JP2006340228A - 画像伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】パケットの伝送時に伝送エラーが生じても、出力装置から出力される画像が乱れ難い画像伝送システムを提供する。
【解決手段】送信装置4は、1フレーム分の画像信号Cを分割して各パケットのデータ領域Dに割り当てるとともに、各パケットの画像信号Cの1フレーム内での位置である再生位置に対応した位置信号を各パケットのヘッダ領域Hに割り当てるパケット化手段と、ヘッダ領域Hの伝送エラーの有無を受信装置5で検出可能とする誤り検出信号Eを付与する検出信号付与手段とを有する。受信装置5は、受信したパケットの再生位置に基づいて次に受信するパケットの再生位置を推測する推測手段と、ヘッダ領域Hに伝送エラーが検出されなければ画像信号Cを位置信号に対応する再生位置に再生し、ヘッダ領域Hに伝送エラーが検出されると画像信号Cを推測手段により推測された再生位置に再生する再生手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影した画像の画像信号を送信装置から伝送路を介して受信装置に伝送し画像を出力させる画像伝送システムに関するものである。
この種の画像伝送システムとして、たとえば玄関子器に設けた撮像カメラ(撮像装置)で訪問者を撮影し、居室内に設けた親機の表示装置(出力装置)によって撮像カメラで撮影された画像を出力するインターホンシステムが知られている。ここにおいて、図10に示すように、玄関子器1には撮像カメラ3で撮影された画像の画像信号Cと垂直同期信号Bおよび水平同期信号A(以下では垂直同期信号および水平同期信号をまとめて「同期信号」という)とを親機2に伝送するための送信装置4が設けられており、親機2には玄関子器1から伝送路7を介して画像信号Cと同期信号A,Bとを受信する受信装置5が設けられている(たとえば特許文献1参照)。
ところで、上述したような画像伝送システムにおいては、図11に示すように、画像信号Cおよび同期信号A,Bをパケットに変換して伝送するものも考えられている。この画像伝送システムでは、送信装置4のデジタル変調回路10において、1ライン分の画像信号Cが各パケットのデータ領域Dにそれぞれ割り当てられ、同期信号A,Bが各パケットのデータ領域Dの前に設けられたヘッダ領域Hにそれぞれ割り当てられている。同期信号A,Bは、1フレームごとに垂直同期信号Bが1回送信され、かつ1ラインごとに水平同期信号Aが1回送信されるように、各パケットにそれぞれ割り当てられる。
特開2003−244686号公報(第4頁)
しかしながら、個々の同期信号A,Bからは対応する画像信号Cの1フレーム内での位置を特定することができないので、上述した画像伝送システムでは、外来ノイズなどの影響で伝送エラーが生じ幾つかのパケットが伝送されなかった場合に、その後に正常に伝送されたパケットの画像信号Cの画像が1フレーム内の正常な位置からずれて表示されることによって、表示装置6の画像が乱れてしまうおそれがある。また、外来ノイズなどがヘッダ領域H内の信号に混入する伝送エラーにより、受信装置5においてヘッダ領域H内の同期信号A,Bが識別されず同期信号A,Bが欠落してしまうこともある。同期信号A,Bが欠落すると、同期信号A,Bが欠落したパケット内の画像信号Cの画像を1フレーム内の正常な位置に表示できず、表示装置6の画像が乱れてしまうことになる。
本発明は上記事由に鑑みてなされたものであって、パケットの伝送時に伝送エラーが生じても、出力装置から出力される画像が乱れ難い画像伝送システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明では、対象となる領域を撮影することにより得られた画像の画像信号を出力する撮像装置と、撮像装置からの画像信号をパケットに変換して送信する送信装置と、送信装置から伝送路を介してパケットを受信し各パケットの画像信号を再生することにより1フレーム分の画像信号を復元する受信装置と、受信装置で復元された画像信号を受けて画像を出力する出力装置とを備え、送信装置は、1フレーム分の画像信号を分割して各パケットのデータ領域に割り当てるとともに、各パケットの画像信号の1フレーム内での位置である再生位置に一対一に対応した位置信号を各パケットにおいてデータ領域の前に送信されるヘッダ領域に割り当てるパケット化手段と、ヘッダ領域における伝送エラーの有無を受信装置において検出可能とする誤り検出信号を各パケットに付与する検出信号付与手段とを有し、受信装置は、受信したパケットの再生位置に基づいて次に受信するパケットの再生位置を推測する推測手段と、誤り検出信号によりパケットのヘッダ領域に伝送エラーが検出されなければ当該パケットの画像信号を当該パケットの位置信号に対応する再生位置に再生し、誤り検出信号によりパケットのヘッダ領域に伝送エラーが検出されると当該パケットの画像信号を推測手段により推測された再生位置に再生する再生手段とを有することを特徴とする。
この構成によれば、仮に、パケットの伝送時に伝送エラーが生じ幾つかのパケットが伝送されなかったとしても、その後に正常に伝送されたパケットの画像信号に関しては、位置信号に基づいて再生位置を決定するので正常な再生位置に再生することができ、出力装置から出力される画像は乱れ難いという利点がある。また、外来ノイズなどがヘッダ領域内の信号に混入する伝送エラーによって、受信装置においてヘッダ領域内の位置信号が識別されず位置信号が欠落した場合でも、当該パケットの画像信号を推測手段により推測された再生位置に再生するので、出力装置から出力される画像は乱れ難い。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記再生手段が、前記誤り検出信号によりパケットのヘッダ領域に伝送エラーが検出されず、かつ当該パケットの前記位置信号に対応する前記再生位置が前記推測手段により推測された再生位置より先に再生すべき再生位置である場合に、フレームを更新し次のフレームにおいて位置信号に対応する再生位置に当該パケットの画像信号を再生することを特徴とする。
この構成によれば、仮に、パケットの伝送時に伝送エラーが生じ連続する2フレームに跨って複数のパケットが伝送されなかったとしても、その後に正常に伝送されたパケットの位置信号に対応する再生位置が推測手段により推測された再生位置より先に再生すべき再生位置であれば、正常に伝送されたパケットの画像信号は更新後のフレームにおける正常な再生位置に再生されることになるので、2フレーム分の画像が1フレーム内に混在することはなく、結果的に、出力装置から出力される画像が乱れ難くなる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記受信装置が、フレームとラインとから選択される表示枠の最小単位分の画像信号を伝送するのに要する一定時間ごとに更新信号を出力する更新手段を有し、前記再生手段が、更新手段からの更新信号を受けて表示枠を更新し、次の表示枠に画像信号を再生することを特徴とする。
この構成によれば、フレームを表示枠とする場合には、仮に、パケットの伝送時に伝送エラーが生じ連続する複数のフレームに跨って複数のパケットが伝送されなかったとしても、その後に正常に伝送されたパケットの画像信号は更新後のフレームにおける正常な再生位置に再生されることになるので、複数のフレーム分の画像が1フレーム内に混在することはなく、結果的に、出力装置から出力される画像が乱れ難くなる。また、再生手段は、正常に伝送されるパケットの到着を待たずに一定周期でフレームを更新することになるので、出力装置から出力される画像においてフレームが不規則に更新されることによって生じるちらつきを防止できる。なお、ラインを表示枠とする場合にも、同様に出力装置から出力される画像が乱れ難くなる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記再生手段が、前記誤り検出信号によりパケットのヘッダ領域に伝送エラーが検出されず、かつ当該パケットの前記位置信号に対応する前記再生位置が前記推測手段により推測された再生位置より後で再生すべき再生位置である場合に、推測手段により推測された再生位置から位置信号に対応する再生位置の直前の再生位置までの範囲である補完位置に所定の補完用画像信号を再生することを特徴とする。
この構成によれば、仮に、パケットの伝送時に伝送エラーが生じ1フレームの一部のパケットが伝送されなかったとしても、伝送されなかったパケット内の画像信号の再生位置である補完位置には当該画像信号の代わりに所定の補完用画像信号が再生されるので、出力装置においては画像の乱れが目立ち難くなる。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記再生手段が、前記受信装置が受信した画像信号のうちの、前記補完位置の直前のフレームであって補完位置に対応する前記再生位置の画像信号を前記補完用画像信号として用いることを特徴とする。
この構成によれば、仮に、パケットの伝送時に伝送エラーが生じ1フレームの一部のパケットが伝送されなかったとしても、伝送されなかったパケット内の画像信号の再生位置である補完位置には当該画像信号の代わりに直前のフレームにおいて補完位置に対応する再生位置の画像信号が再生されるので、出力装置においては、伝送されなかったパケット分の画像の代わりに、直前のフレームの画像が続けて出力されることになる。したがって、伝送されなかったパケット分の画像に関して直前のフレームから変化が比較的小さければ、出力装置から出力される画像はほとんど乱れることがない。
本発明は、仮に、パケットの伝送時に伝送エラーが生じ幾つかのパケットが伝送されなかったとしても、その後に正常に伝送されたパケットの画像信号に関しては、位置信号に基づいて再生位置を決定するので正常な再生位置に再生することができ、出力装置から出力される画像は乱れ難いという利点がある。また、外来ノイズなどがヘッダ領域内の信号に混入する伝送エラーによって、受信装置においてヘッダ領域内の位置信号が識別されず位置信号が欠落した場合でも、当該パケットの画像信号を推測手段により推測された再生位置に再生するので、出力装置から出力される画像は乱れ難いという効果を奏する。
以下の各実施形態では、従来例において説明したようなインターホンシステムを画像伝送システムの例として本発明を説明するが、本発明は、親機(あるいは玄関子器)を複数台設けた集合住宅用のインターホンシステムに適用することもできる。また、本発明はインターホンシステム以外の画像伝送システム(たとえば、ナースコールシステム、部屋・建物間の通信システム、監視カメラシステム、WEBカメラシステム、遠隔医療システムなど)にも適用することができる。
(実施形態1)
本実施形態の画像伝送システムは、図2に示すように、撮像カメラ3(撮像装置)および送信装置4を備えた玄関子器1と、居室内に設置され受信装置5および表示装置6(出力装置)を備えた親機2とを平衡線路からなる伝送路7(インターホン線)によって接続した構成を有する。送信装置4は、撮像カメラ3で撮影された画像の画像信号C(ここではYUV信号)をパケットに変換し、伝送路7を介して受信装置5に伝送するものである。受信装置5は、受信したパケットから画像信号Cを再生することにより1フレーム分の画像信号Cを復元し、表示装置6においては画像信号Cを受けて画像を表示(出力)する。ただし、画像信号Cは、YUV信号に限らずRGB信号などであってもよい。
本実施形態では、撮像カメラ3および表示装置6は共にデジタル入出力インターフェースを備えており、撮像カメラ3から出力される信号および表示装置6に入力される信号にはデジタル信号を用いている。そして、送信装置4から受信装置5への伝送においては、伝送速度が比較的速いデジタル変調方式(たとえばPSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)、あるいはマルチキャリア方式)を用いることにより、伝送帯域が比較的狭い伝送路7であっても、データ圧縮を行わずにリアルタイムで動画伝送を可能としている。ここで、伝送路7には平衡線路からなるインターホン線を用いているが、たとえばCPEV線やLAN用のCAT5ケーブル、あるいは平衡線路以外の同軸ケーブルなどを用いてもよい。
以下では、送信装置4および受信装置5の構成を具体的に説明する。
送信装置4は、図2に示すように、撮像カメラ3からの画像信号Cと垂直同期信号Bおよび水平同期信号A(以下では垂直同期信号および水平同期信号をまとめて「同期信号」という)とを受ける信号変換回路8と、信号変換回路8の後段に設けられ画像信号Cをパケットに変換するパケット化手段としての機能を有したパケット化回路9と、パケット化回路9の後段に設けられたデジタル変調回路10と、デジタル変調回路10の後段に設けられ伝送路7を介して受信装置5に接続された送信回路11とを有し、信号変換回路8において、1フレーム分の画像信号Cの先頭にそれぞれ垂直同期信号Bが付加され、かつ1ライン分の画像信号Cの先頭にそれぞれ水平同期信号Aが付加された形に撮像カメラ3からの信号をパラレル−シリアル変換する。パケット化回路9は、信号変換回路8からの同期信号A,Bに基づいて、1ライン分の画像信号Cが各パケットのデータ領域Dに割り当てられるように信号変換回路8からの画像信号Cをパケットに変換する。
ところで、本実施形態のパケット化回路9は、従来構成において同期信号A,Bが割り当てられていた各パケットのヘッダ領域Hに、各パケットの画像信号Cの1フレーム内での位置である再生位置に一対一に対応した位置信号をそれぞれ割り当てる。本実施形態では、1フレーム分の画像信号Cを1ラインずつに分割しているので、各パケットの画像信号Cが1フレーム内において何番目のラインであるかを表すライン番号を再生位置としている。要するに、再生位置は1番目のラインであれば「1」、2番目のラインであれば「2」となり、1フレームがm×n画素(つまりnライン)の場合には、「1」〜「n」のn個の再生位置で1フレーム内のすべてのラインを表すことができる。以下では、再生位置に対応する位置信号についても再生位置と同様に「1」〜「n」と表記する。
また、本実施形態のパケット化回路9は、各パケットにおけるヘッダ領域H内の伝送エラーの有無を受信装置5において検出可能とする誤り検出信号をヘッダ領域Hに付与する検出信号付与手段としての機能も有する。誤り検出信号としてはCRC(Cyclic Redundancy Check)符号などが用いられる。誤り訂正機能を持った信号をヘッダ領域Hに付与してもよい。さらに、各パケットのデータ領域Dにもデータ領域D内の伝送エラーを検出するための誤り検出信号が付与される。
要するに、玄関子器1から親機2に伝送される各パケットはそれぞれ、図1(b)に示すように、ヘッダ領域Hに位置信号および誤り検出信号Eが割り当てられ、データ領域Dに1ライン分の画像信号Cおよび誤り検出信号Fが割り当てられた構成(フレームフォーマット)となる。ここで、各パケットのヘッダ領域Hの前にはパケットの同期をとるためのプリアンブル信号がそれぞれ付与されている。このように構成されたパケットは、デジタル変調回路10でデジタル変調され、送信回路11によって受信装置5に伝送される。本実施形態では、図1(a)に示すように、再生位置が「1」のパケット、「2」のパケット、「3」のパケット、……「n」のパケットの順に伝送している。デジタル変調回路10は、ヘッダ領域Hとデータ領域Dとで異なる変調方式を用いてもよい。なお、図1(a)のようにパケットを一定の間隔で伝送してもよいが、図11と同様にパケットを連続して伝送してもよい。
一方、受信装置5は、送信回路11に対して伝送路7を介して接続された受信回路12と、受信回路12の後段に設けられたデジタル復調回路13と、デジタル復調回路13の後段に設けられパケットから画像信号Cを再生する再生手段としての機能を有した再生回路14と、再生回路14の後段に設けられ表示装置6に接続される信号変換回路15とを有し、受信回路12において送信回路11からのパケットを受信する。デジタル復調回路13は、受信したパケットをデジタル復調する。
ここにおいて、ヘッダ領域Hに伝送エラーがなければ、再生回路14に入力されるパケットでは、図3に示すように画像信号Cと位置信号とが一対一に対応付けられている。そこで、再生回路14は、ヘッダ領域H内の誤り検出信号Eによってヘッダ領域Hにおける伝送エラーの有無を識別し、伝送エラーが検出されなければ、位置信号に基づいて画像信号Cの再生位置を決定し1フレーム分の画像信号Cを復元するとともに、1フレーム分の画像信号Cの先頭にそれぞれ垂直同期信号Bが付加され、かつ1ライン分の画像信号Cの先頭にそれぞれ水平同期信号Aが付加される形に同期信号A,Bを再生し、画像信号Cおよび同期信号A,Bを信号変換回路15に出力する。パケットのヘッダ領域Hに伝送エラーが検出された場合の再生回路14の動作は後述する。
このように位置信号に基づいて画像信号Cの再生位置を決定しているので、仮に、パケットの伝送時に伝送エラーが生じ、図4に示すように1フレームの一部のパケット(ここでは5,6ライン目)が伝送されなかったとしても(以下では、伝送されなかったパケットを破線で図示する)、その後に正常に伝送されたパケット(ここでは7ライン目以降)の画像信号Cに関しては正常な再生位置に再生することができる。
信号変換回路15には、水平同期信号Aによって1ライン分の画像信号Cごとに分割された形で1フレーム分の画像信号Cを蓄積するメモリ(図示せず)が設けられている。信号変換回路15は、メモリ内の画像信号Cおよび同期信号A,Bを表示装置6のインターフェースのフォーマットに適合するようにシリアル−パラレル変換して出力する。本実施形態の表示装置6は、水平同期信号Aを受けて走査するラインを切り換えることにより1フレーム分の画像を表示し、垂直同期信号Bを受けてフレームを更新する。ここにおいて、上述したように、パケットの伝送時に伝送エラーが生じ1フレームの一部のパケットが伝送されなかったとしても、その後に正常に伝送されたパケットの画像信号Cは正常な再生位置に再生されるので、表示装置6において出力される画像は乱れ難い。
ところで、仮に、パケットの伝送時に外来ノイズなどがヘッダ領域H内の信号に混入する伝送エラーが生じると、受信装置5においてヘッダ領域H内の位置信号が識別されず位置信号が欠落してしまうことがある。そこで、本実施形態の再生回路14においては、受信回路12において受信したパケットの再生位置に基づいて次に受信するパケットの再生位置を推測する推測手段としての機能を有し、誤り検出信号Eによってパケットのヘッダ領域Hに伝送エラーが検出されると、伝送エラーが検出されたパケットの画像信号Cを推測手段により推測された再生位置に再生する。本実施形態では再生位置が「1」のパケット、「2」のパケット、「3」のパケット、……「n」のパケットの順に伝送しており、パケットの伝送時にパケットの順番が入れ替わることはないので、再生回路は、受信回路12において受信したパケットの再生位置が「x」であれば次に受信するパケットの再生位置を「x+1」と推定する(ただし「n」の次は「1」に戻る)。
つまり、再生回路14は、図5に示すように、受信回路12において受信したパケットの再生位置(ここでは6ライン目)に基づいて次に受信するパケットの再生位置(ここでは7ライン目)を推測しており、仮に、ヘッダ領域Hに伝送エラー(図中「×××」で示す)が生じパケットの位置信号が欠落したとしても、このパケットの画像信号Cを正常な再生位置(ここでは7ライン目)に再生することができ、表示装置6においては画像が乱れることはない。
また、図6に示すように、「kフレーム」と「k+1フレーム」との連続する2フレームに跨って複数のパケット(ここでは「kフレーム」のn−1ライン目から「k+1フレーム」の4ライン目)が伝送されなかった場合に、フレームが更新されずに1フレーム内に続けて画像信号Cが再生されると、2フレーム分の画像信号Cが1フレーム内に混在することになり、表示装置6の画像が乱れることが考えられる。そこで、再生回路14は、正常に伝送されたパケットの位置信号に対応する再生位置(ここでは5ライン目)が、推測手段により推測された再生位置(ここではn−1ライン目)よりも先に再生すべき(つまり数字が小さい)再生位置であった場合には、連続する2フレームに跨って複数のパケットが伝送されなかったものと判断し、垂直同期信号Bを出力してフレームを更新するとともに、次のフレーム(ここでは「k+1フレーム」)において位置信号に対応する再生位置(ここでは5ライン目)に当該パケットの画像信号Cを再生する。
なお、本実施形態では、1ライン分の画像信号Cを各パケットにそれぞれ割り当てているが、この構成に限らず、1フレームにおける複数ライン分の画像信号Cとしてもよい。この場合には複数ラインごとに1つの再生位置が設定されることになる。あるいは1ライン分に満たないたとえば1ラインの半分の画像信号Cを各パケットにそれぞれ割り当てるようにしてもよく、この場合には1フレームを縦横に分割した各位置ごとに再生位置が設定される。
(実施形態2)
本実施形態の画像伝送システムは、図7に示すように、再生回路14において垂直同期信号Bを再生するタイミングを決定する更新手段としてのタイマ回路16を再生回路14とは別に設けた点が実施形態1と相違する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
タイマ回路16は一定周期で更新信号Gを再生回路14に出力するものであって、再生回路14においてはこの更新信号Gを受けて垂直同期信号Bを再生し表示枠としてのフレームを更新する。本実施形態では、1秒当たり30フレームの画像を表示するように、1フレーム分の画像を1/30秒間表示し続ける。このため、1フレーム分の画像信号Cを伝送するのに1/30秒の一定時間T(図6参照)を要するようにしてある。そこで、タイマ回路16は、デジタル復調回路13に接続され、デジタル復調回路13から再生回路14への画像信号Cの出力が開始すると同時に計時を開始し、1/30秒の一定時間Tを計時するごとに更新信号Gを出力する。
本実施形態の構成によれば、図6のように、「kフレーム」と「k+1フレーム」との連続する2フレームに跨って複数のパケット(ここでは「kフレーム」のn−1ライン目から「k+1フレーム」の4ライン目)が伝送されなかった場合などに、その後に正常に伝送されるパケット(ここでは「k+1フレーム」の5ライン目)の到着を待たずに一定周期でフレームを更新することができるので、フレームが不規則に更新されることによって生じる表示装置6の画像のちらつきを防止することができる。
なお、本実施形態では表示枠としてフレームを採用したが、同様に表示枠としてラインを採用することもでき、この場合には、タイマ回路16において1ライン分の画像信号Cを伝送するのに要する一定時間を計時するごとに更新信号Gを出力し、再生回路14において更新信号Gを受けて水平同期信号Aを再生する構成とする。
(実施形態3)
本実施形態の画像伝送システムは、仮に、正常に伝送されず画像信号Cを再生できなかったパケットがあれば、再生回路14が、このパケットに相当する再生位置を補完位置とし、補完位置に所定の補完用画像信号C’を再生するようにした点が実施形態1とは相違する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
すなわち、図8に示すように、パケットの伝送時に伝送エラーが生じ、1フレームの一部のパケット(ここでは5,6ライン目)が伝送されなかった場合に、再生回路14は、これらのパケットに相当する再生位置に画像信号Cの代わりに補完用画像信号C’を再生する。補完用画像信号C’には、表示装置6において所定の色パターンとして表示されるものを設定してあり、特に、表示される画像の中で目立ち難いたとえば黒色などの色パターンを採用することが望ましい。
また、再生回路14は、信号変換回路15のメモリに蓄積された画像信号Cを用いることによって、図9に示すように、補完位置(ここでは「k+1フレーム」の5,6ライン目)の直前のフレームにおいて補完位置に対応する再生位置(ここでは「kフレーム」の5,6ライン目)の画像信号Cを補完用画像信号C’として用いてもよい。これにより、表示装置においては、「k+1フレーム」の5,6ライン目に直前の「kフレーム」の5,6ライン目の画像が続けて表示されることになるので、「kフレーム」から「k+1フレーム」にかけて画像に変化がなければ(つまり画像が静止していれば)、表示装置6において表示される画像が乱れることはない。動きの少ない動画であって、「kフレーム」から「k+1フレーム」にかけて画像の変化が小さい場合にも、表示装置6においては画像はほとんど乱れないという効果が期待できる。
なお、経時的な変化の大きい動画を表示する場合には、前者の所定の色パターンとして表示される補完用画像信号C’を採用することが望ましい。
本発明の実施形態1を示し、(a)は動作説明図、(b)はパケットの構成の説明図である。 同上の構成を示すブロック図である。 同上に用いる1フレーム分のパケットを示す説明図である。 同上に用いる1フレーム分のパケットを示す説明図である。 同上に用いる1フレーム分のパケットを示す説明図である。 同上に用いる2フレーム分のパケットを示す説明図である。 本発明の実施形態2の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に用いる1フレーム分のパケットを示す説明図である。。 同上に用いる2フレーム分のパケットを示す説明図である。 従来例の構成を示すブロック図である。 同上の動作説明図である。
符号の説明
3 撮像カメラ(撮像装置)
4 送信装置
5 受信装置
6 表示装置(出力装置)
7 伝送路
16 タイマ回路(更新手段)
C 画像信号
C’ 補完用画像信号
D データ領域
E 誤り検出信号
G 更新信号
H ヘッダ領域

Claims (5)

  1. 対象となる領域を撮影することにより得られた画像の画像信号を出力する撮像装置と、撮像装置からの画像信号をパケットに変換して送信する送信装置と、送信装置から伝送路を介してパケットを受信し各パケットの画像信号を再生することにより1フレーム分の画像信号を復元する受信装置と、受信装置で復元された画像信号を受けて画像を出力する出力装置とを備え、送信装置は、1フレーム分の画像信号を分割して各パケットのデータ領域に割り当てるとともに、各パケットの画像信号の1フレーム内での位置である再生位置に一対一に対応した位置信号を各パケットにおいてデータ領域の前に送信されるヘッダ領域に割り当てるパケット化手段と、ヘッダ領域における伝送エラーの有無を受信装置において検出可能とする誤り検出信号を各パケットに付与する検出信号付与手段とを有し、受信装置は、受信したパケットの再生位置に基づいて次に受信するパケットの再生位置を推測する推測手段と、誤り検出信号によりパケットのヘッダ領域に伝送エラーが検出されなければ当該パケットの画像信号を当該パケットの位置信号に対応する再生位置に再生し、誤り検出信号によりパケットのヘッダ領域に伝送エラーが検出されると当該パケットの画像信号を推測手段により推測された再生位置に再生する再生手段とを有することを特徴とする画像伝送システム。
  2. 前記再生手段は、前記誤り検出信号によりパケットのヘッダ領域に伝送エラーが検出されず、かつ当該パケットの前記位置信号に対応する前記再生位置が前記推測手段により推測された再生位置より先に再生すべき再生位置である場合に、フレームを更新し次のフレームにおいて位置信号に対応する再生位置に当該パケットの画像信号を再生することを特徴とする請求項1記載の画像伝送システム。
  3. 前記受信装置は、フレームとラインとから選択される表示枠の最小単位分の画像信号を伝送するのに要する一定時間ごとに更新信号を出力する更新手段を有し、前記再生手段は、更新手段からの更新信号を受けて表示枠を更新し、次の表示枠に画像信号を再生することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像伝送システム。
  4. 前記再生手段は、前記誤り検出信号によりパケットのヘッダ領域に伝送エラーが検出されず、かつ当該パケットの前記位置信号に対応する前記再生位置が前記推測手段により推測された再生位置より後で再生すべき再生位置である場合に、推測手段により推測された再生位置から位置信号に対応する再生位置の直前の再生位置までの範囲である補完位置に所定の補完用画像信号を再生することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像伝送システム。
  5. 前記再生手段は、前記受信装置が受信した画像信号のうちの、前記補完位置の直前のフレームであって補完位置に対応する前記再生位置の画像信号を前記補完用画像信号として用いることを特徴とする請求項4記載の画像伝送システム。
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