明によれば、少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガムは、たとえば軟化剤を添加するよりも前に、改善された食感を示す。色々な予想や先行技術の開示に反して、たとえばガムベースまたは最終的なガム中の生分解性チューインガムポリマーを組み合わせた場合に所望のチューインガムの食感特性が実際に得られる可能性があることが分かった。
生分解性ポリマーを実際に、たとえば少なくとも1種類の生分解性エラストマーと少なくとも1種類の生分解性合成樹脂代替物とで、適当なポリマーガムベースに配合することができるという事実が、完全に生分解性の市販のチューインガムを提供できる可能性を切り開いたのである。
本発明によれば、チューインガムは、一定のあるいはある所望の放出プロフィールを長時間にわたって可能にするために、異なる生分解性ポリマーを含有するのが好ましい。
本発明によれば、生分解性ポリマーをベースにして作ったチューインガムが、従来のベースで作られたチューインガムの場合に比べて、香味料、有効成分またはたとえば甘味料の放出特性が改良されるということが分かった。具体的には、異なる生分解性ポリマーを用いた結果、典型的には、完全咀嚼状態において従来のチューインガムと比べて、非常に異なる放出特性が得られることがはっきりした。
さらに、本発明によれば、所望の放出プロフィールを得るために、異なる放出プロフィールを探し求めて実際にうまく設定することが可能であることが明らかとなった。
本発明の一実施形態においては、その少なくとも2種類の異なるポリマーは親水性である。
ポリマーの親水性挙動の程度はポリマーによって著しく異なることがあるということには注意すべきである。しかし、生分解性ポリマーが従来のポリマーよりも親水性であるというのは、一般的事実である。
典型的な生分解性ポリマーは比較的親水性である。
本発明の一実施形態においては、その少なくとも2種類の異なるポリマーの間の分子量の差は少なくともMnで1000g/モルである。
本発明の一実施形態においては、その少なくとも2種類の異なるポリマーの間の分子量の差は少なくともMnで10000g/モルである。
本発明の一実施形態においては、その少なくとも2種類の異なるポリマーの間の分子量の差は少なくともMnで50000g/モルである。
適用する生分解性ポリマー間の分子量差を比較的大きくすれば、食感の面でも、たとえばチューインガムの放出の面でも、調整の可能性が大きくなった。
本発明の一実施形態においては、前記の少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーのうちの少なくとも1種類は生分解性エラストマーを含んでおり、前記の少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーのうちの少なくとも1種類は生分解性可塑剤を含有しており、その生分解性可塑剤は少なくとも1種類の生分解性ポリマーを含有する。
従来技術によれば、生分解性チューイングの分野で、従来のチューインガムの食感特性と同等の食感特性を有するチューインガムを提供するための試みがなされてきた。たとえばUS6,153,231によれば、生分解性エラストマーをベースとするチューインガムは従来の可塑剤によって生じるべたつきを排除して、1種類のエラストマーをベースとして作るのが好ましいことが認識されている。
本発明の好ましい実施形態によれば、生分解性ポリマー可塑剤を、べたつきについての妥協のないエラストマーと組み合わせることが実際上可能であることが分かった。さらに、改良された食感は生分解性の可塑剤をチューインガムまたはガムベースに混入することによって得られることが分かった。
さらに重要なチューインガムの特性も従来の生分解性の単一または2元のエラストマー系に比べて改良できる。
本発明の一実施形態においては、前記生分解性可塑剤の分子量は500〜19,000g/モルの範囲であり、1,500〜9,000g/モルMnの範囲内であることが好ましい。
本発明の一実施形態においては前記の少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーは異なるガラス転移温度Tgを有している。
本発明によれば、使用する生分解性ポリマーの少なくとも2種類が異なるガラス転移温度を有する場合に、従来のチューインガムと同等の食感を有する生分解性チューインガムを得ることができることが分かった。言い換えると、使用する生分解性ポリマーはガラス転移温度に関して少なくとも2つの異なる性質を持ったハイブリッドポリマーのガムベースまたはチューインガムを形成する。
本発明によれば、使用する生分解性ポリマーのうちの少なくとも1種類はガムベースまたは最終チューインガムのコールドフローを抑えるために使用することができ、他の生分解性ポリマーの少なくとも1種類は所望の食感に関する性質を持ったチューインガムを得るのに使用することができる。
言い換えると、本発明によれば、使用するチューインガムの生分解性ポリマーに関して期待される要求は、本発明による追加のポリマーを使用する場合、著しく緩やかになるであろうということが分かった。
したがって、本発明によれば、コールドフローに関して最終製品の輸送を容易にするという重要問題さえ、またこれは予期しなかったことであるが、少なくとも1種類の安定化用生分解性ポリマーを用いるという手段、たとえば比較的ガラス転移温度の高い生分解性ポリマーを、安定化用ポリマーとは別のガラス転移温度を持った別の生分解性ポリマーと混合することによって対処できる。典型的には、少なくとも1種類のさらなる生分解性ポリマーはたとえば比較的低いガラス転移温度を有するエラストマーから選択することができる。
さらに、本発明によれば、生分解性ポリマーをガムベースまたはチューインガム組成物に混ぜると従来のポリマーに比べていくらか弱くなることが分かり、またさらに異なるガラス転移温度を持つ少なくとも2種類のポリマーの食感改良混合物を使用すれば、この軟化剤に対する弱さは埋め合わせできることが分かった。したがって、単一Tgのチューインガムのポリマーブレンドに比べて食感が改良されるという事実によって、構造を弱くする軟化剤の必要性は減少することになるかもしれない。
本発明の一実施形態においては前記の少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーは異なるガラス転移温度Tgを有している。
本発明によれば、使用する少なくとも1種類の生分解性ポリマーはガムベースまたは最終チューインガムのコールドフローを抑えるのに使用することができ、少なくとも1種類の別のものは食感に関するチューインガムの所望の性質を得るのに使用することができる。
流動性を抑えるために使用される一方は比較的高い方が好ましく、また都合のよい食感を提供するもう一方は比較的低く、典型的には室温より実質的に低いのが好ましい。
本発明の一実施形態においては使用する生分解性ポリマーのうちの少なくとも1種類、好ましくは可塑剤は、少なくとも+1℃のガラス転移温度を有する。
本発明の一実施形態においては使用する生分解性ポリマーのうちの少なくとも1種類、好ましくは可塑剤は、少なくとも+10℃のガラス転移温度を有する。
本発明の一実施形態においては使用する生分解性ポリマーのうちの少なくとも1種類、好ましくは可塑剤は、少なくとも+20℃のガラス転移温度を有する。
本発明の一実施形態においては使用する生分解性ポリマーの少なくとも1種類は生分解性エラストマーを含有する。
本発明の一実施形態においては、前記生分解性エラストマーの分子量はMnが10000〜1000000g/モルであり、好ましくはMnが30000〜250000g/モルの範囲である。
本発明の好ましい実施形態によれば、使用するポリマーの少なくとも1種類はMnが少なくとも100000g/モルである。
本発明の一実施形態においては、少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーのうちの少なくとも1種類はガラス転移温度が0℃未満である。
本発明の一実施形態においては、少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーのうちの少なくとも1種類はガラス転移温度が−30℃未満、好ましくは−50℃未満である。
本発明の一実施形態においては、少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーおよび得られるチューインガムは少なくとも2種類の異なるガラス転移温度Tgを有する。
本発明によれば、所望の食感特性は混合したチューインガムエラストマーおよびエラストマー溶媒が少なくとも2つの異なるTgを有する場合に得られる可能性があることが分かった。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは、ガラス転移温度Tgが0℃より低い少なくとも1種類の生分解性エラストマーと、ガラス転移温度Tgが0℃を超える少なくとも1種類の生分解性可塑剤とを含有する。
本発明の一実施形態においては、少なくとも1種類の可塑剤は、1種類または複数の環状エステルの重合によって得られる生分解性ポリマーを含有する。
本発明の一実施形態においては少なくとも1種類のエラストマーは1種類またはそれ以上の環状エステルの重合によって得られる生分解性ポリマーを含有する。
本発明の一実施形態においては、少なくとも1種類のエラストマーは可食性ポリエステルを含有する。
本発明の一実施形態においては少なくとも1種類のエラストマー可食性ポリエステルであるポリヒドロキシアルカノエートを含有する。
本発明の一実施形態においては、前記チューインガム成分は香味料を含有する。
本発明の一実施形態においては、酸性成分および味覚プロフィールに影響を与えることのできる他の物質を含む前記香味料は天然香味料および合成香味料を、天然植物成分、精油、エッセンス、抽出物、粉末の形態で含有する。
本発明の一実施形態においては前記チューインガムは香味料を0.01〜約30重量%の量で含有する。ただし、その割合はチューインガムの全重量に基づく。
本発明の一実施形態においては前記チューインガムは香味料を0.2〜約4重量%の量で含有する。ただし、その割合はチューインガムの全重量に基づく。
本発明の一実施形態においては前記、香味料は水溶性成分を含有する。
本発明の一実施形態においては前記水溶性香味料は酸を含む。
本発明によれば、驚くほどの初期の酸の放出が達成された。
本発明の一実施形態においては前記香味料は水不溶性成分を含有する。
本発明の一実施形態においては、前記チューインガム成分は甘味料を含有する。
本発明の一実施形態においては、前記甘味料はバルク甘味料を含有する。
本発明の一実施形態においてはチューインガムはバルク甘味料をチューインガムの約5〜約95重量%の量、さらにより典型的にはチューインガムの約20〜約80重量%の量で含有する。
本発明の一実施形態においては、甘味料は高強度の甘味料を含有する。
本発明の一実施形態においては高強度の甘味料はスクラロース、アスパルテーム、アセスルファムの塩、アリテーム、サッカリンおよびその塩、シクラミン酸およびその塩、グリチルリチン、ジヒドロカルコン、タウマチン、モネリン、ステリオサイド、を単独または組み合わせて含有する。
本発明の一実施形態においてはチューインガムは高強度の甘味料を、チューインガムの約0〜約1重量%、より典型的にはチューインガムの約0.05〜約0.5重量%の量で含有する。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは少なくとも1種類の軟化剤を含有する。
本発明の一実施形態においては、その少なくとも1種類の軟化剤は獣脂、水素化獣脂、水素化植物油および部分水素化植物油、ココアバター、グリセリンモノステアリン酸エステル、グリセリントリアセテート、レシチン、モノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリド、アセチル化モノグリセリド、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸およびリノール酸やその混合物などの脂肪酸を含有する。
本発明の一実施形態においてはチューインガムは軟化剤をチューインガムの約0〜約18重量%、より典型的にはチューインガムの約0〜約12重量%の量で含有する。
本発明の一実施形態においては、チューインガム成分は有効成分を含有する。
本発明の一実施形態においては、前記有効成分は以下の群から選択される:アセトアミノフェン、アセチルサリチルシレ(Acetylsalicylsyre)、ブプレノルフィン、ブロムヘキシン、セルコキシブ(Celcoxib)、コデイン、ジフェンヒドラミン、ジクロフェナク、エトリコキシブ、イブプロフェン、インドメタシン、ケトプロフェン、ルミラコキシブ、モルヒネ、ナプロキセン、オキシコドン、パレコキシブ、ピロキシカム、プソイドエフェドリン、ロフェコキシブ、テノキシカム、トラマドール、バルデコキシブ、炭酸カルシウム(Calciumcarbonat)、マガルドラート、ジスルフィラム、ブプロピオン、ニコチン、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、クロトリマゾール、エリスロマイシン、テトラサイクリン、グラニセトロン、オンダンセトロン、プロメタジン、トロピセトロン、ブロムフェニラミン、セテリジン(Ceterizin)、レコセテリジン(LecoCeterizin)、クロルシクリジン、クロルフェニラミン、クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、ドキシラミン、フェノフェナジン(Fenofenadin)、グアイフェネシン、ロラタジン(Loratidin)、デスロラタジン(des−Loratidin)、フェニルトロキサミン、プロメタジン(Promethazin)、ピリダミン(Pyridamine)、テルフェナジン(Terfenadin)、トロキセルチン、メチルドーパ、メチルフェニデート、塩化ベンザルコニウム(Benzalcon.Chloride)、塩化ベンゼトニウム(Benzeth.Chloride)、塩化セチルピリジニウム(Cetylpyrid.Chloride)、クロルヘキシジン、エカベトナトリウム、ハロペリドール、アロプリノール、コルチニン(Colchinine)、テオフィリン、プロパノーロール(propanolol)、プレドニソロン、プレドニソン、フッ化物、尿素、ミコナゾール、アクトット(Actot)、グリベンクラミド、グリピジド、メトフォルミン、ミグリトール、レパグリニド、ロシグリタゾン、アポモルフィン、シアリス、シルデナフィル、バルデナフィル、ジフェノキシレート、シメチコン、シメチジン、ファモチジン、ラニチジン、ラチニジン(Ratinidine)、セトリジン(cetrizin)、ロラタジン、アスピリン、ベンゾカイン、デキストロメトルファン、エフェドリン、フェニルプロパノールアミン、プソイドエフェドリン、シサプリド、ドンペリドン、メトクロプラミド、アシクロビル、ジオクチルスルフォサック(dioctylsulfosucc.)、フェノールフタレイン、アルモトリプタン、エレトリプタン、エルゴタミン、ミゲア(Migea)、ナラトリプタン、リザトリプタン、スマトリプタン、ゾルミトリプタン、アルミニウム塩類、カルシウム塩類、鉄塩類、銀塩類、亜鉛塩、アンフォテリシンB、クロルヘキシジン、ミコナゾール、トリアムシノロンアセトニド、メラトニン、フェノバルビタール、カフェイン、ベンゾジアゼピン、ヒドロキシジン、メプロバメート、フェノチアジン、ブクリジン(Buclizine)、ブロメタジン、シナリジン、シクリジン、ジフェンヒドラミン、ジフェンヒドリネート、ブフロメジル、アンフェタミン、カフェイン、エフェドリン、オルリスタット、フェニルエフェドリン(Phenylephedrine)、フェニルプロパノールアミン、プソイドエフェドリン、シブトラミン、ケトコナゾール、ニトログリセリン、ニスタチン、プロゲステロン、テストステロン、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ピロカルピン、アルミニウムアミノアセテート、シメチジン、エソメプラゾール、ファモチジン、ランソプラゾール、酸化マグネシウム、ニザチド(Nizatide)および/またはラチニジン(ratinidine)または誘導体およびそれらの混合物。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは、非生分解性ポリマーを含まないものである。
本発明の一実施形態においては、少なくとも2種類以上の環状エステルは、グリコリド、ラクチド、ラクトン、環状カーボネートまたはそれらの混合物の群から選ばれる。
本発明の一実施形態においては、ラクトンモノマーはε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、γ−ブチロラクトン、およびβ−プロピオラクトンの群から選択される。2個の置換基が同一炭素原子に付いた化合物を含めて、カルボニル以外の環中の炭素原子が1個または複数のアルキルまたはアリール置換基で置換された、ε−カプロラクトン誘導体、δ−バレロラクトン誘導体、γ−ブチロラクトン誘導体、またはβ−プロピオラクトン誘導体が含まれる。
本発明の一実施形態においては、カーボネートモノマーはトリメチレンカーボネート、5−アルキル−1,3−ジオキサン−2−オン、5,5−ジアルキル−1,3−ジオキサン−2−オン、5−アルキル−5−アルキルオキシカルボニル−1,3−ジオキサン−2−オン、エチレンカーボネート、3−エチル−3ヒドロキシメチルプロピレンカーボネート、トリメチロールプロパンモノカーボネート、4,6−ジメチル−1,3−プロピレンカーボネート、2,2−ジメチルトリメチレンカーボネート、および1,3−ジオキセパン−2−オンおよびそれらの混合物の群から選ばれる。
本発明の一実施形態においては、環状エステルモノマーの重合によって得られる環状エステルのポリマーおよびそのコポリマーは、限定するものではないが以下のものを含む:ポリ(L−ラクチド);ポリ(D−ラクチド);ポリ(D、L−ラクチド);ポリ(メソ−ラクチド);ポリ(グリコリド);ポリ(トリメチレンカーボネート);ポリ(εカプロラクトン);ポリ(L−ラクチド−co−D、L−ラクチド);ポリ(L−ラクチド−co−メソ−ラクチド);ポリ(L−ラクチドco−グリコリド);ポリ(L−ラクチド−co−トリメチレンカーボネート);ポリ(L−ラクチドco−ε−カプロラクトン);ポリ(D、L−ラクチド−co−メソ−ラクチド);ポリ(D、Lラクチド−co−グリコリド);ポリ(D、L−ラクチド−co−トリメチレンカーボネート);ポリ(D、L−ラクチド−co−ε−カプロラクトン);ポリ(メソ−ラクチド−coグリコリド);ポリ(メソ−ラクチド−co−トリメチレンカーボネート);ポリ(メソ−ラクチド−co−ε−カプロラクトン);ポリ(グリコリド−coトリメチレンカーボネート);ポリ(グリコリド−co−ε−カプロラクトン)。
本発明の一実施形態においてはチューインガムはフィラーを含む。
チューインガムベースの処方は、もし所望であれば、1種類または複数のフィラー/質感加工剤を含めてもよく、それにはたとえば以下のものがある。炭酸マグネシウムおよび炭酸カルシウム、硫酸ナトリウム、粉砕石灰石、ケイ酸マグネシウムおよびケイ酸アルミニウムなどのケイ酸塩化合物、カオリンおよび粘土、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、タルク、酸化チタン、一、二および三リン酸カルシウム、木材などのセルローズポリマー類、およびそれらの組合せ。
本発明の一実施形態においては、チューインガムはフィラーをチューインガムの約0〜約50重量%、より典型的にはチューインガムの約10〜約40重量%の量で含有する。

本発明の一実施形態においては、チューインガムは少なくとも1種類の着色剤を含有する。
本発明の一実施形態によれば、チューインガムはFD&C−タイプの色素およびレーキ、果実および野菜抽出物、二酸化チタンおよびそれらの混合物などの着色料および白化剤を含有させることができる。さらに有用なチューインガムベース成分には酸化防止剤、たとえばブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、没食子酸プロピルおよびトコフェロール類、ならびに保存料が含まれる。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは、外部コーティングによって被覆される。
本発明の一実施形態においては、外部コーティングは、硬質コーティングである。
本発明の一実施形態においては、硬質コーティングは、糖コーティングおよび非糖コーティングおよびそれらの組合せからなる群から選択されたコーティングである。
本発明の一実施形態においては、硬質コーティングは、ソルビトール、マルチトール、マンニトール、キシリトール、エリスリトール、ラクチトールおよびイソマルトからなる群から選択されたポリオールを50〜100重量%含有する。
本発明の一実施形態においては、外部コーティングは、可食性のフィルム形成剤およびワックスからなる群から選択された少なくとも1種類の成分を含有する可食フィルムである。
本発明の一実施形態においてはフィルム形成剤はセルローズ誘導体、変性澱粉、デキストリン、ゼラチン、シェラック、アラビアガム、ゼイン、ベジタブルゴム、合成ポリマーおよびこれらの任意の組合せからなる群から選択される。
本発明の一実施形態においては外部コーティングは結合剤、吸湿成分、フィルム形成剤、分散剤、固着防止成分、バルキング剤、香味料、着色料、医薬活性成分、美容活性成分、脂質成分、ワックス成分、糖、酸および分解性ポリマーの摂食後の分解を加速できる添加剤からなる群から選択された少なくとも1種類の添加成分を含有する。
本発明の一実施形態においては、外部コーティングは、軟質コーティングである。
本発明の一実施形態においては、軟質コーティングは、非糖コーティング剤を含有する。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは、従来のチューインガムポリマーまたは樹脂を含有する。
本発明の一実施形態においては、少なくとも1種類の生分解性ポリマーは、チューインガムポリマーの少なくとも5%を占める。
本発明の一実施形態においては、チューインガムに含まれる生分解性ポリマーは、全体でチューインガムポリマーの少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%を占める。
本発明の一実施形態においては、チューインガムに含まれる生分解性ポリマーは、チューインガムポリマーの少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%を占める。
本発明によれば、本発明による生分解性ポリマーは、従来の天然樹脂または合成樹脂の代替物としてもよい。
本発明によれば、本発明による生分解性ポリマーは、従来の低分子量エラストマーまたは高分子量エラストマーの代替物とすることができる。
本発明の一実施形態においては前記チューインガムは
少なくとも1種類の生分解性エラストマーをチューインガムの約0.5〜約70重量%の量で、
少なくとも1種類の生分解性可塑剤をチューインガムの約0.5〜約70重量%の量で、
軟化剤、甘味料、香味料、有効成分およびフィラーの群から選択された少なくとも1種類のチューインガム成分をチューインガムの約2〜約80重量%の量で含有する。
本発明の一実施形態においては、可食性ポリエステルを分解性チューインガムポリマーとして使用することができる。
可食性ポリエステルは少なくとも1種類のアルコールと1種類の酸とのエステル化によって得られる。
前記可食性ポリエステルはトリヒドロキシアルコールとジヒドロキシアルコールとの群から選択された少なくとも1種類のアルコールと、ジカルボン酸とトリカルボン酸とからなる群から選択された少なくとも1種類の酸との縮合重合反応によって製造される。
可食性または食品グレードの物質を使用することができる。出発物質の酸およびアルコールが食品グレードの物質なので得られるポリマーは可食性である。
アルコール:グリセリン、プロピレングリコール、1,3ブチレンジオール
酸:クエン酸、フマル酸、アジピン酸、リンゴ酸、コハク酸、スベリン酸、セバチン酸、ドデカン二酸、グルカル酸、グルタミン酸、グルタル酸、アゼライン酸、酒石酸
可食性ポリエステルはエラストマーおよびエラストマー可塑剤の双方と置き換え、ガムベースの1〜80%を形成することができる。
以下に図面を参照して本発明について説明する。
本明細書の文脈においては、環境分解性または生分解性ポリマー化合物という用語は、チューインガムが捨てられた後、物理的、化学的および/または生物学的分解を行うことができ、それによって、捨てられたチューインガムカスが捨てられた場所から容易にはがすことができるようになる、あるいは結局もはやチューインガムの残骸であるとは認識できないような塊または粒にまで崩壊するようなチューインガムベース成分を指す。そういった分解性ポリマーの分解または崩壊は、温度、光、水分などの物理的因子、pH変化またはポリマーを分解できる酵素の作用によって引き起こされる加水分解などの化学的因子によってもたらされる、あるいは引き起こされる。他の有用な実施形態においては、ガムベースのポリマー成分はすべて、環境分解性または生分解性ポリマーである。
究極の分解生成物は、二酸化炭素、メタンおよび水であるのが好ましい。
本発明による生分解性の好ましい定義によれば、生分解性とは、自然環境に曝されたり、生体内に置かれたりすると、酵素的または微生物的プロセスで反応し、しばしば加水分解などの純粋に化学的なプロセスと組み合わされて、より単純な化合物を、そして究極的には二酸化炭素、窒素酸化物、水を形成するような、ある種の有機分子の性質である。
したがって、本発明のガムベースに使用できる環境分解性または生分解性チューインガムベースポリマーの適当な追加の例には、分解性のポリエステル、ポリカーボネート、ポリエステルアミド、ポリペプチド、ポリリジンなどのアミノ酸のホモポリマーや、たとえばゼイン加水分解物を含めたタンパク質加水分解物などの誘導体を含めたタンパク質が含まれる。特に有用なこのタイプの化合物にはラクチド、グリコリド、トリメチレンカーボネート、δ−バレロラクトン、β−プロピオラクトンおよびε−カプロラクトンなどの1種または複数種の環状エステルを重合することによって得られるポリエステルポリマーが含まれる。そのような分解性ポリマーは、ホモポリマーであってもよく、ブロックポリマーを含めたコポリマーであってもよい。
別途示さない限り、本明細書においては、「分子量」という用語は数平均分子量(Mn)を意味する。
ガラス転移温度はたとえば示差走査熱量計(DSC:Differential scanning calorimetry)によって測定することができる。DSCは一般にポリマーの熱転移の測定および研究に適用することができ、具体的にはこの技術は物質の二次転移、すなわち熱容量の変化を伴うが、潜熱を持たない熱転移の測定に適用することができる。ガラス転移は二次転移である。
樹脂の調製
ガラス製攪拌シャフトおよびテフロン製攪拌羽根および底部抜き出し口を備えた円筒状のガラス製の、ジャケット付きの10Lパイロット反応器を使用して樹脂サンプルを製造した。130℃で一定にしたシリコンオイルを外部ジャケットに通して循環して反応器内容物を加熱した。反応器にD、L−ラクチド(4.877kg、33.84モル)を仕込み、6時間かけて140℃に加熱して溶融した。D、L−ラクチドが完全に溶融した後に、温度を130℃に下げ、オクチル酸第一錫(1.79g、4.42×10−3モル)、1,2−プロピレングリコール(79.87g、1.050モル)、ε−カプロラクトン(290.76g、2.547モル)をその反応器に仕込んだ。混合物が均一になった後、130℃で24時間攪拌を継続した。終了後、底部抜き出し口を開けて、溶融したポリマーをテフロンで裏打ちした缶に抜き出した。
生成物の分析の結果は以下の通りであった。:M=5,700g/モルおよびM=7,100g/モル(オンラインMALLS検出器付きゲルパーミュエーションクロマトグラフィー)、T=30.7℃(DSC(示差走査熱量計)、加熱速度10℃/分)
LMWEエラストマーNo1の調製
乾燥したN雰囲気のグローブボックス中でLMWEサンプルを以下のようにして合成した。オーバーヘッド機械式攪拌機付きの500mLの樹脂製ビーカーに、乾燥Nガスでパージしながら0.40gの1,2−プロパンジオール(22.0%(w/v)塩化メチレン溶液1.82mL)、および0.094gのSn(Oct)(4.27%(w/v)塩化メチレン溶液2.2mL)を仕込んだ。15分間Nパージして塩化メチレンを蒸発させた。次いでε−カプロラクトン(170g、1.49モル)、TMC(76g、0.74モル)、およびδ−バレロラクトン(74g、0.74モル)を加えた。その樹脂製のビーカーを130℃で一定温度にしたオイルバスに浸漬し、14時間攪拌した。次にそのビーカーをオイルバスから出し、室温で放冷した。固体の、弾性生成物をナイフで小出しし、プラスチック製容器に入れた。
生成物の分析の結果は以下の通りであった:M=57,960g/モルおよびM=85,910g/モル(オンラインMALLS検出器付きゲルパーミュエーションクロマトグラフィー)、T=−59.8℃(DSC、加熱速度10℃/分)。
LMWEエラストマーNo2の調製
乾燥したN雰囲気のグローブボックス中で以下のようにしてLMWEサンプルを合成した。オーバーフロー機械式攪拌機付きの500mLの樹脂製ビーカーに、乾燥Nガスでパージしながら0.73gの1,2−プロパンジオール(22.0%(w/v)塩化メチレン溶液3.3mL)、および0.152gのSn(Oct)(4.27%(w/v)塩化メチレン溶液3.56mL)を仕込んだ。15分間Nパージして塩化メチレンを蒸発させた。次いでε−カプロラクトン(300g、2.63モル)、およびδ−バレロラクトン(215g、2.15モル)を加えた。その樹脂製のビーカーを130℃で一定温度にしたオイルバスに浸漬し、14時間攪拌した。次にそのビーカーをオイルバスから出し、室温で放冷した。固体の、弾性生成物をナイフで小出しし、プラスチック製容器に入れた。
生成物の分析の結果は以下の通りであった。:M=59,900g/モルおよびM=74,200g/モル(オンラインMALLS検出器付きゲルパーミュエーションクロマトグラフィー)、T=−70℃(DSC、加熱速度10℃/分)
HMWEエラストマーの調製
乾燥したN雰囲気のグローブボックス中で以下のようにして本発明によるHMWEサンプルを合成した。オーバーヘッド式機械式攪拌機付きの500mLの樹脂製ビーカーに、乾燥Nガスでパージしながら0.037gのSn(Oct)(1.10%(w/v)塩化メチレン溶液3.4ml)を仕込んだ。15分間Nパージして塩化メチレンを蒸発させた。次にペンタエリスリトール(0.210g、1.54×10−3モル)ε−カプロラクトン(79.0g、0.692モル)、TMC(8.0g、0.078モル)およびδ−バレロラクトン(38.0g、0.380モル)を加えた。その樹脂製のビーカーを130℃で一定温度にしたオイルバスに浸漬し、14時間攪拌した。次にそのビーカーをオイルバスから出し、室温で放冷した。固体の、弾性生成物をナイフで小出しし、プラスチック製容器に入れた。
生成物の分析の結果は以下の通りであった。:M=64,600g/モルおよびMw=165,200g/モル(オンラインMALLS検出器付きゲルパーミュエーションクロマトグラフィー)、T=−66℃(DSC、加熱速度10℃/分)
ガムベースの調製
ガムベースはすべて(単一のポリマーで構成される102〜105を除く)以下の基本処方で調製した。
成分 重量パーセント
エラストマーHMWE 20
エラストマーLMWE 40
樹脂 40
Figure 2006500041
ガムベース(101、105および106)は以下のようにして調製した:
たとえば水平においたZ型翼などの混合手段を備えた混合釜に、HMWEエラストマーを加える。釜は約60〜80℃で15分間予熱しておく。釜の機械的作用により、ゴムは小片にちぎれ、軟化する。
このエラストマーに樹脂を混合物が均一になるまでゆっくりと加える。それから残りの樹脂を釜に加えて、10〜20分間混合する。LMWEエラストマーを加え、混合物全体が均一になるまで20〜40分間混合する。
この混合物を平皿に取り出し、取り出し温度である60〜80℃から室温まで放冷するか、あるいはガムベース混合物に連続的に混合しながら適切な順序でチューインガム成分をすべて加えて直接チューインガム用に使用する。
チューインガムの調製
チューインガム処方はすべて次の基本処方で調製する。
ペパーミント:
成分 重量パーセント
ガムベース 40
ソルビトール 48.6
Lycasin 3
ペパーミント油 1.5
メントール結晶 0.5
アスパルテーム 0.2
アセスルファム 0.2
キシリトール 6
Figure 2006500041
Figure 2006500041

Figure 2006500041

Figure 2006500041
チューインガム製品を以下のようにして調製する:
混合手段、たとえば水平においたZ型翼などを備えた混合釜に、ガムベースを加える。釜は約60〜80℃で15分間予熱しておき、あるいは、ガムベースを調製した後ただちに同じ混合機中で、ガムベースおよび釜の温度が約60〜80℃である間にチューインガムを1ステップで作る。
ミント処方:
ソルビトールの1/3部分をガムベースと共に加えて1〜2分間混合する。それからソルビトールの別の1/3部分およびlycasinを釜に加え、2分間混合する。軟化剤を含むチューインガム処方の場合、軟化剤は通常lycasinと一緒に加える。ソルビトールの残りの1/3部分、ペパーミントおよびメントールを加えて2分間混合する。それからアスパルテームおよびアセスルファムを釜に加えて、3分間混合する。キシリトールを加え、3分間混合する。得られたガム混合物を取りだし、たとえば40〜48℃の温度で平皿に移す。それからこのガムを巻き取り、コア、棒、球、立方体、ほか所望の形状に刻み、場合によっては包装前に引き続きコーティングおよび磨きプロセスを行う。
3種類のポリマーのブレンド(105)の方が、1種類のみのポリマーによるガムベース(102,103および104)よりも従来のガムベース(101)にレオロジー的に近いことを試験するための実験を行った。
したがって、レオメータ(TA Instruments社のtype AR1000)を使用して以下のレオロジーパラメータを測定した。130℃の温度で線形粘弾性領域内の応力で、平行プレートシステム(d=2.0cm、ハッチ付)で振動測定を実施した。G’、およびtanδ対剪断速度。
その結果を図l、2にまとめたが、それから分かるように、標準ガムベース(101)と生分解性ガムベース(105)の弾性tan(δ)および稠密度(G’)は類似している。純ポリマー(102、103および104)のレオロジーは101および105と比較すると異なる弾性(tan(δ))を示す。
咀嚼プロフィール
実施例7に記載した、また実施例6で調製し、記載したガムベースに対応するチューインガムサンプルを試験するために実験を行った。純ポリマー(1002〜1004)、ポリマーブレンド(1005)および標準(1001)のガムベースを含むチューインガムサンプルの咀嚼プロフィールを試験するために、ガムの中心部を咀嚼マシンで咀嚼した(CF Jansson)。咀嚼周波数を1Hzに設定し、pH緩衝液を唾液として使用し、温度は37℃に設定した。咀嚼時間を30秒、60秒および120秒に設定した。咀嚼後、咀嚼カスをレオメータにより、実施例7で記載したように37℃の温度における振動測定として測定を行った。これらの測定の結果は図3(30秒)、図4(60秒)、図5(120秒)で見ることができ、ここでは異なる咀嚼時間における貯蔵弾性率(G’)対剪断速度を表しており、咀嚼中の食感の変化を説明している。
図3、図4および図5から、生分解性ポリマーブレンド(1005)と標準(1001)を含有する2種類のチューインガム処方は3段階のすべてで近似していることがわかり、この2種類の製品の食感プロフィールは類似していることを意味する。純LMWEエラストマー(1003)を含有するチューインガム処方は120秒後では標準に近いが、30秒後および60秒後では異なる。純樹脂を含有するチューインガム1002は30秒では標準に近いが、60秒後および120秒後では異なる。
上記のレオロジーの結果、異なるポリマーを正しく組み合わせて作ったガムベースを含有するチューインガムは、単一のポリマーのみを含有するガムベースを含有するチューインガムに比べて、従来のガムベースおよびチューインガムに近い食感の変化を示すという事実が確かめられた。
感覚的食感プロフィール分析
5種類のチューインガムサンプルをISO8598の標準に従って作られた試食ブースで3桁の乱数コードの付いた40mlの無味のプラスチックカップに入れて感覚回答者に渡して室温で試験した。テストサンプルはそれぞれ0〜1分(初期段階)、1〜2分(中間段階1)、2〜3分(中間段階2)および3〜4分(最終段階)咀嚼した後に評価した。それぞれの試験サンプルの間に、回答者は3分の休憩を許された。各テストは繰り返し行った。
以下の食感パラメータを評価した:柔軟性、強靱性、弾性、およびボリューム感。これらのパラメータそれぞれについて、回答者は任意の0〜15の等級に従って評価を提供するように求められた。得られたデータはFIZZコンピュータプログラム(French
Bioシステム)を使用して処理し、結果を図6〜図9に示すように感覚プロフィールダイアグラムに変換した。
図6〜図9から分かるように、生分解性重合体ブレンド(1005)を含有するサンプルと従来の標準ガムベース(1001)を含有するサンプルはすべてのパラメータにおいて明らかに類似の食感プロフィールを有している。純ポリマー(1002〜1004)を含有するチューインガム処方はポリマーブレンドを含有するこれら2種類のチューインガムサンプルとは明らかに異なる。
感覚プロフィールから得られた結果は上記の実施例8において得られたレオロジーデータを確認するものであった。
表3では、数多くの処方について、弾性、初期柔軟性、柔軟性、ボリューム感および軋み感について審査員による評価を行った。評価に使用した尺度は以下の通りである:1が最低順位で、5が最高順位である。
実施例5で記載した3種類の異なるバイオポリマーからなるガムベース106を含有する、多くの異なる生分解性チューインガム処方が作られた。生分解性系と標準系の比較のために、標準ガムベース(101)を含有する従来のチューインガムが作られた。
表3から分かるように、異なるポリマーの組合せを用いると食感を所望の性質に合わせることが可能になる。たとえば軟化剤、乳化剤およびフィラーなどの成分の異なる組合せによって異なる食感プロフィールが得られる。
ガムベース106を含有する生分解性チューインガム処方について評価したものはすべて、歯の表面へのくっつきにくさが、従来のチューインガム処方に比べて改良されていた。
単純システム(1006)と調整した生分解性処方(1038)の2種類の生分解性チューインガムを4種類の従来チューインガムシステム(1047〜1050)と比較した。実施例8に記載したように60秒間咀嚼したガムについて、レオロジー的性質を測定した。
図10に見られるように、標準チューインガム処方に近づけるために1006から1038へと生分解性処方を調整することが可能であった。また1038の曲線は剪断速度が大きくなったときに、標準処方と同様に、直線から上向き曲線に変化している。
ガラス転移温度Tg
すべてのポリマーおよびその組合せのガラス転移温度をDSCを使用して測定した。(加熱速度10℃/分).
Figure 2006500041
ガムベース処方106に使用した3種類のポリマーすべてのTgを表4に示す。ブレンドしたガムベースはエラストマー(実施例2および実施例3)および樹脂(実施例1)のTgに近接した2つの別のガラス転移温度を示す。2つの別のTgが存在することから、これら3種類のポリマーの非相溶性は明らかである。
感覚的香味料プロフィールの分析
実施例9において記載した感覚的方法によって、5種類のチューインガムサンプルを試験した。
図11〜14は以下の味覚パラメータの放出の評価を示している;ペパーミント、甘さ、香味の強さおよび清涼感。
図11:
サンプル1001と1005には違いは観察されなかった。従来のチューインガムも部分的生分解性チューインガムもチューインガムの機能としての非常に均一な清涼感を有していた。
図12:
初期には1002および1003は1001、1004、1005に比べて香味が強い。1002および1003は低分子量ポリマーすなわち低粘度なので、複合物中の香味成分の移動度が大きく、香味の放出が速くなり、1004は高分子量ポリマーすなわち他のすべてのサンプルより粘度が高く、放出が一番遅い。ガムを2分間咬んだ後では様子が変わり、低分子量のポリマー中の香味料はシステムから放出されてしまっているのに対し、高分子量ポリマーは放出できる香味料がまだシステム中に保持されているので優位に立つ。1001に比べて1005は咀嚼時間において高い放出性を有しており(1分間までの咀嚼を除く)3種類の生分解性ポリマーすべての混合の相乗効果が示されている。
図13:
ペパーミントの放出は図12において記載した香味放出プロフィールに従う。
図14:
甘みの放出プロフィールは一般的には香味強度およびペパーミントの放出と同様である。しかし1004は他のサンプルに比べて極大値が遅く現れており、これはこのサンプルの粘度が非常に高いので、初期段階において唾液がガムベースに入るのが困難であることによる。しかし生分解性ポリマーは従来のガムベースポリマーに比べて親水性なので、唾液はポリマーが軟化すると非常に速く入り込み、非常に速く甘味料が放出される。
1002および1003は低粘度ポリマーであり、ポリマーの初期の柔軟性および親水性の結果、ただちに甘味料を多量に放出する。従って咀嚼2分後には甘味料がすべてシステムから放出されてしまっているので、甘みの放出は非常に少ない。
疎水性のより大きな従来のガムベースポリマーに比べて生分解性ガムベース中への唾液の取り込みは速いので、生分解性システムにおける甘味料の放出はより速く、強い。
咀嚼プロフィールを説明する図である。 咀嚼プロフィールを説明する図である。 咀嚼プロフィールを説明する図である。 咀嚼プロフィールを説明する図である。 咀嚼プロフィールを説明する図である。 本発明によるチューインガムの感覚食感プロフィールを説明する図である。 本発明によるチューインガムの感覚食感プロフィールを説明する図である。 本発明によるチューインガムの感覚食感プロフィールを説明する図である。 本発明によるチューインガムの感覚食感プロフィールを説明する図である。 レオロジー測定法による本発明によるチューインガムの調整を説明する図である。 以下の味覚の放出パラメータの評価を説明する図である;ペパーミント、甘み、香味強度および清涼感。 以下の味覚の放出パラメータの評価を説明する図である;ペパーミント、甘み、香味強度および清涼感。 以下の味覚の放出パラメータの評価を説明する図である;ペパーミント、甘み、香味強度および清涼感。 以下の味覚の放出パラメータの評価を説明する図である;ペパーミント、甘み、香味強度および清涼感。

Claims (67)

  1. 少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガム。
  2. 少なくとも2種類の異なるポリマーが親水性である請求項1に記載のチューインガム。
  3. 少なくとも2種類の異なるポリマーの間の分子量の差がMnで少なくとも1000g/モルである請求項1または2に記載のチューインガム。
  4. 少なくとも2種類の異なるポリマーの間の分子量の差がMnで少なくとも50000g/モルである請求項1乃至3のいずれか1項に記載のチューインガム。
  5. 前記の少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーの少なくとも1種類が生分解性エラストマーを含んでおり、
    前記の少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーの少なくとも1種類が生分解性可塑剤を含んでおり、前記生分解性可塑剤が少なくとも1種類の生分解性ポリマーを含んでいる請求項1乃至4のいずれか1項に記載のチューインガム。
  6. 前記生分解性可塑剤の分子量がMnで500〜19,000g/モルの範囲、好ましくは1,500〜9,000g/モルの範囲である請求項1乃至5のいずれか1項に記載のチューインガム。
  7. 前記の少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーが異なるガラス転移温度Tgを有している請求項1乃至3のいずれか1項に記載のチューインガム。
  8. 前記の少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーが異なるガラス転移温度Tgを有している請求項1乃至7のいずれか1項に記載のチューインガム。
  9. 使用する少なくとも1種類の生分解性ポリマー、好ましくは可塑剤が、少なくとも+1℃のガラス転移温度を有している請求項1乃至8のいずれか1項に記載のチューインガム。
  10. 使用する少なくとも1種類の生分解性ポリマー、好ましくは可塑剤が、少なくとも+10℃のガラス転移温度を有している請求項1乃至9のいずれか1項に記載のチューインガム。
  11. 使用する少なくとも1種類の生分解性ポリマー、好ましくは可塑剤が、少なくとも+20℃のガラス転移温度を有している請求項1乃至10のいずれか1項に記載のチューインガム。
  12. 使用する少なくとも1種類の生分解性ポリマーが、生分解性エラストマーを含有している請求項1乃至11のいずれか1項に記載のチューインガム。
  13. 前記の生分解性エラストマーの分子量が、Mnで10000〜1000000g/モルの範囲、好ましくはMnで30000〜250000g/モルの範囲である請求項1乃至12のいずれか1項に記載のチューインガム。
  14. 前記の少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーの少なくとも1種類のガラス転移温度が、0℃未満である請求項1乃至13のいずれか1項に記載のチューインガム。
  15. 前記の少なくとも2種類の異なる生分解性ポリマーの少なくとも1種類のガラス転移温度が、−30℃未満、好ましくは−50℃未満である請求項1乃至14のいずれか1項に記載のチューインガム。
  16. 得られるチューインガムが少なくとも2つの異なるガラス転移温度Tgを有する請求項1乃至15のいずれか1項に記載のチューインガム。
  17. チューインガムが
    0℃より低いガラス転移温度を有する少なくとも1種類の生分解性エラストマーと
    0℃を超えるガラス転移温度Tgを有する少なくとも1種類の生分解性可塑剤とを含有する
    請求項1乃至16のいずれか1項に記載のチューインガム。
  18. 前記の少なくとも1種類の可塑剤が1種類または複数の環状エステルを重合して得られる生分解性ポリマーを含有している請求項1乃至17のいずれか1項に記載のチューインガム。
  19. 前記の少なくとも1種類のエラストマーが1種類または複数の環状エステルを重合して得られる生分解性ポリマーを含有している請求項1乃至18のいずれか1項に記載のチューインガム。
  20. 前記の少なくとも1種類のエラストマーが可食性ポリエステルを含有している請求項1乃至19のいずれか1項に記載のチューインガム。
  21. 前記の少なくとも1種類のエラストマーが可食性のポリエステルまたはポリヒドロキシアルカノエートを含有している請求項1乃至20のいずれか1項に記載のチューインガム。
  22. 前記チューインガムが
    チューインガムの約0.5〜約70重量%の量の少なくとも1種類の生分解性エラストマーと、
    チューインガムの約0.5〜約70重量%の量の少なくとも1種類の生分解性可塑剤と、
    チューインガムの約2〜約80重量%の量の軟化剤、甘味料、香味料、有効成分およびフィラーの群から選択された少なくとも1種類のチューインガム成分とを含有している
    請求項1乃至21のいずれか1項に記載のチューインガム。
  23. 前記の少なくとも1種類の生分解性ポリマーが、チューインガムポリマーの少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%を占める請求項1乃至22のいずれか1項に記載のチューインガム。
  24. チューインガムに含有される全生分解性ポリマーが、チューインガムポリマーの少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%を占める請求項1乃至23のいずれか1項に記載のチューインガム。
  25. チューインガムに含有される全生分解性ポリマーが、チューインガムポリマーの少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%を占める請求項1乃至24のいずれか1項に記載のチューインガム。
  26. チューインガムが、非生分解性ポリマーを実質的に含有していない請求項1乃至25のいずれか1項に記載のチューインガム。
  27. チューインガムが、非生分解性ポリマーを含有していない請求項1乃至26のいずれか1項に記載のチューインガム。
  28. 前記チューインガム成分が、香味料を含有している請求項1乃至27のいずれか1項に記載のチューインガム。
  29. 前記香味料が、酸および味覚プロフィールに影響を与えることのできる他の成分を含む天然香味料および合成香味料を、天然植物成分、精油、エッセンス、抽出物、粉末の形態で含有している請求項1乃至28のいずれか1項に記載のチューインガム。
  30. 前記チューインガムが、香味料を0.01〜約30重量%の量で含有しており、前記割合がチューインガムの全重量に基づいている請求項1乃至29のいずれか1項に記載のチューインガム。
  31. 前記チューインガムが、香味料を0.2〜約4重量%の量で含有しており、前記割合がチューインガムの全重量に基づいている請求項1乃至30のいずれか1項に記載のチューインガム。
  32. 前記香味料が、水溶性成分を含有している請求項1乃至31のいずれか1項に記載のチューインガム。
  33. 前記水溶性香味料が、酸を含有している請求項1乃至32のいずれか1項に記載のチューインガム。
  34. 前記香味料が、非水溶性成分を含有している請求項1乃至33のいずれか1項に記載のチューインガム。
  35. 前記チューインガム成分が、甘味料を含有している請求項1乃至34のいずれか1項に記載のチューインガム。
  36. 前記甘味料が、バルク甘味料を含有している請求項1乃至35のいずれか1項に記載のチューインガム。
  37. チューインガムがバルク甘味料をチューインガムの約5〜約95重量%、さらに典型的にはチューインガムの約20〜約80重量%の量で含有している請求項1乃至36のいずれか1項に記載のチューインガム。
  38. 前記甘味料が、高強度甘味料を含有している請求項1乃至37のいずれか1項に記載のチューインガム。
  39. 前記高強度甘味料が、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムの塩、アリテーム、サッカリンおよびその塩、シクラミン酸およびその塩、グリチルリチン、ジヒドロカルコン類、タウマチン、モネリン、ステリオサイドを単独または組み合わせて含有している請求項1乃至38のいずれか1項に記載のチューインガム。
  40. チューインガムが、高強度甘味料をチューインガムの約0〜約1重量%、さらに典型的にはチューインガムの約0.05〜約0.5重量%の量で含有している請求項1乃至39のいずれか1項に記載のチューインガム。
  41. チューインガムが、少なくとも1種類の軟化剤を含有している請求項1乃至40のいずれか1項に記載のチューインガム。
  42. 前記の少なくとも1種類の軟化剤が、獣脂、水素化獣脂、完全水素化植物油類、部分水素化植物油類、ココアバター、グリセリンモノステアリン酸エステル、グリセリントリアセテート、レシチン、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリド、アセチル化モノグリセリド類、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸およびリノール酸などの脂肪酸類、ワックス、PGEおよびそれらの混合物を含有している請求項1乃至41のいずれか1項に記載のチューインガム。
  43. チューインガムが、軟化剤を、チューインガムの約0〜約18重量%、さらに典型的にはチューインガムの約0〜約12重量%の量で含有している請求項1乃至42のいずれか1項に記載のチューインガム。
  44. 前記チューインガム成分が、有効成分を含有している請求項1乃至43のいずれか1項に記載のチューインガム。
  45. 前記有効成分がアセトアミノフェン、アセチルサリチルシレ、ブプレノルフィン、ブロムヘキシン、セルコキシブ、コデイン、ジフェンヒドラミン、ジクロフェナク、エトリコキシブ、イブプロフェン、インドメタシン、ケトプロフェン、ルミラコキシブ、モルヒネ、ナプロキセン、オキシコドン、パレコキシブ、ピロキシカム、プソイドエフェドリン、ロフェコキシブ、テノキシカム、トラマドール、バルデコキシブ、炭酸カルシウム、マガルドラート、ジスルフィラム、ブプロピオン、ニコチン、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、クロトリマゾール、エリスロマイシン、テトラサイクリン、グラニセトロン、オンダンセトロン、プロメタジン、トロピセトロン、ブロムフェニラミン、セテリジン、レコセテリジン、クロルシクリジン、クロルフェニラミン、クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、ドキシラミン、フェノフェナジン、グアイフェネシン、ロラタジン、デスロラタジン、フェニルトロキサミン、プロメタジン、ピリダミン、テルフェナジン、トロキセルチン、メチルドーパ、メチルフェニデート、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン、エカベトナトリウム、ハロペリドール、アロプリノール、コルチニン、テオフィリン、プロパノーロール、プレドニソロン、プレドニソン、フッ化物、尿素、ミコナゾール、アクトット、グリベンクラミド、グリピジド、メトフォルミン、ミグリトール、レパグリニド、ロシグリタゾン、アポモルフィン、シアリス、シルデナフィル、バルデナフィル、ジフェノキシレート、シメチコン、シメチジン、ファモチジン、ラニチジン、ラチニジン、セトリジン、ロラタジン、アスピリン、ベンゾカイン、デキストロメトルファン、エフェドリン、フェニルプロパノールアミン、プソイドエフェドリン、シサプリド、ドンペリドン、メトクロプラミド、アシクロビル、ジオクチルスルフォサック、フェノールフタレイン、アルモトリプタン、エレトリプタン、エルゴタミン、ミゲア、ナラトリプタン、リザトリプタン、スマトリプタン、ゾルミトリプタン、アルミニウム塩類、カルシウム塩類、鉄塩類、銀塩類、亜鉛塩、アンフォテリシンB、クロルヘキシジン、ミコナゾール、トリアムシノロンアセトニド、メラトニン、フェノバルビタール、カフェイン、ベンゾジアゼピン、ヒドロキシジン、メプロバメート、フェノチアジン、ブクリジン、ブロメタジン、シナリジン、シクリジン、ジフェンヒドラミン、ジフェンヒドリネート、ブフロメジル、アンフェタミン、カフェイン、エフェドリン、オルリスタット、フェニルエフェドリン、フェニルプロパノールアミン、プソイドエフェドリン、シブトラミン、ケトコナゾール、ニトログリセリン、ニスタチン、プロゲステロン、テストステロン、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ピロカルピン、アルミニウムアミノアセテート、シメチジン、エソメプラゾール、ファモチジン、ランソプラゾール、酸化マグネシウム、ニザチドおよび/またはラチニジンまたは誘導体およびそれらの混合物の群から選択される請求項1乃至44のいずれか1項に記載のチューインガム。
  46. チューインガムが非生分解性ポリマーを実質的に含有していない請求項1乃至45のいずれか1項に記載のチューインガム。
  47. 前記の少なくとも2種類以上の環状エステルがグリコリド類、ラクチド類、ラクトン類、環状カーボネート類またはそれらの混合物の群から選択された請求項1乃至46のいずれか1項に記載のチューインガム。
  48. ラクトンモノマーがε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、γ−ブチロラクトン、β−プロピオラクトンの群から選択された請求項1乃至47のいずれか1項に記載のチューインガム。2個の置換基が同一の炭素原子についている化合物も含めて、環上の任意の非カルボニル炭素原子が1個または複数のアルキル置換基またはアリール置換基で置換された、ε−カプロラクトン類、δ−バレロラクトン類、γ−ブチロラクトン類、あるいはβ−プロピオラクトン類も含まれる。
  49. 前記カーボネートモノマーがトリメチレンカーボネート、5−アルキル−1,3−ジオキサン−2−オン、5,5−ジアルキル−1,3−ジオキサン−2−オン、5−アルキル−5−アルキルオキシカルボニル−1,3−ジオキサン−2−オン、エチレンカーボネート、3−エチル−3−ヒドロキシメチル、プロピレンカーボネート、トリメチロールプロパンモノカーボネート、4,6−ジメチル−1,3−プロピレンカーボネート、2,2−ジメチルトリメチレンカーボネート、1,3−ジオキセパン−2−オンおよびそれらの混合物の群から選択された請求項1乃至48のいずれか1項に記載のチューインガム。
  50. 環状エステルモノマーの重合によって得られた環状エステルのポリマーおよびそのコポリマーが:ポリ(L−ラクチド)、ポリ(D−ラクチド)、ポリ(D、L−ラクチド)、ポリ(メソ−ラクチド);ポリ(グリコリド)、ポリ(トリメチレンカーボネート)、ポリ(ε−カプロラクトン)、ポリ(L−ラクチド−co−D、L−ラクチド)、ポリ(L−ラクチド−co−メソ−ラクチド)、ポリ(L−ラクチド−co−グリコリド)、ポリ(L−ラクチド−co−トリメチレンカーボネート)、ポリ(L−ラクチド−co−ε−カプロラクトン)、ポリ(D、L−ラクチド−co−メソ−ラクチド)、ポリ(D、Lラクチド−co−グリコリド)、ポリ(D、L−ラクチド−co−トリメチレンカーボネート)、ポリ(D、L−ラクチド−co−ε−カプロラクトン)、ポリ(メソ−ラクチド−coグリコリド)、ポリ(メソ−ラクチド−co−トリメチレンカーボネート)、ポリ(メソ−ラクチド−co−ε−カプロラクトン)、ポリ(グリコリド−co−トリメチレンカーボネート)、ポリ(グリコリド−co−ε−カプロラクトン)を含むがこれらに限定されるものでない請求項1乃至49のいずれか1項に記載のチューインガム。
  51. 前記チューインガムが、フィラーを含有している請求項1乃至50のいずれか1項に記載のチューインガム。
  52. 前記チューインガムが、フィラーをチューインガムの約0〜約50重量%、さらに典型的にはチューインガムの約10〜約40重量%含有している請求項1乃至51のいずれか1項に記載のチューインガム。
  53. 前記チューインガムが、少なくとも1種類の着色剤を含有している請求項1乃至52のいずれか1項に記載のチューインガム。
  54. 前記チューインガムが、外部コーティングによって被覆されている請求項1乃至53のいずれか1項に記載のチューインガム。
  55. 前記外部コーティングが、硬質コーティングである請求項1乃至54のいずれか1項に記載のチューインガム。
  56. 前記硬質コーティングが糖コーティングおよび無糖コーティングおよびそれらの組合せからなる群から選択されたコーティングである請求項1乃至55のいずれか1項に記載のチューインガム。
  57. 前記硬質コーティングがソルビトール、マルチトール、マンニトール、キシリトール、エリスリトール、ラクチトールおよびイソマルトからなる群から選択されたポリオールを50〜100重量%含有する請求項1乃至56のいずれか1項に記載のチューインガム。
  58. 前記外部コーティングが可食性のフィルム形成剤およびワックスからなる群から選択された少なくとも1種類の成分を含有する可食性フィルムである請求項1乃至57のいずれか1項に記載のチューインガム。
  59. 前記フィルム形成剤がセルローズ誘導体、変成澱粉、デキストリン、ゼラチン、シェラック、アラビアガム、ゼイン、ベジタブルゴム、合成ポリマーおよびそれらの任意の組合せからなる群から選択された請求項1乃至58のいずれか1項に記載のチューインガム。
  60. 前記外部コーティングが結合剤、吸湿成分、フィルム形成剤、分散剤、固着防止成分、バルキング剤、香味剤、着色剤、医薬活性成分または美容活性成分、脂質成分、ワックス成分、糖、酸および分解性ポリマーの咀嚼後の分解を加速できる添加剤からなる群から選択された少なくとも1種類の添加成分を含有する請求項1乃至59のいずれか1項に記載のチューインガム。
  61. 前記外部コーティングが、軟質コーティングである請求項1乃至60のいずれか1項に記載のチューインガム。
  62. 前記軟質コーティングが、糖を含まないコーティング剤を含有している請求項1乃至61のいずれか1項に記載のチューインガム。
  63. 前記チューインガムが、従来のチューインガムのポリマーまたは樹脂を含有している請求項1乃至62のいずれか1項に記載のチューインガム。
  64. 前記の少なくとも1種類の生分解性ポリマーが、チューインガムポリマーの少なくとも5%を占める請求項1乃至63のいずれか1項に記載のチューインガム。
  65. チューインガムに含有された生分解性ポリマーが全体で、チューインガムポリマーの少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%を占める請求項1乃至64のいずれか1項に記載のチューインガム。
  66. チューインガムに含有された生分解性ポリマーが全体で、チューインガムポリマーの少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%占める請求項1乃至65のいずれか1項に記載のチューインガム。
  67. 請求項1乃至65のいずれか1項に記載のガムベース。
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