JP2016132350A - 乗物用空調シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートカバーの領域により通気率が異なるようにして、シート上で空調が求められる範囲に空調作用を行き渡らせる乗物用空調シートを提供する。
【解決手段】本乗物用空調シートは着座者を支持するシートパッド5と、シートパッドの着座表面側を覆うシートカバー6と、シートパッドに形成された空気通路Pを介して空気を吹き出すか又は空気を吸い込む送風機7と、を備え、シートカバーは、通気可能とされた表層材61、及び通気性を有する裏層材63が積層されて形成され、且つ、表層材及び裏層材を通して、シートパッドに形成されている空気通路を経由して送風機による空気の流れを生じる空調エリア71と、送風機による空気の流れを防ぐ非空調エリア72が区分されており、裏層材には、空調エリア及び非空調エリアの表層材と空気通路との間の通気率がそれぞれ異なるように規制をする規制手段64が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、着座者に対して空調を与える乗物用空調シートに関し、詳しくは、シート上の領域によりシートカバーの通気率が異なるようにする乗物用空調シートに関する。
従来の乗物用空調シートとして、着座者を支持するシートパッドと、シートパッドの着座表面側を覆う通気性を有するシートカバーと、シートパッドに形成された空気通路に対して空気を吹き出す送風機と、を備えたものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来の乗物用空調シートでは、例えば、図17(a)(b)、図18に示すように、シートパッド105の厚さ方向に貫通して通気孔114が形成され、その裏面側に平面略H字状の通気溝131が通気孔114に連結するように形成されているものが提案されている。本例では、シートパッド105の表面(着座者)側はシートカバー106に覆われている。また、シートパッド105の裏面側には、通気溝131を覆うように蓋板133が取り付けられ、この蓋板133の開口にダクトを介して送風機107が接続されている。
特開2009−77760号公報
前記のように、乗物用空調シートは、一般にシートパッドの表面(着座者)側がシートカバーに覆われている。シートのデザイン性や着座感の向上のために、シートカバーにパーフォレーション等の孔を形成したレザー等を用いたシート(レザーシート等)も多い。図18に示したような従来の乗物用空調シートでは、多数の孔を設けたレザーシート等のようにシートカバーの通気性(通気率)が高い場合、図19に示すようにシートカバー106の孔から通風して、シートカバー表面の意図しない場所から空気が吸引又は送出されるという問題がある。例えば、空調シートにおいて空気をシート表面から吸い込む場合、着座者の背中等身体が接触する範囲171(シートカバー上で空調が求められる範囲であり、「空調エリア」という。)に限るように吸引78する機能を備えていることが好ましいが、通常、シートカバー106は着座者の身体と接触しない範囲172(シートカバー上で空調が求められない範囲であり、「非空調エリア」という。)においても空調エリア171と同様の通気性を備えている場合があり、非空調エリア172からの通気75も生じてしまう。非空調エリア172は、着座者によって塞がれている空調エリア171よりも通気に対する抵抗が低くなって通気量が増してしまい、本来通気量を多くしたい空調エリア171の空調作用が弱くなるという問題が生じる。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、シートカバーの領域により通気率が異なるようにして、シート上で空調が求められる範囲に空調作用を行き渡らせる乗物用空調シートを提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本第1発明は、着座者を支持するシートパッドと、前記シートパッドの着座表面側を覆うシートカバーと、前記シートパッドに形成された空気通路を介して空気を吹き出すか又は空気を吸い込む送風機と、を備える乗物用空調シートであって、前記シートカバーは、通気可能とされた表層材、及び通気性を有する裏層材が積層されて形成され、且つ、前記表層材及び前記裏層材を通して、前記シートパッドに形成されている前記空気通路を経由して前記送風機による空気の流れを生じる空調エリアと、前記送風機による空気の流れを防ぐ非空調エリアが区分されており、前記裏層材には、前記空調エリア及び前記非空調エリアの前記表層材と前記空気通路との間の通気率がそれぞれ異なるように規制をする規制手段が形成されていることを要旨とする。
前記第2発明は前記第1発明において、前記規制手段は、前記裏層材の前記シートパッドと対向する面に設けられた通気シートであって、前記通気シートは、前記非空調エリアの通気率が前記空調エリアの通気率より低くなるように形成されていることを要旨とする。
前記第3発明は前記第1発明において、前記規制手段は、前記裏層材の前記表層材と対向する面に設けられた通気シートであって、前記通気シートは、前記非空調エリアの通気率が前記空調エリアの通気率より低くなるように形成されていることを要旨とする。
前記第4発明は前記第1発明において、前記裏層材は、連通孔が多数形成されている多孔質体シートであり、前記規制手段は、前記裏層材の前記空調エリアと前記非空調エリアとの境界部に形成され、前記裏層材の前記空調エリアと前記非空調エリアとの間の通気を防ぐ境界規制部であることを要旨とする。
前記第5発明は前記第4発明において、前記境界規制部は、前記裏層材の前記境界部に位置する前記連通孔を熱融着によって塞いで形成されている閉塞部分であることを要旨とする。
前記第6発明は前記第4発明において、前記境界規制部は、前記裏層材の前記境界部が厚さ方向に圧縮された状態に形成されている圧縮部分であることを要旨とする。
本発明の乗物用空調シートでは、着座者を支持するシートパッドと、前記シートパッドの着座表面側を覆うシートカバーと、前記シートパッドに形成された空気通路を介して空気を吹き出すか又は空気を吸い込む送風機と、を備える乗物用空調シートであって、前記シートカバーは、通気可能とされた表層材、及び通気性を有する裏層材が積層されて形成され、且つ、前記表層材及び前記裏層材を通して、前記シートパッドに形成されている前記空気通路を経由して前記送風機による空気の流れを生じる空調エリアと、前記送風機による空気の流れを防ぐ非空調エリアが区分されており、前記裏層材には、前記空調エリア及び前記非空調エリアの前記表層材と前記空気通路との間の通気率がそれぞれ異なるように規制をする規制手段が形成されている。この規制手段により空気の流れが規制されることにより、空調を使用しない通常時においては非空調エリアの通気性を空調エリアの通気性と同様に維持しつつ、空調時においては非空調エリアに送風機による空気が流れて空調エリアの空気の流れが低下するロスを低減することができる。これにより、乗物用空調シートで空調効果が求められる範囲に効果的な空調作用を付与できる。
前記規制手段は、前記裏層材の前記シートパッドと対向する面に設けられた通気シートであって、前記通気シートは、前記非空調エリアの通気率が前記空調エリアの通気率より低くなるように形成されている場合は、非空調エリアに対応して通気シートの通気率が低減されるため、非空調エリアと空気通路との間の空気の流れを防止することができる。通気シートはシートカバーのシートパッド側に設けられるため、シートの意匠を変更しないで空調エリアと非空調エリアを設定することができる。また、通気シートは着座者(表層材)側とは反対側に設けられるため、シートの使用感に影響を及ぼすこともない。
前記規制手段は、前記裏層材の前記表層材と対向する面に設けられた通気シートであって、前記通気シートは、前記非空調エリアの通気率が前記空調エリアの通気率より低くなるように形成されている場合は、非空調エリアに対応して通気シートの通気率が低減されるため、非空調エリアの表層材と裏層材との間の空気の流れを防止することができ、空調エリアにおける空調作用をより効果的にすることができる。
前記裏層材は、連通孔が多数形成されている多孔質体シートであり、前記規制手段は、前記裏層材の前記空調エリアと前記非空調エリアとの境界部に形成され、前記裏層材の前記空調エリアと前記非空調エリアとの間の通気を防ぐ境界規制部である場合は、シートパッド内の非空調エリアから空調エリアに流れる空気の流れを防止することによって、空調エリアにおける空調作用をより効果的にすることができる。
前記境界規制部は、前記裏層材の前記境界部に位置する前記連通孔を熱融着によって塞いで形成されている閉塞部分である場合は、裏層材に簡単な加工を施すことで、境界部の連通孔が塞がれる。これによりシートパッド内の非空調エリアから空調エリアに流れる空気の流れを防止し、空調エリアにおける空調作用をより効果的にすることができる。
前記境界規制部は、前記裏層材の前記境界部が厚さ方向に圧縮された状態に形成されている圧縮部分である場合は、裏層材の境界部を押しつぶすことにより裏層材の連通孔の断面積が減り、境界部の通気性が低下する。これによって、シートパッド内の非空調エリアから空調エリアに流れる空気の流れを防止し、空調エリアにおける空調作用をより効果的にすることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係る乗物用空調シートの正面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のVI−VI線断面図である。 シートカバーの規制手段を説明するための説明断面図である。 図6に於ける送風機動作時の空気の流れを示す説明断面図である。 他のシートカバーの規制手段を説明するための説明断面図である。 図8に於ける送風機動作時の空気の流れを示す説明断面図である。 他のシートカバーの規制手段を説明するための説明断面図である。 図10に於ける送風機動作時の空気の流れを示す説明断面図である。 他のシートカバーの規制手段を説明するための説明断面図である。 図12に於ける送風機動作時の空気の流れを示す説明断面図である。 他のシートカバーの規制手段を説明するための説明断面図である。 図14に於ける送風機動作時の空気の流れを示す説明断面図である。 他のシートカバーの規制手段を説明するための説明断面図である。 従来の乗物用空調シートの空気通路を説明するための説明図であり、(a)はシートパッドの着座表面側からみた斜視図を示し、(a)はシートパッドの裏面側からみた斜視図を示す。 従来のシートカバーの規制手段を説明するための説明断面図である。 図15に於ける送風機動作時の空気の流れを示す説明断面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態に係る乗物用空調シートは、着座者を支持するシートパッド(5、5A)と、シートパッドの着座表面側を覆うシートカバー(6、6A)と、シートパッドに形成された空気通路(P)に対して空気を吹き出すか又は空気を吸い込む送風機(7、7A)と、を備える(例えば、図1〜図5等を参照)。空気通路(P)に対して吹き出された空気は、通気可能とされたシートカバー(6、6A)の表面から着座者側に吹き出される。一方、送風機(7、7A)によりシートカバー(6、6A)の表面から空気を吸い込む場合は、空気は空気通路(P)に吸い込まれる。
上記シートパッド(5、5A)には、厚さ方向に貫通して通気孔(14、14A、15、15A)が形成され、シートパッド(5、5A)の裏面側には、送風機(7、7A)に接続される通気溝(31、31A)が通気孔(14、14A、15、15A)に連結するように形成されている。
空気通路(P)は、通気溝(31、31A)、通気孔(14、14A、15、15A)を含んで構成されている。
シートカバー(6、6A)は、通気可能とされた表層材(61)、及び通気性を有する裏層材(63)が積層されて形成される(例えば、図6を参照)。
表層材(61)は通気可能とされている。表層材が通気性の低い材質である場合には、適宜の数の貫通孔を設けることにより通気可能とすることができる。また、表層材の材質自体が通気性を有してもよい。貫通穴の径や数(密度)、素材の密度等により、単位面積当りの通気量(通気率)を変えることができる。例えば、貫通穴の数を多く又は素材の密度を低くすることにより、通気率を高めることができる。
表層材(61)は、各種選択することができ、例えば、レザー、樹脂シート等のシート材にパーフォレーション等の貫通孔を多数設けて通気可能としたものを挙げることができる。また、織布、不織布、連続気泡型樹脂シート等のように通気性を備えた素材を用いても良い。
裏層材(63)は、通気性及び弾力性に優れた材質であれば良く、例えば、連続気泡型ウレタンフォーム等の樹脂や、綿等を挙げることができる。
また、シートカバー(6、6A)には、表層材及び裏層材を通して、シートパッドに形成されている空気通路(P)を経由して送風機(7)による空気の流れを生じる空調エリア(71、71A)と、表層材及び裏層材を通して、空気通路(P)を経由する送風機(7)による空気の流れを防ぐ非空調エリア(72、72A)が区分されている(例えば、図1、図6等参照)。
空調エリア(71、71A)は、裏層材(63)を通じて空気通路に通じる領域であり、主に着座者の背中や尻等の身体と接触する範囲である。また、非空調エリア(72、72A)は、主にシートの周辺側の領域であり、空調作用が不要であるか又は少なくされる範囲である。
前記裏層材(63)には、空調エリア(71、71A)と非空調エリア(72、72A)の、前記表層材と前記空気通路との間の空気の流れを規制する規制手段が形成されている。空調エリアと非空調エリアとにおける空気の通気率をそれぞれ異なるように規制することで、空調を使用しないときには通気性を維持しつつ、空調時には非空調エリアに送風機による空気が流れて空調エリアの空気の流れが低下する空気ロスを低減することができる。
規制手段の具体的な手段は任意に選択することができ、例えば、裏層材の任意の面に設けられた通気シート(64)とすることができる。即ち、シートパッドと対向する面に設けてもよいし、表層材と対向する面に設けてもよい。更に、裏層材の両面に設けてもよい。
通気シート(64)は、非空調エリア(72、72A)に該当する領域(66)の通気率を、空調エリア(71、71A)の領域(68)と比べて減少させたシートである。このような通気シートとして、例えば、ウレタン等の連続気泡型樹脂フォーム、織布、不織布等のシートを挙げることができる。領域ごとに通気率を変える方法は特に問わず、例えば、通気率の異なるシート材を並べて設ける方法を挙げることができる。また、通気率を高くしたい範囲に、より多数の孔を形成することで通気率を高めることができる。更に、通気率を高くしたい領域のみ開口していても良い。
また、空調エリア(71、71A)において所定の場所の通気シート(64)の通気率を任意に変えても良い。例えば、空気通路(P)に接する領域(67)の通気率を他の領域(68)より高め、空気通路(P)から遠い領域(69)の通気率を他の領域(68)より低くすることを挙げることができる(例えば、図8の通気シート(64)を参照。)。このように領域別に通気率を変えることにより、空気通路Pに面する空気の流通が容易な領域(67)は通気率を低めて過度に流通することを抑制したり、空気通路との距離が遠く空気通路との通気性が低い領域(69)は通気率を高めて流通しやすくしたりすることで、空気通路(P)の位置にもかかわらず、空調エリア(71、71A)のどの場所についても一様の空調性能に揃えることができる(例えば、図9を参照。)。
同様にして、非空調エリア(72、72A)において所定の場所の通気シート(64)の通気率を適宜に変えても良い。
また、他の規制手段の例として、裏層材(63)の空調エリア(71、71A)と非空調エリア(72、72A)との境界部に、空調エリアと非空調エリアとの間の通気を防ぎ、空気の流通を妨げる境界規制部(81)を形成することができる(例えば、図12を参照)。境界規制部(81)によって空調エリアと非空調エリアとの間の空気の流通を妨げることで、裏層材内の空調エリアと非空調エリアとの間の通気を遮断することができる(例えば、図13を参照)。境界規制部の形成方法は任意に選択することができ、例えば、境界部の連通孔を熱融着によって塞ぐ閉塞部分を形成することができる。より具体的な例として、空調エリア(71)、非空調エリア(72)の境界に裏層材(63)の融点以上に温度を高めたヒートカッターの刃を入れることによって、裏層材の切断面の連通孔をヒートカッターの熱で溶かして塞ぐ熱融着を行うことにより、裏層材の非空調エリアから空調エリアに向かう空気の流れを遮断することができる。
また、境界規制部(82)の他の例として、裏層材(63)の境界部が厚さ方向に圧縮した圧縮部分を形成してもよい(例えば、図14を参照)。裏層材(63)の境界部を圧縮して押しつぶすことによって、裏層材の連通孔の断面積が減少し、通気を妨げることができる(例えば、図15を参照)。裏層材(63)を押しつぶされた状態に形成する方法は任意に選択することができ、例えば、縫製して糸によって縫い縛る方法で形成することができる。また、加圧して押しつぶした状態で接着剤を浸透させて接着固定する方法を挙げることができる。更に、加圧して押しつぶした状態で境界部を加熱し、裏層材を融かしてヒートシールさせる方法を挙げることができる。
また、裏層材(63)の任意の面に通気シート(66)を設け、且つ裏層材(63)の空調エリア(71)と非空調エリア(72)との境界部に境界規制部(81)を形成してもよい(例えば図16を参照。)。
本実施形態に係る乗物用空調シートとしては、例えば、上記シートパッド(5、5A)は、中央サポート部(11、11A)と、中央サポート部の左右外方に連なり且つシートパッド(5、5A)の着座表面側に膨出するサイドサポート部(12、12A)と、を備え、上記通気孔は、中央サポート部(11、11A)に厚さ方向に貫通して形成される中央通気孔(14、14A)と、サイドサポート部(12、12A)に厚さ方向に貫通して形成されるサイド通気孔(15、15A)と、を備え、上記通気溝(31、31A)は、中央サポート部(11、11A)と交差して延びている形態(例えば、図1等参照)を挙げることができる。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、自動車などの車両のフロントシートとして使用される乗物用空調シートを例示する。
(1)乗物用空調シートの構成
本実施例1に係る乗物用空調シート1は、図1に示すように、着座者の背もたれとなるシートバック2と、着座者の着座部となるシートクッション3と、を備えている。先ず、シートバック2の構成について説明する。このシートバック2は、図2〜図4に示すように、着座者を支持するウレタンフォーム製のシートパッド5と、シートパッド5の着座表面側を覆うシートカバー6と、シートパッド5に形成された空気通路Pから空気を吸い込む送風機7と、を備えている。
上記シートパッド5は、シートバック2の骨格をなすフレーム材9に支持されている(図4参照)。このフレーム材9には、図示しないブラケット等を介して送風機7が支持されている。
上記シートパッド5は、図2〜図4に示すように、中央サポート部11と、中央サポート部11の左右外方に連なり且つシートパッド5の着座表面側に膨出するサイドサポート部12と、を備えている。この中央サポート部11は、着座者を主体的に支持する部位であり、サイドサポート部12は、着座者を補佐的に支持する部位である。また、中央サポート部11には、厚さ方向に貫通して複数(図1中で3個)の中央通気孔14が形成されている(図4参照)。更に、各サイドサポート部12には、厚さ方向に貫通して複数(図1中で2個)のサイド通気孔15が形成されている(図3参照)。
なお、シートパッド5の中央付近は、着座者との接触面積が大きい領域である空調エリア71であり、シートパッド5の周縁付近は、空調エリア71に比べて着座者との接触面積が小さい、若しくは接触しない領域である非空調エリア72である。
上記シートパッド5の裏面側には、図1及び図4に示すように、送風機7に接続される通気溝31が通気孔14、15に連結するように形成されている。具体的に、通気溝31は、中央サポート部11の上側に配される一端側から複数(図1中で3本)の分岐通気溝31a、31b、31cとして分岐して延びている。更に、上記シートパッド5の裏面側には、図4に示すように、通気溝31を覆うように蓋板33が取り付けられている。この蓋板33の開口部には、一端側に送風機7が連結されたダクト34の他端側が連結されている。
シートカバー6は、図6に示すように、パーフォレーションとして多数の細孔が形成されたレザーからなる表層材61と、表面側が表層材61の裏面側に接合される連続気泡型ウレタンフォーム製のパッドである裏層材63と、を備えている。そして裏層材63のシートパッド5と対向する面側には連続気泡型ウレタンフォーム製の規制部材である通気シート64が被覆されている。また、通気シート64は、非空調エリア72と空調エリア71とで異なる通気シート66、68が並べて配設されている。通気シート66、68は、発泡率を変えることにより通気率を変えており、非空調エリア72の通気シート66は、空調エリア71の通気シート68よりも通気率が低く、より通気を規制することができる。
なお、上記シートカバー6は、表層材61及び裏層材63を備えた複数の分割材を縫い合わせて一枚のカバーとされる。
次に、上記シートクッション3の構成について説明するが、シートクッション3もシートバック2と基本的には略同じ構成であり、シートバック2と略同じ構成部位には同じ符号の後に「A」を付けて、以下に概略を説明する。
上記シートクッション3は、図1及び図5に示すように、シートパッド5A、シートカバー6A及び送風機7Aを備えている。このシートパッド5Aは、中央サポート部11A及びサイドサポート部12Aを備えている。この中央サポート部11Aには、厚さ方向に貫通して複数(図1中で3個)の中央通気孔14Aが形成されている。更に、各サイドサポート部12Aには、厚さ方向に貫通して1個のサイド通気孔15Aが形成されている。
なお、シートクッション3では、中央サポート部11Aの前側が着座者との接触面積が大きい空調エリア71Aであり、中央サポート部11Aの後側は、前側の中央サポート部11Aに比べて着座者との接触面積が小さい非空調エリア72Aである。
また、シートパッド5Aの裏面側には、送風機7Aに接続される通気溝31Aが通気孔14A、15Aに連結するように形成されている。具体的に、通気溝31Aは、前側の中央サポート部11bに配される一端側から複数(図1中で3本)の分岐通気溝31aA、31bA、31cAとして分岐して延びている。これら左右の分岐通気溝31aA、31bAのそれぞれは、中央通気孔14A及びサイド通気孔15Aに連結している。また、中央の分岐通気溝31cAは、中央通気孔14Aに連結している。
シートカバー6Aは、シートカバー6と同様に、表層材61と、通気シート64が被覆されている裏層材63と、を備える。
(2)乗物用空調シートの作用
次に、上記構成の乗物用空調シート1の作用について説明する。シートバック2において送風機7を作動させると、空気通路Pである通気溝31、中央通気孔14、サイド通気孔15からシートパッド5の裏面側に向かって送風機7が空気を吸い込んで、シートバック2のシートカバー6の空調エリア71における表面側に吸引気流が発生される。そして、図4に示すように、シートカバー6の表層材61側から吸い込まれた空気が、裏層材63及び通気シート64を介してより通気性の高い通気孔14に流れ込み、通気孔14、通気溝31を介して送風機7から排出される。
なお、シートクッション3において送風機7Aを作動させると、シートバック2と略同様にして、空気通路Pである通気溝31A、中央通気孔14A、サイド通気孔15Aからシートパッド5Aの裏面側に向かって空気を吸い込んで、シートカバー6Aの表層材61の着座表面側に吸引気流が発生される(図7を参照。)。
(3)乗物用空調シートの効果
本実施例の乗物用空調シート1では、空調エリア71のシートカバー6、6Aの表面側に吸引気流が発生するため、着座者の熱気等を吸い込んで空調作用をもたらすことができる。
また、図7に示すようにシートバック2の空調エリア71の表層材61から吸い込まれた空気78は、表層材61、裏層材63、通気シート64等を通過して空気通路Pに到達する。一方、通気シート64の非空調エリア72の領域66の通気率が、空調エリア71の領域68における通気率よりも低いため、非空調エリア72の表層材61から空気通路Pに流れる空気の流れ76は規制され、空調エリア71から吸い込まれる空気量よりも少ない。尚、シートクッション3の非空調エリア72Aにおいてもシートバック2と同様に、通気シート64の領域66により表層材61から空気通路Pに流れる空気の流れが規制され、着座している状態であっても、空調エリア71Aよりも吸い込まれる空気量が少ない。
このように各非空調エリア72、72Aにおいては、シートカバー6、6Aの通気シート64の通気率が、各空調エリア71、71Aにおける通気率よりも低く、吸い込まれる空気の流れ76が規制されているため、各空調エリア71、71Aにおける吸引気流76が、非空調エリア72、72Aの吸引により吸引圧が下がって弱まることを防止することができ、乗物用空調シート1の必要な範囲に集中して空調作用を付与できる。
<変形例1>
次に、変形例1に係る乗物用空調シートの構成について説明する。変形例1に係る乗物用空調シートは、実施例1のシートカバー6、6Aの規制手段である通気シート64を図8に示す他の態様の通気シート641とした乗物用空調シートである。そのほかの構成については実施例1のシートカバー6、6Aと同じであるため説明を省略する。また、変形例1に係るシートカバー6、6Aにおいて、上記実施例のシートカバー6、6Aと略同じ構成部位には同じ符号の後に「’」を付けて詳説を省略する。また、シートバック2及びシートクッション3のシートカバー6はいずれも図に示す他の態様の通気シート641を被覆した裏層材63を用いている。
本変形例に係るシートカバーの裏層材63に被覆されている通気シート641は、空調エリアの位置に応じて異なる通気率となるよう発泡率を変えた連続気泡型ウレタンフォームシートが並べられている。
更に詳しくは、通気孔14’、15’と接する通気孔領域67、通気孔領域67の周辺に位置する周辺領域68、通気孔領域67及び周辺領域68以外の場所である空調領域69の順で発泡率が増加し、通気率が順に高くなる。
空調領域69は、通気孔領域67及び周辺領域68よりも通気孔から離れているために、通気孔までの空気抵抗が高いが、空調領域69そのものの通気率が高い。また、通気孔領域67は通気孔と接しているためシートカバー表面から吸い込まれる空気77が直接通気孔に流れるが、通気孔領域67の通気率が低い。また、周辺領域68は、周辺領域68の通気孔の通気率と、周辺領域68から通気孔までの抵抗が、空調領域69及び通気孔領域67の中間となっている。そして、通気孔領域67、周辺領域68、空調領域69から通気孔14’、15’までの空気抵抗が、いずれも略同じになるように各通気率を定められている。
このため、シートカバーの通気孔14’、15’までの距離が異なる通気孔領域67、周辺領域68、空調領域69上の表面から各空気77、78、79が吸い込まれても、それぞれの空気抵抗が略同じであるため、通気孔までの空気の流れが一様となり、空調エリア71、71Aの全体にわたって一様の吸引量となる空調作用を付与できる。
<変形例2>
次に、変形例2に係る乗物用空調シートの構成について説明する。変形例2に係る乗物用空調シートは、実施例1のシートカバー6、6Aの規制手段である通気シート64を図10に示すように裏層材63と表層材61との間に通気シート642として設けたものである。そのほかの構成については実施例1のシートカバー6、6Aと同じであるため説明を省略する。また、変形例2に係るシートカバーにおいて、上記実施例のシートカバーと略同じ構成部位には同じ符号の後に「’」を付けて詳説を省略する。また、シートバック2及びシートクッション3のシートカバー6、6Aはいずれも図に示す他の態様の通気シート642を被覆した裏層材63を用いている。
通気シート642は、通気シート64と同様に非空調エリア72より空調エリア71の通気率が高くなっている。このため、各非空調エリア72、72Aにおいては、吸い込まれる空気の流れ76が通気シート642により規制されているため、各空調エリア71、71Aにおける吸引気流76が、非空調エリア72、72Aの吸引により吸引圧が下がって弱まることを防止することができ、乗物用空調シート1の必要な範囲に集中して空調作用を付与できる。
<変形例3>
次に、変形例3に係る乗物用空調シートの構成について説明する。変形例3に係る乗物用空調シートは、実施例1のシートカバー6、6Aの裏層材63を図10に示す他の態様の裏層材631とした乗物用空調シートである。そのほかの構成については実施例1のシートカバー6、6Aと同じであるため説明を省略する。また、変形例1に係るシートカバーにおいて、上記実施例のシートカバーと略同じ構成部位には同じ符号の後に「’」を付けて詳説を省略する。
本変形例に係るシートカバーの裏層材631は、規制手段として、空調エリア71、71Aと非空調エリア72、72Aとの境界部の通気性を低くする境界規制部である閉塞部分81が形成されている。閉塞部分81は、空調エリア71、71Aと非空調エリア72、72Aとの境界に設けられている。また、閉塞部分81は、裏層材631の境界となる位置に、裏層材631の融点より高温に加熱された刃を入れて、溝を形成する又は切断することにより形成されている。また、閉塞部分81は切断面の樹脂部分が一度融解することによって連通孔を塞いだ状態となっており、空調エリア71、71Aと非空調エリア72、72Aとの境界間における空気の流通を妨げる。
このため、閉塞部分81は図11に示すように、非空調エリア72、72Aから空調エリア71、71Aに空気76の流れを妨げることにより、各空調エリア71、71Aにおける吸引気流78が弱まることを妨げ、乗物用空調シート1の必要な範囲に集中して空調作用を付与できる。
<変形例4>
更に、変形例4に係る乗物用空調シートの構成について説明する。変形例4に係る乗物用空調シートは、実施例1のシートカバー6、6Aの裏層材63を図12に示す他の態様の裏層材632とした乗物用空調シートである。そのほかの構成については実施例1のシートカバー6、6Aと同じであるため説明を省略する。また、変形例1に係るシートカバーにおいて、上記実施例のシートカバーと略同じ構成部位には同じ符号の後に「’」を付けて詳説を省略する。
本変形例に係るシートカバーの裏層材632は、規制手段として、空調エリア71、71Aと非空調エリア72、72Aとの境界部の通気性を低くする境界規制部である圧縮部分82が設けられている。圧縮部分82は、空調エリア71、71Aと非空調エリア72、72Aとの境界に設けられている。また、圧縮部分82は、裏層材632の境界となる位置が縫製により縫い縛られることにより、縫い縛った部位の裏層材632の連通孔の断面積が減少して通気性が妨げられる閉塞部分となっており、空調エリア71、71Aと非空調エリア72、72Aとの境界間における空気の流通を妨げる。
このため、圧縮部分82は図13に示すように、非空調エリア72、72Aから空調エリア71、71Aに空気の流れ76を妨げることにより、各空調エリア71、71Aにおける吸引気流78が弱まることを妨げ、乗物用空調シート1の必要な範囲に集中して空調作用を付与できる。
<変形例5>
更に、変形例5に係る乗物用空調シートの構成について説明する。変形例5に係る乗物用空調シートは、図16に示すように、実施例に示す裏層材63に変形例3に示す閉塞部分81を設けた裏層材633を用いた乗物用空調シートである。閉塞部分81は、変形例3と同様に、裏層材631の境界部となる位置に、裏層材631の融点より高温に加熱された刃を入れて、溝を形成する又は切断することにより、切断面の樹脂部分が融解して連通孔が塞がれている閉塞部である。
このような乗物用空調シートは、規制手段である通気シート64及び閉塞部分81によって、より確実に非空調エリア72、72Aから空気通路Pに達する空気の流れ76を規制することができ、乗物用空調シート1の必要な範囲に集中して空調作用を付与できる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、シートパッド5、5Aの空気通路Pから空気を吸い込まれる送風機7、7Aを例示したが、これに限定されず、例えば、シートパッド5、5Aの空気通路Pに空気を吹き出す送風機としてもよい。なお、上記送風機としては、例えば、各種のファン、ブロア等を採用できる。
また、上記実施例では、パーフォレーションレザー(例えば、天然皮革、合成皮革等)を備えるシートカバー6、6Aを例示したが、これに限定されず、例えば、布帛(例えば、織物、編物、不織布等)、メッシュシート等を備えるシートカバーとしてもよい。また、上記実施例における通気孔14、14A、15、15A、通気溝31、31Aの形成位置、大きさ、形状、個数等は特に限定されず、空調作用等を考慮して適宜選択できる。
更に、上記実施例では、車両のフロントシートを例示したが、これに限定されず、例えば、車両の2列目以降のリアシートとしてもよい。更に、上記実施例では、シートバック2やシートクッション3を構成するシートパッド5、5Aを例示したが、これに限定されず、例えば、ヘッドレストやアームレストを構成するシートパッドとしてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。各例における乗物用空調シートは送風機によって空気の吸引を行っているがこれに限られず、送出を行ってもよい。
本発明は、乗用車、バス、トラック等の他、汽車、電車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両や航空機などの乗物用空調シートに関する技術として好適に利用される。
1;乗物用空調シート、11;中央サポート部、12;サイドサポート部、14;中央通気孔、15;サイド通気孔、2;シートバック、3;シートクッション、31;通気溝、31a、31b、31c;分岐通気溝、33;蓋板、34;ダクト、
5;シートパッド、6;シートカバー、61;表層材、63、631、632;裏層材、64、641、642;通気シート、67;通気孔領域、68;周辺領域、69;空調領域、
7;送風機、71、71A;空調エリア、72、72A;非空調エリア、76;吸引気流、78;吸引気流、81;閉塞部分、82;圧縮部分、9;フレーム材、P;空気通路。

Claims (6)

  1. 着座者を支持するシートパッドと、前記シートパッドの着座表面側を覆うシートカバーと、前記シートパッドに形成された空気通路を介して空気を吹き出すか又は空気を吸い込む送風機と、を備える乗物用空調シートであって、
    前記シートカバーは、通気可能とされた表層材、及び通気性を有する裏層材が積層されて形成され、且つ、前記表層材及び前記裏層材を通して、前記シートパッドに形成されている前記空気通路を経由して前記送風機による空気の流れを生じる空調エリアと、前記送風機による空気の流れを防ぐ非空調エリアが区分されており、
    前記裏層材には、前記空調エリア及び前記非空調エリアの前記表層材と前記空気通路との間の通気率がそれぞれ異なるように規制をする規制手段が形成されていることを特徴とする乗物用空調シート。
  2. 前記規制手段は、前記裏層材の前記シートパッドと対向する面に設けられた通気シートであって、
    前記通気シートは、前記非空調エリアの通気率が前記空調エリアの通気率より低くなるように形成されている請求項1記載の乗物用空調シート。
  3. 前記規制手段は、前記裏層材の前記表層材と対向する面に設けられた通気シートであって、
    前記通気シートは、前記非空調エリアの通気率が前記空調エリアの通気率より低くなるように形成されている請求項1記載の乗物用空調シート。
  4. 前記裏層材は、連通孔が多数形成されている多孔質体シートであり、
    前記規制手段は、前記裏層材の前記空調エリアと前記非空調エリアとの境界部に形成され、前記裏層材の前記空調エリアと前記非空調エリアとの間の通気を防ぐ境界規制部である請求項1記載の乗物用空調シート。
  5. 前記境界規制部は、前記裏層材の前記境界部に位置する前記連通孔を熱融着によって塞いで形成されている閉塞部分である請求項4記載の乗物用空調シート。
  6. 前記境界規制部は、前記裏層材の前記境界部が厚さ方向に圧縮された状態に形成されている圧縮部分である請求項4記載の乗物用空調シート。
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