JP2006336883A - 空調機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 受信感度が向上した空調機を提供する。
【解決手段】 空調機1は、空調機本体11と、無線通信用回路55と、無線通信用アンテナ19とを備えている。無線通信用回路55は、空調機本体11または近傍に設置されている。無線通信用アンテナ19は、空調機本体11の室内露出部分に配置されている。また、無線通信用アンテナ19は、無線通信回路55と通信接続される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空調機に関し、とくに、室内で用いられる空調機に関する。
従来より、室内で用いられる空調機を利用して、室内の通信ネットワークを確立することが提案されている。
特許文献1記載の空調システムでは、室内機に設けられた収納部に、通信機器等の電化設備機器を収納している。収納された通信機器は、室内で利用される通信端末の無線通信用の中継器(アクセスポイント)として利用される。
特開2005−37117号公報
しかし、特許文献1記載の空調システムでは、アンテナが収納部に配置されているが、室内で利用される通信端末からの送信電波に対する受信感度の向上を図ることが困難である。
本発明の課題は、受信感度が向上した空調機を提供することにある。
第1発明の空調機は、空調機本体と、無線通信用回路と、無線通信用アンテナとを備えている。無線通信用回路は、空調機本体または近傍に設置されている。無線通信用アンテナは、空調機本体の室内露出部分に配置されている。また、無線通信用アンテナは、無線通信回路と通信接続される。
ここでは、無線通信用アンテナが、空調機本体の室内露出部分に配置されているので、室内で利用される通信端末からの送信電波に対する受信感度が向上する。
第2発明の空調機は、第1発明の空調機であって、無線通信用アンテナは、コーナパネルに設置されている。コーナパネルは、空調機本体の室内露出部分のコーナに配置されている。無線通信用アンテナは、空調機本体の4つのコーナパネルのうちのいずれか1カ所に取付可能である。
ここでは、無線通信用アンテナが空調機本体のコーナに配置された4つのコーナパネルのうちのいずれか1カ所に取付可能であるので、空調機本体において、最も通信状態のよいコーナを選択して無線通信用アンテナを設置することが可能である。
第3発明の空調機は、第2発明の空調機であって、コーナパネルは、空調機本体の4つのコーナに着脱自在に取付可能である。
ここでは、コーナパネルが空調機本体の4つのコーナに着脱自在に取付可能であるので、コーナパネルを最も通信状態のよいコーナへ容易に付け替えることが可能である。
第4発明の空調機は、第2発明の空調機であって、無線通信用アンテナは、空調機本体の4つのコーナパネルにそれぞれ取り付けられている。
ここでは、無線通信用アンテナが空調機本体の4つのコーナにそれぞれ取り付けられているので、4本の無線通信用アンテナのうちの最も通信状態のよいアンテナによって、常時良好な通信状態が得られる。
第5発明の空調機は、第2発明から第4発明のいずれかの空調機であって、無線通信用アンテナは、コーナパネルに垂直に取り付けられたアンテナである。
ここでは、無線通信用アンテナがコーナパネルに垂直に取り付けられたアンテナであるので、受信感度が向上する。
第6発明の空調機は、第2発明から第5発明のいずれかの空調機であって、無線通信用アンテナは、コーナパネルに取り付けられた指向性アンテナである。
ここでは、無線通信用アンテナがコーナパネルに取り付けられた指向性アンテナであるので、指向性アンテナで室内の通信エリアを分けることが可能である。また、コーナパネルの設置場所によって無線通信用アンテナの向きの調整が可能である。
第7発明の空調機は、第6発明の空調機であって、無線通信用アンテナの向きは、フラップを駆動する駆動手段によって調整可能である。フラップは、空調機本体の吹出口に取り付けられている。
ここでは、無線通信用アンテナの向きをフラップを駆動する駆動手段によって調整することが可能である。
第8発明の空調機は、第7発明の空調機であって、伝達手段をさらに備えている。伝達手段は、駆動手段の駆動力を、フラップおよび/または無線通信用アンテナへ選択的に伝達する。無線通信用アンテナの向きは、フラップの向きと独立して、駆動手段によって調整可能である。
ここでは、駆動手段の駆動力をフラップおよび/または無線通信用アンテナへ選択的に伝達する伝達手段をさらに備えているので、無線通信用アンテナの向きは、フラップの向きと独立して、駆動手段によって調整可能である。
第9発明の空調機は、第1発明の空調機であって、無線通信用アンテナは、吸気グリルに固定されている。吸気グリルは、空調機本体の吸気口に取り付けられている。吸気グリルは、空調機本体の吸気口に対して、2方向以上のうちから選択された任意の向きに向くように、着脱自在に取り付けられる。
ここでは、無線通信用アンテナが吸気グリルに固定され、且つ、吸気グリルが空調機本体の吸気口に対して任意の向きに取付可能であるので、任意の向きへ無線通信用アンテナを向けて設置することが可能である。
第10発明の空調機は、第1発明の空調機であって、無線通信用アンテナは、フラップに設置されている。フラップは、空調機本体の吹出口に取り付けられている。
ここでは、フラップの向きに合わせて無線通信用アンテナの向きが調整可能である。
第11発明の空調機は、第1発明の空調機であって、無線通信用アンテナは、側面パネルに設置されている。
ここでは、無線通信用アンテナが側面パネルに設置されているので、天井に対して水平方向が無線通信の放射方向となり、居室内における人が存在する可能性が高い位置との無線通信が容易になる。
第12発明の空調機は、第1発明の空調機であって、無線通信用アンテナは、吹き出し口近傍に設置されている。
ここでは、無線通信用アンテナが吹き出し口近傍に設置されているので、天井に対して水平方向が無線通信の放射方向となり、居室内における人が存在する可能性が高い位置との無線通信が容易になる。
第13発明の空調機は、第1発明から第12発明のいずれかの空調機であって、無線通信用アンテナは、シート状または板状のアンテナである。シート状または板状のアンテナは、空調機本体における無線通信用アンテナの設置場所にほぼ平滑に設置可能である。
ここでは、無線通信用アンテナが空調機本体における無線通信用アンテナの設置場所にほぼ平滑に設置可能なシート状または板状のアンテナであるので、安定した通信状態が得られ、且つ、無線通信用アンテナが空調機本体の表面から突出しないので、見た目がよい。
第14発明の空調機は、第1発明から第13発明のいずれかの空調機であって、視覚的報知手段をさらに備えている。視覚的報知手段は、無線通信用アンテナが通信状態であることを視覚的に知らせるための手段である。
ここでは、無線通信用アンテナが通信状態であることを視覚的に知らせるための視覚的報知手段をさらに備えているので、室内に居る人は、視覚的報知手段を見ることによって容易に通信状態であるか否かを確認することが可能である。
第15発明の空調機は、第14発明の空調機であって、視覚的報知手段は、発光ダイオードからなる。
ここでは、視覚的報知手段が発光ダイオードであるので、空調機本体や前面パネルの表面の任意の場所に取り付けることができ、しかも、消費電力が少なくて済む。
第1発明によれば、室内で利用される通信端末からの送信電波に対する受信感度が向上する。
第2発明によれば、空調機本体において最も通信状態のよいコーナを選択して無線通信用アンテナを設置することができる。
第3発明によれば、コーナパネルを最も通信状態のよいコーナへ容易に付け替えることができる。
第4発明によれば、4本の無線通信用アンテナのうちの最も通信状態のよいアンテナによって、常時良好な通信状態が得られる。
第5発明によれば、コーナパネルに垂直に取り付けられたアンテナによって受信感度が向上する。
第6発明によれば、指向性アンテナで室内の通信エリアを分けることができる。また、無線通信用アンテナの向きの調整ができる。
第7発明によれば、無線通信用アンテナの向きをフラップを駆動する駆動手段によって調整することができる。
第8発明によれば、無線通信用アンテナの向きをフラップの向きと独立して駆動手段によって調整することができる。
第9発明によれば、任意の向きへ無線通信用アンテナを向けて設置することができる。
第10発明によれば、フラップの向きに合わせて無線通信用アンテナの向きを調整できる。
第11発明によれば、居室内における人が存在する可能性が高い位置との無線通信を容易に行うことができる。
第12発明によれば、居室内における人が存在する可能性が高い位置との無線通信を容易に行うことができる。
第13発明によれば、安定した通信状態が得られる。しかも、見た目がよい。
第14発明によれば、通信状態であるか否かを容易に確認することができる。
第15発明によれば、空調機本体や前面パネルの表面の任意の場所に取り付けることができる。しかも、消費電力が少なくて済む。
〔第1実施形態〕
つぎに、本発明の空調機の第1実施形態として、空調システム100の室内機1について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明における空調機には、除湿器、換気扇、および全熱交換器なども含まれる。
図1に示される空調システム100は、複数の空調空間SIにそれぞれ設置された室内機1と、室外機2と、コントローラ3とを備えている。
複数の室内機1は、天井裏空間SBへ埋設される天井埋込型の室内機であり、冷媒を循環できるように冷媒配管4を介して室外機2に接続されている。また、複数の室内機1および室外機2は、有線LAN5を介してコントローラ3に通信可能に接続されている。
また、室内空間SIの内部に有るネットワーク通信用の通信端末200は、最寄りの室内機1に設置された無線通信用のアンテナ19を介して有線LAN5にアクセスすることが可能である。すなわち、室内機1は、通信端末200の通信のための無線LAN用アクセスポイントとして機能する。また、有線LAN5には、ネットワーク通信用のサーバ300が接続されている。サーバ300は、空調空間SIの外部に設置されている。
図1〜図5に示されるように、室内機1は、空調機本体11と、吸気グリル12と、フラップ13と、前面パネル14と、スイッチボックス17と、コーナパネル18と、アンテナ19と、無線通信用回路55と、ネットワークコネクタ56と、空調部50を備えている。
吸気グリル12は、空調機本体11の吸気口16に対して、水平方向に互いに90度開いた2方向のうちから選択された任意の向きに向くように、着脱自在に取り付けられている。
フラップ13は、空調機本体11の吹出口15に対して、上下方向に揺動自在に取り付けられている。
空調部50は、図3に示されるように、室内熱交換器51、電動弁52、室内ファンモータ53、および室内制御部54を備えている。空調部50は、コントローラ3から有線LAN5を介して指令を受けることにより若しくは有線LAN5を介して遠隔から指令を受けることにより、これらの構成要素に基づいて室内空間SIの空気の調和を行う。
また、空調部50の室内制御部54は、図3に示すように、天井裏空間SBに張り巡らされている有線LAN5を介して空調システム100の室外機2やサーバ300と通信可能に接続されている。
スイッチボックス17には、無線通信用回路55およびネットワークコネクタ56が収納されている。
無線通信用回路55は、通信端末200と無線LANのための無線通信を行うための回路である。
ネットワークコネクタ56は、無線通信用回路55を有線LAN5に接続するためのコネクタである。これにより、通信端末200は、有線LAN5を利用したネットワーク通信を行うことが可能である。
コーナパネル18は、空調機本体11の4つのコーナに着脱自在に取り付けられている。コーナパネル18は、前面パネル14と嵌合している。
アンテナ19は、4つのコーナパネル18うちの1つに垂直に固定されている。アンテナ19の上端部には、接続用プラグ22が設けられている。接続用プラグ22は、前面パネル14の4つのコーナにそれぞれ設けられたソケット21に着脱自在に接続されている。ソケット21は、スイッチボックス17の内部の無線通信用回路55に通信可能に接続されている。
<第1実施形態の特徴>
(1)
第1実施形態の室内機1では、無線通信用アンテナ19が、空調機本体11の室内露出部分であるコーナパネル18に配置されているので、空調空間SIの内部で利用される通信端末200からの送信電波に対する受信感度が向上する。
(2)
第1実施形態の室内機1では、コーナパネル18に設置されるアンテナ19が空調機本体11の4つのコーナのうちのいずれか1カ所に取付可能であるので、空調機本体11において、最も通信状態のよいコーナを選択してアンテナ19を設置することが可能である。
(3)
第1実施形態の室内機1では、コーナパネル18が空調機本体11の4つのコーナに着脱自在に取付可能であるので、コーナパネル18およびコーナパネル18に設置されたアンテナ19を最も通信状態のよいコーナへ容易に付け替えることが可能である。
(4)
第1実施形態の室内機1では、アンテナ19がコーナパネル18に垂直に取り付けられているので、受信感度が向上する。
〔第2実施形態〕
つぎに、本発明の空調機の第2実施形態として、室内機1について、図面を参照しながら説明する。
図6に示される室内機1は、空調機本体11と、吸気グリル12と、フラップ13と、前面パネル14と、スイッチボックス17と、コーナパネル18と、無線通信用のアンテナ23と、光報知部30とを備えている。また、室内機1は、第1実施形態と同様に、図3に示されるように、無線通信用回路55と、ネットワークコネクタ56と、空調部50を備えている。
アンテナ23は、空調機本体11のコーナに配置された4つのコーナパネル18にそれぞれ垂直方向に取り付けられている。また、4本のアンテナ23は、第1実施形態のアンテナ19と同様に、無線通信用回路55に接続されている。4本のアンテナ23のうち最も通信状態のよいアンテナ23によって、常時、受信感度が向上する。
また、第2実施形態の室内機1では、第1実施形態と比較してアンテナ23の数が増えているので、通信用のチャンネル数も増設されている。すなわち、4本のアンテナ23には、通信端末200との通信のために、それぞれ異なるチャンネルが割り当てられている。そのため、4本のアンテナ23のうちのいずれか1本のみが、通信端末200と通信が許されるので、輻輳のおそれがない。
光報知部30は、アンテナ23が通信状態であることを視覚的に知らせる。図6に示される室内機1では、光報知部30は、4本のアンテナ23にそれぞれ対応するように、空調機本体11の4つのコーナにおいてアンテナ23の近い位置にそれぞれ取り付けられている。光報知部30が点灯または点滅することにより、4本のアンテナ23のうちどのアンテナ23が通信状態であるかを目で見て確認することができる。光報知部30は、発光ダイオードからなる。
<第2実施形態の特徴>
(1)
第2実施形態の室内機1では、アンテナ23が空調機本体11の4つのコーナパネル18にそれぞれ取り付けられているので、4本のアンテナ23うちの最も通信状態のよいアンテナによって、常時良好な通信状態が得られる。
(2)
第2実施形態の室内機1では、4本のアンテナ23が通信状態であることを視覚的に知らせるための光報知部30をさらに備えているので、室内に居る人は、光報知部30を見ることによって容易に通信状態であるか否かを確認することが可能である。
(3)
第2実施形態の室内機1では、光報知部30が発光ダイオードであるので、空調機本体11や前面パネル14の表面の任意の場所に取付可能であり、しかも、消費電力が少なくて済む。
〔第3実施形態〕
つぎに、本発明の空調機の第3実施形態として、室内機1について、図面を参照しながら説明する。
図7に示される室内機1は、空調機本体11と、吸気グリル12と、フラップ13と、前面パネル14と、スイッチボックス17と、コーナパネル18と、無線通信用のアンテナ31とを備えている。また、室内機1は、第1実施形態と同様に、図3に示されるように、無線通信用回路55と、ネットワークコネクタ56と、空調部50を備えている。
アンテナ31は、指向性アンテナであり、空調機本体11のコーナに4つのコーナパネル18のうちのいずれか1つに、コーナパネル18から下方に吊り下げるように垂直方向に取り付けられている。また、アンテナ31は、第1実施形態のアンテナ19と同様に、無線通信用回路55に接続されている。
コーナパネル18は、空調機本体11の4つのコーナに着脱自在に取り付けられ、且つ、前面パネル14と嵌合している。
<第3実施形態の特徴>
(1)
第3実施形態の室内機1では、アンテナ31がコーナパネル18に取り付けられた指向性アンテナであるので、指向性アンテナの放射方向によって室内の通信エリアを分けることが可能である。
(2)
第1実施形態の室内機1では、コーナパネル18が空調機本体11の4つのコーナに着脱自在に取付可能であるので、コーナパネル18の設置場所によってアンテナ31の向きの調整が可能である。これにより、アンテナ31を最適な方向へ容易に調整することが可能である。例えば、図7に示されるアンテナ31は、アンテナ31の放射方向が吸気グリル12の4つの対角方向のうちの1つを向くように配置されている。したがって、コーナパネル18を空調機本体11の4つのコーナのうちの1つに付け替えることによって、アンテナ31の向きを調整することが可能である。
〔第4実施形態〕
つぎに、本発明の空調機の第4実施形態として、室内機1について、図面を参照しながら説明する。
図8に示される室内機1は、空調機本体11と、吸気グリル12と、フラップ13と、前面パネル14と、スイッチボックス17と、無線通信用のアンテナ24とを備えている。また、室内機1は、第1実施形態と同様に、図3に示されるように、無線通信用回路55と、ネットワークコネクタ56と、空調部50を備えている。
アンテナ24は、板状の指向性アンテナであり、吸気グリル12の表面から垂直方向に突出するように吸気グリル12に固定されている。
吸気グリル12は、空調機本体11の吸気口16に対して、水平方向に互いに90度開いた2方向のうちから選択された任意の向きに向くように、着脱自在に取り付けられている。したがって、空調機本体11の吸気口16に対して吸気グリル12を取り付けるときに、図9(a)または図9(b)に示されるように、アンテナ24が良好な通信を行うことが可能な向きに吸気グリル12を向けて取り付けることが容易である。
<第4実施形態の特徴>
(1)
第4実施形態の室内機1では、アンテナ24が吸気グリル12に固定され、且つ、吸気グリル12が空調機本体11の吸気口16に対して任意の向きに取付可能であるので、任意の向きへアンテナ24を向けて設置することが可能である。
〔第5実施形態〕
つぎに、本発明の空調機の第5実施形態として、室内機1について、図面を参照しながら説明する。
図10に示される室内機1は、空調機本体11と、吸気グリル12と、フラップ13と、前面パネル14と、スイッチボックス17と、無線通信用のアンテナ25とを備えている。また、室内機1は、第1実施形態と同様に、図3に示されるように、無線通信用回路55と、ネットワークコネクタ56と、空調部50を備えている。
アンテナ25は、板状の指向性アンテナであり、フラップ13に固定されている。
フラップ13は、空調機本体11の吹出口15に対して、上下方向に揺動自在に取り付けられている。すなわち、図11に示されるように、フラップ13は、回転軸26の一端に固定されている。回転軸26の他端は、ギヤボックスなどの減速機27を介して駆動モータ28に接続されている。
したがって、駆動モータ28の駆動力によってフラップ13を上下方向へ揺動させてフラップ13の向きを変えることにより、フラップ13に合わせてアンテナ25の向きを容易に調整することが可能である。
<第5実施形態の特徴>
(1)
第5実施形態の室内機1では、アンテナ25がフラップ13に設置されているので、フラップ13の向きに合わせてアンテナ25の向きが調整可能である。
<第5実施形態の変形例>
第5実施形態では、アンテナ25がフラップ13に設置され、駆動モータ28の駆動力によって、フラップ13の向きに合わせてアンテナ25の向きが調整されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、フラップ13の向きと独立して板状の指向性アンテナであるアンテナ31の向きを変えるようにしてもよい。アンテナ31は、図7に示されるように、コーナパネル18に取り付けられた指向性アンテナである。
すなわち、図12に示されるように、室内機1は、駆動モータ28の駆動力を、フラップ13および/またはアンテナ31へ選択的に伝達する伝達手段として、電磁クラッチ32、33をさらに備えている。また、室内機1は、アンテナ31を水平方向へ駆動させるために、互いに直交する回転軸29および35と、回転軸29および35の間で直角方向に動力伝達を行うための直角減速機34とをさらに備えている。直角減速機34は、ラックおよびピニオンを組み合わせた機構などからなる。
これによって、フラップ13を駆動させるときには、電磁クラッチ32をつなぎ、駆動モータ28の駆動力を、減速機27、電磁クラッチ32、回転軸26、およびフラップ13の順に伝達させて、フラップ13を自動的に上下方向へ揺動させる。
一方、アンテナ31を駆動させるときには、電磁クラッチ33をつなぎ、駆動モータ28の駆動力を、減速機27、電磁クラッチ33、回転軸29、直角減速機34、回転軸35、およびアンテナ31の順に伝達させて、アンテナ31を自動的に水平方向へ回転させる。
また、電磁クラッチ32および電磁クラッチ33の両方をつなげば、駆動モータ28の駆動力をフラップ13およびアンテナ31へ同時に伝達させることができ、フラップ13の上下方向の揺動、およびアンテナ31の水平回転を同時に行うことが可能である。
以上のように、室内機1が駆動モータ28の駆動力をフラップ13および/またはアンテナ31へ選択的に伝達する電磁クラッチ32、33をさらに備えているので、無線通信用アンテナの向きは、前記フラップの向きと独立して、前記駆動手段によって調整可能である。
〔第6実施形態〕
つぎに、本発明の空調機の第6実施形態として、室内機40について、図面を参照しながら説明する。
図13に示される室内機40は、天井に吊り下げて設置される天井吊下げ型の室内機であり、空調機本体41と、無線通信用のアンテナ45とを備えている。また、室内機40は、第1実施形態と同様に、図3に示されるように、無線通信用回路55と、ネットワークコネクタ56と、空調部50を備えている。
アンテナ45は、空調機本体41の側面パネル42に設置されている。アンテナ45は、しかも、アンテナ45は、側面パネル42のうち吹出口43の近傍に設置されている。
アンテナ45は、シート状または板状の指向性アンテナであり、空調機本体41の側面パネル42にほぼ平滑に設置されている。
<第6実施形態の特徴>
(1)
第6実施形態の室内機40は、アンテナ45が側面パネル42に設置されているので、天井に対して水平方向が無線通信の放射方向となり、居室内における人が存在する可能性が高い位置との無線通信が容易になる。
(2)
第6実施形態の室内機40は、アンテナ45が吹出口43の近傍に設置されているので、天井に対して水平方向が無線通信の放射方向となり、居室内における人が存在する可能性が高い位置との無線通信がさらに容易になる。
(3)
第6実施形態の室内機40は、アンテナ45が空調機本体11におけるアンテナ45の設置場所にほぼ平滑に設置可能なシート状または板状のアンテナであるので、受信感度が向上する。しかも、アンテナ45が空調機本体11の表面から突出しないので、見た目がよい。
<第6実施形態の変形例>
(A)
第6実施形態の天井吊下げ型の室内機40は、吹出口43が1箇所のみであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、空調機本体41の4つの側面すべてに吹出口が形成された室内機であってもよい。この場合も、アンテナ45が側面パネルまたは吹出口近傍に設置されることにより、天井に対して水平方向が無線通信の放射方向となり、居室内における人が存在する可能性が高い位置との無線通信がさらに容易になる。
本発明は、空調機本体の室内露出部分にアンテナを配置することができる空調機であれば種々の態様の空調機に採用され得る。すなわち、本発明は、上記実施形態に係る天井埋設型または天井吊下型の空調機だけでなく、床置き型や壁掛け型などの種々の形態の空調機にも採用され得る。また、本発明は、除湿器、換気扇、および全熱交換器などの空調機にも採用され得る。
本発明の空調機の第1実施形態に係る空調システムの構成図。 図1の室内機の斜視図。 図1の空調システムのブロック図。 図1の室内機の底面図。 図2のアンテナおよびコーナパネルの斜視図。 本発明の空調機の第2実施形態に係る室内機の斜視図。 本発明の空調機の第3実施形態に係る室内機の斜視図。 本発明の空調機の第4実施形態に係る室内機の斜視図。 図8の吸気グリルおよびアンテナの向きの調整を示す図。 本発明の空調機の第5実施形態に係る室内機の斜視図。 図10のアンテナおよびフラップの駆動機構を示す斜視図。 本発明の空調機の第5実施形態の変形例におけるアンテナおよびフラップの駆動機構を示す斜視図。 本発明の空調機の第6実施形態に係る室内機の斜視図。
符号の説明
1 室内機
11 空調機本体
12 吸気グリル
13 フラップ
14 前面パネル
15 吹出口
16 吸込口
18 コーナパネル
19、23、24、
25、31、45 アンテナ
55 無線通信用回路

Claims (15)

  1. 空調機本体(11)と、
    前記空調機本体(11)または近傍に設置された無線通信用回路(55)と、
    前記空調機本体(11)の室内露出部分に配置され、前記無線通信用回路(55)と通信接続される無線通信用アンテナ(19,23,24,25,31,45)と
    を備える空調機。
  2. 前記無線通信用アンテナ(19,23,31)は、前記空調機本体(11)の室内露出部分のコーナに配置されたコーナパネル(18)に設置され、
    前記無線通信用アンテナ(19,23,31)は、前記空調機本体(11)の4つの前記コーナパネル(18)のうちのいずれか1カ所に取付可能である、
    請求項1に記載の空調機。
  3. 前記コーナパネル(18)は、前記空調機本体(11)の4つのコーナに着脱自在に取付可能である、
    請求項2に記載の空調機。
  4. 前記無線通信用アンテナ(23)は、前記空調機本体(11)の4つのコーナパネル(18)にそれぞれ取り付けられている、
    請求項2に記載の空調機。
  5. 前記無線通信用アンテナ(19,23,31)は、前記コーナパネル(18)に垂直に取り付けられたアンテナである
    請求項2から4のいずれかに記載の空調機。
  6. 前記無線通信用アンテナ(31)は、前記コーナパネル(18)に取り付けられた指向性アンテナである
    請求項2から5のいずれかに記載の空調機。
  7. 前記無線通信用アンテナ(31)の向きは、前記空調機本体(11)の吹出口(15)に取り付けられたフラップ(13)を駆動する駆動手段(28)によって調整可能である、
    請求項6に記載の空調機。
  8. 前記駆動手段(28)の駆動力を、前記フラップ(13)および/または前記無線通信用アンテナ(31)へ選択的に伝達する伝達手段(32,33)をさらに備え、
    前記無線通信用アンテナ(31)の向きは、前記フラップ(13)の向きと独立して、前記駆動手段(28)によって調整可能である、
    請求項7に記載の空調機。
  9. 前記無線通信用アンテナ(24)は、前記空調機本体(11)の吸気口(16)に取り付けられた吸気グリル(12)に固定され、
    前記吸気グリル(12)は、前記空調機本体(11)の吸気口(16)に対して、2方向以上のうちから選択された任意の向きに向くように、着脱自在に取り付けられる、
    請求項1に記載の空調機。
  10. 前記無線通信用アンテナ(25)は、前記空調機本体(11)の吹出口(15)に取り付けられたフラップ(13)に設置されている、
    請求項1に記載の空調機。
  11. 前記無線通信用アンテナ(45)は、前記側面パネル(42)に設置されている、
    請求項1に記載の空調機。
  12. 前記無線通信用アンテナ(45)は、前記吹出口(43)近傍に設置されている、
    請求項1に記載の空調機。
  13. 前記無線通信用アンテナ(45)は、前記空調機本体(11)における前記無線通信用アンテナ(45)の設置場所にほぼ平滑に設置可能なシート状または板状のアンテナである、
    請求項1から12のいずれかに記載の空調機。
  14. 前記無線通信用アンテナ(23)が通信状態であることを視覚的に知らせるための視覚的報知手段(30)をさらに備えている、
    請求項1から13のいずれかに記載の空調機。
  15. 前記視覚的報知手段(30)は、発光ダイオードからなる
    請求項14に記載の空調機。
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