JP2006325388A - 小型モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型であるにも拘らず、大きい駆動トルクを得る。
【解決手段】 モータケース1の一端を塞ぐエンドカバー2上に、回転子軸3上の整流子8に当接するモータブラシ9を保持するためのブラシホルダ10を備え、前記モータブラシ9の軸線が回転子軸3に対して直角以外の所定角度で交わるように、前記ブラシホルダ10内に保持されたモータブラシ9を整流子8に当接させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 モータケース1の一端を塞ぐエンドカバー2上に、回転子軸3上の整流子8に当接するモータブラシ9を保持するためのブラシホルダ10を備え、前記モータブラシ9の軸線が回転子軸3に対して直角以外の所定角度で交わるように、前記ブラシホルダ10内に保持されたモータブラシ9を整流子8に当接させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば、ラジコン等に使用する小型モータに関する。
無線によるリモートコントロールによって走行または飛行する玩具用の車両や飛行機は、小型モータを動力源として備える。また、この小型モータはバッテリを電源として駆動されるため、直流モータが用いられる。
この直流モータは、バッテリから供給する電流を、モータブラシを介して、該これに当接する半円形の整流子に伝え、さらに電機子導体に導いて、この電機子導体を持つ回転子の半回転ごとにその電流の方向を切り替えながら、同一方向の回転トルクを得るというものである(例えば、特許文献1参照)。
また、このような直流モータでは、前記モータブラシと前記整流子との接触、非接触動作によるブラシノイズを発生するところから、ノイズ防止用のコンデンサを前記モータブラシに繋る回路に接続することにより、ブラシノイズをこのコンデンサに吸収させるようにしている。
ところで、直流モータの駆動トルクは、電機子電流の大きさに依存し、該電機子電流が大きいほど大きな駆動トルクが得られる。このため、大きな駆動トルクを得ようとする場合には、モータブラシおよび整流子を介して電機子導体(電機子コイル)に大電流を流す必要があり、このブラシの電流容量を予め大きくしておくことが望まれる。
特開2003−37961号公報
しかしながら、従来の小型モータにあっては、モータブラシの電流容量を増すために該モータブラシのサイズを大きくすると、モータ本体の形状も大きくなり、例えばより小型の玩具用車両やロボットなどへの利用が難しくなるという問題があった。
本発明は、前記のような従来の問題を解決するためになされたものであり、小型であるにも拘らず、必要とする大きさの駆動トルクが得られる小型モータを提供することを目的とする。
前記目的達成のために、本発明にかかる小型モータは、モータケースの一端を塞ぐエンドカバー上に、回転子軸の整流子に当接するモータブラシを保持するためのブラシホルダを備え、該ブラシホルダ内に保持された前記モータブラシの軸線が、前記回転子軸の中心線に対して直角以外の所定角度で交わるように、前記前記整流子に当接されていることを特徴とする。
これにより、前記モータブラシを前記回転子軸に直交する方向に設置する必要がなくなるため、モータの外径を縮小化することができるとともに、前記モータブラシを広い接触面積にて前記整流子に当接させることができるため、この接触部の電流容量を大きくすることができる。このため、直流モータを高トルクで駆動することが可能になる。
また、本発明にかかる小型モータは、前記ブラシホルダが、前記モータブラシを戴置するブラシ支持板を傾斜状態で保持するブラシ支持板保持部を有することを特徴とする。
これにより、前記モータブラシの前記ブラシホルダへの出し入れをスムースに行えるとともに、前記ブラシ支持板が前記モータブラシと前記整流子との摩擦接触により発生する摩擦熱を前記ブラシホルダの外部へ導き易くし、前記モータブラシの冷却効率を高めることができるとともに、前記モータブラシの磨耗を低減することができる。
また、本発明にかかる小型モータは、前記ブラシ支持板に、前記ブラシホルダ内への装着状態において該ブラシホルダの外部に露出する放熱フィンが突設されていることを特徴とする。
これにより、前記モータブラシから前記ブラシ支持板に伝えられる摩擦熱を、前記放熱フィンを通じて前記ブラシホルダの外部の大気へ効率的に逃がすことができる。
また、本発明にかかる小型モータは、前記ブラシ支持板保持部が、前記ブラシ支持板の端部側縁に突設された各一の係止片を支持する一対のブラシ支持板係止凹部であることを特徴とする。
これにより、前記ブラシ支持板係止凹部に前記係止片を係止させるという簡単な操作のみで、前記モータブラシを所定角度で傾けた状態にて前記整流子に確実に当接及び保持することができる。
また、本発明にかかる小形モータは、前記エンドカバー上に、前記回転子軸の軸受を保持する軸受保持板が取り付けられ、該軸受保持板上には、モータの駆動制御用回路およびモータの駆動制御を表示する発光ダイオードを搭載した回路基板が取り付けられていることを特徴とする。
これにより、前記回路基板を熱発生部位から遠ざけることができるとともに、前記モータケースの一端側から前記発光ダイオードの点灯状況を確認可能とすることができる。
また、本発明にかかる小形モータは、前記モータケースの側壁および周壁に、該モータケース内に外気を取り込むとともに、該モータケース内の暖気を外部へ排出する通気孔が形成されていることを特徴とする。
この構成により、小型モータの駆動中に発熱する前記モータケース内の界磁コイルや前記整流子を効率的に空冷することができる。
また、本発明にかかる小型モータは、前記ブラシホルダが金属製であることを特徴とする。
この構成により、前記整流子に当接する前記モータブラシの熱を、前記ブラシホルダを通じて効率的に放熱することができる。
また、本発明にかかる小型モータは、前記ブラシ支持板上に、前記モータブラシを弾性支持するためのスプリング部材が設置されていることを特徴とする。
この構成により、前記モータブラシを前記ブラシホルダ内においてガタつきなく、かつ一定の摩擦抵抗を保ちながら安定に保持することができる。
また、本発明にかかる小型モータは、前記エンドカバー上に、支持筒を持つ取り付け部材が前記モータブラシに接続された導電ワイヤ端とともにねじ固定され、前記支持筒には電源ワイヤ端に接続された電力供給用の丸型ファストン端子が圧入されていることを特徴とする。
この構成により、モータブラシに接続された前記導電ワイヤの配線長を短くしながら、前記モータブラシに対する電源供給を可能にし、また前記導電ワイヤの他の部品との電気的干渉を回避することができる。
本発明の小型モータは、モータケースの一端を塞ぐエンドカバー上に、整流子に接触するモータブラシを保持するブラシホルダを備え、前記モータブラシの軸線が前記回転子軸の中心線に対して直角以外の所定角度で交わるように、前記前記整流子に当接させるように構成したので、前記モータブラシをモータの前記回転子軸に直交する方向に設置する必要がなくなり、モータの外径を縮小化することができる。また、前記モータブラシを広い接触面積にて整流子面に接触させることができるため、この接触部の電流容量を大きくすることができ、直流モータを高トルクで駆動することが可能になるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の一形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による小型モータの要部を示す斜視図であり、ここでは、モータ本体のエンドカバー付近のみを示してある。
同図において、符号1は、モータ本体を包む有底円筒型のモータケースで、該モータケース1内には、界磁コイルを持った固定子および電機子コイルを持った回転子が配置されている。また、前記モータケース1には、その一端を塞ぐように環状板状のエンドカバー2が取り付けられている。
前記エンドカバー2の中心部には、図2に示すような回転子軸3の一端部を貫通する中心孔4が形成されている。また、前記エンドカバー2上には、一対の軸受保持板5が回転子軸3を挟むように配置されている。これらの軸受保持板5には、回転子軸3端を回転自在に支持する軸受6が保持されている。
前記軸受保持板5には、前記軸受6とともにモータの駆動制御用ICチップ等の回路部品Tを搭載した回路基板7が保持されている。この回路基板7の保持は、軸受保持板5の上端部(突部)をかしめることにより、容易になされる。
一方、前記中心孔4付近に臨む回転子軸3上には、硬銅からなる整流子8が、図示しない絶縁部材(例えば、マイカナイト類)を介して取り付けられており、該整流子8には、グラファイトなどからなる二つのモータブラシ9の先端部が当接されている。該各モータブラシ9は断面が矩形状をなし、それぞれ断面がΩ状の金属板からなるブラシホルダ10内に収納されている。
前記ブラシホルダ10は、前記エンドカバー2上に配置された取り付けプレート11に一体に設けられ、前記整流子8に向かって先端が低くなるように傾斜している。なお、前記取り付けプレート11は、前記エンドカバー2上に環状の絶縁板12を介して取り付けられる。前記各ブラシホルダ10内には、後述のブラシ支持板がそれぞれ前記各ブラシホルダ10と同一の傾斜角度で収納され、各ブラシ支持板上に前記モータブラシ9が戴置されている。
このため、前記ブラシホルダ10内に収納される前記ブラシ9は、該ブラシ9の軸線が、前記回転子軸3の中心線に対し90°以外の角度で交差するように、所定角度傾斜して保持される。この結果、前記整流子8に接触する前記モータブラシ9の先端面9aの面積は、前記モータブラシ9を、該モータブラシ9の中心軸に対して直交する方向に切断した場合の断面積よりも大きくなる。
従って、一般的な直流モータのようにモータブラシ軸を整流子の面に垂直に摺接させる従来のモータの駆動方式に比べて、モータブラシと整流子との当接部における電流容量を大きくすることができる。
また、前記ブラシホルダ10は、図3に示すような一対の立ち上がり片10aと、これらの立ち上がり片10aを繋ぐ天板部10bとからなり、該立ち上がり片10aの基部に前記取り付けプレート11が連続している。前記各立ち上がり片10aの対向部位には、後述のねじりばねの移動および導電ワイヤの配線を可能にする凹部13a、13bが、それぞれ形成されている。
前記凹部13a、13b下方の前記各立ち上がり片10aの対向部位には、ブラシ支持板保持部としてのブラシ支持板係止凹部14が形成されている。該ブラシ支持板係止凹部14の深さは、前記凹部13a、13b に比較して浅く形成されている。また、前記ブラシ支持板係止凹部14は、後述のブラシ支持板の係止片を係止可能にして、前記モータブラシ9を前記ブラシホルダ10内に傾斜させて配置する。
前記ブラシホルダ10の天板部10bには、L字状のばね係止片15が切り起こされており、該ばね係止片15に後述のねじりばねの端部が係止可能となっている。
前記絶縁板12上には、前記取り付けプレート11を介して、図3に示すような支柱17が設立され、該支柱17にねじりばね16の基部が水平支持されている。該ねじりばね16の一端は、前記モータブラシ9の後端面にある係止孔9bに挿入されている。また、前記ねじりばね16の他端は、前記天板10bに形成された前記ばね係止片15に係止されている。
このため、前記ねじりばね16には反発力が蓄積されており、前記ブラシホルダ10内の前記ブラシ9を前記整流子8に対し、所定圧にて接触させるように付勢することとなる。
前記ブラシ9の後端には、前記整流子8を介して電機子コイルに電流を供給するための導電ワイヤ18の一端が接続されている。該導電ワイヤ18の他端は、丸型ファストン端子19のワイヤ通し孔20に挿通されている。また、該丸型ファストン端子19には、電源ワイヤ40の先端が、これに被せられたインナー部材を介して圧入され、さらに前記丸型ファストン端子19が、前記取り付けプレート11上に設立された取り付け部材21と一体の支持筒21a内に、着脱可能に圧入されている。
前記絶縁板12には取り付け孔(図示しない)が設けられており、該取り付け孔を通して、保持金具22下端のリング部に通したねじ23が、エンドカバー2にねじ込まれている。これにより、前記保持金具22上端のコ字状の保持部22aが、前記回路基板7に形成された係止孔7aに係止される。従って、前記回路基板7はエンドカバー2側に安定保持される。
前記ブラシ9は、ブラシ支持板24上に戴置されて、前記ブラシホルダ10内に挿入および支持される。該ブラシ支持板24の両側縁には、図3に示すように、前記ブラシホルダ10の両立ち上がり片10aに沿ってガイドされるガイド突片25と、各立ち上がり片10aに形成された前記ブラシ支持板係止凹部14に係止される係止片26がそれぞれ一体に突設されている。
前記ブラシ支持板24の後端には、二つの放熱フィン27がL字状に曲げられるように連接されている。該放熱フィン27は、前記ブラシホルダ10内に前記ブラシ支持板24が収納されているとき、前記ブラシホルダ10の外に露出する。
前記構成になる小型モータにあっては、直流電源の電圧が、前記丸型ファストン端子19、前記導電ワイヤ18を介して、それぞれのモータブラシ9に供給される。また、該モータブラシ9に供給された電圧は、半円形の前記各整流子8に伝えられ、さらに回転子コイルに導かれる。
このため、回転子コイルの半回転ごとに電機子電流の流れの方向が切り替えられ、駆動トルクが発生する。これにより前記回転子軸3は回転子コイルに直流電力が供給される限り、回転を継続することとなる。
この場合において、前記モータブラシ9は、前記回転子軸3の中心線に対し傾くようにして、前記ブラシホルダ10内に保持されるため、前記回転子軸3に直交させた断面より大きな面積で、前記モータブラシ9と前記整流子8とが当接する。
したがって、前記モータブラシ9および前記整流子8の当接部における電流容量を大きくすることができ、比較的大きい電流を、前記モータブラシ9を介して前記整流子8および電機子巻線に供給することができる。
一方、前記のような比較的大きな接触面で前記モータブラシ9と前記整流子8とが当接することにより、これらの接触抵抗により発生する摩擦熱も大きくなる。本発明では、前記モータブラシ9を前記ブラシ支持板24で直接支持するとともに、該ブラシ支持板24に前記ブラシホルダ10の外部へ露出する前記放熱フィン27を設けている。
前記構成により、前記の発生した摩擦熱を、前記ブラシ支持板24の全体に伝え、さらに前記放熱フィン27へ伝えて外気へ放熱することにより、前記モータブラシ9を効率的に冷却することができる。従って、前記モータブラシ9の磨耗を低減(耐摩耗性を向上〉することができる。
また、前記モータブラシ9は前記整流子8との当接により経時的に磨耗するため、適時に交換する必要があるが、この磨耗の過程で、前記モータブラシ9を押圧する前記ねじりばね16も変形する。前記ブラシホルダ10に形成された前記凹部13bは、前記ねじりばね16の変形を許容する深さを有し、前記モータブラシ9の押圧動作を支障なく継続可能にする。
前記ガイド突片25は、前記モータブラシ9を戴置した前記ブラシ支持板24を、前記ブラシホルダ10内において左右方向へ位置ずれすることなく、安定保持する。このため、前記モータブラシ9は、前記ブラシホルダ10内の正規の位置に配置される。
前記モータブラシ9の前記ブラシホルダ10に対する挿入終了時には、前記ブラシ支持板24の前記係止片26を前記ブラシホルダ10の前記ブラシ支持板係止凹部14に係止する。
前記構成により、前記ブラシ支持板24は、前記ブラシホルダ10内において所定角度傾き、前記ブラシ支持板24上の前記モータブラシ9の先端が、図2に示すように前記整流子8の当接面に対し、つまり前記回転子軸3の中心線に対し所定角度および所定接触圧で接触する。なお、前記モータブラシ9としては、先端面が予め前記角度でカットされたものを予め用意して、使用することが必要である。
この結果、前記モータブラシ9の前記整流子8に対する接触面積が大きくなり、電流容量も大きくなり、モータの駆動トルクを、所定断面積の小形ブラシを使用するにも拘らず、増大させることができる。また、前記モータブラシ9を大型化しないため、モータ本体の外形が大きくならず、小型機器への搭載が容易になる等の利点が得られる。
図5は、本発明の他の実施形態による小型モータを示す斜視図であり、ここではモータ本体のエンドカバーを外して示してある。なお、図1に示したものと同一の構成部分には同一符号を付して、その重複する説明を省略する。
この実施形態では、前記支持筒21aを一体に有する前記取り付け部材21の下部に、取り付け板21bが延設されている。該取り付け板21bは、前記取り付けプレート11上に戴置され、これらを貫通するように前記取り付け板21bの上から挿入されたねじ31が、前記エンドカバー2にねじ込まれている。
そして、前記ねじ31は、前記モータブラシ9の後端に接続された前記導電ワイヤ18の他端(端子板)を、前記取り付け板21bとともに前記取り付けプレート11上に固定している。
一方、前記支持筒21aには、直流電力を導入する前記電源ワイヤ40に接続された前記丸型ファストン端子19が圧入可能になっている。該丸型ファストン端子19には前記電源ワイヤ40の先端が、これに被せられたインナー部材41を介して、図10に示すように圧入される。前記丸型ファストン端子19は、前記と同様にワイヤ通し孔20を持つ。しかし、この実施の形態では、前記ワイヤ通し孔20には前記導電ワイヤ18の他端を接続せずに、該導電ワイヤ18の他端を、図5に示すように、ねじ31によって前記取り付け部材21の取り付け板21bに接続している。したがって、直流電源の電圧が、前記丸型ファストン端子19、前記取り付け部材21、前記導電ワイヤ18を介して、それぞれモータブラシ9に供給される。また、該モータブラシ9に供給された電圧は、半円形の前記各整流子8に伝えられ、さらに回転子コイルに導かれる。
これにより、前記導電ワイヤ18の全長を、図6にも示すように、図1に示すものに比べて短くすることができる。従って、前記導電ワイヤ18が他の部品に電気的に干渉することを、未然に回避することができる。
また、前記ワイヤ通し孔20に、前記導電ワイヤ18を挿し込むという面倒な作業の必要がなくなり、また、前記丸型ファストン端子19の前記支持筒21a内への圧入操作が容易かつスムースになる。
前記回路基板7は、モータの駆動制御用回路(ICチップ)等の回路部品とともに、モータの駆動制御中に点灯する発光ダイオード(LED)32を備えている。この発光ダイオード32は、前記エンドカバー2上に被せられる、図示しないキャップに設けられた窓に臨む位置に設けられている。なお、この発光ダイオード32はモータの駆動制御状態を点滅、点灯などで表示することができる。
また、前記ブラシホルダ10は、図7に示すように、前記実施の形態と同様に、一対の立ち上がり片10aと、これらの立ち上がり片10aを繋ぐ天板部10bとからなり、前記各立ち上がり片10aの基部に前記取り付けプレート11が連設されている。前記各立ち上がり片10aの対向部位には、前記導電ワイヤ18の配線および前記ねじりばね16の移動を許容する凹部13a、13bがそれぞれ形成されている。
前記凹部13a、13b下方の立ち上がり片10aの対向部位には、さらに前記凹部13a、13bに比較して浅い前記ブラシ支持板係止凹部14が形成されている。そして、前記各立ち上がり片10a上であって、前記ブラシ支持板係止切欠14がある側とは反対側の部位には、係止孔33が穿設されている。該係止孔33は、前記ブラシ支持板24に設けられた前記ガイド突片25を係止保持するために設けられている。
前記ブラシ支持板24は、基本的に図3に示したものと同様の形状、サイズを持つが、これの前後各一箇所にばね板係止孔34が穿設されている。さらに、該ブラシ支持板24上には、表面が平らに潤滑処理された一枚の弾性板35が戴置されている。
前記弾性板35は両端に、該弾性板35より小形の係止片36を一体に有し、該係止片36が折曲されて前記ばね板係止孔34に挿入されている。なお、挿入された前記係止片36は、図8にも示すように、前記ブラシ支持板24の裏面側にも折り曲げられて、前記ばね板係止孔34からの抜けないように構成されている。なお、このとき、前記弾性板35は、僅か上方へ膨らむような形態となる。
前記ブラシ支持板24上に前記弾性板35を戴置することにより、該弾性板35が前記ブラシホルダ10内に挿入された前記モータブラシ9を、ガタつきなく安定に支持するとともに、前記ねじりばね16による前記モータブラシ9の前記整流子8方向への移動(滑動)をスムースにすることができる。
また、前記ブラシホルダ10に対する前記ブラシ支持板24の組み付け時に、該ブラシ支持板24に設けられた前記ガイド突片25が、前記ブラシホルダ10の前記係止孔33に嵌合される。その結果、前記ブラシホルダ10に対し前記ブラシ支持板24が抜け止めされて、安定的に保持される。
また、本実施形態では、前記モータブラシ9の後端面に、係止孔ではなく、水平溝37が設けられ、該水平溝37に前記ねじりばね16の前記他端が、図8にも示すように係止される。その結果、前記ねじりばね16の前記モータブラシ9後端面への係止操作を容易に行うことができる。
さらに、本実施形態では、前記モータケース1の円筒部1aおよび底部1bには、これらの一部の打ち抜きによって、図8および図9に示すような通気孔(吸排気孔)38が形成されている。該通気孔38は略三角形状をなし、前記円筒部1aの前記通気孔38を形成する前記モータケース1の一部が、該モータケース1の内部方向に、略斜めに押し出し加工された空気排気部38aとされている。したがって、前記モータケース1内で熱交換された暖気の排出が滑らかに行えるように構成している。
また、図9に示すように、前記モータケース1の底部1bの通気孔38を形成する前記モータケース1の一部が、該モータケース1の内部方向に切り起こされた傾斜片38bとされており、これにより外気の前記モータケース1内への導入を滑らかに行えるようにしている。また、前記モータケース1の底部1bは、これの外周部分から前記通気孔38に亘って連続するように押し出し加工されて、所定幅の外気吸入凹部38cが形成されている。
従って、前記モータケース1の底部1bでは、前記傾斜片38bおよび前記外気吸入凹部38cが、前記モータケース1内へ大量の外気をスムースに吸入可能にしている。この結果、前記モータケース1内の前記整流子8と前記モータブラシ9の接触部を含む熱発生部を効率的に空冷し、この空冷で熱交換された暖気を、前記モータケース1の円筒部1aの前記通気孔38から速やかに外部へ排出することができる。
以上のように、この実施の形態の小型モータによると、前記モータケース1の一端を塞ぐ前記エンドカバー2上に、前記整流子8に接触する前記モータブラシ9を保持する前記ブラシホルダ10を設け、前記モータブラシ9の軸線が前記回転子軸3の中心線に対して直角以外の所定角度で交わるように、前記ブラシホルダ10に保持された前記モータブラシ9を前記整流子8に当接させるようにしたことで、モータの外形を大きくすることなく、前記モータブラシ9を広い接触面積にて前記整流子8面に接触させることができ、また、該接触部の電流容量を増大することで、直流モータを高トルクで駆動することができる。
本発明の小型モータは、モータブラシをモータの回転子軸に直交する方向に設置する必要がなくなり、モータの外径を縮小化することができ、また、モータブラシを広い接触面積にて整流子面に接触させることができるため、この接触部の電流容量を大きくすることができ、直流モータを高トルクで駆動することができるという効果を有し、例えばラジコンに使用する小型モータ等に有用である。
1 モータケース
2 エンドカバー
3 回転子軸
5 軸受保持板
7 回路基板
8 整流子
9 モータブラシ
10 ブラシホルダ
14 ブラシ支持板係止切欠(ブラシ支持板保持部)
19 丸型ファストン端子
26 係止片
27 放熱フィン
32 発光ダイオード
35 スプリング部材
37 水平溝
38 吸排気孔
40 電源ワイヤ
2 エンドカバー
3 回転子軸
5 軸受保持板
7 回路基板
8 整流子
9 モータブラシ
10 ブラシホルダ
14 ブラシ支持板係止切欠(ブラシ支持板保持部)
19 丸型ファストン端子
26 係止片
27 放熱フィン
32 発光ダイオード
35 スプリング部材
37 水平溝
38 吸排気孔
40 電源ワイヤ
Claims (9)
- モータケースの一端を塞ぐエンドカバー上に、回転子軸の整流子に当接するモータブラシを保持するためのブラシホルダを備え、該ブラシホルダ内に保持された前記モータブラシの軸線が、前記回転子軸の中心線に対して直角以外の所定角度で交わるように、前記整流子に当接されていることを特徴とする小型モータ。
- 前記ブラシホルダには、前記モータブラシを戴置するブラシ支持板を傾斜状態で保持するブラシ支持板保持部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の小型モータ。
- 前記ブラシ支持板には、前記ブラシホルダ内への装着状態において該ブラシホルダの外部に露出する放熱フィンが突設されていることを特徴とする請求項2に記載の小型モータ。
- 前記ブラシ支持板保持部は、前記ブラシ支持板の端部側縁に突設された各一の係止片を支持する一対のブラシ支持板係止凹部であることを特徴とする請求項2に記載の小型モータ。
- 前記エンドカバー上には、前記回転子軸の軸受を保持する軸受保持板が取り付けられ、該軸受保持板上には、モータの駆動制御用回路およびモータの駆動制御を表示する発光ダイオードを搭載した回路基板が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の小型モータ。
- 前記モータケースの側壁および周壁には、該モータケース内に外気を取り込むとともに、該モータケース内の暖気を外部へ排出する通気孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の小型モータ。
- 前記ブラシホルダが金属製であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の小型モータ。
- 前記ブラシ支持板上には、前記ブラシを弾性支持するためのスプリング部材が設置されていることを特徴とする請求項2、3又は4に記載の小型モータ。
- 前記エンドカバー上には、支持筒を持つ取り付け部材が前記ブラシに接続された導電ワイヤ端とともにねじ固定され、前記支持筒には電源ワイヤ端に接続された電力供給用の丸型ファストン端子が圧入されていることを特徴とする請求項1に記載の小型モータ。
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