JP2006337893A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 薄型化を実現できる電気光学装置と、当該電気光学装置を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】 電気光学物質を挟持する一対の基板からなる電気光学パネル20と、電気光学パネル20を支持するフレーム30とを具備し、フレーム30には電気光学パネル20が配設される面の電気光学パネル20の外周側に凹部36が形成され、凹部36で電気光学パネル20を支持することを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電気光学装置及び電子機器に関するものである。
近年、携帯電話機、携帯型コンピュータ、ビデオカメラ等といった電子機器においては、表示部として液晶表示装置等の電気光学装置が広く用いられている。この電気光学装置として、特に携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)などの情報携帯端末に、2つの液晶表示装置を背中合わせに配置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような特許文献に記載においては、メイン液晶表示パネルとサブ液晶表示パネルとの各々を、金属板からなるメインケース及びサブケースによって中間ケースに取り付けた液晶表示装置の構成が開示されている。
特開2003−207801号公報
ところで、本発明者は、2つの表示パネルを備える電気光学装置においては、その厚さ寸法が大きくなってしまうため、薄型化を実現できないという問題を見出した。また、2つの表示パネルを備える携帯電話等の電子機器においても薄型化を実現できないという問題を見出した。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、2つの表示パネルを備えた構成において薄型化を実現できる電気光学装置と、当該電気光学装置を備えた電子機器を提供することを目的としている。
本発明者は、上記に基づいて以下の手段を有する本発明を想到した。
即ち、本発明の電気光学装置は、電気光学物質を挟持する一対の基板からなる電気光学パネルと、前記電気光学パネルを支持するフレームと、を具備し、前記フレームには、前記電気光学パネルが配設される面の前記電気光学パネルの外周側に凹部が形成され、前記凹部で前記電気光学パネルを支持すること、を特徴としている。
ここで、電気光学物質、電気光学パネル、もしくは電気光学装置とは、電界により物質の屈折率が変化して光の透過率を変化させる電気光学効果を有するものの他、電気エネルギーを光学エネルギーに変換するもの等も含んで総称している。
また、凹部とは、フレームの基面よりもフレームの基体側に向けて相対的に凹んでいる部位である。また、凹部の平面形状は、電気光学パネルの外周形状に対応して略同形に形成されていることが好ましい。これによって電気光学パネルはフレームの凹部内に支持される。
本発明によれば、凹部内に電気光学パネルが支持されていない構成と比較して、凹部内に支持されている厚さ分だけ、電気光学装置の厚さを薄くすることができる。また、電気光学パネルが、一つのフレームによって一体に固定されるので、部品点数の削減や構造の簡素化を実現できる。これに対して、既述の特許文献においては、第1パネルと第2パネルを各々異なる金属ケースによって保持しているので、部品点数が多くなり、構造が複雑になってしまう。本発明は、既述の特許文献に比べて部品点数や構造の面で優れた電気光学装置を実現できる。
本発明の電気光学装置においては、前記電気光学パネルには、当該電気光学パネルの周辺領域の内側に光学部材が設けられており、前記フレームは、前記凹部の内周の前記光学部材に対向する領域に開口部を有し、前記開口部に前記光学部材が配置されること、を特徴としている。
ここで、光学部材とは、偏光板、位相差板、プリズムシート、等の各種光学シートであって、第1電気光学パネルや第2電気光学パネルの周辺領域よりも鉛直方向に突出して設けられたものである。このような光学部材は、開口部内に非接触で露出していることが好ましい。
また、凹部のうち開口部を除く部分には、電気光学パネルの周辺領域が接触する保持面が形成されていることが好ましい。これによって、電気光学パネルの周辺領域と保持面とが接触することで、電気光学パネルの周辺領域の内側に形成されている光学部材が開口部に非接触に露出することとなる。
このように、光学部材が開口部に配置されることにより、当該開口部において光学部材が露出状態し、当該光学部材は開口部内に落とし込まれた状態で保持される。これにより、光学部材の厚さ分だけ、電気光学装置の薄型化を実現できる。
また、光学部材は、開口部内においてフレームの内壁や照明手段等の部位に非接触状態となるので、フレーム内壁や照明手段等が光学部材に接触することによる光学特性の低下や、電気光学パネルの表示画像の乱れを抑制できる。
また、本発明の電気光学装置においては、前記周辺領域と前記凹部とは、接着部材によって固定されていること、を特徴としている。
ここで、凹部内の保持面と周辺領域とが接着部材によって固定されていることが好ましい。
このようにすれば、周辺領域と凹部とを確実に固着することができ、電気光学パネルをフレームに一体に固定することができる。
また、本発明の電気光学装置においては、前記フレームには、前記電気光学パネルの側面に当接する当接部が形成され、前記電気光学パネルの少なくとも一部の側面は、前記当接部の側面に接触していること、を特徴としている。
ここで、当接部とは、フレームの基面から、その外側に向けて突出して設けられた部位であり、当該当接部によって囲まれた平面形状は、電気光学パネルの外周形状に対応して略同形に形成されていることが好ましい。これによって、電気光学パネルは当接部の側面に接触して固定される。
このようにすれば、電気光学パネルの一部が、凹部内に固定されると共に、当接部の側面に接触して固定されるので、電気光学パネルを確実に位置決めしてフレームに固定することができる。また、位置決めが確実に行われることで、照明手段からの照明光が、電気光学パネルの縁部から漏れるのを防止できる。
また、本発明の電気光学装置においては、前記電気光学パネルは、電気光学物質を挟持する一対の基板からなる第1電気光学パネルと、電気光学物質を挟持する一対の基板からなると共に、前記第1光学パネルと平面的に重なるように配置された第2電気光学パネルであり、前記フレームには、前記第1電気光学パネルと前記第2電気光学パネルの少なくとも一方が配設される面に凹部が形成され、当該凹部内に前記第1電気光学パネルと前記第2電気光学パネルの少なくとも一方の少なくとも一部が配設されていること、を特徴としている。
このようにすれば、第1電気光学パネル及び第2電気光学パネルを備える電気光学装置において、少なくとも一方の電気光学パネルの少なくとも一部が凹部内に配設されることで、当該凹部内に配設されている厚さ分だけ、電気光学装置の厚さを薄くすることができる。また、2つの電気光学パネルが一つのフレームによって一体に固定されるので、部品点数の削減や構造の簡素化を実現できる。
また、本発明の電気光学装置においては、前記フレームの内部には、前記第1電気光学パネルと前記第2電気光学パネルとの間に照明手段が設けられ、当該照明手段は、一方側から出射する照明光を前記第1電気光学パネルに照射し、他方側から出射する照明光を前記第2電気光学パネルに照射すること、を特徴としている。
ここで、照明手段とは、導光体或いは自発光体であって、例えば、LED等の光源が端面に配設された導光板や、冷陰極管、固体光源、或いは白色発光のEL(エレクトロルミネッセンス)素子基板等の自発光体が挙げられる。
また、第1電気光学パネル及び第2電気光学パネルは、電気光学物質として液晶層を備え、照明手段から出射される照明光の透過率を画素毎に異ならせて透過させる液晶パネルである。
このようにすれば、上記のように厚さが薄い電気光学装置を実現できると共に、照明手段によって液晶パネルからなる第1電気光学パネル及び第2電気光学パネルに照明光を照射することができる。また、照明光を照射する際には、照明光を凹部内の開口部を光路として通過させ、第1電気光学パネル及び/又は第2電気光学パネルに向けて照射することができる。
また、本発明の電子機器は、先に記載の電気光学装置を具備すること、を特徴としている。このようにすれば、薄型化された表示部を備えるので、電子機器の薄型化を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
まず、本発明の電気光学装置の一実施形態である液晶表示装置について、図1から図4を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置を示す平面図であって、図1(a)は液晶表示装置の上面から見た平面図であり、図1(b)は液晶表示装置の下面から見た平面図である。また、図2は、図1のA−A’断面を示す断面図であって、液晶表示装置を構成する2つの表示パネルがフレームに組み込まれる構造を説明するための組み立て図である。また、図3は、図2の電気光学装置の要部Bを示す断面拡大図である。また、図4は、表示パネルがフレームに組み込まれる構造を模式的に説明するための平面模式図である。
図1(a),(b)に示すように、液晶表示装置1は、フレーム30を基体として、その上面側にメイン表示パネル(第1電気光学パネル)10を備え、その下面側にサブ表示パネル(第2電気光学パネル)20を備えた構成を有している。
また、液晶表示装置1は、フレーム30の側部に設けられ柔軟性を有するFPC(Flexible Printed Circuit)基板50と、サブ表示パネル20に隣接して設けられた回路部51と、メイン表示パネル10とサブ表示パネル20を電気的に接続するコネクタ52を有している。ここで、FPC基板50はフレーム30の近傍において折り曲げが可能となっており、サブ表示パネル20が配設される側に折り曲げて、端子露出部50aにおいて液晶表示装置1の外部と入出力を行うようになっている。
また、回路部51は、ICチップ等の各種電子部品や回路配線が設けられている部位であり、FPC基板50の端子部50aからの入出力信号に応じて、メインパネル10及びサブパネル20を駆動させるようになっている。
また、フレーム30の表面には、上金枠31、下金枠32,33、プラスチックカバー34が設けられており、メイン表示パネル10、サブ表示パネル20、回路部51、コネクタ部52をフレーム30に固定して、これらがフレーム30から脱落するのを防止している。
次に、図2を参照して、液晶表示装置1の断面構造について説明する。
図2に示すように、液晶表示装置1は、フレーム30にメイン表示パネル10及びサブ表示パネル20が両面に組み込まれて構成されている。そして、フレーム30によってメイン表示パネル10及びサブ表示パネル20は、一体に保持されている。また、本実施形態においては、サブ表示パネル20の画面サイズがメイン表示パネル10よりも小さくなっている。また、メイン表示パネル10及びサブ表示パネル20は、平面的に重なるように配置されている。
ここで、フレーム30は、加工性に優れた樹脂部材であり、メイン表示パネル10及びサブ表示パネル20を容易に組み込むことが可能となっている。
また、メイン表示パネル10は、基板11,12と、当該基板11,12の外面に設けられた偏光板(光学部材)15,16とを備えて構成されている。また、サブ表示パネル20は、基板21,22と、当該基板21,22の外面に設けられた偏光板(光学部材)25,26とを備えて構成されている。
また、メイン表示パネル10とサブ表示パネル20の各々においては、基板11,12の間及び基板21,22の間にはシール材(図示略)が介在されて、各基板はセルギャップをあけて対向して設けられている。そして、基板11,12の間及び基板21,22の間には、液晶層(電気光学物質)が挟持されている。即ち、メイン表示パネル10及びサブ表示パネル20は、液晶パネルである。
また、基板11,12,21,22は、例えば、ガラスなどの透明材料からなる光透過性基板であり、後述する照明部40の照明光が透過可能となっている。
また、基板11,12の間及び基板21,22の間には、画素毎に液晶層に電圧を印加する画素電極と、当該画素電極に接続されたスイッチング素子が設けられている。ここでスイッチング素子としては、TFT(薄膜トランジスタ),TFD(薄膜ダイオード)等のアクティブ素子が用いられている。また、アクティブ素子に限らず、対向する基板の各々にストライブ電極を設けて、ストライブ電極間の液晶層に電圧を印加するパッシブ素子を用いてもよい。また、このようなスイッチング素子は、ドライバ回路によって駆動される。このようなドライバ回路は、回路部51に実装されたものや、FPC基板50を通じて液晶表示装置1の外部に実装されたもの、或いは、基板11,12の周辺領域にスイッチング素子と同時に形成されたものである。
また、メイン表示パネル10の偏光板15,16、及びサブ表示パネル20の偏光板25,26においては、表示モードに応じて、各透過軸が直交或いは平行に配置させている。ここで、サブ表示パネル20においては、フレーム30に組み込まれる側の基板21の周辺領域21aが露出しており、当該周辺領域21aには、偏光板25が被覆形成されていない構成となっている。従って、基板21におけるフレーム30側の表面を基準とすると、周辺領域21aを除く内側の領域において偏光板25がフレーム30に向けて突出するように設けられている。
また、液晶表示装置1は、フレーム30の内部に照明部(照明手段)40と、当該照明部40の両面に配設された光学シート41とを備えている。照明部40は、フレーム30にメイン表示パネル10及びサブ表示パネル20が組み込まれた構造において、表示パネル10,20の間に配設されたものである。また、光学シート41は、照明部40とメイン表示パネル10との間、及び照明部40とサブ表示パネル20との間に位置することとなる。これによって、フレーム30内に設けられた一つの照明部40よって、一方側から出射する照明光は光学シート41を通じてメイン表示パネル10に照射し、他方側から出射する照明光は光学シート41を通じてとサブ表示パネル20に照射されるようになっている。
ここで、照明部40は、光を射出する光源と、当該光源が端面に配設された導光板(照明手段)42とによって構成されている。
光源(図2中不図示)は、図1における回路部51及びコネクタ部52とサブ表示パネル20との間に設けられており、図2の紙面裏から鉛直方向に表面側に向けて発光するようになっている。光源は、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)で構成されているものとする。また、光源は、LED以外のもので構成してもよく、例えば有機エレクトロルミネッセンス素子、端面発光半導体レーザ又は面発光半導体レーザなどの半導体レーザなどで光源を構成してもよい。また、冷陰極管で光源を構成してもよい。
また、導光板42は、アクリル樹脂などの光透過性材料からなる板材であり、光源の発光を図2の紙面裏から鉛直方向に表面側に向けて導くと共に、導光板42の両面に光源の発光を取り出して、メイン表示パネル10とサブ表示パネル20の基板11,21の側に照明光を照射するようになっている。
また、光学シート41は、導光板42によって導かれる発光を、メイン表示パネル10とサブ表示パネル20に効率的に取り出す機能を有する部材である。このような光学シートとしては、光拡散シート、プリズムシート等が挙げられ、或いは、これらを重ね合わせた構成が採用される。
ここで、拡散シートは、導光板42からの射出光を拡散させる板形状のシート部材であり、拡散剤を分散させたアクリルシート等を採用することが可能である。このような拡散シートにより、導光板42からの発光の面輝度を均一化し得るとともに、プリズムシートを設けた場合の溝や凹凸形状の映りこみ(輝度ムラ)を防止し得るようになっている。
また、プリズムシートは、透明なアクリル樹脂などからなる平板状の板材の一面側がプリズム面とされ、例えば側面三角波状の周期的な凹凸(図示略)が形成されて構成されている。
次に、図3を参照して、液晶表示装置1の要部について説明する。
図3に示すように、フレーム30は、メイン表示パネル10が保持されるメイン表示パネル収納部35aと、サブ表示パネル20が保持されるサブ表示パネル収納部35bと、導光板42及び光学シート41が保持される導光板収納部35cとを有している。
そして、本発明の特徴点として示したように、サブ表示パネル収納部35bにおいては、サブ表示パネル20が配設される面に、フレーム30の基面よりもフレーム30の基体側に向けて掘り込まれた凹部36が設けられており、当該凹部36にサブ表示パネル20の一部が支持されるようになっている。具体的には、サブ表示パネル20のうち、基板21の一部が凹部36に支持されるようになっている。また、凹部36の平面形状は、サブ表示パネル20の平面形状と略同形に形成されているので、殆ど隙間なく凹部36にサブ表示パネル20が支持されている。
また、凹部36内には、サブ表示パネル20における基板21の周辺領域21aを保持する保持面37と、当該保持面37の内側に設けられた開口部38とが形成されている。開口部38においては、サブ表示パネル20の基板21と光学シート41とが露出しており、光学シート41を通じた照明光が開口部38を経て基板21に入射するようになっている。即ち、開口部38は照明光の光路としても機能するようになっている。このような開口部38の高さ寸法dは、0.3〜0.5mm程度に設定されている。
このように凹部36が形成されていることによって、フレーム30にサブ表示パネル20が組み込まれた状態では、周辺領域21aが保持面37によって保持され、偏光板25が開口部38内に落とし込まれて配設される。また、保持面37によってサブ表示パネル20が保持されるので、偏光板25はフレーム30の壁部や光学シート41に対して非接触となる。
また、周辺領域21a又は保持面37の一方には、予め両面テープ(接着部材)が貼付されており、凹部36にサブ表示パネル20が組み込まれた際に、周辺領域21aと保持面37とが固着され、フレーム30にサブ表示パネル20が固定される。
また、フレーム30におけるサブ表示パネル20が配設される面には、フレーム30の基面の外側に向けて突出して設けられた当接部39が形成されており、凹部36にサブ表示パネル20が組み込まれた際に、サブ表示パネル20の一部の側面は、当接部39の側面に接触するようになっている。
また、当接部39の内側(凹部36が形成されている側)の側面39aと、凹部36の側面36aとは、連続した面となっており、当該連続面に基板21の側面が接触保持されることで、サブ表示パネル20は単に凹部36に支持されるだけでなく、当接部39によってサブ表示パネル20の配設位置が規定されている。
ここで、図4を参照して、液晶表示装置の要部の平面構造について模式的に説明する。
図4は、フレーム30の凹部36に支持されるサブ表示パネル20と、フレーム30に設けられた当接部39との位置関係を説明するための模式平面図である。
図4(a)に示すように、サブ表示パネル20は、その側面と当接部39の側面とが互いに接触するように組み込まれている。そして、サブ表示パネル20の4辺の各辺について、2つずつ当接部39が配設された構成となっている。
また、図4(a)に示す構成以外にも、図4(b)、(c)に示す構成を採用することも可能である。図4(b)においては、サブ表示パネル20の4辺の各辺について、一つずつ当接部39が配設され、かつ、サブ表示パネル20の対角の近傍に当接部39が配設された構成となっている。また、図4(c)においては、サブ表示パネル20の4つの角部と3辺とを囲うように、かつ、一つの辺の一部を除くように当接部39が配設された構成となっている。
図4(a)〜(c)に示すように当接部39がサブ表示パネル20の側面と接触するように配設されることで、サブ表示パネル20の配設位置が凹部36によって規定されることとなる。
一方、メイン表示パネル収納部35aにおいても、メイン表示パネル10が配設される面に凹部36が形成されており、当該凹部36内にメイン表示パネル10の一部が支持されるようになっている。また、凹部36内には保持面37が設けられており、当該保持面37に両面テープを介在させてメイン表示パネル10が固定されるようになっている。なお、メイン表示パネル収納部35aには、上記の開口部38が設けられていないが、メイン表示パネル10の偏光板15と光学シート41とは間隔を設けて配設されており、非接触となっている。
上述したように、本実施形態の液晶表示装置1においては、フレーム30におけるメイン表示パネル10及びサブ表示パネル20が配設される面に凹部36が形成され、当該凹部36にメイン表示パネル10及びサブ表示パネル20の一部が支持されているので、凹部36の深さ分だけ液晶表示装置1の薄型化を実現できる。
また、メイン表示パネル10及びサブ表示パネル20が一つのフレーム30によって一体に固定されるので、部品点数の削減や構造の簡素化を実現できる。
また、フレーム30の内部には、メイン表示パネル10とサブ表示パネル20との間に照明部40が設けられているので、上記のように厚さが薄い液晶表示装置を実現できると共に、照明部40によって液晶パネルからなるメイン表示パネル10及びサブ表示パネル20に照明光を照射することができる。
また、本実施形態の液晶表示装置1においては、凹部36内には、メイン表示パネル10やサブ表示パネル20の周辺領域を保持する保持面37が設けられているので、保持面37によってメイン表示パネル10やサブ表示パネル20を保持することができる。
また、保持面37の内側に開口部38が形成されているので、当該開口部38においてはサブ表示パネル20の偏光板25を非接触状態にしながら、サブ表示パネル20を保持することができる。
また、偏光板25は、開口部38内に落とし込まれた状態で保持されるので、偏光板25の厚さ分だけ、液晶表示装置1の薄型化を実現できる。
また、開口部38内において、偏光板25はフレーム30内壁や光学シート41等の部位に非接触状態となるので、フレーム30内壁や光学シート41等が偏光板25に接触することによる光学特性の低下や、表示画像の乱れを抑制できる。
また、本実施形態の液晶表示装置1においては、周辺領域21aと保持面37とは、両面テープによって固定されているので、凹部36内において周辺領域21aと保持面37とを確実に固着することができ、フレーム30に一体に固定することができる。
また、本実施形態の液晶表示装置1においては、サブ表示パネル20の一部が凹部36内に勘合されると共に、その側面が当接部39に接触しているので、サブ表示パネル20を確実に位置決めしてフレーム30に固定することができる。また、位置決めが確実に行われることで、照明部40からの照明光が、メイン表示パネル10やサブ表示パネル20の縁部から漏れるのを防止できる。また、例えば配線基板等が配置される領域を除く広い範囲に枠状に当接部を形成した場合には、当接部そのものが遮光板の役割を果たし、当接部によって、光漏れを防止できる。
なお、上記の実施形態においては、導光板42をメイン表示パネル10及びサブ表示パネル20の間に配設して、光源の発光を導いて、照明光をメイン表示パネル10及びサブ表示パネル20に照射させる構成となっているが、導光板42の代わりに、面発光素子として機能する白色EL装置(照明手段)を採用することができる。
白色EL装置は、面発光素子として機能する板体であるので、導光板42に代替させてフレーム30内に設けることができる。これにより、導光板42や導光板42の端面に設けられた光源を不要にすることができる。このような白色EL装置は、自発光素子であるために、高輝度の照明光を得ることができると共に、より一層の薄型化を実現できる。
また、上記の実施形態においては、メイン表示パネル10及びサブ表示パネル20の表示装置として、液晶パネルを採用した構成について説明したが、これを限定するものではない。メイン表示パネル10又はサブ表示パネル20のいずれか一方のパネルが、無機EL素子又は有機EL素子を備えるEL表示装置であったり、電気泳動ディスプレイ装置(EPD:Electrophoretic Display)であったりしてもよい。この場合、他方のパネルのみが液晶パネルとなるので、当該液晶パネル側に照明光を反射させる反射板を導光板41に設けることができる。
そして、フレーム30に設けられた凹部36に、一方のパネルとなるEL表示装置や電気泳動ディスプレイ装置の一部が勘合されることによって、凹部36に支持された分だけ、電気光学装置の薄型化を実現できる。
また、メイン表示パネル10及びサブ表示パネル20として、両者共にEL表示装置又は電気泳動ディスプレイ装置とすることで、背面から照明光を照射するための導光板42や、光源を不要にすることができる。そして、フレーム30の両面に設けられた凹部36に、EL表示装置や電気泳動ディスプレイ装置であるメイン表示パネル10及びサブ表示パネル20の一部が勘合されることによって、凹部36に支持された分だけ、電気光学装置の薄型化を実現できる。更に、導光板42が不要になる分だけ、電気光学装置の薄型化を実現できる。
また、上記の実施形態においては、表示パネル(電気光学パネル)を2つ備えた電気光学装置について説明したが、表示パネルを一つ備えた電気光学装置についても適用可能である。この場合では、フレーム30の一方に凹部36が設けられ、当該凹部36によって表示パネルが支持される構成が採用される。従って、凹部36に表示パネルが支持されている深さ分だけ液晶表示装置の薄型化を実現できる。
(電子機器)
次に、図5を参照し、本発明の電子機器について説明する。
図5は、携帯電話(電子機器)の斜視図である。図5において符号1000は携帯電話を示し、符号1001は表示部を示している。この携帯電話1000の表示部1001には、本実施形態の電気光学装置である液晶表示装置が採用されている。従って、メイン表示パネルとサブ表示パネルとからなる2つの表示パネルを備えたとしても、薄型の携帯電話1000を提供することができる。
本発明は、上記携帯電話に限らず、電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネル等の電子機器の画像表示手段として好適に用いることができ、いずれの場合でも、メイン表示パネルとサブ表示パネルとからなる2つの表示パネルを備えたとしても、薄型の電子機器を提供することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
本発明の電気光学装置に係る液晶表示装置を示す平面図。 図1のA−A’断面を示す断面図。 図2の要部Bを示す断面拡大図。 図1の要部を示す平面模式図。 本発明の電子機器の一実施形態を示す斜視図。
符号の説明
1 液晶表示装置(電気光学装置)、 10 メイン表示パネル(電気光学パネル、第1電気光学パネル)、 11,12,21,22 基板、 15,16,25,26 偏光板(光学部材)、 20 サブ表示パネル(電気光学パネル、第2電気光学パネル)、 21a 周辺領域、 30 フレーム、 36 凹部、 38 開口部、 39 当接部、 40 照明部(照明手段)、 1000 携帯電話(電子機器)。


Claims (7)

  1. 電気光学物質を挟持する一対の基板からなる電気光学パネルと、前記電気光学パネルを支持するフレームと、を具備し、
    前記フレームには、前記電気光学パネルが配設される面の前記電気光学パネルの外周側に凹部が形成され、前記凹部で前記電気光学パネルを支持すること、
    を特徴とする電気光学装置。
  2. 前記電気光学パネルには、当該電気光学パネルの周辺領域の内側に光学部材が設けられており、
    前記フレームは、前記凹部の内周の前記光学部材に対向する領域に開口部を有し、
    前記開口部に前記光学部材が配置されること、
    を特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記周辺領域と前記凹部とは、接着部材によって固定されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記フレームには、
    前記電気光学パネルの側面に当接する当接部が形成され、
    前記電気光学パネルの少なくとも一部の側面は、前記当接部の側面に接触していること、
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  5. 前記電気光学パネルは、
    電気光学物質を挟持する一対の基板からなる第1電気光学パネルと、
    電気光学物質を挟持する一対の基板からなると共に、前記第1光学パネルと平面的に重なるように配置された第2電気光学パネルであり、
    前記フレームには、前記第1電気光学パネルと前記第2電気光学パネルの少なくとも一方が配設される面に凹部が形成され、当該凹部内に前記第1電気光学パネルと前記第2電気光学パネルの少なくとも一方の少なくとも一部が配設されていること、
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記フレームの内部には、
    前記第1電気光学パネルと前記第2電気光学パネルとの間に照明手段が設けられ、
    当該照明手段は、一方側から出射する照明光を前記第1電気光学パネルに照射し、他方側から出射する照明光を前記第2電気光学パネルに照射すること、
    を特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電気光学装置を具備すること、
    を特徴とする電子機器。



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