JP2006346359A - シート用張地、及び車両用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】
簡単な構成で、効率良くシート表皮の温度及び湿度を所望の状態にする快適性により優れた安価なシート用張地、及び車両用シートを提供すること。
【解決手段】
本発明のシート用張地(30)、及び車両用シート(1)は、通気性を有し、乗員が着席するシートの表皮となる編物(5,7)と、空調ユニット(14)に連通し、上記編物の裏面に設けられる通気路(11,12)と、上記通気路を被覆し、上記編物の裏面に貼付される非通気性のフィルム(21)と、を具備し、通気路(11,12)を経て送られたエアーを編物(5,7)を通してシート表面に供給することで、効率良くシート表皮の温度及び湿度を所望の状態にする。
【選択図】 図2
簡単な構成で、効率良くシート表皮の温度及び湿度を所望の状態にする快適性により優れた安価なシート用張地、及び車両用シートを提供すること。
【解決手段】
本発明のシート用張地(30)、及び車両用シート(1)は、通気性を有し、乗員が着席するシートの表皮となる編物(5,7)と、空調ユニット(14)に連通し、上記編物の裏面に設けられる通気路(11,12)と、上記通気路を被覆し、上記編物の裏面に貼付される非通気性のフィルム(21)と、を具備し、通気路(11,12)を経て送られたエアーを編物(5,7)を通してシート表面に供給することで、効率良くシート表皮の温度及び湿度を所望の状態にする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、効率良くシート表皮の温度及び湿度を所望の状態にする快適性に優れたシート用張地、及び車両用シートに関する。
近年、乗員の快適性の向上等を目的とした車両用シートが提案され実用化されている。
例えば、特許文献1には、シート内部にダクト構造を配設し、強制的に通気、或いは換気することで、シート用張地の表皮の温度及び湿度を所望の状態にする車両用空調装置が開示されている。特に、このような車両空調装置を備える車両用シートは、シートに本皮を使用したグレードの高い車両に用いられることが多く、ウレタンを使ったクッション材に連通路となるダクト構造を設けて、表皮の本皮にディンプル(小さな通気孔)から気体を排気する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、シート内部にダクト構造を配設し、強制的に通気、或いは換気することで、シート用張地の表皮の温度及び湿度を所望の状態にする車両用空調装置が開示されている。特に、このような車両空調装置を備える車両用シートは、シートに本皮を使用したグレードの高い車両に用いられることが多く、ウレタンを使ったクッション材に連通路となるダクト構造を設けて、表皮の本皮にディンプル(小さな通気孔)から気体を排気する技術が知られている。
また、例えば、特許文献2には、シート部の表皮にネット素材、若しくはメッシュ素材を用いてより通気性を高めた車両用シートが開示されている。
特開平5−623号公報
特開2000-79840号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用空調装置、空調機能を備える車両用シートでは、既存のシート構造にダクト構造を設けて、通気を行うものであり、シート構造が複雑になり、更にシート自体の熱容量の影響を受けやすく、効率良くシート表皮の温度及び湿度を所望の状態にすることができない。
また、本皮を使用した車両用シートでは、本皮自体が高価であり、低価格のグレードへの展開が困難である。また、寒冷地においては、冷却速度の速い本皮を使用した車両用シートが必ずしも歓迎されず、布地、例えばバッキング材を使用した車両用シートが好まれる。しかし、布地は、通気性が悪く、シート表皮からエアーを排気する特許文献1に記載の車両用空調装置には適さないという問題があった。
また、車両用シートの温度調節システムには、例えばペルチェ素子を用いた技術も知られている。既存のシート構造にペルチェ素子を用いた冷却加温システムでは、消費電力に対するシート表皮の冷却加温効率が低く、大きな電力が必要となる問題がある。
その一方、特許文献2に記載の車両用シートは、シート表皮にネット素材、若しくはメッシュ素材を用いて、単に通気性を求めるものであるため、所望の温度調節ができない。
尚、このような空調機能を備えたシートは、車両用シートに限らず、一般的なシート張地においても同様の問題がある。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、且つ、効率良くシート表皮の温度及び湿度を所望の状態にする快適性により優れた安価なシート用張地、及びこのシート用張地を用いた車両用シートを提供することを目的とする。
本発明のシート用張地、及び車両用シートは、上記目的を達成すべく、通気性を有し、乗員が着席するシートの表皮となる編物と、空調ユニットに連通し、上記編物の裏面に設けられる通気路と、上記通気路を被覆し、上記編物の裏面に貼付される非通気性のフィルムと、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で、効率良くシート表皮の温度及び湿度を所望の状態にする快適性により優れた安価なシート用張地、及び車両用シートを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図4は、本発明の第1の実施の形態に係わり、図1は車両用シートの概略構成図、図2は図1のII−II線に沿って切断した車両用シートの断面図、図3はメッシュ材、シート材及び空調ユニットのチューブ体の組み付けを示す分解斜視図、図4はメッシュ材、シート材及びチューブ体の組み付け後のシート用張地の作用を説明するための部分断面図である。
図1〜図4は、本発明の第1の実施の形態に係わり、図1は車両用シートの概略構成図、図2は図1のII−II線に沿って切断した車両用シートの断面図、図3はメッシュ材、シート材及び空調ユニットのチューブ体の組み付けを示す分解斜視図、図4はメッシュ材、シート材及びチューブ体の組み付け後のシート用張地の作用を説明するための部分断面図である。
図1において、符号1は本発明の自動車用のシートを示す。この車両用シート1は、乗員が着座するためのシート座体2と、乗員の背もたれとなるリクライニング式のシートバック体3と、このシートバック体3の上部に設けられるヘッドレスト4と、温度調節システム10と、を有して構成されている。
シート座体2は、乗員の臀部が接触するシート座部5と、このシート座部5の後方となるシートバック体3側から前方側の両側にかけて乗員を左右にホールドする座部側シートサイド部6(以下、単にシートサイド部6という)とを有して構成されている。また、シートバック体3は、乗員の背もたれとなり、乗員の背中、肩などに接触するシートバック部7と、このシートバック部7の中途から下部側の両側に横方向へ乗員を左右にホールドするバック側シートサイド部8(以下、単にシートサイド部8という)と、を有して構成されている。
温度調節システム10は、シート座体2に配設される第1のチューブ体11と、シートバック体3に配設される第2のチューブ体12と、これら各チューブ体11,12と夫々一方の端部が接続された2股に分岐されたダクト13と、このダクト13の集合側の端部が接続された空調ユニット14と、を有して構成されている。
夫々、第1、第2のチューブ体11,12は、通気路を構成し、後述の複数の通気孔を有し、一端が閉塞された複数(本実施の形態では4本)のチューブが略等間隔に平行して延出しており、ダクト13側の夫々の他端が連通している。
第1のチューブ体11は、シート座部5の裏面に沿って後方から前方に向かって延出しており、シート座体2内に設けられている。また、第2のチューブ体12は、シートバック部7の裏面に沿って、下部側から上部側のヘッドレスト4の近傍にかけて延出しており、シートバック体3内に設けられている。
第1のチューブ体11は、シート座部5の裏面に沿って後方から前方に向かって延出しており、シート座体2内に設けられている。また、第2のチューブ体12は、シートバック部7の裏面に沿って、下部側から上部側のヘッドレスト4の近傍にかけて延出しており、シートバック体3内に設けられている。
空調ユニット14は、内部に図示しない冷却加温装置、送風ファンなどを有しており、ダクト13を介して、所定の温度調節されたエアーを各チューブ体11,12に供給する。すなわち、ダクト13は、空調ユニット14からのエアーを各チューブ体11,12に供給するための連通路である。また、この空調ユニット14は、本実施の形態ではシート座体2内に設けられているが車両用シート1外の邪魔にならない部位に設置されていても良い。
次に、図2及び図3を参照し、シート座体2のシート座部5のシート用張地構造について説明する。ここでは、図2のシートバック体3の断面図を使用してシートバック部7のシート用張地構造を例に挙げて説明をする。尚、シート座体2のシート座部5のシート用張地構造については、シートバック体3の構造と略同じであるためその説明を簡略する。
図2に示すように、シートバック部7は、通気性の良い編物、例えば、メッシュ材、ネット素材からなり、シートバック体3の骨格を形成するフレーム33に金具32を介して所定の張力で張った状態で取り付けられている。また、この状態で、シートバック部7は、その下部側から中途にかけた両側端部がシートサイド部8に縫合されている。
従って、シートバック体3は、シートバック部7が所定の張力で張った状態に保持されているため、シートバック部7自体がクッション性を備えた構造となっている。そのため、車両用シート1は、シートバック体3の内部にウレタン、スプリングなどを利用したクッション構造を設ける必要がないため、構造自体が簡素化でき、前後方向の厚みを低減できるため、軽量化できると共に、後部座席のニースペース、及び足元空間を拡大させることができる。
シートバック部7は、乗員と接触する面と反対側の一面、つまりシートバック体3の内部側の一面に複数、ここでは4本の第2のチューブ体12が上述したように、略等間隔で離間するように設けられ、非通気性のフィルム21が接着などにより貼付されている。
この場合、フィルム21は、第2のチューブ体12と若干の隙間ができるようにシートバック部7の一面全体に貼付される。すなわち、フィルム21は、シートバック部7と接触する部分のみ接着剤などにより貼付されている。
従って、図3に示すように、乗員側からシートバック部7、第2のチューブ体12、及びフィルム21は、乗員側から順に部分的に重畳した3層の構造となり、これらシートバック部7、第2のチューブ体12、及びフィルム21によって本発明のシート用張地30を構成している。
尚、シート座体2においても、シート座部5が通気性の良い編物、例えば、メッシュ材、ネット素材が用いられ、乗員側からシート座部5、第1のチューブ体11、及び非通気性のシートの順で部分的に重畳した3層の構造となり、これらシート座部5、第1のチューブ体11、及びフィルムによって本発明のシート用張地を構成する。
また、図3に示すように、第2のチューブ体12には、上述したように、複数の通気孔12aが穿設されている。このような複数の通気孔は、第1のチューブ体11にも穿設されている。尚、各チューブ体11,12は、それらの断面形状が図示の略円形状に限ることなく、例えば、略半円形状などでも良く、その断面形状が限定されることはない。
次に、図4を参照して、本実施の形態のシート用張地30の作用について説明する。尚、ここでの説明においても、シートバック部7のシート用張地30を例に挙げて作用の説明をする。
空調ユニット14(図1及び図3参照)からの所定の温度に調節されたエアーは、ダクト13を通って、第2のチューブ体12に供給される。第2のチューブ体12に供給されたエアーは、第2のチューブ体12の通気孔12aより外部へ排気される。そして、排出されたエアーは、シートバック部7の表皮を通過して、乗員側となる外部へ排気される。
そして、このエアーは、通気性の良いシートバック部7の表皮全面に拡がり、乗員の背中、及び肩に吹き付けられる。尚、同様にして、シート座体2においては、所定の温度に調節されたエアーがシート座部5の表皮全面に拡がり、乗員の臀部に吹き付けられる。
従って、本実施の形態によれば、シート座体2及びシートバック体3に従来用いられていたウレタン、スプリングなどのクッション構造を用いなくとも、座席時に違和感を与えることなく、安価で軽量化を実現すると共に、所定の温度に調節されたエアーが常に乗員に送気されることによる快適なシート用張地30を用いた車両用シート1を実現できる。
また、シート用張地30を用いた車両用シート1は、シート用張地30を構成するシートバック部7、及びシート座部5を冷却加温効率が高い通気性の良い材質を用いることにより、所定の温度に調節されたエアーの温度が変動することなく乗員に送気することができる。
以上の結果、簡単な構成で、効率良くシート表皮の温度及び湿度を所望の状態にする快適性により優れた安価なシート用張地、及び車両用シートを実現することができる。
尚、本実施の形態の車両用シート1は、上述したように、通気性が良く冷却加温効率が高いシートバック部7、及びシート座部5を用いている。そのため、電力消費が大きいとされるペルチェ素子を冷却加温装置に用いても、消費する電力を低減可能となる。すなわち、シートバック部7、及びシート座部5は、それ自体の熱容量が小さいため、少ないエネルギーで容易に所望の温度に変化できる。そのため、ペルチェ素子は、少ない電力で所定の温度にエアーを冷却、或いは加温することができる。
(第2の実施の形態)
図5から図7は、本発明の第2の実施の形態に係わり、図5は車両用シートのシートバック部、或いはシート座部に用いられるシート用張地の部分断面図、図6は図5の変形例となる車両用シートのシートバック部、或いはシート座部に用いられるシート用張地の部分断面図、図7は図6の変形例となる車両用シートのシートバック部、或いはシート座部に用いられるシート用張地の分解斜視図である。
図5から図7は、本発明の第2の実施の形態に係わり、図5は車両用シートのシートバック部、或いはシート座部に用いられるシート用張地の部分断面図、図6は図5の変形例となる車両用シートのシートバック部、或いはシート座部に用いられるシート用張地の部分断面図、図7は図6の変形例となる車両用シートのシートバック部、或いはシート座部に用いられるシート用張地の分解斜視図である。
尚、本実施の形態において、第1の実施の形態にて既に記述した車両用シート1と同じ構成には、同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成、作用及び効果のみを主に説明する。
第1の実施の形態に用いられるシート用張地を図5に示すような構成にしても良い。詳しくは、本実施の形態のシート用張地31は、通気性の良い編物、例えば、メッシュ材、ネット素材などからなる乗員側の表皮22と、この表皮22と同じ通気性の良い編物の裏皮23と、これら表皮22と裏皮23とを所定の距離だけ離間させて連結する無数の樹脂繊維からなる通気性を有するクッション層24と、裏皮23と接着されるフィルム21とを有して構成されている。これら表皮22、裏皮23、及びクッション層24は、3次元立体編物を構成し、夫々を合わせた厚さが例えば、10mm程度に設定されている。
また、シート用張地31は、表皮22と裏皮23とをクッション層24の略中央で高周波溶着により溶着した非通気性の接続部25を有している。この接続部25は、シート座部5において、シート座部5(図1参照)の後方から前方に向かって沿うように、表皮22と裏皮23とを連結しており、シートバック部7(図1参照)において、シートバック部7の下部側から上部側のヘッドレスト4の近傍にかけて沿うように、表皮22と裏皮23とを連結して、表皮22と裏皮23の表面上に溝部27,28を形成する。
尚、クッション層24は、無数の繊維樹脂の起毛方向が表皮22と裏皮23の各面に略直交する方向となっており、接続部25を形成するにあたり高周波溶着などを用いることで、容易に圧縮可能である。
また、シート用張地31には、裏皮23に形成された溝部28と、フィルム21によって囲まれた空間により、第1の実施の形態での各チューブ体11,12に変えて、通気路26が形成される。尚、この通気路26は、シート用張地31に複数形成される。これらの通気路26は、第1の実施の形態で図1及び図3に示した空調ユニット14とダクト13を介して接続される。
従って、空調ユニット14からの所定の温度に調節されたエアーが通気路26に送気される。通気路26内のエアーは、溝部28の裏皮23からクッション層24を介して表皮22から乗員側へ排気される。
こうして、エアーは、第1の実施の形態と同様に、シート座部5から乗員の臀部に、或いは、シートバック部7から乗員の背中、及び肩に向けて吹き付けられる。このとき、非通気性の接続部25により、通気路26内のエアーが裏皮23からクッション層24内に乗員方向に対して角度を有して送気される。そのため、エアーがクッション層24内で拡散し、満遍なく乗員へ送気することができる。
以上の結果、本実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果を奏すると共に、各チューブ体11,12を必要としないので、材料費の低減、及び組み立てが容易となり、歩留まりが向上するシート用張地31、及び車両用シート1を実現することができる。さらに、シート用張地、及び車両用シートは、表皮22に溝部27が形成されるため、この溝部27の形状によってはデザイン性を貢献することができる。
尚、図6に示すように、表皮22と裏皮23とを接続する接続部25を表皮22の同一面上、或いは、面側の近傍に形成しても良い。これにより、通気路26の断面積が大きくなり、裏皮23の通気路26を形成する表面積が大きくなることで、クッション層24内へのエアーの供給効率が向上する。この際、図7に示すように裏皮23とフィルム21の間に所望の間隔で通気穴29aを有する通気フィルム29を追加しても良い。この通気フィルム29は、通気穴29a以外の部分の通気を遮断するだけなので薄く安価なもので構わない。こうすることで通気を安定化し送風部位を調節することも可能になる。尚、図7に示した通気フィルム29を使用する構成は、図5に示したシートバック部7、或いはシート座部5の構成にも適用可能である。
また、上述の第1の実施の形態に記載の通気性の良い編物であるシート座部5及びシートバック部7を本実施の形態の表皮22、裏皮23、及びクッション層24からなる3次元立体編物にしても良い。
さらに、上述の各実施の形態における空調ユニット14からの冷気、或いは暖気の送気を用いず、車両に搭載されるエアコンディショナを空調ユニット14として流用し、送風部にダクト13を接続して車両用シート1に冷気、或いは暖気の所定の温度に調節されたエアーを供給する構成としても良い。
本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1・・・車両用シート
5・・・シート座部(編物)
7・・・シートバック部(編物)
10・・・温度調節システム
11・・・第1のチューブ体(通気路)
12・・・第2のチューブ体(通気路)
14・・・空調ユニット
21・・・フィルム
22・・・表皮
23・・・裏皮
24・・・クッション層
25・・・接続部
26・・・通気路
30,31・・・シート用張地
5・・・シート座部(編物)
7・・・シートバック部(編物)
10・・・温度調節システム
11・・・第1のチューブ体(通気路)
12・・・第2のチューブ体(通気路)
14・・・空調ユニット
21・・・フィルム
22・・・表皮
23・・・裏皮
24・・・クッション層
25・・・接続部
26・・・通気路
30,31・・・シート用張地
Claims (6)
- 通気性を有し、乗員が着席するシートの表皮となる編物と、
空調ユニットに連通し、上記編物の裏面に設けられる通気路と、
上記通気路を被覆し、上記編物の裏面に貼付される非通気性のフィルムと、
を具備することを特徴とするシート用張地。 - 前記編物は、通気性を有する表皮及び裏皮と、これら表皮及び裏皮との間に配設される通気性を有するクッション層とをからなる3次元立体編物であることを特徴とする請求項1に記載のシート用張地。
- 上記通気路は、複数の通気孔を有するチューブ体であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート用張地。
- 上記通気路は、上記3次元立体編物の上記クッション層を圧縮して、上記表皮と上記裏皮が連結して形成された非通気性を有する接続部と、該接続部に対向する上記フィルムとによって形成されていることを特徴とする請求項2に記載のシート用張地。
- 通気性を有し、乗員が着席するシートの表皮となる編物と、
上記編物の裏面に設けられる通気路と、
上記通気路を被覆し、上記編物の裏面に貼付される非通気性のフィルムと、
上記通気路と連通する空調ユニットと、
を具備することを特徴とする車両用シート。 - 上記空調ユニットは、送気する気体を冷却加温する温度調節システムを備えたことを特徴とする請求項5に記載の車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005179733A JP2006346359A (ja) | 2005-06-20 | 2005-06-20 | シート用張地、及び車両用シート |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2006346359A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010075377A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Seishi Takagi | 温度調節マットレス |
JP2010094146A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Denso Corp | シートおよびシート空調装置 |
JP2015226632A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-17 | 株式会社イノアックコーポレーション | シートパッド用配風ダクト、配風ダクト入りシートパッド及びその製造方法 |
-
2005
- 2005-06-20 JP JP2005179733A patent/JP2006346359A/ja active Pending
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JP2010075377A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Seishi Takagi | 温度調節マットレス |
JP2010094146A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Denso Corp | シートおよびシート空調装置 |
JP2015226632A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-17 | 株式会社イノアックコーポレーション | シートパッド用配風ダクト、配風ダクト入りシートパッド及びその製造方法 |
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