JP2012032035A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012032035A
JP2012032035A JP2010170147A JP2010170147A JP2012032035A JP 2012032035 A JP2012032035 A JP 2012032035A JP 2010170147 A JP2010170147 A JP 2010170147A JP 2010170147 A JP2010170147 A JP 2010170147A JP 2012032035 A JP2012032035 A JP 2012032035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dehumidifier
air
heat exchanger
indoor unit
air conditioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010170147A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Takazawa
正志 高澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2010170147A priority Critical patent/JP2012032035A/ja
Publication of JP2012032035A publication Critical patent/JP2012032035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】容易に据え付けることができ、効率よく壁内の除湿を行うことができる空気調和装置を提供する
【解決手段】被調和室4Aを冷房する冷房運転時に壁内空間80を同時に除湿可能とした空気調和装置100であって、被調和室4に吸込口31及び吹出口32を向けて設置される室内機3と、壁内空間80に吸込口56及び吹出口55を向けて設置される除湿機5とを一体に空調ユニット2化して、室内機3の室内熱交換器21と、除湿機5の除湿用熱交換器51とを同一の冷媒系統に接続したことを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、被調和室の冷房と壁内空間の除湿を同時に行う空気調和装置に関する。
従来、例えば一般の戸建住宅などの建物において、湿気によって壁内に結露が発生することが知られている。そのため、壁内結露によって、木材が腐敗したり、室内側の壁板、フローリング、或いは畳の裏面等でカビが繁殖するのを防止するために、建物の床下に設けられる除湿システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の除湿システムは、密封構造に形成された床下空間に、除湿した空気を供給する供給口と、床下空間を流れた空気を除湿システムに戻すための回収口とを離れた位置に設けて、床下空間の除湿を行い、壁内、天井裏、及び屋根裏等の壁内空間の湿度を低減させる。
特開2001−133007号公報
しかしながら、この種の除湿システムは、除湿した空気を床下空間で効率よく循環させるために、建物の基礎構造を工夫し、空気の供給口から回収口へ空気が流れるようにする必要がある。よって、除湿システムを導入する際には、建物の基礎工事も併せて行う必要がある。そのため、除湿システムの導入作業は大掛かりになるだけではなく、既存の建物には導入することが難しいという問題がある。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、容易に据え付けることができ、効率よく壁内の除湿を行うことができる空気調和装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、被調和室を冷房する冷房運転時に壁内空間を同時に除湿可能とした空気調和装置であって、前記被調和室に吸込口及び吹出口を向けて設置される室内機と、前記壁内空間に吸込口及び吹出口を向けて設置される除湿機とを一体に空調ユニット化して、前記室内機の室内熱交換器と、前記除湿機の除湿用熱交換器とを同一の冷媒系統に接続したことを特徴とする。
この構成において、前記壁内空間が天井裏であり、前記室内機が天井埋込型の空気調和機であり、前記一体化した空調ユニットが吊りボルトにより天井裏に支持されている構成としても良い。また、前記室内機の上面に前記除湿機が重なり、前記除湿機は下面に第一ドレンパンを有し、前記第一ドレンパンの上に前記除湿用熱交換器が載置されている構成としても良い。また、前記ドレンパンのドレン配管は、前記室内機の第二ドレンパンに連通し、前記空調ユニットからのドレン水は、前記第二ドレンパンを介して前記空調ユニットの外部に排出される構成としても良い。また、前記除湿機は略箱形状の筐体を備え、前記筐体は、前記筐体側面の、一面に形成された吹出口と、残りの三面に形成された吸込口とを備え、前記吸込口に沿って平面略コ字状の除湿用熱交換器を配置するとともに、前記吹出口には除湿用送風機を備えた構成としても良い。また、前記空調ユニットは、前記室内熱交換器の冷媒入口に配置された第一制御弁と、前記除湿用熱交換器の冷媒入口に配置された第二制御弁とを備える構成としても良い。また、前記冷媒系統に、接続ポートを介して、前記室内機と並列に、前記除湿機を後付で接続可能とした構成としても良い。また、前記除湿機と、前記室内機とは連結具で連結されている構成としても良い。
本発明によれば、被調和室の空調を行う室内機と、壁内空間の除湿を行う除湿機とを一体にし、室内熱交換器と、除湿用熱交換器とを同一の冷媒系統に接続し、空調ユニット化したため、被調和室の冷房と壁内空間の除湿を同時に行う空調ユニットは容易に据え付けることができ、室内機の冷媒を利用して効率よく壁内の除湿を行うことができるという効果を奏する。
本実施形態の空気調和システムの概略構成を示す図である。 室内機と除湿機の接続部の構成を示す図である。 除湿機を取り外した際の接続部の構成を示す図である。 空調ユニットの据付状態を概略的に示す図である。 空調ユニットの外観斜視図である。 除湿機の平面視断面図である。 空調ユニットの断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施の形態に係る空気調和システム(空気調和装置)100の概略構成を示す。本実施の形態の空気調和装置100は、室外機1と、室外機1に冷媒配管(冷媒系統)10で接続される空調ユニット2を備えている。空気調和装置100は、例えば空調ユニット2が複数台接続されたいわゆるマルチ型の空気調和装置であっても良い。また、空気調和装置100は、空気調和装置100の各部の制御を行う制御部60を備える。
室外機1は、屋外に設置され、図1に示すように、圧縮機11、アキュムレータ12、四方弁13、室外熱交換器14、電動膨張弁15が冷媒配管10で接続されて備えられている。空気調和装置100は、制御部60の制御の下、室外機1の四方弁13を切り換えることにより、冷房運転/暖房運転を切り換え自在に備えられている。図中矢印は、冷房運転時の冷媒の流れを示す。冷房運転時、圧縮機11から吐出された冷媒は、四方弁13を介して室外熱交換器14へと流れる。室外熱交換器14を通って、冷やされた冷媒は、図中矢印で示されるように、冷媒配管10を通って、空調ユニット2へと供給される。
空調ユニット2は、屋内に設置され、図1に示すように、室外機1に冷媒配管10で接続される室内機3と、除湿機5とから構成される。室内機3は、室内熱交換器21と、室内熱交換器21に併設された送風機22を備える。室内機3は、また、空気調和装置100の冷房運転時における室内熱交換器21の冷媒入り口側に、第一メカ弁(第一制御弁)29を備える。除湿機5は、除湿用熱交換器51と、除湿用熱交換器51に併設された除湿用送風機52を備える。除湿機5は、また、空気調和装置100の冷房運転時における除湿用熱交換器51の冷媒入り口側に、第二メカ弁(第一制御弁)53を備える。
室内機3と、除湿機5は、T継手17a,17bを介して冷媒配管10にそれぞれ連通している。これによって、除湿用熱交換器51と室内熱交換器21とは、同一の冷媒系統10に接続される。
この構成によれば、制御部60を介して第二メカ弁53を開き、室内熱交換器21を流れる冷媒の一部を室内熱交換器21をバイパスさせて除湿用熱交換器51に流すことができる。また、除湿用熱交換器51に流す冷媒の量は、第二メカ弁53の開度を制御部60を介して変えることで調節することができる。さらに、室内機3のサーモオフ時には、第一メカ弁29を閉じて、除湿機5にのみ冷媒を流し、除湿運転を行うこともできる。
除湿機5は、例えば、室外機1と室内機3から構成される空気調和装置に後付けする構成とすることも可能である。その場合、図2に示すように、室外機1と室内機3とをつなぐユニット間配管に接続されたT継手17a,17bには、除湿機5側に延びる補助管16aの一端が接続されている。補助管16aの他端はフレア接続口(オス口)116を有する。除湿機5が接続されていない場合においては、フレア接続口116に、ボンネット117をかぶせて、ボンネット117をフレア接続口にフレアナット118で固定し、フレア接続口116を封止する(図3参照)。一方、除湿機5は、除湿用熱交換器51に連通する冷媒配管16bを備える。冷媒配管16bの両端16cには、図2に示すようにフレアナット119が挿入された状態でフレア加工が施されている。
次に、除湿機5を後付けする際の接続作業について説明する。除湿機5を後付けする際には、まず、図1中のサービスバルブAを閉じて、四方弁13を破線状態(冷房運転状態)に設定し、圧縮機11を運転させる。これによって室内機3内の冷媒は、室外機1の冷媒配管や室外熱交換器14に回収される(ポンプダウン運転)。その後、サービスバルブBを閉じる。こうしてポンプダウン運転によって室内機3側の冷媒配管内の冷媒が室外機1側に回収され、室内機3側には冷媒が残っていない状態で、室内機3の補助管16aに螺合されているフレアナット118及びボンネット117を取り外す。そして、図2(B)に示すように、フレア接続口116に、冷媒配管16bのフレアナット119を螺合して、接続ポート120を形成し、冷媒系統10に除湿機5を連結させる。その後、閉じていたサービスバルブA,Bを開放することにより、冷媒配管16(図1参照)を介して、冷媒系統10に室内機3と並列に接続された除湿機5に冷媒を供給することができる。
この構成によれば、除湿機5は、任意で後付けすることができるようになり、空気調和装置100の汎用性が向上する。
図4は、一般の戸建住宅などの建物200に空調ユニット2を据え付けた状態を概略的に示す図である。空調ユニット2は、室内機3と除湿機5が一体にユニット化されて、壁内空間80に支持される。室内機3は、被調和室4内の冷房/暖房などの空気調和を行う。室内機3の冷房運転時には、空調ユニット2に備えられた、除湿機5で壁内空間80に除湿空気の供給を行うことができる。
室内機3は、被調和室4に臨んで配置される、室内空気吸込口(吸込口)31と、吹出口32とを備える。室内空気吸込口31から、室内機3に吸い込まれた空気は、図中矢印Xで示されるように、室内機3に収容された室内熱交換器21で熱交換されて、再び、被調和室4に、吹出口32を介して吹き出される。
除湿機5は、壁内空間80に臨んで配置された壁内空気吸込口(吸込口)56と、壁内吹出口(吹出口)55を備える。壁内空間80は、床下6、天井裏7、壁体内8、屋根裏9等を有し、被調和室4A等の居室と、建物200の外壁200Aおよび屋根200Bとの間に形成される。壁内空間80には、例えば不図示の断熱材などが配置される。
除湿機5から供給される除湿空気は、図中矢印Y1で示されるように、空調ユニット2が配設された天井裏7から、被調和室4Aに隣接する壁体内8を通って、床下6に流れ、再び壁体内8を通って、除湿機5に回収される。除湿機5から供給される除湿空気は、また、空調ユニット2が配設された天井裏7から、被調和室4Aの例えば階上に設けられる居室4Bに隣接する壁体内8を通って、屋根裏9に供給され、再び壁体内8を通って、除湿機5に回収される。除湿機5で回収される空気は、除湿機5に収容された除湿用熱交換器で熱交換されて、除湿され、再び壁内空間80に供給される。これによって、除湿機5から供給される除湿空気を建物200の壁内空間80全体で循環させて建物200の除湿を行うことができる。
図5は、空調ユニット2を下面側から見た外観斜視図である。空調ユニット2を形成する室内機3と、除湿機5は、上下に重ねてボルト(連結具)2bで連結され、一体に形成されている。室内機3は、略箱形状の筐体30を備え、筐体30の下面は、筐体30に取り付けられる化粧パネル30Bから構成される。除湿機5は、略箱形状のケース(筐体)50を備え、ケース50は、筐体30と平面視略同形状に形成されている。ケース50は、筐体30の天面パネル30Aに載置され、筐体30に不図示のボルト等で固定される。
筐体30は、筐体30の側面4面を形成する側面パネル30Cを備える。また、筐体30の4つの角部は、面取りされて、サイドパネル30Dが配置されている。サイドパネル30Dには、室内機3と、室内機3の上に重ねて配置される除湿機5とを連結するボルト2bを受ける固定金具2a,2aと、空調ユニット2を天井面から吊り下げるための4つの吊金具28が備えられる。空調ユニット2は、室内側から天井面101(図7参照)に設けられた取付け用開口部に挿入されて備えられ、例えば天井裏7の空間に配置さる天井カセット型(天井埋込型)の空調ユニットである。吊金具28は、天井裏の例えば梁103等から垂下する吊ボルト102(図7参照)に支持され、これによって、空調ユニット2は、天井裏7の空間に固定される。筐体30は、下面を形成する化粧パネル30Bを天井面101に密着した状態で取り付けることができるように配置される。室内機3は、4方向に空気を吹き出す四方向天井カセット型であっても良いし、或いは、2方向に空気を吹き出す二方向天井カセット型であっても良い。
化粧パネル30Bは、その中央部に室内空気を取り込むための室内空気吸込口31を備える。室内空気吸込口31には、フィルター34を備える構成としても良い。室内空気吸込口31の周囲には、化粧パネル30Bの辺に沿って、熱交換後の空気を吹き出すための、長尺に形成された、4つの吹出口32を備える。各吹出口32には、吹出空気の方向を調節可能なフラップ33が設けられている。
化粧パネル30Bの4つの角部には、コーナーパネル35が、化粧パネル30Bの下側に向けて取り外し可能に備えられる。コーナーパネル35は、コーナーパネル35を取り外したときに、上述した吊金具28と吊ボルト102の係合位置まで取り付け作業者の手が入るような大きさに形成されている。
除湿機5のケース50は、ケース50の四面を形成する側面パネル50Aを備える。ケース50は、また、ケース50の4つの角部を面取りして形成したサイドパネル50Dを備える。サイドパネル50Dには、室内機3と、除湿機5とを連結するボルト2bを受ける固定金具2a,2aが設けられている。
側面パネル50Aの一つの面50Bには、除湿用熱交換器51で熱交換された除湿空気が吹出される壁内吹出口55が設けられる。また、壁内吹出口55には、吹出グリル55Aが備えられている。壁内吹出口55が設けられた面50Bとは別の面50Cには、壁内空間80から空気を取り込むための壁内空気吸込口56が備えられている。
壁内空気吸込口56は、図6に示すように、壁内吹出口55が設けられた面50B以外の面50C,50C,50Cの三面にそれぞれ形成されている。壁内吹出口55には、除湿用送風機52が備えられている。除湿用送風機52は、ファンモーター52aと、ファンモーター52aの回転軸に取り付けられるプロペラファン52bから構成されている。除湿用送風機52は、例えば、壁内吹出口55に横に並べて複数台備えられている構成としても良い。除湿用送風機52の台数は、除湿を行う壁内空間が広さに応じてすることもできる。これによって、例えば、広い壁内空間内を除湿する場合には、除湿用送風機52を横に並べて複数台設け、除湿空気を効率よく壁内空間80内に循環させることができる。
除湿機5の内部には、平面視略コ字状に曲げられて形成された除湿用熱交換器51が備えられている。除湿用熱交換器51は、面50C,50C,50Cに沿って配置されている。また、除湿用熱交換器51は、各面50Cと所定間隔離して備えられている。除湿用熱交換器51は、ケース50の下面23の上に配設されたドレンパン(第一ドレンパン)54の上に載置される。除湿用熱交換器51の各管板51A,51Aには、除湿用熱交換器51の高さ寸法と略同じ高さ寸法を有する仕切板51Bの一端が固定されている。仕切板51Bの他端は、壁内吹出口55に沿って、面50Bに固定されている。
ファンモーター52aによってプロペラファン52bが回転すると、その負圧によって、除湿機5の周辺空気が、各壁内空気吸込口56A,56B,56Cから除湿機5内に吸い込まれる。各壁内空気吸込口56A,56B,56Cから図中矢印Y1,Y2,Y3の方向に吸い込まれた空気は、除湿用熱交換器51で熱交換され、冷やされる。冷やされることによって、空気中の湿度が凝縮されるため、熱交換後の空気は、湿度が低い状態となる。このようにして、除湿された空気は、除湿用送風機52によって、図中矢印Y4の方向に、壁内吹出口55から吹出される。
壁内空気吸込口56A,56B,56Cは、任意に開くことができる、側面パネル50Cに形成されたノックアウトホールから構成されていても良い。或いは、壁内空気吸込口56A,56B,56Cには、開閉自在のシャッター等が設けられ、任意の方向にある壁内空気吸込口56A,56B,56Cを開けて使用する構成としても良い。この構成によれば、空気の吸込み方向を変えることができるため、除湿機5の据付位置、あるいは、部屋の大きさや向きによって、風の流れる方向を変えることができる。そのため、例えば、壁内空気吸込口56Aが壁などに近接して配置されている場合には、壁内空気吸込口56Aを閉じて、壁内空気吸込口56B,56Cから空気を吸い込むことができる。この構成によれば、壁内空気吸込口56Aを閉じることによって、壁内空気吸込口56B,56Cの負圧が高くなる。そのため、壁に近接していない壁内空気吸込口56B,56C側から効率よく空気を吸い込むことができる。
また、除湿用熱交換器51は、各壁内空気吸込口56A,56B,56Cに間隔を開けて配置されているため、例えば壁内空気吸込口56Aを閉じた場合においても、除湿機5内に吸い込んだ空気は、壁内空気吸込口56Aと除湿用熱交換器51の間隔から、除湿用熱交換器51に流れる。そのため、壁内空気吸込口56Aに対向する部分の熱交換面積を無駄にすることなく、効率よく空気の除湿行うことができる。
さらに、除湿用熱交換器51の管板51Aと、壁内吹出口55との間に仕切板51Bを設けたため、除湿用熱交換器51と、各壁内空気吸込口56A,56B,56Cとの間に間隔を開けても、除湿機5内に吸い込まれた空気を、除湿用熱交換器51を介して除湿し、壁内空間80に吹出すことができる。
図7に示すように、除湿用熱交換器51で凝縮された水分はドレンパン54に収集さる。ドレンパン54には、ドレンパン54で収集したドレン水を、室内機3に設けられたドレンパン(第二ドレンパン)24に流すドレンチューブ(ドレン配管)58が接続されている。ドレンチューブ58は、除湿機5のドレンパン54から、ケース50の下面23、および筐体30の天面パネル30Aを貫通する孔58Aを通って室内機3に延ばされ、ドレンパン24にドレン水を導くように構成されている。
ケース50の天面25と、下面23の間には、モーター台26が掛渡されている。モーター台26には、除湿用送風機52のファンモーター52aが固定されている。
筐体30の天面パネル30Aの下面には、モーター22aが固定され、このモーター22aのシャフトには羽根車22bが取り付けられ、送風機22を構成している。送風機22は、回転に伴い吸込口31を介して回転軸方向から空気を吸込んで周方向に吹き出すように構成されている。送風機22の周りには、送風機22を取り囲むように、略四角形状に曲げられた室内熱交換器21が配置されている。また、側面パネル30Cおよびサイドパネル30Dの内面には例えば発泡スチロール製の断熱体27が設けられている。また、断熱体27は、除湿機5の内面にも設けられている。
室内機3は、図中矢印Xに示されるように、送風機22によって吸込口31から室内の空気を吸い込むと、該空気を、室内熱交換器21内を流れる冷媒と熱交換させ、熱交換後の空気を、吹出口32から吹き出し、被調和室内に供給し、被調和室内の空気調和を行う。
室内熱交換器21は、室内空気吸込口31の外周に沿って配置されたドレンパン(第二ドレンパン)24に載置された状態で固定されている。ドレンパン24は、例えば、発泡スチロール等で形成されている。ドレンパン24の外周には、4辺に沿って4つの吹出口32が形成されている。ドレンパン24には、室内熱交換器21の一隅に相当する位置に、ドレンパン24に貯留したドレン水を汲み上げて、空調ユニット2の外部に排出するための不図示のドレンポンプが配設されている。除湿機5のドレンパン54から、室内機3のドレンパン24に、ドレンチューブ58を介して流されたドレン水もまた、このドレンポンプを介して空調ユニット2の外部に排出される。
除湿機5は、制御部60の制御の元、室内機3の冷房運転時、或いは、室内機3のサーモオフ時に運転する。除湿機5は、湿気を含む壁内空間の空気を除湿機5内に吸込み、除湿用熱交換器51で空気内の水分を凝縮させて除湿し、湿度の下がった空気を壁内空間に再び吹き出すサイクルを繰り返す。これによって、壁内空間の除湿がおこなわれる。除湿用送風機52は、除湿機5の除湿運転時以外にも、例えば、壁内空間の空気を循環させるために回転させることができる構成としても良い。
除湿機5の除湿運転の負荷は、室内機3の冷房運転の負荷状態によって調節することができる構成としてもよい。これは、室内熱交換器21を流れる冷媒量と、除湿用熱交換器51を流れる冷媒量を、それぞれ第一メカ弁29、第二メカ弁53の開度を制御部60で制御することで可能となる。例えば空調ユニット2のサーモオフ時には第一メカ弁29を閉じ、第二メカ弁53を開いて除湿用熱交換器51に冷媒を流し、壁内空間80の除湿運転のみを行うことができる。また、空調ユニット2の冷房運転時でも、例えば室内機3の負荷が高い場合には、第二メカ弁53の開度を絞り、除湿用熱交換器51側を流れる冷媒量を低減させ、被調和室4内の空調効率を下げないような運転をすることができる。また、空調ユニット2の冷房運転時で、室内機3に余力がある場合には、第一メカ弁29の開度を絞り、第二メカ弁53を開いて、壁内空間80の除湿効率を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、被調和室4の空気調和を行う室内機3と、壁内空間80の除湿を行う除湿機5を一体に空調ユニット2化して、室内機3の室内熱交換器21と、除湿機5の除湿用熱交換器51を同一の冷媒系統に接続したため、例えば既存の建物にも、壁内空間の除湿を行う除湿機5を備える空調ユニット2は、容易に据え付けることができる。さらに室内機3の冷媒を分岐させて除湿機5側に流すことで一つの空調ユニット2で被調和室4の空気調和と、壁内空間80の除湿とを同時に効率良くおこなうことができる。
また、本実施形態によれば、天井埋込型の室内機3に除湿機5を一体化した空調ユニット2を、吊ボルト102で天井裏に支持したため、天井裏のスペースを有効的に利用して、除湿機5を設置することができる。除湿機5は室内機3に一体化されているため、簡易に設置することができる。また、空調ユニット2は、天井に埋め込まれて配置されているため、美観の向上を図ることができる。
また、室内機3の上面に除湿機5を載置しているため、被調和室4の天井面に形成する室内機3を据え付けるための開口部を広げることなく、空調ユニット2を設置することができる。さらに、除湿機5の下面に配置した第一ドレンパン54の上に除湿用熱交換器51を配置しているため、室内機3の上面に除湿機5を載置しても、除湿用熱交換器51から発生するドレン水が室内機3に直接垂れ落ちることがない。
また、第一ドレンパン54のドレン配管は、室内機3のドレンパン24に連通し、空調ユニット2からのドレン水は、ドレンパン24を介して空調ユニット2の外部に排出されるため、空調ユニット2からドレン水が被調和室4内に垂れ落ちるのを防止することができる。また、除湿機5に、室内機3とは別にドレン水排水用の排水ポンプ等を取り付ける必要がなく、除湿機5から発生するドレン水を、室内機3から発生するドレン水と共に効率よく空調ユニット2の外部に排出することができる。
また、除湿機5は、略箱形状のケース50の側面の一面に形成された吹出口55と、残りの三面に形成された吸込口56とを備え、吸込口56に沿って平面略コ字状の除湿用熱交換器51を配置し、吹出口55に除湿用送風機52を設けた。そのため、多方向から壁内空間80の湿度の高い空気を吸い込んで除湿することができ、壁内空間80の除湿効率を向上することができる。更に、吹出口55は、吸込口56とは異なる面に形成されているため、吹出口55から吹き出される湿度の低い空気が吸込口56に直接吸い込まれるのを防止することができ、壁内空間80の除湿効率を向上することができる。
また、空調ユニット2は、室内熱交換器21の冷媒入口側に配置された第一メカ弁29と、除湿用熱交換器51の冷媒入口側に配置された第二メカ弁53とを備えるため、室内熱交換器21を流れる冷媒量と、除湿用熱交換器51を流れる冷媒量とをそれぞれ第一メカ弁29、第二メカ弁53の開度を変えることで調節することができ、空調ユニット2の負荷にあわせて効率よく壁内空間80の除湿を行うことができ、省エネルギー効果を高めることもできる。
また、室内機3に、除湿機5を取り付けて一体的に空調ユニット化するとともに、室内機3と除湿機5を冷媒配管10に並列に接続する接続ポート120を備えたため、除湿機5は、任意で後付けすることができるようになり、空気調和装置100の汎用性が向上する。
また、除湿機5と、室内機3とは連結具で連結されているため、室内機3と除湿機5を互いに別体に形成し、空調ユニット2の組み立て作業性を向上することができるとともに、螺子で互いを連結することで、一体に配設することができ、取り付け作業性も向上する。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態では、第一メカ弁(第一制御弁)29、及び第二メカ弁(第二制御弁)53はメカニカルバルブから成る構成としたが、これに限らず、電磁弁から構成されていても良い。その他の細部構成等についても任意に変更可能であることは勿論である。
1 室外機
2 空調ユニット
2b ボルト(螺子)
3 室内機
4 被調和室
5 除湿機
10 冷媒配管(第一冷媒配管)
17a、17b T継手
20 筐体
20a 側面パネル
21 室内熱交換器
22 送風機
24 ドレンパン(第二ドレンパン)
28 吊金具
29 第一メカ弁(第一制御弁)
31 吸込口(室内空気吸込口)
32 吹出口
50 壁内空間
51 除湿用熱交換器
52 送風機(除湿用送付機)
53 第二メカ弁(第二制御弁)
54 ドレンパン(第一ドレンパン)
55 吹出口(壁内吹出口)
56 吸込口(壁内空気吸込口)
58 ドレンチューブ(ドレン配管)
60 制御部
100 空気調和システム

Claims (8)

  1. 被調和室を冷房する冷房運転時に壁内空間を同時に除湿可能とした空気調和装置であって、
    前記被調和室に吸込口及び吹出口を向けて設置される室内機と、前記壁内空間に吸込口及び吹出口を向けて設置される除湿機とを一体に空調ユニット化して、前記室内機の室内熱交換器と、前記除湿機の除湿用熱交換器とを同一の冷媒系統に接続したことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記壁内空間が天井裏であり、前記室内機が天井埋込型の空気調和機であり、前記一体化した空調ユニットが吊りボルトにより天井裏に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記室内機の上面に前記除湿機が重なり、前記除湿機は下面に第一ドレンパンを有し、前記第一ドレンパンの上に前記除湿用熱交換器が載置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 前記ドレンパンのドレン配管は、前記室内機の第二ドレンパンに連通し、前記空調ユニットからのドレン水は、前記第二ドレンパンを介して前記空調ユニットの外部に排出されることを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 前記除湿機は略箱形状の筐体を備え、前記筐体は、前記筐体側面の、一面に形成された吹出口と、残りの三面に形成された吸込口とを備え、前記吸込口に沿って平面略コ字状の除湿用熱交換器を配置するとともに、前記吹出口には除湿用送風機を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  6. 前記空調ユニットは、前記室内熱交換器の冷媒入口に配置された第一制御弁と、前記除湿用熱交換器の冷媒入口に配置された第二制御弁とを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  7. 前記冷媒系統に、接続ポートを介して、前記室内機と並列に、前記除湿機を後付で接続可能としたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  8. 前記除湿機と、前記室内機とは連結具で連結されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の空気調和装置。
JP2010170147A 2010-07-29 2010-07-29 空気調和装置 Pending JP2012032035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010170147A JP2012032035A (ja) 2010-07-29 2010-07-29 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010170147A JP2012032035A (ja) 2010-07-29 2010-07-29 空気調和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012032035A true JP2012032035A (ja) 2012-02-16

Family

ID=45845668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010170147A Pending JP2012032035A (ja) 2010-07-29 2010-07-29 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012032035A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017037816A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 三菱電機株式会社 換気装置
WO2019225278A1 (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 ダイキン工業株式会社 空調室内機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017037816A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 三菱電機株式会社 換気装置
JPWO2017037816A1 (ja) * 2015-08-31 2018-04-26 三菱電機株式会社 換気装置
US10962254B2 (en) 2015-08-31 2021-03-30 Mitsubishi Electric Corporation Ventilation device
WO2019225278A1 (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 ダイキン工業株式会社 空調室内機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100629342B1 (ko) 공기조화기
AU2016201838B2 (en) Ceiling-Embedded Air Conditioner
WO2015182461A1 (ja) エアコン室内機
WO2019030796A1 (ja) 空気調和装置の室内機、空気調和装置および空気調和装置の室内機の設置方法
JP6115782B2 (ja) 空気調和装置
JPWO2011007541A1 (ja) 換気空調装置
JP2014005954A (ja) 空気調和装置の室内機
JP2021179262A (ja) 給気制御装置及び空調システム
JP2012032035A (ja) 空気調和装置
JP2018123999A (ja) 風路切替ダンパ、ファンコイルユニットおよび空気調和システム
US10852011B2 (en) Heat exchanger unit and air-conditioning apparatus
JP2017009259A (ja) 換気装置及び換気システム
JP2019203649A (ja) 空調システム
JP5001630B2 (ja) ドレンパンおよびこれを用いた空調ユニットならびに空気調和装置
JP2008122009A (ja) 室外設置型室内ユニットおよびこれを用いた空気調和装置
JP6377900B2 (ja) 空調システム及び建物
WO2005071323A1 (ja) 天吊型空気調和装置
JP2006275455A (ja) 空気調和装置
JP2012032043A (ja) 空気調和装置
JP4382904B2 (ja) ビルトイン型空気調和装置
KR102168581B1 (ko) 천장형 에어컨의 실내기
JP2005164213A (ja) 天吊型空気調和装置
JPH0410500Y2 (ja)
JP7182393B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP4646611B2 (ja) 空気調和装置